JP2015523338A5 - - Google Patents

Claims (1)

1. 一般式（ＩＩ）
   Ｒ^１−ＣＨ_２−ＣＨ_２−ＣＨＲ^１−ＣＨ_２−ＯＨ （ＩＩ）
   の枝分かれしたアルコールを、一般式（Ｉ）
   Ｒ^１−ＣＨ_２−ＣＨ_２−ＯＨ （Ｉ）
   の少なくとも１種のアルコール、更に少なくとも２座の配位子Ｌ^１を少なくとも１つ有する錯体化合物から選ばれる、元素周期表の第８、９又は１０族の、少なくとも１種の金属の、少なくとも１種の錯体化合物から製造するための方法であって、
   前記配位子Ｌ^１の少なくとも１つの配位部位が窒素原子であり、及び前記錯体化合物は、溶媒、トルエン、ｍ−キシレン、ｎ−ヘキサン又は一般式（Ｉ）のアルコール、又は一般式（ＩＩ）の枝分かれしたアルコールの少なくとも１種に対して、室温で測定した溶解度が少なくとも０．５ｇ／ｌであり、
   反応によって得ることができ、少なくとも一般式（Ｉ）のアルコール、又は少なくとも一般式（ＩＩ）の枝分かれしたアルコール、及び更に錯体化合物、及び少なくとも一般式（ＩＩＩ）
   Ｒ^１−ＣＨ_２−ＣＯＯＨ （ＩＩＩ）
   （但し、基Ｒ^１は、直鎖状又は枝分かれしたＣ_２−Ｃ_１０−アルキルから選ばれる）
   の少なくとも１種の塩状態の酸を含む混合物が、以下の工程
   （ａ）前記混合物を、アルカリ金属水酸化物を含むことができる水で処理する工程、
   （ｂ）一般式（ＩＩＩ）の酸の１種以上の塩を抽出する工程、
   によって処理され、及びこのようにして得ることができる混合物が、一般式（Ｉ）のアルコール、及び任意に塩基を加えることにより、一般式（ＩＩ）の枝分かれしたアルコールを製造するためのゲルベ反応を再度開始させるために使用されることを特徴とする方法。