JP2016002682A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルター上の気泡を取り除く際の廃液量をより少なくする。【解決手段】インクジェットヘッド10であって、共通インク室16と連通して当該共通インク室内にインクを流入するためのインレット13aと、インレットと離間して配設され、共通インク室と連通して当該共通インク室内からインクを流出するための第1アウトレット13bと、前記共通インク室内のインク中の異物を除去するためのフィルターFと、を備え、フィルターは、インレット側から第1アウトレット側にかけて漸次高くなるように傾斜して共通インク室に配設されてなる。【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
従来、インク室から供給されるインクを複数のノズルから吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェット記録装置が知られている。
インクジェットヘッドとして、インクを貯留するインク室内にインク中の異物等を除去するためのフィルターが配設されたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、インクジェットヘッドにインクを案内するインク案内路にフィルターが配設された構造も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−67066号公報 特開平9−94978号公報
ところで、例えば、インクの初期導入時に気体が溶存していたり、インク吐出時のキャビテーション、インクに溶存する気体の加熱に伴う膨張、加熱を停止後のインクの体積減少に伴うノズル面からの気体の侵入等によって、インク中に気泡が残留してしまう場合がある。
そして、上記特許文献1、2等では、フィルター上に気泡が存すると、流路抵抗が増大してしまい、ノズルからのインクの不吐出等の不具合を生じさせる虞がある。フィルター上の気泡を除去するためには、インク室内を加圧するメンテナンスを行ってノズルから気泡を押し出さなければならず、廃液量が多くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、フィルター上の気泡を取り除く際の廃液量をより少なくすることができるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置の提供を課題とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
ノズルに供給されるインクを貯留するインク室と、
前記インク室と連通して当該インク室内にインクを流入するためのインク流入路と、
前記インク流入路と離間して配設され、前記インク室と連通して当該インク室内からインクを流出するためのインク流出路と、
前記インク室内のインク中の異物を除去するためのフィルターと、を備え、
前記フィルターは、前記インク流入路側から前記インク流出路側にかけて漸次高くなるように傾斜して前記インク室に配設されてなることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記フィルターは、前記インク室を前記インク流入路及び前記インク流出路と連通する領域とノズル側の領域とに仕切るように配設されてなることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インク流入路は、前記インク室へのインクの流入方向が前記フィルターの延在方向に対して斜めに交わるように配設されてなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インク室を形成するインク室形成部材を更に備え、
前記インク流入路及び前記インク流出路は、前記インク室形成部材の対向する二つの面側にそれぞれ位置するように配設されてなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インク室を形成するインク室形成部材を更に備え、
前記インク流入路及び前記インク流出路は、前記インク室形成部材の対向する二つの隅部側にそれぞれ位置するように配設されてなることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インク流出路は、前記インク室からのインクの流出方向が前記フィルターの延在方向に対して斜めに交わるように配設されてなることを特徴としている。
請求項7に記載の発明のインクジェット記録装置は、
請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェットヘッドを備え、
前記インク流入路を介して前記インク室内にインクを供給するとともに、前記インク室内のインクを前記インク流出路から排出することを特徴としている。
本発明によれば、フィルター上の気泡を取り除く際の廃液量をより少なくすることができる。
本発明を適用した一実施形態のインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置に備わるインクジェットヘッドの斜視図である。 図2のインクジェットヘッドの断面図である。 図2のインクジェットヘッドの底面図である。 図2のインクジェットヘッドに備わるヘッドチップの概略構成を示す部分断面図である。 図1のインクジェット記録装置の機能的構成を概略的に示すブロック図である。 図2のインクジェットヘッドの共通インク室内のインクの流れを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態のインクジェット記録装置100の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置100は、記録媒体Mを支持するプラテン1と、このプラテン1の前後に設けられ、記録媒体Mを搬送するための搬送ローラー2と、プラテン1の上方に設けられた所定数(例えば、4つ)のラインヘッド3、4、5、6とを備えている。
以下の説明では、記録媒体Mの搬送方向を前後方向(副走査方向Y)とし、当該前後方向に直交する一の方向を左右方向(主走査方向X)とし、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
ラインヘッド3、4、5、6は、それぞれ左右方向に延在する長尺な形状をなしている。また、ラインヘッド3、4、5、6は、搬送方向の上流側から下流側に所定間隔を空けて配設されている。
そして、インクジェット記録装置100は、プラテン1に支持された状態の記録媒体Mを搬送ローラー2の駆動により搬送方向に搬送し、このとき、ラインヘッド3、4、5、6からY,M,C,Kの各プロセスカラーのインクを記録媒体Mに向けて吐出するようになっている。
なお、各ラインヘッド3、4、5、6は、吐出するインクの色が異なる以外の点で略同様の構成をなし、これらのうちのラインヘッド3を代表として詳細に説明する。
ラインヘッド3には、例えば、所定数のインクジェットヘッド10が主走査方向Xに沿って千鳥状に配列されている。
以下に、インクジェットヘッド10について詳細に説明する。
図2は、インクジェットヘッド10の斜視図である。また、図3(a)は、図2のA−A線におけるインクジェットヘッド10の断面図であり、図3(b)は、図2のB−B線におけるインクジェットヘッド10の断面図である。また、図4は、インクジェットヘッド10の底面図である。
なお、図4にあっては、ヘッドチップ11及び保持板12の図示を省略している。また、フィルターFを模式的にタイル状のハッチングで表している。
図2に示すように、インクジェットヘッド10は、ヘッドチップ11と、このヘッドチップ11を保持する保持板12と、この保持板12の上側に取り付けられたインク室形成部材13と、このインク室形成部材13の前後両側に取り付けられた二つの緩衝用フィルム14、14と、インク室形成部材13に取り付けられた伝熱部材15とを備えている。
先ず、ヘッドチップ11について詳細に説明する。
図5は、ヘッドチップ11の概略構成を示す部分断面図であり、一個のノズル111aに係る構成要素のみを図示している。
ヘッドチップ11は、ノズル111aからインクを吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として機能する。具体的には、図5に示すように、ヘッドチップ11は、ノズル基板111、中間基板112、圧力室基板113、第一接着層114、配線層115及び第二接着層116が、この順で積層されて構成されている。
ノズル基板111は、シリコン製の基板であり、ヘッドチップ11の最下層に位置している。このノズル基板111には、複数のノズル111a、…が形成されている。
ノズル111aは、例えば、略マトリクス状となるようにノズル面に配列されている。
中間基板112は、ガラス製の基板であり、ノズル基板111の上面に積層され、接合されている。中間基板112には、ノズル基板111のノズル111aと連通する貫通孔112aが形成されている。
圧力室基板113は、圧力室層113aと振動板113bとから構成されている。
圧力室層113aは、シリコン製の基板であり、中間基板112の上面に積層され、接合されている。圧力室層113aには、ノズル111aから吐出されるインクに吐出圧力を付与する圧力室113cが、当該圧力室層113aを貫通するように形成されている。圧力室113cは、貫通孔112a及びノズル111aの上方に設けられ、これら貫通孔112a及びノズル111aと連通している。また、圧力室層113aには、圧力室113cと連通する連通孔113dが、当該圧力室層113aを貫通しつつ水平方向に延在するように形成されている。
振動板113bは、圧力室113cの開口を覆うように圧力室層113aの上面に積層され、接合されている。すなわち、振動板113bは、圧力室113cの上壁部を構成している。振動板113bの表面には、酸化膜が形成されている。また、振動板113bには、連通孔113dと連通する貫通孔113eが形成されている。
第一接着層114は、振動板113bの上面に積層されている。また、第一接着層114は、振動板113bと配線層115とを接着する感光性樹脂層であるとともに、その内部に空間部114aを形成する隔壁層となっている。空間部114aは、第一接着層114を貫通するように圧力室113cの上方に形成され、内部に圧電素子114bを収容している。
圧電素子114bは、圧力室113cと略同一の平面視形状に形成され、振動板113bを挟んで圧力室113cと対向する位置に設けられている。この圧電素子114bは、振動板113bを変形させるためのPZT(lead zirconium titanate)からなるアクチュエータである。また、圧電素子114bの下面に設けられた電極(図示略)が振動板113bに接続されている。
また、第一接着層114には、振動板113bの貫通孔113eと連通する貫通孔114cが、空間部114aとは独立して形成されている。
配線層115は、シリコン製の基板であるインターポーザー115aを備えている。インターポーザー115aの下面には、2層の酸化ケイ素の絶縁層115b、115cが被覆され、上面には、同じく酸化ケイ素の絶縁層115dが被覆されている。そして、インターポーザー115aの下方の2つの絶縁層115b、115cのうち、下側に位置する絶縁層115cが、第一接着層114の上面に積層され、接合されている。
インターポーザー115aを上下方向に貫通して貫通電極115eが配設されている。貫通電極115eの下端には、水平方向に延在する導電性基板115fの一端が接続されている。この導電性基板115fの他端には、圧電素子114bの上面の電極(図示略)に設けられたスタッドバンプ114dが、空間部114a内に露出した半田115gを介して接続されている。また、導電性基板115fは、インターポーザー115aの下方の2つの絶縁層115b、115cによって挟まれて保護されている。
また、インターポーザー115aには、第一接着層114の貫通孔114cと連通するインレット115hが、当該インターポーザー115aを上下方向に貫通するように形成されている。
第二接着層116は、配線層115の上面に配設された配線116aを覆いつつ、インターポーザー115aの絶縁層115dの上面に積層され、接合されている。この第二接着層116は、保持板12とヘッドチップ11とを接着する感光性樹脂層であるとともに、配線116aを保護する保護層となっている。配線116aは、水平方向に延在されて、一端が貫通電極115eの上端に接続されるとともに、他端が中継基板及びコネクタ基板を介して電装コネクタに接続されている。また、第二接着層116には、インレット115hと連通する貫通孔116bが形成されている。
また、ヘッドチップ11の連通孔113d、貫通孔113e、114c、116b及びインレット115hは、共通インク室16と圧力室113cとを連通する流路を構成するので、共通インク室16のインクはこの流路を介してノズル111aに供給される。
上記構成のヘッドチップ11は、保持板12の下面に取り付けられている(図4(a)参照)。具体的には、保持板12には、上下に貫通する開口12aが形成され、当該開口12aを介して共通インク室16と対向させるようにヘッドチップ11が取り付けられている。
また、保持板12の前後の側部には、フランジ12bが一体に形成され、このフランジ12bによりラインヘッド3の支持体(図示略)に固定されている。
また、保持板12の上側には、インク室形成部材13が配設されている。
インク室形成部材13は、下側及び前後両側が開口した箱状に形成され、二つの緩衝用フィルム14、14とともにインクを貯留する共通インク室16を構成している。
また、インク室形成部材13の内側には、共通インク室16をインクの導入側の領域A1とノズル111a側の領域A2とに仕切るようにフィルターFが配設されている(図3(a)等参照)。また、インク室形成部材13の上面には、共通インク室16のフィルターFにより仕切られるインクの導入側の領域A1と連通するインレット13a及び第1アウトレット13bが配設され、共通インク室16のフィルターFにより仕切られるノズル111a側の領域A2と連通する第2アウトレット13cが配設されている。
すなわち、フィルターFは、共通インク室16をインレット13a及び第1アウトレット13bと連通する領域(インク導入側の領域A1)とノズル111a側の領域A2とに仕切るように配設されている。
インレット13aは、共通インク室16内にインクを流入するためのインク流入路を形成し、例えば、インク室形成部材13の左側、且つ、前側の隅部に配設されている。
第1アウトレット13bは、共通インク室16内からインクを流出するためのインク流出路を形成し、例えば、インク室形成部材13の右側、且つ、前側の隅部に配設されている。
このように、インレット13a及び第1アウトレット13bは、インク室形成部材13の左右の対向する二つの面側にそれぞれ位置するように離間して配設されている。
第2アウトレット13cは、フィルターFを通過して、共通インク室16のフィルターFにより仕切られるノズル111a側の領域A2に存するインクを異物や気泡とともに排出するためのインク排出路を形成している。また、第2アウトレット13cは、例えば、インク室形成部材13の右側、且つ、前後方向中央部側に配設されている。また、第2アウトレット13cは、その下端開口c1がフィルターFと略等しい高さ位置となるように上下方向に長尺に形成され、下端開口c1が共通インク室16のノズル111a側の領域A2とフィルターFを介して連通している。
フィルターFは、例えば、ステンレス鋼が織り込まれた略矩形のシート状の部材であり、インク中の異物を除去するためのものである。
また、フィルターFは、インク室形成部材13の下部に設けられたフィルター配設部13eに配設されている。具体的には、インク室形成部材13の下部は、例えば、角筒状に形成され、その内周面に沿うように環状に形成された段差部がフィルター配設部13eを構成している(図4参照)。また、フィルター配設部13eと略等しい高さ位置となっている第2アウトレット13cの下端開口c1の縁部の内側(左側)部分もフィルター配設部13eを構成している。
フィルター配設部13eは、第2アウトレット13c側が相対的に高くされている。すなわち、フィルター配設部13eは、第2アウトレット13cが配設されていない左端側から第2アウトレット13cが配設されている右端側にかけて漸次高くなるように所定の角度傾斜して形成されている。
このフィルター配設部13eに所定の貼着方法(例えば、接着や熱溶着等)によりフィルターFが貼り付けられることで、フィルターFは、第2アウトレット13cが配設されていない左端側(インレット13a側)から第2アウトレット13cが配設されている右端側(第1アウトレット13b側)にかけて漸次高くなるように傾斜した状態で配設されている。
ここで、インレット13aは、上下方向に沿って延在するように配設されているため、インレット13aを介した共通インク室16へのインクの流入方向は、上下方向と略平行となり、フィルター配設部13eに配設されたフィルターFの延在方向に対して斜めに交わることとなる。
同様に、第1アウトレット13bは、上下方向に沿って延在するように配設されているため、第1アウトレット13bを介した共通インク室16からのインクの流出方向は、上下方向と略平行となり、フィルター配設部13eに配設されたフィルターFの延在方向に対して斜めに交わることとなる。
このように、フィルター配設部13eに配設されたフィルターFにより共通インク室16がインクの導入側の領域A1とノズル111a側の領域A2とに仕切られることで、共通インク室16のノズル111a側の領域A2は、第2アウトレット13cの下端開口c1と連接されている部分が相対的に高くされた形状をなしている。
具体的には、共通インク室16のノズル111a側の領域A2は、例えば、第2アウトレット13cの下端開口c1と連接された右端側が最も高くなり、第2アウトレット13cが配設されていない左端側に漸次低くなるように、すなわち、第2アウトレット13cが配設されていない左端側から第2アウトレット13cの下端開口c1と連接された右端側にかけて漸次高くなるように傾斜した形状をなしている。
緩衝用フィルム14は、共通インク室16内のインクの圧力変動を緩衝するための部材である。
具体的には、インク室形成部材13の前後両側に略矩形状の開口部13dがそれぞれ形成され、これら二つの開口部13d、13dの各々に緩衝用フィルム14がそれぞれ取り付けられている。
また、緩衝用フィルム14は、インク室形成部材13の各開口部13dに対応するように略矩形状を有し、インク室形成部材13の各開口部13dの縁部に所定の貼着方法(例えば、接着や熱溶着等)により貼り付けられている。また、緩衝用フィルム14は、例えば、所定の厚さ(例えば、0.1mm等)を有するステンレス製の部材である。そして、緩衝用フィルム14は、可撓性を有し、共通インク室16内のインクの圧力変動に応じて変形することで当該圧力変動を緩衝する。
なお、二つの緩衝用フィルム14、14は、略等しい形状に形成されているが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、互いに異なる形状であっても良い。
伝熱部材15は、ヒーター(熱発生手段)17からの発熱を共通インク室16内のインクに伝導するものである。具体的には、伝熱部材15は、本体部材151と、緩衝用フィルム14の変形を規制する前側規制部材152及び後側規制部材153とが組み合わされて構成されている。
本体部材151は、左右方向に対向して配置された左面部151a及び右面部151bと、左面部151a及び右面部151bを繋ぐ上面部151cとを有している。左面部151a及び右面部151bの内側(インク形成部材13側)の面には、通電により発熱するヒーター17が配設されている。
前側規制部材152は、前側の緩衝用フィルム14よりも高い剛性を有し、当該緩衝用フィルム14の変形を規制する規制部として機能する。具体的には、前側規制部材152は、メンテナンスの際に共通インク室16内に加えられる圧力(例えば、3〜4気圧程度)に耐える程度の剛性を有している。
また、前側規制部材152は、インク室形成部材13の左側の外面に接触するように取り付けられる左側取付面部152aと、この左側取付面部152aの前側の端部に連続し、前側の緩衝用フィルム14の変形を規制する前側規制面部152bとを具備している。
左側取付面部152aは、例えば、主として平板状をなし、当該左側取付面部152aの下端部が右側に屈曲することで左側屈曲部152cを形成している。
左側屈曲部152cは、左側取付面部152aの前側及び後側の端部の各々から右側に屈曲して形成され、インク室形成部材13の前側の外面及び後側の外面の下端部に取り付けられている。
前側規制面部152bは、例えば、平板状に形成され、左側取付面部152aの前側の端部から前側の緩衝用フィルム14側(右側)に突出するように左側取付面部152aに対して略直角に屈曲している。前側規制面部152bは、前側の緩衝用フィルム14の最も変形する部分(例えば、中心部)に対向するように配設されている。すなわち、前側規制面部152bの突出長(左右方向の長さ)は、少なくとも前側の緩衝用フィルム14の最も変形する部分に対向する位置を被覆する程度となっている。
また、前側規制面部152bは、前側の緩衝用フィルム14に対して所定間隔(例えば、0.2mm)を空けて配設されている。これにより、前側規制面部152bは、例えば、記録動作等の通常の動作状態にて前側の緩衝用フィルム14の変形を規制しないようになっており、当該緩衝用フィルム14は、共通インク室16内のインクの圧力変動に応じて変形することで当該圧力変動を緩衝する。
一方、インレット13aを介して共通インク室16にインクを流入させて当該共通インク室16内を加圧するメンテナンスの際に、前側の緩衝用フィルム14が外側(前側)に膨らむように変形すると、当該緩衝用フィルム14の外面が前側規制面部152bの内面と接触することで当該緩衝用フィルム14の変形が規制される。
同様に、後側規制部材153は、後側の緩衝用フィルム14よりも高い剛性を有し、当該緩衝用フィルム14の変形を規制する規制部として機能する。具体的には、後側規制部材153は、メンテナンスの際に共通インク室16内に加えられる圧力(例えば、3〜4気圧程度)に耐える程度の剛性を有している。
また、後側規制部材153は、インク室形成部材13の右側の外面に接触するように取り付けられる右側取付面部153aと、この右側取付面部153aの後側の端部に連続し、後側の緩衝用フィルム14の変形を規制する後側規制面部153bとを具備している。
右側取付面部153aは、例えば、主として平板状をなし、当該右側取付面部153aの下端部が左側に屈曲することで右側屈曲部153cを形成している。
右側屈曲部153cは、右側取付面部153aの前側及び後側の端部の各々から左側に屈曲して形成され、インク室形成部材13の前側の外面及び後側の外面の下端部に取り付けられている。
後側規制面部153bは、例えば、平板状に形成され、右側取付面部153aの後側の端部から後側の緩衝用フィルム14側(左側)に突出するように右側取付面部153aに対して略直角に屈曲している。後側規制面部153bは、後側の緩衝用フィルム14の最も変形する部分(例えば、中心部)に対向するように配設されている。すなわち、後側規制面部153bの突出長(左右方向の長さ)は、少なくとも後側の緩衝用フィルム14の最も変形する部分に対向する位置を被覆する程度となっている。
また、後側規制面部153bは、後側の緩衝用フィルム14に対して所定間隔(例えば、0.2mm)を空けて配設されている。これにより、後側規制面部153bは、例えば、記録動作等の通常の動作状態にて後側の緩衝用フィルム14の変形を規制しないようになっており、当該緩衝用フィルム14は、共通インク室16内のインクの圧力変動に応じて変形することで当該圧力変動を緩衝する。
一方、インレット13aを介して共通インク室16にインクを流入させて当該共通インク室16内を加圧するメンテナンスの際に、後側の緩衝用フィルム14が外側(後側)に膨らむように変形すると、当該緩衝用フィルム14の外面が後側規制面部153bの内面と接触することで当該緩衝用フィルム14の変形が規制される。
上記構成の伝熱部材15は、本体部材151が、前側規制部材152の左側取付面部152aの外面に左面部151aの内面を接触させるとともに、後側規制部材153の右側取付面部153aの外面に右面部151bの内面を接触させるように前側規制部材152及び後側規制部材153と組み合わされてインク室形成部材13に取り付けられている。
これにより、左面部151a及び右面部151bの内側のヒーター17によって前側規制部材152の左側取付面部152a及び後側規制部材153の右側取付面部153aが加熱されて、共通インク室16内のインクが加熱された状態となる。
図6は、インクジェット記録装置100の機能的構成を概略的に示すブロック図である。
図6に示すように、インクジェット記録装置100は、当該装置を構成する各部を制御する制御部20を備えている。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c等を備えて構成される。
ROM20cには、各種処理プログラムが記憶されており、CPU20aは、ROM20cに記憶されている各種プログラムを読み出してRAM20bに展開し、展開したプログラムに従ってインクジェット記録装置100の各部の動作を制御する。
具体的には、制御部20は、例えば、供給用ポンプ21a、排出用ポンプ21b、第1〜第3連通弁22a〜22c等の駆動を制御して、インクジェットヘッド10のメンテナンス、共通インク室16へのインクの供給、共通インク室16からのインクの排出等を制御する。
供給用ポンプ21a及び第1連通弁22aは、一端がインクタンク(図示略)と連通されるとともに他端がインクジェットヘッド10のインレット13aと連通された供給用インク流路(図示略)に設けられている。
供給用ポンプ21aは、例えば、一回転あたりの送液量が一定量の定量ポンプである。また、供給用ポンプ21aは、制御部20からの制御信号に応じて所定方向の回転数を変化させて、供給用インク流路を介した共通インク室16への送液量を変更する。
第1連通弁22aは、例えば、供給用インク流路の供給用ポンプ21aとインレット13aとの間に設けられている。また、第1連通弁22aは、制御部20からの制御信号に応じてバルブを変位させて供給用インク流路を遮断する状態と連通する状態とに切り換える。
なお、第1連通弁22aは、例えば、空気の圧力を調整してバルブを変位させるエアオペレートバルブ、電磁的にバルブを変位させる電磁弁等が適用可能であるが、これらに限定されるものではない。
そして、第1連通弁22aにより供給用インク流路を連通させた状態で、供給用ポンプ21aが駆動することで、インクタンク内のインクが供給用インク流路を通りインレット13aを介して共通インク室16内に供給される。
なお、共通インク室16への送液量の調整は、供給用ポンプ21aの回転数の制御に代えて、例えば、第1連通弁22aのバルブを開放状態と閉止状態とする時間の比率(デューティー)を変更することにより行っても良いし、これらの制御を組み合わせて行っても良い。
第2連通弁22bは、第1アウトレット13bと連通された第1排出用インク流路(図示略)に設けられている。
第2連通弁22bは、制御部20からの制御信号に応じてバルブを変位させて第1排出用インク流路を遮断する状態と連通する状態とに切り換える。そして、第2連通弁22bにより第1排出用インク流路を連通させた状態で、共通インク室16のインクの導入側の領域A1内のインクが異物や気泡等とともに第1アウトレット13bを介して第1排出用インク流路を通って排出される。
なお、第2連通弁22bの構成は、上記した以外の点で第1連通弁22aと略同様であり、その詳細な説明は省略する。
排出用ポンプ21b及び第3連通弁22cは、第2アウトレット13cと連通された第2排出用インク流路(図示略)に設けられている。
排出用ポンプ21bは、制御部20からの制御信号に応じて所定方向の回転数を変化させて、共通インク室16からの第2排出用インク流路を介した排液量を変更する。
なお、排出用ポンプ21bの構成は、上記した以外の点で供給用ポンプ21aと略同様であり、その詳細な説明は省略する。
第3連通弁22cは、例えば、第2排出用インク流路の第2アウトレット13cと排出用ポンプ21bとの間に設けられている。また、第3連通弁22cは、制御部20からの制御信号に応じてバルブを変位させて第2排出用インク流路を遮断する状態と連通する状態とに切り換える。
なお、第3連通弁22cの構成は、上記した以外の点で第1及び第2連通弁22a、22bと略同様であり、その詳細な説明は省略する。
そして、第3連通弁22cにより第2排出用インク流路を連通させた状態で、排出用ポンプ21bが駆動することで、共通インク室16のノズル111a側の領域A2内のインクが異物や気泡等とともに第2アウトレット13cを介して第2排出用インク流路を通って排出される。
なお、第1排出用インク流路や第2排出用インク流路のインクジェットヘッド10と反対側の端部は、例えば、図示は省略するが、廃液タンクに接続されていても良いし、インクタンク側にインクを循環させる機構に接続されていても良い。
また、上記した共通インク室16へインクを供給する機構や、共通インク室16からインクを排出する機構は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
次に、共通インク室16内のインクの流れについて、図7を参照して説明する。
図7は、共通インク室16内のインクの流れを説明するための図である。
以下に説明する、例えば、記録動作等の通常の動作状態では、第1連通弁22aにより供給用インク流路を連通させ、第2連通弁22bにより第1排出用インク流路を連通させた状態となっている。なお、第2排出用インク流路は、第3連通弁22cにより連通させた状態でも良いし、遮断した状態でも良い。
図7に示すように、供給用ポンプ21aが駆動することで、インクタンク内のインクが供給用インク流路を通りインレット13aを介して共通インク室16内に供給される。共通インク室16内に流入したインクのうち、フィルターFを通過して共通インク室16のノズル111a側の領域A2に移動しないインクは、第1アウトレット13bを介して第1排出用インク流路に排出される。このため、共通インク室16のインクの導入側の領域A1では、インレット13aから第1アウトレット13b側へとインクの流れが生じる。共通インク室16内のフィルターFは、第2アウトレット13c側が相対的に高くされているので、主としてフィルターFの上面側では当該フィルターFの傾きに沿う方向(例えば、図7中、矢印Aの向き)にインクが流動する。
このとき、フィルターF上に存する気泡は、流動するインクによりフィルターFの傾きに沿う方向(図7中、矢印Aの向き)の力を受ける。これにより、フィルターF上に存する気泡をフィルターFから乖離させ易くして、フィルターFから乖離した気泡は、その浮力及び共通インク室16のインクの導入側の領域A1でのインクの流れにより第1アウトレット13b側へと移動して、インクとともに第1アウトレット13cを介して第1排出用インク流路に排出される。
このように、インクジェットヘッド10は、例えば、記録動作等の通常の動作状態にて、インレット13aを介して共通インク室16内にインクを供給するとともに、共通インク室16内のインクを第1アウトレット13bから排出する。このとき、共通インク室16のインクの導入側の領域A1でのインクの流動により、フィルターF上に存する気泡は当該フィルターFから乖離する。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置100によれば、共通インク室16内のインク中の異物を除去するためのフィルターFを備え、このフィルターFは、インレット13a側から第1アウトレット13b側にかけて漸次高くなるように傾斜して共通インク室に配設されているので、共通インク室16におけるインレット13aから第1アウトレット13b側へのインクの流れによって、フィルターF上に存する気泡に対してフィルターFの傾きに沿う方向の力を加えて、フィルターF上に存するインクをフィルターFから乖離させ易くすることができる。具体的には、フィルターFは、共通インク室16をインレット13a及び第1アウトレット13bと連通する領域(インクの導入側の領域A1)とノズル111a側の領域A2とに仕切るように配設されているので、共通インク室16のインクの導入側の領域A1において、インレット13aから第1アウトレット13b側へのインクの流れが生じ、フィルターF上に存する気泡に対してフィルターFの傾きに沿う方向の力を加えることができる。
そして、フィルターFから乖離した気泡を第1アウトレット13bを介して適正に排出することができ、フィルターF上の気泡を取り除く際の廃液量をより少なくすることができる。特に、インレット13aを介して共通インク室16内にインクを供給するとともに、共通インク室16内のインクを第1アウトレット13bから排出するだけで良いことから、例えば、インクジェット記録装置100の稼働を停止した上で共通インク室16内を加圧するメンテナンス等を行わなくともフィルターF上の気泡を容易に取り除くことができる。
また、インレット13aは、共通インク室16へのインクの流入方向がフィルターFの延在方向に対して斜めに交わるように配設されているので、フィルターF上に存する気泡に対してフィルターFの傾きに沿う方向の力を適正に加えることができ、フィルターF上に存するインクをフィルターFからより好適に乖離させ易くすることができる。特に、インレット13a及び第1アウトレット13bは、インク室形成部材13の対向する二つの面側にそれぞれ位置するように配設されているので、インレット13aと第1アウトレット13bとの間隔を相対的に大きくすることで、共通インク室16のインクの導入側の領域A1にて、インレット13a側から第1アウトレット13b側へと好適にインクを流動させることができ、フィルターF上に存するインクをフィルターFからより好適に乖離させ易くすることができる。
さらに、第1アウトレット13bは、共通インク室16からのインクの流出方向がフィルターFの延在方向に対して斜めに交わるように配設されているので、フィルターFから乖離した気泡を第1アウトレット13b側に適正に移動させることができ、第1アウトレット13bを介して適正に排出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、インレット13a及び第1アウトレット13bを、インク室形成部材13の左右の対向する二つの面側にそれぞれ位置するように配設するようにしたが、これらインレット13a及び第1アウトレット13bの配置は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、インレット13a及び第1アウトレット13bは、インク室形成部材13の対向する二つの隅部側にそれぞれ位置するように配設されていても良い。これにより、インレット13aと第1アウトレット13bとの間隔を相対的に大きくすることで、共通インク室16のインクの導入側の領域A1にて、インレット13a側から第1アウトレット13b側へと好適にインクを流動させることができ、フィルターF上に存するインクをフィルターFからより好適に乖離させ易くすることができる。
また、上記実施形態にあっては、フィルターFよりも上側に、インレット13a及び第1アウトレット13bを配設する構成を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、インレット13aや第1アウトレット13bの配置は適宜任意に変更可能である。すなわち、共通インク室16がフィルターFにより第1の領域と第2の領域とに仕切られる構成において、インク流入路は第1の領域に設けられても良いし、第2の領域に設けられても良く、また、インク流出路は第1の領域に設けられても良いし、第2の領域に設けられても良い。
例えば、フィルターFの下側に、メンテナンス用のインク流入路やインク流出路を設けるようにしても良く、この場合であっても、インク流入路からインク流出路側へのインクの流れによってフィルターF上に存する気泡に対してフィルターFの傾きに沿う方向の力を加えて、フィルターF上に存するインクをフィルターFから乖離させ易くすることができる。
さらに、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態にあっては、共通インク室16のノズル111a側の領域A2のインクを排出するための第2アウトレット13cを具備するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、必ずしも第2アウトレット13cを具備する必要はない。
加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 インクジェット記録装置
10 インクジェットヘッド
11 ヘッドチップ
13 インク室形成部材
13a インレット(インク流入路)
13b 第1アウトレット(インク流出路)
16 共通インク室
A1 インクの導入側の領域
A2 ノズル側の領域
F フィルター

Claims (7)

  1. ノズルに供給されるインクを貯留するインク室と、
    前記インク室と連通して当該インク室内にインクを流入するためのインク流入路と、
    前記インク流入路と離間して配設され、前記インク室と連通して当該インク室内からインクを流出するためのインク流出路と、
    前記インク室内のインク中の異物を除去するためのフィルターと、を備え、
    前記フィルターは、前記インク流入路側から前記インク流出路側にかけて漸次高くなるように傾斜して前記インク室に配設されてなることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記フィルターは、前記インク室を前記インク流入路及び前記インク流出路と連通する領域とノズル側の領域とに仕切るように配設されてなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記インク流入路は、前記インク室へのインクの流入方向が前記フィルターの延在方向に対して斜めに交わるように配設されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記インク室を形成するインク室形成部材を更に備え、
    前記インク流入路及び前記インク流出路は、前記インク室形成部材の対向する二つの面側にそれぞれ位置するように配設されてなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記インク室を形成するインク室形成部材を更に備え、
    前記インク流入路及び前記インク流出路は、前記インク室形成部材の対向する二つの隅部側にそれぞれ位置するように配設されてなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記インク流出路は、前記インク室からのインクの流出方向が前記フィルターの延在方向に対して斜めに交わるように配設されてなることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェットヘッドを備え、
    前記インク流入路を介して前記インク室内にインクを供給するとともに、前記インク室内のインクを前記インク流出路から排出することを特徴とするインクジェット記録装置。
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