JP2016518127A - 着色ろう組成物 - Google Patents

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Abstract

着色ろう組成物であって、前記着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、前記着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱した前記着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品の表面に適用された際に斑な外観を提供する。詳細には、本開示は、着色ろう組成物がコーティングとして菓子組成物に適用された際の、斑の外観を有するチューインガム組成物などのコーティングされた菓子組成物、並びにチューインガムペレットなどの着色ろうコーティングされた菓子組成物を製造する方法に関する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2013年4月30日に提出された米国仮特許出願第61/817,613号の優先権を主張する。この刊行物は、参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本出願は、菓子組成物中に適用された際に斑の外観を提供する着色ろう組成物に関する。より詳細には、本開示は、着色ろう組成物がチューインガム組成物に適用された際の、斑の外観を有するコーティングされたチューインガム組成物、並びにチューインガムペレットなどの着色ろう菓子組成物を製造する方法に関する。
コーティングは、色又は食感を提供するため、風味を提供するため、コアの保護のため、視覚的効果を提供するためなどを含む種々の目的で、チューインガム製品などの菓子組成物に含まれる。
チューインガム製品の1つの形態は、コーティングされたペレットである。これらは、パンニングとして公知の、糖ポリオールコーティング又はシュガーレスポリオールコーティングのいずれかによってコーティングされる。パンニングにおいて、繰り返し手順において、ポリオールコーティング溶液が、ガムセンターに適用されて乾燥され、コーティングの層を築く。パンニングは、ハードパンニングであっても、ソフトパンニングであってもよい。この相違は、ソフトパンニングにおいては、連続的なポリオール適用とポリオール適用との間に粉末状の甘味料が添加されて、コーティング層を停止し、溶液を乾燥させることを助ける。ハードパンニングにおいては、これらの粉末状の甘味料は、ふんだんには加えられず、少量ずつ断続的に加えられ得る。このように製造されたポリオールコーティングは、平滑で、ぶち模様の外観を有してもよく、多くの場合、コーティング溶液への着色料の添加により、着色されていてもよい。コーティングされたガムペレットは、多くの場合、微粒子化したすなわち微細な粉末状にしたろう、例えば、ガムペレット表面上に撒かれたカルナバろうを用い、コーティングパンにおいて転がされて研磨され、平滑な表面を達成する。この外側ろうコーティング表面は、下にあるコーティングペレットに研磨された光沢を提供し、天然において疎水性である湿気バリアとして作用する。また、このろう研磨層は、ペレットが高速包装装置を通って流れるのを助ける。
米国特許第5,171,589号(Richey et al.)は、研磨ステップにおける着色ろうの使用は、着色コーティングガムペレット上に着色された外観を改善することを教示する。コーティングされたガム製品を製造するためのプロセスは、ガムセンターを提供すること、このガムセンターに着色コーティングをコーティングすること、並びに着色コーティングされたこのガムセンターにろう及び着色料を含む研磨層を適用することのステップを含む。本特許におけるろう粒子は、150ミクロン未満であり、好ましくは45ミクロン未満であることが記載され(第5欄、30〜44行を参照されたい)であることが記載され、ガムペレットは、しっかりした一色の外観であって、斑の着色された外観は、所望されなかった。(実施例、特に第6欄、60〜66行の比較実施例5の記載を参照されたい)。
米国特許第5,171,589号明細書
斑に着色された菓子組成物、例えばチューインガムペレットは、市場で望まれる。しかし、コーティング溶液パンニングステップの間の着色料の添加は、色のブリーディング及び色むらの欠点、並びに表面上の不均一な拡散などの、一定の処理問題をもたらし得る。また、パンニングに添加する色の量は、比較的大きくなり得、したがって、高価であり得る。さらに、ろう被覆研磨層の添加は、最終着色製品の色の美しさを、ますます減退させる。また、ろうオーバーコーティングがこれらの下にあるパンニング層における色を減退させるので、所望の程度の色を達成するために、多くの着色料が下にあるパンニング層に加えられる必要がある。したがって、これらの問題を克服した、よりよい斑の着色菓子組成物に対する需要がある。
1つの実施形態において、着色ろう組成物が提供され、この着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、融けた着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品において斑を形成することが可能である。
1つの実施形態において、菓子ベースを含む第1領域及びこの第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物が提供され、この第2領域は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、融けた着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、複数領域菓子組成物において斑を形成することが可能である。
別の実施形態において、斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法が提供され、この方法は、以下のステップを含む:(a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること、及び(b)この菓子ベースの外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することであって、この着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱された着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品において斑を形成することが可能である。
別の実施形態において、着色ろう組成物が提供され、これは、以下:少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つ菓子製品において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む。
別の実施形態において、菓子ベースを含む第1領域及びこの第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物が提供され、この第2領域は、着色ろう組成物を含み、この着色ろう組成物は、以下:少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つこの菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む。
別の実施形態において、斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法が提供され、この方法は、以下のステップ:(a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること;及び(b)この菓子ベースの外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することを含み、この着色ろうコーティング組成物は、以下:少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つこの菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む。
本発明は、チューインガムなどの菓子製品における斑特性において広範なバリエーションを提供する。着色ろう粒子の平均粒子サイズが比較的大きい(例えば、約1000ミクロンである)場合、菓子製品上に生じる斑は、大きく、単位面積当たりに離散して存在する。平均粒子サイズが比較的小さい(例えば、約200ミクロンである)場合、生じる斑は、小さく、単位面積あたりに密集して存在する。大型及び小型の斑の組み合わせが、異なる視覚的効果を艇庫ゆするために使用されてもよい。1種の着色料を用いることによって単色の斑が製造されてもよく、又は複数の多色のろう粒子を用いて多色の斑が得られてもよい。また、斑の色の強さは、より暗色の斑を製造するために粒子中でより高い割合の着色料を有するか、又はより明色の斑を製造するためにより低い割合の着色料を有するかの、いずれかによって変動し得る。より暗色の斑とより明色の斑との混合物もまた、使用され得る。単色又は多色の斑が、下にある連続的な着色領域の上に分布し、さらに斑を際立たせてもよい。また、異なる形状及び厚みの斑、例えば丸形、長方形、正方形、曲がった形又はまっすぐな形もまた、使用され得る。さらに、斑から着色料が、少ない割合でブリードアウトして、菓子製品の表面上に滲んだ色の外観を与えることが可能であり得る。上のパラメータの組み合わせは、菓子製品の製造業者に、種々の斑の色の製品を製造するために広範な許容度を与える。
上記及び他の実施形態は、以下の詳細な説明により例示される。
本明細書で使用される場合、用語「菓子組成物」又は「菓子」又は「菓子ベース」は、甘い構成要素を含む食用製品を意味する。菓子組成物は、糖、シロップ又は蜂蜜によって作られた医薬調製物、及び飴又はペイストリーなどの甘い食品を含む。好適な菓子組成物は、当該分野で周知であり、ハードキャンディ(例えば、アモルファス糖ガラスを含む)、トフィー、ファッジ、フォンダン、ゼリー、グミ、パステル、キャラメル、タフィー、ヌガー及びチューインガムなどの「糖菓子」、並びにチョコレート(例えば、ミルクチョコレート、ダークチョコレート及びセミスイートチョコレートを含む)などの「脂肪ベースの菓子」、並びに例えばチョコレート調合物コーティング、ホワイトチョコレートなどのパステル調合物コーティング、などが挙げられる。
「菓子ベース」もまた、広範な種々の菓子コアを網羅し、ガムセンターすなわちガムコア、中央を充てんした菓子、チュアブル菓子、サクサクした菓子、ローボイルド菓子、ハードボイルド菓子、フォンダン、キャラメル、ゼリー、グミ、ヌガー、食用フィルム、ナッツペースト、チョコレート、ファッジ、又は少なくとも1種の前述の菓子コアを含む組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「コーティング」又は「コーティング領域」という用語は、菓子コアを少なくとも部分的に囲む物質の領域を指すために使用される。着色ろうコーティングコーティングは、「研磨」組成物又は混合物を指しても、又は「コーティング」組成物又は混合物を指してもよい。このような着色ろうコーティングを有する菓子は、研磨層又はコーティング層のいずれを指してもよい。
本明細書で使用される「囲む」、「囲むこと」、「少なくとも部分的に囲むこと」などの用語は、取り囲むことに限定されない。これらの用語は、全ての側で囲い込むこと又は閉じ込めること、取り囲むこと又は包囲することを指すことができ、対称な厚み又は同一の厚みに限定されない。
用語「実質的に被覆する」は、チューインガムコアの表面領域の50%超を被覆するコーティング組成物を指す。他の実施形態では、「実質的に被覆する」は、チューインガムコアの表面の55%超、60%超、65%超、70%超、75%超、80%超、85%超、90%超、95%超、98%超、及び99%超である被覆を指し得る。
本明細書で記載される着色ろう組成物は、本発明の菓子ベース又はコアを覆う研磨された着色表面を提供するように設計される。ハードパンニング層又はソフトパンニング層などの1つ以上の中間層が、菓子コアと着色ろうコーティングされた表面との間に存在してもよい。本明細書で記載される着色ろう組成物は、四つ(4)の異なる種の成分、すなわち、水又はグリセリンなどの液体キャリア、少なくとも1種の着色料、少なくとも1種のろう、及び少なくとも1種の乳化剤から作られる。他の成分が、これらの着色ろう組成物に加えられてもよい。
他の3つの成分を混合することを補助するため、及び乳化剤をろう相と着色料相を一緒にするように作用させるために、液体キャリアが使用されてもよい。任意の好適な液体キャリアが使用され得る。水が、最も望ましい。グリセリンもまた、何らかのレーキ及び染料について望ましい。液体キャリアの量は、凝固した液体混合物の約2重量%〜約30重量%である。より望ましくは、液体キャリアの量は、凝固した液体混合物の約3重量%〜約20重量%である。
任意の食用色素が、これらの着色ろう組成物における着色料としての使用のために好適であり得る。好適な食用着色料としては、以下が挙げられる:米国食品医薬品局(FDA)により食品医薬品化粧品法の下でヒト消費のために認可された食品染料、本明細書で「FD&C染料」と呼ぶ;ヒト消費のために安全であると一般に考えられている天然(通常は、植物)供給源由来の天然着色料;FDA認可された天然供給源由来の着色料;及びU.S.の司法権の範囲外における使用のために認可された合成着色料。また、顔料及びレーキも挙げられる。レーキは、染料と比較してろうコーティング中で鮮明な色を提供するので、特に望ましい。
本発明に関する着色料として、公知のFD&C染料のいずれかが使用され得、これらとしては、赤色3号(エリスロシン)、赤色40号(アルラレッド)、黄色6号(サンセットイエローFCF)、黄色5号(タートラジン)緑色3号(ファストグリーンFCF)、青色1号(ブリリアントブルーFCF)、青色2号(インジゴチン)、FD&C青色#2、FD&C緑色#3、タートラジン(E102)、キノリンイエロー(E104)、サンセットイエロー(E110)、ポンソー(E124)、エリスロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、アルラレッド、銀色(E174)、金色(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントBN(E151)、ブラウンHT、グリーンS、グリーンS/アシッドブリリアントグリーンBS(E142)、及び少なくとも1種の上述の食物色素の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。天然の着色料の例としては、限定することなく、アナトー種子抽出物、アントシアニン類(種々のベリー類、ブドウ類、キャベツ及びクランベリー類において見出される)、カルテノイド類(ニンジンにおいて見出される)、ベタリン類及びオレオレジン類(ターメリックなどの根菜類、パプリカ、カルミン類、ビーツルート類及びトマト類に由来)が挙げられる。顔料及びレーキもまた、本発明の着色料として使用され得る。顔料は、ベース中に分散させた際に色を付与するために使用される、微細な、通常は無機の粒子からなる。顔料の例としては、非限定で、カオリン、チョーク、二酸化チタン及び水酸化アルミニウムが挙げられる。レーキは、着色料、例えばFD&C染料又は上述の着色料の1つに結合した微細な粒子、例えば水酸化アルミニウム粒子を含む。例としては、非限定で、FD&C青色#1レーキ、FD&C青色#2レーキ、FD&C黄色#5レーキ、FD&C黄色#6レーキ、エリスロシンレーキ、アマランサスレーキ、ポンソー4Rレーキ、カルモイシンレーキ、サワーグリーンアップルレーキ09225、Blue Opatinit G−10529レーキ及びFD&C赤色40レーキが挙げられ、これらは全て、Warner Jenkinson Company,St.Louis,Mo.から入手され得る。上述のような所望の斑の種類に依存して、着色料の量は、凝固した液体混合物の約0.1重量%〜約3重量%である。より望ましくは、着色料の量は、凝固した液体混合物の約0.3重量%〜約2重量%である。
食品中で有用な任意のろうが、これらの着色ろう組成物において使用され得る。これらとしては、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの混合物が挙げられる。他の高融点ろうとしては、植物性ろう、コメヌカろう、ポリエチレンろう、ミクロクリスタリンろう、ほとんどの石油ろうなど、及びこれらの混合物が挙げられる。ろうの量は、凝固した液体混合物の約50重量%〜約95重量%である。より望ましくは、ろうの量は、凝固した液体混合物の約55重量%〜約90重量%である。
食品中で一般に使用される任意の乳化剤が、これらの着色ろう組成物において使用され得る。好適な乳化剤は、蒸留モノグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、モノ及びジグリセリドの乳酸エステル、モノ及びジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、セテアレス−20、ポリグリセロールポリリシノール酸塩、脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ脂肪酸グリセリル、アラビアガム、アカシアガム、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ステアロイルラクチレートナトリウム、ステアロイルラクチレートカルシウム、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、グリセリルトリカプリル酸塩−カプリン酸塩/中鎖トリグリセリド、ジオレイン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、脂肪酸のグリセリルラクトエステル、グリセリルラクトパルミチン酸塩、モノステアリン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸ポリグリセリル10、中鎖トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート65、ジステアリン酸ヘキシルグリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、tween、span、ステアロイルラクチレート、ステアロイル−2−ラクチレートカルシウム、ステアロイル−2−ラクチレートレシチンナトリウム、アンモニウムホスファチド、脂肪酸のショ糖エステル、スクログリセリド、脂肪酸のプロパン−1,2−ジオールエステル、及びこれらの組み合わせを含む。モノステアリン酸グリセロールとレシチンとの組み合わせが、望ましい。幾つかの実施形態において、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとは、約10:1〜約1:10の重量比で使用される。乳化剤の量は、凝固した液体混合物の約1重量%〜約20重量%である。より望ましくは、乳化剤の量は、凝固した液体混合物の約2重量%〜約10重量%である。
1つの実施形態について、着色ろう組成物は、研磨層内の水性混合物であり、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55重量%〜約90重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む。
着色ろう組成物は、水を少なくとも1種の着色料と混合すること;少なくとも1種のろうを加熱すること;少なくとも1種の乳化剤及び水と少なくとも1種の着色料との少なくとも1種の混合物を、融解したろうに加え、着色ろう組成物を形成すること;次いで、得られた混合物を、凝固した着色ろう材料に凝固させること;次いで、この凝固した着色ろう材料を挽いて200ミクロンを超える平均粒子サイズを有する粒子にすることによって、調製される。約400ミクロン〜約1000ミクロンの少なくとも1種のろうの平均粒子サイズを有することが、望ましい場合がある。加熱は、約60℃〜約80℃で実施される。
これらの着色ろう粒子は、次いで、事前に1つ以上の中間層(第3領域)でコーティングされているか又はされていない、菓子ベース組成物に添加される。少なくとも1つの中間コーティング(第3領域)は、少なくとの1つのポリオールコーティングであってもよい。この添加は、着色ろう組成物から斑に着色されている外側研磨コーティングを形成するために使用される同じハードパンニング装置において実施され得る。幾つかの実施形態において、着色ろう組成物の量は、菓子組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%である。
斑に着色されたろうコーティングを有するコーティングされたチューインガム組成物が、本明細書で開示される。幾つかの実施形態において、このコーティングされたチューインガムは、ガムベースを含むガムコア、及びこのガムコアを少なくとも部分的に取り巻く着色ろうコーティング組成物を含み、ここで、この着色ろうコーティング組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の、凝固した水性混合物から作られ、コーティングされたチューインガム組成物上に斑に着色されたろうコーティングを形成する。
他の実施形態において、菓子ベース組成物は、着色ろう組成物が適用される前に、糖又はシュガーレスポリオールの少なくとも1つの層で必要に応じてコーティングされたガムセンターである。ポリオールコーティングは、一般に、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む。この実施形態において、ガムセンター上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、ガムセンターの約10重量%〜100%であってもよい。1つ以上のポリオールコーティングは、着色ろう研磨層の斑の着色に中間背景色を提供するために、二酸化チタンなどの着色料を含んでもよい。少なくとも1つのポリオールコーティングが、ハードパンニングプロセス及びソフトパンニングプロセスの両方を含む、従来のパンニング技術によって加えられ得る。少なくとも1つの中間ポリオールコーティングが存在する場合、これが適用された後に、着色ろう組成物が適用され、斑に着色されたチューインガムペレットを作る。本明細書で使用される場合、用語「ガム」、「チューインガム」及び「バブルガム」は、相互交換可能に使用され、任意のガム組成物を含むことを意味する。チューインガム組成物に関して、このような組成物は、ガムベース、風味増強組成物、及び種々の添加物を含む。
本明細書で開示されるガムセンター組成物は、平板、スティック、ペレット、玉などの形態であってもよい。種々の形態のガムセンターの種々の形態の組成物は、類似であるが、成分の比に関して変動し得る。例えば、コーティングされたガム組成物は、低い割合の軟化剤を含んでもよい。ペレット及び玉は、チューインガムコアを有してもよく、これは、糖溶液又はシュガーレスポリオール溶液のいずれかによってコーティングされており、硬い殻を作っている。平板及びスティックは、通常、チューインガムコアよりもやわらかい食感に処方される。幾つかの場合、ヒドロキシ脂肪酸塩又は他の界面活性剤は、ガムベースに対し軟化効果を有し得る。界面活性剤がガムベースに対して有し得る何らかの潜在的な望ましくない軟化効果を調整するために、通常より固い食感を有する平板ガム又はスティックガムを処方すること(すなわち、代表的に使用されている従来の軟化剤をわずかしか使わないこと)が、有益であり得る。
中央を充てんしたガムが、別の一般的なガム形態である。ガム部分は類似の組成を有し、その製造様式は上述される。しかし、中央充てん物は、代表的に、プロセスの間にガムのセンターに注入される、水性の液体又はゲルである。中央を充てんしたガムはまた、コーティングされてもよく、種々の形態、例えば棒つきキャンディーの形態で調製され得る。
チューインガムコアは、ガムベース、バルク甘味料、高甘味度甘味料、風味材料、着色剤、香辛料、歯白色化剤、呼気清涼化剤、ビタミン、ミネラル、カフェイン、薬物(例えば、医薬、ハーブ及び栄養補強食品)、オーラルケア製品及びこれらの添加物の少なくとも1種を含む組み合わせを含む。本明細書で使用される「エラストマー部分」及び「ガムベース」という用語は、水不溶性物質(単数又は複数)を指し、エラストマー、増量剤、ろう、エラストマー溶剤、乳化剤、可塑剤、フィラー、及び上述の材料の少なくとも1種を含む組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。
一般に、チューインガム組成物は、水不溶性ガムベース部分と水溶性バルク部分とを含む。ガムベースは、所望されるベースの種類、所望されるガムの稠度、及び最終的なチューインガム製品を作製するためにこの組成物において使用される他の構成要素などの、様々な要素に応じて大きく変化し得る。ガムベースは、当該技術分野において既知の任意の非水溶性ガムベースであってもよく、チューインガム及びバブルガムに利用されるガムベースを含む。本明細書で使用される「エラストマー部分」及び「ガムベース」という用語は、水不溶性物質(単数又は複数)を指し、エラストマー、可塑剤、エラストマー溶剤、ろう、増量剤、乳化剤、フィラー、及び上述の材料の少なくとも1種を含む組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。
使用されるガムベースの量は、使用されるベースの種類、チューインガムの所望される稠度、及び最終的なチューインガムコアを作製するためにこの組成物において使用される他の成分などの、様々な要素に応じて大きく変化する。一般に、ガムベースは、チューインガムコアの重量に基づき、チューインガムコアの約5重量%〜約60重量%、具体的には約25重量%〜約50重量%、より具体的には約30重量%〜約45重量%、なおより具体的には約35重量%〜約40重量%の量で存在する。
チューインガムコアは、一般に、エラストマーを含む。エラストマーは、ガムベース中に存在し得、このガムベースは、脂肪、乳化剤及びろう、フィラー、酸化防止剤及び上述の成分の少なくとも1つを含む組み合わせをさらに含んでもよい。チューインガムベースで使用される例示的なエラストマーは、天然及び合成の両方のエラストマー及びゴム、例えば、植物起源の物質、例えば、チクル、クラウンガム、ニスペロ、ロシディンハ、ジェルトン、ペリロ、ニジェールグッタ、チュニュ、バラタ、グタペルカ、レチカプシ、ソルバ、グッタ・ケイなどを含む。ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリイソブチレン、イソブチレンイソプレンコポリマー、ポリエチレン、上述のエラストマーの少なくとも1つを含む組み合わせなどの合成エラストマーもまた有用である。ガムベースは、非毒性ビニルポリマー、例えば、ポリ酢酸ビニル及びその部分加水分解物、ポリビニルアルコール、及びこれらの組み合わせを含むことができる。更なる有用なポリマーとしては、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメタクリル酸メチル;乳酸、ポリヒドロキシアルカノエート、可塑化エチルセルロース、ポリビニルアセテートフタレート、及びこれらのポリマーの少なくとも1つを含む組み合わせのコポリマーが挙げられる。
様々な所望の食感及び稠度特性を提供するための可塑剤又は軟化剤などの従来の添加物を、有効な量でガムベース中に含めることができる。これらの構成要素は低分子量であるため、可塑剤及び軟化剤は、ガムベースの基本構造を浸透して、ガムベースを可塑性及びより低粘性にすることができる。好適な可塑剤及び軟化剤は、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、三酢酸グリセリル、グリセリルレシチン、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸プロピレングリコール、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、並びにこれらの可塑剤及び軟化剤の少なくとも1つを含む組み合わせを含む。幾つかの実施形態において、可塑剤及び軟化剤は、最大でガムベースの約30重量%、具体的には約3重量%〜約20重量%の量で存在する。
チューインガム又はガムベースは、任意選択で、エラストマーベース成分を軟化する助けとなる従来のエラストマー溶剤、例えば、穿孔樹脂、例えば、α−ピネン若しくはβ−ピネンのポリマー、ロジン若しくは修飾ロジンとガムとのメチルエステル、グリセロールエステル、又はペンタエリスリトールエステル、例えば、水素添加、ダイマー化、若しくはポリマー化ロジン、若しくはこれらの樹脂の少なくとも1つを含む組み合わせ、部分水素添加木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル、木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル、木材ロジンのグリセロールエステル、部分ダイマー化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル、ポリマー化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル、トール油ロジンのグリセロールエステル、木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル、部分水素添加木材若しくはガムロジン、木材若しくはロジンの部分水素添加メチルエステルなどを含有することができる。エラストマー溶剤は、ガムベースの重量に基づき、約5重量%〜約75重量%、具体的には約45重量%〜約70重量%の量で使用され得る。
ろう、例えば、天然及び合成ろう、水素添加植物油、石油ろう、例えば、ポリウレタンろう、ポリエチレンろう、パラフィンろう、微結晶ろう、脂肪ろう、モノステアリン酸ソルビタン、獣脂、プロピレングリコールなども、様々な所望の食感及び稠度特性を得るために、ガムベースに組み込むことができる。
ろうがガムベース中に存在する場合、ろうは、ポリマー化エラストマー混合物を軟化し、ガムベースの弾性を改善する。使用されるろうは、約60℃未満、具体的には約45℃〜約55℃の融点を有する。低融解ろうは、パラフィンろうであり得る。ろうは、ガムベースの重量に基づいて約6重量%〜約10重量%、具体的には約7重量%〜約9.5重量%の量でガムベース中に存在することができる。
低融点ろうに加えて、より高い融点を有するろうも、最大でガムベースの約5重量%の量で、ガムベース中に使用され得る。そのような高融点ろうとしては、みつろう、植物性ろう、キャンデリラろう、カルナバろう、ほとんどの石油ろう等、及びこれらの混合物が挙げられる。
ガムベースは、有効な量の、フィラー及び食感付与剤として働き得るミネラルアジュバントなどの増量剤を含むことができる。好適なミネラルアジュバントとしては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸三カルシウム及びこれらのミネラルアジュバントの少なくとも1つを含む組み合わせが挙げられ、これは、フィラー及び食感付与剤として働き得る。これらのフィラー又はアジュバントは、様々な量でガムベースにおいて使用することができる。具体的には、フィラーの量は、使用される場合、ガムベースの約0重量%〜約60重量%、より具体的にはガムベースの約20重量%〜約30重量%の量で存在することができる。
好適な乳化剤は、蒸留モノグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、モノ及びジグリセリドの乳酸エステル、モノ及びジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、セテアレス−20、ポリグリセロールポリリシノール酸塩、脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ脂肪酸グリセリル、アラビアガム、アカシアガム、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ステアロイルラクチレートナトリウム、ステアロイルラクチレートカルシウム、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、グリセリルトリカプリル酸塩−カプリン酸塩/中鎖トリグリセリド、ジオレイン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、脂肪酸のグリセリルラクトエステル、グリセリルラクトパルミチン酸塩、ステアリン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸ポリグリセリル10、中鎖トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート65、ジステアリン酸ヘキシルグリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、tween、span、ステアロイルラクチレート、ステアロイル−2−ラクチレートカルシウム、ステアロイル−2−ラクチレートレシチンナトリウム、アンモニウムホスファチド、脂肪酸のショ糖エステル、スクログリセリド、脂肪酸のプロパン−1,2−ジオールエステル、及びこれらの組み合わせを含む。
チューインガム組成物(又は菓子組成物)は、必要に応じて、1種以上のさらなる成分(又は添加物)をさらに含んでもよい。好適な添加物としては、甘味付与剤、風味調節剤及び風味増強剤、風味材料、芳香添加剤、着色料、温化剤、着色剤、呼気清涼化剤、口内湿潤剤、保水剤、酸味料、緩衝化剤、刺感剤、オーラルケア薬剤、喉ケア薬剤、医薬、酸化防止剤、保存料、及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの添加物の一部は、1つ以上の目的を果たすことができる。例えば、甘味添加材(例えば、スクロース、ソルビトール、若しくは他の糖アルコール、及びこれらの組み合わせ)は、増量剤としても機能し得る。上述のさらなる成分の少なくとも1つを含む組み合わせが、多くの場合に使用される。
幾つかの実施形態において、チューインガムは、ガム組成物に甘い味を提供する甘味付与剤を含む。甘味付与剤は、糖甘味料、シュガーレス甘味料、高甘味度甘味料、又はこれらの甘味付与剤の少なくとも2つの組み合わせを含み得る。
糖甘味料は、概して、糖類を含む。好適な糖甘味料は、単糖類、二糖類、及び多糖類を含み、例えば、ショ糖(砂糖)、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、転化糖、フラクトオリゴ糖シロップ、部分加水分解デンプン、コーンシロップ固体、例えば、高果糖コーンシロップ、及びこれらの組み合わせを含む。
好適なシュガーレス甘味料は、糖アルコール(又はポリオール)を含み、例えば、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素添加イソマルツロース(イソマルト)、ラクチトール、エリスリトール、水素添加デンプン加水分解物、及びこれらの組み合わせを含む。好適な水素添加デンプン加水分解物としては、Verwaerdeに対する米国特許第4,279,931号に開示されるもの、並びに、ソルビトール、水素添加二糖類、水素添加多糖類又はこれらの組み合わせを含む種々の水素添加グルコースシロップ及び/又は粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は主に、コーンシロップの制御された触媒水素添加によって調製される。得られた水素化デンプン加水分解物は、モノマー、ダイマー、及びポリマーの多糖類の混合物である。これらの異なる糖類の比は、種々の水素化デンプン加水分解物に種々の特性をもたらす。Roquette Freres(France)によって製造される一連の市販製品であるLYCASIN(商標)、Lonza,Inc.(Fair Lawn,N.J.,USA)によって製造される一連の市販製品であるHYSTAR(商標)などの水酸化デンプン加水分解物の混合物。
本明細書で使用される「高甘味度甘味料」は、1重量当たり、糖(ショ糖)の甘味の少なくとも100倍、具体的には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも500倍の甘味を有する薬剤を意味する。幾つかの実施形態において、高甘味度甘味料は、1重量当たり、糖の甘味の少なくとも1,000倍、より具体的には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも5,000倍である。高甘味度甘味料は、水溶性甘味料、水溶性の天然及び人工の甘味料、水溶性甘味料の誘導体、ジペプチドベースの甘味料、及びタンパク質ベースの甘味料を含む、広範囲な材料から選択することができる。2種以上の高甘味度甘味料を含む組み合わせが、使用されてもよい。1種以上の高甘味度甘味料は、1種以上の上述の甘味料又は甘味付与剤とさらに組み合わされてもよい。高甘味度甘味料は、様々な異なる特徴の物理的形態、例えば、甘味の初期バースト及び/又は甘味の遅延性感覚を提供することが当該技術分野で公知の形態で、使用されてもよい。これらに限定されることなく、このような物理的形態は、遊離形態(例えば、噴霧乾燥形態若しくは粉末化形態)、ビーズ化形態、カプセル封入形態、及びこれらの形態の組み合わせを含む。
特定の甘味付与剤に限定されないが、代表的カテゴリー及び例としては、以下が挙げられる:(1)水溶性甘味付与剤、例えばジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、グリチルリチン、ジヒドロフラベノール、及び糖アルコール、例えばソルビトール、マンニトール、モナチン及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド、例えば、Zannoらに対する米国特許第4,619,834号に開示されるもの、又はこれらの少なくとも1つを含む組み合わせ;(2)水溶性人工甘味料、例えばサッカリン、水溶性サッカリン塩、すなわちサッカリンナトリウム塩若しくはサッカリンカルシウム塩、シクラメート塩、アセスルファム塩、例えば3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム塩、アンモニウム塩若しくはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセスルファム−K)、サッカリンの遊離酸形態又はこれらの少なくとも1つを含む組み合わせ;(3)ジペプチドベースの甘味料、例えば、L−アスパラギン酸由来の甘味料、例えばL−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)及びSchlatterらに対する米国特許第3,492,131号に記載される材料、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリターム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリシン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル類、L−α−アスパルチル−L−フェニルグリシンメチルエステル、L−α−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニルグリシンメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−α−アスパルチル−2,5−ジヒドロフェニルアラニンメチルエステル、L−アスパルチル−L−(l−シクロヘキサン)−アラニン、N−(N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル)−L−フェニルアラニンメチルエステル(ネオテーム)、又はこれらの組み合わせ;(4)水溶性甘味料の誘導体、例えばステビオシドの誘導体、レバウジオシドAの誘導体、レバウジオシドB誘導体、レバウジオシドC誘導体、通常の糖の塩素付加誘導体(スクロース)、例えば、クロロデオキシ糖誘導体、例えば、クロロデオキシスクロース若しくはクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体、例えば、スクラロースの製品名で公知であるもの;1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−l−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;1,6ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシル−4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシド;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−l,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−l,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース又はこれらの組み合わせを含むクロロデオキシスクロース誘導体及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例;(5)タンパク質ベースの甘味料、例えばタウマオコッカス・ダニエリ、タウマチン、タリン、又はこれらの組み合わせ;並びに(6)アミノ酸ベースの甘味料。
幾つかの実施形態において、甘味料は、ソルビトール、マンニトール、アスパルテーム、アセスルファムカリウム塩、及びこれらの組み合わせを含む。甘味料は、甘味料の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、甘味料は、チューインガム組成物の約35重量%〜約80重量%の量で存在する。約35重量%〜約80重量%の範囲内で、この量は、約45重量%〜約75重量%、具体的には、約50重量%〜65重量%の量であってもよい。
チューインガム製品において、甘味は、甘味付与剤からのみ出るのではなく、風味調節剤又は風味増強剤及び/又は風味材料からも得られ得る。風味調節剤は、別の成分の特徴を補足するか、又は打ち消す、それら自体の特徴を与え得る。例えば、風味は、風味調節剤又は増強剤の包含により、バニラ、バニリン、エチルマルトール、フルフラール、プロピオン酸エチル、ラクトン、及びこれらの組み合わせなどの追加の甘味特色を有するように組み合わせることができる。風味調節剤は、使用される芳香の望ましい強さに依存して、ガム組成物の約0.01重量%〜約30重量%の料で使用され得る。好ましくは、風味調節剤の含量は、ガム組成物の約0.2重量%〜約重量3%の範囲内である。
風味増強剤は、それら自体の特徴的な味又は芳香知覚を導入することなく、元の物質の味又は芳香知覚を強めるか、補うか、調節するか、又は向上させる物質である。幾つかの実施形態では、風味、甘味、酸味、旨味、こく味、塩味、又はこれらの組み合わせの知覚を強めるか、補うか、調節するか、又は向上させるように設計された風味増強剤を含むことができる。風味増強剤は、使用される芳香の望ましい強さに依存して、ガム組成物の約0.01重量%〜約30重量%の料で使用され得る。好ましくは、風味増強剤の含量は、ガム組成物の約0.2重量%〜約重量3%の範囲内である。
例示的な風味調節剤又は増強剤は、グリチルリチン酸モノアンモニウム、カンゾウグリチルリチン酸塩、ダイダイ、アラピリダイン、アラピリダイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミラクリン、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリダイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、タガトース、トレハロース、マルトール、エチルマルトール、バニラ抽出物、バニラオレオレジン、バニリン、テンサイ抽出物(アルコール抽出物)、サトウキビ葉エキス(アルコール抽出物)、G−タンパク質連結受容体(T2R及びT1R)に応答する化合物、又はこれらの組み合わせを含む。幾つかの実施形態において、糖酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸水素ナトリウム、又はこれらの少なくとも1つを含む組み合わせが使用される。他の実施形態において、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウムなどのグルタミン酸塩、加水分解植物性タンパク質、加水分解動物性タンパク質、酵母抽出物、又はこれらの組み合わせが含まれる。さらなる例は、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、及びイノシン一リン酸などのヌクレオチド、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニル酸一リン酸、又はこれらの組み合わせを含む。こく味を与える風味増強剤組成物のさらなる例は、米国特許第5,679,397号(Kurodaら)にも包含される。
風味材料(風味剤、風味料、風味付与剤としても知られる)は、当該技術分野で公知の人工及び天然の風味料、例えば、合成風味油、天然風味付与芳香油及び/若しくは油、オレオレジン、植物、葉、花、果実など由来抽出物、又はこれらの風味材料の少なくとも1つを含む組み合わせを含む。非限定的な代表的な風味料は、スペアミント油、シナモン油、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニクズク油、オールスパイス、セージ油、メース、苦扁桃油、ケイヒ油、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツを含む柑橘油などの油;バニラ;リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、熱帯果実、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含む果実エキス;はちみつレモンなど;又はこれらの組み合わせを含む。特定の風味材料は、ペパーミント、スペアミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導体、及び様々な果実風味料である。
人工、天然及び合成の果物風味材料の例は、ココナッツ、コーヒー、チョコレート、バニラ、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、ユズ(yazu)、スダチ、メントール、甘草、キャラメル、蜂蜜、ピーナッツ、クルミ、カシュー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、サクランボ、桂皮、ペパーミント、冬緑油、スペアミント、ユーカリ、及びミントなど天然及び合成フルーツ香料、並びにリンゴ、ナシ、桃、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、梅、サクランボ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤなど、及びこれらの組み合わせなどの果実エキスを含む。
他の種類の風味材料としては、様々なアルデヒド及びエステル、例えば、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、桂皮アルデヒド(桂皮)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーな果物様風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの型)、デカナール(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果)、ヘキセナール、すなわち、トランス−2(液果)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(青玉果)、2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
放出プロフィールが管理され得る他の潜在的風味料としては、牛乳風味料、バター風味料、チーズ風味料、クリーム風味料、ヨーグルト風味料、バニラ風味料、緑茶風味料、ウーロン茶風味料などの茶若しくはコーヒーの風味料、ココア風味料、チョコレート風味料、例えばペパーミント、スペアミント及びハッカなどのミント風味料、アサフェティダ、アジョワン、アニス、アンゼリカ、フェンネル、オールスパイス、シナモン、カモミール、マスタード、カルダモン、キャラウェイ、クミン、クローブ、コショウ、コリアンダー、サッサフラス、セイボリー、サンショウ、シソ、ジュニパーベリー、ショウガ、スターアニス、西洋ワサビ、タイム、タラゴン、ディル、トウガラシ、ナツメグ、バジル、マージョラム、ローズマリー、ベイリーフ及びワサビなどのスパイシーな風味料、ワイン、ウィスキー、ブランデー、ラム、ジン及びリキュールなどのアルコール風味料、タマネギ、ニンニク、キャベツ、ニンジン、セロリー、マッシュルーム、トマトなどの野菜風味料、並びにこれらの任意の組み合わせが挙げられる。一般に用いられる風味剤として、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導体、及び様々なフルーツ香料が挙げられ、個別に、又は混合物中で用いられる。風味料、特にミント風味料は、冷感剤と組み合わせて使用されるとき、呼気清涼涼特性ももたらし得る。幾つかの実施形態において、この組成物は、さらに、果汁を含んでもよい。
風味付与剤は、多くの異なる物理的形態で使用されてもよい。このような物理学的形態は、液体形態及び/又は乾燥形態を含む。幾つかの実施形態において、風味付与剤は、遊離の(カプセル封入されていない)形態であっても、噴霧乾燥形態であっても、凍結乾燥形態であっても、粉末形態であっても、ビーズ形態であっても、カプセル封入された形態であっても、スライス、ピース、及びこれらの混合であってもよい。噴霧乾燥形態で用いられるとき、液体を噴霧乾燥させる等、好適な乾燥手段が使用されてもよい。あるいは、風味付与剤は、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガム等の水溶性材料上に吸収されてもよく、又は封入されてもよい。さらに他の実施形態では、風味付与剤は、シリカ、ゼオライト等の上に吸収されてもよい。風味付与剤の粒子サイズは、粒子の最長の寸法として計算して、3ミリメートル未満、2ミリメートル未満、又は好ましくは1ミリメートル未満であってもよい。天然の風味付与剤は、約3マイクロメートル〜2マイクロメートル、具体的には約4マイクロメートル〜約1ミリメートルの粒子サイズを有し得る。風味材料は、使用される芳香の望ましい強さに依存して、ガム組成物の約0.01重量%〜約30重量%の料で使用され得る。好ましくは、風味材料の含量は、ガム組成物の約0.2重量%〜約重量3%の範囲内である。
本明細書で使用される風味調節剤、風味増強剤、及び風味剤の量は、最終チューインガム製品組成物の種類、個々の風味、使用されるガムベース及び所望される風味の強さなどの要素を対象とする好みの問題であり得る。したがって、風味材料の量は、最終製品で所望される結果を得るために変動することがあり、このような変動は、当業者の技術範囲内であり、過度の実験を必要としない。
幾つかの実施形態において、チューインガムは、天然及び合成の風味剤、例えば天然の植物構成要素、風味付与芳香油及び/又は風味付与油、精油、エッセンス、抽出物、粉末、食品グレードの酸、含油樹脂、及び植物、葉、果物などに由来する抽出物、並びにこれらの組み合わせを含む、芳香剤を含む。芳香剤は、液体形態であっても、粉末形態であってもよい。芳香剤は、使用される芳香の望ましい強さに依存して、ガム組成物の約0.01重量%〜約30重量%の料で使用され得る。好ましくは、芳香剤の含量は、ガム組成物の約0.2重量%〜約重量3%の範囲内である。
冷感剤は冷却剤としても知られ、口内、鼻腔内、又は皮膚上に冷感又は爽快効果をもたらす添加剤である。メンチルベースの冷却剤は、本明細書で使用される場合、メントール及びメントール誘導体を含む。メントール(2−(2−プロピル)−5−メチル−1−シクロヘキサノール)としても知られる)は、人工形態で、又はペパーミント油などの供給源から天然に、入手可能である。メントール誘導体としては、例えば、メンチルカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、ジメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、ジメチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、ジメンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イロプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、又はこれらの組み合わせなどのメンチル−エステル系及びメンチルカルボキサミド系冷感化合物が挙げられる。さらなるメンチル系冷却剤、具体的にはメンチルカルボキサミドは、米国特許第7,923,577号(Bardsleyら)に記載されている。
メンチル系冷却剤と組み合わせて、又はその不在下で使用できる他の冷感剤としては、例えば、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸、キシリトール、エリスリトール、α−ジメチルスクシネート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド(WS−23)、N−エチル−2,2−ジイソプロピルブタンアミド(ICE 10,000)などの非環式カルボキサミド、及びこれらの組み合わせが挙げられる。さらなる冷感剤としては、米国特許出願公開第2011/0070171 A1号及び同2011/0070329 A1(Kazimierskiら)に記載の1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミドが挙げられる。
一次冷却化合物、二次冷却化合物及び摂取可能非極性溶剤を含む冷却組成物は、Furrerらの米国特許出願公開第2011/0091531 A1号に記載される。冷感剤は、冷感強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、冷感剤は、チューインガム組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量で存在する。約0.01重量%〜約1.5重量%の範囲内で、冷感剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、冷感剤は、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
温感剤は、使用者に温感の感覚信号をもたらすことが知られている多種多様な化合物から選択してもよい。これらの化合物は、特に口腔内で暖かみを認知する感覚を与え、風味料、甘味料、及びその他の感覚受容性構成要素の知覚を増強することが多い。有用な温感化合物としては、Takasago Perfumary Company Limited(Tokyo,Japan)から供給されるバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−ペンチルエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、イソアミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。温感剤は、温感強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、温感剤は、チューインガム組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量で存在する。約0.01重量%〜約1.5重量%の範囲内で、温感剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、温感剤は、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
着色剤(着色料又は色素としても知られる)は、チューインガムの所望の色を生成するのに有効な量で使用することができる。好適な着色剤は、顔料を含み、これは、チューインガムの最大約6重量%の量で組み込むことができる。例えば、二酸化チタンは、チューインガムの約0.1重量%〜約2重量%、具体的には約0.15重量%〜約1重量%の量で組み込まれ得る。好適な着色剤は、食品、薬物、及び化粧品適用に好適な、天然の食紅及び染料も含む。
好適な着色料は、アナトー抽出物(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水テンサイ(テンサイ粉末)、テンサイ根赤色/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a〜d))、β−アポ−8′−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、αカロチン、ガンマカロチン、β−アポ−8カロテナールのエチルエステル(E160f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニール抽出物(E120)、カーマイン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、銅クロロフィリンナトリウム(E141)、クロロフィル(E140)、焼き部分脱脂料理済み綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色素抽出物、ブドウ果皮抽出物(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカス藻粗粉、合成酸化鉄、酸化鉄及び水酸化鉄(E172)、果汁、野菜汁、乾燥藻粗粉、マンジュギク(Aztec marigold)粗粉及び抽出物、ニンジン油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、ファフィア属酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランス(E123)、カプサンシン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、FD&C青色#1、FD&C青色#2、FD&C緑色#3、FD&C赤色#3、FD&C赤色#40、FD&C黄色#5、及びFD&C黄色#6、タートラジン(E102)、キノリン黄色(E104)、サンセットイエロー(E110)、ポンソー(E124)、エリトロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/アシッドブリリアントグリーンBS(E142)、FD&Cアルミニウムレーキ又はこれらの組み合わせを含む。着色剤は、着色強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、着色剤は、チューインガム組成物の約0.005重量%〜約1.25重量%の量で存在する。約0.005重量%〜約1重量%の範囲内で、着色剤は、約0.01重量%〜約1重量%であっても、具体的には、着色剤は、約0.02重量%〜0.8重量%であってもよい。
呼気清涼化剤としては、クエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、フッ化亜鉛、硫酸アンモニウム亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、ケイフッ化亜鉛、グルコン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、コハク酸亜鉛、ギ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、ジチオン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸銀サリチル酸亜鉛、グリセロリン酸亜鉛、硝酸銅、クロロフィル、銅クロロフィル、クロロフィリン、水素添加綿実油、綿実油、βシクロデキストリン、ゼオライト、シリカ系材料、炭素系材料、ラッカーゼ等の酵素、及びこれらの組み合わせが挙げられる。呼気清涼化剤は、精油並びに種々のアルデヒド、及びアルコールを含むことができる。呼気清涼化剤として使用される精油としては、スペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、サッサフラス、クロロフィル、シトラール、ゲラニオール、カルダモン、クローブ、セージ、カルバクロール、ユーカリ、カルダモン、コウボクエキス、マージョラム、桂皮、レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジの油、及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。桂皮アルデヒド及びサリチルアルデヒド等のアルデヒドが、使用され得る。加えて、メントール、カルボン、イソ−ガリゴール、及びアネトール等の化学物質が、呼気清涼化剤として機能し得る。呼気清涼化剤は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、呼気清涼化剤は、チューインガム組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。約0.01重量%〜約2重量%の範囲内で、呼気清涼化剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、呼気清涼化剤は、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
口内湿潤剤の例は、酸及び塩などの唾液刺激物質を含み、これらとしては、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの酸の塩が挙げられる。口内湿潤剤は、水和し、口腔表面に付着し、口内湿潤化の感覚を提供し得る、ヒドロコロイド材料を含むことができる。ヒドロコロイド物質は、植物滲出液、シードガム、及び海藻抽出物などの天然物質を含み得るか、あるいはそれらは、セルロース、デンプン、又は天然ガム誘導体などの化学修飾物質であり得る。さらに、ヒドロコロイド物質は、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、寒天、カラゲナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガカントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、ファーセレラン、ガティガム、タマリン、及び細菌由来のガムを含んでもよい。口内湿潤剤は、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、又はこれらの組み合わせなどの修飾天然ガムを含んでもよい。微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(MPC)、又はこれらの組み合わせなどの修飾セルロースが含まれることがある。口内湿潤剤は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、口内湿潤剤は、チューインガム組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。約0.01重量%〜約2重量%の範囲内で、口内湿潤剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
同様に、口内の水和の知覚を提供し得る保水剤が含まれ得る。このような保水剤は、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、エリスリトール、キシリトール及びこれらの組み合わせを含み得る。加えて、いくつかの実施形態では、脂肪が口内湿潤化の知覚を提供することができる。そのような脂肪としては、中鎖トリグリセリド、植物油、魚油、鉱油、及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。保水剤は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、保水剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、保水剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
好適な酸味料は、例示的には、酢酸、クエン酸、フマル酸、塩酸、乳酸及び硝酸、並びにクエン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム若しくはリン酸カリウム、酸化マグネシウム、メタリン酸カリウム、酢酸ナトリウム及びこれらの組み合わせを含む。酸味料は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、酸味料は、菓子組成物の約0.1重量%〜約3重量%の量で存在する。この範囲内で、酸味料は、約0.5重量%〜約2.5重量%であっても、具体的には、約0.75重量%〜2重量%であってもよい。
緩衝化剤の例としては、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、スズ酸塩ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、塩酸、クエン酸ナトリウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。緩衝化剤は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、緩衝化剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、緩衝化剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜約1重量%であってもよい。
いくつかの実施形態では、刺感が提供され得る。刺感剤としては、ジャンブ(jambu)又はサンショオールなどの物質から抽出されるジャンブ及びアルキルアミドが挙げられる。刺感剤は、強度の望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、刺感剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、刺感剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜1重量%であってもよい。
好適なオーラルケア剤としては、呼気清涼化剤、歯白色化剤、抗微生物剤、歯鉱化剤、歯崩壊阻害剤、局所麻酔薬、粘膜保護材、ステイン除去剤、口内洗浄剤、脱色剤、脱感作剤、歯科用再鉱化剤、抗菌剤、抗う蝕剤、プラーク酸緩衝化剤、界面活性剤及び抗結石剤、及びこれらの組み合わせが挙げられる。そのような成分の例としては、タンパク質分解酵素を含む加水分解剤、水酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、及びアルミナ等の研磨剤、他の活性ステイン−除去構成要素、例えば、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、硫酸化ブチルオレート、オレイン酸ナトリウム、フマル酸の塩、グリセロール、ヒドロキシル化されたレシチン、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤が挙げられる表面活性剤、並びに歯石コントロール成分として典型的に用いられるポリリン酸塩等のキレート剤が挙げられる。オーラルケア成分としてはまた、ピロリン酸四ナトリウム及びトリポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酸性ピロリン酸ナトリウム、キシリトール、ヘキサメタリン酸ナトリウム及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。
加えて、好適なオーラルケア剤としては、過酸化カルバミド、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム、過酸化ナトリウム、過酸化水素及びペルオキシ二輪酸塩、並びにこれらの組み合わせなどの過酸化物が挙げられる。幾つかの実施形態では、硝酸カリウム及びクエン酸カリウムが含まれる。他の例としては、カゼイングリコマクロペプチド、カルシウムカゼインペプトン−リン酸カルシウム、カゼインホスホペプチド、カゼインリン酸化ペプチド−非晶質リン酸カルシウム(CPP−ACP)、及び非晶質リン酸カルシウムが挙げられ得る。さらに他の例としては、パパイン、クリラーゼ、ペプシン、トリプシン、リゾチーム、デキストラナーゼ、ミュータナーゼ、グリコアミラーゼ、アミラーゼ、グルコース酸化酵素、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
好適なオーラルケア剤は、予防作用を増大し、オーラルケア成分をより美容的に許容できるものにすることを達成する、界面活性剤を含む。オーラルケア剤として使用される界面活性剤は、組成物に洗浄及び発泡特性を与える洗浄性材料であってもよい。好適な界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、硬化ココナッツ油脂肪酸の一硫化モノグリセリドのナトリウム塩等の高級脂肪酸一硫酸モノグリセリドの水溶性塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホン酸塩、高級アルキルスルホアセテート、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、1,2−ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、及び低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和した高級脂肪族アシルアミド、例えば、脂肪酸、アルキル、又はアシルラジカル中で12〜16個の炭素を有するもの等が挙げられる。最後に言及したアミドの例は、N−ラウロイルサルコシン、並びにN−ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、及びN−パルミトイルサルコシンのナトリウム、カリウム、及びエタノールアンモニウム塩である。
界面活性剤に加えて、オーラルケア成分としては、トリクロサン、クロルヘキシジン、クエン酸亜鉛、硝酸銀、銅、リモネン、及びセチルピリジニウム塩化物及びこれらの組み合わせ等である抗菌剤が挙げられ得る。
抗う蝕剤としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズ、フッ化第一スズカリウム、ヘキサフルオロスズ酸塩ナトリウム、クロロフッ化第一スズ、及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。
抗う蝕剤のさらなる例は、Reynoldsに対する米国特許第5,227,154号、Greenbergに対する同第5,378,131号、及びHolmeらに対する同第6,685,916号に含まれる。オーラルケア剤は、ケアの望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、オーラルケア剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、オーラルケア剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜約1重量%であってもよい。
喉ケア成分又は喉鎮静成分としては、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、麻酔薬、粘滑薬、粘液溶解剤、去痰薬、鎮咳薬、及び防腐薬が挙げられる。幾つかの実施形態において、喉鎮静剤としては、蜂蜜、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントール、又はこれらの組み合わせが挙げられる。喉ケア剤は、ケアの望ましいレベルに依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、喉ケア剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、喉ケア剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜約1重量%であってもよい。
医薬が、チューインガム製品中に含まれてもよい。非限定の例示的カテゴリー及び特定の例としては、抗ヒスタミン薬、うっ血除去薬(交感神経興奮薬)、鎮咳薬(咳抑制薬)、去痰薬、麻酔薬、鎮痛薬、粘滑薬、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗炎症薬、制酸薬、抗真菌剤、化学療法薬、利尿薬、精神治療剤、ホメオパシー薬剤、抗コリン薬、喉鎮静剤、抗嘔吐薬、心臓血管薬剤、種々のアルカロイド、緩下薬、食欲抑制薬、ACE阻害剤、抗−喘息薬、抗コレステロール血症薬、抗うつ薬、抗下痢調製物、高血圧症治療薬、高脂質剤、ニキビ薬物、アミノ酸調製物、抗尿酸血症薬物、タンパク同化調製物、食欲刺激剤、骨代謝調節薬、避妊薬、子宮内膜症管理剤、酵素、勃起クエン酸シルデナフィルなどの不全治療薬、妊娠促進薬、胃腸剤、ホメオパシー療法薬、ホルモン、乗り物酔い止め、筋弛緩薬、骨粗しょう症調製物、子宮収縮剤、副交感神経抑制薬、副交感神経作動薬、プロスタグランジン、呼吸薬剤、鎮静薬、ブロモクリプチン若しくはニコチンなどの禁煙補助薬、振戦調製物、尿管薬剤、抗潰瘍薬剤、制吐薬、高血糖薬剤及び低血糖薬剤、甲状腺調製物及び抗甲状腺調製物、子宮弛緩薬(terine relaxants)、赤血球形成薬物、粘液溶解薬、DNA操作薬物及び遺伝子操作薬物、並びに栄養素、微小栄養素、ビタミン及び補酵素を含む栄養補助物質が、挙げられる。特に指定がない限り、医薬として許容される塩及び薬剤のプロドラックも含まれる。これらの医薬の一部は、複数の目的を果たすことができる。上述の種類の最適な医薬の組み合わせが、使用されてもよい。同一又は異なる症状に対する活性を有する2種類以上の医薬を、組み合わせて使用することができる。
咳、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の処置のための医薬は、咳、風邪、若しくはインフルエンザに共通して関連した症状の改善に使用されているか、又は有用であることが示されている元素、化合物、又は材料を、単独で又は組み合わせて含む。当然のことながら、「咳、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の処置のための医薬」は、アレルギー又は不利な環境条件など他の原因から生じた風邪様症状又はインフルエンザ様症状の処置にも有用である医薬を含む。本明細書で使用される風邪、風邪様、インフルエンザ、及びインフルエンザ−様症状としては、咳、鼻感冒、鼻詰まり、上気道感染、アレルギー鼻炎、耳炎、副鼻腔炎、くしゃみ、並びに風邪、インフルエンザ、アレルギー、及び不利な環境条件に関連する不快感、痛み、発熱、及び全身倦怠などが挙げられる。
咳、又は風邪若しくはインフルエンザの症状の処置のための医薬の一般的なカテゴリの例としては、抗ヒスタミン薬、充血除去剤(交感神経作用)、鬱血除去薬(咳止め薬)、抗炎症薬、ホメオパシー剤、去痰薬、麻酔薬、粘滑薬、鎮痛薬、抗コリン作用薬、喉鎮静剤、抗菌剤、及び抗ウイルス薬が挙げられる。これらの薬剤の一部は、複数の目的を果たすことができる。特に指定がない限り、製薬的に許容される塩及び医薬のプロドラックも含まれる。風邪又は咳の同一又は異なる症状に対する活性を有する2種類以上の医薬を組み合わせて使用することができる。
抗ヒスタミン薬の例としては、アザタジン、ブロモジフェンヒドラミン、ブロモフェニラミン、マレイン酸ブロモフェニラミン、カルビノキサミン、マレイン酸カルビノキサミン、シメチジン、クロルフェニラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、デキスクロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、ドキシルアミン、フェニンダミン、フェニラミン、フェニルトロキサミン(phenyltoloxamine)、ピリラミン、プロメタジン、トリプロリジン、ロラタジン、ラニチジン、クロルサイクリジン、テルフェナジン、フマル酸クレマスチン、ジメンヒドリナート、マレイン酸プリラミン(prilamine maleate)、塩酸トリペレナミン、クエン酸トリペレナミン、パモ酸ヒドロキシジン、塩酸ヒドロキシジン、乳酸シクリジン、塩酸シクリジン、塩酸メクリジン、アクリバスチン、塩酸セチリジン、アステミゾール、塩酸レボカバスチン、セチルジン(cetirzine)及びこれらの組み合わせが挙げられる。
うっ血除去薬の例としては、レボプロポキシフェンナプシレート、ノスカピン、カルベタペンタン、カラミフェン、クロフェジアノール、塩酸プソイドエフェドリン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ジフェンヒドラミン、グラウシン、フォルコジン、ベンゾナテート、エフェドリン、エフィネフリン、レボデソキシエフェドリン(levodesoxyephedrine)、オキシメタゾリン、ナファゾリン、プロピルヘキセドリン、キシロメタゾリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
鎮咳薬は、咳を軽減することを助ける。鎮咳薬の例としては、コデイン、ジヒドロコデイン、ヒドロコドン及びヒドロモルフォン、カルベタペンタン、カラミフェン、酒石酸水素ヒドロコドン、クロルフェジアノール、ノスカルピン、デキストロメトルファン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
去痰薬としては、グアイフェネシン、アニシード、アカネグサ、フキタンポポ、エルダーフラワー、ゴールデンシール、グリンデリア、ヒソップ、ラングワート、バーバスカム、セネガ、ツジャ、タイム、ベルべイヌ、グリセリルグアヤコール塩、抱水テルピン、N−アセチルシステイン、ブロムヘキシン、アンブロキソール、ドミオドール、3−ヨード−1,2−プロパンジオール及び西洋ミザクラ、塩化アンモニウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ素化グリセロール、グアイヤコールスルホン酸カリウム、ヨウ化カリウム、クエン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
麻酔薬としては、エトミデート、ケタミン、プロポフォール及びベノジアゼピン(benodiazapines)(例えば、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、クロレゼペート(clorezepate)、ハラゼパム、フルラゼパム、クアゼパム、エスタゾラム、トリアゾラム、アルプロゾルム(alprozolm)、ミダゾラム、テマゼパム、オキサゼパム、ロラゼパム)、ベンゾカイン、ジクロニン、ブピバカイン、エチドカイン、リドカイン、メピバカイン、プロモキシン(promoxine)、プリロカイン、プロカイン、プロパルカイン(proparcaine)、ロピバカイン、テトラカイン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。他の有用な薬剤としては、アモバルビタール、ブタバルビタール、ブタルビタール、メフォバルビタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール、セコバルビタール、チオペンタール、パラール(paral)、抱水クロラール、エトクロルビノール、クルテチミド(clutethimide)、メスプリロン、エチナメート、メプロバネート、及びこれらの組み合わせが挙げられ得る。
鎮痛薬としては、オピオイド、例えば、モルヒネ、デンタニル(dentanyl)、スフェントラニル(sufentranil)、アルフェンタニル、アスピリン、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ナプロキセン、アトリン(atrin)、イソカム(isocome)、ミドリン、アキソタール(axotal)、フィリナール(firinal)、フレニリン(phrenilin)、麦角及び麦角誘導体(ウィグライン(wigraine)、カフェルゴット、エルゴスタット、エルゴマール(ergomar)、ジヒドロエルゴタミン)、イミトレックス、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
抗コリン作動薬としては、ホマトロピン、アトロピン、臭化水素酸スコポラミン、L−ヒヨスチアミン、ベラドンナのL−アルカロイド、ベラドンナアルカロイドのチンキ剤、臭化水素酸ホマトロピン、メチル臭化ホマトロピン、メトスコポラミン、アニソトロピン、フェノバルビタールと併用するアニソトロピン、クリジニウム(clindinium)、グリコピロラート、ヘキソシクリウム(hexocyclim)、イソプロパミド、メペンゾラート、メタンテリン、オキシフェンシクリミン、プロパンテリン、トリジヘキセチル、ジシクロミン、スコポラミン、アトロピン、ジシクロミン、フラボキサート、イプラトロピウム、オキシブチニン、ピレンゼピン、チオトロピウム、トルテロジン、トロピカミド、トリメタファン、アトラクリウム、ドキサクリウム、ミバクリウム、パンクロニウム、ツボクラリン、ベクロニウム、塩化スキサメトニウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。
粘滑薬としては、フキタンポポ、コンフリー、トウモロコシの毛、シバムギ、アマニ、アイルランドゴケ、ラングワート、カンゾウ、ゼニアオイ、ウスベニタチアオイ、ムレイン、オートミール、パースリピアート、アカニレ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
抗菌薬としては、アミノグリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシリン、基のロン、スルホンアミド及びテトラサイクリンの抗生物質クラスの範囲内のものが挙げられる。具体的な抗生剤の例としては、ナフシリン(naficillin)、オキサシリン、バンコマイシン、クリンダマイシン、エリスロマイシン、トリメトプリム−スルファメトキサゾール、リファンピン、シプロフロキサシン、広い範囲のペニシリン、アモキシシリン、ゲンタマイシン、セフトリアゾキソン(ceftriazoxone)、セフォタキシム、クロラムフェニコール、クラブラナート(clavunate)、スルバクタム、プロベネシド、ドキシサイクリン、スペクチノマイシン、セフィキシム、ペニシリンG、ミノサイクリン、β−ラクタマーゼ阻害剤;メズロシリン(meziocillin)、ピペラシリン、アズトレオナム、ノルフロキサシン、トリメトプリム、セフタジジム、ダプソン、ネオマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、アモキシシリン、シプロフロキサシン及びバンコマイシンが挙げられる。
抗ウイルス剤は、感冒と関連づけられるウイルス、例えば、ピコナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、単純ヘルペス、帯状ヘルペス、エンテロウイルス、水痘及びライノウイルスの生物学的活性を、特異的に又は一般に変調させる。例示的抗ウイルス剤としては、アシクロビル、トリフルリジン、イドキソルジン(idoxorudine)、ホスカルネット、ガンシクロビル、ジドブジン、ジデオキシシトシン、ジデオキシイノシン、ジピリダモール、スタブジン、シドフォビル、ファムシクロビル、バラシクロビル、バルガンシクロビル、アシクロビル、ジダノシン、ザルシタビン、リフィマンタジン(rifimantadine)、サキナビル、インジナビル、リトナビル、リバビリン(ribavarin)、ネルフィナビル、アデフォビル、ネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、アバカビル、アマンタジン、エムトリシタビン、エンテカビル、テノフォビル、ザナミビル、オセルタミビル、ICI 130,685、インプルシン、プレコナリル、ペンシクロビル、ビダラビン、サイトカイン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
抗炎症薬としては、アスピリンを含むサリチル酸誘導体;アセトアミノフェンを含む、パラアミノフェノール(paraminophenol)誘導体;インドメタシン、スリンダク及びエトドラク(etodalac)を含むインドール及びインデン酢酸;トルメチン、ジクロフェナク及びケトロラックを含む、ヘテロアリール酢酸;イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フェノプレン(fenopren)、ケトロラク(ketorlac)、カルプロフェン、オキサプロジン(oxaprozine)を含むアリールプロピオン酸誘導体;メフェナム酸、メクロフェナム酸を含むアントラニル酸;並びにピロキシカム、テノキシカム、フェニルブタゾン及びオキシフェンタトラゾン(oxyphenthatrazone)を含むエノール酸が挙げられる。
制酸薬としては、シメチジン、ラニチジン、ニザチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ビスマス制酸薬、メトロニダゾール制酸薬、テトラサイクリン制酸薬、クラリスロマイシン(clarthromycin)制酸薬、アルミニウムの水酸化物、マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カルシウム及び他の炭酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
抗真菌剤としては、例えば、ケトコナゾール、フルコナゾール、ナイスタチン、イトラコナゾール、クロミトラゾール(clomitrazole)、ナタマイシン、エコナゾール、イソコナゾール、オキシコナゾール、チアベンダゾール、チオコナゾール(tiaconazole)、ボリコナゾール、テルビナフィン、アモロルフィン、ミカファギン(micfungin)、アムホテリシンB、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
化学療法薬としては、シスプラチン(CDDP)、プロカルバジン、メクロレタミン、シクロホスファミド、カンプトテシン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン(bisulfan)、ニトロソウレア、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリカマイシン(plicomycin)、マイトマイシン、エトポシド(VP16)、タモキシフェン、タキソール、トランスプラチン(transplatinum)、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ビンブラスチン及びメトトレキサート並びにこれらのアナログ又は誘導体バリアント、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。
利尿薬としては、アセタゾラミド、ジクロルフェナミド、メタゾラミド、フロセミド、ブメタニド、エタクリン酸、トルセミド(torseimde)、アゾセミド、ムゾリミン、ピレタニド、トリパミド、ベンドロフルメチアジド、ベンズチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、メチクロチアジド、ポリチアジド、トリクロルメチアジド、インダパミド、メトラゾン、キネタゾン、アミロライド、トリアムテレン、スピロノラクトン(sprionolactone)、カンレノン、カンレノン酸カリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
精神治療剤としては、ソラジン、セレンチル、メラリル、ミラジン、チンダル、ペルミチル、プロリキシン、トリラホン、ステラジン、スプラジン、タラクタン、ナヴァン(navan)、クロザリル、ハルドール、ハルペロン、ロキシタン、モーバン、オーラップ、リスパダール、アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド(chlordiaepoxide)、クロナゼパム(clonezepam)、クロラゼパート(clorezepate)、ジアゼパム、ハラゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、プラゼパム、ブスピロン、エルバビル(elvavil)、アナフラニール、アダピン、シネクアン、トフラニール、スルモンチール、アセンジン、ノルプラミン、ペルトフラン、ルジオミール、パメロール、ビバクチル、プロザック、ルボックス、パキシル、ゾロフト、エフェキソール、ウェルブトリン(welibutrin)、セルゾン、デシレル、ナルジル、パルネート、エルデプリル、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
食欲抑制薬としては、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジン、フェンテルミン、フーディア、麻黄、及びカフェインが挙げられる。さらなる食欲抑制薬は、以下の商品名の下で市販されるものである:Adipex、Adipost、Bontril PDM、Bontril Slow Release、Didrex、Fastin、Ionamin、Mazanor、Melfiat、Obenix、Phendiet、Phendiet−105、Phentercot、Phentride、Plegine、Prelu−2、Pro−Fast、PT 105、Sanorex、Tenuate、Sanorex、Tenuate、Tenuate Dospan、Tepanil Ten−Tab、Teramine、Zantryl及びこれらの組み合わせ。
機能性食品及び微量栄養素としては、ハーブ及び植物成分、例えば、アロエ、ビルベリー、アカネグサ、カレンデュラ、トウガラシ、カモミール、キャッツクロー、エキナセア、ニンニク、ショウガ、ギンナン、ゴールデンシール、様々なニンジン、緑茶、ゴールデンシール、ガラナ、カバカバ、ルテイン、イラクサ、トケイソウ、ローズマリー、ノコギリヤシ、セイヨウオトギリソウ、タイム、カノコソウ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。ミネラル補助食品、例えば、カルシウム、銅、ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、リン、亜鉛、セレン、及びこれらの組み合わせもまた、挙げられる。加えることができる他の機能性食品としては、フルクトオリゴ糖、グルコサミン、ブドウ種子抽出物、コーラ抽出物、ガラナ、麻黄、イヌリン、植物ステロール、植物性化学物質、カテキン、エピカテキン、没食子酸エピカテキン、エピガロカテキン、没食子酸エピガロカテキン、イソフラボン、レシチン、リコピン、オリゴフルクトース、ポリフェノール、フラバノイド、フラバノール、フラボノール及びオオバコ、並びに体重減少剤、例えば、ピコリン酸クロム及びフェニルプロパノールアミンが挙げられる。ビタミン及び補酵素としては、水溶性又は脂溶性ビタミン、例えば、チアミン、リボフラビン、ニコチン酸、ピリドキシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、フラビン、コリン、イノシトール及びパラアミノ安息香酸、カルニチン、ビタミンC、ビタミンD及びそのアナログ、ビタミンA及びカルテノイド、レチノイン酸、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB12、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。上述の機能性食品の少なくとも1つを含む組み合わせを、使用することができる。
使用することができる具体的な必要に応じたさらなる医薬としては、カフェイン、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ジクロニン、ニコチン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
医薬は、所望の目的のために好適なレベルに依存した、好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、医薬は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。この範囲内で、医薬の量は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜約1重量%であってもよい。
酸化防止剤は、天然及び人工の酸化止剤、例えば、β−カロテン、酸味料(例えば、ビタミンC)、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、ビタミンE、カルノシン酸、ロスマノール、ロスマリジフェノール、及びこれらの組み合わせを含む。酸化防止剤は、所望の目的に依存した好適な量で存在し得る。幾つかの実施形態において、酸化防止剤は、菓子組成物の約0.01重量%〜約2重量%の量で存在する。約0.01重量%〜約2重量%の範囲内で、酸化防止剤は、約0.05重量%〜約1.25重量%であっても、具体的には、約0.1重量%〜約1重量%であってもよい。
保存料は、チューインガム製品の貯蔵寿命を向上させる、任意の天然及び合成の保存料を含む。好適な保存料としては、プロパン酸、安息香酸、及びソルビン酸が挙げられる。
チューインガム組成物の各々の構成要素の相対量は、チューインガム組成物の特定の構成要素の個性、並びにチューインガム組成物の望ましい風味にも依存し、当業者によって容易に決定される。
幾つかの実施形態において、ガムセンター又は他の菓子ベース組成物は、さらに油又は脂肪を含む。幾つかの実施形態において、油又は脂肪は、部分的に又は完全に水素添加した植物油、部分的に又は完全に水素添加した動物脂肪、グリセリド及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。幾つかの実施形態において、部分的に又は完全に水素添加した油又は脂肪は、ヤシ油、コーン油、パーム核油、ピーナッツ油、ダイズ油、ゴマ油、綿実油、ココアバター、乳脂肪、牛脂、及びラードからなる群より選択される。幾つかの実施形態において、油又は脂肪は、部分的に又は完全に水素添加したヤシ油である。幾つかの実施形態において、油又は脂肪は、10以下のヨウ素価を有する。幾つかの実施形態において、油又は脂肪は、約45〜約55のヨウ素価を有する。幾つかの実施形態において、油又は脂肪は、約35〜約40℃融点を有する。
本明細書で使用される場合、「w/w」は、「重量対重量」をいう。幾つかの実施形態において、脂肪は、菓子組成物の約2.0〜約6.0%w/wの量で存在する。幾つかの実施形態において、脂肪は、菓子組成物の約3.0〜約5.0%w/wの量で存在する。前記脂は、数ある中でも、ココアバター、代用ココアバター、ココアバターリプレーサ、ココアバター改良剤、又はココアバター等価物であり得る。代用ココアバターは、パーム核油の分画及び/又は水素添加によって得られる、ヤシの実の核から得られるラウリン系脂である。それは、約55%ラウリン酸、約20%ミリスチン酸、及び約7%オレイン酸を含み、代用ココアバターは、ココアバターと混合できない。ココアバター等価物は、ココアバターと同様の化学的及び物理的特性を有する植物脂であり、これらは他の脂の種々の画分をブレンドすることによって又はエステル交換反応によって得られ、且つ任意のレシピでココアバターと相互交換可能に使用することができる。ココアバターリプレーサは、ココアバターと混合してもよいが限られた比率でしかできない非ラウリン系植物脂によって形成される:それらは、ココアバターと同様の物理的特性を有するが、同様の化学的特性を有さない。ココアバターリプレーサは、カカオマス又はココアバターに部分的に基づいて、レシピに使用することができる。ココアバター改良剤は、より硬質である。ココアバター等価物、これらは、それらの適合性が等価であるばかりでなく、より柔らかい性質のココアバターの硬度を、いくらか改善もする。
ガムコア又は他の菓子ベース組成物の各構成要素の相対量は、製品における望ましい最終量、任意の必要に応じた添加物の存在、又は希釈剤の使用に依存する。相対量は、以下のガイドラインを用いて、当業者によって過度の実験なしで、容易に決定され得る。
チューインガムコアは、標準の技術及び設備を用いて調製することができる。1つの例示的なプロセスでは、ガムベースは、ベースの物理的及び化学的性質に悪影響を及ぼさずにベースを軟化するのに十分に高い温度まで加熱されるが、これは、使用されるガムベースの組成により変化し、過度の実験を行うことなく当業者により容易に決定される。例えば、ガム基剤は、従来、配合物を可塑化するため、並びに基剤及び風味増強組成物(他の添加物との濃縮物として、又は個別に)の硬さ、粘弾性、及び成形性を調節するために、可塑化剤、フィラー、増量剤又は甘味料、軟化剤及び着色剤などの基剤の残りの成分と漸次的に混和させる直前に、約60℃〜約160℃まで、又は約150℃〜約175℃まで、基剤を融解させるのに十分な時間、例えば、約30分間、融解させることができる。ガム組成物の均一な混合物が得られるまで、混合を続ける。その後、ガム組成物混合物は、所望の形状に形成することができる。
チューインガムコアは、種々の異なる形態、例えば、平板、ペレット、スティック、円筒、塊、縄、紐、玉、立方体、キャンディガム、中央を充てんしたガム、複数領域ガム、沈着したガム及び圧縮されたガムなどの形態で、提供され得る。
チューインガムコアは、バッチ法若しくは連続法、又はこれらの組み合わせを用いて調製することができる。本明細書で使用される場合、「連続性ミキサー」は、プロセス装置であり、その中で、組成物を調製するために使用される様々な成分が、デバイス中へ実質的に連続的に送り込まれるが、一方でそれらの成分は、混合されて除去されるか、又は混合器具から排出される。例えば、連続性混合押出機において、いくつかの成分は、様々な供給ポートを介して実質的に連続的に導入されるが、一方で他のものは、ネジ、ブレード又は他の混合要素が器具を介して混合物を運搬し続ける間常に、同じものを混合する間常に、下流に導入される。押出機の下流部分において、全体的又は部分的に組み合わされた塊は、継続的に運搬される、及び/又は外部ポンプによって促進される塊の力によって押出機から排出される。
複数領域菓子組成物は、ミントなどの圧縮タブレット、ハードボイルドキャンディ、チョコレート、チョコレート含有製品、栄養バー、ヌガー、ゲル、中央を充てんした菓子、フォンダン、パンニング品、消耗型はく薄フィルム、及び他の菓子形態を含む菓子構成要素による投薬量送達系の調製において、特に有用であり得る。菓子は、「硬質」又は「軟質」の菓子品目のいずれかに分類されている。1つの実施形態において、風味増強組成物が、特に硬質菓子、例えばロゼンジの菓子形態において使用される。別の実施形態において、風味増強組成物は、チューインガムにおいて使用される。風味増強組成物は、当業者に公知の標準的な技術及び装置を用いて、その他の点では従来的な硬質菓子又は軟質菓子に組み込まれ得る。
一般に、硬質菓子は、糖又は糖アルコールと他の炭化水素増量剤との混合物からなるベースを有し、非結晶質形態又はガラス様形態を有する。この形態は、一般に、菓子の重量に基づいて約0.5〜約1.5重量%水分を有する、糖又は糖アルコールの固体シロップと考えられる。このような材料は、通常、菓子ベースの重量に基づいて最大約92重量%のコーンシロップ、最大約55重量%の糖及び約0.1〜約5重量%の水を含む。シロップ構成要素は、フルクトースを多く含むコーンシロップによって調製してよいが、他の物質を含んでもよい。
幾つかの実施形態において、硬い菓子は、直火調理器、真空調理器、又は削り表面調理器(scraped-surface cooker)(高速大気調理器(high speed atmospheric cooker)とも呼ばれる)など従来の方法及び装置を使用して調製する。直火調理器を使用する場合、炭水化物充填剤が溶解するまで、この充填剤をケトルの中で加熱することにより、所望の量の充填剤を水に溶解させる。次いで、追加の充填剤を添加してよく、例えば、145℃〜156℃の最終温度が達成されるまで調理を継続する。次いで、このバッチを冷却し、添加剤を単独で、又は1つ以上の濃縮物の形態で組み込むためにプラスチック様の塊として処理する。
圧縮タブレット菓子形態は、対照的に、圧縮下で構造に形成される。これらの菓子は、一般に、糖又は糖アルコールを、組成物、結合剤及び滑沢剤などのタブレット賦形剤並びに添加物の最大約95重量%の量で含む。
固形の、経口投薬形態は、硬質菓子、例えばハードボイルド菓子の分野で公知の方法によって、調製され得る。経口投薬形態を製造するための特定の装置としては、菓子製造分野において公知の調理装置及び混合装置を含み、適切な装置は、当業者に明らかである。
硬質菓子を製造するための当該分野で公知の方法としては、直火調理器、真空調理器、及び削り表面調理器(高速大気調理器とも呼ばれる)を用いるものが挙げられる。
調製のプロセスは、単層、2以上の層(例えば、3層)を有する多層、並びに中央コアを有する形態を含む所望の外形を有する固体投薬形態を提供するために、当業者によって改良され得る。
軟質菓子、例えばヌガーの調製は、2つの一次構成要素、すなわち(1)例えばコーンシロップ、水素添加デンプン加水分解物などの高沸点シロップと、(2)比較的軽い食感のフラッペとの組み合わせなどの方法を必要とする。フラッペ成分と比較すると、高温で沸騰させたシロップ、すなわち「ボブシロップ(bob syrup)」は、比較的粘性で、より高密度であり、また実質的な量の炭化水素増量剤、例えば水素添加デンプン加水分解物をしばしば含む。フラッペは、一般に、卵アルブミン、ゼラチン、ダイズ由来化合物を含む植物タンパク質、乳タンパク質を含む無糖乳由来化合物、及びこれらの組み合わせから調製される。フラッペは、比較的軽く、約0.5〜約0.7グラム/立方センチメートルの密度の範囲内であり得る。従来、最終ヌガー組成物は、撹拌しながらのボブシロップのフラッペ内への添加によって調製され、基本的ヌガー混合物を形成する。1つの方法において、フラッペがまず調製され、その後、ボブシロップが、好適な温度、例えば少なくとも約65℃の温度、具体的には少なくとも約100℃の温度で、撹拌しながらゆっくりと添加される。均一な混合物の形成後、この混合物を、例えば約80℃を下回るまで冷却し、この時点で、追加の成分、例えば風味剤、さらなる炭化水素増量剤、着色剤、保存料、医薬などを、さらに混合しながら添加し得る。次いで、この混合物を、好適な菓子形状に形成する。
幾つかの実施形態は、チューインガム組成物及びバブルガム組成物の両方を含むガム組成物を調製するための方法を含み得る。チューインガム組成物は、当業者に公知の技術及び設備を用いて調製することができる。幾つかの実施形態に従って有用である装置は、チューインガム製造分野で周知の混合装置及び加熱装置を備える。従って、特定の装置の選択は、当業者に明らかである。
中間コーティング
中間コーティングは、硬質であっても、又はサクサクしていてもよい。幾つかの実施形態において、中間コーティングは、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、イソマルト、又は別の結晶化可能ポリオールを含む。ショ糖もまた、使用され得る。風味材料もまた添加され得、独特の製品特徴をもたらす。幾つかの実施形態において、ガム片は、当該分野で公知の任意の方法によって適用され得る少なくとも水性のコーティング組成物でコーティングされ得る。コーティング組成物は、総ガム片の約25重量%〜約35重量%の量で存在し得る。
これらの中間コーティングは、存在する場合、チューインガム組成物が、コーティング自体を通して見えないように幾つかの不透明層を含み得、このコーティングは、必要に応じて、美的な目的、食感の目的及び保護の目的で、さらに1つ以上の糖瞑想で覆われてもよい。中間コーティングは、コーティング溶液の連続適用によって適用され得、各コーティングの間に乾燥させる。コーティングが乾くと、これは、通常、不透明になり、通常白色であるが、他の着色料が添加されてもよい。
これらの中間コーティングは、チューインガムコアの表面に適用され得る。次いで、着色ろうコーティング組成物が、パンニング、浸漬、噴霧、ローリング、ブラッシング及びこれらの組み合わせを含む所望の任意の手段により、所望の菓子表面に適用され得る。必要に応じて、着色ろう組成物の適用のステップが完了した後、コーティングされた表面上に圧力をかけるさらなるステップが、使用され得る。
他の菓子コア
他の実施形態において、微粒子コーティング組成物はまた、チューインガム以外の菓子コアに適用されてもよい。幾つかの実施形態において、菓子コアは、グミキャンディ又は「グミ」菓子を含むチュアブル菓子である。チュアブル菓子は、ガムドロップ、カンゾウ、フルーツスナック、デンプンベースのゼリー、ゼラチンベースのゼリー、ペクチンベースのゼリー、カラゲナンベースのゼリー、寒天ベースのゼリー、コンニャクベースのゼリー、デンプンキャンディ、ヌガー、トフィー、タフィー、マシュマロ、フォンダン、ファッジ、チョコレート、マジパン及びゼリービーンズなどであるがこれらに限定されない、軟質キャンディを含み得る。チュアブル菓子はまた、圧縮タブレット、ハードボイルドキャンディ、ナッツブリットル(nut brittles)、パステル、プラリネ及びロゼンジなどであるがこれらに限定されない、より硬質なキャンディをも含み得る。チュアブル菓子のベースは、糖/グルコースシロップの組み合わせ、又はポリオール/ポリオールシロップの組み合わせ、及び糊化剤であってもよく、この後者は、ゼラチン、寒天、アラビアゴム、マルトデキストリン、ペクチン、修飾デンプン及びこれらの組み合わせであってもよい。種々の他のガム(ヒドロコロイドとも呼ばれる)もまた、使用され得る。糊化材料は、望ましくは、水中に溶解され得るか、又はさもなければ、糖/グルコースシロップの組み合わせと混合する前に水和され得る。ヒドロコロイド、例えばペクチンが糊化剤として使用される場合、ペクチンは、望ましくは、水への乾燥混合物の添加の前に、糖又はバルク甘味料の一部と乾燥混合される。
一般に、硬質キャンディの調製は、糖ポリオール及び必要に応じて他の糖ポリオール、及び/又は水などの希釈剤を混合して加熱し、溶解物を形成するステップと、溶解物を調理するステップと、溶解物から過剰水分を除去するステップと、溶解物がプラスチック様の加工可能な塊になるまで混合して溶解物を冷却するステップと、溶解物がプラスチック様の塊である間に、任意選択の成分を組み込むステップと、所望のサイズ及び形状にプラスチック様の混合物を形成するステップと、を含む。
硬質菓子を製造するための当該分野で公知の方法としては、直火調理器、真空調理器、及び削り表面調理器(別名:高速大気調理器)を用いるものが挙げられる。直火調理器を用いる方法の好適な例において、所望の量の糖ポリオールが、ケトルの中で溶解するまで加熱されることによって、水中に溶解される。追加の任意選択の糖ポリオールが添加され得、調理は、約145〜165℃の最終温度が達成されるまで続けられる。次いで、この混合物は冷却され、プラスチック様の塊として加工されて、任意選択の成分、例えば風味料、着色料、高甘味度甘味料などと混合される。
真空調理器を用いる方法の好適な例において、糖ポリオール構成要素を約125〜132℃の温度で沸騰させ、真空を適用し、さらに過熱することなくさらなる水を沸騰させて飛ばす。調理が完了すると、塊は半固体であり、プラスチック様の稠度を有する。任意選択の従来的な添加物が、従来的方法により、この時点で塊に混合される。
削り表面調理器を用いる方法の好適な例において、糖ポリオール構成要素の混合物のフィルムが、熱交換表面上に広げられ、約165〜170℃まで数分間の間に加熱される。次いで、この組成物は、約100〜120℃まで迅速に冷却され、プラスチック様の塊として加工され、任意選択の従来の添加物に混合される。
上述の方法において、調理温度は、混合物からの水を駆動するために充分に高くなければならない。真空が使用される場合、代表的に、低い温度が使用され得る。上述の方法において、具体的には、添加物を、材料の均一な分布を提供するのに有効な時間、例えば約4〜約10分間、混合することができる。一旦組成物が正しい温度にされると、これは、加工可能な部分に切り分けられるか、又は当該分野で公知のような形成技術を用いて所望の形状及びサイズに形成され得る。
上述及び他の実施形態を以下の実施例でさらに説明するが、特許請求の範囲の有効範囲を限定することを意図するものではない。実施例中並びに本明細書及び特許請求の範囲にわたって、すべての部及び百分率は、特に指定しない限り最終組成物の重量%である。
実施例1−ガムコアペレットの調製
従来のガムコアを、以下の成分(百分率)から調製した:
Figure 2016518127
従来的なガムコアを、ガムベースを容器中で撹拌しながら75〜90℃まで融解することによって調製した。次いで、炭酸カルシウムフィラーを、融解したガムベースに加え、十分に混合して、ガム温度を40〜45℃に保つために温水及び冷水の循環を備えたジャケット付ガム混合ケトルに移し、その後、ソルビトール、可塑化剤及びマンニトールを加え、混合して、均質な塊を形成した。
次いで、風味料ブレンドを、この混合物に加え、撹拌を3分間続けた。次いで、甘味料を加え、混合を3分間続けた。
次いで、ガムコアペレットを、最終ガム混合物をペレット形成装置に通し、個々のガムコアペレットを形成することによって形成した。これらのペレットを、室温まで冷ました。各ペレットは、それぞれ約1.0グラムの重さであった。
実施例2−ポリオールコーティング溶液並びにそれに伴う風味料ブレンド及び甘味料の調製
ポリオールコーティング溶液を、以下の成分(百分率)を一緒に混合することによって形成した。
Figure 2016518127
風味料ブレンドを、以下の成分(百分率)を一緒に混合することによって形成した。
Figure 2016518127
この風味料ブレンドを、ガムコア片をコーティングする際に、ポリオールコーティング溶液に加えるために用いた。粉砕したアセスルファムカリウムもまた、ガムコア片をコーティングする際に、ポリオールコーティング溶液に加えるために用いた。
実施例3−ガムコアペレットのポリオールコーティング溶液によるコーティング
実施例1によって調製した1キログラムのガムコアペレット(約1000ペレット)を、F.J.Stokes Machine Companyによって製造され、ステンレス鋼内部表面及びこの表面が乾燥のために使用される空気をパンニング区域から逃がすために使用される穴を備えた、定型ガム研磨パンに入れた。このパン速度は、42RPMであり、大気温度は、約28℃〜30℃であった。少量の実施例2のポリオールコーティング溶液を、このパンに加え、溶液が完全にガムコアペレットを覆うまで、数分間回転させた。乾燥空気の突風を、エアダクトからパンに導入し、ポリオールシロップの水分を除去し、ペレットを乾燥させた。溶液の添加の後の空気乾燥を約60〜約65回、約5から6時間にわたって、乾燥コーティングされたペレットの重さが1.5キログラムになるまで(すあなわち、ペレットあたり1.5グラムになるまで)繰り返した。このパンニングプロセスの間、少量の粉砕アセスルファムカリウム及び風味料ブレンドを、コーティング溶液と共にパンに加えた。具体的には、パンにコーティング溶液の25重量%を加える際、0.7グラムの粉砕アセスルファムカリウムをパンに添加して、ペレットをコーティングした。研磨パンにコーティング溶液の60重量%を加えた後、3.8グラムの実施例2で示された風味料ブレンドをパンに添加して、ペレットをコーティングした。研磨パンにコーティング溶液の70重量%を加えた後、さらに3.8グラムの実施例2で示された風味料ブレンドをパンに添加した。研磨パンにコーティング溶液の80重量%を加えた後、さらに3.8グラムの実施例2で示された風味料ブレンドをパンに添加した。次いで、これらのポリオールコーティングしたペレットを、ステンレス鋼で裏打ちした研磨パンから取り出し、着色ろうコーティングを適用する準備をした。
実施例4−グリーンサワーアップルレーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例5−黄色6号レーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例6−黄色5号レーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例7−Blue Opatinit G−10529レーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例8−赤色40号レーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例9−サワーアップルグリーンレーキ着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例10−青色1号染料着色ろうの調製
以下の成分(及びその百分率)を、着色ろうを作るために合わせた。
Figure 2016518127
キャンデリラろうを、約70℃〜80℃で溶解し、次いで、レーキ/水混合物、モノステアリン酸グリセロール及びレシチンを、プロペラを用いて、融解したろうに、均質な塊が得られるまで混合した。この塊を冷まし、得られた着色ろうを、ナイフを用いて0.5〜3.0mmの長さ;0.1〜2.0mmの幅;及び0.5〜1mmの厚さを有するサイズに切り分けた。
実施例11−ポリオールコーティングされたガムコア上への、グリーンサワーアップルレーキ着色ろう、黄色6号レーキ着色ろう及び黄色5号レーキ着色ろうの混合物のコーティング
実施例3によって製造された1.5キログラムのポリオールコーティングされたガムコアペレット(約1000ペレット)を、カンバス内部表面を備えたF.J.Stokes Machine Companyによって製造された定型ガム研磨パン内に導入した。パン速度は、42RPMであった。1.5グラムのグリーンサワーアップルレーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、緑色の着色ろう片がガムペレット上に付着するまで、研磨を0.5時間続けた。次いで、1.5グラムの黄色6号レーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、黄橙色の着色ろう片がペレット上に付着するまで、研磨を0.5時間続けた。次いで、1.5グラムの黄色5号レーキ着色ろうを、コーティングパンに加え、黄色の着色ろう片がペレット上に付着するまで、研磨を0.5時間続けた。得られたコーティングされたガムコアは、緑色、橙色及び黄色の斑を有する連続したろうコーティングを有する。研磨が完了した後、何らかの残留した着色ろうを、着色ろうコーティングされたガムコアから取り除いた。
実施例12−ポリオールコーティングされたガムコア上への、Blue Opatinit G−10529レーキ着色ろう、赤色40号レーキ着色ろう及びグリーンサワーアップル着色ろうの混合物のコーティング
実施例3によって製造された1.5キログラムのポリオールコーティングされたガムコアペレット(約1000ペレット)を、カンバス内部表面を備えたF.J.Stokes Machine Companyによって製造された定型ガム研磨パン内に導入した。パン速度は、42RPMであった。1.5グラムのBlue Opatinit G−10529レーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を1.5時間続けた。得られたものは、鮮やかな青色の斑を有するろうコーティングであった。次いで、1.5グラムの赤色40号レーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を0.5時間続けた。得られたものは、鮮やかな青色及び赤色の斑を有するろうコーティングであった。次いで、1.5グラムのグリーンサワーアップルレーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を0.5時間続けた。得られたものは、鮮やかな青色、赤色及び緑色の斑を有するろうコーティングであった。研磨が完了した後、何らかの残留した着色ろうを、着色ろうコーティングされたガムコアから取り除いた。
実施例13−ポリオールコーティングされたガムコア上への、サンアップルグリーンレーキ着色ろう及び赤色40号レーキ着色ろうの混合物のコーティング
実施例3によって製造された1.5キログラムのポリオールコーティングされたガムコアペレット(約1000ペレット)を、カンバス内部表面を備えたF.J.Stokes Machine Companyによって製造された定型ガム研磨パン内に導入した。パン速度は、42RPMであった。次いで、1.5グラムのサワーアップルグリーンレーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を1.0時間続けた。得られたものは、多くの細かい緑色の斑を有するろうコーティングであった。次いで、1.5グラムの赤色40号レーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を0.5時間続けた。得られたものは、多くの緑色の斑及びより少ない赤色の斑を有するろうコーティングであった。研磨が完了した後、何らかの残留した着色ろうを、着色ろうコーティングされたガムコアから取り除いた。
実施例14−ポリオールコーティングされたガムコア上への黄色5号レーキ着色ろうのコーティング
実施例3によって製造された1.5キログラムのポリオールコーティングされたガムコアペレット(約1000ペレット)を、カンバス内部表面を備えたF.J.Stokes Machine Companyによって製造された定型ガム研磨パン内に導入した。パン速度は、42RPMであった。次いで、1.5グラムの黄色5号レーキ着色ろう切断片を、コーティングパンに加え、研磨を0.5時間続けた。得られたものは、より鮮やかな黄色のわずかな斑を有するろうコーティングであった。研磨が完了した後、何らかの残留した着色ろうを、着色ろうコーティングされたガムコアから取り除いた。
実施例15−ポリオールコーティングされたガムコア上への青色1染料着色ろうのコーティング
実施例3によって製造された1.5キログラムのポリオールコーティングされたガムコアペレット(約1000ペレット)を、カンバス内部表面を備えたF.J.Stokes Machine Companyによって製造された定型ガム研磨パン内に導入した。パン速度は、42RPMであった。次いで、1.5グラムの青色1染料着色ろうを、コーティングパンに加え、研磨を0.5時間続けた。得られたものは、鮮やかな青色の斑を有するろうコーティングであった。研磨が完了した後、何らかの残留した着色ろうを、着色ろうコーティングされたガムコアから取り除いた。
実施形態1着色ろう組成物であって、この着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱したこの着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品において斑を形成することが可能である、上記着色ろう組成物。
実施形態2上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態1の着色ろう組成物。
実施形態3上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態1又は2の着色ろう組成物。
実施形態4上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態1又は2の着色ろう組成物。
実施形態5上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態1〜4の着色ろう組成物。
実施形態6上記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、実施形態1〜5の着色ろう組成物。
実施形態7菓子ベースを含む第1領域及びこの第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物であって、この第2領域は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱した着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、複数領域菓子組成物において斑を形成することが可能である、複数領域菓子組成物。
実施形態8上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態7の複数領域菓子組成物。
実施形態9上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態7又は8の複数領域菓子組成物。
実施形態10上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態7又は8の複数領域菓子組成物。
実施形態11上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態7〜10の複数領域菓子組成物。
実施形態12上記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、実施形態7〜11の複数領域菓子組成物。
実施形態13第1領域がガムセンターであり、上記複数領域菓子組成物がチューインガム組成物である、実施形態7〜12の複数領域菓子組成物。
実施形態14第3領域が、上記第1領域と第2領域との間に位置し、この第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、実施形態13の複数領域菓子組成物。
実施形態15上記ポリオールコーティングは、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、実施形態14の複数領域菓子組成物。
実施形態16上記第1領域上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、この第1領域の約10重量%〜100重量%である、実施形態14又は15の複数領域菓子組成物。
実施形態17着色ろうコーティング組成物の量は、上記複数領域菓子組成物の約0.005重量%〜1.0重量%である、実施形態7〜15の複数領域菓子組成物。
実施形態18斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法であって、この方法は、以下のステップ:(a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること、及び(b)この菓子ベースの外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することであって、この着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、この着色ろう粒子は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱された着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品において斑を形成することが可能である、上記斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法。
実施形態19上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態18の方法。
実施形態20上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態18又は19の方法。
実施形態21上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態18又は19の方法。
実施形態22上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態18〜21の方法。
実施形態23上記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、実施形態18〜22の方法。
実施形態24菓子ベースがガムセンターであり、上記菓子組成物がチューインガム組成物である、実施形態18〜23の方法。
実施形態25第3領域が、上記菓子ベースと着色ろう組成物との間に位置し、この第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、実施形態24の方法。
実施形態26上記ポリオールコーティングが、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、実施形態25の方法。
実施形態27上記菓子ベース上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、この菓子ベースの約10重量%〜100重量%である、実施形態25又は26の方法。
実施形態28着色ろうコーティング組成物の量は、上記菓子組成物の約0.005重量%〜1.0重量%である、実施形態18〜27の方法。
実施形態29少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つ菓子製品において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、着色ろう組成物。
実施形態30上記液体キャリアが水である、実施形態29の着色ろう組成物。
実施形態31上記液体キャリアがグリセロールである、実施形態29の着色ろう組成物。
実施形態32上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態28〜31の着色ろう組成物。
実施形態33上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態29〜32の着色ろう組成物。
実施形態34上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態29〜32の着色ろう組成物。
実施形態35上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態29〜34の着色ろう組成物。
実施形態36上記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、実施形態29〜35の着色ろう組成物。
実施形態37水性混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55重量%〜約90重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、実施形態32〜36の着色ろう組成物。
実施形態38菓子ベースを含む第1領域及びこの第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物であって、この第2領域は、着色ろう組成物を含み、この着色ろう組成物は、以下:少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つこの菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、上記複数領域菓子組成物。
実施形態39上記液体キャリアが水である、実施形態38の複数領域菓子組成物。
実施形態40上記液体キャリアがグリセロールである、実施形態38の複数領域菓子組成物。
実施形態41上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態38〜40の複数領域菓子組成物。
実施形態42上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態38〜41の複数領域菓子組成物。
実施形態43上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態38〜42の複数領域菓子組成物。
実施形態44上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態38〜43の複数領域菓子組成物。
実施形態45上記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、実施形態38〜44の複数領域菓子組成物。
実施形態46水性混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55重量%〜約90重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、実施形態41〜45の複数領域菓子組成物。
実施形態47以下のステップ:
(a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること;及び(b)この菓子ベースの外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することを含む、斑に着色されたコーティングされた菓子組成物を製造する方法であって、この着色ろうコーティング組成物は、以下:少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つこの菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、この混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50重量%〜約95重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、斑に着色されたコーティングされた菓子組成物を製造する方法。
実施形態48上記液体キャリアが水である、実施形態47の方法。
実施形態49上記液体キャリアがグリセロールである、実施形態47の方法。
実施形態50上記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態47〜49の方法。
実施形態51上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、実施形態47〜50の方法。
実施形態52上記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、実施形態47〜50の方法。
実施形態53上記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、このレシチン対このモノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、実施形態47〜52の方法。
実施形態54上記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、実施形態47〜53の方法。
実施形態55上記菓子ベースがガムセンターであり、上記菓子組成物がチューインガム組成物である、実施形態47〜54の方法。
実施形態56上記第3領域が、上記菓子ベースと着色ろう組成物との間に位置し、この第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、実施形態55の方法。
実施形態57上記ポリオールコーティングが、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、実施形態56の方法。
実施形態58上記菓子ベース上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、この菓子ベースの約10重量%〜100重量%である、実施形態56又は57の方法。
実施形態59上記着色ろうコーティング組成物の量は、上記複数領域菓子組成物の約0.005重量%〜1重量%である、実施形態47〜58の方法。
実施形態60上記混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55重量%〜約90重量%の少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の少なくとも1種の乳化剤を含む、実施形態47〜59の方法。
実施形態61上記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、実施形態1〜6の着色ろう組成物。
実施形態62上記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、実施形態7〜16の複数領域菓子組成物。
実施形態63上記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、実施形態18〜27の方法。
本明細書で使用される「含むこと」(「含む」なども)、「有すること」、及び「包含すること」という用語は、包括的(無制限)であり、追加の、列挙されていない要素又は方法ステップを除外しない。
文脈が明らかに既定しない限り、単数形「a」、「an」、及び「the」は、複数の指示対象を含む。
同じ特性又は成分を目的とする全ての範囲の終点は、独立して組み合わせ可能であり、列挙された終点を包含する。
用語「組み合わせ」は、統合した全体への挙げられた構成要素の、均質又は均質でないブレンド、混合物又は合金を包括する。「均質な」という用語は、成分の均一な配合を指す。「複数」という用語は、1を超えることを意味する。
「又は(若しくは)」という用語は、「及び/又は(若しくは)」を意味する。
提供は、消費者に製品を利用可能にする製造業者、流通業者又は他の販売者によって、達成され得る。
包装、包装装入物、広告、ウェブサイトなどの手段によって、指示がなし得る。
全ての挙げられた特許、特許出願、及び他の参考文献は、その全体が本明細書に参考によって組み込まれる。しかし、本出願における用語が、組み込まれた参考文献における用語と矛盾するか又は対立する場合、本出願からの用語が、組み込まれた参考文献からの用語に勝る。
本発明は、例示的な実施形態を参照して説明されているが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ、等価物をその要素と置き換えることができることを理解するであろう。加えて、多くの改変は、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は物質を本発明の教示に適合させるためになされ得る。したがって、本発明は、本発明を実施するために企図される最も優れた様式として開示された特定の実施形態に限定されず、本発明は付属の特許請求の範囲内の全ての実施形態を含むよう意図される。

Claims (63)

  1. 着色ろう組成物であって、前記着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、前記着色ろう粒子は、前記少なくとも1種のろう、前記少なくとも1種の着色料及び前記少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱した前記着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した前記着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、菓子製品において斑を形成することが可能である、着色ろう組成物。
  2. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の着色ろう組成物。
  3. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項1又は2に記載の着色ろう組成物。
  4. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項1又は2に記載の着色ろう組成物。
  5. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、請求項1〜4に記載の着色ろう組成物。
  6. 前記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、請求項1〜5に記載の着色ろう組成物。
  7. 菓子ベースを含む第1領域及び前記第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物であって、前記第2領域は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、前記着色ろう粒子は、前記少なくとも1種のろう、前記少なくとも1種の着色料及び前記少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱した着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した前記着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、前記複数領域菓子組成物において斑を形成することが可能である、複数領域菓子組成物。
  8. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項7に記載の複数領域菓子組成物。
  9. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項7又は8に記載の複数領域菓子組成物。
  10. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項7又は8に記載の複数領域菓子組成物。
  11. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、請求項7〜10に記載の複数領域菓子組成物。
  12. 前記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、請求項7〜11に記載の複数領域菓子組成物。
  13. 第1領域がガムセンターであり、前記複数領域菓子組成物がチューインガム組成物である、請求項7〜12に記載の複数領域菓子組成物。
  14. 第3領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に位置し、前記第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、請求項13に記載の複数領域菓子組成物。
  15. 前記ポリオールコーティングは、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、請求項14に記載の複数領域菓子組成物。
  16. 前記第1領域上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、前記第1領域の約10重量%〜100重量%である、請求項14又は15に記載の複数領域菓子組成物。
  17. 着色ろうコーティング組成物の量は、前記複数領域菓子組成物の約0.005重量%〜1.0重量%である、請求項7〜15に記載の複数領域菓子組成物。
  18. 斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法であって、前記方法は、以下のステップ:
    (a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること、及び
    (b)前記菓子ベースの前記外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することを含み、前記着色ろう組成物は、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤を含む複数の着色ろう粒子を含み、ここで、前記着色ろう粒子は、前記少なくとも1種のろう、前記少なくとも1種の着色料及び前記少なくとも1種の乳化剤を共に加熱し、熱された前記着色ろう組成物を凝固させ、次いで、凝固した前記着色ろう組成物から粒子を形成することによって製造され、得られた着色ろう粒子は、少なくとも200ミクロンの平均粒子サイズを有し、前記菓子製品において斑を形成することが可能である、前記斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法。
  19. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項18又は19に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、請求項18〜21に記載の方法。
  23. 前記少なくとも1種のろうの平均粒子サイズが、約400ミクロン〜約1000ミクロンである、請求項18〜22に記載の方法。
  24. 前記菓子ベースがガムセンターであり、前記菓子組成物がチューインガム組成物である、請求項18〜23に記載の方法。
  25. 第3領域が、前記菓子ベースと前記着色ろう組成物との間に位置し、前記第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ポリオールコーティングが、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記菓子ベース上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、前記菓子ベースの約10重量%〜100重量%である、請求項25又は26に記載の方法。
  28. 着色ろう組成物の量は、前記菓子組成物の約0.005重量%〜1.0重量%である、請求項18〜27に記載の方法。
  29. 少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つ菓子製品において着色ろう斑を形成することができる着色ろう組成物であって、ここで、前記混合物は、以下:(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50%〜約95%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、着色ろう組成物。
  30. 前記液体キャリアが水である、請求項29に記載の着色ろう組成物。
  31. 前記液体キャリアがグリセロールである、請求項29に記載の着色ろう組成物。
  32. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項28〜31に記載の着色ろう組成物。
  33. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項29〜32に記載の着色ろう組成物。
  34. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項29〜32に記載の着色ろう組成物。
  35. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、請求項29〜34に記載の着色ろう組成物。
  36. 前記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、請求項29〜35に記載の着色ろう組成物。
  37. 水性混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55%〜約90%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、請求項32〜36に記載の着色ろう組成物。
  38. 菓子ベースを含む第1領域及び前記第1領域を少なくとも部分的に取り巻く第2領域を含む複数領域菓子組成物であって、前記第2領域は、着色ろう組成物を含み、前記着色ろう組成物は、少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物であり、且つ前記菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、前記混合物は、(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50%〜約95%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、前記複数領域菓子組成物。
  39. 前記液体キャリアが水である、請求項38に記載の複数領域菓子組成物。
  40. 前記液体キャリアがグリセロールである、請求項38に記載の複数領域菓子組成物。
  41. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項38〜40に記載の複数領域菓子組成物。
  42. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項38〜41に記載の複数領域菓子組成物。
  43. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項38〜42に記載の複数領域菓子組成物。
  44. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:43〜約10:1である、請求項38〜43に記載の複数領域菓子組成物。
  45. 前記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、請求項38〜44に記載の複数領域菓子組成物。
  46. 水性混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55%〜約90%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、請求項41〜45に記載の複数領域菓子組成物。
  47. 斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法であって、前記方法は、以下のステップ:
    (a)外側表面を有する菓子ベースを提供すること、及び
    (b)前記菓子ベースの前記外側表面の少なくとも一部に着色ろう組成物を適用することを含み、前記着色ろうコーティング組成物は、少なくとも1種の液体キャリア、少なくとも1種のろう、少なくとも1種の着色料及び少なくとも1種の乳化剤の凝固した液体混合物を含み、且つ前記菓子組成物において着色ろう斑を形成することができ、ここで、前記混合物は、(a)約2重量%〜約30重量%の液体キャリア;(b)約50%〜約95%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.1重量%〜約3重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約1重量%〜約20重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、前記斑に着色したコーティングされた菓子組成物を製造する方法。
  48. 前記液体キャリアが水である、請求項47に記載の方法。
  49. 前記液体キャリアがグリセロールである、請求項47に記載の方法。
  50. 前記少なくとも1種のろうは、カルナバろう、みつろう、キャンデリラろう、鯨ろう及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項47〜49に記載の方法。
  51. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種のレーキである、請求項47〜50に記載の方法。
  52. 前記少なくとも1種の着色料は、少なくとも1種の染料である、請求項47〜50に記載の方法。
  53. 前記少なくとも1種の乳化剤は、レシチンとモノステアリン酸グリセロールとの混合物であり、ここで、前記レシチン対前記モノステアリン酸グリセロールとの重量比は、約1:10〜約10:1である、請求項47〜52に記載の方法。
  54. 前記着色ろう組成物が、約200ミクロン〜約1000ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子から作られる、請求項47〜53に記載の方法。
  55. 前記菓子ベースがガムセンターであり、前記菓子組成物がチューインガム組成物である、請求項47〜54に記載の方法。
  56. 第3領域が、前記菓子ベースと前記着色ろう組成物との間に位置し、前記第3領域が、少なくとも1種のポリオールコーティングを含む、請求項55に記載の方法。
  57. 前記ポリオールコーティングが、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるシュガーレス甘味料を含む、請求項56に記載の方法。
  58. 前記菓子ベース上にコーティングされたポリオールコーティングの量は、前記菓子ベースの約10重量%〜100重量%である、請求項56又は57に記載の方法。
  59. 着色ろうコーティング組成物の量は、前記菓子組成物の約0.005重量%〜1重量%である、請求項47〜58に記載の方法。
  60. 前記混合物は、(a)約3重量%〜約20重量%の水;(b)約55%〜約90%の前記少なくとも1種のろう;(c)約0.3重量%〜約2重量%の前記少なくとも1種の着色料;及び(d)約2重量%〜約10重量%の前記少なくとも1種の乳化剤を含む、請求項47〜59に記載の方法。
  61. 前記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、請求項1〜6に記載の着色ろう組成物。
  62. 前記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、請求項7〜16に記載の複数領域菓子組成物。
  63. 前記加熱は、約60℃〜約80℃で実施される、請求項18〜27に記載の方法。
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