JPH06133987A - 歯科用インプラント - Google Patents

歯科用インプラント

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JPH06133987A
JPH06133987A JP4288850A JP28885092A JPH06133987A JP H06133987 A JPH06133987 A JP H06133987A JP 4288850 A JP4288850 A JP 4288850A JP 28885092 A JP28885092 A JP 28885092A JP H06133987 A JPH06133987 A JP H06133987A
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insertion portion
shape
hole
implant
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Hiroshi Fukuda
宏 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易にかつ素早く構築することができると共
に、歯肉貫通部材とインプラント本体との間に隙間が生
じ難い歯科用インプラントを提供する。 【構成】インプラント本体11の中央には内壁面が底部か
ら開口部に至って内径が徐々に小さくなるようなテーパ
が付けられた略円筒形状の取付穴12が設けられている。
形状記憶合金製の歯肉貫通部材14は取付穴12の内面と接
触する外周形状が取付穴12に対応したテ−パ−をもった
形状に形状記憶された挿入部15を有する。また、歯肉貫
通部材15の中心軸に沿って貫通孔16が形成されている。
挿入部15を変形させて外径を小さくした後取付穴12に挿
入する。挿入部15を加熱して記憶された形状に復帰させ
る。これにより、挿入部15の外形は取付穴12の内部形状
に対応した形状になる。インプラント本体11および歯
肉貫通部材14が隙間なく固定される。次いで、貫通孔
16に固定部材17を挿入して雌ネジ部16a に螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用インプラントに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科用インプラントは、チタンお
よびチタン合金製のものやアルミナ単結晶製のものが広
く使用されている。また、さらに骨との親和性を高める
ために骨と接触するチタンやチタン合金の表面に、骨と
の生体親和性に優れた水酸化アパタイト(HAP)また
はリン酸三カルシウム(TCP)を被覆した歯科用イン
プラントも開発されている。
【0003】これらの歯科用インプラントには、顎骨に
埋入されるインプラント本体(歯根部)と上部に歯冠部
が取り付けられるポストコア部材とが一体になっている
一回法歯科用インプラントと、インプラント本体とポス
トコア部材とが互いに独立し、インプラント本体を埋入
植立した後に、ある治癒期間をおいてポストコア部材を
構築する二回法歯科用インプラントがある。
【0004】このうち、二回法歯科用インプラントは、
従来、ポストコア部材等の上部構造を構築する際、螺合
により顎骨に埋入されたインプラント本体に固定するも
のがほとんどである。
【0005】例えば、第4図に示すように、顎骨71に
埋入されるインプラント本体72の上部には、歯肉73
を貫通するリング状の歯肉貫通部材74が装着されてい
る。歯肉貫通部材74の中空部74aを貫いて、ポスト
コア部材75の固定部材75aがインプラント本体1に
螺合固定されてる。そして、ポストコア部材75の上部
に、人工歯冠76がピン77を用いて螺合固定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような二回法歯科用インプラント70を患者に装着する
際に、ポストコア部材のような比較的小さな部材を、狭
い口腔内の中で螺合して固定する操作は極めて困難であ
り、高度な熟練を要する。また、患者にとっても螺合に
時間がかかるので苦痛である。また、ポストコア部材の
螺合固定が緩んでしまうと歯肉貫通部材の固定が不完全
となり、歯肉貫通部材とインプラント本体との間に隙間
が生じやすくなる。このような隙間は、歯肉組織を傷つ
け易いばかりでなく、この隙間にプラークが侵入堆積
し、歯周衛生上不都合な環境となり易い。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、容易にかつ素早く構築することができると共
に、歯肉貫通部材とインプラント本体との間に隙間が生
じ難い歯科用インプラントを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部の直径
が最大内径よりも小さい第一取付穴が内部に形成された
インプラント本体と、前記第一取付穴の内部形状に対応
した形状を記憶した形状記憶合金からなる挿入部および
該挿入部の内部に形成された第二取付穴を有する歯肉貫
通部材と、前記第二取付穴に挿入し固定される固定部材
を有するポストコア部材を具備することを特徴とする歯
科用インプラントを提供する。ここで、第一取付穴の形
状は、第一取付穴の内壁面が底部から開口部に至って内
径が徐々に小さくなるようなテーパが付けられたもので
あっても良い。
【0009】なお、ここで、形状記憶合金とは、変態温
度以下(マルテンサイト相)において外力により変形さ
れた後でも逆変態温度に加熱することにより形状が元の
形状(オーステナイト相における形状)に回復する合金
をいう。
【0010】
【作用】本発明の歯科用インプラントは、形状記憶合金
からなる挿入部を一旦変形させてその外径を第一取付穴
の開口部の直径よりも小さくした後、挿入部を第一取付
穴に挿入する。この際、挿入部の内部には第二取付穴が
形成されているので容易に変形する。次いで、インプラ
ント本体を外部から加熱するかまたは患者の体温により
形状記憶合金の形状を復帰させて、挿入部の形状が第一
取付穴の内部形状に対応したもの、すなわち、挿入部の
第一取付穴の内部に挿入された部分の外径が開口部の直
径よりも大きくなる。これにより、歯肉貫通部材および
インプラント本体が強固に固着される。この後、第2取
付穴にポストコア部材の固定部材を挿入して固定する。
これにより、挿入部が変形するのが防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。 実施例1 図1は、本発明の歯科用インプラントの一例を示す断面
図である。
【0012】図中11は、顎骨内に埋入されるインプラ
ント本体である。インプラント本体11は、生体親和性
に優れたチタン製である。インプラント本体11の略中
央には、内壁面が底部から開口部に至って内径が徐々に
小さくなるようなテーパが付けられた略円筒形状の取付
穴12が設けられている。また、インプラント本体11
の表面上には、骨結合を容易にさせるために、生体親和
性に優れたβ−リン酸三カルシウム(β−TCP)から
なる被覆層13が形成されている。
【0013】形状記憶合金製の歯肉貫通部材14は、取
付穴12の内面と接触する外周形状が、取付穴12に対
応したテ−パ−をもった形状に形状記憶された挿入部1
5を有する。ここで、形状記憶合金としては、Ni−T
i合金を利用した。また、形状記憶合金の変態温度は3
8℃に設定した。
【0014】また、歯肉貫通部材15の中心軸に沿って
貫通孔16が形成されている。貫通孔16の先端部には
後述の固定部材17が螺合される雌ネジ部16aが形成
されている。
【0015】一方、ポストコア部材18は、下部に貫通
孔16に挿入されるポスト部18aを有し、上部に歯冠
部19が取り付けられるコア部18bを有する。また、
ポスト部18aのコア部18bとの連結部近傍は縮径さ
れており、例えば、高分子材料からなる緩衝部材20が
嵌合されている。
【0016】このような構成からなる歯科用インプラン
ト10は、次のようにして、患者の口腔内に装着する。
初めに、患者の顎骨21の内部に埋設されたインプラン
ト本体11に歯肉貫通部材14が装着固定する。まず、
歯肉貫通部材14の挿入部15を変形させて、挿入部1
5の外径を取付穴12の開口部の内径よりも小さくす
る。次に、挿入部15を取付穴12に挿入する。この
後、挿入部15を棒状ヒータにより加熱して、挿入部1
5を記憶された形状に復帰させる。これにより、挿入部
15の外形は取付穴12の内部形状に対応した形状にな
る。換言すれば、挿入部15が取付穴12に入り込む方
向に力が作用し、挿入部15の外面と取付穴12の内面
とが密着する。この結果、インプラント本体11および
歯肉貫通部材14が隙間なく固定される。
【0017】次いで、貫通孔16の雌ネジ部16aに周
面上に雄ネジが形成された固定部材17が螺合する。こ
れにより、再び挿入部15が変形して取付穴12から抜
けてしまうのが防止される。ここで、雌ネジ部16aお
よび固定部材17に形成されたネジは、固定部材17が
挿入部15の内側への変形を防止することが目的である
ので、ピッチは長くてもよく、かつ、有効長は短くても
よい。この結果、従来の歯肉貫通部材をインプラント本
体に螺合固定する場合よりもネジの回転数は少なくて済
む。なお、固定部材17の固定は、ネジを用いずに接着
固定してもよい。
【0018】この後、ポストコア部材18のポスト部1
8aを貫通孔16に挿入し、接着剤22により接着固定
する。次いで、コア部18bに歯冠20が接着または螺
合固定する。
【0019】以上説明したように、本発明の歯科用イン
プラント10によれば、例え、ポストコア部材18が緩
んだとしても、患者の歯肉22に埋設されている歯肉貫
通部材14は、インプラント本体11および挿入部15
が密着して固定されているので両者の間に隙間が生じ難
い。このため、歯肉貫通部材14がほとんど揺れ動かな
いので歯肉組織を傷つけるおそれが少なく、健全な状態
を保つことができる。また、挿入部15の内部に貫通孔
12が形成されているので、挿入部15を挿入する際に
は挿入部15を容易に変形させることができる。そし
て、挿入後は貫通孔12に固定部材17を螺合固定する
ことにより、挿入部15の変形を阻止して歯肉貫通部材
14が抜けたり動いたりするのを略完全に防止すること
ができる。 実施例2 図2は、本発明の歯科用インプラントの他の実施例を示
す断面図である。
【0020】図中31は、生体親和性に優れたジルコニ
アセラミックス製のインプラント本体である。インプラ
ント本体31の略中央には、実施例1と同様に、内壁面
が底部から開口部に至って内径が徐々に小さくなるよう
なテーパが付けられた略円筒形状の取付穴32が設けら
れている。また、インプラント本体31の周囲表面には
骨結合を容易にさせるためにβ−TCP33がコ−ティ
ングされている。
【0021】形状記憶合金製の歯肉貫通部材34は、取
付穴32の内面と接触する外周形状が、取付穴32に対
応したテ−パ−をもった形状に形状記憶された挿入部3
5を有する。また、歯肉貫通部材34には、その中心軸
に沿って貫通孔36が形成されている。貫通孔36の先
端部には、後述する固定・ポスト部37の先端部が螺合
される雌ネジ部36aが形成されている。
【0022】固定・ポスト部材37は、下端部に雌ネジ
部36aに螺合される雄ネジ部37aが形成されてい
る。固定・ポスト部材37の取付孔32の開口部に対応
する位置近傍からコア部38に至る中間部37bは縮径
し、緩衝部材39が嵌合されるようになっている。さら
に、コア部38の略中央には、固定・ポスト部材37の
上端部37cが嵌挿される貫通孔38aが形成され、さ
らに、貫通孔38aの上端部にはボルト収容溝38bが
形成されている。
【0023】このような構成からなる歯科用インプラン
ト40は、次のようにして、患者の口腔内に装着する。
初めに、患者の顎骨に埋設されたインプラント本体31
の取付孔32に、実施例1と同様に、挿入部35を変形
敷縮径させた後挿入する。次に、挿入部35を加熱して
記憶された形状に復帰させる。これにより、挿入部15
の外形は取付穴12の内部形状に対応した形状になり、
挿入部35が取付穴12に入り込む方向に力が作用し
て、インプラント本体31および歯肉貫通部材34が隙
間なく固定される。
【0024】次に、固定・ポスト部材37の中間部37
bに緩衝部材39を嵌合し、さらに、固定・ポスト部材
37の固定・ポスト部材37の上端部37cに、コア部
38の貫通孔38aを嵌合した後、ボルト40を上端部
37cに螺合して固定する。次いで、固定・ポスト部材
37の先端部37aを歯肉貫通部材34に形成されてい
る雄ネジ部36aに螺合して固定する。さらに、コア部
38の上に歯冠41を接着固定する。このようにして、
患者に歯科用インプラント30が装着される。
【0025】以上の説明したごとく、本実施例のように
固定部材及びポスト部材とが一体になった歯科用インプ
ラント30であっても、実施例1と同様に、歯肉貫通部
材34が、インプラント本体31に密着して固定されて
いるので両者の間に隙間が生じる難く、歯肉貫通部材3
4がほとんど揺れ動かないので歯肉組織を傷つける恐れ
が少ない。また、挿入部35の内部に貫通孔32が形成
されているので、挿入部35を挿入する際には挿入部1
5を容易に変形させることができる。一方、挿入後は貫
通孔32に固定・ポスト部材37および緩衝部材39を
挿入することにより、挿入部35の変形を阻止して歯肉
貫通部材14が抜けたり動いたりするのを略完全に防止
することができる。 実施例3 図3は、本発明の歯科用インプラントの他の実施例を示
す断面図である。
【0026】図中51は、生体親和性に優れたチタン製
のインプラント本体である。インプラント本体51の略
中央には、実施例1と同様に、内壁面が底部から開口部
に至って内径が徐々に小さくなるようなテーパが付けら
れた略円筒形状の取付穴52が設けられている。さら
に、取付穴52の底面の略中央には、後述する固定・ポ
スト部材54の先端部が螺合される固定用穴53が形成
されている。また、インプラント本体51の周囲表面に
は骨結合を容易にさせるためにβ−TCP55がコ−テ
ィングされている。
【0027】形状記憶合金製の歯肉貫通部材56は、取
付穴52の内面と接触する外周形状が、取付穴52に対
応したテ−パ−をもった形状に形状記憶された挿入部5
7を有する。また、歯肉貫通部材56には、その中心軸
に沿って貫通孔58が形成されている。貫通孔58は、
先端部が固定・ポスト部材54に対応する内径を有し、
中間部から開口端部にわたる部分が後述する緩衝部材5
9の挿入部59aが挿入し得るように拡径されている。
【0028】固定・ポスト部材54は、下端部に固定用
穴53に螺合される雄ネジ部54aが形成されている。
一方、固定・ポスト部材54の上端部には、コア部60
の底面部の略中央に形成された固定用穴60aに螺合さ
れるように雄ネジ部54bが形成されている。
【0029】このような構成からなる歯科用インプラン
ト50は、次のようにして、患者の口腔内に装着する。
初めに、患者の顎骨に埋設されたインプラント本体51
の取付孔52に、実施例1と同様に、挿入部57を変形
敷縮径させた後挿入する。次に、挿入部57を加熱して
記憶された形状に復帰させる。これにより、挿入部57
の外形は取付穴52の内部形状に対応した形状になり、
挿入部57が取付穴52に入り込む方向に力が作用し
て、インプラント本体51および歯肉貫通部材56が隙
間なく固定される。
【0030】次いで、貫通孔58の拡径部の間に緩衝部
材59の挿入部59aを嵌合する。次に、固定・ポスト
部材54の上端部54bにコア部60を螺合して固定し
た後、固定・ポスト部材54を緩衝部材59および貫通
孔58に挿入し、雄ネジ部54aを固定用穴53に螺合
して固定する。これにより、再び挿入部57が内側に変
形して取付穴52から抜けてしまうのが防止される。さ
らに、コア部60の上に歯冠61を接着固定する。この
ようにして、患者に歯科用インプラント50が装着され
る。以上の説明したごとく、本実施例のように固定部材
及びポスト部材とが一体になった歯科用インプラント5
0も実施例2と同様の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】本発明の歯科用インプラントによれば、
形状記憶合金からなる歯肉貫通部材の挿入部を一旦変形
させた後第一取付穴に挿入し、次に、インプラント本体
を加熱して形状記憶合金の形状を復帰させ、次いで、第
2取付穴にポストコア部材の固定部材を挿入して固定す
る。これにより、インプラント本体および歯肉貫通部材
を強固に結合させることができる。この結果、歯肉貫通
部材およびインプラント本体の間に隙間が生じ難いの
で、プラークが侵入堆積して歯周環境が不衛生になるの
を防止できる。また、歯肉貫通部材がほとんど揺れ動か
ないので歯肉組織を傷つける恐れが少なく、患者の歯肉
などを健全な状態を保つことができる。さらに、従来の
ように歯肉貫通部材を螺合して固定する必要がないので
容易にかつ迅速に歯科用インプラントを構築できる等効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の歯科用インプラントの第1実
施例を示す断面図。
【図2】図2は、本発明の歯科用インプラントの第2実
施例を示す断面図。
【図3】図3は、本発明の歯科用インプラントの第3実
施例を示す断面図。
【図4】図4は、従来の歯科用インプラントを示す断面
図。
【符号の説明】
10…歯科用インプラント、11…インプラント本体、
12…取付穴、13…β−TCP、14…歯肉貫通部
材、16…貫通孔、17…固定部材、18…ポストコア
部材、20…歯冠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の直径が最大内径よりも小さい第
    一取付穴が内部に形成されたインプラント本体と、前記
    第一取付穴の内部形状に対応した形状を記憶した形状記
    憶合金からなる挿入部および該挿入部の内部に形成され
    た第二取付穴を有する歯肉貫通部材と、前記第二取付穴
    に挿入し固定される固定部材を有するポストコア部材を
    具備することを特徴とする歯科用インプラント。
JP4288850A 1992-10-27 1992-10-27 歯科用インプラント Withdrawn JPH06133987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4288850A JPH06133987A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 歯科用インプラント

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JP4288850A JPH06133987A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 歯科用インプラント

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JP4288850A Withdrawn JPH06133987A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 歯科用インプラント

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005074832A1 (en) * 2004-02-03 2005-08-18 Dentium Co., Ltd Provisional implant
KR100876216B1 (ko) * 2006-12-21 2008-12-31 조선대학교산학협력단 임플랜트
JP5026627B1 (ja) * 2009-07-16 2012-09-12 ロド メディカル, インコーポレイテッド 歯科用保持システム
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CN111616819A (zh) * 2020-04-29 2020-09-04 魏洪武 一种临时性牙科种植体及其连接方式

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