JP2015525602A - 歯科用インプラント - Google Patents

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Abstract

本発明は、歯科用インプラントに関し、より詳細には、別途のネジ山を利用してフィクスチャとアバットメントとを結合させることで、インプラントのネジ結合部の破折を防止すると同時に、接触面の全体に均等に力が伝わるようにして、応力が部分的に集中する現象を防止することができ、フィクスチャとアバットメントとの間のネジ結合方向を変えて、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できる歯科用インプラントに関する。本発明は、フィクスチャとアバットメントとを含めて構成される歯科用インプラントにおいて、前記アバットメントはフィクスチャに嵌め込み結合される下部アバットメントと、前記下部アバットメントの上部に連設される上部アバットメントに分離して構成され、前記上部アバットメントとフィクスチャは、ネジ山によって締結して固定されることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、歯科用インプラントに関し、より詳細には、別途のネジ山を利用してフィクスチャとアバットメントとを結合させることで、インプラントのネジ結合部の破折を防止すると同時に、接触面の全体に均等に力が伝わるようにして、応力が部分的に集中する現象を防止することができ、フィクスチャとアバットメントとの間のネジ結合方向を変えて、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できる歯科用インプラントに関する。
一般的に、インプラント(implant)とは、自然歯と同一の形態及び機能を再現できるように構成される人工代替物を意味するものであって、その構成は、図1に示すように、外周面にネジ山11が形成され、歯槽骨Aに設置されるように自然歯の歯根の形態を模したチタン材質のフィクスチャ(fixture)10と、前記フィクスチャ10の上部に連設され、その上部に人工歯Bが結合されるアバットメント(abutment)20と、前記フィクスチャ10とアバットメント20とを互いに固定させる固定ネジ30を含めて構成される。
すなわち、従来の一般的なインプラント構造は、内部にネジ孔が形成されたフィクスチャ10の上部にアバットメント20を位置させた後、アバットメント20を通じてフィクスチャ10のネジ孔の内側に固定ネジ30を挿結させて固定ネジ30の回転によってフィクスチャ10とアバットメント20とが互いに固定結合されるように構成されたものである。
しかし、上記のような構成が、固定ネジ30のヘッド部分がアバットメント20の内側に挿入され、フィクスチャ10とアバットメント20の結合部に支持されるように構成されており、固定ネジ30の長さが短くて、フィクスチャ10とアバットメント20との結合力が弱くなり、食べ物を噛む場合などの咀嚼作用時に受ける荷重が固定ネジ30の狭い表面積に集中してしまい、フィクスチャ10とアバットメント20の結合部で固定ネジ30が破折されたり緩むという問題点がある。
このような問題点を解決するための従来技術として、米国公開特許公報US2003/0224328号には、生物学的な機能を有する歯のインプラント1が掲載されているが、その主要な技術的構成は、図2に示すように、患者の口の内の歯茎の骨64にクラウン部50を付着させるための生物学的な機能を有する歯のインプラント1において、患者の歯茎の骨64に形成されるソケット(へこんだ所)の内側のガムライン62(歯と歯茎が当接して成す線)の下に植えられる根部3と、患者の歯茎の骨64に形成されるソケットの内側に前記根部3を固定させるための手段と、クラウン部50と、前記根部3にクラウン部50を連結させるためのフレキシブルなアバットメントポスト18と、を含めて構成され、前記フレキシブルなアバットメントポスト18は、前記クラウン部50が患者の歯茎の骨64に形成されるソケットの内側に固定される根部3に対して移動することができるようにするために、曲がるように形成されたことにその特徴がある。
上記の構成は、歯根部を囲む骨の構造に人間の成長因子を分配できるようにする供給ルートを提供できるように構成されたことに特徴があるが、その構成が複雑であり、クラウン部50と根部3との間の結合力が弱く、アバットメントポスト18によるクラウン部50と根部3のネジ結合が緩む恐れがあるという問題点がある。
しかし、上記の構成は、ネジ部5が上部設置台2に一体に形成されており、ネジ部5が形成された上部設置台2が破折する危険が依然として存在し、上部設置台2が破折する場合、破折されたネジ部5を除去することが難しいという短所がある。
また、前記ネジ部5が人工歯固定体11の内側のみでネジ結合されるので、ネジ結合される部分の表面積が小さく、人工歯固定体11と上部設置台2及び下部設置台6の間の結合力が弱く、ネジ結合が緩む危険が存在するという問題点がある。
また、上記の従来の構成は、アバットメントが、歯茎の部分と当接する面がなく、クラウン部50が丸ごとで根部3に連結された構造なので、完璧に歯茎の骨が存在する場合にのみ適用が可能であり、ガムライン62付近に歯垢及び歯石が多く沈着してしまう問題点もある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、フィクスチャとアバットメントとの結合のために、別途のネジ山を使用することにより、フィクスチャとアバットメントがネジ結合される面積を増加させることにより、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を増加させ、ネジ山の破折のリスクを最小化できるだけでなく、ネジ山の破折時にも破折されたネジ山を容易に除去できる歯科用インプラントを提供することにある。
また、本発明は、フィクスチャにネジ山を先に結合させた上で、その上部にアバットメントを締結及び固定させることができるようにして、フィクスチャとアバットメントとの結合をより容易かつ正確にできるようにする歯科用インプラントを提供することに他の目的がある。
また、本発明は、アバットメントを上部アバットメントと下部アバットメントに分離して構成することにより、上・下部アバットメントの高さ、傾き、太さなどの形状を多様に選択して組み立てられるようにする歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
また、本発明は、ネジ山を利用して上部アバットメントとネジ山との間、フィクスチャとネジ山との間でネジ結合部を2箇所に分離して構成するとともに、分離して構成されるネジ結合部の結合方向が互いに逆になるようにすることで、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できる歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
また、本発明は、ネジ山と上・下部アバットメントとの間に、ネジリング及び締結具を挿結することで、上・下部アバットメントの間の結合力及び上・下部アバットメントとフィクスチャとの間の結合力を向上できる歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
また、本発明は、フィクスチャの植え込み方向及びネジ山と上・下部アバットメントとの間の結合方向と、ネジ山とフィクスチャとの間の結合方向を逆にすることにより、ネジ山の緩み防止効果を極大化することができるようにする歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
また、本発明は、下部アバットメントの内側または上部アバットメントと下部アバットメントとの間にステップリングを挿設して、下部アバットメントが多角形状を成すネジ山のポストに密着されるようにすることで、インプラントの製造過程で発生される公差にもかかわらず、緩むことなく強固な固定状態を維持できるようにする歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
また、本発明は、上部アバットメントと下部アバットメントの外周面に、シーティンググルーブまたはシーティングリッジをそれぞれ形成させ、人工歯の内側面にシーティンググルーブとシーティングリッジの形状に対応される突出部と溝が形成されるようにすることで、上部アバットメントと下部アバットメントを固定させることができるようにする歯科用インプラントを提供することに更に他の目的がある。
上記のような目的を達成するための本発明は、フィクスチャとアバットメントを含めて構成される歯科用インプラントにおいて、前記アバットメントは、フィクスチャに嵌め込み結合される下部アバットメントと、前記下部アバットメントの上部に連設される上部アバットメントに分離して構成され、前記上部アバットメントとフィクスチャは、ネジ山によって締結して固定されることを特徴とする。
この際、前記フィクスチャと上部アバットメントには、ネジ山が結合される第1及び第2雌ネジがそれぞれ形成され、前記第1及び第2雌ネジに対応する位置のネジ山には、第1及び第2雄ネジが形成されたことを特徴とする。
また、前記第1雌ネジ及び第1雄ネジと、第2雌ネジ及び第2雄ネジは、互い反対方向のネジ山を有するように形成されたことを特徴とする。
さらに、前記上部アバットメントの下端には突出部が形成され、前記下部アバットメントの上端には前記突出部が嵌め込み結合される嵌合溝が形成されたことを特徴とする。
また、前記上部アバットメントの下端には、内周面に第2雌ネジが形成された延長部が突出して形成され、前記下部アバットメントの上端には、前記の延長部が挿結される挿入溝が形成されたことを特徴とする。
また、前記下部アバットメントの下部には、結合溝が形成され、前記フィクスチャの上部には、結合溝に嵌め込み結合される固定部が突出して形成されたことを特徴とする。
さらに、前記上部アバットメントの外周面には、シーティンググルーブ(seating groove)が形成され、下部アバットメントの外周面には、シーティングリッジ(seating ridge)が形成されたことを特徴とする。
一方、前記のネジ山は、その下端部と上端部にそれぞれ形成される第1及び第2雄ネジと、前記第1及び第2ネジの間に形成される多角形状のポストで構成されることを特徴とする。
この際、前記ネジ山の第2雄ネジの外周面には、内周面に第2雌ネジが形成され、外周面に第3雄ネジが形成されたネジリングが結合され、前記上部アバットメントには第3雄ネジが締結される第3雌ネジが形成された第1の締結孔が形成されることを特徴とする。
また、前記ネジ山のポストには、外周面に第4雄ネジが形成された締結具が嵌め込み結合され、前記下部アバットメントには、第4雄ネジが締結される第4雌ネジが形成された第2の締結孔が形成されたことを特徴とする。
さらに、前記締結具の下端部には、多角形状を成す回転防止部が形成され、前記フィクスチャの上部には、前記回転防止部が嵌め込み結合される回転防止溝が形成されたことを特徴とする。
また、前記締結具の上端には、フィクスチャの内側に結合されたネジ山が緩む方向に向かって上方に傾いた鋸歯状の第1ステップ部が形成され、前記ネジリングと締結具との間には、下端部に第1ステップ部と対応される形状の第2ステップ部が形成された第1ステップリングが設置されることを特徴とする。
また、前記第1雌ネジと第1雄ネジのネジ方向は、フィクスチャに形成されたネジ山と、第2ないし第4雌ネジ及び第2ないし第4雄ネジのネジ方向と逆の方向に形成されたことを特徴とする。
さらに、前記下部アバットメントの内側には、上端部にフィクスチャの内側に結合されたネジ山が緩む方向に向かって上方に傾いた鋸歯状の第1ステップ部が形成され、前記第1ステップ部の上部には、下端端に第1ステップ部と対応される形状の第2ステップ部が形成された第1ステップリングが下部アバットメントの内側に挿結されたことを特徴とする。
また、前記下部アバットメントの上端部には、フィクスチャの内側に結合されたネジ山が緩む方向に向かって上方に傾いた傾斜面を含む階段状の第3ステップ部が形成され、前記下部アバットメントと上部アバットメントとの間には、下端部に第3ステップ部と対応される形状の第4スタッフ部が形成された第2ステップリングが設置されることを特徴とする。
本発明に係ると、フィクスチャとアバットメントとの結合のために別途のネジ山を使用することにより、フィクスチャとアバットメントがネジ結合される面積を増加させることにより、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を増加させ、ネジ結合される部分に全体的に荷重が分散して伝えられ、応力集中によるネジ山の破折のリスクを最小化できるだけでなく、ネジ山の破折時にも破折されたネジ山を容易に除去できる効果を有する。
また、本発明は、フィクスチャにネジ山を結合させた上で、その上部にアバットメントを締結して固定させることができるようにして、フィクスチャとアバットメントとの結合をより容易かつ正確にできる効果を更に有する。
また、本発明は、アバットメントを上部アバットメントと下部アバットメントに分離して構成することにより、上・下部アバットメントの高さ、傾き、太さなどの形状を多様に選択して組み立てることができる効果を更に有する。
また、本発明は、ネジ山を利用して上部アバットメントとネジ山との間、フィクスチャとネジ山との間で、ネジ結合部を2箇所に分離して構成するとともに、分離して構成されるネジ結合部の結合方向が互いに逆になるようにすることで、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できるだけでなく、フィクスチャとアバットメントとの接触部分が部分的に応力を受けず、全体的に密着されるため、フィクスチャとアバットメントとの結合部の隙間から外部の物質が浸透することを防止することで、インプラント内部での細菌の繁殖によるインプラント周囲炎とインプラント周辺粘膜炎の発生を予防することができる効果を更に有する。
また、本発明に係ると、ネジ山と上・下部アバットメントとの間にネジリング及び締結具を挿結ことで、上・下部アバットメントの間の結合力及び上・下部アバットメントとフィクスチャとの間の結合力を向上させることができると共に、フィクスチャの植え込みの方向及びネジ山と上・下部アバットメントとの間の結合方向と、ネジ山とフィクスチャとの間の結合方向を逆にすることにより、ネジ山の緩み防止効果を極大化させることができる効果を更に有する。
また、本発明に係ると、下部アバットメントの内側または上部アバットメントと下部アバットメントとの間にステップリングを挿設して、下部アバットメントの内側面が多角形状を成すネジ山のポストの外周面に密着して固定されるようにすることで、インプラントの製造過程で発生される公差にもかかわらず、緩むことなく強固な固定状態を維持できるようにする効果を更に有する。
また、本発明に係ると、上部アバットメントと下部アバットメントの外周面にシーティンググルーブまたはシーティングリッジをそれぞれ形成させて、人工歯の内側面にシーティンググルーブとシーティングリッジの形状に対応される突出部と溝が形成されるようにすることで、上部アバットメントと下部アバットメントを強固に固定させて緩む現象を防止できる効果を更に有する。
一般的な従来のインプラントが施術された姿を概略的に示す図。 従来の歯のインプラントの結合の姿を示す断面図。 本発明に係る歯科用インプラントの一実施例を示す結合断面図。 図3に示す本発明を分離して示す断面図。 図3に示す本発明のうち、アバットメントの実施例を分離して示す断面図。 図3に示す本発明のうち、ネジ山の実施例を示す図面。 本発明に係る歯科用インプラントの第2実施例を示す結合断面図。 本発明に係る歯科用インプラントの第3実施例を示す結合断面図。 本発明に係る歯科用インプラントの第4実施例を分離して示す断面図。 図9に示す本発明の結合断面図。 図9に示す本発明のうち、下部アバットメントの結合過程を示す断面図。 図10に示す本発明のうち、フィクスチャと下部アバットメントとの間の結合部を示す平断面図。 本発明に係る歯科用インプラントの第5実施例を分離して示す断面図。 図13に示す本発明の結合断面図。 本発明に係る歯科用インプラントの第6実施例を分離して示す断面図。 本発明に係る歯科用インプラントのうち上・下部アバットメントの他の実施例を分離して示す図。
以下、添付された図面を参考しながら、本発明に係る歯科用インプラントの望ましい実施例について詳細に説明する。
図3は、本発明に係る歯科用インプラントの一実施例を示す結合断面図であり、図4は、図3に示す本発明を分離して示す断面図であり、図5A、図5B、図5Cは、図3に示す本発明のうち、アバットメントの実施例を分離して示す断面図であり、図6A、図6B、図6Cは、図3に示す本発明のうち、ネジ山の実施例を示す図であり、図7は、本発明に係る歯科用インプラントの第2実施例を示す結合断面図であり、図8は、本発明に係る歯科用インプラントの第3実施例を示す結合断面図であり、図9は、本発明に係る歯科用インプラントの第4実施例を分離して示す断面図であり、図10は、図9に示す本発明の結合断面図であり、図11A、図11B、図11Cは、図9に示す本発明のうち、下部アバットメントの結合過程を示す断面図であり、図12は、本発明に係る歯科用インプラントの第5実施例を分離して示す断面図であり、図13は、図12に示す本発明の結合断面図であり、図14は、本発明に係る歯科用インプラントの第6実施例を分離して示す断面図であり、図15は、本発明に係る歯科用インプラントのうち、上・下部アバットメントの他の実施例を分離して示す図である。
本発明は、別途のネジ山300、300’を利用して、フィクスチャ100とアバットメント200を結合させることで、インプラントのネジ結合部の破折を防止すると同時に、接触面の全体に均等に力が伝わるようにして、応力が部分的に集中する現象を防止することができ、フィクスチャ100とアバットメント200との間のネジ結合方向を変えてフィクスチャ100とアバットメント200との間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できる歯科用インプラント1に関するものであり、その一実施例の構成は図3及び図4に示すように、フィクスチャ100とアバットメント200及びネジ山300を含めて構成される。
より詳細に説明すると、前記フィクスチャ(fixture)100は、インプラント1の根の役割を行うものであって、自然歯の歯根形状を有するように形成され、その外周面にはネジ山110が形成されて歯槽骨の内側に挿結されることができるように構成されている。
また、前記フィクスチャ100の上部の中心には、後述するネジ山300が挿入されて締結される第1雌ネジ122が形成され、前記第1雌ネジ122の上部には、後述するアバットメント200の下部が嵌め込み結合されるテーパ溝132及び回転防止溝134がアバットメント200の下部の形状と対応されるように形成される。
次に、前記アバットメント(abutment)200は、フィクスチャ100の上部に連設され、その上部に人工歯400が結合されるものであって、インプラント1の連結柱の役割を行うものである。
この際、前記アバットメント200は、フィクスチャ100の内側に挿結されて固定される下部アバットメント210と、下部アバットメント210の上部に回転できるように嵌め込み結合された上部アバットメント220に分離して構成されるが、これは、アバットメント200とフィクスチャ100との結合を容易にしながらも、アバットメント200の固定力を向上させるようにするためのものであり、これについては後述する。
次に、前記ネジ山300は、アバットメント200とフィクスチャ100の内側に挿入され、アバットメント200とフィクスチャ100を締結して固定させる役割をするものであり、ネジ山300の外周面には雄ネジ310が形成されている。
より詳細に説明すると、前記上部アバットメント220の中心部には、側壁に第2雌ネジ222aが形成された締結孔222が形成され、前記下部アバットメント210の中心部には、貫通孔218が形成され、フィクスチャ100の中心部には、側壁に第1雌ネジ122が形成された締結溝120が形成され、外周面に雄ネジ310が形成されたネジ山300が上部アバットメント220、下部アバットメント210、及びフィクスチャ100の中心部を通じて挿結され、上部アバットメント220に形成された第2雌ネジ222a及びフィクスチャ100の中心部に形成された第1雌ネジ122に締結して固定されることができるように構成されている。
すなわち、本発明の望ましい実施例によると、フィクスチャ100にネジ山300を締結して固定させた後、その上部に下部アバットメント210及び上部アバットメント220を順次結合させるが、先ず、歯槽骨の内側に挿結されたフィクスチャ100に形成された締結溝120の内側にネジ山300を挿入させ、締結溝120の側壁に形成された第1雌ネジ122に締結して固定させる。
次に、下部アバットメント210をネジ山300に嵌め込むことでフィクスチャ100に結合させるが、下部アバットメント210に形成された貫通孔218を通じてネジ山300に嵌め込み結合して、下部アバットメント210の下端部がフィクスチャ100の上部に挿結されるようにする。
この際、未図示であるが、前記下部アバットメント210の中心部に形成された貫通孔218の側壁にも雌ネジを形成し、下部アバットメント210がネジ山300の外周面にネジ結合されるように構成することもできることはもちろんである。
次に、上部アバットメント220に形成された第2雌ネジ222aを利用して上部アバットメント220をネジ山300の上端部に締結して固定させると、フィクスチャ100とアバットメント200の結合が完了されるが、上記のような結合方式によってフィクスチャ100とアバットメント200の結合をより容易かつ正確にできるだけでなく、ネジ山300によってフィクスチャ100とアバットメント200がネジ結合される面積が増加されるため、フィクスチャ100とアバットメント200との間の結合力を増加させることができるようになる。
また、フィクスチャ100とアバットメント200を結合させるためのネジ山300を別途に具備して、ネジ山300にネジ結合される部分をフィクスチャ100の内側と上部アバットメント220の内側に分離して構成することで、食べ物を噛む場合などの咀嚼作用時に受ける荷重を分散させることが可能となり、ネジ山300の破折のリスクを最小化できると共に、ネジ山300の破折時にも破折されたネジ山300を容易に除去できるようになる。
一方、前記ネジ山300の外周面に形成される雄ネジ310は、図6B、図6Cに示すように、第1及び第2雄ネジ312、314に分離されるように形成させることもできるが、前記第1雄ネジ312は、ネジ山300の下端部の外周面、つまり、フィクスチャ100に形成された第1雌ネジ122と締結される部分に形成され、第2雄ネジ314は、ネジ山300の上端部の外周面、つまり、上部アバットメント220に形成された第2雌ネジ222aと締結される部分に形成される。
この際、前記第1雌ネジ122及び第1雄ネジ312と、第2雌ネジ222a及び第2雄ネジ314は、互いに反対方向のネジ山を有するように形成されうるが、これはネジ結合が緩むことを源泉的に防止することで、フィクスチャ100とアバットメント200との間の結合力を維持させることができるようにするためである。
より詳細に説明すると、前記第1雌ネジ122と第1雄ネジ312を右ネジで形成する場合、第2雌ネジ222aと第2雄ネジ314を左ネジで形成し、第1雌ネジ122と第1雄ネジ312を左ネジに形成する場合、第2雌ネジ222aと第2雄ネジ314を右ネジで形成することにより、フィクスチャ100にネジ山300を結合させる場合のネジ山300の回転方向と、ネジ山300に上部アバットメント220を結合させる場合の上部アバットメント220の回転方向と、が互い反対になるようにするものである。
このような結合方式は、ネジ山300が一方向に回転して、第1雌ネジ122と第1雄ネジ312との間の結合部または第2雌ネジ222aと第2雄ネジ314との間の結合部が緩もうとする場合、上記と反対の方向への回転によって結合された第2雌ネジ222aと第2雄ネジ314との間の結合部または第1雌ネジ122と第1雄ネジ312との間の結合がより強く行われるようになり、ネジ山300がこれ以上回転することを防止することで、ネジ結合が緩むことを源泉的に防止できるようになり、それによって、フィクスチャ100とアバットメント200との間の強固な結合状態が維持されることができるようになる。
一方、本発明に係る歯科用インプラント1は、前述したように、アバットメント200を上部アバットメント220と下部アバットメント210に分離して構成することにより、上・下部アバットメント220、210の高さ、傾き、太さなどの形状を多様に選択して組み立てることができるようになるが、その一実施例として、図5Aに示すように、上部アバットメント220の下端には、突出部224が形成され、下部アバットメント210の上端には、突出部224の形状に対応される嵌合溝212が形成され、上部アバットメント220が下部アバットメント210の上部に安定的に設置されるように構成することができる。
この際、前記上部アバットメント220は、ネジ山300との締結固定のために、下部アバットメント210に回転できるように嵌め込み結合されるものなので、前記突出部224及び嵌合溝212は、その水平断面が円形を成すように形成される。
次に、図5Bに示すように、上部アバットメント220が下部アバットメント210の上部に単に安置されるようにして、ネジ山300のみによって結合されるように構成することもでき、図5Cに示すように、上部アバットメント220の下端に円筒形状の延長部226を突出して形成させ、下部アバットメント210の上端に前記延長部226が挿結される挿入溝213を形成させることもできる。
この際、前記延長部226の内側には、上部アバットメント220に具備される第2雌ネジ222aが形成された締結孔222が延長して形成され、ネジ山300にネジ結合される面積を増加させることにより、ネジ山300によるアバットメント200とフィクスチャ100との間の結合力を向上させることができるように構成される。
次に、前記フィクスチャ100に嵌め込み結合されるアバットメント200の下部、つまり、下部アバットメント210の下端には、テーパ部214と回転防止部216が形成されるが、前記テーパ部214は、下部に行くほど直径が小さくなる円錐形状からなり、下部アバットメント210がフィクスチャ100の上端部により安定的に設置できるようにする役割を行うものである。
つまり、前記フィクスチャ100の上部には、前記テーパ部214の形状に対応するようにする円錐型のテーパ溝132が形成され、下部アバットメント210がフィクスチャ100の内側に挿結される場合、下部アバットメント210とフィクスチャ100との間の接触面積を広げることにより、より安定的に設置されるようにして、結合力を向上させることができるようにする役割を行うようになる。
また、前記回転防止部216は、テーパ部214の下部に多角形の形状を有するように突出して形成されるものであって、フィクスチャ100のテーパ溝132下部には、前記回転防止部216の形状に対応される多角形からなる回転防止溝134が形成され、前記回転防止部216が回転防止溝134に嵌め込み結合される場合、下部アバットメント210がフィクスチャ100の上部に嵌め込み結合された状態で回転することを防止することで、フィクスチャ100に嵌め込み結合された下部アバットメント210の固定力を向上させることができるようにする役割を行うようになる。
一方、本発明の第2実施例によると、前述したようなネジ山300を利用したフィクスチャ100とアバットメント200との結合方式は、アバットメント200の下端部がフィクスチャ100の内側に挿結されるインターナルタイプのインプラント(Internal type implant)だけでなく、図7に示すように、フィクスチャ100の上端部がアバットメント200の下端部の内側に挿結されるエキスターナルタイプのインプラント(External type implant)にも適用され得る。
つまり、前記フィクスチャ100の上端部に固定部140が突出して形成され、前記アバットメント200、つまり、下部アバットメント210の下端部には、前記固定部140が嵌め込み結合される結合溝219が形成され、フィクスチャ100が下部アバットメント220の内側に挿結される場合にも、ネジ山300を利用した結合構造を適用できるのである。
この際、前記フィクスチャ100の固定部140及び下部アバットメント210に形成された結合溝219は、前述した回転防止部216や回転防止溝134と同様に、多角形の形状からなり、下部アバットメント210がフィクスチャ100の上部に嵌め込み結合された状態で回転することを防止することができるように構成されている。
一方、本発明に係る歯科用インプラント1の第3実施例によると、図8に示すように、上部アバットメント220と下部アバットメント210の外周面に、一つ以上のシーティンググルーブ(seating groove)250またはシーティングリッジ(seating ridge)260が更に形成され得るが、前記シーティンググルーブ250及びシーティングリッジ260は、上部アバットメント220と下部アバットメント210との間の固定力を強化させる役割を行うものである。
より詳細に説明すると、前述したような過程によって、ネジ山300を利用して上・下部アバットメント220、210とフィクスチャ100とを結合させた状態で、上・下部アバットメント220、210の外周面に歯科用接着剤(cement)を利用して人工歯(補綴物)400を被せることになるが、この際、歯科用バー(bur)などを利用して外周面にシーティンググルーブ250を形成させた上部アバットメント220と、製造過程で外周面にシーティングリッジ260を一体に形成させた下部アバットメント210を使用する場合、印象採得した補綴製作用石膏モデル、つまり、人工歯(補綴物)400の内側面にシーティンググルーブ250の形状に対応される突出部(未図示)と、シーティングリッジ260の形状に対応される溝(未図示)が形成される。
したがって、シーティンググルーブ250が形成された上部アバットメント220と、シーティングリッジ260が形成された下部アバットメント210に、人工歯400を付着させると、人工歯400に形成された突出部がシーティンググルーブ250の内側に挿結され、下部アバットメント210に形成されたシーティングリッジ260が人工歯400に形成された溝の内側に挿結され、上部アバットメント220と下部アバットメント210が緩まずに固定された状態を維持できるようになるのである。
また、前記シーティンググルーブ250とシーティングリッジ260は、上・下部アバットメント220、210と人工歯400との間の接着面積を増加させるので、上・下部アバットメント220、210と人工歯400との間の結合力を増大させる役割も行うようになる。
この際、前記上部アバットメント220と下部アバットメント210にシーティンググルーブ250またはシーティングリッジ260が選択的に形成される可能性もあることはもちろんである。つまり、上部アバットメント220にシーティングリッジ260が形成され、下部アバットメント210にシーティンググルーブ250が形成されたり、上・下部アバットメント220、210にシーティンググルーブ250またはシーティングリッジ260が形成されることもできるのである。
一方、本発明に係る歯科用インプラント1’の第4実施例によると、図9に示すように、ネジ山300’を第1及び第2雄ネジ312’、314’と、第1及び第2雄ネジ312’、314’の間に形成されるポスト316’で構成できるが、前記第1雄ネジ312’は、前述した実施例と同様に、ネジ山300’の下端部に形成され、フィクスチャ100’の締結溝120’に形成される第1雌ネジ122’に締結され、ネジ山300’をフィクスチャ100’に固定させる役割を行うものである。
次に、前記第2雄ネジ314’は、ネジ山300’の上端部に形成されるものであり、その外周面には、後述するネジリング320’が結合され、て上部アバットメント220’の内側に挿結される。
つまり、前述した実施例とは異なって、ネジ山300’が上部アバットメント220’と直接に結合するのではなく、内周面に第2雌ネジ324’が形成され、外周面には第3雄ネジ326’が形成された中空状のネジリング320’をネジ山300’の第2雄ネジ314’に嵌め込み結合させた後、上部アバットメント220’の内側に形成される第3雌ネジ226’が形成された第1の締結孔222’にネジリング320’の第3雄ネジ326’を締結して固定させるものであり、このような結合方式によって、全体的にネジ山300’と上部アバットメント220’との間のネジ結合面積が増加するようになって、締結力が強化されるのである。
一方、前記ネジ山300’の第2雄ネジ314’の下部に形成されるポスト316’の外側には締結具330’が嵌め込み結合されるが、前記締結具330’は、ポスト316’の外周面に嵌め込み結合され、下部アバットメント210’の締める作用によってフィクスチャ100’の締結溝120’に形成される第1雌ネジ122’に締結されるネジ山300’の第1雄ネジ312’が緩む方向に回転することで、下部アバットメント210’が緩むことなく固定できるようにして、下部アバットメント210’の緩み現象を防止できるようにする役割を行うものである。
より詳細に説明すると、前記ネジ山300’のポスト316’は、多角形状からなり、前記締結具330’の内側には、ポスト316’の断面形状に対応される多角形状の孔が形成され、ポスト316’の外側に嵌め込み結合されることができるように構成されている。
また、前記締結具330’は、ネジ結合部332’と回転防止部334’で構成されるが、前記ネジ結合部332’は、締結具330’の上部に形成されるものであって、その外周面には、第4雄ネジ338’が形成されて、下部アバットメント210’の内側に形成される第4雌ネジ218’にネジ結合されることができるように構成されている。
また、前記回転防止部334’は、前述した実施例における下部アバットメント210に形成される回転防止部216と同一の役割を行うものであって、フィクスチャ100’に形成された回転防止溝134’に嵌め込み結合される。
つまり、前記回転防止部334’は、四角、六角、または八角などの多角形状からなり、回転防止部334’と同一の形状を成すようにして、フィクスチャ100’の上端部に形成された回転防止溝134’に嵌め込み結合されて、締結具330’がフィクスチャ100’の内側に挿結された場合、これ以上の回転を防止して、締結具330’とフィクスチャ100’との間の緩み現象を防止するものである。
より詳細に説明すると、前記ネジ山300’のポスト316’及び締結具330’の内側に形成される孔と、フィクスチャ100’に形成された回転防止溝134’及び締結具330’の回転防止部334’は、いずれも多角形状からなり、ポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’と締結具330’との間の結合部の回動を防止できるように構成されたことに特徴があるが、図12Aに示すように、ネジ山300’と締結具330’及びフィクスチャ100’の製造過程での公差等により、各結合部が密着しないようになって、結合後に揺れが発生する可能性があり、このような揺れが長期化される場合、結合部が緩むようになる問題が発生する。
したがって、前記ネジ山300’のポスト316’に締結具330’を嵌め込み結合させた状態で、下部アバットメント210’を締結具330’のネジ結合部332’の外側に結合させた後、下部アバットメント210’を回転させて締めると、締結具330’が一方向に少し回転することになり、多角形状からなるポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’と締結具330’との間の結合部がネジ山300’が回転しようとする方向に密着し、製造過程での公差によって発生され得る誤差を無くすことで、フィクスチャ100’とネジ山300’及び締結具330’がより強固に結合されることができる。
この際、前記フィクスチャ100’とネジ山300’との間のネジ結合方向、すなわち、第1雌ネジ122’と第1雄ネジ312’のネジ方向と、下部アバットメント210’と締結具330’との間のネジ結合方向、すなわち、第4雌ネジ218’と第4雄ネジ338’とのネジ方向は、互いに逆になるようにすることが望ましいが、その理由は、ポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’と締結具330’との間の結合部がフィクスチャと100’とネジ山300’の結合が緩む方向に密着されるようにするためである。
すなわち、第1雌ネジ122’が形成されたフィクスチャ100’の締結溝120’にネジ山300’の第1雄ネジ312’を締結して固定させた状態で、締結具330’をネジ山300’のポスト316’外周面に嵌め込み結合し、回転防止部334’がフィクスチャ100’の回転防止溝134’の内側に挿結されるようにした後、締結具330’のネジ結合部332’の外側に下部アバットメント210’を結合させることになるが、この際、第1雌ネジ122’及び第1雄ネジ312’と、下部アバットメント210’の第4雌ネジ218’及びネジ結合部332’の第4雄ネジ338’が反対方向に形成された場合には、下部アバットメント210’を回転させて締める場合、図12Bに示すように、締結具330’がフィクスチャ100’の締結溝120’に挿結されたネジ山300’の第1雄ネジ312’が緩む方向に回転することになり、ポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’の回転防止溝134’と締結具330’の回動防止部334’との間の結合部が、ネジ山300’が緩もうとする方向に隙間なく密着されるので、多角形状の結合部形状によってフィクスチャ100’とネジ山300’との間のネジ結合が緩まなくなるようになるのである。
一方、本実施例でも、フィクスチャ100’、アバットメント200’、及びネジ山300’のネジ結合方向を変えて、ネジ山300’の結合が緩むことを源泉的に防止することができるが、その一実施例として、第1雄ネジ312’と第1雌ネジ122’とのネジ結合方向を他の全てのネジ結合方向と逆にすることができる。
すなわち、第1雄ネジ312’と第1雌ネジ122’とのネジ結合方向を、左ネジ/又は右ネジとする場合、フィクスチャ100’に形成された山110’の結合方向と、第2ないし第4雄ネジ314’、326’、338’と第2ないし第4雌ネジ324’、226’、218’に形成されたネジ山の結合方向を右ネジ/又は左ネジにして、ネジ結合が緩むことを源泉的に防止することができるのである。
現在、主に使われているインプラントのネジ結合方向が右ネジであるため、以下では、第1雄ネジ312’と第1雌ネジ122’とのネジ結合方向が左ネジであり、他の部分のネジ結合方向が右ネジである場合を例に挙げて説明する。
先ず、外周面にネジ山110’が形成されたフィクスチャ100’を、歯槽骨に右ネジ方向に挿結させる。
その後、フィクスチャ100’の締結溝120’に形成された第1雌ネジ122’に、ネジ山300’の第1雄ネジ312’を結合させるが、この際、前記第1雌ネジ122’と第1雄ネジ312’は左ネジ方向に形成され、ネジ山300’を左の方向に回転させ、ネジ山300’をフィクスチャ100’の内側に挿結させる。
次に、ネジ結合部332’と回転防止部334’からなる締結具330’を、ネジ山300’のポスト316’の外側に嵌め込み結合させる。
次に、前記ネジ山300’の上部に形成された第2雄ネジ314’に、内周面に第2雌ネジ324’が形成されたネジリング320’を右ネジの方向に回転して結合させる。
その後、図11Aに示すように、下部アバットメント210’に形成された第2の締結孔212’を通じて、下部アバットメント210’を締結具330’のネジ結合部332’の外周面に結合させるが、この際、前記第2の締結孔212’に形成された第4雌ネジ218’と、締結具330’の外周面に形成された第4雄ネジ338’は、いずれも右ネジの方向なので、下部アバットメント210’を右ネジの方向に回転させて結合させる。
つまり、図11Bに示すように、下部アバットメント210’をネジリング320’の上部から嵌め込み結合させ、右ネジ方向に持続的に回転させると、締結具330’が右ネジの方向、すなわち、フィクスチャ100’の締結溝120’に挿結されたネジ山300’の第1雄ネジ312’が緩む方向に回転することになり、ポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’と締結具330’との間の結合部が隙間なく密着されるので、多角形状の結合部形状によってフィクスチャ100’とネジ山300’との間のネジ結合が緩まなくなるようになる。
次に、図11Cに示すように、前記上部アバットメント220’の第1締結孔222’に形成された第3雌ネジ226’を、ネジリング320’の外周面に形成された第3雄ネジ326’に結合させるが、この際、前記第3雌ネジ226’と第3雄ネジ326’は、いずれも右ネジで形成されるので、上部アバットメント220’を右ネジの方向に回転させると、上部アバットメント220’がネジリング320’に沿って回転しながら下降して、下部アバットメント210’を強く加圧するようになり、上記のような過程により、本発明に係る歯科用インプラント1’の設置が完了される。
つまり、歯科用インプラント1’構造において最も問題となる部分は、長期間使用する場合、インプラントに加えられる衝撃によりネジ結合が緩むということである。
上記のように構成された本発明の場合、フィクスチャ100’とネジ山300’との結合が左ネジ方向に行われているので、ネジ山300’の結合が緩むためには、右ネジの方向への回転が行われるべきである。
しかし、本発明では、フィクスチャ100’とネジ山300’との間の結合部を除く部分のネジ結合を、いずれも右ネジの方向に形成したので、ネジ山300’が右ネジの方向に回転する場合、上部アバットメント220’及び下部アバットメント210’と、ネジリング320’及び締結具330’の間の結合力が更に強固になるので、ネジ山300’がこれ以上回転しないようになり、ネジ山300’の回転による緩み現象を源泉的に防止することができるようになる。
この際、未図示ではあるが、前記上部アバットメント220’と下部アバットメント210’の構造は、図5A、図5B、図5Cに示すような前述した実施例と同様に、多様な形状に形成されることができ、上・下部アバットメント220’、210’の外周面にシーティンググルーブ250’またはシーティングリッジ260’が形成されることもできるのはもちろんである。
一方、本発明に係る歯科用インプラント1”の第5実施例によると、図13に示すように、下部アバットメント210”の内側に第1ステップリング340”が挿設されることに特徴があり、前記第1ステップリング340”は、フィクスチャ100”の回転防止溝134”の内側に挿結された状態の下部アバットメント210”を、フィクスチャ100”の内側に挿結されたネジ山300”が緩む方向に微細に回転させることで、ネジ山300”の緩みを防止できるように構成されている。
より詳細に説明すると、前記ネジ山300”は、前述した第4の実施例と同様に、第1及び第2雄ネジ312”、314”と、第1及び第2雄ネジ312”、314”との間に形成されるポスト316”で構成されるが、前記ポスト316”は、四角または六角のような多角形状を成す。
また、前記下部アバットメント210”は、その内側にポスト316”の外周面に嵌め込み結合される多角形状の貫通孔218”が形成され、貫通孔218”の上部には、その上部に鋸歯状の第1ステップ部215”が形成され、下部アバットメント210”の下部には、フィクスチャ100”の上部の内側に形成される多角形状の回転防止溝134”に挿結される回転防止部216”が回転防止溝134”と同一の形状で形成される。
この際、前記第1ステップ部215”の鋸歯状は、フィクスチャ100”の内側に結合されたネジ山300”が緩む方向に向かって上方に傾くように形成される。
また、前記第1ステップ部215”と上部アバットメント220”との間には、第1ステップリング340”が挿設されるが、前記第1ステップリング340”の内側には、ネジ山300”のポスト316”の形状に対応される多角形状の孔が形成され、第1ステップリング340”の下部には、第1ステップ部215”の鋸歯状と同一の形状を有する第2ステップ部345”が形成されている。
すなわち、第1雌ネジ122”が形成されたフィクスチャ100”の締結溝120”にネジ山300”の第1雄ネジ312”を締結して固定させた状態で、下部アバットメント210”をネジ山300”の上部から嵌め込み結合させると、下部アバットメント210”の回転防止部216”がフィクスチャ100”に形成された多角形状の回転防止溝134”に挿結され、下部アバットメント210”の内側に形成される多角形状の貫通孔218”は、ネジ山300”のポスト316”によって支持され、下部アバットメント210”及びネジ山300”の回転が制限されるので、フィクスチャ100”に挿結されたネジ山300”の緩み現象を防止することができるようになる。
しかし、フィクスチャ100”と下部アバットメント210”及びネジ山300”の製造過程における公差等によって、多角形状からなる各結合部、つまり、フィクスチャ100”の回転防止溝134”と下部アバットメント210”の回転防止部216”との間の結合部、及び下部アバットメント210”の貫通孔218”とネジ山300”のポスト316”との間の結合部が密着しないようになって、結合後に揺れが発生する可能性があり、このような揺れが長期化する場合、結合部が緩んでしまう問題が発生可能である。
したがって、前記ポスト316”の外側に第1ステップリング340”を挿入させ、第1ステップリング340”が下部アバットメント210”の内側、すなわち、第1ステップ部215”の上部に位置されるようにした後、上部アバットメント220”をネジ山300”の第2雄ネジ314”に結合させると、上部アバットメント220”が下降し、第1ステップリング340”の上端部を加圧するようになり、それによって、第1ステップリング340”が下降することになる。
この際、前記第1ステップリング340”の下端部に形成された第2ステップ部345”が、下部アバットメント210”に形成された第1ステップ部215”と当接するようになって、鋸歯の傾斜方向に沿って、第1ステップリング340”はフィクスチャ100”とネジ山300”との間の結合方向(図14を基準にした場合、時計方向)に回転するようになり、第1ステップ部215”が一体で形成された下部アバットメント210”は、フィクスチャ100”とネジ山300”との間の結合が緩む方向(図14を基準にした場合、反時計方向)に回転することになる。
このような、下部アバットメント210”の回転によって、フィクスチャ100”の回転防止溝134”と下部アバットメント210”の回転防止部216”との間の結合部及び下部アバットメント210”の貫通孔218”とネジ山300”のポスト316”との間の結合部は、最小限の隙間も存在しないように完璧に密着され、各結合部での結合力が極大化され、各結合部が形成する多角形状の形によって、ネジ山300”はフィクスチャ100”との結合が緩む方向に回転できなくなるので、長期間の使用にもネジ結合が緩む現象が発生しない歯科用インプラント1”を構成できるようになるのである。
一方、本実施例でも、上・下部アバットメント220”、210”の外周面にシーティングブリッジ250”またはシーティングリッジ260”が形成されるなどの他の構成要素は、前述した実施例と同一なので、これに関する詳細な説明を省略する。
次に、図15は、本発明に係る歯科用インプラント1’の第6実施例を示すものであり、前述した第4実施例と第5実施例の特徴的な構成を組み合わせたものである。
より詳細に説明すると、前記第6実施例は、多角形状を成すポスト316’の外周面に嵌め込み結合される締結具330’の上端に、フィクスチャ100’の内側に結合されたネジ山300’が緩む方向に向かって上方に傾いた鋸歯状の第1ステップ部335’を形成し、前記第1ステップ部335’の上部、つまり、締結具330’とネジリング320’との間には、その下端部に第1ステップ部335’の鋸歯状と同一の形状の第2ステップ部345’が形成された第1ステップリング340’を挿設したことに特徴があるのである。
したがって、インプラント1’の結合過程で、上部アバットメント220’をネジ山300’の第2雄ネジ314’に結合させる場合、上部アバットメント220’の回転によってネジリング320’が下降することになり、その下部に設置された第1ステップリング340’を加圧するようになり、それによって、第2ステップ部345’が締結具330’に形成された第1ステップ部335’に沿って滑って、締結具330’をフィクスチャ100’とネジ山300’との間の結合が緩む方向に回転させることになるので、ポスト316’と締結具330’との間の結合部及びフィクスチャ100’と締結具330’との間の結合部が、ネジ山300’が緩もうとする方向に隙間なく密着されることができ、多角形状の結合部形状によって、フィクスチャ100’とネジ山300’との間のネジ結合が緩まなくなるようになるのである。
一方、上記のようなステップリングの概念は、上部アバットメント220”と下部アバットメント210”との間の結合にも適用できるが、より詳しく説明すると、図16に示すように、下部アバットメント210”の上端部に、フィクスチャ100”の内側に結合されたネジ山300”が緩む方向に向かって上方に傾いた傾斜面217”aを含む階段状の第3ステップ部217”を形成させ、上部アバットメント220”と下部アバットメント210”との間には、その下端部に第3ステップ部217”と同一の形状の第4ステップ部355”が形成された第2ステップリング350”を挿結させることができる。
つまり、前述した第5実施例と同様に、フィクスチャ100”とネジ山300”及び下部アバットメント210”を順次結合させた状態で、下部アバットメント210”の上部に第2ステップリング350”を位置させた後、第2ステップリング350”の上部から上部アバットメント220”を結合させると、上部アバットメント220”の加圧によって第2ステップリング350”が下降するようになり、第2ステップリング350”の下端部に形成された第4ステップ部355”が下部アバットメント210”の上端部に形成された第3ステップ部217”に沿って滑り、下部アバットメント210”をフィクスチャ100”に結合されたネジ山300”が緩もうとする方向に回転させることになるので、多角形状からなるフィクスチャ100”と下部アバットメント210”との間の結合部がネジ山300”が緩もうとする方向に隙間なく密着され、ネジ山300”が緩もうとする方向に回転することを防止することができるようになる。
したがって、前述したような本発明に係る歯科用インプラント1、1’、1”によると、フィクスチャ100、100’、100”とアバットメント200、200’、200”との結合のために、別途のネジ山300、300’、300”を使用してフィクスチャ100、100’、100”とアバットメント200、200’、200”がネジ結合される面積を増加させることにより、フィクスチャ100、100’、100”とアバットメント200、200’、200”との間の結合力を増加させ、ネジ結合される部分に全体的に荷重が分散して伝達されるため、応力集中によるネジ山300、300’、300”の破折のリスクを最小化することができ、ネジ山300、300’、300”の破折時にも破折されたネジ山300、300’、300”を容易に除去できるだけでなく、フィクスチャ100、100’、100”にネジ山300、300’、300”を結合させた上で、その上部にアバットメント200、200’、200”を締結して固定させることができるようにして、フィクスチャ100、100’、100”とアバットメント200、200’、200”との結合をより容易かつ正確にすることができ、様々な方法により、ネジ山300、300’、300”が緩むことを多重に防止できるようにすることで、インプラント1、1’、1”の製造過程で発生される公差にもかかわらず、緩むことなく強固な固定状態を維持できるようにするだけでなく、長期的な使用にもネジの緩み現象を源泉的に防止できるなどの多様な長所を有するものである。
前述した実施例は、本発明の最も望ましい例について説明したものであるが、前記実施例のみに限定されず、フィクスチャ100、100’とアバットメント200、200’を強固に結合させる役割を行うネジ山300、300’の形状及び下部アバットメント210、210’、220”と上部アバットメント220、220’、220”の形状を多様に変形させることができるなど、本発明の技術的思想を超えない範囲内で様々な変形が可能であるということは当業者にとって明白なことである。
本発明は、歯科用インプラントに関し、より詳細には、別途のネジ山を利用してフィクスチャとアバットメントとを結合させることで、インプラントのネジ結合部の破折を防止すると同時に、接触面の全体に均等に力が伝わるようにして、応力が部分的に集中する現象を防止することができ、フィクスチャとアバットメントとの間のネジ結合方向を変えて、フィクスチャとアバットメントとの間の結合力を向上させ、ネジの緩みを源泉的に防止できる歯科用インプラントに関する。

Claims (15)

  1. 外周面にネジ山110、110’が形成されたフィクスチャ100、100’100”と、フィクスチャ100、100’100”の内側に挿結されるアバットメント200、200’、200”を含めて構成される歯科用インプラント1、1’1”において、
    前記アバットメント200、200’、200”は、フィクスチャ100、100’100”に嵌め込み結合される下部アバットメント210、210’、210”と、前記下部アバットメント210、210’、210”の上部に連設される上部アバットメント220、220’、220”に分離して構成され、
    前記上部アバットメント220、220’、220”とフィクスチャ100、100’、100”は、ネジ山300、300’、300”によって締結して固定されることを特徴とする歯科用インプラント。
  2. 前記フィクスチャ100、100’、100”と上部アバットメント220、220’、220”には、ネジ山300、300’、300”が結合される第1及び第2雌ネジ122、122’122”222aがそれぞれ形成され、前記第1及び第2雌ネジ122、122’122”222aに対応される位置のネジ山300、300’、300”には、第1及び第2雄ネジ312、312’、312”、314、314’、314”が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  3. 前記第1雌ネジ122、122’122”及び第1雄ネジ312、312’、312”と、第2雌ネジ222a及び第2雄ネジ314、314’、314”は、互いに反対方向のネジ山を有するように形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用インプラント。
  4. 前記上部アバットメント220の下端には、突出部224が形成され、前記下部アバットメント210の上端には、前記突出部224が嵌め込み結合される嵌合溝212が形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用インプラント。
  5. 前記上部アバットメント220の下端には、内周面に第2雌ネジ222aが形成された延長部226が突出して形成され、前記下部アバットメント210の上端には、前記延長部226が挿結される挿入溝213が形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用インプラント。
  6. 前記下部アバットメント210の下部には、結合溝219が形成され、前記フィクスチャ100の上部には、結合溝219に嵌め込み結合される固定部140が突出して形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用インプラント。
  7. 前記上部アバットメント220.220’、220”の外周面には、シーティンググルーブ(seating groove)250、250’、250”が形成され、下部アバットメント210、210’、210”の外周面には、シーティングリッジ(seating ridge)260、260’、260”が形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  8. 前記ネジ山300’、300”は、その下端部と上端部にそれぞれ形成される第1及び第2雄ネジ312’、312”、314’、314”と、前記第1及び第2雄ネジ312’、312”、314’、314”との間に形成される多角形状のポスト316’、316”で構成されたことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用インプラント。
  9. 前記ネジ山300’の第2雄ネジ314’の外周面には、内周面に第2雌ネジ324’が形成され、外周面に第3雄ネジ326’が形成されたネジリング320’が結合され、前記上部アバットメント220’には、第3雄ネジ326’が締結される第3雌ネジ226’が形成された第1の締結孔222’が形成されたことを特徴とする、請求項8に記載の歯科用インプラント。
  10. 前記ネジ山300’のポスト316’には、外周面に第4雄ネジ338’が形成された締結具330’が嵌め込み結合され、前記下部アバットメント210’には、第4雄ネジ338’が締結される第4雌ネジ218’が形成された第2締結孔212’が形成されたことを特徴とする、請求項9に記載の歯科用インプラント。
  11. 前記締結具330’の下端部には、多角形状からなる回転防止部334’が形成され、
    前記フィクスチャ100’の上部には、前記回転防止部334’が嵌め込み結合される回転防止溝134’が形成されたことを特徴とする、請求項10に記載の歯科用インプラント。
  12. 前記締結具330’の上端には、フィクスチャ100’の内側に結合されたネジ山300’が緩む方向に向かって上方に傾いた鋸歯状の第1ステップ部335’が形成され、前記ネジリング320’と締結具330’との間には、下端部に第1ステップ部335’と対応される形状の第2ステップ部345’が形成された第1ステップリング340’が設置されることを特徴とする、請求項10に記載の歯科用インプラント。
  13. 前記第1雌ネジ122’と第1雄ネジ312’のネジ方向は、フィクスチャ100’に形成されたネジ山110’と、第2ないし第4雌ネジ222a、226’、218’、及び第2ないし第4雄ネジ314’、326’、338’のネジ方向と逆の方向に形成されたことを特徴とする、請求項10に記載の歯科用インプラント。
  14. 前記下部アバットメント210”の内側には、上端部にフィクスチャ100”の内側に結合されたネジ山300”が緩む方向に向かって上方に傾いた鋸歯状の第1ステップ部215”が形成され、
    前記第1ステップ部215”の上部には、下端部に第1ステップ部215”と対応される形状の第2ステップ部345”が形成された第1ステップリング340”が下部アバットメント210”の内側に挿結されたことを特徴とする、請求項8に記載の歯科用インプラント。
  15. 前記下部アバットメント210”の上端部には、フィクスチャ100”の内側に結合されたネジ山300”が緩む方向に向かって上方に傾いた傾斜面217a”を含む階段状の第3ステップ部217”が形成され、前記下部アバットメント210”と上部アバットメント220”との間には、下端部に第3ステップ部217”と対応される形状の第4ステップ部355”が形成された第2ステップリング350”が設置されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用インプラント。
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