JP2015532119A - チューインガム製品及びその形成法 - Google Patents

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Abstract

チューインガム製品は、毛細管を含む押出本体部分を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程と、を含む方法によって形成される。この充填材は、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも80重量%である。充填材は、冷却時に結晶化して、歯応えの良い充填物を形成する。

Description

感覚的喜びを増加させるために、異なる成分で形成された菓子製品を製造することが望ましい。多数の既存の菓子製品は、異なる成分で形成された多領域を有する。例えば、多層菓子製品は、上下に積層された異なる菓子成分の多数の層を含んでよい。コア(つまり、中心充填)菓子成分と、コア成分を囲むシェル菓子成分と、を含む、中心充填菓子組成物も既知である。ある菓子成分の上に別の菓子成分のコーティングを含む、コーティングされた菓子組成物も既知である。異なる成分の存在は、消費者に様々な風味及び食感を提供することにより感覚的喜びを増加させる。
国際公開第2007/056685 A2号(Fornaguera)は、ロープ材料がチューインガム材料であってよい、複数の中心充填ロープを製造するための方法及び装置を開示する。このロープは、続いて分離され、圧着されて、中心充填材量が各片内に封じ込められる個々の片を形成する。国際公開第2010/034977 A1号(Vamanら)は、内部に配置された複数の毛細管を有する、押出本体部分の形態のチューインガム材料を含む、チューインガム製品を開示する。複数の充填された毛細管を含むチューインガム製品を作製する場合、多数の課題に直面する。例えば、充填材は80℃以下の温度で付加されて、押出チューインガム材料に適合する必要がある。毛細管充填材はまた、付加プロセス中のポンピングのために十分に低い粘度を有するべきであるが、押出菓子が切断されて、毛細管の開放端部を曝すときに漏出を防ぐために十分に高い粘度を有するべきである。漏出を回避する1つの方法は、カルボキシメチルセルロース又はペクチンなどの増粘剤を充填材に組み込むことである。しかし、それに伴う充填材の粘度の増加は、毛細管の充填に必要な小径オリフィスを通じた充填材の付加を妨げ得る。歯応えの良い充填材を有するチューインガム製品が所望される場合、結晶化充填材が有用であるが、増粘剤が充填材結晶化の速度及び程度に干渉し得る。結果的に、チューインガム材料内の毛細管に容易に付加されるが、歯応えの良い材料へと硬化し、切断及びパッケージ中の漏出を回避する材料で充填された毛細管を有するチューインガム製品に対する必要性が残る。
国際公開第2007/056685号 国際公開第2010/034977号
ある実施形態は、チューインガム製品の形成方法であり、この方法は、押出本体部分及び押出本体部分に配置された複数の毛細管を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程と、を含み、充填材は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも80重量%である。
別の実施形態は、この方法によって調製されたチューインガム製品である。
別の実施形態は、チューインガム材料を含む押出本体部分と、押出本体部分に配置された複数の毛細管であって、少なくとも1つの毛細管は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む充填材を含む、複数の毛細血管と、を含む、チューインガム製品であって、ソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも80重量%である。
以下の図面では、同様の要素は同じように番号が付される。
チューインガム製品の様々な実施例の調製に使用される装置を図示する概略図である。 様々なチューインガム製品を調製するための図1の装置と共に使用される押出ダイアセンブリを図示する概略図である。 様々なチューインガム製品の調製に使用される微小毛細管ダイの概略図である。 チューインガム材料と、充填材で充填された3つの毛細管と、を含む押出本体部分を有する、本明細書に記載のチューインガム製品のある実施形態の斜視図を示す。
本発明者らは、充填材が、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計が少なくとも80重量%である場合、充填された毛細管を有するチューインガム製品は容易に形成されるが、切断及びパッケージ中の漏出を回避し、歯応えの良い材料へと硬化すると断定した。
ある実施形態はチューインガム製品の形成方法であり、この方法は、押出本体部分及び押出本体部分に配置された複数の毛細管を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程と、を含み、充填材は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも80重量%である。
充填材は、主にソルビトール及びキシリトールからなる。具体的には、ソルビトール及びキシリトールの集合体は、充填材の少なくとも80重量%を構成する。ソルビトール及びキシリトールの総量は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、又は少なくとも95重量%であってよい。
充填材中のソルビトール対キシリトールの重量比は、約20:80〜約80:20であってよい。いくつかの実施形態では、充填材は、約20:80〜約50:50、具体的には約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含む。他の実施形態では、充填材は、約60:40〜約80:20、具体的には約70:30〜約80:20の重量比でソルビトール及びキシリトールを含む。
充填材は、部分的に、ソルビトール及びキシリトールの混合物を融解させて均質の液体(融解)混合物を形成することにより調製されてよい。あるいは、ソルビトール及びキシリトールは、単独で融解され、次いで組み合わされて均質混合物を形成してよい。水又は別の溶媒を使用して、ソルビトール/キシリトール混合物の液化を促進することは可能であるが、かかる溶媒の使用は、後続の溶媒除去工程の必要性を排除するために、好ましくは回避される。更に、相当量の溶媒の存在は、後続の充填材の結晶化を妨げ得る。いくつかの実施形態では、充填材は、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水、具体的には4重量%以下の水を含む。当然のことながら、この文脈において、「水」は、充填材に意図的に添加される水だけではなく、すべての形態の水を含む。例えば、ソルビトール及び/又はキシリトール中の不純物として存在する水が含まれる。周囲条件下におけるソルビトール及びキシリトールの平衡水分量のために、数重量%を大幅に下回る含水量を維持することは困難であり得る。いくつかの実施形態では、この方法は、前述の少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程の前に、充填材を形成する工程を含む。これらの実施形態では、充填材を形成する工程は、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、をブレンドする工程を含む。
充填材の1つの利益は、増粘剤の必要がないことである。具体的には、後続の分離工程中の漏出を低減するか、排除するために十分に充填材を硬化するには、充填された押出本体を穏やかに短期間冷却することだけが必要である。したがって、充填材中での増粘剤の使用を低減するか、排除することが可能である。例えば、充填材は、充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤、具体的には0.05重量%以下の増粘剤、より具体的には0.01重量%以下の増粘剤を含んでよい。いくつかの実施形態では、充填材は増粘剤を含まない。低減されるか、排除されるべき増粘剤としては、例えば、ペクチン、アラビアゴム、アカシアガム、アルギン酸塩、寒天、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガカントガム、カラヤゴム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、ファーセレラン、ガティガム、タマリン、細菌由来のガム、デンプン、セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛細管への付加中の充填材は、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体(融解)ソルビトール及びキシリトールと、を含む。ソルビトール及びキシリトールの混合物に関連する、低減された融点から利益を得るためには、液体は、必ずソルビトール及びキシリトールの両方を含むことに留意されたい。結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの結晶化を促進する、つまり「種晶を入れる」。存在する場合、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの量は、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%であってよい。この範囲内において、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの量は、約2〜約18重量%、具体的には約4〜約16重量%、より具体的には約5〜約15重量%であってよい。結晶ソルビトール及び/又はキシリトールが充填材に含まれる場合、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの量は、充填材の総重量に基づいて、約80〜約99重量%であってよい。この範囲内において、液体(融解)ソルビトール及び/又はキシリトールの量は、約82〜約98重量%、具体的には約84〜約96重量%、より具体的には約85〜約95重量%であってよい。
結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、結晶ソルビトール、結晶キシリトール、共結晶ソルビトール/キシリトールブレンド、又は前述の少なくとも2つの組み合わせであってよい。結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの組成物は、純粋ソルビトール〜純粋キシリトールの範囲であって、任意の重量比のソルビトール/キシリトールブレンドを包含してよい。いくつかの実施形態では、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの総重量に基づいて、約10〜約90重量%の結晶ソルビトールと、約10〜約90重量%の結晶キシリトールと、を含む。いくつかの実施形態では、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%の結晶ソルビトールと、約60〜約80重量%の結晶キシリトールと、を含む。他の実施形態では、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、約70〜約80重量%の結晶ソルビトールと、約20〜約30重量%の結晶キシリトールと、を含む。上述したように、結晶ソルビトール及び結晶キシリトールの指定量は、共結晶化したソルビトール及びキシリトールからの寄与分を含んでよい。結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの粒径は、充填材が付加される毛細管の直径よりも小さい限り、重要ではない。いくつかの実施形態では、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、約25〜約500マイクロメートル、具体的には約35〜約400マイクロメートル、より具体的には約50〜約300マイクロメートルの平均粒径を有する。平均粒径は、当業者により測定されてよい。好適な粒径測定法としては、例えば、ふるい分け、顕微鏡分析、及び動的光散乱が挙げられる。いくつかの実施形態では、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールは、10ナンバー%(number percent)未満、具体的には5ナンバー%未満の、25マイクロメートル未満の粒径を有する粒子と、10ナンバー%未満、具体的には5ナンバー%未満の、500マイクロメートル超の粒径を有する粒子と、を含む。
充填材は少なくとも1つの毛細管に付加されて、充填された押出本体を形成する。この文脈において、語「付加される」は、充填材のポンピング、充填材の押出し、及び少なくとも1つの毛細管に充填材を押し込む他の手段を含む。毛細管に付加される時点において、充填材は、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールを含む。液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの組成物は、任意の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの組成物を構成する、約20〜約80重量%のソルビトール及び約20〜約80重量%のキシリトールの充填材組成物を提供する任意の組成物であって、ソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも80重量%である。いくつかの実施形態では、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールは、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む。いくつかの実施形態では、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールは、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%のソルビトールと、約60〜約80重量%のキシリトールと、を含む。いくつかの実施形態では、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールは、液体(融解)ソルビトール及びキシリトールの総重量に基づいて、約70〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約30重量%のキシリトールと、を含む。
ソルビトール及びキシリトールに加えて、充填材は、任意選択で、最大20重量%の他の成分を更に含む。かかる追加成分としては、例えば、キシリトール及びソルビトール以外の甘味料(高甘味度甘味料など)、甘味調節剤及び増強剤、着香剤、風味調節剤又は増強剤、芳香剤、冷感剤、温感剤、刺感剤、着色剤(染料及び顔料など)、口臭消臭剤、口腔ケア剤、喉ケア剤、薬剤、口内湿潤剤、保湿剤、酸味料、緩衝剤、酸化防止剤、防腐剤、及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの追加成分については、以下に詳述する。いくつかの実施形態では、かかる菓子添加剤は、充填材の総重量に基づいて、10重量%以下、具体的には5重量%以下の量で使用される。いくつかの実施形態では、充填材は菓子添加剤を含まない。いくつかの実施形態では、充填材は、充填材の総重量に基づいて、0.05〜約10重量%、具体的には約0.1〜約5重量%、より具体的には約0.2〜約2重量%、更により具体的には約0.3〜約1重量%の量の1種類以上の着香剤を含む。いくつかの実施形態では、充填材は、キシリトール、ソルビトール、及び任意選択で、1種類以上の着香剤及び/又は着色剤からなる。いくつかの実施形態では、充填材は、キシリトール及びソルビトールからなる。
充填材の1つの利益は、充填材の調製に使用される別個のソルビトール成分及びキシリトール成分のより高い融点特性に対して、低温で毛細管に付加できることである。充填材の付加温度は、チューインガム材料の同時押出及び毛細管への充填材の付加に適合する。例えば、充填材は、約60〜約80℃、具体的には約65〜約75℃、より具体的には約70〜約75℃の温度で毛細管に付加されてよい。チューインガム材料は、約30〜約50℃、具体的には約35〜約45℃の温度で押出されてよい。
いくつかの実施形態では、押出温度(例えば、ダイにおける温度)でのガム材料の粘度は、付加温度(例えば、ダイにおける温度)での充填材よりも大きい。
充填材の別の利益は、冷却時に迅速に硬化することである。上述のように、後続の分離工程及び任意の包装工程中の漏出を低減するか、排除するために十分に充填材を硬化するには、充填された押出本体を穏やかに短期間冷却することだけが必要である。例えば、充填された押出本体は、約−10〜約10℃の温度で約60〜約300秒にわたって空冷されてよい。
その形成後、充填された押出本体は、例えば、伸張又は成形、例えば、折り畳みによって、更に所定の大きさにされてよい。
チューインガム製品は、チューインガム材料の同時押出及び少なくとも1つの毛細管への充填材の付加によって調製されてよい。押出装置は、例えば、Davis−Standardシングルスクリュー押出機(スクリュー径は19ミリメートル、スクリューの長さ対直径比は24:1)を使用してよい。いくつかの実施形態では、押出機は複数の温度帯域を有する。特定の実施形態では、押出機は、4つの異なる温度帯域(図1にT1〜T4と示す)を有し、各温度帯域は、バンドヒータに接続された、比例積分微分コントローラを使用して独立して制御され得る。3本のニードルからなるエントレインメントアレイを含む押出ダイは、押出機のエンドプレートに接続される。押出ダイから出る押出物の急速冷却に使用される2つの対向するエアジェットは、ダイ出口の上下に配置される。これらのジェットは、弁を介して7×10ニュートン毎平方メートルで圧縮空気ラインに接続される。押出ラインの全体的なレイアウトを示す概略図が図1に示され、毛細管ダイの概略図が図2に示される。
図1を参照すると、実施例において使用される押出装置10の概略図が示される。この装置は、押出スクリュー14に回転可能に結合された電動モータ12を含む。スクリュー14は、ホッパー16によって一端で供給され、他端は、押出物出口20を有する押出ダイ18に結合される。急冷ジェット22は、押出材23を冷却するようにダイ出口20の方に向けられ、これらのジェットは圧縮空気24を使用して供給される。所望に応じて、ホッパー16がスクリュー14に結合される装置の領域は、冷却供給26によって冷却され得る。スクリュー14は、3つのバレル温度帯域(T1〜T3で示す)を有するバレル28で囲まれており、各帯域の温度は、他の帯域から独立して制御され得る。バレル28は、供給管29によってダイ18に接続されており、この供給管は、制御可能な温度帯域T4を有する。使用する際、ホッパー16はチューインガム材料30で充填され、この材料は、流動形態を維持するように加熱され得る。チューインガム材料がスクリュー14に入る前に、材料が適切な温度でスクリュー押出機に入るようにするために、材料は冷却供給26によって冷却されてよい。スクリューが回転するとき、液体材料がバレル28の内側でスクリュー14に沿って引き出され、帯域T1〜T3の温度はそれに応じて調整される。次いで、材料は供給管29を通過し、ダイ18に入る前に、(必要に応じて)温度制御T4によって温度が再調整される。
図2を参照すると、様々なチューインガム製品を調製するために図1の装置と共に使用される押出ダイアセンブリの概略図である。リザーバ50は充填材を保持する。リザーバ50は加熱されて、充填材が液体状態を維持できるように適切な温度で維持される。リザーバ50は、液体流を制御するための遮断弁54を有する導管52に接続される。導管52は、導管内の移動中に液体が液体状態を保つように、導管の温度を維持するトレース熱管56で覆われる。導管52は、多数のニードルを有するダイ18の入口に接続され、チューイングガム材料が押出されると、ニードルの周囲に形成された毛細管は、充填材で同時に充填され得る。
図3は、ダイ18をより詳細に示す。具体的には、この図は、金属製ダイ18が、一端部に、充填材をニードル60にポンピングするための入口チャネル64と流体連通している空洞62に結合される、複数のニードル60を有することを示す。チューインガム材料の押出中、押出物が充填材で充填された多数の毛細管を含むように、ニードルを通して充填材が付加される(例えば、ポンピングされるか、押出される)。もう一度図1を参照すると、押出物23は、ダイ18から解放されると、急冷ジェット22によって冷却される。
チューインガム材料及び充填材は、押出されたガム材料がチューインガム製品の大部分であり、充填材がチューインガム製品の小部分であるような比率で通常使用される。例えば、チューインガム製品は、チューインガム製品の総重量に基づいて、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含んでよい。約60〜約90重量%の範囲内では、チューインガム材料の量は、約70〜約85重量%、具体的には約75〜約85重量%であってよい。約10〜約40重量%の範囲内では、充填材の量は、約15〜約30重量%、具体的には約15〜約25重量%であってよい。
充填材の別の利益は、チューインガム製品を消費するときに心地良い歯応えを提供することである。特定の動作原理に束縛されるものではないが、本発明者らは、数秒間で達成され得る冷却を使用し、数分、数時間、又は数日の規模で熟成させることによって充填材を結晶化させたときに形成される結晶によってもたらされると考える。充填材の結晶化は、冷却を伴う初期硬化後も続行し得ることに留意されたい。いくつかの実施形態では、結晶化した充填材は、少なくとも20マイクロメートル、具体的には20〜約2,000マイクロメートル、より具体的には約25〜約1,000マイクロメートル、更により具体的には約25〜約250マイクロメートル、更により具体的には約50〜約200マイクロメートルの少なくとも1つの寸法を有する結晶を含む。
方法は、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程を含む。本明細書で使用される用語「分離」は、切断、スライス、裂開、及び充填された押出本体をチューインガム片に分割する他の手段を含む。いくつかの実施形態では、チューインガム片は、約20〜約50ミリメートルの長さ、約6〜約20ミリメートルの幅、及び約2〜約8ミリメートルの厚さを有する矩形プリズムの形状に近い。方法は、任意選択で、チューインガム製品を包装する工程を更に含んでよい。図4は、矩形断面を備える押出本体201を有する、矩形プリズムのチューインガム製品200を示す。押出本体201内には、充填材で充填された複数(この場合は3つ)の毛細管202、203、及び204がある。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの毛細管が異なる充填材を含有する。充填材は、その組成物の少なくとも1つの側面、例えば、そのソルビトール量、キシリトール量、色、又は着香料において異なる。かかる実施形態では、異なる充填材は、図2に示される種類の異なる押出ダイアセンブリを介して送達される。
チューインガム製品の形成方法の非常に具体的な実施形態では、充填材は、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、充填材は、充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、充填材は、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含み、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも90重量%であり、少なくとも1つ毛細管に充填材を付加する工程は、約60〜約80℃の温度で充填材を付加することを含み、チューインガム製品は、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛細管への付加中の充填材は、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む。
別の実施形態はチューインガム製品の形成方法であり、この方法は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む充填材を形成する工程であって、ソルビトール及びキシリトールの合計は少なくとも80重量%であり、充填材は、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、工程と、押出本体部分及び押出本体部分に配置された複数の毛細管を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程と、を含む。
本発明は、上述の方法の変更例のいずれかによって調製されたチューインガム製品を含む。
別の実施形態は、チューインガム材料を含む押出本体部分と、押出本体部分に配置された複数の毛細管であって、少なくとも1つの毛細管は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む充填材を含む、複数の毛細血管と、を含むチューインガム製品であって、ソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも80重量%である。
方法の文脈において上述した組成物の変更例は、チューインガム製品にも適用される。例えば、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、又は少なくとも95重量%であってよい。別の実施例として、充填材は、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水、具体的には4重量%以下の水を含んでよい。別の実施例として、充填材は、充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤、具体的には0.05重量%以下の増粘剤、より具体的には0.01重量%以下の増粘剤を含んでよい。または、充填材は増粘剤を含まなくてよい。別の例として、充填材は、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含んでよい。別の例として、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも90重量%であってよい。別の例として、チューインガム製品は、約60〜約90重量%、具体的には約70〜約85重量%、より具体的には約75〜約85重量%の量のチューインガム材料を含んでよく、チューインガム製品の総重量に基づいて、約10〜約40重量%、具体的には約15〜約30重量%、より具体的には、約15〜約25重量%の量の充填材を含んでよい。
充填材は、任意選択でグリセロール、プロピレングリコール、又はこれらの組み合わせを更に含んでよい。これらの他の作用が合わさって、これらの化合物は、充填材の融点を低下させ得る。いくつかの実施形態では、グリセロールが単独で使用される。存在する場合、グリセロール、プロピレングリコール、又はこれらの組み合わせは、充填材の総重量に基づいて、約0.5〜10重量%、具体的には約1〜約5重量%の量で使用されてよい。いくつかの実施形態では、充填材は、グリセロール及びプロピレングリコールを含まない。
チューインガム製品の形成方法の非常に具体的な実施形態では、充填材は、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、充填材は、充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、充填材は、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含み、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも90重量%であり、チューインガム製品は、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む。
いくつかの実施形態では、チューインガム製品は、第1の充填材(上述の実施形態に記載された「充填材」)を含む第1の毛細管と、第1の充填材とは異なる第2の充填材を含む第2の毛細管と、を含む。充填材は、その組成物の少なくとも1つの側面、例えば、そのソルビトール量、キシリトール量、色、又は着香料において異なる。
チューインガム製品の調製に使用されるチューインガム材料に対する特定の制約はない。本明細書で使用される用語「ガム」、「チューインガム」、及び「風船ガム」は同一の意味で使用され、任意のガム組成物を含むことを意味する。チューインガム材料は、通常、非水溶性ガムベース、甘味料、香料、及び特定の放出特性をもたらすように調整された、様々な追加成分を含む。
チューインガム製品は、コーティングされていても、コーティングされていなくてもよく、押出されて、必要に応じて分離される、及び/又は、厚板、棒、ペレット、ボールなどの形状に成形されてよい。いくつかの実施形態では、チューインガム製品は透明コーティングを含んで、充填された毛細管の視認性を促進する。様々な形態のチューインガム材料は、成分の種類及び量に関して異なってよい。例えば、コーティングされたガム組成物は、より低い百分率の軟化剤を含有してよい。ペレット及びボールは、砂糖溶液又は無糖溶液のいずれかでコーティングされた、小さいチューインガムコアを有して、硬いシェルを作り出してよい。厚板及び棒は、通常は、チューインガムコアよりも食感が柔らかいように配合される。場合によっては、ヒドロキシ脂肪酸塩又は他の界面活性物質は、ガムベースに対する軟化作用を有してよい。界面活性物質がガムベースに対して有し得る、任意の起こり得る、望ましくない軟化作用に合わせて調整するために、通常よりも硬い食感を有する厚板又は棒状ガムを処方する(すなわち、通常使用されるよりも少量の従来の軟化剤を使用する)ことが有益であり得る。
チューインガム材料は、ガムベース、バルク甘味料、高甘味度甘味料、風味剤、着色剤、感覚剤(冷感剤、温感剤、及び刺感剤など)、任意の他の任意添加剤(喉鎮静剤、スパイス、歯白色化剤、呼気清涼化剤、ビタミン、鉱質、カフェイン、薬剤(例えば、薬物、ハーブ、及び栄養補給剤)、オーラルケア製品、及びこれらの組み合わせなど)を含んでよい。
概して、チューインガム材料は、非水溶性ガムベース部と、水溶性バルク部と、を含む。ガムベースは、所望のガムベースの種類、所望のガムの稠度、及び最終チューインガム製品を製造するための組成物に使用される他の成分など様々な要因に応じて、大幅に異なる。ガムベースは、当該技術分野において既知の任意の非水溶性ガムベースであってよく、チューインガム及び風船ガムに使用されるガムベースを含む。ガムベース中の好適なポリマーの例示の実施例としては、天然及び合成エラストマー及びゴムの両方が挙げられる。例えば、天然エラストマー及びゴムとしては、スモークラテックス、液体ラテックス、及びグアユールなど植物由来の物質、ジェルトン、レチカスピ(lechi caspi)、ペリーロ(perillo)、ソルバ、マッサランドババラタ、マッサランドバチョコレート、ニスペロ(nispero)、ロシディンハ、クラウンガム、チクル、グッタペルカ、グッタカチュウ(gutta kataiu)、グッタカイ(gutta kay)、ニガーグッタ、ツヌー、チルテ、チクブル(chiquibul)、グッタハンカン、及びこれらの組み合わせなど天然ゴムが挙げられる。
合成エラストマーとしては、高分子量エラストマー及び低分子量エラストマーが挙げられる。有用な高分子量エラストマーとしては、ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。有用な低分子量エラストマーとしては、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好適なガムベースとしてはまた、ポリ(酢酸ビニル)、ポリエチレンなどビニルポリマーエラストマー、酢酸ビニル及びラウリン酸ビニルのコポリマー、酢酸ビニル及びビニルステアレートのコポリマー、エチレン及び酢酸ビニルのコポリマーなどビニルコポリマーエラストマー、ポリ(ビニルアルコール)、及びこれらの組み合わせが挙げられてよい。いくつかの実施形態では、ビニルポリマーは、約3,000〜約94,000グラム/モルの数平均分子量を有する。ポリ(ビニルアルコール)及びポリ(酢酸ビニル)などビニルポリマーは、約8,000〜約65,000グラム/モルの数平均分子量を有してよい。更に、上述の高分子量、低分子量、天然、及び合成エラストマー及びゴムの任意の組み合わせは、ガムベースとして使用されてよい。
使用されるガムベースの量は、使用されるガムベースの種類、消費中のチューインガム製品の所望の稠度、及びチューインガム材料に使用される他の成分など様々な要因に応じて異なり得る。概して、ガムベースは、全チューインガム材料の約5〜約94重量%の量で存在してよい。いくつかの実施形態では、ガムベースの量は、チューインガム材料の総重量に基づいて、約15〜約45重量%、具体的には約15〜約40重量%、より具体的には約25〜約40重量%である。
非水溶性ガムベース部は、エラストマー可塑剤、食感改質剤、ろう、軟化剤、充填剤、並びに着色剤及び酸化防止剤など他の任意成分の任意の組み合わせを更に含有してよい。エラストマー可塑剤は、一般に、樹脂、樹脂状化合物、エラストマー溶媒、又はロジンとも称される。ガムベースに含まれ得る添加剤としては、可塑剤、及び様々な望ましい食感及び稠度特性をもたらす有効量で使用される、ろう又は軟化剤が挙げられる。これらの成分は低分子量であるため、食感改質剤は、エラストマーに浸透して、ガムベースをより可塑性かつ低粘性にすることができる。
ガムベース材料は、エラストマーベース成分の軟化を促進する、従来のエラストマー可塑剤、例えば、α−ピネン、β−ピネン、及び/又はd−リモネンから得られたポリマーなど穿孔樹脂;水素添加、二重化、若しくは重合化ロジン、及びこれらの組み合わせなどロジン又は変性ロジン及びガムのメチル、グリセロール、又はペンタエリスリトールエステル;部分水素添加ウッドロジン又はガムロジンのペンタエリスリトールエステル;ウッドロジン又はガムロジンのペンタエリスリトールエステル;ウッドロジンのグリセロール;部分二量化ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル;重合化ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル;トール油ロジンのグリセロールエステル;ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル;部分水素添加ウッドロジン又はガムロジン;ウッド又はロジンの部分水素添加メチルエステルなどを含有してよい。前述のエラストマー可塑剤の任意の組み合わせを使用して、エラストマーベース成分を軟化させるか、その粘着度を調整できる。存在する場合、エラストマー可塑剤は、ガムベースの約5〜約75重量%、具体的にはガムベースの約45〜約70重量%の量で使用され得る。
好適な軟化剤としては、ラノリン、パルミチン酸及びオレイン酸及びステアリン酸など脂肪酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、レシチン、ジアセチン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。他の好適な軟化剤としては、ろうが挙げられる。ろう、例えば、天然及び合成ろう、水素添加植物油、石油ろう(ポリウレタンろうなど)、ポリエチレンろう、パラフィンろう、微結晶ろう、脂肪ろう、モノステアリン酸ソルビタン、タロー、カカオバター、及びこれらの組み合わせはまた、様々な所望の食感及び稠度特性を得るために、ガム基剤に組み込むことができる。
いくつかの実施形態では、チューインガム材料は食感改質剤を含有する。かかる食感改質剤としては、例えば、ポリ(酢酸ビニル)、脂肪、ブチルゴム、タルク、珪素、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、チューインガム材料は、ガムベース軟化剤を含有する。軟化剤としては、例えば、ラノリン、パルミチン酸及びオレイン酸及びステアリン酸など脂肪酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、レシチン、ジアセチン、ろう、及びこれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、軟化剤は、ガムベースの最大約30重量%、具体的にはガムベースの約0.2〜約20重量%の量で存在する。
ろうがガムベース中に存在する場合、ろうは、エラストマーを軟化し、ガムベースの弾性を改善する。使用されるろうは、約60℃未満、好ましくは約45℃〜約55℃の融点を有してよい。低融解ろうは、パラフィンろうであり得る。存在する場合、ろうは、ガムベースの重量に基づいて、約6〜約10重量%、具体的には約7〜約9.5重量%の量でガムベースに使用されてよい。
低融点ろうに加えて、高融点を有するろうは、ガムベースの総重量に基づいて最大約5重量%の量で、ガムベースに使用されてよい。かかる高融点ろうとしては、みつろう、植物ろう、コメヌカろう、キャンデリラろう、カルナバろう、ポリエチレンろう、微結晶ろう、ほとんどの石油ろう、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
ガムベースは、充填剤及び食感剤として働き得る鉱質補助剤などの有効な量の増量剤を含むことができる。バルク剤の例としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、アルミニウムケイ酸塩、タルク、リン酸三カルシウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。使用時のバルク剤の量は、ガムベースの総重量に基づいて、約15〜約40重量%、具体的には約20〜約30重量%であってよい。
非水溶性ガムベース部に加えて、通常のチューインガム材料は、水溶性バルク部と、1種類以上の着香剤を含む。いくつかの実施形態では、非カプセル化活性成分がチューインガム組成物の水溶性バルク部に存在する。水溶性部分は、甘味料、着香剤、軟化剤、乳化剤、着色剤、酸味料、充填剤、酸化防止剤、及び所望の属性を提供する、他の従来のチューインガム添加剤を含んでよい。上述の水溶性活性成分のいずれかはまた、チューインガム組成物の水溶性バルク部に組み込まれてよい。これら及び当業者に既知の、他の従来のチューインガム添加剤はまた、ガムベースに組み込まれてよい。
甘味料は、砂糖甘味料、無糖甘味料、高甘味度甘味料、及びこれらの組み合わせを含んでよい。砂糖甘味料は、概して、糖類を含む。好適な砂糖甘味料としては、スクロース(砂糖)、グルコース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(果糖)、ラクトース、転化糖、フラクトオリゴ糖シロップ、部分的に加水分解されたデンプン、固形コーンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、及びこれらの組み合わせなど単糖類、二糖類、及び多糖類が挙げられる。いくつかの実施形態では、チューインガム材料は無糖である(すなわち、スクロースが含まれていない)。いくつかの実施形態では、充填材は無糖である。いくつかの実施形態では、チューインガム製品全体が無糖である。いくつかの実施形態では、チューインガム材料は、約45〜約75重量%のポリオールを含み、このうち少なくとも10重量%は、約100〜約1500マイクロメートルの平均粒径を有する。これらの実施形態では、チューインガム材料は、結晶充填材が寄与する食感に加えて、チューインガム製品の食感に寄与する。いくつかの実施形態では、チューインガム材料は、チューインガム材料の総重量に基づいて、約100〜約1500マイクロメートルの平均粒径を有する、約10〜約50重量%のイソマルトを含む。
好適な無糖甘味料としては、ソルビトール、キシリトール、マニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素添加イソマルツロース(イソマルト)、ラクチトール、エリスリトール、水素添加デンプン加水分解物、及びこれらの組み合わせなど糖アルコール(つまり、ポリオール)が挙げられる。好適な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許第4,279,931号(Verwaerdeら)に開示されるもの、並びにソルビトール、水素添加ジサッカライド、水素添加高級ポリサッカライド、又はこれらの混合物を含有する、種々の水素添加グルコースシロップ及び/又は粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は主に、コーンシロップの制御された触媒水素添加によって調製される。得られた水素化デンプン加水分解物は、単量体、二量体、及び高分子サッカリドの混合物である。これらの異なるサッカリドの比は、異なる水素化デンプン加水分解物に異なる特性をもたらす。Roquette Freres(France)によって製造される一連の市販製品であるLYCASIN、Lonza,Inc.(Fair Lawn,N.J.,USA)によって製造される一連の市販製品であるHYSTARなど水酸化デンプン加水分解物の混合物。
本明細書で使用される「高甘味度甘味料」は、単位重量ベースで砂糖(スクロース)の甘味の少なくとも100倍の甘味を有する甘味料を指す。いくつかの実施形態では、高甘味度甘味料は、単位重量ベースで砂糖の甘味の少なくとも500倍、少なくとも1,000倍、又は少なくとも5,000倍である。高甘味度甘味料は、水溶性天然及び人工甘味料、水溶性天然及び人工甘味料の誘導体、ジペプチド系甘味料、及びタンパク質系甘味料を含む、広範囲の物質から選択することができる。2種類以上の高甘味度甘味料を含む任意の組み合わせも使用され得る。1種類以上の高甘味度甘味料は、前述の甘味料又は甘味剤の1種類以上と更に組み合わせてよい。
高甘味度甘味料は、様々な異なる物理的形態、例えば、甘味の初期バースト及び/又は甘味の遅延性感覚を提供することが当該技術分野で既知の形態で使用することができる。これに限定されるものではないが、かかる物理的形態としては、遊離形態(例えば、噴霧乾燥又は粉末状)、ビーズ状形態、カプセル化形態、及び前述の形態の組み合わせが挙げられる。
代表的な高甘味度甘味料としては、(1)ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、グリチルリチン、ジヒドロフラボノール(dihydroflavenol)、及びポリオール(ソルビトール、マンニトール、マルチトール、モナチン、及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド(米国特許第4,619,834号(Zannoら)に開示されるものなど)、又は前述の物質の少なくとも1つを含む組み合わせなど)など水溶性甘味料、(2)サッカリン、可溶性サッカリン塩、すなわち、サッカリンナトリウム塩、サッカリンカルシウム塩、チクロ塩、アセスルファム塩(3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム、若しくはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfame−K)など)、サッカリンの遊離酸型、又は前述の物質の少なくとも1つを含む組み合わせなど水溶性人工甘味料、(3)例えば、L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)及び米国特許第3,492,131号(Schlatterら)に記載の物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−α−アスパルチル−フェニルグリセリンメチルエステル、L−α−アスパルチル−2,5−ジヒドロフェニルグリシンメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−α−アスパルチル−2,5−ジヒドロフェニルアラニンメチルエステル、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、N−(N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル)−L−フェニルアラニンメチルエステル(ネオテーム)、又はこれらの組み合わせなどL−アスパラギン酸由来甘味料などジペプチド系甘味料、(4)ステビオシドの誘導体、レバウディオサイドAの誘導体、レバウディオサイドBの誘導体、レバウディオサイドCの誘導体、普通の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えば、Sucraloseの品名で知られている、例えばクロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などクロロデオキシ糖誘導体、など天然水溶性甘味料由来の誘導体;クロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体の例としては、1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシル−4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシド;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、又はこれらの組み合わせが挙げられる、(5)タウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli)、タウマチン、タリン、及びこれらの組み合わせなどのタンパク質系甘味料、が挙げられる。
高甘味度甘味料は、ポリ(酢酸ビニル)などの封入剤でカプセル化され得る。特に有用なカプセル化高甘味度甘味料としては、例えば、カプセル化アスパルテーム、カプセル化アセスルファムカリウム塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
チューインガム製品では、甘味は、風味調節剤若しくは増強剤/又は風味剤からも生じ得る。風味調節剤は、別の成分の特徴を補足するか、又は打ち消す、それら自体の特徴を与え得る。例えば、風味は、バニラ、バニリン、エチルマルトール、フルフラール、プロピオン酸エチル、ラクトン、及びこれらの組み合わせなどの、風味調節剤又は増強剤を包含することにより追加の甘味特色を有するように化合することができる。風味調節剤は、使用される香りの所望の強さに応じて、チューインガム材料の約0.01〜約30重量%、具体的には約0.2〜約3重量%の量で使用されてよい。
風味増強剤は、それ自体の特徴的な味又は芳香知覚を導入することなく、元の物質の味又は芳香知覚を強めるか、補うか、調節するか、又は向上させる物質である。いくつかの実施形態では、風味増強剤は、風味、甘味、酸味、うま味、こく味、塩味、又はこれらの組み合わせの知覚を増大、補助、修正、又は強化するように設計される。風味調節剤は、チューインガム材料の約0.01〜約30重量%、具体的には約0.2〜約3重量%の量で使用され得る。
例示的な風味調節剤又は増強剤としては、グリチルリチン酸モノアンモニウム、カンゾウグリチルリチン酸塩、ダイダイ、アラピリダイン、アラピリダイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミラクリン、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリダイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、タガトース、トレハロース、マルトール、エチルマルトール、フィロズルチン、バニラ抽出物、バニラオレオレジン、バニリン、テンサイ抽出物(アルコール抽出物)、サトウキビ葉エキス(アルコール抽出物)、G−タンパク質連結受容体(T2R及びT1R)に応答する化合物、及びこれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、糖酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸水素ナトリウム、又は前述の物質の少なくとも1つを含む組み合わせが使用される。他の実施形態では、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウムなどのグルタミン酸塩、加水分解植物性タンパク質、加水分解動物性タンパク質、酵母抽出物、及びこれらの組み合わせが含まれる。更なる例は、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、及びイノシン一リン酸などのヌクレオチド、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニル酸一リン酸、及びこれらの組み合わせを含む。こく味を与える風味増強剤組成物の更なる例は、米国特許第5,679,397号(Kurodaら)にも包含される。
使用可能な風味剤(着香料、香料、又は着香剤としても知られる)としては、例えば、合成風味油、天然風味芳香族及び/又は油、含油樹脂、植物、葉、花、フルーツから得られる抽出物、並びに前述の風味剤の少なくとも1つを含む組み合わせなど当事者に既知の天然及び合成香料が挙げられる。代表的な香料としては、例えば、スペアミント油、桂皮油、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、丁子油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、ニクズク花、苦扁桃油、カッシア油、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツなど柑橘油などの油;バニラ;リンゴ、ナシ、桃、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、熱帯果実、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含む果実エキス;蜂蜜レモン;及びこれらの組み合わせが挙げられる。特定の風味剤は、ペパーミント、スペアミントなどのミント、人工バニラ、桂皮誘導体、及び様々な果実風味である。
人工、天然、合成フルーツ風味剤としては、例えば、ココナッツ、コーヒー、チョコレート、バニラ、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、ユズ(yazu)、スダチ、メントール、甘草、キャラメル、蜂蜜、ピーナッツ、クルミ、カシュー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、サクランボ、桂皮、ペパーミント、冬緑油、スペアミント、ユーカリ、及びミントなど天然及び合成フルーツ香料、並びにリンゴ、ナシ、桃、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、梅、サクランボ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
他の種類の風味剤としては、様々なアルデヒド及びエステル、例えば、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、桂皮アルデヒド(桂皮)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの型)、デカナール(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果)、ヘキセナール、すなわち、トランス−2(液果)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(青玉果)、2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
放出特性が制御可能である、他の考えられる香料としては、ミルク風味、バター風味、チーズ風味、クリーム風味、ヨーグルト風味、バニラ風味、紅茶又はコーヒー風味(緑茶風味、ウーロン茶風味など)、ココア風味、チョコレート風味、ミント風味(ペパーミント、スペアミント、及び薄荷など);スパイシー風味(アサフェティダ、アジョワン、アニス、アンゼリカ、ウイキョウ、オールスパイス、桂皮、カモミール、マスタード、カルダモン、ヒメウイキョウ、クミン、クローブ、胡椒、コリアンダー、サッサフラス、セイボリー、山椒、エゴマ、ジュニパーベリー、生姜、八角、セイヨウワサビ、タイム、タラゴン、ディル、トウガラシ、ナツメグ、バジル、マジョラム、ローズマリー、ベイリーフ、及び山葵など);アルコール風味(ワイン、ウイスキー、ブランデー、ラム、ジン、及びリキュール);花及び野菜風味(タマネギ、ニンニク、キャベツ、ニンジン、セロリ、マッシュルーム、トマト、及びこれらの組み合わせなど)が挙げられる。一般に用いられる着香料として、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、桂皮誘導体、及び様々なフルーツ香料が挙げられ、単独で又は混合物として用いられる。香料、特にミント香料は、冷感剤と組み合わせて使用されるとき、呼気清涼化特性ももたらし得る。いくつかの実施形態では、チューインガム材料は果汁を更に含んでよい。
着香剤は、多くの異なる物理的形態で使用されてよい。かかる物理的形態としては、液体形態及び/又は乾燥形態が挙げられる。いくつかの実施形態では、着香剤は、遊離(非カプセル化)形態、噴霧乾燥形態、凍結乾燥形態、粉末状形態、ビーズ状形態、カプセル化形態、スライス、片、及びこれらの組み合わせであってよい。噴霧乾燥形態で使用されるとき、液体の噴霧乾燥など好適な乾燥手段が使用され得る。あるいは、着香剤は、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガムなど水溶性材料上に吸収されるか、又は封入されてよい。更に他の実施形態では、着香剤は、例えば、珪素又はゼオライトなど非水溶性材料上に吸収されてよい。着香剤の粒径は、粒子の最長寸法として計算されるとき、3ミリメートル未満、2ミリメートル未満、又は1ミリメートル未満であってよい。天然着香剤は、約3マイクロメートル〜2ミリメートル、具体的には約4マイクロメートル〜約1ミリメートルの粒径を有してよい。風味剤は、風味及び香りの所望の強さに応じて、チューインガム材料の約0.01〜約30重量%、具体的には約0.2〜約5重量%の量で使用され得る。
本明細書で使用される風味調節剤、風味増強剤、及び風味剤の量は、最終チューイングガム製品の種類、個々の風味、及び所望される風味の強さなどの要素に依存する好みの問題であり得る。したがって、風味剤の量は、最終生成物で所望される結果を得るために変化することがあり、このような変化は、当業者の能力の範囲内であり、必要以上の実験を必要としない。
いくつかの実施形態では、チューインガム材料は、天然及び人工着香料、例えば、天然野菜成分、風味芳香族化合物及び/又は油、精油、エッセンス剤、抽出物、粉末、食品グレードの酸、含油樹脂、及び植物、葉、花、フルーツからの抽出物、並びにこれらの組み合わせを含む芳香剤を含有する。芳香剤は、液体又は粉末形態であってよい。芳香剤は、チューインガム材料の約0.01〜約30重量%、具体的には約0.2〜約3重量%の量で使用され得る。
冷感剤は冷却剤としても知られ、口内、鼻腔内、又は皮膚上に冷感又は爽快効果をもたらす添加剤である。本明細書で使用されるメンチル系冷却剤としては、メントール及びメントール誘導体が挙げられる。メントール(2−(2−プロピル)−5−メチル−1−シクロヘキサノールとしても知られる)は、人工形態で入手可能であるか、ペパーミント油など天然由来である。メントール誘導体としては、メンチルカルボキサミド、モノメンチルコハク酸塩、ジメンチルコハク酸塩、モノメンチルメチルコハク酸塩、モノメンチルグルタル酸塩、ジメチルグルタル酸塩、メンチル2−ピロリドン−5−カルボン酸塩、モノメンチル3−メチルマレイン酸塩、メンチル酢酸塩、メンチルラクテート、ジメンチルラクテート、メンチルサリチル塩、2−イロプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、又はこれらの組み合わせなどメンチルエステル系及びメンチルカルボキサミド系冷感化合物が挙げられる。更なるメンチル系冷却剤、具体的にはメンチルカルボキサミドは、米国特許第7,923,577号(Bardsleyら)に記載されている。
メンチル系冷却剤と組み合わせて、又はその不在下で使用できる他の冷感剤としては、例えば、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、キシリトール、エリスリトール、α−ジメチルコハク酸塩、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド(WS−23)などの非環式カルボキサミド、N−エチル−2,2−ジイソプロピルブタンアミド(ICE 10,000)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。更なる冷感剤としては、米国特許出願公開第2011/0070171 A1号及び同第2011/0070329 A1号(Kazimierskiら)に記載の1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボアミドが挙げられる。
第1の冷感化合物と、第2の冷感化合物と、摂取可能な非極性溶媒と、を含む冷感組成物は、米国特許出願公開第2011/0091531 A1号(Furrerら)に記載されている。
温感剤は、使用者に温感の感覚信号をもたらすことが知られている多種多様な化合物から選択してもよい。これらの化合物は、特に口腔内で暖かみを認知する感覚を与え、香料、甘味料、及びその他の感覚受容性成分の知覚を増強することが多い。有用な温感化合物しては、Takasago Perfumery Company Limited(Tokyo,Japan)から供給されるバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)、バニリルアルコールエチルエーテル、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−ペンチルエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、イソアミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
着色剤(coloring agent)(着色剤(colorant)又は着色剤(coloring)としても知られる)は、菓子材料に望ましい色をもたらすために有効な量で使用されてよい。好適な着色剤は、顔料を含み、これは、チューインガム材料の重量の最大約6重量%の量で組み込むことができる。例えば、二酸化チタンは、チューインガム材料の重量の最大約2重量%、具体的には約1重量%未満の量で組み込むことができる。好適な着色剤は、食品、薬物、及び化粧品適用に好適な、天然の食紅及び染料も含む。
好適な着色剤としては、アナトー抽出物(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水テンサイ(テンサイ粉末)、テンサイ根赤色/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a〜d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、αカロチン、γカロチン、β−アポ−8カロテナールのエチルエステル(E160f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニール抽出物(E120)、カーマイン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、銅クロロフィリンナトリウム(E141)、クロロフィル(E140)、焼き部分脱脂料理済み綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色素抽出物、ブドウ果皮抽出物(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカス藻粗粉、合成酸化鉄、酸化鉄及び水酸化鉄(E172)、果汁、野菜汁、乾燥藻粗粉、マンジュギク(Aztec marigold)粗粉及び抽出物、ニンジン油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、ファフィア属酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランス(E123)、カプサンシン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、FD&C青色1号、FD&C青色2号、FD&C緑色3号、FD&C赤色3号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、及びFD&C黄色6号、タートラジン(E102)、キノリン黄色(E104)、サンセットイエロー(E110)、ポンソー(E124)、エリトロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/アシッドブリリアントグリーンBS(E142)、FD&Cアルミニウムレーキ、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
例示の口臭消臭剤としては、クエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、フッ化亜鉛、硫酸亜鉛アンモニウム、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、ケイフッ化亜鉛、グルコン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、コハク酸亜鉛、ギ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、ジチオン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸銀、サリチル酸亜鉛、グリセロリン酸亜鉛、硝酸銅、クロロフィル、銅クロロフィル、クロロフィリン、水素添加綿実油、二酸化塩素、βシクロデキストリン、ゼオライト、シリカ系材料、炭素系材料、ラッカーゼなどの酵素、及びこれらの組み合わせが挙げられる。口臭消臭剤は、精油並びに様々なアルデヒド及びアルコールを含み得る。口臭消臭剤として使用される精油としては、スペアミント、ペパーミント、冬緑油、サッサフラス、クロロフィル、シトラール、ゲラニオール、カルダモン、クローブ、セージ、カルバクロール、ユーカリノキ、カルダモン、厚朴の抽出物、マジョラム、桂皮、レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ、及びこれらの組み合わせが挙げられてよい。桂皮アルデヒド及びサリチルアルデヒドなどのアルデヒドが使用され得る。加えて、メントール、カルボン、イソ−ガリゴール、及びアネトール等の化学物質が口臭消臭剤として機能し得る。
例示の口内湿潤剤としては、食品グレードの酸及び塩などの唾液刺激物質が挙げられ、これらは、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、前述の酸のいずれかの塩、及び前述の酸と塩との任意の組み合わせなどである。存在する場合、食品グレードの酸及びその塩の量は、チューインガム材料の総重量に基づいて、約1〜約40重量%であってよい。約1〜約40重量%の範囲内で、食品グレードの酸の量は、約1〜約20重量%、具体的には約2〜約15重量%、より具体的には約3〜約10重量%、更により具体的には約4〜約8重量%であってよい。
口内湿潤剤は、水和し、口腔表面に付着して、口内湿潤化の感覚を提供し得る、ヒドロコロイド物質も含んでよい。ヒドロコロイド物質は、植物滲出液、シードガム、及び海藻抽出物などの天然物質を含み得るか、あるいはそれらは、セルロース、デンプン、又は天然ガム誘導体などの化学修飾物質であり得る。更に、ヒドロコロイド物質としては、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギン酸塩、寒天、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガカントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、ファーセレラン、ガティガム、タマリン、及び細菌由来のガムが挙げられてよい。口内湿潤剤としては、プロピレングリコールアルギン酸塩、カルボキシメチルイナゴマメゴム、低メトキシルペクチン、又はこれらの組み合わせなど変性天然ゴムが挙げられてよい。変性セルロースは、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)及びそのナトリウム塩、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(MPC)又はこれらの組み合わせなどが挙げられてよい。
同様に、口内の水和の知覚を提供し得る保湿剤も挙げられてよい。かかる保湿剤としては、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、エリスリトール、キシリトール、及びこれらの組み合わせが挙げられてよい。加えて、いくつかの実施形態では、脂肪が口内湿潤化の知覚を提供することができる。そのような脂肪としては、中鎖トリグリセリド、植物油、魚油、鉱油、及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。
好適な酸味料には、実例として、酢酸、クエン酸、フマル酸、塩化水素酸、乳酸、及び硝酸、並びにクエン酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム又はカリウム、酸化マグネシウム、メタリン酸カリウム、酢酸ナトリウム、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
例示の緩衝剤としては、重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、すず酸ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、塩化水素酸、クエン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、刺感が提供され得る。刺感剤としては、ジャンブ(jambu)又はサンショオールなどの物質から抽出されるジャンブ及びアルキルアミドが挙げられる。
好適な口腔ケア剤としては、口臭消臭剤、歯漂白剤、抗菌剤、歯石灰化剤、う歯抑制剤、局所麻酔剤、粘膜保護剤(mucoprotectant)、ステイン除去剤、歯口清掃剤、漂白剤、減感剤、歯再石灰化剤、抗菌剤、虫歯予防剤、プラーク酸緩衝剤、界面活性剤及び歯石予防剤、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。かかる成分としては、タンパク質分解酵素を含む加水分解剤、水酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、及びアルミナなどの研磨剤、他の活性ステイン除去成分、例えば、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、硫酸化ブチルオレート、オレイン酸ナトリウム、フマル酸の塩、グリセロール、ヒドロキシル化されたレシチン、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤など表面活性剤、並びに歯石コントロール成分として典型的に用いられるポリリン酸塩などのキレート剤が挙げられる。口腔ケア成分としてはまた、ピロリン酸四ナトリウム及びトリポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酸性ピロリン酸ナトリウム、キシリトール、ヘキサメタリン酸ナトリウムが挙げられてよい。
加えて、好適な口腔ケア剤としては、過酸化カルバミド、過酸化カルシウム、マグネシウムペルオキシド、過酸化ナトリウム、過酸化水素、及びペルオキシジホスフェート、並びにこれらの組み合わせなどのペルオキシドが挙げられる。いくつかの実施形態では、硝酸カリウム及びクエン酸カリウムが含まれる。他の例としては、カゼイングリコマクロペプチド、カルシウムカゼインペプトン−リン酸カルシウム、カゼインホスホペプチド、カゼインリン酸化ペプチド−非晶質リン酸カルシウム(CPP−ACP)、及び非晶質リン酸カルシウムが挙げられ得る。更に他の例としては、パパイン、クリラーゼ、ペプシン、トリプシン、リゾチーム、デキストラナーゼ、ミュータナーゼ、グリコアミラーゼ、アミラーゼ、グルコース酸化酵素、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
好適な口腔ケア剤としては、向上した予防作用を達成し、より化粧品として許容可能な口腔成分にする、界面活性剤が挙げられる。口腔ケア剤として使用される界面活性剤としては、組成物に洗剤特性及び起泡特性を付与する洗剤物質が挙げられる。好適な界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、水素添加ココナッツ油脂肪酸の一硫化モノグリセリドのナトリウム塩など高級脂肪酸一硫酸モノグリセリドの水溶性塩、ラウリル硫酸ナトリウムなどの高級アルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリルスルホネート、高級アルキルスルホアセテート、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、1,2−ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、及び低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和した高級脂肪族アシルアミド(脂肪酸、アルキル、又はアシルラジカル中で12〜16個の炭素を有するものなど)が挙げられる。最後に言及したアミドの例は、N−ラウロイルサルコシン、並びにN−ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、及びN−パルミトイルサルコシンのナトリウム、カリウム、及びエタノールアンモニウム塩である。
界面活性剤に加えて、口腔ケア成分としては、トリクロサン、クロルヘキシジン、クエン酸亜鉛、硝酸銀、銅、リモネン、及びセチルピリジニウム塩化物、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
虫歯予防剤としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、ケイフッ化ナトリウム、ケイフッ化アンモニウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズ、フッ化スズカリウム、ヘキサフルオロスズ酸ナトリウム、クロロフッ化スズ、及びこれらの組み合わせなどフッ化物イオン源が挙げられ得る。
虫歯予防剤の更なる例は、米国特許第5,227,154号(Reynolds)、同第5,378,131号(Greenberg)、及び同第6,685,916号(Holmeら)に記載されている。
喉ケア又は喉鎮静成分としては、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、麻酔薬、粘滑薬、粘液溶解剤、去痰薬、鎮咳性、及び防腐薬が挙げられる。いくつかの実施形態では、蜂蜜、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントール、及びこれらの組み合わせなどの喉鎮静剤が使用される。
薬剤は、チューインガム充填材の成分としてチューインガム製品に含まれてよい。非限定的な実例的カテゴリ及び特定の実施例としては、抗ヒスタミン薬、鬱血除去剤(交感神経作用)、鎮咳薬(咳止め薬)、去痰薬、麻酔薬、鎮痛薬、粘滑薬、抗菌剤、抗ウイルス薬、抗炎症薬、制酸薬、抗かび薬、化学療法薬、利尿薬、精神治療薬、ホメオパシー剤、抗コリン作用薬、喉鎮静剤、制嘔吐剤、心臓血管作用薬、様々なアルカロイド、緩下剤、食欲抑制薬、ACE阻害薬、抗ぜんそく薬、コレステロール低下薬、抗うつ薬、下痢止め剤、降圧剤、抗脂質薬、座瘡薬、アミノ酸製剤、抗尿酸血症薬、たんぱく同化製剤、食欲刺激薬、骨代謝調整剤、避妊薬、子宮内膜症管理剤、酵素、エン酸シルデナフィルなどの勃起不全治療薬、妊娠促進薬、胃腸薬、ホメオパシー療法薬、ホルモン、酔い止め処置薬、筋弛緩薬、骨粗しょう症製剤、分娩誘発薬、副交感神経遮断薬、副交感神経刺激薬、プロスタグランジン、呼吸器薬、鎮静薬、ブロモクリプチン又はニコチンなどの禁煙補助薬、振戦製剤、泌尿器薬、抗潰瘍薬、吐き気止め、高及び低血糖薬、甲状腺及び抗甲状腺製剤、子宮弛緩薬(terine relaxants)、赤血球増殖薬、粘液溶解薬、DNA及び遺伝子修飾薬、並びに機能性食品、微量栄養素、ビタミン及び補酵素を含む栄養補助食品が挙げられる。特に指定がない限り、薬剤として許容される塩及び薬剤のプロドラックも含まれる。これらの薬剤の一部は、複数の目的を果たすことができる。任意の薬剤の前述の種類の組み合わせが使用されてよい。同一又は異なる症状に対する活性を有する2種類以上の薬剤を組み合わせて使用することができる。
せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬としては、一般にせき、風邪、若しくはインフルエンザに関連した少なくとも1つ症状の改善に使用されている、又は有用であることが示されている、成分、化合物、又は物質(単独又は組み合わせ)が挙げられる。当然のことながら、「せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬」は、例えば、アレルギー又は不利な環境条件など他の原因から生じた風邪様又はインフルエンザ様症状の治療にも有用である薬剤を含む。本明細書で使用される風邪、風邪様、インフルエンザ、及びインフルエンザ様症状としては、例えば、せき、鼻感冒、鼻詰まり、上気道感染、アレルギー鼻炎、耳炎、副鼻腔炎、くしゃみ、並びに風邪、インフルエンザ、アレルギー、及び不利な環境条件に関連する不快感、痛み、発熱、及び全身倦怠が挙げられる。
せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬の一般的なカテゴリの例としては、抗ヒスタミン薬、充血除去剤(交感神経作用)、鬱血除去薬(咳止め薬)、抗炎症薬、ホメオパシー剤、去痰薬、麻酔薬、粘滑薬、鎮痛薬、抗コリン作用薬、喉鎮静剤、抗菌剤、及び抗ウイルス薬が挙げられる。これらの薬剤の一部は、複数の目的を果たすことができる。特に指定がない限り、薬剤として許容される塩及び薬剤のプロドラックも含まれる。風邪又は咳の同一又は異なる症状に対する活性を有する2種類以上の薬剤を組み合わせて使用することができる。
例示の抗ヒスタミン薬としては、アザタジン、ブロモジフェンヒドラミン、ブロムフェニルアミン、マレイン酸ブロムフェニルアミン、カルビノキサミン、マレイン酸カルビノキサミン、シメチジン、クロルフェニラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、デクスクロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、塩化ジフェンヒドラミン、ドキシルアミン、フェニンダミン、フェニラミン、フェニルトロキサミン、ピリラミン、プロメタジン、トリプロリジン、ロラタジン、ラニチジン、クロルシクリジン、テルフェナジン、フマル酸クレマスチン、ジメンヒドリナート、マレイン酸ピリラミン(prilamine maleate)、塩酸トリペレナミン、クエン酸トリペレナミン、パモ酸ヒドロキシジン、塩酸ヒドロキシジン、乳酸シクリジン、塩酸シクリジン、塩酸メクリジン、アクリバスチン、塩酸セチリジン、アステミゾール、塩酸レボカバスチン、セチリジン(cetirzine)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
例示の鬱血除去剤としては、レボプロポキシフェンナプシレート、ノスカピン、カルベタペンタン、カラミフェン、クロフェジアノール、塩酸偽エフェドリン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ジフェンヒドラミン、グラウシン、フォルコジン、ベンゾナテラート、エフェドリン、エピネフリン(ephinephrine)、レボデスオキシエフェドリン、オキシメタゾリン、ナファゾリン、プロピルヘキセドリン、キシロメタゾリン、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。
鎮咳薬は、せきの緩和に役立つ。鎮咳薬の例としては、コデイン、ジヒドロコデイン、ヒドロコドン及びヒドロモルフォン、カルベタペンタン、カラミフェン、酒石酸水素ヒドロコドン、クロフェジアノール(chlorphedianol)、ノスカピン(noscarpine)、デキストロメトルファン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
去痰薬としては、グアイフェネシン、アニシード、アカネグサ、フキタンポポ、エルダーフラワー、ゴールデンシール、グリンデリア、ヤナギハッカ、ラングウォート、マレイン、セネガ、ニオイヒバ、タイム、クマツヅラ、グリセリルグアヤコール塩、抱水テルピン、N−アセチルシステイン、ブロムヘキシン、アンブロキソール、ドミオドール、3−ヨード−1,2−プロパンジオール及びセイヨウミザクラ、塩化アンモニウム、沃化カルシウム、ヨウ化グリセロール、グアイヤコールスルホン酸カリウム、ヨウ化カリウム、クエン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
麻酔薬としては、エトミデート、ケタミン、プロポフォール、及びベンゾジアゼピン類(benodiazapines)(例えば、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、クロラゼペート(clorezepate)、ハラゼパム、フルラゼパム、クアゼパム、エスタゾラム、トリアゾラム、アルプラゾラム(alprozolm)、ミダゾラム、テマゼパム、オキサゼパム、ロラゼパム)、ベンゾカイン、ジクロニン、ブピバカイン、エチドカイン、リドカイン、メピバカイン、プラモキシン(promoxine)、プリロカイン、プロカイン、プロパラカイン(proparcaine)、ロピバカイン、テトラカイン、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。他の有用な薬剤としては、アモバルビタール(amobartital)、アプロバルビタール、ブタバルビタール、ブタルビタール、メフォバルビタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール、セコバルビタール、チオペンタール、paral、抱水クロラール、エトクロルビノール、グルテチミド(clutethimide)、メスプリロン、エチナメート、メプロバメート、及びこれらの組み合わせが挙げられてよい。
鎮痛薬としては、オピオイド類、例えば、モルヒネ、メペリジン(mepidine)、フェンタニル(dentanyl)、スフェンタニル(sufentranil)、アルフェンタニル、アスピリン、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、インドメタシン(indomethacine)、ナプロキセン、atrin、isocome、マイドリン、axotal、firinal、phrenilin、麦角及び麦角誘導体(wigraine、カフェルゴット、エルゴスタット、ergomar、ジヒドロエルゴタミン)、イミトレックス、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。
抗コリン作用薬としては、ホマトロピン、アトロピン、臭化水素スコポラミン、L−ヒヨスチアミン、ベラドンナのL−アルカロイド、ベラドンナアルカロイドのチンキ、臭化水素ホマトロピン、ホマトロピンメチルブロミド、メトスコポラミン、アニソトロピン、フェノバルビタールを含むアニソトロピン、クリジニウム(clindinium)、グリコピロレート、ヘキソサイクリウム(hexocyclim)、イソプロパミド、メペンゾラート、メタンテリン、オキシフェンサイクリミン、プロパンテリン、トリジヘキセチル、ジサイクロミン、スコポラミン、アトロピン、ジサイクロミン、フラボキサート、イプラトロピウム、オキシブチニン、ピレンゼピン、チオトロピウム、トルテロジン、トロピカミド、トリメタファン、アトラクリウム、ドキサクリウム、ミバクリウム、パンクロニウム、ツボクラリン、ベクロニウム、スキサメトニウム塩化物、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
粘滑薬としては、フキタンポポ、ヒレハリソウ、トウモロコシの毛、シバムギ、亜麻仁、アイルランドゴケ、ラングウォート、甘草、ゼニアオイ、ウスベニタチアオイ、マイレン、オートミール、パースリピアート、アカニレ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
抗菌剤としては、アミノグリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシリン、キノロン剤、スルホンアミド、及びテトラサイクリンの抗生物質の種類の範囲内のものが挙げられる。具体的な例示の抗生物質としては、ナフシリン(naficillin)、オキサシリン、バンコマイシン、クリンダマイシン、エリスロマイシン、トリメトプリム−スルファメトキサゾール、リファンピン、シプロフロキサシン、広域ペニシリン、アモキシシリン、ゲンタマイシン、セフトリアキソン(ceftriazoxone)、セフォタキシム、クロラムフェニコール、クラブラン酸(clavunate)、スルバクタム、プロベネシド、ドキシサイクリン、スペクチノマイシン、セフィキシム、ペニシリンG、ミノサイクリン(minocycline)、β−ラクタマーゼ阻害剤;メズロシリン(meziocillin)、ピペラシリン、アズトレオナム、ノルフロキサシン、トリメトプリム、セフタジジム、ダプソン、ネオマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、アモキシシリン、シプロフロキサシン、及びバンコマイシンが挙げられる。
抗ウイルス薬は、特異的に、又は一般に、ピコルナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、単純ヘルペス、眼部帯状ヘルペス、エンテロウイルス、水痘及び風邪に伴うライノウイルスなどのウイルスの生物活性を調節する。例示の抗ウイルス薬としては、アシクロビル、トリフルリジン、イドキソルジン(idoxorudine)、ホスカルネット、ガンシクロビル、ジドブジン、ジデオキシシトシン、ジデオキシイノシン、ジピリダモール、スタブジン、シドフォヴィル、ファムシクロビル、バラシクロビル(valaciclovir)、バルガンシクロビル、アシクロビル、ジダノシン、ザルシタビン、リマンタジン(rifimantadine)、サキナビル、インジナビル、リトナビル、リバビリン(ribavarin)、ネルフィナビル、アデホビル、ネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、アバカビル、アマンタジン、エムトリシタビン、エンテカビル、テノホビル、ザナミビル、オセルタミビル、ICI 130,685、impulsin、プレコナリル、ペンシクロビル、ビダラビン、サイトカイン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
抗炎症薬としては、アスピリンを含むサリチル酸誘導体、アセトアミノフェンを含むパラアミノフェノール(paraminophenol)誘導体、インドメタシンを含むインドール及びインデン酢酸、スリンダク及びエトドラク(etodalac)、トルメチンジクロフェナク及びケトロラクを含むヘテロアリール酢酸、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フェノプロフェン(fenopren)、ケトロラック(ketorlac)、カルプロフェン、オキサプロジン(oxaprozine)を含むアリールプロピオン酸誘導体、メフェナム酸、メクロフェナム酸を含むアントラニル酸、並びにピロキシカム、テノキシカム、フェニルブタゾン、及びオキシフェンタトラゾン(oxyphenthatrazone)を含むエノール酸が挙げられる。
制酸薬としては、シメチジン、ラニチジン、ニザチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ビスマス制酸薬、メトロニダゾール制酸薬、テトラサイクリン制酸薬、クラリスロマイシン(clarthromycin)制酸薬、アルミニウム、マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カルシウムの水酸化物、及び他の炭酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
抗かび薬としては、例えば、ケトコナゾール、フルコナゾール、ナイスタチン、イトラコナゾール、クロトリマゾール(clomitrazole)、ナタマイシン、エコナゾール、イソコナゾール、オキシコナゾール、チアベンダゾール、チオコナゾール(tiaconazole)、ボリコナゾール、テルビナフィン、アモロルフィン、ミカファンギン(micfungin)、アンホテリシンB、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
化学療法薬剤としては、シスプラチン(CDDP)、プロカルバジン、メクロレタミン、シクロホスファミド、カンプトテシン、イフォスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン(bisulfan)、ニトロソウレア(nitrosurea)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリカマイシン(plicomycin)、マイトマイシン、エトポシド(VP16)、タモキシフェン、タキソール、トランスプラチナ、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ビンブラスチン及びメトトレキサート並びにこれらの類似体又は誘導体変異体、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
利尿薬としては、アセタゾラミド、ジクロフェナミド、メタゾラミド、フロセミド、ブメタニド、エタクリン酸、トルセミド、アゾセミド、ムゾリミン、ピレタニド、トリパミド、ベンドロフルメチアジド、ベンズチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、メチクロチアジド、ポリチアジド、トリクロルメチアジド、インダパミド、メトラゾン、キネタゾン、アミロライド、トリアムテレン、スピロノラクトン(sprionolactone)、カンレノン、カンレノ酸カリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
精神治療薬としては、ソラジン、セレンチル、メラリル、millazine、ティンダル、permitil、プロリキシン、トリラホン、ステラジン、suprazine、タラクタン、ナバン、クロザリル、ハルドール、halperon、ロキシタン、モーバン、オーラップ、リスパダール、アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド(chlordiaepoxide)、クロナゼパム(clonezepam)、クロラゼプ酸(clorezepate)、ジアゼパム、ハラゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、プラゼパム、ブスピロン、エラビル(elvavil)、アナフラニール、アダピン、シネクアン、トフラニール、スルモンチール、アセンジン、ノルプラミン、ペルトフラン、ルジオミール、パメロール、ビバクチル、プロザック、ルボックス、パキシル、ゾロフト、エフェクサー、ウェルブトリン(welbutrin)、サーゾーン、デシレル、ナルジル、パルネート、エルデプリル、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
食欲抑制剤としては、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジン、フェンテルミン、フーディア、マオウ、及びカフェインが挙げられる。追加の食欲抑制剤は、Adipex、Adipost、Bontril PDM、Bontril Slow Release、Didrex、Fastin、Ionamin、Mazanor、Melfiat、Obenix、Phendiet、Phendiet−105、Phentercot、Phentride、Plegine、Prelu−2、Pro−Fast、PT 105、Sanorex、Tenuate、Sanorex、Tenuate、Tenuate Dospan、Tepanil Ten−Tab、Teramine、Zantryl及びこれらの組み合わせの商品名で市販されている。
機能性食品及び微量栄養素としては、アロエ、コケモモ、アカネグサ、キンセンカ、トウガラシ、カモミール、キャッツクロー、エキナシア、ニンニク、生姜、イチョウ、ヒドラスチス、様々な朝鮮人参、緑茶、ゴールデンシール、ガラナ、カバカバ、ルテイン、イラクサ、トケイソウ、ローズマリー、ノコギリヤシ、セイヨウオトギリソウ、タイム、カノコソウ及びこれらの組み合わせなどハーブ及び植物性薬品が挙げられる。また、ミネラル補給剤、例えば、カルシウム、銅、ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、リン、亜鉛、セレン、及びこれらの組み合わせも挙げられる。他の付加できる他の機能性食品としては、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、グレープシード抽出物、コラ抽出物、ガラナ、麻黄、イヌリン、フィトステロール、植物性化学物質、カテキン、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、イソフラボン、レシチン、リコピン、オリゴフルクトース、ポリフェノール、フラバノイド、フラバノール、フラボノール、及びサイリウム、並びにピコリン酸クロム及びフェニルプロパノールアミンなど体重減少剤が挙げられ得る。ビタミン及び補酵素としては、水又は脂溶性ビタミン、例えばチアミン、リボフラビン、ニコチン酸、ピリドキシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、フラビン、コリン、イノシトール及びパラアミノ安息香酸、カルニチン、ビタミンC、ビタミンD及びその類似体、ビタミンA及びカロテノイド、レチノイン酸、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB12、及びこれらの組み合わせが挙げられる。前述の機能性食品の少なくとも1つを含む組み合わせが使用されてよい。
チューインガム材料に使用される薬剤又はその酸付加塩の量は、推奨される、又は許容される治療投薬に応じて異なる。一般に、存在する薬剤の量は、せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療に使用される通常の投薬量である。かかる投与量は、熟練した開業医に既知である。
使用可能である、具体的な任意の追加薬剤としては、カフェイン、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ジクロニン、ニコチン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
酸化防止剤としては、β−カロチン、酸味料、例えば、ビタミンC、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、ビタミンE、カルノシン酸、ロスマノール、ロスマリジフェノールなど、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
防腐剤としては、菓子製品の貯蔵寿命を向上させる任意の天然及び合成防腐剤が挙げられる。好適な防腐剤としては、プロパン酸、安息香酸、及びソルビン酸が挙げられる。
チューインガム製品の押出本体部分は、複数の毛細管を含む。当然のことながら、用語「複数の」は2つ以上を意味することを意図する。いくつかの実施形態では、「複数の」は、3つ以上、又は4つ以上、又は5つ以上、又は6つ以上、又は7つ以上である。「複数の」に関連する数に特定の上限はない。いくつかの実施形態では、チューインガム製品の複数の毛細管は、3つの毛細管である。
チューインガム材料の押出本体部分に配置された複数の毛細管は、任意の好適な寸法を有してよく、規則的な輪郭又は不規則な輪郭を有してよい。最大断面寸法は、約0.1〜約5ミリメートル、又は約0.2〜約4ミリメートル、具体的には約0.5〜約3ミリメートル、又はより具体的には約0.7〜約1.2ミリメートルであってよい。通常、毛細管は、ほぼ円形の断面を有する。いくつかの実施形態では、毛細管は、約0.1〜約5ミリメートルの直径を有する。約0.1〜約5ミリメートルの範囲内において、毛細管は、約0.2〜約4ミリメートルの幅又は直径を有してよく、具体的には、毛細管は、約0.5〜約3ミリメートルの幅又は直径を有してよく、より具体的には、毛細管は、約0.7〜約1.2ミリメートルの直径を有してよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛細管は、押出本体部分から形成された壁によって隣接する毛細管から分離され、毛細管間の壁は、毛細管の幅又は直径を超えない厚さを有する。
毛細管は、実質的に本体部分の全長に沿って延在してよいが、いくつかの実施形態では、本体部分の長さに沿って約75%、80%、90%、又は95%延在する(例えば、本体部分の端部を封止することが望ましい場合)。毛細管が本体部分の全長に沿って延在する場合、毛細管の端部は、好適にも本体部分の1つ以上の端部において視認できる。
引用された特許、特許出願、及び他の文献のすべては、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。しかしながら、本願中の用語が、組み込まれた参照文献と相反する、つまり矛盾する場合、本願の用語は、組み込まれた参考文献の矛盾する用語よりも優先される。
本明細書に開示されたすべての範囲は端点を含み、端点は、独立して互いに組み合わせることができる。本明細書に開示された各範囲は、開示された範囲内にある任意の点又は部分範囲を構成する。
本発明は、少なくとも以下の実施形態を含む。
実施形態1:チューインガム製品の形成方法であって、押出本体部分及び押出本体部分に配置された複数の毛細管を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、チューインガム製品を形成するために、充填された押出本体を分離する工程と、を含み、充填材は、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計は、少なくとも80重量%である、方法。
実施形態2:少なくとも1つの毛細管への付加中の充填材が、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:少なくとも1つの毛細管への付加中の充填材が、充填材の総重量に基づいて、約5〜約15重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約85〜約95重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、実施形態2に記載の方法。
実施形態4:結晶ソルビトール及び/又はキシリトールが、結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%の結晶ソルビトールと、約60〜約80重量%の結晶キシリトールと、を含む、実施形態2又は3に記載の方法。
実施形態5:液体ソルビトール及びキシリトールが、液体ソルビトール及びキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%のソルビトールと、約60〜約80重量%のキシリトールと、を含む、実施形態2〜4のいずれか1つに記載の方法。
実施形態6:前述の少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程の前に充填材を形成する工程を更に含み、前述の充填材を形成する工程が、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、をブレンドすることを含む、実施形態2〜5のいずれか1つに記載の方法。
実施形態7:前述のチューインガム材料を押出す工程が、前述の少なくとも1つ毛細管に充填材を付加する工程と同時である、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の方法。
実施形態8:充填材が、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含む、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態9:充填材が、充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤を含む、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態10:充填材が、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含む、実施形態1〜9のいずれか1つに記載のチューインガム製品。
実施形態11:充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、充填材の総重量に基づいて、少なくとも90重量%である、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の方法。
実施形態12:チューインガム材料を押出す前述の工程が、約30〜約50℃の温度でチューインガム材料を押出すことを含む、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の方法。
実施形態13:前述の少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、約60〜約80℃の温度で前記充填材を付加することを含む、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の方法。
実施形態14:充填材を硬化させるために、チューインガム製品を冷却する工程を更に含む、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の方法。
実施形態15:少なくとも20マイクロメートルの少なくとも1つの寸法を有する結晶を形成するために、充填材を結晶化させる工程を更に含む、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態16:チューインガム製品が、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の方法。
実施形態17:前述の少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、第1の毛細管に充填材を付加することと、第2の毛細管に異なる充填材を付加することと、を含む、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の方法。
実施形態18:充填材が、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、充填材が、充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、充填材が、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含み、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、少なくとも90重量%であり、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、約60〜約80℃の温度で充填材を付加することを含み、チューインガム製品が、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態19:少なくとも1つの毛細管への付加中の充填材が、充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、実施形態18に記載の方法。
実施形態20:実施形態1〜19のいずれか1つに記載の方法によって調製されるチューインガム製品。
実施形態21:チューインガム製品であって、チューインガム材料を含む押出本体部分と、押出本体部分に配置された複数の毛細管であって、毛細管の少なくとも1つは、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む充填材を含む、複数の毛細血管と、を含み、ソルビトール及びキシリトールの合計は、充填材の総重量に基づいて、少なくとも80重量%である、チューインガム製品。
実施形態22:充填材が、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含む、実施形態21に記載のチューインガム製品。
実施形態23:充填材が、充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤を含む、実施形態21又は22に記載のチューインガム製品。
実施形態24:充填材が、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含む、実施形態21〜23のいずれか1つに記載のチューインガム製品。
実施形態25:充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、充填材の総重量に基づいて、少なくとも90重量%である、実施形態21〜24のいずれか1つに記載のチューインガム製品。
実施形態26:約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む、実施形態21〜25のいずれか1つに記載のチューインガム製品。
実施形態27:充填材が、充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、充填材が、充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、充填材が、約20:80〜約40:60の重量比でソルビトール及びキシリトールを含み、充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、少なくとも90重量%であり、チューインガム製品が、約60〜約90重量%のチューインガム材料と、約10〜約40重量%の充填材と、を含む、実施形態21に記載のチューインガム製品。
実施形態28:第1の充填材を含む第1の毛細管と、第1の充填材とは異なる第2の充填材を含む第2の毛細管と、を含む、実施形態21〜27のいずれか1つに記載のチューインガム製品。
本発明は、以下の非限定的実施例によって更に例示される。
調製例1〜11
これらの例は、チューインガム製品で使用される充填剤の調製について説明する。これらの例で使用したキシリトールは、約90マイクロメートルの平均粒径を有した。これらの例で使用したソルビトールは、約250マイクロメートルの平均粒径を有した。充填材は、キシリトール及びソルビトールを含む融解組成物を、充填材を形成するためのキシリトール及びソルビトールを含む種組成物と混合することにより調製した。表1において、「融解キシリトール(%)」は、融解組成物の総重量に基づいた、融解組成物中のキシリトールの重量%である。「融解ソルビトール(%)」は、融解組成物の総重量に基づいた、融解組成物中のソルビトールの重量%である。「種キシリトール(%)」は、種組成物の総重量に基づいた、種組成物中のキシリトールの重量%である。「種ソルビトール(%)」は、種組成物の総重量に基づいた、種組成物中のソルビトールの重量%である。「融解(%)」は、充填材の総重量に基づいた、融解組成物の重量%である。「種(%)」は、充填材の総重量に基づいた、種組成物の重量%である。「総キシリトール(%)」は、充填材の総重量に基づいた、総キシリトール(融解組成物キシリトール+種組成物キシリトール)の重量%である。「総ソルビトール(%)」は、充填材の総重量に基づいた、総ソルビトール(融解組成物ソルビトール+種組成物ソルビトール)の重量%である。
融解組成物は、120℃において攪拌及び掻き取り式スチームジャケット付鍋(stirred and scraped steam-jacketed kettle)内でキシリトール及びソルビトールを融解することにより調製した。生じた均質な塊は、キシリトール及びソルビトールをドライブレンドして調製した種組成物を加える前に、72℃まで冷却した。生じた充填材は、チューインガム製品の形成に使用するまで75℃で保持した。
Figure 2015532119
Figure 2015532119
(実施例1〜11)
これらの例は、チューインガム製品の調製について説明する。
チューインガム材料及び充填材の組成は、表2にまとめて示す(成分量は、重量部で示す)。これらの例で使用したマルチトールは、約35マイクロメートルの平均粒径を有した。「イソマルト(%)」と表示する表2の行に関連するイソマルトは、約40マイクロメートルの平均粒径を有した。「イソマルトF(%)」と表示する表2の行に関連するイソマルトは、480マイクロメートルの平均粒径を有した。「LYCASIN 75/55(%)」と表示する表2の行に関連する成分は、マルチトールシロップの総重量に基づいて、75重量%の固形分と、マルチトールシロップの中の全固形分に基づいて55重量%のマルチトールと、を含有する、マルチトールシロップ(すなわち、加水分解水添デンプン)である。表2のチューインガム材料部分に関連する行は、チューインガム材料の総重量に基づいた重量%で各成分の量を示す。表2の充填材部分に関連する行は、前述の調製例で説明した意味を有する。
チューインガム材料は、従来のガムブレンド手順に従って調製した。代表的なガムブレンド手順では、混合鍋を38℃に予熱する。イソマルトFを除く全ポリオールを着色剤と共に鍋に加え、生じたブレンドを30秒間混合した。次いで、ガムベース及び軟化剤を鍋に加え、85〜100℃の温度に加熱した。ガムベース及び軟化剤の混合は、4分間行う。着香剤及び冷感剤を混合し、30秒間にわたって混合しながら鍋に加えた。次いで、イソマルトFを鍋に加え、混合を3分間継続する。混合物の温度を48℃未満に下げてから、カプセル化及び非カプセル化高甘味度甘味料を加え、4分間混合した。
充填材は、前述の調製例で説明した手順を使用して調製した。
Figure 2015532119
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チューインガム製品を形成するために、チューインガム材料の押出し及び充填材の付加は同時であり、毛細管への付加中の充填材の温度は72〜78℃であり、押出し中のチューインガム材料の温度は約40〜45℃であった。チューインガム材料の押出速度及び充填剤のポンピング速度は、75〜85%のチューインガム材料及び15〜25%の充填材からなる押出物をもたらすように調整した。充填材は、約3.5ミリメートルの直径を有する毛細管に配置され、隣接する毛細管は、約1.2ミリメートルの厚さを有する壁によって分離されていた。押出物は、約1.5〜2分かけて冷却トンネルで2〜4℃で空冷した。この結果、充填された押出物を約20℃に冷却した。冷却した押出物は、35ミリメートル×11ミリメートル×5.5ミリメートルの概寸を有するチューインガム製品(片)に切断してから、包装した。冷却トンネルでの冷却は、押出物の切断中の充填剤の漏出を回避するために十分であった。
(実施例11)
この例は、充填材に着香料を含有するチューインガム製品の調製について説明する。
チューインガム材料及び充填材の組成は、表3にまとめて示す。「カプセル化アスパルテーム」は、カプセル化アスパルテームの総重量に基づいて、30重量%のアスパルテームと、70重量%のポリ(酢酸ビニル)系封止材と、を含有した。「カプセル化アセスルファム−K」は、カプセル化アセスルファム−Kの総重量に基づいて、30重量%のアセスルファム−Kと、70重量のポリ(酢酸ビニル)系封止材と、を含有した。
チューインガム材料は、前述の例に記載の一般的手順に従って調製した。充填材は、種組成物の付加直後に着香料を加えたことを除いて、上記の調製例に記載の通り調製した。チューインガム製品は、前述の実施例に記載の一般的手順に従って調製した。
充填材中の着香料の存在は、顕著な悪影響を及ぼさなかった(例えば、漏出を引き起こさなかった、硬化又は結晶化を妨げなかった)。
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Claims (28)

  1. チューインガム製品の形成方法であって、
    押出本体部分及び前記押出本体部分に配置された複数の毛細管を形成するために、チューインガム材料を押出す工程と、
    充填された押出本体を形成するために、少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程と、
    前記チューインガム製品を形成するために、前記充填された押出本体を分離する工程と、を含み、
    前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、
    約20〜約80重量%のソルビトールと、
    約20〜約80重量%のキシリトールと、を含み、
    ソルビトール及びキシリトールの合計が少なくとも80重量%である、方法。
  2. 前記少なくとも1つの毛細管への付加中の前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの毛細管への付加中の前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、約5〜約15重量%の前記結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約85〜約95重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記結晶ソルビトール及び/又はキシリトールが、前記結晶ソルビトール及び/又はキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%の結晶ソルビトールと、約60〜約80重量%の結晶キシリトールと、を含む、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記液体ソルビトール及びキシリトールが、前記液体ソルビトール及びキシリトールの総重量に基づいて、約20〜約40重量%のソルビトールと、約60〜約80重量%のキシリトールと、を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つの毛細管に前記充填材を付加する工程の前に前記充填材を形成する工程を更に含み、前記充填材を形成する工程が、前記充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、をブレンドすることを含む、請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記チューインガム材料を押出す工程が、前記少なくとも1つ毛細管に前記充填材を付加する工程と同時である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記充填材が、約20:80〜約40:60の重量比で前記ソルビトール及びキシリトールを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、前記充填材の総重量に基づいて、少なくとも90重量%である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記チューインガム材料を押出す工程が、約30〜約50℃の温度で前記チューインガム材料を押出すことを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、約60〜約80℃の温度で前記充填材を付加することを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記充填材を硬化させるために、前記チューインガム製品を冷却する工程を更に含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 少なくとも20マイクロメートルの少なくとも1つの寸法を有する結晶を形成するために、前記充填材を結晶化させる工程を更に含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記チューインガム製品が、約60〜約90重量%の前記チューインガム材料と、約10〜約40重量%の前記充填材と、を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、第1の毛細管に充填材を付加することと、第2の毛細管に異なる充填材を付加することと、を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、
    前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、
    前記充填材が、約20:80〜約40:60の重量比で前記ソルビトール及びキシリトールを含み、
    前記充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、少なくとも90重量%であり、
    前記少なくとも1つの毛細管に充填材を付加する工程が、約60〜約80℃の温度で前記充填材を付加することを含み、
    前記チューインガム製品が、約60〜約90重量%の前記チューインガム材料と、約10〜約40重量%の前記充填材と、を含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの毛細管への付加中の前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、約1〜約20重量%の結晶ソルビトール及び/又はキシリトールと、約80〜約99重量%の液体ソルビトール及びキシリトールと、を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法によって調製されるチューインガム製品。
  21. チューインガム製品であって、
    チューインガム材料を含む押出本体部分と、
    前記押出本体部分に配置された複数の毛細管であって、前記毛細管の少なくとも1つが、充填材の総重量に基づいて、約20〜約80重量%のソルビトールと、約20〜約80重量%のキシリトールと、を含む充填材を含む、複数の毛細管と、を含み、
    ソルビトール及びキシリトールの合計が、前記充填材の総重量に基づいて、少なくとも80重量%である、チューインガム製品。
  22. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含む、請求項21に記載のチューインガム製品。
  23. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、0.1重量%以下の増粘剤を含む、請求項21又は22に記載のチューインガム製品。
  24. 前記充填材が、約20:80〜約40:60の重量比で前記ソルビトール及びキシリトールを含む、請求項21〜23のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  25. 前記充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、前記充填材の総重量に基づいて、少なくとも90重量%である、請求項21〜24のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  26. 約60〜約90重量%の前記チューインガム材料と、約10〜約40重量%の前記充填材と、を含む、請求項21〜25のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  27. 前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、5重量%以下の水を含み、
    前記充填材が、前記充填材の総重量に基づいて、0.05重量%以下の増粘剤を含み、
    前記充填材が、約20:80〜約40:60の重量比で前記ソルビトール及びキシリトールを含み、
    前記充填材中のソルビトール及びキシリトールの合計が、少なくとも90重量%であり、
    前記チューインガム製品が、約60〜約90重量%の前記チューインガム材料と、約10〜約40重量%の前記充填材と、を含む、請求項21に記載のチューインガム製品。
  28. 第1の充填材を含む第1の毛細管と、前記第1の充填材とは異なる第2の充填材を含む第2の毛細管と、を含む、請求項21〜27のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
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