JP2015524821A5

JP2015524821A5 -

Info

Publication number: JP2015524821A5
Application number: JP2015525568A
Authority: JP
Filing date: 2013-07-31
Publication date: 2016-08-25

Claims

EU番号付けによるFc領域の位置279、285又は287がシステインである、IgG CH2及びCH3領域を含む抗体若しくは融合タンパク質、又は、位置309がシステインである、配列番号:16を含む抗体であって、
前記CH3領域は、C末端でヒトμ尾部と結合し、
前記抗体又は融合タンパク質のユニットは、互いに異なるユニットでの前記位置のシステイン間のジスルフィド結合と、互いに異なるユニットでの前記μ尾部間のジスルフィド結合によって多量体を形成することができる、抗体又は融合タンパク質。
前記IgG CH2及びCH3領域は、ヒトIgGである、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
ヒトIgG CH1とヒンジ領域を更に含む、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
前記ヒトIgG CH1、ヒンジ、CH2及びCH3領域は、ヒトIgG1、ヒトIgG2、ヒトIgG3又はヒトIgG4である、請求項2に記載の抗体又は融合タンパク質。
死受容体ファミリータンパク質に特異的に結合して、前記タンパク質を有する細胞のアポトーシスを誘導する、又は、TNF受容体ファミリータンパク質に特異的に結合して、前記タンパク質を有する細胞のアポトーシス若しくは細胞活動停止を誘導する、請求項1の抗体又は融合タンパク質。
前記重鎖定常領域に結合した単鎖Fvを含む単鎖抗体である、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
請求項6に記載の単鎖抗体を複数個有する多重特異性抗体の構成要素であり、
複数のscFvは、種々のVH領域を有し、
複数の単鎖抗体は、互いに異なるユニットでの変異位置のシステイン間のジスルフィド結合と、互いに異なるユニットでの尾部間のジスルフィド結合を介して、多重特異性抗体に複合体化している、請求項6に記載の抗体。
異種ポリペチドに結合した免疫グロブリン重鎖を含む融合タンパク質である、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
複数の融合タンパク質を含む多重特異性複合体の構成要素であり、
前記融合タンパク質は、種々の異種ポリペチドを含む、請求項8に記載の融合タンパク質。
互いに異なるユニットでのμ尾部間のジスルフィド結合と前記位置のシステイン間のジスルフィド結合によって複合体化した融合タンパク質及び抗体を含む多特異性複合体である、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
前記抗体は、ヒト化、キメラ、ベニヤ化又はヒト抗体である、請求項1に記載の抗体。
受容体の細胞外ドメインに特異的に結合する、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
CD79a、CD30、DR5若しくはDR4に特異的に結合する抗体である、
又は、
TNF-α受容体、LFA-3若しくはIL-1受容体の細胞外ドメインを含む融合タンパク質である、
又は、
TRAILタンパク質を含む融合タンパク質である、
又は、
CD40、OX40、4-1BB、GITR若しくはCD27に特異的に結合する抗体である、請求項1に記載の抗体又は融合タンパク質。
請求項1から13のいずれかに記載の抗体又は融合タンパク質を含む医薬組成物。
癌の治療に使用するための、請求項1から14のいずれかに記載の抗体又は融合タンパク質。
免疫学的疾患の治療に使用するための、請求項1から15のいずれかに記載の抗体又は融合タンパク質。
抗体及び/又は融合タンパク質の多重特異性複合体を生産する方法であって、
a. 請求項1に記載の抗体及び/又は融合タンパク質を複数個エンコードしている1又は複数のベクターを細胞にトランスフェクションするステップと、
b. 前記多重特異性複合体を細胞培養物から単離するステップと、を有し、
前記抗体及び/又は融合タンパク質は、種々の特異性を有し、
前記抗体及び/又は融合タンパク質は、発現すると、前記変異位置のシステイン間のジスルフィド結合とμ尾部間のジスルフィド結合を介して多重特異性複合体に組み立てられる、方法。