JPH05506804A - 骨組織中に維持する為の固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 骨組織中に維持する為の固定具 本発明は、歯冠などの様な義歯を支持する為に、顎の骨組織の様な骨組織中に留 める為の移植を目的とする固定具に関するものであり、この固定具は、少なくと も骨組織と接触することを目的とする領域において、親組織材料による表面被覆 を付与され、かつ雄ねじと円筒状頭部を付与された円筒状柱体を有し、前記固定 具は、骨組織中に予め調製された孔部中に螺着されて配置され、前記孔部の直径 は、前記柱体部分の芯直径と実質的に一致する。

歯科の義歯などの様な上部構造にアタッチメントを付与する為に、顎骨の様な骨 組織にねじの形態で固定具を移植する場合、多くの要素が考慮されなければなら ない。第一の要素は、勿論、固定具の一体化が、移植領域において感染の危険さ 機械的損傷とを出来るだけ最小にしてＪＵｉ調に発生させることである。更に、 固定具は、比較的に速やかにかつ簡単に合わされ得るべきであり、固定具の取付 けは、速やかに一体化され得るべきであり、かつ固定具と帯具は、勿論、一体化 の期間の間に、障害の危険を最小にする様にされるべきである。

例えば、一つの公知技術は、円筒状頭部を有する円筒状にねじ切りした柱体を備 える固定具を使用するもので、前記固定具の高さは、柱体の直径に比例するもの であり、前記固定具の直径は、柱体直径より僅かに大きく、がっ短くがっ緩やか に湾曲する転移部が、柱体と頭部の間に配置される。頭部は、中心軸方向の孔部 を備え、かつその自由端部に、上部構造の組立を容易にする構成を、例えば、冠 又は冠の基部などの形態で付与される。

取付けに際して、孔部が顎骨に調製され、この孔部の直径具のねじ切りされた柱 体は、適切には、この柱体のねじ切りに合わせて顎骨中にねじ切りして配置され る。

上記の技術は、多年の間成功裏に使用されてきた。然し乍ら、近年において、あ る場合に、特に、この様な固定具が下顎に適用される場合に、しばしば下唇領域 に感情の運動的の及び！又は感覚的の消失を残す症状が観察されている。これら の症状の徹底的な研究の結果、この感情の消失は、下顎骨中に位置する歯槽内部 神経が、移植された固定具の雄ねじと接触することにより引起されることが確定 されるに至った。

この接触は、多分神経の刺激を引起し、これにより神経により与えられる抹消領 域に障害を与えるのであろう。

今や、本願発明により提案される固定具によりこれらの障害が削除可能なことが 証明されるに至っており、本願発明の本質的の特徴は、固定具のねじ切り柱体部 分が、ねじ切りの無い領域を少なくとも一つ有することである。

本願発明によると、このねじ切りの無い領域は、雄ねじの中央部分に配置される ので、これは、取付は後に顎骨の骨髄腔内に位置されるだろう。

本発明による固定具が、顎骨中に螺着されることにより取付けられる場合、神経 は、邪魔にならない様に持上げられ、次いで引き続いて戻され、即ち、固定具が 最終的に取付けられた時に、固定具のねじ切りの無い領域に向かって戻される。

本発明の適切な実施態様によると、ねじ切りの無い領域は、滑らかな外面を有し 、適切には雄ねじの中央部分に配置され、かつ雄ねじ切り中の少なくとも２つの ねじピッチに及ぶ。

適切な実施態様によると、ねじ切りの無い領域は、その直径が、柱体の芯直径と 実質的に一致し、かつ緩やかに湾曲する部分により夫々のねじ切り部分に結合さ れる。本願発明は、添付図面に示される実施態様に関して、次ぎに充分に記載さ れるだろう。

第１図は、本願発明による固定具の斜視図を示しており、第２図は、下顎骨の線 図を示しており、第３図は、第２図に示される下顎骨の断面図を示しており、第 ４及び５図は、下顎骨中に配置された固定具を有する第３図と同じ断面図を示し ている。

第１図に示される固定具は、一般的にねじとして形成されている。固定具１は、 挿入端部２を備え、この挿入端部２は、適切には上方にかつ軸方向に延びるスリ ット３を付与され、かつねし自体か骨組織中にねじを切ることを可能とする為に 切断縁を有する。固定具１は、首部４と頭部５を備える。頭部５は、冠などの様 な上部構造の固定の為の雌ねじを有する中央孔部６を有し、この上部構造は、固 定具１か骨組織中に一体化されるに至った時に、前記孔部６中に固定される。固 定具１はまた、頭部５に隣接する上部雄ねじ８と下部雄ねじ９を付与されている 。上部雄ねじ８と下部雄ねじ９の間にねじ切りの無い領域１０が備えられ、この 領域１０の直径は、柱体の芯直径と実質的に一致する。ねじ切りの無い領域１０ は、緩やかに湾曲する部分１０ａと１０ｂとにより上部雄ねじ８と下部雄ねじ９ とに夫々結合されている。

第２図は、神経１２を包含する下顎骨１１の線図を示している。

第３図に示される下顎骨の断面図から、神経１２は、この特別な場合においては 歯槽内部神経Ｉ２は、下顎骨１１の骨髄腔１３中に普通位置している。

本願発明による固定具１が、顎骨中に螺着されることにより取付けられる場合、 神経１２は、第４図に示される様に、邪魔にならない様に持上げられ、次いで引 き続き第５図に示される様に、実質的に滑らかかつ一様な外面を有する固定具１ のねじ切りの無い領域１０に向かって戻される。かくして、神経が最早固定具の ねじ切り部分と接触しないので、従来観察された神経の刺激は避けられる。かく して、神経の刺激とそれに起因する障害は避けられる。

固定具１を取付ける為に、孔部か、固定具１の柱体の直径と実質的に同し直径を 有して、骨Ｍｉ繊織中適切に調製される。

次いで、固定具１は、好適には第４図と第５図に図示される深さまで、固定具１ の雄ねじの為の溝を切断して、前記孔部に螺着される。固定具１の取付の間じゅ う、神経は邪魔にならない程度に持上げられ、次いで取付終了後に柱体のねじ切 りの無い滑らかな領域１０に向けて戻される。次いで固定具１は、適切な期間に 亙り骨組織中に一体化される様になり、かつ一度、骨一体化が達成されると、提 案された上部構造が、公知方法にて、固定具に固定されることが出来る。

本願発明が、歯科義歯を支持する為の固定具に関して記載されてきた。然し乍ら 、神経刺激が、雄ねじに抗して起こるであろう心配のある骨組織中に、他の義歯 類と類型のものを留める為に使用することも勿論出来る。

図面に示されるねじ切りの無い領域１０は、勿論示されるものと異なっても良く 、即ち、ねじ切りの無い領域１０は、ねじの長手方向に殆ど延在部を有しなくて 良い。然し乍ら、ねじ切りの無い領域の各側に多くのねじピッチが在ることが重 要であり、かつねじ切りの無い領域は、固定具が取付は後に骨髄腔中に位置する ことを確実にする為に、適切には固定具に沿ってほぼ中間に位置されるべきであ る。

勿論、幾つかのねじ切りの無い領域が柱体のねじ切り部分に沿って配置されても 良い。固定具は適切にはチタン製であるのが良く、かつ柱体のねじ部分は適切に はＭ３．７５である。

夏枚豊 歯冠などの様な義歯を支持する為に、顎の骨組織の様な骨組織中に留める移植目 的の固定具である。前記固定具（１）は、少なくとも骨組織と接触する目的の領 域において、別組織材料の表面被覆を付与され、かつ雄ねじ（８，９）と円筒状 の頭部（５）とを付与された円筒状の柱体を有する。前記固定具（１）は、骨組 織中の予め調製された孔部中に螺着されて配置され、前記孔部の直径は、前記柱 体の芯直径に一致しており、固定具（１）のねじ切りされた柱体部分（８，９） は、骨組織中に存在する神経と接触されるべく配置される少なくとも一つ国際調 査報告 Ｉｎ１＠ｆｆ１ｌ＋ｍ１１６゜ｍ１ｅＪ＋ｌａｓ　）ｌｅ、ρＣＴ／ＳＥ　９１ １００３４８

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．歯冠などの様な義歯を支持する為に、顎の骨組織の様な骨組織中に留める移 植目的の固定具において、前記固定具（１）は、少なくとも骨組織と接触する目 的の領域において、親組織材料の表面被覆を付与され、かつ雄ねじ（８，９）と 円筒状の頭部（５）とを付与された円筒状の柱体を有し、前記固定具（１）は、 骨組織中の予め調製された孔部中に螺着されて配置され、前記孔部の直径は、前 記柱体の芯直径に一致しており、固定具（１）のねじ切りされた柱体部分が、少 なくとも一つのねじ切りの無い領域（１０）を有することを特徴とする固定具。
2. ２．ねじ切りの無い領域（１０）が滑らかな外面を有する請求項１記載の固定具 。
3. ３．ねじ切りの無い領域（１０）が、柱体の長手方向中に見られる雄ねじの中央 部分に配置され、かつ雄ねじ中の少なくとも２つのねじピッチに及ぶ請求項１又 は２に記載の固定具。
4. ４．ねじ切りの無い領域（１０）の直径が、柱体の芯直径と実質的に一致する請 求項１〜３のいずれか１項に記載の固定具。
5. ５．ねじ切りの無い領域（１０）が、緩やかに湾曲した部分（１０ａ，１０ｂ） によりねじ切りした部分（８）と（９）の夫々に結合される請求項１〜４のいず れか１項に記載の固定具。
6. ６．固定具（１）が、長手スリットの形態で切断縁部（３）を備えた開口端部を 備える請求項１〜５のいずれか１項に記載の固定具。