JP2000193672A - 走査型プロ―ブ顕微鏡用カンチレバ―およびその作製方法 - Google Patents

走査型プロ―ブ顕微鏡用カンチレバ―およびその作製方法

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JP2000193672A
JP2000193672A JP10370347A JP37034798A JP2000193672A JP 2000193672 A JP2000193672 A JP 2000193672A JP 10370347 A JP10370347 A JP 10370347A JP 37034798 A JP37034798 A JP 37034798A JP 2000193672 A JP2000193672 A JP 2000193672A
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cantilever
silicon
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film
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Katsuhiro Matsuyama
克宏 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端の曲率半径が小さく耐磨耗性に優れる探針
を備える走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーを提供す
る。 【解決手段】カンチレバー130は、支持部122によ
って片持ちに支持されたレバー部126を有し、このレ
バー部126は主に窒化シリコン製のレバー基材118
からなり、その自由端に略三角錐形状の探針124を有
している。探針124は、レバー基材118と一体的に
形成され、従って、窒化シリコン製であり、シリコン製
の探針に比べて硬度が高く耐磨耗性に優れている。ま
た、探針124は、略三角錐形状をしており、従って、
必ず一点で終端するため、その先端の曲率半径は小さ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型プローブ顕
微鏡に用いられるカンチレバーに関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡(SPM; Scanning
Probe Microscope)としては、走査トンネル顕微鏡(ST
M; Scanning Tunneling Microscope)や原子間力顕微鏡
(AFM; Atomic Force Microscope)がよく知られている。
【0003】AFMでは、片持ち支持されたレバー部の
自由端に鋭い突起部分(探針部)を持つカンチレバーを
試料に対向させて近接させ、探針の先端の原子と試料の
表面の原子との間に働く相互作用力により変位するレバ
ー部の動きを電気的あるいは光学的にとらえて測定しつ
つ、試料あるいはカンチレバーをXY方向に走査し、カ
ンチレバーの探針部と試料の位置関係を相対的に変化さ
せることによって、試料の凹凸情報などを三次元的にと
らえている。
【0004】このようなSPMに用いられるカンチレバ
ーは、Thomas R. AlbrechtとCalvinF. Quate による
「原子間力顕微鏡による非導電体の原子的解像度の画像
形成」(J. Appl. Pys. 62 (1987) 2599頁)に記載され
ているように、半導体IC製造プロセスを応用して作製
されるSiO2 カンチレバーが提案されて以来、ミクロ
ンオーダーの高精度で非常に再現性良く作製できると共
に、バッチプロセスを用いることによりコスト的にも優
れているとの理由から、このIC製造プロセスを応用し
て作製したものが主流となっている。
【0005】現在市販されているカンチレバーには、窒
化シリコン製のカンチレバーとシリコン製のカンチレバ
ーの2種類のタイプがある。窒化シリコン製のカンチレ
バーは、Tomas R. Albrecht らのMicrofabrication of
cantilever styli for the atomic force microscope;
J. Vac. Sci. Technol. A8, 3386(1990)に記載されたカ
ンチレバーが主流であり、詳細な作製方法は米国特許第
5,399,232号に記載されている。また、シリコ
ン製のカンチレバーは、O. Wolter らのMicromachined
silicon sensors for scanning force microscopy; J.
Vac. Sci. Technol. B9, 1353(1991) に記載されたカン
チレバーが主流であり、詳細な作製方法は米国特許第
5,051,079号に記載されている。
【0006】この2種類のカンチレバーは、大別して2
種類の測定法に分けて広く用いられている。窒化シリコ
ン製のカンチレバーは、そのバネ定数の柔らかさから、
探針に一定荷重を加えた状態で、試料表面をなぞる様に
測定を行なうDCモードに主に使用されている。このカ
ンチレバーの探針はピラミッドもしくはこれに近い形状
をしている。
【0007】また、シリコン製のカンチレバーは、その
探針の鋭さ、加えてレバー自体を厚く作製し共振周波数
を窒化シリコン製のカンチレバーより高くできることか
ら、カンチレバーをその共振周波数もしくはその付近で
振動させて測定を行なうACモードに主に使用されてい
る。このカンチレバーの探針は、円錐に近い形状や、三
角錐に近い形状など様々な形状がある。これらの探針
は、その曲率半径及び頂角とも、概してDCモード用の
カンチレバーの探針より鋭い。
【0008】また、最近、SPMを用いて、1秒間に1
画面以上のラスター走査を行なうような高速走査を行な
い、生体試料などのミクロな動作を観察する試みが盛ん
になされている。加えて、高密度記録にSPM技術を利
用しようとする試みもなされており、入出力の速度を速
くするためにも、共振周波数の高いカンチレバー形状の
プローブが求められている。同様に、微細化が進む半導
体産業においても、表面形状の検査手段として導入が注
目されており、検査時間の短縮と、測定データの安定が
求められている。
【0009】このようなSPM測定に使用するカンチレ
バーは、走査速度を速くするため、その共振周波数がM
Hzオーダー以上と高くする必要がある。加えて、測定
試料及びカンチレバーの探針の破損などを防ぐため、バ
ネ定数が高くとも10N/m以下である必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、DCモードによ
るAFM測定は、探針に直接荷重をかけ、常に探針と試
料表面が接触している状態でラスター走査を行なってい
る。この為、探針先端の摩擦、摩耗による形状変化を最
小限に抑えるため、バネ定数の柔らかいカンチレバーが
求められている。窒化シリコン製のカンチレバーは、レ
バー部の厚さを薄く制御し易いCVD法などの堆積法を
利用して作製される。従って、バネ定数が柔らかいレバ
ー部を容易に作製でき、このため、窒化シリコン製のカ
ンチレバーがDCモードによるAFM測定に主に使用さ
れている。
【0011】窒化シリコン製のカンチレバーの主な作製
法は、シリコンウエハーに探針の型を形成し、窒化シリ
コン膜などの薄膜を堆積した後、型材であるシリコンを
除去する、いわゆるマイクロキャスティング法である。
この作製方法によれば、探針の型を変えることにより、
様々な形状の探針を作製可能ではあるが、現実には、曲
率半径や頂角などの形状変化が少なく安定に形成できる
探針の形状は、ピラミッド形状もしくはピラミッドに近
い形状だけである。
【0012】一方、ACモードによるAFM測定は、探
針を上下に振動させた状態で試料表面をラスター走査し
ている。このとき、探針先端には、主に垂直荷重が加わ
り、DCモードのように探針を引きずることは少ない。
この為、測定画像の高分解能化より、探針の尖鋭度が特
に重要視され、鋭い探針が形成し易い、単結晶シリコン
をエッチングして探針を作製する方法により主に作製さ
れている。加えて、カンチレバーのQ値が高い方が測定
感度がよく、一般にカンチレバーの共振周波数を上げる
事によりQ値が上昇すると考えられている。
【0013】シリコン製のカンチレバーは、単結晶シリ
コンをエッチングしてカンチレバーを作製しているた
め、レバー部の厚さを厚くし、その共振周波数を高くす
ることが容易である。従って、探針が鋭く、共振周波数
の高いカンチレバーが容易に作製できることから、シリ
コン製のカンチレバーがACモードによるAFM測定に
主に使用されている。しかしながら、ACモードにおい
ては、理論的には、探針に加わる力は垂直荷重のみであ
るが、カンチレバーの挙動を一定に保つサーボが不安定
である場合、DCモードと同様に探針を引きずる事がし
ばしばある。探針はシリコンの単結晶を鋭くしているた
め、この引きずりによる横方向のカには弱く、探針の破
損や摩耗により、長く測定ができない。
【0014】加えて、半導体産業における表面形状評価
においても、探針の尖鋭度及び探針の形状の安定性が重
要な課題である。
【0015】以上の課題に対して、シリコン製の探針に
硬質材料の薄膜をコーティングして探針の形状安定を図
る試みが行なわれているが、探針の曲率半径が大きくな
る、コーティングした薄膜が剥がれる、と言った問題が
発生している。
【0016】近年、期待されている高速測定等において
も、探針の尖鋭度及び探針の形状の安定性とバネ定数の
低下が重要な課題である。
【0017】本発明は、このような実状を鑑みてなされ
たものであり、その主な目的は、先端の曲率半径が小さ
く耐磨耗性に優れる探針を備えた走査型プローブ顕微鏡
用カンチレバーを提供することであり、またその作製方
法を提供することでもある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の走査型プローブ
顕微鏡用カンチレバーは、支持部と、支持部によって片
持ちに支持されたレバー部と、その自由端に設けられた
探針とを有し、探針はシリコンより硬質な材料で作られ
ており、略三角錐形状をしている。
【0019】ここで、硬質材料は、例えば、窒化シリコ
ン膜、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカー
ボン、炭化シリコン、窒化チタンのグループから選択さ
れる。
【0020】このようなカンチレバーは、例えば、第一
の基板に探針の原型となる突起を形成する工程と、前記
突起を覆う第一の膜を形成する工程と、第二の基板に前
記突起が入る穴を形成する工程と、第一の膜を介して第
一の基板と第二の基板を接合する工程と、第一の基板を
除去して前記突起の形状が転写された第一の膜から成る
探針の型を露出させる工程と、前記型を埋めるシリコン
より硬質な材料から成る第二の膜を形成する工程と、第
二の膜を成形してレバー基材を形成する工程と、レバー
基材にこれを片持ちに支持する支持部を設ける工程と、
第二の基板を除去する工程とを経て作製される。
【0021】
【発明の実施の形態】<第一の実施の形態>図1〜図1
7を参照して本実施形態のSPM用カンチレバーの作製
プロセスを説明する。
【0022】スタート基板として、図1に示される面方
位(100)のシリコン基板100を用いる。この基板
100の表面に対してレジストをコートし、フォトリソ
グラフィーとエッチングを行ない、続いて酸化処理を行
なうことにより、図2と図3に示されるように、探針を
形成するための酸化シリコン膜の壁102を形成する。
壁102の三角形の突起の延出方向は<110>方向に
設定される。
【0023】この基板100の表面から湿式異方性エッ
チングを行なうことにより、図4と図5に示されるよう
に、三角錐形状の突起104を形成する。この三角錐の
形状は、壁102の三角形の突起を定める二面とシリコ
ンの(111)面によって定められる。
【0024】上述の三角錐形状の突起104を形成する
プロセスは、特別なマスクを使用しないで突起104を
所定の位置(例えばカンチレバーの自由端部)に自動的
に形成する自己整合プロセスであって、(111)面の
結晶面が残留した一点に終端する三角錐形状の突起10
4を正確かつ確実に得ることができる。
【0025】次に、酸化シリコン膜の壁102を除去し
た後、熱拡散炉などにより、図6に示されるように、シ
リコン基板100の表面に酸化シリコン膜106を形成
する。酸化シリコン膜106の形成の際に、突起104
の酸化されずに残った部分108が、最終的に作られる
探針の原型となる。つまり、最終的に作られる探針は、
原型108の形状を反映したものとなる。
【0026】この探針の原型108は、シリコン基板1
00の加熱温度の違いによって、若干違った形状にな
る。このため、最終的に作られる探針は若干違った形状
に仕上がる。これについては後で詳しく述べる。
【0027】上述したシリコン基板100とは別に、図
7に示されるシリコン基板110を用意する。このシリ
コン基板110の表面に、図8に示されるように、シリ
コン基板102に形成した探針の原型108の位置と形
状に合わせて穴112を形成する。穴112は、探針の
原型108とこれを覆う酸化シリコン膜106からなる
突起が全て入る大きさと形状に作られる。また、穴11
2は、ドライエッチングやウエットエッチング等によっ
て形成される。
【0028】次に、図9に示されるように、穴112に
探針の原型108の部分の突起が入るようにシリコン基
板100とシリコン基板110を陽極接合や直接接合等
により接合する。続いて、シリコン基板100をウェッ
トエッチングにより除去して、図10に示されるよう
に、酸化シリコン膜106を露出させる。このウェット
エッチングは、KOHやTMAHやEDP等のアルカリ
系の薬品やフッ酸と硝酸の混合液等を用いて行なう。こ
の結果として、シリコン基板110上に探針の原型10
8をかたどった酸化シリコン膜106の略三角錐形状の
探針の型114が形成される。
【0029】続いて、図11に示されるように、酸化シ
リコン膜106表面に対してLP−CVD等を行なって
窒化シリコン膜116を形成する。さらに、図12に示
されるように、窒化シリコン膜116をフォトリソグラ
フィとドライエッチングによりパターニングしてレバー
基材118を形成する。
【0030】上述した工程とは別に、図13に示される
ように、支持部となるパイレックスガラス120を加工
する。この加工されたパイレックスガラス120を、図
14に示されるように、シリコン基板110のレバー基
材118及び窒化シリコン膜116側に陽極接合により
貼り付ける。
【0031】さらに、図15に示されるように、パイレ
ックスガラス120を加工して支持部122を形成す
る。続いて、シリコン基板110と酸化シリコン膜10
6をウェットエッチングにより除去し、図16に示され
るように、レバー基材118を露出させる。これによ
り、支持部122によって片持ちに支持され、自由端に
略三角錐形状の探針124を備えた窒化シリコン膜製の
レバー部126が得られる。
【0032】最後に、図17に示されるように、レバー
部126の上面すなわち探針124の反対側の面に反射
膜128を形成する。この反射膜128は、光学的変位
検出の精度を上げるために、反射率を高める目的で設け
られる。
【0033】以上のプロセスにより、本実施形態の窒化
シリコン製のカンチレバー130が作製される。
【0034】図18に示されるように、カンチレバー1
30のレバー部126は、支持部122によって片持ち
に支持された窒化シリコン製のレバー基材118を有
し、その自由端に略三角錐形状の探針124を有してい
る。探針124は窒化シリコン製であるため、シリコン
製の探針に比べて硬度が高く耐磨耗性に優れている。ま
た、探針124は、略三角錐形状をしており、従って、
必ず一点で終端するため、その先端の曲率半径は小さ
い。
【0035】前述したように、探針124の形状は、酸
化シリコン膜106を形成する図6の工程において、シ
リコン基板100を加熱する温度の違いにより若干の違
いが生じる。この加熱は、1000℃を越える高温によ
る加熱と、900〜1000℃の低温による加熱とに大
別される。
【0036】高温による加熱では、シリコン基板100
は、1000℃を越える温度で加熱される。このような
温度では、突起104の部分における酸化シリコン膜は
均一のスピードで成長する。このため、形成される酸化
シリコン膜106に内部応力はほとんどない。従って、
酸化されずに残る探針の原型108、言い換えれば、図
10に示される探針の型114は、三平面で決まる三角
錐となる。その結果、最終的に作られる探針124は、
図19に示されるように、三角錐形状となる。
【0037】一方、低温による加熱では、シリコン基板
100は、900〜1000℃、好ましくは950℃の
温度で加熱される。このような温度では、突起104の
部分における酸化シリコン膜は均一のスピードで成長せ
ず、その成長スピードは先端近傍で遅い。このため、こ
のため、酸化されずに残る探針の原型108、言い換え
れば、図10に示される探針の型114は、三角錐の錐
面が内側に湾曲した形状となる。言い換えれば、原型1
08あるいは型114は、頂角および曲率半径ともに先
端に向かって尖鋭化される。従って、最終的に作られる
探針124は、図20に示されるように、三角錐が先端
に向かって尖鋭化された形状となり、その先端の曲率半
径は10nm以下となる。
【0038】このように、この第一実施形態の製造方法
によれば、曲率半径が小さく、アスペクト比が高く、耐
磨耗性が高い探針を持つSPM用カンチレバーが容易か
つ安定に作製できる。このSPM用カンチレバーは、よ
り分解能の高いSPM測定をより長く安定して測定を行
なうことを可能にする。
【0039】具体的には、DCモードにおけるSPM測
定の高分解能化が行なえ、ACモードにおけるSPM測
定の測定データの安定化が行なえ、特に、測定時間の短
縮や測定データの安定性を求めるAFM測定において有
効である。
【0040】また、本実施形態の作製プロセスは、窒化
シリコンを堆積させることによりレバー部の厚さを決定
しているので、任意の厚さのレバー部を作製できる。つ
まり、高速走査に好適な厚さの薄いカンチレバーを提供
することが可能である。
【0041】なお、本実施形態において、レバー部の形
状は、図12のフォトリソグラフィに用いるマスクの形
状により決定されるため、レバー部は、用途に合わせて
三角形や矩形など様々な形状に形成可能である。
【0042】また、本実施形態では、図11の工程にお
いて、窒化シリコン膜を堆積させることで探針を作って
いるが、これに代えてDLC(ダイヤモンドライクカー
ボン)、アモルファスカーボン、炭化シリコン、窒化チ
タンを始めとするシリコンより硬質な薄膜を堆積させて
探針を作ってもよい。これにより、探針先端の形状安定
性が更に向上され、SPM測定の長期安定化が図れる。
【0043】さらに、本実施形態では、ドライエッチン
グやウエットエッチングをはじめとする手法を用いてシ
リコン基板上に突起を形成し、この突起に基づいて三角
錐形状の探針の原型とその形状に合わせた酸化シリコン
膜の型を形成しているため、最終的に作られる探針はシ
リコン基板上に形成された突起の形状を反映したものと
なる。従って、シリコン基板上に形成可能なあらゆる形
状の突起を反映したあらゆる形状の探針を作製可能であ
る。
【0044】<第二の実施の形態>図21〜図41を参
照して本実施形態のSPM用カンチレバーの作製プロセ
スを説明するスタート基板として、図21に示される面
方位(100)のシリコン基板200を用いる。この基
板200の表面に対してレジストをコートし、フォトリ
ソグラフィーとエッチングを行ない、続いて酸化処理を
行なうことにより、図22と図23に示されるように、
探針206を形成するための酸化シリコン膜の壁202
を形成する。壁202の三角形の突起の延出方向は<1
10>方向に設定される。
【0045】この基板200の表面から湿式異方性エッ
チングを行なうことにより、図24と図25に示される
ように、三角錐形状の突起204を形成する。この三角
錐の形状は、壁202の三角形の突起を定める二面とシ
リコンの(111)面によって定められる。
【0046】上述の三角錐形状の突起204を形成する
プロセスは、特別なマスクを使用しないで突起204を
所定の位置(例えばカンチレバーの自由端部)に自動的
に形成する自己整合プロセスであって、(111)面の
結晶面が残留した一点に終端する三角錐形状の突起20
4を正確かつ確実に得ることができる。
【0047】次に、酸化シリコン膜の壁202を除去し
た後、熱拡散炉などにより、図26に示されるように、
シリコン基板200の表面に酸化シリコン膜206を形
成する。酸化シリコン膜206の形成の際に、突起20
4の酸化されずに残った部分208が、最終的に作られ
る探針の原型となる。つまり、最終的に作られる探針
は、原型208の形状を反映したものとなる。
【0048】上述したシリコン基板200とは別に、図
27に示されるシリコン基板210を用意する。このシ
リコン基板210の表面に、図28に示されるように、
シリコン基板202に形成した探針の原型208に合わ
せて穴212を形成する。穴212は、探針の原型20
8とこれを覆う酸化シリコン膜206からなる突起が全
て入る大きさと形状に作られる。また、穴212は、ド
ライエッチングやウエットエッチング等によって形成さ
れる。
【0049】次に、図29に示されるように、穴212
に探針の原型208の部分の突起が入るようにシリコン
基板200とシリコン基板210を陽極接合や直接接合
等により接合する。続いて、シリコン基板200をウェ
ットエッチングにより除去して、図30に示されるよう
に、酸化シリコン膜206を露出させる。このウェット
エッチングは、KOHやTMAHやEDP等のアルカリ
系の薬品やフッ酸と硝酸の混合液等を用いて行なう。こ
の結果として、シリコン基板210上に探針の原型20
8をかたどった酸化シリコン膜206の略三角錐形状の
探針の型214が形成される。
【0050】続いて、図31に示されるように、酸化シ
リコン膜206表面に対してLP−CVD等を行なって
窒化シリコン膜216を形成する。窒化シリコン膜21
6は、低ストレスの窒化シリコンで作られる。ここで、
低ストレスの窒化シリコンとは、通常の窒化シリコンは
シリコンと窒素の成分比が3:4であるが、この成分比
に比べてシリコンの含有量が多い窒化シリコンを指す。
このような窒化シリコンは、一般に、シリコンリッチの
窒化シリコンと呼ばれている。
【0051】図32に示されるように、窒化シリコン膜
216をフォトリソグラフィとドライエッチングあるい
はウェットエッチングにより選択的に除去して探針の型
214を露出させる。この工程により、図33に示され
るように、酸化シリコン膜206でかたどられた探針の
型214が露出される。図33では、窒化シリコン膜2
16に形成する開口の形状は、探針の型214に合わせ
て三角形であるが、酸化膜206の探針の型214が露
出すれば形状であればどのような形状であってもよい。
【0052】次に、窒化シリコン膜216および探針の
型214上にシリコンと窒素の成分比が3:4の窒化シ
リコン膜を形成した後、図34に示されるように、フォ
トリソグラフィとドライエッチングあるいはウェットエ
ッチングにより選択的に除去して探針部232を形成す
る。続いて、図35に示されるように、この探針部23
2を挟み込むように、窒化シリコン膜216と同じ成分
の窒化シリコン膜234を形成する。さらに、図36に
示されるように、フォトリソグラフィとドライエッチン
グあるいはウエットエッチングにより、探針部232を
挟み込んだ窒化シリコン膜216と234をパターニン
グしてレバー基材218を形成する。
【0053】上述した工程とは別に、図37に示される
ように、支持部となるパイレックスガラス220を加工
する。この加工されたパイレックスガラス220を、図
38に示されるように、レバー基材218の窒化シリコ
ン膜234側に陽極接合により貼り付ける。
【0054】さらに、図39に示されるように、パイレ
ックスガラス220を加工して支持部222を形成す
る。続いて、シリコン基板210と酸化シリコン膜20
6をウェットエッチングにより除去し、図40に示され
るように、レバー基材218の窒化シリコン膜216側
を露出させる。これにより、支持部222によって片持
ちに支持され、その自由端に略三角錐形状の探針部23
2を備えた窒化シリコン膜製のレバー部236が得られ
る。
【0055】最後に、図41に示されるように、レバー
部236の上面すなわち探針部232の反対側の面に反
射膜238を形成する。この反射膜238は、光学的変
位検出の精度を上げるために、反射率を高める目的で設
けられる。以上のプロセスにより、本実施形態の窒化シ
リコン製のカンチレバー240が作製される。
【0056】カンチレバー240は、支持部222によ
って片持ちに支持されたレバー部236を有し、このレ
バー部236は、主に低ストレスの二枚の窒化シリコン
膜216と234で作られているため、比較的柔軟性を
持たせることができる。
【0057】レバー部236は、その自由端に略三角錐
形状の探針部232を備えており、この探針部232
は、シリコンと窒素の成分比が3:4の窒化シリコンで
作られているため、低ストレスの窒化シリコン製の探針
に比べて硬度が高く耐摩耗性に優れている。また、探針
232は、略三角錐形状をしており、従って、必ず一点
で終端するため、その先端の曲率半径は小さい。
【0058】探針部232は、二枚の窒化シリコン膜2
16と234に挟み込まれて支持されているので、レバ
ー部236に強固に固定されている。
【0059】本実施形態においても、図26の工程にお
ける加熱温度を制御することによって、第一実施形態と
同様に、探針部232の形状を制御できる。つまり、図
26の工程で、シリコン基板200を1000℃を越え
る温度で加熱することにより、図42に示されるよう
に、探針部232の形状を、三つの平面で形作られる三
角錐形状とすることができる。
【0060】また、図26の工程で、シリコン基板20
0を900〜1000℃、好ましくは950℃の温度で
加熱することにより、図43に示されるように、探針部
232の形状を、三角錐が先端に向かって尖鋭化された
形状とすることができる。
【0061】このように、この第二実施形態の製造方法
によれば、曲率半径が小さく、アスペクト比が高く、耐
磨耗性が非常に高い探針を持つSPM用カンチレバーが
容易かつ安定に作製できる。このSPM用カンチレバー
は、より分解能の高いSPM測定をより長く安定して測
定を行なうことを可能にする。
【0062】具体的には、DCモードにおけるSPM測
定の高分解能化が行なえ、ACモードにおけるSPM測
定の測定データの安定化が行なえ、特に、測定時間の短
縮や測定データの安定性を求めるAFM測定において有
効である。
【0063】また、本実施形態の作製プロセスは、窒化
シリコン膜を二枚重ねてレバー部を形成しているため、
ACモード用の共振周波数の高いカンチレバーを作製す
ることができる。このため、カンチレバーを振動させる
ACモードAFM測定等において、探針の破損や摩耗が
少なく、安定したAFM測定が行なえる。
【0064】なお、本実施形態において、レバー部の形
状は、図36のフォトリソグラフィに用いるマスクの形
状により決定されるため、レバー部は、用途に合わせて
三角形や矩形など様々な形状に形成可能である。
【0065】また、本実施形態では、図34の工程にお
いて、シリコンと窒素の成分比が3:4の窒化シリコン
で探針部を作っているが、これに代えてDLC(ダイヤ
モンドライクカーボン)、アモルファスカーボン、炭化
シリコン、窒化チタンを始めとするシリコンより硬質な
薄膜を堆積させて作ってもよい。これにより、探針先端
の形状安定性が更に向上され、SPM測定の長期安定化
が図れる。
【0066】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれ
るすべての実施を含む。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、先端の曲率半径が小さ
く耐磨耗性に優れる探針を備える走査型プローブ顕微鏡
用カンチレバーが提供される。このカンチレバーの探針
は、例えば、シリコンより硬質な窒化シリコンによっ
て、必ず一点で終端する略三角錐形状に作られる。この
ようなカンチレバーの提供により、分解能の高いSPM
測定を、より長く安定に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による走査型プロー
ブ顕微鏡用カンチレバーの作製方法の最初の工程を説明
するための図であり、最初に用意するスタート基板を示
している。
【図2】図1に続く工程を説明するための図であり、図
1のシリコン基板に酸化シリコンの壁が形成された様子
を示している。
【図3】図2の III-III線に沿った断面を部分的に示し
ている。
【図4】図2に続く工程を説明するための図であり、三
角錐形状の突起が形成された様子を示している。
【図5】図4の IV-IV線に沿った断面を部分的に示して
いる。
【図6】図4に続く工程を説明するための図であり、三
角錐形状の突起を覆う酸化シリコン膜が形成された様子
を示している。
【図7】図1のスタート基板と別に用意されるシリコン
基板を示している。
【図8】図7に続く工程を説明するための図であり、図
7のシリコン基板に穴が形成された様子を示している。
【図9】図6の構造体と図8の構造体が張り合わされた
様子を示している。
【図10】図9に続く工程を説明するための図であり、
探針の型が形成された様子を示している。
【図11】図10に続く工程を説明するための図であ
り、探針の型を覆う窒化シリコン膜が形成された様子を
示している。
【図12】図11に続く工程を説明するための図であ
り、レバー基材が形成された様子を示している。
【図13】図12の構造体とは別に用意されるパイレッ
クスガラスを示している。
【図14】図12の構造体に図13のパイレックスガラ
スが張り合わされた様子を示している。
【図15】図14に続く工程を説明するための図であ
り、支持部が形成された様子を示している。
【図16】図15に続く工程を説明するための図であ
り、シリコンが除去された様子を示している。
【図17】図16に続く最終工程を説明するための図で
あり、反射膜が形成された完成品であるカンチレバーを
示している。
【図18】第一の実施の形態による走査型プローブ顕微
鏡用カンチレバーの斜視図である。
【図19】図6の工程において高温の加熱により形成さ
れた酸化シリコン膜に基づいて作製される探針の斜視図
である。
【図20】図6の工程において低温の加熱により形成さ
れた酸化シリコン膜に基づいて作製される探針の斜視図
である。
【図21】本発明の第二の実施の形態による走査型プロ
ーブ顕微鏡用カンチレバーの作製方法の最初の工程を説
明するための図であり、最初に用意するスタート基板を
示している。
【図22】図21に続く工程を説明するための図であ
り、図21のシリコン基板に酸化シリコンの壁が形成さ
れた様子を示している。
【図23】図22の XXIII-XXIII線に沿った断面を部分
的に示している。
【図24】図22に続く工程を説明するための図であ
り、三角錐形状の突起が形成された様子を示している。
【図25】図24の XXV-XXV線に沿った断面を部分的に
示している。
【図26】図24に続く工程を説明するための図であ
り、三角錐形状の突起を覆う酸化シリコン膜が形成され
た様子を示している。
【図27】図21のスタート基板と別に用意されるシリ
コン基板を示している。
【図28】図27に続く工程を説明するための図であ
り、図27のシリコン基板に穴が形成された様子を示し
ている。
【図29】図26の構造体と図28の構造体が張り合わ
された様子を示している。
【図30】図29に続く工程を説明するための図であ
り、探針の型が形成された様子を示している。
【図31】図30に続く工程を説明するための図であ
り、探針の型を覆う窒化シリコン膜が形成された様子を
示している。
【図32】図31に続く工程を説明するための図であ
り、窒化シリコン膜に探針の型を露出させる開口が形成
された様子を示している。
【図33】図32に示される窒化シリコン膜の開口を介
して露出した探針の型の斜視図である。
【図34】図32に続く工程を説明するための図であ
り、探針の型を埋める探針部が形成された様子を示して
いる。
【図35】図34に続く工程を説明するための図であ
り、探針部を覆う窒化シリコン膜が形成された様子を示
している。
【図36】図35に続く工程を説明するための図であ
り、レバー基材が形成された様子を示している。
【図37】図36の構造体とは別に用意されるパイレッ
クスガラスを示している。
【図38】図36の構造体に図37のパイレックスガラ
スが張り合わされた様子を示している。
【図39】図38に続く工程を説明するための図であ
り、支持部が形成された様子を示している。
【図40】図39に続く工程を説明するための図であ
り、シリコンが除去された様子を示している。
【図41】図40に続く最終工程を説明するための図で
あり、反射膜が形成された完成品であるカンチレバーを
示している。
【図42】図26の工程において高温の加熱により形成
された酸化シリコン膜に基づいて作製される探針の斜視
図である。
【図43】図26の工程において低温の加熱により形成
された酸化シリコン膜に基づいて作製される探針の斜視
図である。
【符号の説明】
122 支持部 124 探針 126 レバー部 130 カンチレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA43 CA30 DA01 DA02 DA04 DA05 DB01 DB04 DD02 EA16 EB01 EB05 EB15 EB23 EB27 FA07 GA57 2F069 AA60 DD06 GG01 GG04 GG06 HH05 JJ06 JJ13 JJ25 LL03 LL11 RR09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査型プローブ顕微鏡に用いられるカン
    チレバーであり、支持部と、支持部によって片持ちに支
    持されたレバー部と、その自由端に設けられた探針とを
    有し、探針はシリコンより硬質な材料で作られており、
    略三角錐形状をしている走査型プローブ顕微鏡用カンチ
    レバー。
  2. 【請求項2】 前記硬質材料は、窒化シリコン膜、ダイ
    ヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボン、炭化
    シリコン、窒化チタンのグループから選択される、請求
    項1に記載の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー。
  3. 【請求項3】 走査型プローブ顕微鏡に用いられるカン
    チレバーの作製方法であり、 第一の基板に探針の原型となる突起を形成する工程と、 前記突起を覆う第一の膜を形成する工程と、 第二の基板に前記突起が入る穴を形成する工程と、 第一の膜を介して第一の基板と第二の基板を接合する工
    程と、 第一の基板を除去して前記突起の形状が転写された第一
    の膜から成る探針の型を露出させる工程と、 前記型を埋めるシリコンより硬質な材料から成る第二の
    膜を形成する工程と、 第二の膜を成形してレバー基材を形成する工程と、 レバー基材にこれを片持ちに支持する支持部を設ける工
    程と、 第二の基板を除去する工程とを有する、走査型プローブ
    顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021407A (ja) * 2001-05-14 2008-01-31 Samsung Electronics Co Ltd データ記憶方法及びデータ記憶装置
JP2015526743A (ja) * 2012-08-31 2015-09-10 ブルカー ナノ インコーポレイテッドBruker Nano,Inc. 走査型プローブ顕微鏡検査法用の小型カンチレバー・プローブ、及びその製造方法
JP2020094894A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社日立製作所 ナノポア形成方法及び分析方法

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