JP2015526743A - 走査型プローブ顕微鏡検査法用の小型カンチレバー・プローブ、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
のための様々な技術が公知である。この駆動回路は、プローブ位置決め信号を生成し、このプローブ位置決め信号を増幅してアクチュエータに加えられる駆動信号を生成する。この駆動信号は、試料からのプローブの分離距離を連続的に変えて試料表面の任意のトポグラフィを追跡する。したがって、駆動信号は、ゼロ・ヘルツからSPMの最大動作の帯域幅に関連した周波数までの帯域幅を有し、これは、プローブが試料表面のトポグラフィを追跡できる最大速度に対応する。
り、典型的には、厚さ300ミクロンのウェハの場合には+/−1ミクロンである。厚さ1ミクロンのカンチレバー・アームを生産するようにエッチングが進行するとき、例えば、エッチングは、300ミクロンのウェハにおいて299ミクロンの材料を除去しなければならない。+/−1ミクロンでのウェハの厚さの不均一のため、299ミクロンの材料を除去すると、300ミクロンの厚さの範囲内では1ミクロンの厚さのカンチレバー・アームがもたらされ、301ミクロンの厚さの範囲内では2ミクロンの厚さのカンチレバー・アームがもたらされ、299ミクロンの厚さの範囲内ではカンチレバー・アームが全くないことになる。所望の範囲内の厚さを有するカンチレバー・アームにより定義されたカンチレバー・アームを形成する様々な処理ステップからのカンチレバー・アームの形成歩留りは、(カンチレバー・アームのサイズを超えるサイズを有する領域内で)+/−1μmでのウェハの厚さの不均一がウェハ全体にわたって等しく分布している場合、たった約30%である。工業規模の生産環境では、そのような歩留りは受け入れられない。より大きいバルク材料からカンチレバー・アームとして使用される厚さ1000nm未満のシリコンの薄い層を、エッチ速度が正確に制御されても1つのバッチから別のものへ低い生産歩留り又はカンチレバー・アームの厚さの大きな変化に直面することなく、形成することはとても難しい。バネ定数がカンチレバー・アームの厚さの3乗に比例しているので、ゆったりした公差でバッチが生産されるとき、厚さの変化は、バネ定数の変化を指数的に大きくする。
ハンドル層をシリコンを侵食する化学物質を用いてエッチングすることを可能にするが、二酸化シリコンを侵食せず、デバイス層にもエッチングが入ることなくカンチレバーをリリースする。しかし、デバイス層は、カンチレバー・アームの厚さを制御するために時間で制御された工程を用いてやはりエッチングされなければならない。薄めた腐食液の濃度は、より大きい制御のために材料除去工程を遅らせるために使用できるが、そうすることにより処理能力を減少させると共に、カンチレバー・プローブの製造費用を増加させる。
バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端のための材料を含む第3の層とを含む多層複合ウェハを得る動作と、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー先端を同時に形成するように、第1のセットのエッチ動作で第3の層から余分な材料を除去する動作と、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー・アームを同時に形成するように、第2のセットのエッチ動作で第2の層から余分な材料を除去する動作と、
複数のカンチレバー・プローブの複数のハンドル部を同時に形成するように、第3のセットのエッチ動作で第1の層から余分な材料を除去する動作と、
からなり、
第1の層、第2の層、及び第3の層の各々から余分な材料を除去することにより、長さが5〜30ミクロンであり、幅が2から15ミクロンの間であり、厚さが30〜300ナノメートルである寸法を有する個々のカンチレバー・プローブを形成することになり、カンチレバー・アームの厚さは、第1、第2、及び第3の各エッチング動作の継続期間には依存しないカンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程である。
バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端構造のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第3の層とを備える多層複合構造を得ることからなり、
バッチのカンチレバー・プローブごとに、
第1の層の一部を除去し、多層構造の層に直交して向けられている第1の層の直交面を露出させるように、高いアスペクト比の異方性エッチングを実行し、
露出した直交面の上に直交保護層を形成し、
第2の層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成するように等方性エッチングを用いて第1の層から追加の材料を選択的に除去し、直交保護層が等方性エッチング中に直交面を保存し、
その後に、第1の層の直交面を露出させるように直交保護層を除去し、直交面は、プローブ先端構造の頂点を含む。
などが含まれるが、これらに限定されない。
202の振幅Aに対応する変位よりかなり大きい変位を与える。しかし、典型的には、粗運動206は、z軸に沿ったその分解能に限定され、したがって表面108のトポグラフィを高速で追跡するためには役立たない。トポグラフィがアクチュエータ110の範囲を超えて変化する場合などのある種の状況では、追加の機械システム112により設けられた粗z軸調整は、その変位の範囲内でアクチュエータ110を動作させるようにカンチレバー102又は試料106を再位置決めするために使用することができる。
ものとしてアナライザ118に入力される。図1に示された実施形態では、モニタ114及びコントローラ116は、フィードバック制御トポロジを実現する。他の実施形態では、他のタイプの制御トポロジが可能である。例えば、フィ−ド・フォワード制御システム、又はモデル・ベース制御システムを利用することができる。
数を有する。一実施形態では、ショルダ410は、カンチレバー400全体のバネ定数にわずかな取るに足りない影響しか与えず、カンチレバー・アーム404の有効長さは、従来のカンチレバー・プローブにおけるようにカンチレバー・アーム・ハンドル接合部からではなくショルダ・ネック接合部から測られるようになっている。
バー・アームの中に形成される層は、シリコンである。したがって、これらの構造は、以下のように、すなわち、第1のデバイス層602(シリコン)、第1の分離層604(酸化物)、第2のデバイス層606(シリコン)、第2の分離層608(酸化物)、及びハンドル層610(シリコン)のように層状である。図6Bは、続く動作で第1のデバイス層602から形成されるプローブ先端の下に位置するポリシリコンなどの導電性材料のパッド612を含む。導電性パッド612は、導電性プローブ(このプローブは、第1のデバイス層及び第2のデバイス層のための高度にドープされたシリコンを用いて導電性になされ得る)と共に使用するために第1の分離層604を通じた電気接続を行う。
されている。次に、図7Bに示されるように、酸化層504a,504b,508a,508bが、表面上に熱成長されている。次に、図7Cに示されるように、LPCVD窒化物506a,506bは、それぞれ酸化層508a,508bの上に堆積される。窒化物層506bは、本実施形態では必要とされないが、窒化物層506bは、次の工程で付随的に除去されるので、その堆積を防ぐ必要はない。図示したように、窒化物層506a,506bは、ハンドル層ウェハの上に堆積されるが、それは、その代わりに又はハンドル基板に加えて、第1のデバイス層基板に施されてもよいことが容易に理解されよう。次に、図7Dに示されるように、層506a,504bが研磨され、接合される。接合は、(シリコンと酸化物の接合用の)融着又は陽極接合を用いて実現することができる。次に、図7Eに示されるように、第1のデバイス層基板502’及びハンドル層基板510’は、化学的機械的研磨(CMP:chemical−mechanical polish)法、又は他の適切な操作によりその目標厚さまで研削及び研磨される。結果として得られた層は、シリコンデバイス層502及びシリコンハンドル層510である。
dと605eの間の)その接合部で研磨され、融着又は陽極接合の方法を用いて共に接合され、埋設された分離層608を形成する。次に、図8Dに示されるように、第2のデバイス層606が、目標厚さまで基板606’を研削及び研磨することにより形成される。この目標厚さは、とても薄い(例えば、300nm以下の)厚さが目標公差以内で得られるように適切な処理パラメータを用いて注意深く制御される。次に、(分離層605bを被覆した)第1のデバイス層基板602’と内側(第2のデバイス)層606との間の接合部が研磨され、図8Eに示されるように、各層が融着又は陽極接合され、埋設された分離層604を形成する。次いで、上面及び下面が、それらの目標厚さまで研削及び研磨され、この工程中に層605a,605fを除去する。
形成する。次いで、ポリシリコン612’層が、ポリシリコンの一部がパターン成形された層615’中の空所を充填するように堆積される。次に、図8GGに示されるように、ポリシリコン612’がパターン成形されて、層615’中の空所内を充填する部分612を除いたポリシリコンの全部を除去する。このようにして、ポリシリコン部分612は、導電性パッドを形成する。
断面図及び上面図で示されるように、窒化物層904a’ ,904bは選択エッチ工程
1005を用いて除去され、上側の酸化物はパターン成形されて、カンチレバー・アームとなるもののかなり遠位端に直交面1020に沿って小さい部分を残す。
くつかの動作を表しており、次いで、窒化物層1012a,1012b’を取り除き、酸化層902b’、酸化層1010、酸化層504、及び酸化層1004を取り除く。最後に、図10Mに示されるように、必要であれば、金属層950が施される。図10Nは、カンチレバー・アームの自由端に見えるプローブ先端1008を示す斜視図である。図10Oは、11.5ミクロンの高さを有する上記の工程を用いて形成された実際に見える先端を示す走査型電子顕微鏡(SEM)の像である。
化層902a,902bは熱成長され、窒化物層904a,904bは堆積される。図12Bに示されるように、フォトレジスト906は、導電性パッド912の上に堆積される。これらは、完全に位置合わせされていなくてもよいが、十分な重なりがある限り、形成されるプローブ先端は、カンチレバー・アームに電気的に接続される。図12B〜図12Lは、この工程の残りの動作を示しており、これらは図11B〜図11Lの非導電性カンチレバー・プローブを形成する工程と同様である。したがって、図12B〜図12Dは、プローブ先端のマスキング及びエッチングを示し、図12Eは、プローブ先端922を尖らせるための酸化物924の成長を示し、図12F及び図12Gは、フォトレジスト・マスク916及び選択エッチ動作1202を用いてカンチレバー・アームをパターン成形することを示す。図12H〜図12Iは、保護窒化物層940の堆積と、裏面の窒化物及び酸化層をエッチングするためにエッチ・マスクを用意するための裏面リソグラフィ1242と、ハンドルを形成すると共にカンチレバー・アームをリリースするためのエッチ動作1244とを示す。図12Jに示されるように動作1246時、上窒化物層及び下窒化物層は、選択エッチを用いて取り除かれる。図12Kに示された動作1248にて、残りの上側酸化層及び下側酸化層は取り除かれる。最後に、図12Lにおいて、必要があれば、金属膜1250は裏側に堆積される。
発明概念の概要
発明概念の以下の概要では、組み合わせが互いに矛盾していない限り、2つ以上の発明概念のそのような様々な組み合わせで組み合わせ可能であることを理解されたい。
発明概念1. 走査型プローブ顕微鏡(SPM)カンチレバーの製造に使用される多層構造を構築する方法であって、
第1の基板及び第2の基板を用意する工程と、
第1の分離層及び第2の分離層を用意する工程であって、第1の分離層及び第1の基板は差別的にエッチング可能であり、第2の分離層及び第2の基板は差別的にエッチング可能である工程と、
第1の分離層と第2の分離層の間に位置するように、第1の分離層及び第2の分離層に対して差別的にエッチング可能な内側層を用意する工程と、
内側層が、第1の分離層及び第2の分離層によりそれぞれ第1の基板及び第2の基板から隔てられるように、第1の分離層と第2の分離層の間に内側層を位置させることを含む多層構造を組み立てる工程と
を含む多層構造を構築する方法。
発明概念2. 第1の基板及び第2の基板を用意する工程では、第1の基板及び第2の基
板がシリコンからそれぞれ形成される、発明概念1に記載の方法。
発明概念3. 第2の分離層を用意する工程は、第2の基板の表面上に第2の分離層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念4. 第2の基板の表面上に第2の分離層を形成する工程は、酸化物の層を成長させる工程を含む、発明概念3に記載の方法。
発明概念5. 第1の分離層を用意する工程は、第1の基板の表面上の第1の分離層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念6. 第1の分離層を用意する工程は、内側層の表面上に第1の分離層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念7. 第1の分離層を用意する工程は、酸化物の層を成長させる工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念8. 内側層を用意する工程が、第1の分離層又は第2の分離層の少なくとも1つの上に窒化シリコンの薄膜を堆積させる工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念9. 窒化シリコンの薄膜を堆積させる工程では、低圧化学気相成長(LPCVD)法が使用される、発明概念8に記載の方法。
発明概念10. 多層構造を組み立てる工程は、少なくとも2つの拡散接合動作を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念11. 内側層を用意する工程は、30nm〜300nmの厚さを有するシリコンの層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念12. 内側層を用意する工程は、20nmと200nmの間の厚さを有するシリコンの層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念13. 内側層を用意する工程は、30nm〜100nmの厚さを有するシリコンの層を形成する工程を含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念14. 多層構造を組み立てる工程は、ウェハ規模動作を行う工程を含み、多層構造がウェハ規模構造である、発明概念1に記載の方法。
発明概念15. 多層構造を組み立てる工程の前に、第1の基板と内側層の間に位置する1組の導電性パッドを形成する工程であって、導電性パッドの各1つが、第1の基板から形成される対応するプローブ先端と内側層から形成される対応するカンチレバー・アームとの間の電気接続を与えるように配置される1組の導電性パッドを形成する工程
をさらに含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念16. 導電性パッドを形成する工程は、内側層の表面及び第1の基板の表面の少なくとも1つの上に導電性材料をパターン成形する工程を含む、発明概念15に記載の方法。
発明概念17. 多層構造を組み立てる工程の後、第1の分離層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成するように、第1の基板から材料を選択的に除去する工程
をさらに含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念18. 多層構造を組み立てる工程の後、第1の基板の一部を除去し、多層構造の層に直交して向けられている第1の基板の直交面を露出させるように高いアスペクト比の異方性エッチングを実行する工程と、
露出した直交面の上に直交保護層を形成する工程と、
第1の分離層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成するように等方性エッチングを用いて第1の基板から追加の材料を選択的に除去する工程であって、直交保護層が等方性エッチング中に直交面を保存する、選択的に除去する工程と、
その後、プローブ先端構造の頂点を含む第1の基板の直交面を露出するように直交保護層を除去する工程と、
をさらに含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念19. 多層構造を組み立てる工程の後、内側層の両側の部分を露出させるように第1の基板、第1の分離層、第2の基板、及び第2の分離層から材料を選択的に除去する工程
をさらに含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念20. 多層構造を組み立てた後に、
内側層の第1の表面とは反対の第2の表面の別の層との接合を維持しつつ内側層の第1の表面を露出させるように第1の基板及び第1の分離層から材料を選択的に除去する工程と、
その後、内側層の一部を除去して、そこからカンチレバー・アームを形成する工程と、
その後、内側層の第2の表面を露出させるように第2の基板及び第2の分離層から材料を選択的に除去し、それによりカンチレバー・アームをリリースする工程と、
をさらに含む、発明概念1に記載の方法。
発明概念21. (a)上基板、下基板、内側層、上基板と内側層の間に位置する、第1の基板及び内側層に対して差別的にエッチング可能な第1の分離層、及び下基板と内側層の間に位置する、第2の基板及び内側層に対して差別的にエッチング可能な第2の分離層からなる多層構造を得る工程と、
(b)第1の分離層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成すると共に第1の分離層の上面を露出させるように第1の基板から材料を選択的に除去する工程と、
(c)(b)の後に、内側層の上面を露出させるように第1の分離層から材料を選択的に除去する工程と、
(d)第2の分離層の下面を露出させるように第2の基板から材料を選択的に除去する工程と、
(e)(d)の後に、内側層の下面を露出させるように第2の分離層から材料を選択的に除去する工程と、
(f)内側層から材料を選択的に除去してそこからカンチレバー・アームをパターン成形する工程とからなる走査型プローブ顕微鏡(SPM)と共に使用されるカンチレバーを構築する方法。
発明概念22. (f)は、(c)の後であるが(d)の前に実行される、発明概念21に記載の方法。
発明概念23. (f)は、(e)の後であるが(b)の前に実行される、発明概念21に記載の方法。
発明概念24. 材料を選択的に除去する工程は、他の層を実質的に影響を受けないままにしつつ選択エッチを受ける対応する材料を除去する差別する腐食液を適用する工程を含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念25. (a)の多層構造を得る工程では、第1の基板及び第2の基板がシリコンからそれぞれ形成され、(b)及び(d)では、材料を選択的に除去する工程は、シリコンだけをエッチングすることを含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念26. (a)の多層構造を得る工程では、第1の分離層及び第2の分離層は、酸化物からそれぞれ形成され、(c)及び(d)では、材料を選択的に除去する工程は、酸化物だけをエッチングすることを含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念27. (a)の多層構造を得る工程では、内側層は、窒化物から形成され、(f)では、材料を選択的に除去する工程は、窒化物だけをエッチングすることを含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念28. (a)の多層構造を得る工程では、内側層は、シリコンから形成され、(f)では、材料を選択的に除去する工程は、シリコンだけをエッチングすることを含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念29. (a)の多層構造を得る工程では、第1の分離層は、導電性材料から形成された部分を含み、(b)のプローブ先端構造を形成する工程は、導電性材料の上に位置する第1の基板材料のエッチングを防ぐことを含む、発明概念21に記載の方法。
発明概念30. 走査型プローブ顕微鏡(SPM)と共に使用するカンチレバー・プローブであって、
バルク半導体材料から形成されたベース部と、
ベース部の上に位置する近位端、及びベース部の周囲を越えて突出する遠位端を有するカンチレバー・アームと、
ベース部とカンチレバー・アームの近位端との間に位置する、カンチレバー・アーム及びベース部に対して差別的にエッチング可能な下分離層と、
カンチレバー・アームの遠位端の一部の上に位置するプローブ先端と、
プローブ先端とカンチレバー・アームの間に位置する、カンチレバー・アームに対して差別的にエッチング可能な上分離層と
からなるカンチレバー・プローブ。
発明概念31. プローブ先端は、バルク半導体材料から形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念32. プローブ先端は、カンチレバー・アームに直交して向けられた直交面を含むと共に、直交面に位置する頂点をさらに含む、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念33. 直交面は、カンチレバー・アームの遠位端に位置する、発明概念32に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念34. プローブ先端は、導電性材料から形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念35. 上分離層は、プローブ先端に対して差別的にエッチング可能である、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念36. 上分離層の少なくとも一部は、導電性材料から形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念37. 上分離層は、プローブ先端に融着される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念38. 上分離層は、半導体材料の層に成長した酸化物から形成され、後でそこからプローブ先端が形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念39. 上分離層は、半導体材料の層に成長した酸化物から形成され、後でそこからカンチレバー・アームが形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念40. カンチレバー・アームは、半導体材料の単層を備える、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念41. カンチレバー・アームは、導電性材料から形成される、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念42. カンチレバー・アームは、低応力窒化膜の単層を含む、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念43. カンチレバー・アームは、30nmと300nmの間の厚さを有する、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念44. カンチレバー・アームは、5〜30ミクロンの長さと、2〜15ミクロンの最大幅とを有する、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念45. カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームは、遠位端のフェース部と、フェース部とベース部の間の、フェース部より小さい幅寸法を有するネック部とを含むパドル外形を有する、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念46. カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームは、ネック部と、ショルダ部とを含み、ショルダ部は、カンチレバー・アームの近位端に位置すると共にベース部の周囲を越えて遠位方向に突出し、ネック部は、ショルダ部よりも実質的に小さい幅寸法を有する、発明概念30に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念47. ベース部の周囲を越えて遠位方向に突出するネック部は、カンチレバー・アームのバネ定数にわずかな影響しかもたらさない、発明概念46に記載のカンチレバー・プローブ。
発明概念48. 走査型プローブ顕微鏡(SPM)と共に使用される同時に上に製造される部分的に形成されたカンチレバー・プローブのバッチを有するウェハであって、
次の動作でウェハからリリースされる複数のカンチレバー・プローブからなり、各カンチレバー・プローブが、
バルク半導体材料から形成されたベース部と、
ベース部の上に位置する近位端、及びベース部の周囲を越えて突出する遠位端、ならびに30〜300nmの厚さを有するカンチレバー・アームと、
カンチレバー・アームの遠位端の一部の上に位置するシリコン・プローブ先端とを備え、
カンチレバー・アームは、0.1〜1N/mのバネ定数を有し、カンチレバー・アームと先端の組み合わせは、100kHz〜10MHzの共振周波数を有するウェハ。
発明概念49. 走査型プローブ顕微鏡(SPM)と共に使用されるカンチレバー・プローブの大量生産されたバッチであって、
複数のカンチレバー・プローブからなり、各カンチレバー・プローブが、
バルク半導体材料から形成されたベース部と、
ベース部の上に位置する近位端、及びベース部の周囲を越えて突出する遠位端、ならびに30〜300nmの厚さを有するカンチレバー・アームと、
カンチレバー・アームの遠位端の一部の上に位置するシリコン・プローブ先端とを備え、
カンチレバー・プローブのバッチ内のカンチレバー・アームの厚さの分類されていないばらつきは+/−5%であり、カンチレバー・プローブのバッチ内の生産歩留りは90%より大きいバッチ。
発明概念50. カンチレバー・アームは、シリコンから形成される、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念51. カンチレバー・アームは、シリコン窒化膜から形成される、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念52. プローブ先端は、カンチレバー・アームに直交して向けられた、カンチレバー・アームの遠位端に位置する直交面を含むと共に、直交面に位置する頂点をさらに含む、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念53. カンチレバー・アームは、5〜30ミクロンの長さと、1〜15ミクロンの最大幅とを有する、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念54. カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームは、遠位端のフェース部と、フェース部とベース部の間の、フェース部より小さい幅寸法を有するネック部とを含むパドル外形を有する、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念55. カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームは、ネック部と、ショルダ部とを含み、ショルダ部は、カンチレバー・アームの近位端に位置すると共にベース部の周囲を越えて遠位方向に突出し、ネック部は、ショルダ部よりも実質的に小さい幅寸法を有する、発明概念49に記載のカンチレバー・プローブのバッチ。
発明概念56. ハンドル部、カンチレバー・アーム、及びプローブ先端からそれぞれなるカンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程であって、
バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端のための材料を含む第3の層とを含む多層複合ウェハを得ることと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー先端を同時に形成するように、第1のセットのエッチ動作で第3の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー・アームを同時に形成するように、第2のセットのエッチ動作で第2の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のハンドル部を同時に形成するように、第3のセットのエッチ動作で第1の層から余分な材料を除去することと、
からなり、
第1の層、第2の層、及び第3の層の各々から余分な材料を除去することにより、長さが5〜30ミクロンであり、幅が2〜15ミクロンであり、厚さが30〜300ナノメートルである寸法を有する個々のカンチレバー・プローブを形成することになり、カンチレバー・アームの厚さは、第1、第2、及び第3の各エッチング動作の継続期間には依存しないカンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程。
発明概念57. カンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程により生産される、ハンドル部と、カンチレバー・アームと、プローブ先端とからなるカンチレバー・プローブであって、上記工程が、
バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端のための材料を含む第3の層とを含む多層複合ウェハを得ることと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー先端を同時に形成するように、第1のセットのエッチ動作で第3の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー・アームを同時に形成するように、第2のセットのエッチ動作で第2の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のハンドル部を同時に形成するように、第3のセットのエッチ動作で第1の層から余分な材料を除去することと、
からなり、
第1の層、第2の層、及び第3の層の各々から余分な材料を除去することにより、長さが5〜30ミクロンであり、幅が2〜15ミクロンであり、厚さが30〜300ナノメートルである寸法を有する個々のカンチレバー・プローブを形成することになり、カンチレバー・アームの厚さは、第1、第2、及び第3の各エッチング動作の継続期間には依存しないカンチレバー・プローブ。
発明概念58. カンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程により生産される、ハンドル部と、カンチレバー・アームと、プローブ先端とからなるカンチレバー・プローブであって、上記工程が、
バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端のための材料を含む第3の層とを含む多層複合ウェハを得ることと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー先端を同時に形成するように、第1のセットのエッチ動作で第3の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のカンチレバー・アームを同時に形成するように、第2のセットのエッチ動作で第2の層から余分な材料を除去することと、
複数のカンチレバー・プローブの複数のハンドル部を同時に形成するように、第3のセットのエッチ動作で第1の層から余分な材料を除去することと
からなり、
第1の層、第2の層、及び第3の層の各々から余分な材料を除去することにより、カンチレバー・アームが0.1〜1N/mのバネ定数を有し、カンチレバー・アームと先端の組み合わせは、100kHz〜10MHzの共振周波数を有する個々のカンチレバー・プローブを形成することになるカンチレバー・プローブ。
発明概念59. カンチレバー・プローブのバッチを同時に製造する工程により生産される、ハンドル部と、カンチレバー・アームと、プローブ先端構造とからなるカンチレバー・プローブであって、上記工程が、
バッチのカンチレバー・プローブごとのプローブ先端構造のための材料を含む第1の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのカンチレバー・アームのための材料を含む第
2の層と、バッチのカンチレバー・プローブごとのハンドル部のための材料を含む第3の層とを備える多層複合構造を得ることからなり、
バッチのカンチレバー・プローブごとに、
第1の層の一部を除去し、多層構造の層に直交して向けられている第1の層の直交面を露出させるように、高いアスペクト比の異方性エッチングを実行し、
露出した直交面の上に直交保護層を形成し、
第2の層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成するように等方性エッチングを用いて第1の層から追加の材料を選択的に除去し、直交保護層が等方性エッチング中に直交面を保存し、
その後に、第1の層の直交面を露出させるように直交保護層を除去し、直交面は、プローブ先端構造の頂点を含む、カンチレバー・プローブ。
発明概念60. ハンドル部と、ハンドル部の上に位置する近位端及びハンドル部の周囲を越えて突出する遠位端を有するカンチレバー・アームと、カンチレバー・アームの遠位端に近くに位置するプローブ先端構造とからなる改良されたカンチレバー・プローブであって、
カンチレバー・アームは、近位端と遠位端の間の長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームは、遠位端のフェース部と、フェース部とベース部の間の、フェース部より小さい幅寸法を有するネック部とを含むパドル外形を有する改良されたカンチレバー・プローブ。
発明概念61. ハンドル部と、ハンドル部の上に位置する近位端及びハンドル部の周囲を越えて突出する遠位端を有するカンチレバー・アームと、カンチレバー・アームの遠位端に近くに位置するプローブ先端構造とからなる改良されたカンチレバー・プローブであって、改良は、
カンチレバー・アームが近位端と遠位端の間の長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、長さ寸法及び幅寸法により定められた基準面内で、カンチレバー・アームが、ネック部と、ショルダ部とを含み、ショルダ部が、カンチレバー・アームの近位端に位置すると共にベース部の周囲を越えて遠位方向に突出し、ネック部が、ショルダ部よりも実質的に小さい幅寸法を有する、改良されたカンチレバー・プローブ。
結論
上述した各実施形態及び各発明概念は、例示であり、限定であることは意図されない。追加の実施形態は特許請求の範囲内である。加えて、本発明の各態様は、特定の実施形態を参照して説明されてきたが、特許請求の範囲により定められるので、本発明の範囲から逸脱せずに形態及び細部の変更がなされ得ることを当業者は理解されよう。
Claims (24)
- 走査型プローブ顕微鏡(SPM)カンチレバーの製造に使用される多層構造を形成するための方法において、
第1の基板及び第2の基板を設ける工程と、
第1の分離層及び第2の分離層を設ける工程であって、前記第1の分離層及び前記第1の基板は差別的にエッチング可能であり、前記第2の分離層及び前記第2の基板は差別的にエッチング可能である、第1の分離層及び第2の分離層を設ける工程と、
前記第1の分離層と前記第2の分離層の間に位置するように、前記第1の分離層及び前記第2の分離層に対して差別的にエッチング可能な内側層を設ける工程と、
前記内側層が、前記第1の分離層及び前記第2の分離層によりそれぞれ前記第1の基板及び前記第2の基板から隔てられるように、前記第1の分離層と前記第2の分離層の間に前記内側層を位置させることを含む前記多層構造を組み立てる工程と
を備える、方法。 - 第1の基板及び第2の基板を設ける工程では、前記第1の基板及び前記第2の基板がシリコンからそれぞれ形成される、請求項1に記載の方法。
- 前記内側層を設ける工程が、前記第1の分離層又は前記第2の分離層の少なくとも1つの上に窒化シリコンの薄膜を堆積させる工程を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記内側層を設ける工程は、30nm〜300nmの厚さを有するシリコンの層を形成する工程を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記内側層を設ける工程は、30nm〜100nmの厚さを有するシリコンの層を形成する工程を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記多層構造を前記組み立てる工程は、ウェハ規模動作を行う工程を含み、前記多層構造がウェハ規模構造である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記多層構造を組み立てる工程の前に、前記第1の基板と前記内側層の間に位置する1組の導電性パッドを形成する工程であって、前記導電性パッドの各1つが、前記第1の基板から形成される対応するプローブ先端と前記内側層から形成される対応するカンチレバー・アームとの間の電気接続を与えるように配置される1組の導電性パッドを形成する工程をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記多層構造を組み立てる工程の後、前記第1の基板の一部を除去し、前記多層構造の層に直交して向けられている前記第1の基板の直交面を露出させるように高いアスペクト比の異方性エッチングを実行する工程と、
前記露出した直交面の上に直交保護層を形成する工程と、
前記第1の分離層から離れるように向いている鋭い点を有するプローブ先端構造を形成するために等方性エッチングを用いて前記第1の基板から追加の材料を選択的に除去する工程であって、前記直交保護層が前記等方性エッチング中に前記直交面を保存する、前記第1の基板から追加の材料を選択的に除去する工程と、
その後、前記プローブ先端構造の頂点を含む前記第1の基板の前記直交面を露出するように前記直交保護層を除去する工程と、
をさらに備える、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。 - 前記多層構造を組み立てた後に、
前記内側層の前記第1の表面とは反対の第2の表面の別の層との接合を維持しつつ前
記内側層の第1の表面を露出させるように前記第1の基板及び前記第1の分離層から材料を選択的に除去する工程と、
その後、前記内側層の一部を除去して、そこからカンチレバー・アームを形成する工程と、
その後、前記内側層の前記第2の表面を露出させるように前記第2の基板及び前記第2の分離層から材料を選択的に除去し、それにより前記カンチレバー・アームをリリースする工程と、
をさらに備える、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法により構築される前記多層構造から形成した、走査型プローブ顕微鏡(SPM)と共に使用するようになされたカンチレバー・プローブであって、
バルク半導体材料から形成されたベース部と、
前記ベース部の上に位置する近位端、及び前記ベース部の周囲を越えて突出する遠位端を有するカンチレバー・アームと、
前記ベース部と前記カンチレバー・アームの近位端との間に位置する、前記カンチレバー・アーム及び前記ベース部に対して差別的にエッチング可能な下分離層と、
前記カンチレバー・アームの遠位端の一部の上に位置するプローブ先端と、
前記プローブ先端と前記カンチレバー・アームの間に位置する、前記カンチレバー・アームに対して差別的にエッチング可能な上分離層と
からなるカンチレバー・プローブ。 - 前記プローブ先端は、バルク半導体材料から形成される、請求項10に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記プローブ先端は、前記カンチレバー・アームに直交して向けられた直交面を含むと共に、前記直交面に位置する頂点をさらに有する、請求項10又は11に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記直交面は、前記カンチレバー・アームの前記遠位端に位置する、請求項12に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記上分離層は、前記プローブ先端に対して差別的にエッチング可能である、請求項10乃至13のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記上分離層の少なくとも一部は、導電性材料から形成される、請求項10乃至14のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記上分離層は、前記プローブ先端に融着される、請求項10乃至15のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記上分離層は、半導体材料の層に成長した酸化物から形成され、後でそこから前記プローブ先端が形成される、請求項10乃至15のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記上分離層は、半導体材料の層に成長した酸化物から形成され、後でそこから前記カンチレバー・アームが形成される、請求項10乃至15のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記カンチレバー・アームは、半導体材料の単層を備える、請求項10乃至18のいず
れか1項に記載のカンチレバー・プローブ。 - 前記カンチレバー・アームは、低応力窒化膜の単層を含む、請求項10乃至18のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記カンチレバー・アームは、30nm〜300nmの厚さを有する、請求項10乃至20のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記カンチレバー・アームは、5〜30ミクロンの長さと、2〜15ミクロンの間の最大幅とを有する、請求項10乃至21のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、前記長さ寸法及び前記幅寸法により定められた基準面内で、前記カンチレバー・アームは、前記遠位端のフェース部と、前記フェース部と前記ベース部の間の、前記フェース部より小さい幅寸法を有するネック部とを含むパドル外形を有する、請求項10乃至22のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
- 前記カンチレバー・アームは長さ寸法、幅寸法、及び厚さ寸法を有し、前記長さ寸法及び前記幅寸法により定められた基準面内で、前記カンチレバー・アームは、ネック部と、ショルダ部とを含み、前記ショルダ部は、前記カンチレバー・アームの前記近位端に位置すると共に前記ベース部の周囲を越えて遠位方向に突出し、前記ネック部は、前記ショルダ部よりも実質的に小さい幅寸法を有する、請求項10乃至23のいずれか1項に記載のカンチレバー・プローブ。
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