JP2016515039A5 - - Google Patents

Claims (30)

1. プロセスの開始時にジメチルエーテルと一酸化炭素とを、触媒の存在下、カルボニル化反応条件下で接触させることを含む酢酸メチルを生産するためのカルボニル化プロセスであって、該触媒は、０．０１ｍｌ／ｇまたはそれ未満の微細孔容積のゼオライトを含み、且つ該ゼオライトは一つの８員環で規定される少なくとも一つのチャンネルを含む酢酸メチルを生産するためのカルボニル化プロセス。
2. ８員環は、一つの１０または１２員環で規定される少なくとも一つのチャンネルと相互接続される請求項１記載のプロセス。
3. ゼオライトは、骨格構造型ＭＯＲ、ＦＥＲ、ＣＨＡ、ＯＦＦ、ＭＦＳおよびＧＭＥのゼオライトから選択される請求項１記載のプロセス。
4. ゼオライトはイオン交換形態で存在する請求項１記載のプロセス。
5. イオン交換形態はアンモニウムまたは水素の形態である請求項４記載のプロセス。
6. ゼオライトは骨格構造型ＭＯＲを有し、且つモルデナイトである請求項３記載のプロセス。
7. モルデナイトはアンモニウム形態で存在する請求項６記載のプロセス。
8. モルデナイトは骨格構造元素の、ケイ素、アルミニウム、およびガリウム、ホウ素および鉄の少なくとも一つを有する請求項６または７記載のプロセス。
9. 骨格構造元素は、ケイ素、アルミニウムおよびガリウムである請求項８記載のプロセス。
10. ゼオライトの微細孔容積は、０．００ｍｌ／ｇから０．０１ｍｌ／ｇまでである請求項１記載のプロセス。
11. ゼオライトは、４重量％またはそれを超える炭素を含む請求項１記載のプロセス。
12. ゼオライトは４重量％から５重量％の炭素を含む請求項１１記載のプロセス。
13. ゼオライトは未焼成ゼオライトである請求項１記載のプロセス。
14. ゼオライトはバインダー材料と複合化される請求項１記載のプロセス。
15. ゼオライトは、シリカ供給源、アルミナ供給源、アルカリ金属またはアルカリ土類金属供給源、水および少なくとも一つの有機構造指向剤を含む合成混合物から調製される請求項１記載のプロセス。
16. ゼオライトは、以下の工程：
    （ｉ）有機構造指向剤を含む合成混合物からゼオライトを調製し；
    （ｉｉ）合成されたままのゼオライトをアンモニウムイオン水溶液で処理し；
    （ｉｉｉ）アンモニウム処理されたゼオライトを乾燥し；および
    有機構造指向剤は、ゼオライトから除去されないか、または実質除去されない
    工程を含むプロセスにより調製される請求項１記載のプロセス。
17. 有機構造指向剤は、合成されたままのゼオライトから熱処理により除去されないか、または実質除去されない請求項１６記載のプロセス。
18. 有機構造指向剤は、塩基性窒素化合物である請求項１５または１６に記載のプロセス。
19. 塩基性窒素化合物は第四級アンモニウム化合物の塩および塩基から選択される請求項１８記載のプロセス。
20. 第四級アンモニウム化合物はテトラアルキルアンモニウム化合物である請求項１９記載のプロセス。
21. テトラアルキルアンモニウム化合物はテトラアルキルアンモニウム塩である請求項２０記載のプロセス。
22. テトラアルキルアンモニウム塩は、臭化テトラアルキルアンモニウムである請求項２１記載のプロセス。
23. 合成混合物はさらに酸化ガリウム供給源を含む請求項１５または１６記載のプロセス。
24. カルボニル化プロセスを、水素の存在下で実施する請求項１記載のプロセス。
25. 一酸化炭素対水素のモル比は１：３〜１５：１の範囲にある請求項２４記載のプロセス。
26. 一酸化炭素供給源は合成ガスである請求項２４または２５記載のプロセス。
27. 水は、カルボニル化プロセスに供給される全気体供給物に基づき、１モル％未満の濃度で存在する請求項１記載のプロセス。
28. プロセスを、２４０℃から３２０℃までの温度、且つ２０から８０ｂａｒｇまでの全圧で実施する請求項１記載のプロセス。
29. プロセスを気相プロセスで実施する請求項１記載のプロセス。
30. 酢酸メチルをカルボニル化プロセスから回収し、且つ回収した酢酸メチルの少なくとも一部を酢酸に変換させる請求項１記載のプロセス。