JP2015530078A - タバコ植物を酵素で処理するための方法 - Google Patents

タバコ植物を酵素で処理するための方法 Download PDF

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Abstract

タバコ材料中の特定の化学的成分の含有量を変える方法が提供され、当該方法は、タバコ植物又はその一部の少なくとも1つの酵素による処理を含む。例えば、当該方法は、タバコ材料中のタバコ煙有毒物前駆体の含有量を変えてよく、この結果、タバコ材料が高温にさらされる場合、有毒物の生成を変えることができる。本発明により処理されるタバコ植物又はその一部のタイプは、例えば、タバコ種子、タバコ実生、未成熟の生植物、成熟した生植物、収穫された植物、又は植物誘導体であってよい。このような酵素処理済みタバコ材料を含む喫煙物品及び他のタバコ製品も提供される。

Description

本発明は、植物、並びに植物(例えば、タバコ)を栽培、収穫、及び/又は処理する方法の変更に関する。詳細には、本発明は、タバコから製造されるか又はタバコに由来する製品、或いは別の方法でタバコを組み込む製品であって、人の消費を意図しているものに関する。
シガレットなどの広く普及している喫煙物品は、ペーパラッパ(paper wrapper)によって取り囲まれ、それによって、いわゆる「タバコロッド」を形成する、実質的に円筒形のロッドの形状をした構造を有し、細断されたタバコ(例えば、カットフィラー(細断詰め物)形態)などの喫煙可能な材料の充填物、巻物又は柱状物を含む。通常、シガレットは、端部を接してタバコロッドと一直線に配列された、円筒形フィルタ要素を有する。通常、フィルタ要素は、「プラグラップ(plug wrap)」として知られるペーパ材料によって外接された可塑化酢酸セルローストウ(tow)を含む。特定のシガレットは、複数のセグメントを有するフィルタ要素を組み込み、これらセグメントの1つは、活性炭粒子を含むことができる。通常、フィルタ要素は、「チッピング(tipping)ペーパ」として知られる外接する包装材料を使用して、タバコロッドの一端に取り付けられる。周囲の空気で吸われた主流煙の希釈を与えるために、チッピング材料及びプラグラップを穿孔することも望まれるようになった。シガレットは、その一端に点火して、タバコロッドを燃焼させることによって、喫煙者により使用される。次いで、喫煙者は、シガレットの他端(例えば、フィルタ端)で吸うことによって、喫煙者の口内に主流煙を受け取る。
シガレットの製造に使用されるタバコは、典型的にはブレンドされた形態で使用される。例えば、「アメリカンブレンド」と一般に称される特定の広く普及しているタバコブレンドは、フル・キュアード(熱気送管乾燥種)、バーレー種(burley)及びオリエンタル種タバコの混合物を含み、多くの場合、再生タバコ及び加工されたタバコステム(stem)などの加工されたタバコを含む。特定のシガレットタバコブランドの製造に使用されるタバコブレンド内のタバコの各々のタイプの正確な量は、ブランド間で異なる。例えば、Tobacco Encyclopedia、Voges(編集)、44〜45頁(1984)、Browne著、「The Design of Cigarettes」第3版、43頁(1990)及び「Tobacco Production,Chemistry and Technology」、Davisら(編集)、346頁(1999)を参照されたい。
タバコは、いわゆる「無煙」形態でも楽しむことができる。特に広く普及している無煙タバコ製品は、加工されたタバコ又はタバコ含有配合物のいくつかの形態を使用者の口内に挿入することによって使用される。種々のタイプの無煙タバコ製品が公知である。例えば、本明細書にそれぞれ参照として援用される、Schwartzへの米国特許第1,376,586号、Leviへの同第3,696,917号、Pittmanらへの同第4,513,756号、Sensabaugh,Jrらへの同第4,528,993号、Storyらへの同第4,624,269号、Tibbettsへの同第4,991,599号、Townsendへの同第4,987,907号、Sprinkle,IIIらへの同第5,092,352号、Whiteらへの同第5,387,416号、Williamsへの同第6,668,839号、Williamsへの同第6,834,654号、Atchleyらへの同第6,953,040号、Atchleyらへの同第7,032,601号;Williamsへの米国特許出願公開第2004/0020503号、Quinterらへの同第2005/0115580号、Stricklandらへの同第2006/0191548号、Holton,Jrらへの同第2007/0062549号、Holton,Jr.らへの同第2007/0186941号、Stricklandらへの同第2007/0186942号、Duberらへの同第2008/0029110号、Robinsonらへの同第2008/0029116号、Robinsonらへの同第2008/0173317号、Engstromらへの同第2008/0196730号、Neilsenらへの同第2008/0209586号、Crawfordらへの同第2008/0305216号、Essenらへの同第2009/0065013号、Kumarらへの同第2009/0293889号、Gaoらへの同第2010/0291245号、及びMuaらへの同第2011/0139164号;並びにArnarpらへのPCT第WO04/095959号及びAtchleyらへの同第2010/132444号に記載されている無煙タバコ配合物のタイプ、成分、及び加工方法論を参照されたい。
無煙タバコ製品の1つのタイプは、「嗅ぎタバコ、スナッフ(snuff)」と呼ばれる。一般に「スヌース(snus)」と呼ばれる湿性嗅ぎタバコ製品の代表的なタイプは、Swedish match AB、Fiedler & Lundgren AB、Gustavus AB、Skandinavisk Tobakskompagni A/S、及びRocker Production ABなどの会社を通じて、ヨーロッパで、特にスウェーデンで製造されている。米国で入手可能なスヌース製品は、Reynolds Tobacco Companyにより商品名Camel Snus Frost、Camel Snus Original及びCamel Snus Spiceで市販されている。例えば、Bryzgalovら著、1N1800 Life Cycle Assessment,Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005)も参照されたい。加えて、スヌースの製造に関連する特定の品質標準が、いわゆるGothiaTek品質標準として確立されている。代表的な無煙タバコ製品はまた、House of OliverTwist A/Sにより商品名Oliver Twistで、U.S.Smokeless Tobacco Co.により商品名Copenhagen、Skoal、SkoalDray、Rooster、Red Seal、Husky、及びRevelで、Philip Morris USAにより商品名「toboka」で、Conwood Companyにより商品名Levi Garrett、Peachy、Taylor‘s Pride、Kodiak、Hawken Wintergreen、Grizzly、Dental、Kentucky King、及びMammoth Caveで、並びにR.J.Reynolds Tobacco Companyにより商品名Camel Orbs、Camel Sticks、及びCamel Stripsで市販されている。
ここ数年間、タバコ製品で利用されるタバコ材料の全体の特徴及び性質を変更するために、種々の処理法及び添加剤が提案されてきた。例えば、タバコ材料の化学的性質又は官能特性を変更するために、又は無煙タバコ材料の場合には、タバコ材料を含んでいる喫煙物品によって発生する主流煙の化学的性質又は官能特性を変更するために、添加剤又は処理プロセスが利用されてきた。種々のタイプの酵素、細菌、及び微生物(例えば、真菌及び酵母)は、例えば、特定の化学化合物の含有量を低減することによって、タバコの化学的構造を変更させる目的のために、タバコと共に採用されている。例えば、全てが本明細書に参照として援用されるKeiferへの米国特許第3,132,651号、Silbermanへの同第3,513,857号、Bavleyへの同第3,240,214号、Harveyへの同第3,636,097号、Rosenへの同第3,612,065号、Rosenへの同第3,943,945号、Malanへの同第4,135,521号、Geissらへの同第4,140,136号、Newtonらへの同第4,151,848号、Tengへの同第4,307,733号、Mattinaらへの同第4,308,877号、Gaischへの同第4,407,307号、Gravelyらへの同第4,476,881号、Gravelyらへの同第4,556,073号、Gravelyらへの同第4,557,280号、Sempらへの同第4,566,469号、Gaischへの同第4,572,219号、Gaischへの同第4,709,710号、Pouloseへの同第4,716,911号、Bernasekへの同第4,887,618号、Clappへの同第4,941,484号、Whiteへの同第5,099,862号、Teagueへの同第5,343,879号、Rothらへの同第5,372,149号、DeGranpreetへの5,601,097号、Kogaらへの同第7,549,425号、Kogaらへ同第7,549,426号及びKogaらへ同第7,556,046号;Kierulffへの国際特許出願公開第WO2000/02464;並びにKierulffへの欧州特許出願第1094724号を参照されたい。
米国特許第1,376,586号明細書 米国特許第3,696,917号明細書 米国特許第4,513,756号明細書 米国特許第4,528,993号明細書 米国特許第4,624,269号明細書 米国特許第4,991,599号明細書 米国特許第4,987,907号明細書 米国特許第5,092,352号明細書 米国特許第5,387,416号明細書 米国特許第6,668,839号明細書 米国特許第6,834,654号明細書 米国特許第6,953,040号明細書 米国特許第7,032,601号明細書 米国特許出願公開第2004/0020503号明細書 米国特許出願公開第2005/0115580号明細書 米国特許出願公開第2006/0191548号明細書 米国特許出願公開第2007/0062549号明細書 米国特許出願公開第2007/0186941号明細書 米国特許出願公開第2007/0186942号明細書 米国特許出願公開第2008/0029110号明細書 米国特許出願公開第2008/0029116号明細書 米国特許出願公開第2008/0173317号明細書 米国特許出願公開第2008/0196730号明細書 米国特許出願公開第2008/0209586号明細書 米国特許出願公開第2008/0305216号明細書 米国特許出願公開第2009/0065013号明細書 米国特許出願公開第2009/0293889号明細書 米国特許出願公開第2010/0291245号明細書 米国特許出願公開第2011/0139164号明細書 国際公開第2004/095959号 国際公開第2010/132444号 米国特許第3,132,651号明細書 米国特許第3,513,857号明細書 米国特許第3,240,214号明細書 米国特許第3,636,097号明細書 米国特許第3,612,065号明細書 米国特許第3,943,945号明細書 米国特許第4,135,521号明細書 米国特許第4,140,136号明細書 米国特許第4,151,848号明細書 米国特許第4,307,733号明細書 米国特許第4,308,877号明細書 米国特許第4,407,307号明細書 米国特許第4,476,881号明細書 米国特許第4,556,073号明細書 米国特許第4,557,280号明細書 米国特許第4,566,469号明細書 米国特許第4,572,219号明細書 米国特許第4,709,710号明細書 米国特許第4,716,911号明細書 米国特許第4,887,618号明細書 米国特許第4,941,484号明細書 米国特許第5,099,862号明細書 米国特許第5,343,879号明細書 米国特許第5,372,149号明細書 米国特許第5,601,097号明細書 米国特許第7,549,425号明細書 米国特許第7,549,426号明細書 米国特許第7,556,046号明細書 国際公開第2000/02464号 欧州特許出願公開第1094724号明細書
Tobacco Encyclopedia、Voges(編集)、44〜45頁(1984) Browne著、「The Design of Cigarettes」第3版、43頁(1990) 「Tobacco Production,Chemistry and Technology」、Davisら(編集)、346頁(1999) Bryzgalovら著、1N1800 Life Cycle Assessment,Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005)
タバコ植物などの植物、並びに喫煙物品又は無煙タバコ製品において有用なタバコ組成物及び配合物の特徴及び性質を変更するための更なる方法を提供することは、当該技術分野において望ましいであろう。
本発明は、植物中に存在する特定の化合物の量を変える(例えば、増加及び/又は低減する)ために、及び/又はその風味を変えるために植物又はその一部を処理するための方法を提供する。本発明の方法が適用され得る植物は様々であり得、限定されるものではないが、種々のタイプのつる植物、樹木、灌木、並びに果実、野菜、及びマメを実らせるものなどの他の植物、同様に穀類を含む任意の顕花植物又は針葉樹種が挙げられる。
1つの観点では、本発明は、商品を製造するために使用される植物、特に食品又は他の経口製品の供給源として使用される植物を採取し、収穫されるこの植物の部分に存在する特定の化合物の量を変えるために、この植物を処理することを伴う。このような方法は、苦味が薄いなどの特定の風味変化を呈する収穫される植物の部分を結果としてもたらし得る。本発明の方法が適用され得る特定の具体的な植物としては、限定されるものではないが、豆(例えば、リママメ、グリーンビーン、ダイズ、コーヒー豆)、キャベツ、アオクラ、カボチャ、レタス、トマト、トウガラシ、アスパラガス、セロリ等の野菜植物;根菜茎菜類(例えば、大根、玉ネギ、ニンニク、及び人参);穀類(例えば、小麦、大麦、オート麦、トウモロコシ、米、ライ麦、ソルガム)、結果植物(例えば、イチゴ)、結果つる植物(例えば、ブドウ、メロン、及びクランベリー)、結果灌木(例えば、ブルーベリー)及び結果樹木(例えば、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ、サクランボ、モモ、バナナ、オオバコ、及びリンゴなどの果実)、マメ科植物(例えば、ナッツ類)、茶、ホップ、並びにハーブ類及び香辛料植物が挙げられる。特定の実施形態では、方法はタバコに関する。
特定の態様では、本発明は、タバコ材料中の1種以上の成分の含有量を変える(例えば、低減する)工程に関し、これは、未収穫のタバコ植物又はその一部を1種以上の酵素に接触させて、処理されたタバコ植物又はその一部を形成する工程を含む。一部の実施形態では、未収穫のタバコ植物又はその一部は、タバコ種子、タバコ実生、未成熟の生植物、成熟した生植物、又はこれらの一部からなる群から選択される。使用される酵素の量は、一般的には、タバコ植物又はその一部中の1種以上の成分の含有量に所望の方法で(例えば、かかる成分(複数可)の含有量を増加又は低減させることによって)影響を及ぼすのに十分な酵素の任意の量であり得る。
特定の実施形態では、1種以上の成分は、煙有毒物又は煙有毒物前駆体を含む。例示的な煙有毒物前駆体としては、限定されるものではないが、ホフマン検体前駆体(限定されないが、カテコール前駆体を含む)が挙げられる。例えば、本発明の特定の実施形態で含有量において有利に変更される特定の成分は、クロロゲン酸、ルチン、タンパク質類、アミノ酸類、ペクチン、セルロース、ピリジン、キノリン、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、ヒドロキノン、カフェー酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。例えば、1つの具体的な実施形態では、アスパラギンは、本明細書に記載される含有量で有利に変更される代表的なアミノ酸である。
特定の実施形態では、方法は、植物の官能特性(例えば、味)に影響を及ぼす特定の化合物の含有量を変える工程に関する。本発明は、タバコ植物中に存在する成分に影響を及ぼすことに焦点が合わせられているが、本発明は、上述されたものなどの種々の植物により一般的に適用可能であり得ることが留意される。特定の実施形態では、方法は、加熱(例えば、焼成、油揚げ、又はマイクロ波処理により)を伴う、引き続いてタバコ製品、食品、又は飲料製品に加工され得る植物中のアミノ酸含有量を変える(例えば、低減する)工程に関し得る。加熱により食品に加工され得る例示的な植物としては、限定されるものではないが、小麦及び小麦粉(例えば、朝食用シリアル、ビスケット、クラッカー、ウェファ、パン、サクサクしたパン、及びクッキーの製造用)、大麦及び麦芽(例えば、ビールの製造用)、馬鈴薯(例えば、ポテトチップス及びフライドポテトの製造用)、コーヒー及びチコリ(焙煎コーヒー飲料における使用のため)などの穀物が挙げられる。例えば、特定の植物中のアスパラギンのレベルが変更されてよく、この結果、それから製造される製品のアクリルアミド含有量を、未処理の製品よりも低減させることができる。
一部の実施形態では、本発明による1種以上の酵素に接触させた植物又はその一部のアスパラギン含有量は、酵素に接触させていない植物のアスパラギン含有量の約50重量%以下、約40重量%以下、約30重量%以下、又は約20重量%以下である。言い換えると、本発明の方法により処理された植物又はその一部(例えばタバコ植物又はその一部)は、上述された任意のパーセントに従いアスパラギン含有量の低減を示すことができる。
本発明により使用される酵素の1種以上のタイプは変わってよく、一部の実施形態では、異なる酵素が植物(例えば、タバコ植物又はその一部)内の異なる化合物の変更に影響を与えることができる。特定の実施形態では、1種以上酵素は、ヒドロラーゼ(加水分解酵素)、イソメラーゼ(異性化酵素)、リアーゼ(分裂酵素)、オキシドレダクターゼ(酸化還元酵素)、トランスフェラーゼ(転移酵素)、又はこれらの組み合わせを含む。一部の実施形態では、1種以上の酵素は、アスパラギナーゼを含む。一部の実施形態では、1種以上の酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、又はこれらの組み合わせを含む。一部の実施形態では、1種以上の酵素は、ポリフェノールオキシダーゼ(例えば、カテコールオキシダーゼ)を含む。
特定の実施形態では、接触工程は、未収穫のタバコ植物又はその一部を、i)その1種以上のフェノールの量を低減させるのに有効な量でオキシダーゼに接触させるか、又はii)アスパラギンの含有量を低減させるのに有効な量でアスパラギナーゼに接触させる工程を含む。例えば、具体的な実施形態では、未収穫のタバコ植物又はその一部を、モノフェノールオキシダーゼ、o−ジフェノール酸素オキシドレダクターゼ、又はラッカーゼと接触させる。接触工程は、一部の実施形態では、水溶液、水性懸濁液、又は水性分散液で1種以上の酵素を適用する工程を含む。
本発明は、限定されるものではないが、未収穫のタバコ植物又はその一部を収穫する工程及び/又は1種以上のプロバイオティック細菌、プロバイオティック酵母、又はこれらの組み合わせを未収穫若しくは収穫されたタバコ植物又はその一部に適用する工程及び/又はタバコ材料を無煙タバコ製品又は喫煙物品中に組み込む工程を含む追加の工程を更に含むことができる。タバコ材料の形態は、一部の実施形態では、カットフィラーの形態又はタバコブレンドの形態であってよい。
一部の実施形態では、このタバコ材料は、未処理タバコ材料に対してクロロゲン酸の含有量が減少していることを特徴とする。例えば、タバコ材料中の重量でのクロロゲン酸の減少量は、一部の実施形態では、未処理タバコ材料に対して少なくとも約40%であってよい。一部の実施形態では、このタバコ材料は、未処理タバコ材料に対してルチン含有量が低減されていることを特徴とする。例えば、タバコ材料中の重量でのルチンの減少量は、一部の実施形態では、未処理タバコ材料に対して少なくとも約10%であってよい。
本発明の別の態様では、タバコ材料中の1種以上の成分の含有量を変える(例えば、低減する)ことによって、シガレット又は無煙タバコ製品の形態でタバコ製品が提供され、これは、未収穫のタバコ植物又はその一部を、本明細書に記載されている方法に従って1種以上の酵素に接触させて、処理されたタバコ植物又はその一部を得る工程と、処理されたタバコ植物又はその一部を加工して、タバコ製品中への組み込みに好適な形態で、処理されたタバコ材料を提供する工程と、処理されたタバコ材料を無煙タバコ製品又は喫煙物品中に組み込む工程と、を含む。このように製造された喫煙物品は、例えば、シガレットの形態であり得る。結果的に、一実施形態では、喫煙物品又は無煙タバコ製品の形態でタバコ製品が提供され、このタバコ製品は、タバコ組成物を含み、このタバコ組成物は、酵素処理済みタバコ材料を含む。
一部の実施形態では、酵素処理済みタバコ材料から製造された喫煙物品は、喫煙時に、未処理対照喫煙物品に対して主流煙のホフマン検体の含有量が減少していることを特徴とする。一部の実施形態では、この喫煙物品は、喫煙時に、未処理対照喫煙物品に対して主流煙のアクリルアミドの含有量が減少していることを特徴とする。例えば、主流煙中の重量でのアクリルアミドの減少量は、未処理の対照喫煙物品に比べて、少なくとも約40%であり得る。一部の実施形態では、この喫煙物品は、喫煙時に、未処理の対照喫煙物品に対してして主流煙のカテコール含有量が減少していることを特徴とする。例えば、主流煙中の重量でのカテコール減少量は、未処理対照喫煙物品に比べて少なくとも約5%であり得る。
本発明は、限定されるものではないが、以下の実施形態を含む。
実施形態1:タバコ材料中の1種以上の成分の含有量を変える方法であって、未収穫のタバコ植物又はその一部を1種以上の酵素に接触させて、処理されたタバコ植物又はその一部を形成する工程を含む方法。
実施形態2:未処理タバコ植物又はその一部が、タバコ種子、タバコ実生、未成熟の生植物、成熟した生植物、又はこれらの一部からなる群から選択される、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態3:1種以上の成分が、煙有毒物又は煙有毒物前駆体を含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態4:1種以上の煙有毒物前駆体が、ホフマン検体前駆体を含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態5:ホフマン検体前駆体が、カテコール前駆体である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態6:1種以上の煙誘導物前駆体が、タンパク質類、アミノ酸類、ペクチン、セルロース、ピリジン、キノリン、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、クロロゲン酸、ヒドロキノン、ルチン、カフェー酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態7:1種以上の酵素が、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、トランスフェラーゼ、又はこれらの組み合わせを含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態8:1種以上の酵素が、アスパラギナーゼを含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態9:1種以上の酵素が、プロテアーゼ、アミラーゼ、又はこれらの組み合わせを含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態10:1種以上の酵素が、ポリフェノールオキシダーゼを含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態11:ポリフェノールオキシダーゼが、カテコールオキシダーゼを含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態12:接触工程が、水溶液、水性懸濁液、又は水性分散液中で1種以上の酵素を適用する工程を含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態13:処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対して、タンパク質類、アミノ酸類、ペクチン、セルロース、ピリジン、キノリン、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、クロロゲン酸、ヒドロキノン、ルチン、カフェー酸、アスパラギン、及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の減少した含有量を特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態14:処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対して減少されているクロロゲン酸含有量を特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態15:処理されたタバコ植物又はその一部中の重量でのクロロゲン酸の減少量が、未処理のタバコ材料に対して少なくとも約40%である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態16:処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対して減少されているルチン含有量を特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態17:処理されたタバコ植物又はその一部中の重量でのルチンの減少量が、未処理のタバコ材料に対して少なくとも約10%である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態18:接触工程が、未収穫のタバコ植物又はその一部を、i)そこに含有される1種以上のフェノールの量を減少させるのに有効な量のオキシダーゼ、又はii)アスパラギンの含有量を減少させるのに有効な量のアスパラギナーゼと接触させる工程を含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態19:未収穫のタバコ植物又はその一部が、モノフェノールオキシダーゼ、o−ジフェノール酸素オキシドレダクターゼ、又はラッカーゼからなる群から選択されるオキシダーゼと接触される、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態20:処理されたタバコ植物又はその一部を収穫する工程と、1種以上のプロバイオティック細菌、プロバイオティック酵母、又はこれらの組み合わせを、未収穫の若しくは収穫されたタバコ植物又はその一部に適用する工程とを更に含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態21:処理されたタバコ植物又はその一部を収穫する工程と、処理されたタバコ植物又はその一部を加工して、タバコ製品中への組み込みに好適な形態で処理されたタバコ材料を提供する工程と、処理されたタバコ材料を無煙タバコ製品又は喫煙物品中に組み込む工程とを更に含む、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態22:処理されたタバコ材料が、カットフィラーの形態である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態23:処理されたタバコ材料が、タバコブレンドの形態である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態24:喫煙物品が、喫煙時に、未処理対照喫煙物品に対して主流煙のホフマン検体含有量が減少していることを特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態25:喫煙物品が、喫煙時に、未処理対照喫煙物品に対して主流煙のアクリルアミド含有量が減少していることを特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態26:主流煙中の重量でのアクリルアミドの減少量が、未処理対照喫煙物品に比べて少なくとも約40%である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態27:喫煙物品が、喫煙時に、未処理対照喫煙物品に対して主流煙のカテコール含有量が減少していることを特徴とする、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態28:主流煙中のカテコールの減少量が重量で、未処理対照喫煙物品に比べて少なくとも約5%である、前述の実施形態又は後述の実施形態のいずれかに記載の方法。
実施形態29:前述の実施形態のいずれかに記載の方法により調製される、シガレット又は無煙タバコ製品の形態のタバコ製品。
本開示のこれらの又は他の特徴、態様、及び利点は、以下に簡単に説明されている添付と図面と併せて以下の詳細な説明を読み取ることから明らかになるであろう。本発明は、上述の実施形態の2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の任意の組み合わせ、並びに本開示に記載される任意の2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の特徴又は要素の組み合わせを、このような特徴又は要素が本明細書の具体的な実施形態の記述で明らかに組み合わされているかどうかに関わらず包含する。本開示は、開示された発明の任意の分離可能な特徴又は要素が、その種々の態様及び実施形態のいずれかにおいて、文脈上明らかに別途定めない限り、組み合わせ可能であるよう意図されているとみなされるべきであるように、総体的に読み取られることを意図している。
本発明の実施形態の理解を支援するために添付の図面を参照する。図面は、必ずしも縮尺通りに図示されていると限らず、その参照符号は、本発明の例示的な実施形態の構成要素を示す。図面は単に例示に過ぎず、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
シガレットの形態を有する喫煙物品の拡大斜視図であり、シガレットの喫煙可能な材料、包装材料構成要素、及びフィルタ要素を示す。 製品の幅を横切って取られた、無煙タバコ製品の断面図であり、本発明の無煙タバコ組成物で充填された外部パウチを示す。
以下、本発明を、より完全に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で実行することができ、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、これら実施形態は、本開示が完璧かつ完全であるように、並びに当業者に本発明を完全に伝えるように提供されるものである。本明細書及び特許請求の範囲で使用する場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに矛盾する場合を除き、複数形も含む。「乾燥重量パーセント」又は「乾燥重量基準」への言及は、乾燥成分(すなわち、水以外の全ての成分)に基づく重量を指す。
本発明は、特定の化合物のレベルが変更されている植物、植物構成要素、及び植物材料を提供する。例示的な一態様では、本発明は、特定の化合物のレベルが変更されているタバコ植物、植物構成要素、又はタバコ材料、このようなタバコから誘導されたタバコ材料を組み込んでいるタバコ製品、並びに特定の化合物のレベルが変更されているタバコを調製するための方法及びタバコ製品内のこのタバコから誘導されたタバコ材料を組み込むための方法を提供する。タバコ材料中の特定の化合物のレベルを変える方法は、一般的には、タバコ(種々の形態の、例えば、未収穫又は収穫済の形態)を1種以上の酵素に接触させる工程を含む。本明細書に提供される説明は、大部分でタバコの処理に焦点を合わせているが、種々の他の植物(果実、野菜、花、及びこれらの構成要素を含む)が本明細書で提供されている方法に従って処理され、その中の特定の化合物のレベルが変更されている植物、植物構成要素、及び材料並びにそれらから製造される製品を得ることができることが留意される。
植物又は植物構成要素は、植物のライフサイクルの種々の段階で1種以上の酵素で処理されることができる。例えば、この方法は、未収穫の又は収穫済みの植物又は植物構成要素を1種以上の酵素で処理する工程を含むことができる。用語「植物」及び「植物構成要素」は、植物のライフサイクルの任意の段階における植物(例えば、商品を製造する植物)に関する。植物又は植物構成要素は、例えば、種子、実生、未成熟の生植物、成熟した生植物、収穫済みの植物、又は上記のいずれかの一部(例えば、茎のみ、又は葉のみ、若しくは種子の表面の一部などの生植物の一部)の形態であり得る。この植物から製造される商品は、植物の任意の部分(例えば、葉、野菜、果実、花、種子、茎、又は植物全体)を含み得るので、植物の種々の部分は、本明細書に提供される方法による酵素的処理の結果、特定の化合物のレベルが変更され得る。
特に、特定の実施形態では、本発明の方法は、具体的には、タバコ植物又はその一部の酵素的処理に関する。「タバコ」、「タバコ植物」、又は「タバコ植物構成要素」とは、タバコ植物のライフサイクルの種々の段階におけるタバコを意味する。例えば、酵素が適用され得るタバコ植物構成要素は、タバコ種子、タバコ実生、未収穫のタバコ植物(成熟の種々の段階における)、収穫済みの植物、又は上記のいずれかの一部であり得、これらはすべて、本明細書で更に詳細に記載されるタバコ植物の段階であると考えられる。収穫済みのタバコ植物は、生(緑葉)材料、キュアード/乾燥(例えば、エアー・キュアード(air−cured)又はファイアー・キュアード(fire−cured)材料、熟成材料、無処理材料、切断、細断、又は粉砕材料、抽出材料、又はタバコ抽出物の形態で、本発明による1種以上の酵素で処理されることができる。特定の実施形態では、タバコは、乾燥される前に(すなわち、収穫前又は収穫直後に)処理される。一部の実施形態では、タバコは畑で処理され、これは、酵素又はそれらの混合物が、未収穫の形態のタバコ植物の少なくとも一部に適用されることを意味する。一部の実施形態では、1種以上の酵素が適用される未収穫のタバコ植物は、畑で生育し、地中にその根を有し、生生物の正常な生物学的活性を行い続けているものとして更に説明することができる。
種々の酵素及びそれらの混合物が、本発明に従って使用することができる。本明細書で使用する場合、「酵素」とは、種々のサイズ及び構造の任意の球状タンパク質を指す。一般的に、本発明により有用である酵素は、何らかの方法で植物材料内の1種以上の化学反応を触媒するよう(例えば、その化学反応の速度を増加させることによって)機能する。任意のタイプの酵素又は酵素のタイプの組み合わせを、本発明に従って使用することができ、これらは、例えば、ヒドロラーゼ(化学結合の加水分解を触媒する)、イソメラーゼ(分子内の異性化を触媒する)、リガーゼ(2つ以上の分子を結合するよう機能する)、リアーゼ(加水分解及び酸化以外の機構により化学結合を切断する)、オキシドレダクターゼ(酸化/還元反応を触媒する)、及びトランスフェラーゼ(種々の部分、例えば官能基を移動させる)である。酵素の起源は様々であることができ、酵素は、例えば、微生物源(例えば、細菌源又は真菌源)、植物源、動物源から得ることができ、及び/又は合成的に製造することができる。
本発明により使用される酵素は、「GRAS」(一般的に安全と認識している)ものである(とはいえ、非GRAS酵素が特定の実施形態で使用することができる)。ある好ましい実施形態では、この酵素は、植物又は植物構成要素内で有害物の減少が可能である、又は植物又はその構成要素の一般的な加工(例えば、熱処理)又は使用の際に、有害物の減少が可能である酵素である。
酵素による生植物及び/又は畑の一般的な処理は、植物のストレスを軽減するよう補助し(例えば、AgPro(商標)Foliaraplex)、植物の成長を刺激し、植物の健康状態を維持し(例えば、Bio−Stimulants,Verde BioScience)、害虫を制御し(すなわち、生物殺虫剤として機能する)(例えば、本明細書に参照として援用される、Tvedtenへの米国特許第7,393,528号に開示されているTweetMint(商標)、Safe Solutions(商標))、並びに土壌中の肥料及び鉱物の植物の根への消化作用及び送達を増強させるような目的で行われる。特定のタイプの酵素によるタバコ材料の処理は具体的に既知であり、例えば、参照として本明細書に援用される、Kieferへの米国特許第3,132,651号、Bavleyへの同第3,240,214号、Tengへの同第4,307,733号、Gaischらへの同第4,407,307号、Pouloseへの同第4,716,911号、Clappらへの同第4,941,484号、De GrandPreらへの同第5,601,097号、Teagueへの同第5,343,879号、及びKierulffらへの同第6,298,859号;Harrisらへの米国特許出願公開第2011/0155152号及びColeman,IIIらへの同第2011/0174323号;Kierulffへの国際特許出願公開第2000/02464号;Kierulffへの欧州特許出願第1094724号;並びにLiuら著、Food and Chem.Toxic.(2011)、doi:10.1016に開示されている。
本発明によれば、一部の実施形態では、タバコ植物又は植物構成要素に適用される1種以上の酵素は、アミラーゼ(デンプンの糖への分解を触媒する)又はプロテアーゼ(ペプチド結合又はタンパク質の加水分解を触媒する)若しくはこれらの組み合わせを含む。アミラーゼは、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、γ−アミラーゼ、又はこれらの組み合わせを含むことができる。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼ、スレオニンプロテアーゼ、システインプロテアーゼ、アスパラギン酸プロテアーゼ、メタロプロテアーゼ、及びグルタミン酸プロテアーゼを含むことができ、特定の例示的なプロテアーゼとしては、限定されるものではないが、プロテアーゼ・バチルス−リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、プロテアーゼ・枯草菌(bacillus)種、プロテアーゼ・麹菌(アスペルギルス−オリゼー、Aspergillus oryzae)、プロテアーゼ・バチルス−アミロリケフェシエンス(bacillus amyloliquefaciens)、プロテアーゼ・枯草菌(bacillus)、及びプロテアーゼ・ストレプトマイセス−グリセウス(Streptomyces griseus)が挙げられ、これらは、Novozymes A/Sから市販されている酵素製品Alcalase(商標)、Esperase(商標)、Everlase(商標)、Flavourzyme(商標)、Neutrase(商標)、Protamex(商標)、Savinase(商標)、及びSubstilishin A(商標)を含むことができる。特定の実施形態では、1種以上の酵素は、アスパラギナーゼ(例えば、PreventASe(商標)(DSM Food Specialties、Heerlen、オランダ)及びAcrylaway(登録商標)(Novozymes A/S、Bagsvaerd、デンマーク)を含む。特定の実施形態では、1種以上の酵素は、ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)を含む。一部の実施形態では、1種以上の酵素は、モノフェノールオキシダーゼ酵素(チロシナーゼ)又は0−ジフェノール酸素オキシドレダクターゼ酵素(カテコールオキシダーゼ)などのオキシダーゼを含む。本発明に従って使用するための別の例示的なオキシダーゼは、ラッカーゼである。
本発明によれば、植物又は植物構成要素は、一部の実施形態では、1種以上の酵素に加えて、又は1種以上の酵素に代えてのいずれかで、1種以上の他のタイプの薬品と接触させることができる。例示的な薬品としては、アミノ酸類(例えば、リジン、グリシン、ヒスチジン、アラニン、メチオニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、フェニルアラニン、バリン、及びアルギニン)、二価及び/又は三価のカチオンを組み込む組成物、特定の非還元性糖、特定の還元剤、フェノール性化合物(例えば、少なくとも1つのフェノール性官能基を有する化合物)、少なくとも1つの遊離チオール基又は官能基を有する特定の化合物、酸化剤(例えば、過酸化水素又はオゾン)、酸化触媒(例えば、二酸化チタン)、天然植物抽出物(例えば、ローズマリー抽出物)、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
特定の実施形態では、本明細書に記載される酵素的処理は、参照により本明細書に援用される、2012年4月11日出願の、Marshallらの米国特許出願第13/444,272号に記載されているようなプロバイオティック処理と組み合わせて使用することができる。そこに開示されているように、特定の例示的なプロバイオティックスとしては、限定されるものではないが、ビフィドバクテリウム−アドレセンティス(bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム−アアニマリス(bifidobacterium animalis)、ビフィドバクテリウム−ビフィドゥム(ビフィダス菌)(bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム−ブレヴェ(bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム−インファンティス(bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム−ラクティス(bifidobacterium lactis)、ビフィドバクテリウム−ロングム(bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム−シュードカテヌラツム(bifidobacterium pseudocatenulatum)、ビフィドバクテリウム−シュードロングム(bifidobacterium pseudolongum)、ビフィドバクテリウム属微生物、ビフィドバクテリウム−サーモフィルム(bifidobacterium thermophilum)、好酸性乳酸桿菌(ラクトバチルス−アシドフィルス、lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス−アリメンタリウス(lactobacillus alimentarius)、ラクトバチルス−アミロボラス(lactobacillus amylovorus)、ラクトバチルス−ブルガリクス(lactobacillus bulgaricus)、ラクトバチルス−ビフィダス(lactobacillus bifidus)、ラクトバチルス−ブレビス(lactobacillus brevis)、ラクトバチルス−カゼイ(lactobacillus casei)、ラクトバチルス−コーカシカス(lactobacillus caucasicus)、ラクトバチルス−クリスパタス(lactobacillus crispatus)、ラクトバチルス−クルバタス(lactobacillus curvatus)、ラクトバチルス−デルブルッキー(lactobacillus delbruckii)、ラクトバチルス−ファーメンタム(lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス−ガリナルム(lactobacillus gallinarum)、ラクトバチルス−ガセリ(lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス−ヘリベチカス(lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス−ジョンソニー(lactobacillus johnsonii)、乳酸桿菌(ラクトバチルス−ラクティス、lactobacillus lactis)、ラクトバチルス−レイクマニー(lactobacillus leichmannii)、ラクトバチルス−パラカゼイ(lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス−プランタラム(lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス−ロイテリ(lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス−ラムノサス(lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス−サリバリウス(lactobacillus salivarius)、ラクトバチルス属微生物、ラクトバチルス−スポロゲニス(lactobacillus sporogenes)、乳酸連鎖球菌(ラクトコッカス−ラクティス、lactococcus lactis)、ストレプトコッカス−セルモリス(streptococcus sermoris)、ストレプトコッカス−ファセイウム(streptococcus faceium)、ストレプトコッカス−インファンティス(streptococcus infantis)、ストレプトコッカス−サーモフィルス(streptococcus thermophilus)、エンテロコッカス−フェシウム(enterococcus faceium)、ペディオコッカス−アシディラクティシ(pediococcus acidilactici)、スタフィロコッカス−サーモフィルス(staphylococcus thermophilus)、スタフィロコッカス−カルノサス(staphylococcus carnosus)、スタフィロコッカス−キシロサス(staphylococcus xylosus)、サッカロミセス−ボウラディー(saccharomyces boulardii)、サッカロミセス−セレビシエ(saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス−ボウラディー(saccharomyces boulardii)、バチルス−セレウスバールトヨ(bacillus cereus var toyo)、枯草菌(バチルス−サブチルス、bacillus subtilis)、有胞子性乳酸菌(バチルス−コアルランス、bacillus coagulans)及びバチルス−リケニフォルミス(bacillus licheniformis)が挙げられる。更なる実施形態では、酵素的処理は、1種以上の酵母による処理と組み合わせて使用することができる。タバコ植物又は植物構成要素の酵素的処理が、1種以上の追加のタイプの処理(例えば、アミノ酸、カチオン類、糖類、還元剤、フェノール性化合物、チオール含有化合物、酸化剤、酸化触媒、天然植物抽出物、及び/又はプロバイオティクス)と組み合わせて使用される場合、この処理は、同時に、短い間に連続して、又はかなり異なる時間点で実施することができる。酵素及び1種以上の薬品は、同じ配合物又は異なる配合物中に組み込まれることができる。一部の実施形態では、酵素及び1種以上の薬品は、別個の配合物中で提供され、タバコ植物のライフサイクルの異なる時点で適用することができる(例えば、あるものが畑で成長している植物に適用され、あるものが収穫後に適用される状態で、若しくは、あるものが種子に適用され、あるものが畑で成長している植物に適用される状態で)。
本明細書に提供される方法によるタバコ材料の酵素的処理は、結果として生じるタバコ材料に及ぼす種々の効果を有することができる。例えば、特定の酵素は、様々な機能の中でも、病害抵抗性を促進し、植物の成長を変更させ、植物細胞の構造を改変させ、並びに/或いは植物中の特定の化合物の放出及び/又は反応を引き起こすことが公知である。得られる特有な結果は、少なくとも部分的には、処理で使用される1種以上の酵素の特定のタイプに関連し得ることが留意される。
例えば、特定の実施形態では、1種以上の酵素で処理されたタバコは、特定の化学化合物のレベルが変更されている。異なる酵素は、タバコ中の種々の化合物のレベルに異なる効果を有し得ると考えられている。例えば、アミラーゼ及びプロテアーゼは、デンプン及びタンパク質をそれぞれ分解することが知られているので、本発明により、結果的にタバコ植物又は植物構成要素中の特定のデンプン及び/又はタンパク質の含有量を減少させることが予想される。
これら変化は、一部の実施形態では、味又は芳香の変化(例えば、軽減された苦味又はより滑らかな香り)などの官能特性の改変を引き起こすことができる。理論に束縛されることを意図するものではないが、これら変化は、例えば、タバコ又はタバコ構成要素中の特定の化合物の分解、及び/又は特定の化合物の変換からの結果であり得る。一部の実施形態では、この変化は、タバコ材料中の1種以上の有毒物及び/又は有毒物前駆体(例えば、タバコの煙有毒物への前駆体)の量における減少に至る。本発明の特定の態様による酵素的処理によって有利に低減され得る種々の煙有毒物前駆体としては、限定されるものではないが、ペクチン及びセルロース並びに糖などの構造性炭水化物類、タンパク質類及びアミノ酸類、ピリジン及びキノリン、アクリルアミド、カテコール、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、ポリフェノール類(例えば、クロロゲン酸)、ルチン、及びカフェー酸が挙げられる。
特定の実施形態では、1種以上のアミノ酸及び/又はアミノ酸誘導体のレベルは、本明細書に提供されている酵素的処理によって変えることができる。例えば、タバコ材料中のアスパラギン、アスパラギン酸、及び/又はプロリンの含有量は、アスパラギナーゼなどの酵素によるタバコ材料の処理によって(例えば、限定されるものではないが、タバコ種子、実生、又は生植物の処理によって)変えることができる。アスパラギナーゼによる収穫済みのタバコの処理は、例えば、参照により本明細書に援用される、Chenらの米国特許出願公開第2011/0048434号で説明されている。一部の実施形態では、アスパラギナーゼ処理は、タバコ材料中のアスパラギン含有量の減少及びタバコ材料中のアスパラギン酸の増加を結果として生じることができる。理論に束縛されることを意図するものではないが、アスパラギナーゼは、アスパラギンのアスパラギン酸への加水分解を触媒すると考えられている。
アスパラギンは、シガレットの煙の中に存在するアクリルアミドの前駆体であるので、アスパラギンは、有利に減少されてもよい。タバコ中のアスパラギンのレベルの低減によって、このようなタバコを含むシガレットから生じる煙中に存在するアクリルアミドレベルが、減少することができる。加えて、無煙タバコ製品で使用されるタバコ中のアスパラギン含有量を低減させることは、タバコに施される任意の熱処理プロセス(例えば、低温殺菌)において生成されるアクリルアミドの量を低減させることができる。一実施形態では、1種以上の酵素によるタバコの処理は、アスパラギン含有量を、未処理タバコの約50重量%未満、未処理タバコの約40重量%未満、未処理タバコの約30重量%未満、又は未処理タバコの約20重量%未満とし得る。例えば、酵素処理済みタバコ材料は、未処理タバコ材料の約5重量%〜約60重量%、有利には約10重量%〜約40重量%などの約0重量%〜約70重量%のアスパラギン含有量を有し得る。
同様に、特定の実施形態では、酵素処理済みタバコの使用は、それらから生じる煙でアクリルアミドレベルが低減されている喫煙材料を提供することができる。例えば、特定の実施形態では、100%酵素処理済みタバコを含むタバコから生じる煙中のアクリルアミドレベルは、100%酵素処理されなかったタバコを含む対照シガレットに比較して、重量で約10%以上、約20%以上、約30%以上、約40%以上、約50%以上、約60%以上のアクリルアミドの低減を示す。更には、無煙タバコ製品中での酵素処理済みタバコの使用は、減少したアクリルアミドレベルで製品を提供することができる。酵素処理済みタバコは、加工及び/又は使用の任意の段階で熱処理される製品で特に有用であり得る。
タバコ材料の酵素処理は、一部の実施形態では、タバコ中のホフマン検体及びホフマン検体前駆体のレベルを変える。「ホフマン検体」とは、タバコの燃焼で生じる煙の成分であることが認められた44の化合物を指す。ホフマン検体のリストとして、1−アミノナフタレン、2−アミノナフタレン、3−アミノビフェニル、4−アミノビフェニル、メチルエチルケトン、アセトアルデヒド、アセトン、アクロレイン、ブチルアルデヒド、クロトンアルデヒド、ホルムアルデヒド、プロピオンアルデヒド、カテコール、ヒドロキノン、m+p−クレゾール、o−クレゾール、フェノール、レゾルシノール、ベンゾ[a]ピレン、アンモニア、シアン化水素、一酸化窒素、一酸化炭素、アクリロニトリル、1,3−ブタジエン、ベンゼン、イソプレン、トルエン、スチレン、ピリジン、キノリン、ニコチン、ヒ素、カドミウム、クロム、銅、水銀、ニッケル、セレン、N’−ニトロソアナバシン(NAB)、N’−ニトロソアナタビン(NAT)、4−(メチルニトロソアミノ)−1−(3−ピリジル)−ブタノン(NNK)、N’−ニトロソノルニコチン(NNN)、及びニコチンフリー乾燥粒状物質が挙げられる。例えば、参照により本明細書に援用される、Hoffmann,D.,Hecht,S.S.第3章:Advances in tobacco carcinogenesis、Cooper,D.S.,Grover,P.編集、Chemical carcinogenesis and mutagenesis.London:Springer−Verlag(1990)を参照されたい。ある特定の実施形態では、タバコ材料のカテコール含有量は、酵素的処理(例えば、PPO又はカテコールオキシダーゼによる)によって低減される。
特定の実施形態では、タバコ中の他の化合物のレベルは、酵素でのタバコの処理によって変えることができる。これら及び他の化合物の減少は変りうるが、一般に、酵素で処理されたタバコは、未処理タバコ中に存在する化合物の量と比較して、このような化合物の約10重量%〜約90重量%をそれぞれ含むであろう。
本明細書に提供される方法が適用される1種以上のタバコは変わってよい。特定の実施形態では、使用することができるタバコとしては、フル・キュアード(flue−cured)又はバージニア(例えば、K326)、バーレー、サン・キュアード(sun−cured)(例えば、Katerini、Prelip、Komotini、Xanthi及びYambolタバコを含むインディアンKurnool及びオリエンタルタバコ)、メリーランド、ダーク(dark)、ダーク・ファイヤード(dark−fired)、ダーク・エア・キュア−ド(dark air cured)(例えば、Pasado、Cubano、Jatim及びBezukiタバコ)、ライト・エア・キュアード(light air cured)(例えば、ノースウィスコンシン及びGalpaoタバコ)、インディアン・エア・キュアード(Indian air cured)、Red Russian及びRusticaタバコ、並びに種々の他の珍しい又は特殊なタバコ及び前述のタバコのいずれかの種々のブレンドが挙げられる。種々のタイプのタバコ、栽培手法及び収穫手法の説明は、参照により本明細書に援用される、Tobacco Production,Chemistry andTechnology、Davisら(編集)(1999)に記載されている。タバコ属の種からの代表的な他のタイプの植物は、それぞれが、参照により本明細書に援用される、Goodspeed著、The Genus Nicotiana、(Chonica Botanica)(1954);Sensabaugh,Jr.らへの米国特許第4,660,577号、Whiteらへの同第5,387,416号及びLawsonらへの同第7,025,066号;Lawrence,Jr.への米国特許出願公開第2006/0037623号及びMarshallらへの同第2008/0245377号に記載されている。例示のタバコ属の種としては、ニコチアナ−タバカム(N.tabacum)、ニコチアナ−ルスティカ(N.rustica)、ニコチアナ−アラタ(N.alata)、ニコチアナ−アレントシー(N.arentsii)、ニコチアナ−エクセルシオール(N.excelsior)、ニコチアナ−フォルゲチアナ(N.forgetiana)、ニコチアナ−グラウカ(N.glauca)、ニコチアナ−グルチノーザ(N.glutinosa)、ニコチアナ−ゴセイ(N.gossei)、ニコチアナ−カワカミ(N.kawakamii)、ニコチアナ−ナイチアナ(N.knightiana)、ニコチアナ−ラングスドルフィ(N.langsdorffi)、ニコチアナ−オトホラ(N.otophora)、ニコチアナ−セトケリ(N.setchelli)、ニコチアナ−シルベストリス(N.sylvestris)、ノコチアナ−トメントーサ(N.tomentosa)、ニコチアナ−トメントシフォルミス(N.tomentosiformis)、ニコチアナ−アンドゥラタ(N.undulata)、ニコチアナ−サンデラエ(N.x sanderae)、ニコチアナ−アフリカーナ(N.africana)、ニコチアナ−アムプレキシカウリス(N.amplexicaulis)、ニコチアナ−ベナビデシ(N. benavidesii)、ノコチアナ−ボナリエンシス(N.bonariensis)、ニコチアナ−デブネイ(N.debneyi)、ニコチアナ−ロンギフロラ(N.longiflora)、ニコチアナ−マリチナ(N.maritina)、ニコチアナ−メガロシフォン(N.megalosiphon)、ニコチアナ−オシデンタリス(N.occidentalis)、ニコチアナ−パニキュラータ(N.paniculata)、nikochiana−プラムバギニフォリア(N.plumbaginifolia)、ニコチアナ−ライモンジ(N.raimondii)、ニコチナナ−ロスラタ(N. rosulata)、ニコチアナ−シムランス(N.simulans)、ニコチアナ−ストクトニ(N.stocktonii)、ニコチアナ−スアベオレンス(N.suaveolens)、ニコチアナ−アンブラチカ(N.umbratica)、ニコチアナ−ベルチナ(N.velutina)、ニコチアナ−ウィガンジオイデス(N.wigandioides)、ニコチアナ−アカウリス(N.acaulis)、ニコチアナ−アクミナタ(N. acuminata)、ニコチアナ−アテニュアタ(N.attenuata)、ニコチアナ−ベンタミアナ(N.benthamiana)、ニコチアナ−カビコラ(N.cavicola)、ニコチアナ−クレベランジ(N.clevelandii)、ニコチアナ−コルジフォリア(N.cordifolia)、ニコチアナ−コリムボサ(N.corymbosa)、ニコチアナ−フラグランス(N.fragrans)、ニコチアナ−グッドスピーディー(N.goodspeedii)、ニコチアナ−リネアリス(N.linearis)、ニコチアナ−ミエルシ(N.miersii)、ニコチアナ−ヌジカウリス(N. nudicaulis)、ニコチアナ−オブツシフォリア(N.obtusifolia)、ニコチアナ−オクシデンタリス・サブスピシーズ・ヘスペリス(N. occidentalis subsp.Hersperis)、ニコチアナ−パウシフローラ(N.pauciflora)、ニコチアナ−ペチュニオイデス(N.petunioides)、ニコチアナ−クラドリバルビス(N.quadrivalvis)、ニコチアナ−レパンダ(N.repanda)、ニコチアナ−ロツンジフォリア(N. rotundifolia)、ニコチアナ−ソラニフォリア(N.solanifolia)、及びニコチアナ−スペガジニ(N.spegazzinii)が挙げられる。
タバコ属の種は、遺伝子改変又は交雑育種手法を使用して誘導されてよい(例えば、タバコ植物は、構成要素、特性又は属性の産生を増加又は減少させるために、遺伝子改変され又は交雑育種されることができる)。例えば、Fitzmauriceらへの米国特許第5,539,093号、Wahabらへの同第5,668,295号、Fitzmauriceらへの同第5,705,624号、Weiglらへの同第5,844,119号、Dominguezらへの同第6,730,832号、Liuらへの同第7,173,170号、Colliverらへの同第7,208,659号及びBenningらへの同第7,230,160号;Conklingらへの米国特許出願公開第2006/0236434号;並びにNielsenらへの国際公開第2008/103935号に記載されている植物の遺伝子改変のタイプを参照されたい。それぞれが参照により本明細書に援用される、Sensabaugh,Jr.らへの米国特許第4,660,577号、Whiteらへの同第5,387,416号、及びDominguezらへの同第6,730,832号に記載されているタバコのタイプも参照されたい。最も好ましくは、タバコ材料は、適切にキュアード(乾燥)され、熟成されたものである。フル・キュアードタバコを乾燥させるために特に好ましい手法及び条件は、参照により本明細書に援用される、Nestorら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,20(2003)467−475及びPeeleへの米国特許第6,895,974号に記載されている。タバコをエアキュアー(自然乾燥)させるための代表的な手法及び条件は、参照により本明細書に援用される、Rotonら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,21(2005)305−320及びStaafら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,21(2005)321−330に記載されている。特定のタイプの特殊な又は珍しいタバコは、サン・キュアード(日干乾燥)され得る。オリエンタルタバコの喫煙特性を改善するための方式又は方法は、参照により本明細書に援用される、Lawsonらへの米国特許第7,025,066号に記載されている。代表的なオリエンタルタバコとしては、katerini、prelip、komotini、xanthi及びyambolタバコが挙げられる。ダーク・エア・キュアードタバコを含むタバコ組成物は、参照により本明細書に援用される、Marshallらへの米国特許出願公開第2008/0245377号に記載されている。例えば、参照により本明細書に援用される、Beesonらへの米国特許出願公開第2011/0247640号に記載されているタバコのタイプも参照されたい。
タバコ属の種は、その中に存在する種々の化合物の含有量に関して選択することができる。例えば、特定の実施形態では、タバコ属の種の植物(例えば、Galpao cummunタバコ)は、葉面化合物が豊富であるために特異的に栽培される。特定の実施形態では、タバコ属の種の植物は、特定の望ましくない化合物(例えば、アスパラギン)が比較的低レベルであるために特異的に栽培される。タバコ植物は、温室、生育室、又は屋外の畑で栽培することができ、又は水耕法で栽培することができる。
酵素がタバコ植物に適用される手段は様々であってよい。本発明において使用することができる又は使用のために変更されてよく、微生物で植物を処理するための特定の方法が、これら全てが参照により本明細書に援用される、Geissらへの米国特許第4,140,136号、Newtonらへの同第4,151,848号、Mattinaらへの同第4,308,877号、Gravelyらへの同第4,476,881号、Gravelyらへの同第4,556,073号、Gravelyらへの同第4,557,280号、Sempらへの同第4,566,469号、Rothらへの同第5,372,149号、Kogaらへの同第7,549,425号、Kogaらへの同第7,549,426号、及びKogaらへの同第7,556,046号に提供されている。
本明細書に記載されている酵素の適用の方法は、多くの場合、少なくとも部分的には、タバコ植物の段階に依存するであろう。例えば、特定の実施形態では、1種以上の酵素は、植え付け前にタバコ種子に適用される。このような実施形態では、1種以上の酵素は、種子処理又はコーティングの形態で適用することができる。例えば、種子は、酵素溶液中に浸され、酵素溶液中に浸漬され、又は酵素溶液で噴霧され得る。特定の実施形態では、1種以上の酵素は、実生又は未収穫の植物(生植物)の形態のタバコに適用されるか、若しくはタバコ植物が植え付けられることになる又は現在植え付けられている土壌に適用されてもよい。このような実施形態では、酵素のスプレー塗布(例えば、油圧式ブームスプレーヤ、スピードスプレーヤ、スプリンクラーシステム、噴霧器、又は空中噴霧機を使用する)が使用され得るが、酵素塗布の方法は、これらに限定されない。
タバコ植物がまだ生きている形態の間に1種以上の酵素を適用することは有利であり得るが、一部の実施形態では、タバコ植物の収穫後に特定の酵素を適用することも可能である。このような適用は、収穫直後、収穫後加工(例えば、植物の乾燥、キュアリング、及び/又は物理的加工)の前後を含む)、又はその間の任意の段階で、収穫後いつでも行うことができる。酵素の適用は、植物のライフサイクルの1つの段階で行うことができ、又は2つ又はそれ以上の段階で実行することができる。
一部の実施形態では、酵素を液体の形態で(例えば、溶液、分散液、又は懸濁液として)適用することが有利であり得る。1種以上の酵素が混合される液体は様々であってよいが、一般的には、この液体は水を含むであろう。いくつかの他の実施形態では、顆粒又はダスト形態などの乾燥状態で適用されることができる。使用される酵素の濃度及び量は、様々であってよい。一般的に、酵素の量は、酵素が適用されるタバコ材料中の1種以上の化合物の量を変更させるのに十分な量である。
例えば、酵素がアスパラギナーゼを含む実施形態では、酵素の例示的な量は、植物当たり約100〜約10,000AU、例えば、植物当たり約500〜約5,000AUである(市販製品のPreventase L(DSMから入手)についてのアスパラギナーゼの調製物のための典型的なAUレベルは、2,600AU/mLである)。乾燥タバコ
(12%までの水分を含む)については、20〜100AU/gの範囲を使用することができる。酵素が市販のポリフェノールオキシダーゼ(PPO)を含む実施形態では、植物当たり約100〜約10,000AU、例えば植物当たり約1,000〜約5,000AUを使用することができる(市販製品(Worthingtonから入手)についての調製物のための典型的なレベルは、1,000AU/mLである)。
特定の実施形態では、他の成分が、酵素と共に植物に適用されることができる。このような成分は、同じ配合物(例えば、溶液、分散液、懸濁液、又は乾燥形態)中で添加されることができるか、又は別個の配合物中でタバコ植物に添加されることができる。例えば、一部の実施形態では、1種以上の界面活性剤が、1種以上の酵素と共にタバコに適用されることができる。この界面活性剤は、例えば、非イオン性界面活性剤であり得る。限定されるものではないが、ポリソルベート20(Tween−20(登録商標))及びポリソルベート80(Tween−80(登録商標))などのポリソルベート界面活性剤並びにTriton(商標)Xシリーズ界面活性剤などのポリ(エチレングリコール)系界面活性剤を含む種々の界面活性剤を使用することができる。酵素がタバコを有効に被覆することを助けるための他の薬品としては、種々の糖類、植物抽出物(例えば、ユカ抽出物、海藻抽出物)、及びこれらの誘導体を挙げることができる。特定の酵素は、特別なpH範囲でのみ活性であり、したがって、pH調整剤、酸、塩基、及び/又は緩衝液の使用が、このような酵素の適用において有益な場合がある。
タバコ植物全体、又はタバコ属の種の植物の特定部分又は一部が、本明細書に提供されているように使用及び/又は処理され得る。例えば、植物の実質的にすべて(例えば、植物全体)が、それ自体として収穫され、使用されることができる。あるいは、植物の種々の部分又は小片が収穫され、収穫後に処理用に分離されることができる。例えば、花、葉、ステム、茎、根、種子、及びこれらの種々の組み合わせが、使用又は更なる処理用に単離することができる。
植物の収穫後の加工は様々であってよい。収穫後に、植物、又はその部分は、緑葉形態で使用することができる(例えば、植物又はその一部は、いかなるキュアリングプロセスも受けることなく使用することができる)。例えば、植物又はその一部は、有意な貯蔵、作業又は加工条件を受けることなく使用することができる。場合によっては、植物又はその一部が、実質的に収穫直後に使用されることが有利である。あるいは、例えば、緑葉形態の植物又はその一部は、その後の使用のために冷蔵又は凍結され、凍結乾燥され、照射を受け、黄変され、乾燥され、キュアードされ(例えば、空気乾燥手法又は加熱を採用する手法を用いて)、加熱又は調理される(例えば、焙煎され、揚げられ、又は煮沸される)ことができ、若しくは、後の使用のために別の方法で貯蔵され又は処理を受けることができる。
収穫された植物又はその一部は、物理的に加工されることができる。植物又はその一部は、個々の部分又は小片に分離することができる(例えば、葉は、ステムから取り除かれることができ、及び/又はステム及び葉は、茎から取り除かれることができる)。収穫された植物若しくは個々の部分又は小片は、部分又は小片に更に細分される(例えば、葉は、フィラータイプの小片、顆粒、粒子又は微細紛末として特徴付けられる小片又は部分に細断され、切断され、微粉砕され、粉末化され、ミル加工され、又は摩砕される)。タバコ材料は、加工されたタバコ部分又は小片、本質的に天然のラミナ又はステムの形態でキュアードされ、熟成されたタバコ、タバコ抽出物、抽出されたタバコパルプ(溶媒として水を使用して)の形態、又は前述の混合物(例えば、抽出されたタバコパルプを、粒状化したキュアードされ熟成された天然のタバコステムと組み合わせた混合物)の形態を有することができる。タバコ製品に使用されるタバコは、タバコステム、又はタバコラミナ及びステム混合物を含むことが最も好ましい。タバコ製品中のタバコの部分は、加工されたタバコステム(例えば、カットロールド(cut−rolled)ステム、カットロールドエクスパンデッド(cut−rolled−expanded)ステム又はカットパフト(cut−puffed)ステム)、又はボリュームエクスパンデッド(volume expanded)タバコ(ドライアイス・エクスパンデッドタバコ(dry ice expanded tobacco)(DIET)などのパフトタバコ)などの加工された形態を有してもよい。例えば、de la Burdeらへの米国特許第4,340,073号、Guyらへの同第5,259,403号、及びPoindexterへの同第5,908,032号、並びにPoindexterへの同第7,556,047号(これら全ては、参照により本明細書に援用される)に記載されているタバコ膨張プロセスを参照されたい。参照により本明細書に援用される、Atchleyらへの国際公開第05/063060号も参照されたい。
タバコがこのような形態で提供される方法は、様々でありことができる。植物、又はその部分は、外部の力又は圧力を受けることができる(例えば、プレスされ又はロール処理を受けることによって)。このような加工条件を実行する場合、植物又はその一部は、その天然の水分含量に近い水分含量(例えば、収穫直後のその水分含有量)、水分を植物又はその一部に添加することにより得られる水分含量、若しくは植物又はその一部を乾燥することによりもたらされる水分含量を有することができる。例えば、植物又はその一部の粉末化され、微粉砕され、摩砕又はミル加工された小片は、約25重量%未満の、しばしば約20重量%未満の、頻繁には約15重量%未満の水分含量を有することができる。タバコ部分又は小片は、摩砕、ミル加工等のための装置又は技術を用いて粉末タイプの形態に微粉砕され、摩砕され又は微粉化することができる。最も好ましくは、ハンマーミル、カッターヘッド、空気制御ミル等を使用する摩砕又はミル加工の際には、タバコは、形状が比較的乾燥している。例えば、タバコ部分又は小片は、その水分含量が約15重量%未満から約5重量%未満である場合、摩砕又はミル加工することができる。
喫煙可能な形態又は無煙形態で使用することを意図されるタバコ組成物は、単一タイプのタバコ(例えば、いわゆる「ストレートグレード」形態で)を組み込んでもよい。例えば、タバコ組成物中のタバコは、フル・キュアードタバコのみで構成されてもよい(例えば、タバコの全てが、フル・キュアードタバコラミナ若しくはフル・キュアードタバコラミナ及びフル・キュアードタバコステムの混合物のいずれかで構成され、又はこれらから誘導されてもよい)。タバコ組成物中のタバコはまた、いわゆる「ブレンドされた」形態を有してもよい。例えば、本発明のタバコ組成物中のタバコは、フル・キュアード、バーレー(例えば、Malawiバーレータバコ)及びオリエンタルタバコの部分又は小片の混合物を含んでもよい(例えば、タバコラミナ、若しくはタバコラミナ及びタバコステムの混合物から構成され、又はこれらから誘導されてもよい)。例えば、代表的なブレンドは、乾燥重量に基づき、約30〜約70部のバーレータバコ(例えば、ラミナ、若しくはラミナ及びステム)、及び約30〜約70部のフル・キュアードタバコ(例えば、ステム、ラミナ、若しくはラミナ及びステム)を組み込んでもよい。他の例示的なタバコブレンドは、乾燥重量に基づいて、約75部のフル・キュアードタバコ、約25部のバーレータバコ、及び約10部のオリエンタルタバコを組み込むか、又は約65部のフル・キュアードタバコ、約25部のバーレータバコ、及び約10部のオリエンタルタバコを組み込むか、若しくは約65部のフル・キュアードタバコ、約10部のバーレータバコ、及び約25部のオリエンタルタバコを組み込む。他の例示的なタバコブレンドは、約20〜約30部のオリエンタルタバコ及び約70〜約80部のフル・キュアードタバコを組み込む。
本開示により処理されたタバコは、特定の実施形態では、引き続いて抽出されることができる。種々の抽出手法を使用することができる。例えば、参照により本明細書に援用される、Beesonらへの米国特許出願公開第2011/0247640号に記載されている抽出プロセスを参照されたい。タバコの成分を抽出するための他の例示的な手法は、Fioreらへの米国特許第4,144,895号、Osborne,Jr.への同第4,150,677号、Reidへの同第4,267,847号、Wildmanらへの同第4,289,147号、Brummerらへの同第4,351,346号、Brummerらへの同第4,359,059号、Mullerへの4,506,682号、Keritsisへの同第4,589,428号、Sogaらへの同第4,605,016号、Pouloseへの4,716,911号、Niven,Jr.らへの同第4,727,889号、Bernasekらへの4,887,618号、Clappらへの同第4,941,484、Faggらへの同第4,967,771、Robertsらへの同第4,986,286号、Faggらへの同第5,005,593号、Grubbsらへの同第5,018,540号、Whiteらへの同第5,060,669号、Faggらへの同第5,065,775号、Whiteらへの同第5,074,319号、Whiteらへ同第5,099,862号、Whiteらへの同第5,121,757号、Faggへの同第5,131,414号、Munozらへの同第5,131,415号、Faggへの同第5,148,819号、Kramerへの同第5,197,494号、Smithらへの同第5,230,354号、Faggへの同第5,234,008号、Smithへの同第5,243,999号、Raymondらへの同第5,301,694号、Gonzalez−Parraらへの同第5,318,050号、Teagueらへの同第5,343,879号、Newtonへの同第5,360,022号、Clappらへの同第5,435,325号、Brinkleyらへの同第5,445,169号、Lauterbachへの同第6,131,584号、Kierulffらへの第6,298,859号、Muaらへの第6,772,767号、及びThompsonへの同第7,337,782号(これら全ては、参照により本明細書に援用される)に記載されている。
本明細書で説明されるタバコ材料は、本明細書に記載される酵素的処理の前後に、又は酵素的処理中に、他の方法で更に処理及び/又は加工されてもよい。例えば、所望の場合、タバコ材料は、照射され、低温殺菌され、又は制御された熱処理を別途受けることができる。このような処理プロセスは、例えば、参照により本明細書に援用される、Muaらへの米国特許出願公開第2009/0025738号に詳説されている。好都合には、一部の実施形態では、本発明により使用する1種以上の酵素は、高温で、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、又は完全に不活性化及び/又は分解されることが留意される。したがって、酵素処理済みタバコが熱処理される及び/又は高温で使用される(例えば、高温で燃焼するシガレット内に援用された)特定の実施形態では、わずかな活性酵素が残るか、又は活性酵素がほとんど何も残らない場合がある。
特定の実施形態では、酵素処理済みタバコ材料は、タバコ材料の加熱の際に、水及びアクリルアミドを形成するためのアスパラギンの反応を阻害することができる添加剤、並びにこれらの組み合わせで更に処理されてよい(例えば、添加剤は、リジン、グリシン、ヒスチジン、アラニン、メチオニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、フェニルアラニン、バリン、及びアルギニン、二価及び/又は三価のカチオンを組み込む組成物、特定の非還元性糖、特定の還元剤、フェノール性化合物、少なくとも1つの遊離チオール基又は官能基を有する特定の化合物、酸化剤、酸化触媒、天然植物抽出物(例えば、ローズマリー抽出物)、並びにこれらの組み合わせから選択される)。例えば、Chenらへの米国特許出願公開第2010/0300463号及び同第2011/0048434号、並びに2011年9月9日出願の米国特許出願第13/228,912号(これら全ては、参照により本明細書に援用される)に記載されている処理プロセスのタイプを参照されたい。特定の実施形態では、最初のタバコ材料が既報の抽出及び/又は蒸留プロセスにおいて熱をかけられる場合に有用である。このタイプの処理は、本発明の酵素処理と組み合わせて使用することができるが、一部の実施形態では、酵素処理がそれ自体でアクリルアミドレベルを十分なレベルまで低下させるので、このタイプの処理が必要でない場合がある。
酵素処理済みタバコは、本発明により種々のタイプのタバコ製品内に援用されることができる。例えば、一部の実施形態では、本発明は、酵素処理済みタバコ材料を含む、シガレットなどの喫煙物品を提供する。図1を参照すると、本発明の喫煙物品の特定の代表的な構成要素を有する喫煙物品10が、シガレットの形態で示されている。シガレット10は、外接する包装材料16に封入された、喫煙可能な詰め物(フィラー)材料(例えば、酵素処理済みタバコ材料などの喫煙可能な充填材の約0.3〜約1.0g)の装填物又は巻物の概ね円筒状のロッド12を含む。ロッド12は、通常、「タバコロッド」と呼ばれる。タバコロッド12の端部は、喫煙可能な詰め物材料にさらされるように開いている。シガレット10は、包装材料16に加えられた1つの任意選択のバンド22(例えば、デンプン、エチルセルロース、又はアルギン酸ナトリウムなどのフィルム形成剤を含む印刷された被覆)を有するように示されており、このバンドは、シガレットの長手方向軸に対して横向きでシガレットに外接する。すなわち、バンド22は、包装材料の内面(すなわち、喫煙可能な詰め物材料に面して)に、あるいは、あまり好ましくないが、包装材料の外面に印刷されることができる。このシガレットは、1つの任意のバンドを有する包装材料を有することができるが、このシガレットは、2、3、またはそれ以上の数の、任意選択の間隔を置いて配置された追加のバンドを有する包装材料を有してよい。
タバコロッド12の一端に、点火端18があり、吸い口端に、フィルタ要素26が配置されている。フィルタ要素26は、フィルタ要素及びタバコロッドが、好ましくは互いに当接して、端部を接して軸方向に一直線になるように、タバコロッド12の一端に隣接して配置されている。フィルタ要素26は、ほぼ円筒形状を有することができ、この直径は、実質的にタバコロッドの直径に等しくできる。フィルタ要素26の両端は、その中を通る空気及び煙の通過を可能にする。
通気された、又は空気で希釈された喫煙物品は、一連の穿孔30などの任意選択の空気希釈手段を備えてよく、穿孔の各々はプラグラップ28を貫通して延びている。任意選択の穿孔30は、レーザ穿孔技術など、当分野の技術者には公知の様々な技術により形成することができる。あるいは、いわゆるオフライン空気希釈技術を、(例えば、多孔性ペーパプラグラップ及び事前に穿孔されたチッピングペーパの使用を介して)使用することができる。フィルタ要素26は、その外周又は長手方向周辺部に沿って、外部プラグラップ28の層によって外接される。使用の間、喫煙者は、マッチ又はシガレットライタを使用して、シガレット10の点火端18に点火する。このように、喫煙可能な材料12が燃え始める。シガレット10の吸い口端20は、喫煙者の唇の内に置かれる。喫煙可能な材料12を燃やすことによって生成された熱分解物(例えば、タバコの煙の成分)が、シガレット10を通り、フィルタ要素26を通って、喫煙者の口の中に吸われる。
本発明による特定の実施形態では、喫煙物品は、1種以上の酵素で処理されたタバコを含む。喫煙物品内のタバコ材料は、一部の実施形態では、このような酵素処理済みタバコのみを含むか、又は他のタバコ材料と組み合わせて酵素処理済みタバコの種々の量を含有することができる。例えば、酵素処理済みタバコは、喫煙物品中の全タバコ材料の重量に基づいて、約25%以上、約50%以上、約75%以上、約80%以上、約85%以上、約90%以上、約95%以上、又は約100%の量で存在することができる。好都合なことに、一部の実施形態では、タバコ材料の処理で使用された1種以上の酵素は、このようなタバコでつくられたシガレットから生じた煙の中に移動することはない。
図2を参照すると、本発明の酵素処理済みタバコを含む代表的なスヌースタイプのタバコ製品が示されている。特に、図2は、無煙タバコ組成物44を収容する水透過性外部パウチ42を有する無煙タバコ製品40を図示し、ここでは、タバコ組成物は、1種以上の酵素で処理されている、細断又は粒状化されたタバコ材料を含む。更なる添加剤が、本発明による無煙タバコ組成物と混合され、又は本発明による無煙タバコ組成物内に別の方法で援用されることができる。添加剤は、人工的であり得るか、若しくはハーブ供給源又は生物学的供給源から得られるか、又はこれらから誘導することができる。添加剤の例示的なタイプとしては、塩類(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等)、天然甘味剤(例えば、フルクトース、スクロース、グルコース、マルトース、バニリン、エチルバニリン、グルコシド、マンノース、ガラクトース、乳糖等)、人工甘味剤(例えば、スクラロース、サッカリン、アスパルターム、アセスルフェムK、ネオターム等)、有機及び無機充填剤(例えば、穀類、加工穀類、膨化穀類、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、コーンスターチ、乳糖、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、微細セルロース等)、結合剤(例えば、ポビドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び結合剤の他の変性セルロースタイプ、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、デンプン系結合剤、アラビアゴム、レシチン等)、pH調整剤又は緩衝剤(例えば、金属水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、並びに金属炭酸塩、好ましくは炭酸カリウム又は炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属緩衝剤、若しくは例えば重炭酸ナトリウム等の金属重炭酸塩)、着色剤(例えば、カラメル着色剤及び二酸化チタン等の染料及び顔料)、湿潤剤(例えば、グリセリン、プロピレングリコール等)、口腔ケア添加剤(例えば、タイム油、ユーカリ油、及び亜鉛)、防腐剤(例えば、ソリビン酸カリウム等)、シロップ(例えば、ハチミツ、高果糖コーンシロップ等)、崩壊助剤(例えば、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、グリコール酸ナトリウムデンプン、前処理ゼラチン化コーンスターチ等)、風味剤及び風味剤混合物、抗酸化剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。所望の場合、添加剤は、参照により本明細書に援用される、Dubeらへの米国特許出願公開第2008/0029110号に記載されているように、マイクロカプセル化されることができる。加えて、例示的なカプセル化添加剤は、以前に参照により本明細書に援用された、Atchleyへの国際公開第2010/132444A2号に記載されている。
実験
本発明を、以下の実施例によってより詳細に説明する。以下の実施例は本発明を説明するために記載されており、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。別段の記載のない限り、全ての部及びパーセントは重量によって表され、全ての重量パーセントは、乾燥重量基準で表わされ、これは、別段の指示のない限り、水分含有量を除外することを意味する。
実施例−カテコールの低減
市販のCamel Blueシガレット(R.J.Reynolds TobaccoCompany)から得たカットタバコフィラーを、シガレットの残部から分離する。カットタバコフィラーの1つの試料を、ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)酵素の溶液で処理する。カットタバコフィラーの第2の試料を、水で処理し、対照とする。カットタバコフィラーの第3の試料を、タバコ中のポリフェノールレベルを減少させるための別の方法を提供するために調製された3%の過酸化水素の溶液で処理する。処理後に、カットタバコフィラー試料を乾燥させ、調整して、シガレットに再構成する。シガレットを手作業で作り、更に秤量し、同じ重量に調整する。再構成されたシガレットに、ISO条件で煙を発生させ(例えば、参照により本明細書に援用される、Bialous &Yach,Tobacco Control 10:96−104(2001)を参照)、採集された粒子状物質を、カテコール及び他のフェノールについて分析する。
理論に束縛されることを意図しているものではないが、カテコール形成は、セルロース及びポリフェノール類(例えば、クロロゲン酸及びルチン)などの数種の前駆体の熱分解に端を発すると考えられている。酵素で処理されたタバコは、未処理タバコに対してカテコール含有量の約9.3%の減少によって示されるように、未処理タバコよりも低いポリフェノールレベルを示す。酵素で処理されたタバコは、クロロゲン酸含有量の約46%の減少によって示されるように、未処理タバコよりも低いクロロゲン酸含有量を示す。更に、酵素で処理されたタバコは、ルチン含有量の約16%の減少によって示されるように、未処理タバコよりも低いルチン含有量を示す。過酸化水素溶液で処理されたタバコは、タバコ中のポリフェノール類(例えば、クロロゲン酸及びルチン)の含有量並びにそれから生じる煙中のカテコール含有量の両方で、未処理タバコとは実質的には相違が認められない。
本発明の多くの変更及び他の実施形態が、前述の説明で提供された教示の利益を有する本発明が関連する分野の当業者に想到されるであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲内に変更及び他の実施形態が含まれることが意図されていることを理解すべきである。特定の用語が本明細書で採用されているが、これらは、一般的かつ説明的な意味でのみ使用されたものに過ぎず、限定の目的で使用されたものではない。

Claims (29)

  1. タバコ材料中の1種以上の成分の含有量を変える方法であって、未収穫のタバコ植物又はその一部を1種以上の酵素に接触させて、処理されたタバコ植物又はその一部を形成することを含む方法。
  2. 前記未収穫のタバコ植物又はその一部が、タバコ種子、タバコ実生、未成熟の生植物、成熟した生植物、又はこれらの一部からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1種以上の成分が、煙有毒物又は煙有毒物前駆体を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1種以上の煙有毒物前駆体が、ホフマン検体前駆体を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ホフマン検体前駆体が、カテコール前駆体である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1種以上の煙有毒物前駆体が、タンパク質類、アミノ酸類、ペクチン、セルロース、ピリジン、キノリン、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、クロロゲン酸、ヒドロキノン、ルチン、カフェー酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
  7. 前記1種以上の酵素が、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、トランスフェラーゼ、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記1種以上の酵素が、アスパラギナーゼを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記1種以上の酵素が、プロテアーゼ、アミラーゼ、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記1種以上の酵素が、ポリフェノールオキシダーゼを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記ポリフェノールオキシダーゼが、カテコールオキシダーゼを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記接触する工程が、水溶液、水性懸濁液、又は水性分散液中で、前記1種以上の酵素を適用することを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対して、タンパク質類、アミノ酸類、ペクチン、セルロース、ピリジン、キノリン、2−アミノナフタレン、4−アミノビフェニル、クロロゲン酸、ヒドロキノン、ルチン、カフェー酸、アスパラギン、及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の含有量が低減されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 前記処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対してクロロゲン酸含有量が低減されていることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  15. 前記処理されたタバコ植物又はその一部中の重量での前記クロロゲン酸の減少量が、未処理タバコ材料に対して少なくとも約40%である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記処理されたタバコ植物又はその一部が、未処理のタバコ材料に対してルチン含有量が低減されていることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  17. 前記処理されたタバコ植物又はその一部中の重量での前記ルチンの減少量が、未処理のタバコ材料に対して少なくとも約10%である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記接触する工程が、前記未収穫のタバコ植物又はその一部を、i)そこに含有される1種以上のフェノールの量を減少させるのに有効な量のオキシダーゼ、又はii)アスパラギンの含有量を減少させるのに有効な量のアスパラギナーゼと接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記未収穫のタバコ植物又はその一部が、モノフェノールオキシダーゼ、o−ジフェノール酸素オキシドレダクターゼ、又はラッカーゼからなる群から選択されるオキシダーゼと接触される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記処理されたタバコ植物又はその一部を収穫することと、1種以上のプロバイオティック細菌、プロバイオティック酵母、又はこれらの組み合わせを、前記未収穫の若しくは収穫されたタバコ植物又はその一部に適用することとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  21. 前記処理されたタバコ植物又はその一部を収穫することと、
    前記処理されたタバコ植物又はその一部を加工し、タバコ製品中への組み込みに好適な形態で、処理されたタバコ材料を提供することと、
    前記処理されたタバコ材料を、無煙タバコ製品又は喫煙物品中に組み込むことと、
    を更に含む請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記処理されたタバコ材料が、カットフィラーの形態である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記処理されたタバコ材料が、タバコブレンドの形態である、請求項21に記載の方法。
  24. 前記喫煙物品が、喫煙時に、未処理の対照の喫煙物品に対して主流煙のホフマン検体含有量が減少していることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  25. 前記喫煙物品が、喫煙時に、未処理の対照の喫煙物品に対して主流煙のアクリルアミド含有量が減少していることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  26. 主流煙中の重量での前記アクリルアミドの減少量が、未処理の対照の喫煙物品に比べて少なくとも約40%である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記喫煙物品が、喫煙時に、未処理の対照の喫煙物品に対して主流煙のカテコール含有量が減少していることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  28. 主流煙中の前記カテコールの減少量が重量で、未処理の対照の喫煙物品に比べて少なくとも約5%である、請求項27に記載の方法。
  29. 請求項21に記載の方法により調製されるシガレット又は無煙タバコ製品の形態のタバコ製品。
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