JP2015532113A - とろみ飲料のためのマルチパケットシステム - Google Patents

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Abstract

ミルク及び果実を含有するとろみ飲料、並びにそれらの成分が提供される。一般的な実施形態において、本開示は、乾式成分パケットと湿式成分パケットとを含む貯蔵安定な飲料成分製品を提供する。上記乾式成分パケットは、ミルク粉末を含む。上記湿式成分パケットは、果実成分及びカラゲナン成分を含む。上記湿式成分パケットは、少なくとも部分的に液体状態にある。上記乾式成分パケットと上記湿式成分パケットとは、液体担体中で一緒に混合されて、とろみ飲料を生成する。【選択図】なし

Description

背景
[0001]本開示は、一般には、飲料に関する。より詳細には、本開示は、ミルク及び果実を含有するとろみ飲料に関する。
[0002]現在、市場には、多くのタイプの飲料がある。飲料は、飲料の特定の原材料に基づき、特定の消費者タイプ、例えば、若年者、高齢者、運動選手等をターゲットとすることができる。また、飲料は飲料が治療する又は改善することを企図された一定の生理的条件に基づいて、又は飲料の所望の物理的若しくは官能的な性質に基づいて、配合されうる。
[0003]こうした飲料は、多くの形態で提供されうる。1つの形態は、液状とろみ飲料である。とろみ飲料は、水よりとろみのある粘稠性を有する飲料である。多くの人が、スムージー又はミルクシェイク等の液状とろみ飲料の、物理的又は官能的な性質を享受している。タンパク質、例えばミルク中又はミルク製品中に含有されているタンパク質は、ヒトの正常な成長及び発達に必須である。しかしながら、タンパク質及び安定剤を液状とろみ飲料へ加えると、物理化学的な貯蔵不安定性の問題、例えば沈降、離水、経時ゲル化及び相分離等へ繋がることが時々ある。したがって、幾つかの飲料は、粉末形態で提供され、液体担体と混合されてとろみ飲料を作製する。これらの粉末化された飲料は、長い待ち時間及び多数回の撹拌が必要になることが多く、官能的に快適な所望のとろみを実現させるために、ブレンダー又は他のブレンド技術の使用が必要になることが時々ある。
概要
[0004]本開示は、一般には、とろみ飲料を提供するためのシステムに関し、より詳細には、果実及びミルクを含有するとろみ飲料を提供するものに関する。こうしたシステムは、官能的に快適な所望のとろみを実現させるために長い待ち時間及び多数回の撹拌が必要になることが多い粉末ベースのとろみ飲料に伴う問題を克服する。さらに、上記粉末ベースのとろみ飲料を適正にブレンドするためにブレンド装置が使用されることが必要なことがあり、このことが、ブレンダーの組立て、清掃、使用後の解体、小児についての安全問題等の一連の不都合をもたらすことがある。
[0005]一実施形態において、本開示は、乾式成分パケットと湿式成分パケットとを含む貯蔵安定な飲料成分製品を提供する。乾式成分パケットは、ミルク粉末を含む。湿式成分パケットは、果実成分及びカラゲナン成分を含む。湿式成分パケットは、少なくとも部分的に液体状態にある。乾式成分パケットと湿式成分パケットとが液体担体中で一緒に混合されるとき、とろみ飲料を生成する。
[0006]一実施形態において、液体担体は、水、ミルク、又はそれらの組合せから成る群から選択される。
[0007]一実施形態において、カラゲナン成分は、ラムダカラゲナン、イオタカラゲナン、カッパカラゲナン、又はそれらの組合せから成る群から選択される。
[0008]一実施形態において、乾式成分パケットはまた、親水コロイド成分をも含む。さらなる一実施形態において、親水コロイド成分は、カラゲナン、寒天、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、セルロース誘導体、アルギン酸塩、デンプン、又はそれらの組合せから成る群から選択される。
[0009]一実施形態において、湿式成分パケットはまた、親水コロイド成分をも含む。さらなる一実施形態において、親水コロイド成分は、カラゲナン、寒天、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、セルロース誘導体、アルギン酸塩、デンプン及びそれらの組合せから成る群から選択される。
[0010]一実施形態において、湿式成分パケットは、pHが酸性である。
[0011]一実施形態において、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットは、pHが中性である。
[0012]別の実施形態において、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットは、pHが、カゼインの等電位点より大きい又は4.6超である。
[0013]一実施形態において、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットは、ブレンダー(例えばスプーンの使用)なしで、約1分以内に所望のとろみ閾値に到達する。さらなる一実施形態において、所望のとろみ閾値は、スムージーの閾値又はミルクシェイクの閾値である。
[0014]一実施形態において、果実成分は、果汁、果汁濃縮物、果実ピューレ、果肉、果片、又はそれらの組合せから成る群から選択される。果実成分は、人工的なものでもよく、又は乾燥したものでもよい。
[0015]別の実施形態において、本開示は、乾式成分パケットと湿式成分パケットとを含むとろみ飲料を製造するためのシステムを提供する。乾式成分パケットは、ミルク粉末を含む。湿式成分パケットは、少なくとも部分的に液体状態にある果実成分及びカラゲナン成分を含む。乾式成分パケットと湿式成分パケットとが液体担体中で一緒に混合されるとき、ブレンダーなしで約1分未満でとろみ飲料を生成する。
[0016]一実施形態において、ミルク粉末は、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約1重量%〜約10重量%、又は約2重量%〜約9重量%、又は約3重量%〜約8重量%、又は約4重量%〜約7重量%、又は約5重量%〜約6重量%の量で存在する。本明細書における重量%は、別の指定がない限り、混合されたとろみ飲料の総重量に基づく。
[0017]一実施形態において、果実成分は、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約2重量%〜約30重量%、又は約4重量%〜約26重量%、又は約6重量%〜約22重量%、又は約8重量%〜約18重量%、又は約10重量%〜約14重量%、又は約12重量%の量で存在する。
[0018]一実施形態において、カラゲナン成分は、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約0.045重量%〜約0.125重量%の量で存在する。
[0019]一実施形態において、液体担体は、液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約65重量%〜約85重量%の量で存在する。
[0020]さらなる一実施形態において、本開示は、ミルク及び果実を含有する、急速にとろみが付与される飲料を製造する方法を提供する。該方法は、ミルク粉末を含む乾式成分パケットと、果実成分及びカラゲナン成分を含む湿式成分パケットとを、ブレンダーを使用せずに液体担体と混合させるステップを含む。
[0021]別の実施形態において、本開示は、1つのパケットを含む貯蔵安定なとろみ飲料成分を提供する。該パケットは、果実成分及びカラゲナン成分を含む。該パケットは、少なくとも部分的に液体状態にある。
[0022]本開示の一つの利点は、改善された貯蔵安定な飲料成分製品を提供していることである。
[0023]本開示の別の利点は、改善された、とろみ飲料を製造するためのシステムを提供していることである。
[0024]本開示のさらに別の利点は、ブレンダーを使用せずに約1分未満で飲料のとろみ付与を起こさせる、とろみ飲料を製造するためのシステムを提供していることである。
[0025]本開示のさらに別の利点は、ミルク及び果実を含むとろみ飲料を製造するためのシステムを提供していることである。
[0026]さらなる特徴及び利点は、本明細書中に記載されており、且つ以下の詳細な説明から明らかになる。
詳細な説明
[0027]本開示は、ミルク及び果実を含有するとろみ飲料を製造するための成分に関する。該成分は、貯蔵安定であることが可能である。該飲料は、乾式及び湿式の成分の、カラゲナンと併せた特定の構成物を含有する、独特の、とろみを付与するシステムの使用によってとろみが付与されうる。とろみ飲料は、ブレンダーを使用せずに急速に(例えば約1分未満で)とろみが付与されうる。
[0028]先行技術の飲料成分製品及びとろみを付与するシステムは、一般に、乾式(水和されていない)形態にあるとろみ付与剤を含む。また、ドライミルク粉末も時々含まれる。これらの乾式成分は、次いで液体担体と混合される。しかしながら、とろみ付与剤が水和されていないため、とろみ付与剤は、最初に水和されることになり、それから飲料にとろみを付与し始めることができる。水和、及びそれに続くとろみ付与の効果には、数分又はそれ以上かかってしまい、且つ大量の撹拌又はブレンダーの使用さえ必要になることがある。そのため、多くの消費者は、こうした製品を使用するのに必要とされる長々しい待ち及び人的な努力が、不都合で苛立たせるものであることを見出す。
[0029]出願人は、驚くことに、所望のとろみ(例えばスムージー又はミルクシェイクのとろみ)のある、ミルク及び果実を含有するとろみ飲料を急速に生成できると共に、良好な口当たりをも提供する、とろみを付与するシステムのための成分の、独特の組合せを見出した。詳細には、当該とろみを付与するシステムは、カラゲナン成分を、少なくとも部分的に液体状態にある果実成分と混合させることによって、とろみ付与速度を改善させる。カラゲナン及び果実が、ミルク又はミルク粉末と混合されるとき、既に水和されているカラゲナンがミルクタンパク質と共に急速にネットワークを構築して、飲料にとろみを付与することができる。
[0030]一実施形態において、本開示は、乾燥成分パケットと湿式成分パケットとを含む貯蔵安定な飲料成分製品を提供する。液体担体中で混合される前に、得られた飲料の種々の所望の成分を細分するために、任意の数のパケットが使用されてよいことが理解されるべきである。次いで、パケットは、液体担体と混合されて、とろみ飲料を生成する。
[0031]一実施形態において、乾式成分パケットは、乾燥した乳ベースのタンパク質を含む。乳ベースのタンパク質は、カゼイン、カゼイン加水分解物、カゼイン塩、乳清、乳清加水分解物、ミルクタンパク質濃縮物、ミルクタンパク質分離物、又はそれらの組合せから成る群から選択されうる。当業者であれば、本開示が、ウシ起源からの乳ベースのタンパク質に限定されず、全ての哺乳類の動物種から、例えばヒツジ、ヤギ、ウマ及びラクダ等からの乳ベースのタンパク質に関係することを理解することになる。
[0032]タンパク質によってもたらされる健康上の利益としては、筋肉を発達させること及び筋肉を付けることの強化、並びに小児、成人又は高齢者における筋肉の維持、免疫機能の強化、認知機能の改善、糖尿病患者に適切であるような血糖のコントロール、体重管理及び満腹度、抗炎症効果、創傷治癒及び皮膚修復、血圧を下げること等が挙げられる。
[0033]また、タンパク質は有益な分岐鎖アミノ酸、例えばロイシン、イソロイシン及びバリン等の劣っているフレーバープロファイルを覆い隠すためにも使用されうる。このように、本開示の、ミルクタンパク質含有飲料は、機能性栄養物を個体に提供することができるとともに、個体による消費に望ましい。
[0034]一実施形態において、湿式成分パケットは、果実成分及びカラゲナン成分を含む。果実成分は、果汁、果汁濃縮物、果実ピューレ、果肉、果片、又はそれらの混合物であってもよい。果実成分は、少なくとも部分的に液体状態にあってもよい。任意の果実(例えばリンゴ、イチゴ、ラズベリー及びブルーベリー)又は果実の組合せが利用されうることが理解されるべきである。
[0035]湿式成分パケットは、カラゲナン成分を含む。カラゲナン成分は、ラムダカラゲナン、イオタカラゲナン、カッパカラゲナン、又はそれらの組合せであってもよい。カラゲナン等の親水コロイドが、水素結合を用いてそれらのベースの分子の周りに水を保持することが知られている。水と結合する性質は、親水コロイドを良好なとろみ付与剤とし、粘性を増加させて離水の防止を助ける。また、一定の海藻から抽出された親水コロイドであるカラゲナンは、特に中性のpH値でタンパク質反応性が高いことも知られている。詳細には、カラゲナンは、ミルク等の乳タンパク質とよく反応することが知られている。例えば、カッパカラゲナンは、カゼインミセルとよく反応して、不溶性粒子を懸濁したまま保持することを助ける緩やかな3次元ゲルのネットワークを形成する。
[0036]ミルクタイプの製品のための、特にチョコレートミルクタイプの製品のための、カラゲナンの使用が既知である。しかしながら、カラゲナンは、果汁、果汁濃縮物、果実ピューレ、果肉、又は果片と一緒には一般に使用されず、その理由は、カラゲナンが、そうした物質にとろみを付与するのに効果的ではなく、極小のとろみ付与しか示さないためである。カラゲナンは、果実の物質では効果的でなく、その理由は、こうした物質のpHが一般に低く又は酸性であり、且つ、ネットワークを構築するためにカラゲナンが使用できるタンパク質(又は特に乳タンパク質)が存在しないためである。その代わりに、ペクチン等の親水コロイドが、果実含有物質にとろみを付与するために典型的に使用される。
[0037]驚くことに、カラゲナンを、少なくとも部分的に液体状態にある果実成分へ加えると、果実及びカラゲナンを、乾式原材料及び液体担体と、混合することによって製造された、得られた飲料のとろみ付与速度が改善されることが見出された。詳細には、果実成分とカラゲナンとの混合物は、カラゲナンが、既に結合している水分子と共に、水和状態で存在することを可能にする。しかし、果実成分は、乳タンパク質を欠き、且つpHが酸性であるため、カラゲナンは、果実成分へ、極小のとろみ付与効果しか授けない。
[0038]より中性なpHで、乾式成分及び液体担体と混合されるとき、既に水和しているカラゲナンは、乾式成分中又は液体担体中の、任意の乳タンパク質と共に、急速にネットワークを構築することができる。こうして、とろみ飲料の消費者は、任意のとろみ成分を水和させるために、ブレンダーを利用すること、さもなければ飲料を撹拌するのに大量のエネルギーを費やすことが必要でなくなる。また、消費者は適当にとろみが付与された飲料のための待ち時間がより短くてすむことになり、その理由は、消費者が、とろみを付与する成分が飲料にとろみを付与し始めうる前に水和してくるのを待つ必要がないためである。加えて、とろみが付与されていない、又は最小限にとろみが付与されている、湿式成分のセットが好ましいことがあり、その理由は、該セットが、とろみが付与された成分の場合よりも、乾式成分及び/又は液体担体と混合しやすくなるためである。
[0039]液体担体は、ミルク(任意の所望の脂肪含量のもの)、水、他の任意の適切な液体担体、及びそれらの組合せであってもよい。液体担体は、約5%〜約95%、約15%〜約85%、約25%〜約75%、約5%〜約60%、約30%〜約75%、約60%〜約95%、又は約72%〜約78%の量で存在することができる。一実施形態において、液体担体は、約70%〜約80%の量で存在する。
[0040]乾式成分パケットは、乾燥した粉末状ミルク、例えば低温の無脂肪ドライミルクを含んでもよい。ドライミルクは、飲料の約0.25重量%〜約30重量%、約0.75重量%〜約20重量%、約1重量%〜約15重量%、約1.5重量%〜約10重量%、又は約3重量%〜約5重量%の範囲の量で存在することができる。一実施形態において、ドライミルクは、得られた液状飲料の約2重量%〜約6重量%の量で存在する。
[0041]一実施形態において、乾燥成分パケットは、親水コロイド成分をさらに含む。親水コロイド成分は、異なるとろみ及び/又は口当たりを実現させるように選択されうる。親水コロイド成分としては、任意の適切な親水コロイド、例えばカラゲナン(カッパ、イオタ及びラムダ)、寒天、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、カルボキシメチルセルロース及び微結晶セルロースとしてのセルロース誘導体、アルギン酸塩、デンプン、又はそれらの組合せを挙げることができる。
[0042]別の実施形態において、湿式成分パケットは、乾式成分パケットに加えて、又は乾式成分パケットの代わりに、親水コロイド成分を含んでもよい。親水コロイド成分は、異なるとろみ及び/又は口当たりを実現させるように選択されうる。親水コロイド成分としては、任意の適切な親水コロイド、例えばカラゲナン(カッパ、イオタ及びラムダ)、寒天、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、カルボキシメチルセルロース及び微結晶セルロースとしてのセルロース誘導体、アルギン酸塩、デンプン、又はそれらの組合せを挙げることができる。
[0043]また、乾式成分パケットは後述するように、種々のフレーバー、甘味料、着色料、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、繊維若しくはその源、プロバイオティクス、抗酸化剤、又はそれらの組合せを含んでもよい。
[0044]湿式成分パケットは、少なくとも部分的に液体状態にある果実成分を含む。果実成分としては、任意の、適切である又は所望の果実、又は果実の組合せが挙げられる。
[0045]果実成分は、果汁、果汁濃縮物、果実ピューレ、果肉、果片、又はそれらの組合せから成る群から選択されうる。例えば、果実ピューレ(1つ又は複数の種類の果実を有する)は、飲料の約1重量%〜約70重量%、約3重量%〜約50重量%、約5重量%〜約25重量%、又は約12重量%〜約18重量%の量で存在することができる。一実施形態において、果実ピューレは、飲料の約7重量%〜約27重量%の量で存在する。
[0046]湿式成分パケットは、カラゲナン成分を含む。カラゲナン成分は、カッパカラゲナン、ラムダカラゲナン、イオタカラゲナン、又はそれらの組合せでありうる。とろみ閾値を多様にすることは、カラゲナン成分の濃度を調節することによって実現されうる。所望のとろみに応じて、カラゲナン成分は、飲料の約0.001重量%〜約0.5重量%、約0.01重量%〜約0.3重量%、約0.045重量%〜約0.1重量%、約0.05重量%〜約0.06重量%、又は約0.09重量%〜約0.11重量%の量で存在することができる。一実施形態において、カラゲナン成分は、飲料の約0.075重量%〜約0.125重量%の量で存在する。
[0047]また、湿式成分パケットは後述するように、種々のフレーバー、甘味料、着色料、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、繊維若しくはその源、プロバイオティクス、抗酸化剤、又はそれらの組合せを含んでもよい。
[0048]上述した通り、カラゲナン成分の、タンパク質、特にミルクタンパク質と併せた使用は、得られたとろみ飲料における良好な口当たり及び粘稠性を実現させることを助ける、効果的なとろみ付与剤である。カラゲナン成分を、少なくとも部分的に液体状態にある果実成分を含有するパケットへ添加すると、驚くことに、液体担体中で乾式成分と混合されたとき、得られた飲料へのとろみ付与速度が改善されることが見出された。カラゲナン成分には、果実成分へのとろみ付与効果がほとんどないため、湿式成分パケットは、他のパケット及び/又は液体担体と混合しやすく、且つカラゲナンが既に水和されているために、得られた飲料に急速にとろみを付与し始めることができる。
[0049]そのため、得られた飲料は、ブレンダーを使用せずに急速にとろみが付与されうる。得られた飲料は、ミルク及び果実を含み、且つ液体担体中で、少なくとも1つの、ミルク粉末を含む乾式原材料のパケットと、少なくとも1つの、少なくとも部分的に液体状態にあって果実成分を含む、湿式又は水和された成分のパケットとを混合させることによって製造される。さらに、独特のとろみ飲料成分のシステムは、飲料のボディー感及びテクスチャを改善させ、且つより良好な口当たりをもたらす。
[0050]また、パケットのいずれか、双方又は全ては1種又は複数種の原材料、例えばフレーバー、甘味料、着色料、又はそれらの組合せを含んでもよい。甘味料としては、例えば、スクロース、スクラロース、アセスルファムK、フルクトース、デキストロース、マルトース、デキストリン、マルトデキストリン、レブロース、タガトース、ガラクトース、コーンシロップ固形物、及び他の天然の又は人工の甘味料を挙げることができる。無糖の甘味料としては、糖アルコール、例えばマルチトール、キシリトール、ソルビトール、エリトリトール、マンニトール、イソモルト、ラクチトール、水素化デンプン加水分解物等を、単独で又は組合せで挙げられるが、これらに限定されない。
[0051]フレーバー、甘味料及び着色料の使用量は、極めて多様であることになり、且つ甘味料の効力、飲料の所望の甘さ、使用されるフレーバーの量及びタイプ、並びにコスト上の考慮といった要素に依ることになる。糖及び/又は無糖の甘味料の、任意の適切な組合せを、パケット中で使用することができる。
[0052]適切なフレーバーの非限定的な例としては、チョコレート、チョコレート増強材、クリーム/乳増強材、バニラフレーバー、果実フレーバー、ミントフレーバー、スパイスフレーバー、又はそれらの組合せが挙げられる。また、パケットは麦芽、又は麦芽抽出物を含んでもよい。
[0053]パケットのいずれか、双方又は全ては、1種又は複数種のビタミン及び/又はミネラルをさらに含んでもよい。ビタミンは、ビタミンA、ビタミンB(チアミン)、ビタミンB(リボフラビン)、ビタミンB(ナイアシン又はナイアシンアミド)、ビタミンB(パントテン酸)、ビタミンB(ピリドキシン、ピリドキサール若しくはピリドキサミン、又はピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB(ビオチン)、ビタミンB(葉酸)及びビタミンB12(種々のコバラミン;一般にビタミンサプリメント中のシアノコバラミン)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、ビオチン、コリン、又はそれらの組合せが挙げられるが、それらに限定されない。
[0054]ミネラルの非限定的な例としては、カルシウム、マグネシウム、鉄、又はそれらの組合せが挙げられる。カルシウムの源としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、クエン酸カルシウム、他の不溶性カルシウム化合物、又はそれらの組合せを挙げることができる。マグネシウムの源としては、リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、又はそれらの組合せを挙げることができる。鉄の源としては、リン酸アンモニウム鉄、ピロリン酸第二鉄、リン酸第二鉄、リン酸第一鉄、他の不溶性鉄化合物、アミノ酸、EDTA等の鉄キレート化合物、又はそれらの組合せを挙げることができる。また、ミネラルとしてはホウ素、カルシウム、クロム、銅、ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ニッケル、リン、カリウム、セレン、ケイ素、スズ、バナジウム、亜鉛、又はそれの組合せのうちの任意のものが挙げられる。
[0055]パケットのいずれか、双方又は全ては、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパルテート、シトルリン、システイン、グルタメート、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシセリン、ヒドロキシチロシン、ヒドロキシリジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、又はそれらの組合せから成る群から選択されるアミノ酸をさらに含んでもよい。
[0056]パケットのいずれか、双方又は全ては、繊維又は繊維の源をさらに含んでもよい。繊維は、アカシアゴム、α−グルカン、アラビノガラクタン、β−グルカン、デキストラン、フルクトオリゴ糖、フコシルラクトース、ガラクトオリゴ糖、ガラクトマンナン、ゲンチオオリゴ糖、グルコオリゴ糖、グアーガム、イヌリン、イソマルトオリゴ糖、ラクトネオテトラオース、ラクトスクロース、ラクツロース、レバン、マルトデキストリン、ミルクオリゴ糖、部分的に加水分解されたグアーガム、ペクチンオリゴ糖、難消化性デンプン、老化デンプン、シアロオリゴ糖、シアリルラクトース、大豆オリゴ糖、糖アルコール、キシロオリゴ糖、それらの加水分解物、又はそれらの組合せから成る群から選択されるプロバイオティクであってもよい。
[0057]パケットのいずれか、双方又は全ては、プロバイオティクス、例えばアエロコッカス属(Aerococcus)、アスペルギルス属(Aspergillus)、バクテロイデス属(Bacteroides)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、カンジダ属(Candida)、クロストリジウム属(Clostridium)、デバロマイセス属(Debaromyces)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、フゾバクテリウム属(Fusobacterium)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、ムコール属(Mucor)、オエノコッカス属(Oenococcus)、ペジオコッカス属(Pediococcus)、ペニシリウム属(Penicillium)、ペプトストレポコッカス属(Peptostrepococcus)、ピキア属(Pichia)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、シュードカテヌラータム属(Pseudocatenulatum)、リゾプス属(Rhizopus)、サッカロミセス属(Saccharomyces)、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、トルロプシス属(Torulopsis)、ワイセラ属(Weissella)、又はそれらの組合せから成る群から選択されるプロバイオティクを含んでもよい。
[0058]また、パケットのいずれか、双方又は全てはカロテノイド、コエンザイムQ10(「CoQ10」)、脱水化クエン酸ナトリウム、フラボノイド、グルタチオンゴジ(クコ)、ヘスペリジン、ラクトクコ、リグナン、ルテイン、リコペン、ポリフェノール、セレン、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、又はそれらの組合せから成る群から選択される抗酸化剤を含んでもよい。
[0059]実施例によって、且つ限定されることなく、以下の実施例は、本開示の一実施形態を例示する。
実施例1
[0060]以下の表1で指定する原材料を含む飲料を作製した。原材料は、指定した範囲内で含ませた。
Figure 2015532113
[0061]得られたとろみ飲料は、乾式成分パケットと、湿式成分パケットとを、液体担体中で一緒に混合することによって調製した。得られたとろみ飲料が、ミルクよりとろみがあるがミルクシェイクよりとろみがない、スムージーの粘稠性を急速に実現させたことを見出した。また、得られたとろみ飲料が残渣がなく、良好な外観、口当たり、及び良好なフレーバーを有していることも見出した。
実施例2
[0062]以下の表2で指定する原材料を含む飲料を作製した。原材料は、指定した範囲内で含ませた。
Figure 2015532113
[0063]得られたとろみ飲料は、乾式成分パケットと、湿式成分パケットとを、液体担体中で一緒に混合することによって調製した。得られたとろみ飲料が、ミルクシェイクの粘稠性に似た、とろみのある、ゲル状の、且つミルク状の粘稠性を急速に実現させたことを見出した。また、得られたとろみ飲料が良好な外観、口当たり、及び良好なフレーバーを有していることも見出した。
[0064]本明細書中に記載している現在好ましい実施形態への種々の変更及び修正が、当業者には明らかになることが理解されるべきである。こうした変更及び修正は、本主題の精神及び範囲から逸脱することなく、且つ本主題が企図する利点を減じることなく、行うことができる。したがって、こうした変更及び修正が、添付の特許請求の範囲に包含されることが企図される。

Claims (20)

  1. ミルク粉末を含む乾式成分パケットと、
    少なくとも部分的に液体状態にある果実成分及びカラゲナン成分を含む湿式成分パケットとを含み、
    前記乾式成分パケットと前記湿式成分パケットとが、液体担体中で一緒に混合されたとき、とろみ飲料を生成するように構成され調整されている、貯蔵安定な飲料成分製品。
  2. 前記液体担体が、水、ミルク、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  3. 前記カラゲナン成分が、ラムダカラゲナン、イオタカラゲナン、カッパカラゲナン、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  4. 親水コロイド成分が、前記乾式成分パケット、前記湿式成分パケット、及びそれらの組合せから成る群から選択されるパケット中に含まれる、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  5. 前記親水コロイド成分が、カラゲナン、寒天、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、セルロース誘導体、アルギン酸塩、デンプン、又はそれらの組合せから成る群から選択される、請求項4に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  6. 前記湿式成分パケットのpHが酸性である、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  7. 前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットが、カゼインの等電位点を超えているpHを有する、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  8. 前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットが、ブレンダーなしで約1分以内に所望のとろみ閾値へ到達する、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  9. 前記所望のとろみ閾値が、スムージーのとろみ閾値である、請求項8に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  10. 前記果実成分が、果汁、果汁濃縮物、果実ピューレ、果肉、果片、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項1に記載の貯蔵安定な飲料成分製品。
  11. とろみ飲料を製造するためのシステムであって、
    ミルク粉末を含む乾式成分パケットと、
    少なくとも部分的に液体状態にある果実成分及びカラゲナン成分を含む湿式成分パケットとを含み、
    前記乾式成分パケットと前記湿式成分パケットとが、液体担体中で一緒に混合されたとき、ブレンダーなしで約1分未満にとろみ飲料を生成するように構成され調整されている、システム。
  12. 前記ミルク粉末が、前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約2重量%〜約7重量%の量で存在する、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記果実成分が、前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約5重量%〜約27重量%の量で存在する、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記カラゲナン成分が、前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約0.045重量%〜約0.125重量%の量で存在する、請求項11に記載のシステム。
  15. 前記液体担体が、前記液体担体中で混合された乾式成分パケットと湿式成分パケットの約65重量%〜約85重量%の量で存在する、請求項11に記載のシステム。
  16. 飲料を製造する方法であって、
    ミルク粉末を含む乾式成分パケットと、果実成分及びカラゲナン成分を含む湿式成分パケットとを、ブレンダーを使用せずに液体担体と混合させるステップを含む、方法。
  17. 前記乾式成分パケットと前記湿式成分パケットとが、液体担体と、ブレンダーを使用せずに混合されるときに、前記飲料が約1分未満に所望のとろみ閾値に到達する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記所望のとろみ閾値が、スムージーのとろみ閾値である、請求項16に記載の方法。
  19. 前記カラゲナン成分が、前記飲料の約0.045重量%〜約0.125重量%の量で存在する、請求項16に記載の方法。
  20. 果実成分及びカラゲナン成分を含むパケットを含み、
    前記パケットが、少なくとも部分的に液体状態にある、貯蔵安定な飲料成分。
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