JP2015521828A - 差動増幅器のオフセットを調整するための電子回路 - Google Patents

差動増幅器のオフセットを調整するための電子回路 Download PDF

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Abstract

電子回路は、2つのトランジスタを有する差動トランジスタペアと共に差動増幅器を有する。電子回路は、2つのデジタル/アナログ変換器も有し、この2つのデジタル/アナログ変換器の各々は、2つのトランジスタのうちの対応する1つに結合される。制御ビットは、差動増幅器のオフセット電圧調整を提供するためにDACを調整する。

Description

本発明は、一般に、電子回路に関し、より詳細には、オフセット電圧が調整され得る電子回路に関する。
周知のように、差動増幅器は、ゼロの値を有する差動入力信号を受け取る場合、その差動増幅器から非ゼロの出力電圧をもたらす望ましくないオフセット電圧を有する傾向がある。
また、磁場検出素子を含むが、これに限定されない、いくつかのタイプの検出素子も、ゼロの値を有する検出パラメータ、例えば、ゼロの値を持つ磁場を経験する場合、その検出素子から非ゼロの出力電圧をもたらす望ましくないオフセット電圧を有する傾向があることが知られている。
検出素子が差動増幅器の入力ノードに結合される場合、この組み合わせの結果としてもたらされるオフセット電圧は、差動増幅器または検出素子単独のオフセット電圧よりも大きくなり得る。
差動増幅器および/または検出素子と差動増幅器との組み合わせのオフセット電圧を低減するために、いくつかの技法が使用されてきた。
図1を参照すると、オフセット低減回路10は、各々が磁場に比例する抵抗を有する4つの磁気抵抗素子12を含み、これらの磁気抵抗素子12は、ホイートストンブリッジ12に構成される。ブリッジ12は、差動増幅器16の差動入力、および、特に、差動増幅器16内の差動トランジスタ構成18、20に結合される差動電圧信号12a、12bを生成する。
象徴的に、入力調整によるオフセット電圧調整を表すために、図示のように、差動電圧信号12a、12bの結合のうちの1つに挿入されるべき電圧源14が示される。電圧源14は、差動増幅器16と磁気抵抗素子ブリッジ12との組み合わせのオフセット電圧がゼロまたはゼロ近くになるように調整され得る。換言すれば、ゼロの値を有する磁場を磁気抵抗素子ブリッジ12が経験する場合、電圧源14の電圧値は、差動増幅器16によって生成される出力信号16aがゼロになるように調整され得る。
また、磁気抵抗素子ブリッジ12の代わりに、電流生成器22と電圧基準(例えば、グランド)との間に結合されるホール効果素子24が、差動増幅器の入力ノードに結合され得る差動信号24a、24bを生成し得ることも図示される。同様に、ゼロの値を有する磁場をホール効果素子24が経験する場合、電圧源14の電圧値は、差動増幅器16によって生成される出力信号16aがゼロになるように調整され得る。
2つのタイプの磁場検出素子が図示されるが、オフセット電圧の電圧源調整は、磁性的であってもなくても、任意のタイプの検出素子に適用可能である。さらに、オフセット電圧の電圧源調整は、検出素子を全く使用しない回路に適用可能である。
さらに、磁気抵抗素子ブリッジ12に関して、対角線上で対向する磁気抵抗素子の一方のペアが、場+Bを検出する一方で、磁気抵抗素子の他方のペアが、逆の場−Bを検出するように、磁気抵抗素子は磁場内に位置付けられ得る。これは、典型的な巨大磁気抵抗(GMR:giant magnetoresistance)素子抵抗(+/−ΔR)における対応する変化を引き起こし、ブリッジ出力端子における差動信号VBRIDGE12a、12bを生成する。ブリッジ出力電圧は、その後、図示のように、差動増幅器によって、バイポーラ接合トランジスタ(BJT:bipolar junction transistor)差動ペア18、20をしばしば使用して処理される。
製造上の変動に起因するGMR装置のばらつきは、磁場が印加されない場合に残るGMR抵抗変動(ΔRMMn)を引き起こす。これは、有意なブリッジ出力オフセットをもたらす。ブリッジ出力オフセットは、本明細書において、ゼロ値の入力磁場を持つブリッジ出力電圧として定義される。GMR素子のオフセット電圧は、GMR磁気抵抗素子を使用する磁場センサの精度性能を低下させる傾向がある。
GMRブリッジにおけるオフセットは、問題を生じさせるほどに大きい。実質的な磁場を経験している場合、GMR装置の抵抗は、飽和前に約5%しか変化せず、使用可能な線形範囲は、多くの適用においてさらに小さい。典型的なGMR素子の公称抵抗値は、装置の大きさおよび製造技術に依存して、0.1%から1%の精度に一致する。したがって、ブリッジオフセットは、使用可能な信号範囲と比較して、これらの値についての信号範囲の最大で(1%/5%)=20%まで大きくなり得る。生成される非常に小さい磁場の場合、例えば、高精度なGMR電流センサにおいて、オフセット電圧は、検知される信号よりも大きくなり得る。
例えば、電圧源14を用いるトリミングは、ブリッジオフセット電圧を除去または低減させるために使用される従来の方法である。電圧源14を調整するために、デジタル/アナログ変換器(DAC:digital−to−analog converter)(図示せず)が使用され得る。生産試験においては、トリミングを達成するために、磁気抵抗素子ブリッジ12を有する磁場センサにゼロ磁場が印加されることができ、ゼロに最も近いセンサ出力電圧16aを生成するコードを見出すために、DAC入力コードが検索され得る。
ここで図2を参照すると、電子回路70は、特定の差動オフセット調整構成を示す。電子回路70は、差動演算増幅器72を含む。抵抗器R1、R2、R3、R4は、差動増幅回路80を提供するために、演算増幅器72の周りに結合される。差動増幅回路80は、差動入力信号in+、in−を受け取るように結合され、差動出力信号out+、out−を生成するように構成される。オフセット調整は、差動増幅器72の入力ノード74、76へ調整電流を注入することによって実施され得る。
差動増幅回路80内の差動増幅器72の入力ノード74、76は、いわゆる「バーチャルグランド(virtual ground)」、すなわち、フィードバックが理由で非常に低い入力インピーダンスを有するノードであることが理解されるであろう。ノード74、76は、いわゆる「加算ノード(summing nodes)」として動作することが知られている。ノード74、76へ注入される(等しいインピーダンスを持つ)等しい電流は、出力オフセット電圧に対して影響を及ぼさないであろう。しかしながら、ノード74、76へ注入される等しくない電流は、出力オフセット電圧を調整するために使用され得る。
クロスカップル型R−2Rデジタル/アナログ変換器78(DAC)は、入力ノード74、76に結合されることができ、これらのノードへ等しくない電流を注入することによって、差動増幅回路80にオフセット調整を提供することができる。ここでは、DAC78は、スイッチトレジスタタイプのDACであることが示される。
2つのDAC78は、2つのそれぞれの基準電流Iを受け取るために結合され得る。その拡大図が素子82として示されるクロスカップル型スイッチを介して、電流は、2つのDAC78からノード74、76へ注入され得る。入力ノード74、76の各々によって受け取られる相対流は、クロスカップル型スイッチの位置を切り替えることによって制御され、クロスカップル型スイッチは、制御ビットbからbN−1によって制御される。
図示のようにノード74、76に結合されるR−2R DACは、解像度の追加ビットごとに面積の指数関数的増加を被る、典型的なDACの欠点なしに、バイナリ重み付けされたオフセット調整値を生成し得ることが知られている。
図2のオフセット調整回路は、センサ信号in+、in−が、DAC78によって生成されるオフセット調整信号と同じ加算接合点74、76を通過することを必要とする。これらの加算接合点74、76は、図1においてVTRIM電圧源14として示され、図1と共に上述された加算機能を実行する。しかしながら、差動センサ信号in+、in−をこのように処理することは望ましくないことがある。例えば、差動センサ信号in+、in−は、入力抵抗器Rを駆動しなければならない。所望のオフセット調整範囲に依存して、抵抗器Rは小さくなり、差動センサ信号in+、in−に低い入力抵抗を与えることがある。特に、図1の抵抗器ブリッジは、一般に、小さい入力抵抗を駆動することができず、したがって、付加的なバッファ段または増幅器段が抵抗器ブリッジと電子回路70との間に必要となり得る。付加的な増幅器段またはバッファ段は、ノイズ、オフセット、および帯域幅などの重要なシステムパラメータに悪影響を及ぼすであろう。
差動増幅器のオフセット電圧、または、磁場検出素子、例えば、GMR素子もしくはGMRブリッジに結合される差動増幅器の組み合わせのオフセット電圧を、磁場検出素子の信号経路に余分な増幅器段を追加せずに調整するための回路を提供することが望ましい。
本発明は、差動増幅器のオフセット電圧、または、磁場検出素子、例えば、GMR素子もしくはGMRブリッジに結合される差動増幅器の組み合わせのオフセット電圧を、磁場検出素子の信号経路に余分な増幅器段を追加せずに調整するための回路を提供する。
本発明の一態様によれば、電子回路は、回路基板と、回路基板上に配置される差動増幅器とを含む。差動増幅器は、互いに結合されて差動構成となる第1および第2のトランジスタを含み、各トランジスタは、ベースノードまたはゲートノードを含む対応する制御ノードを有し、各トランジスタは、対応する電流が流れるエミッタノードまたはソースノードを含む、少なくとも1つの対応する電流ノードを有する。電子回路は、回路基板上に配置されるオフセット補正回路も含む。オフセット補正回路は、差動増幅器のオフセット電圧を調整するように動作可能である。オフセット補正回路は、第1および第2のトランジスタの電流ノード間に結合される、複数の抵抗器を有する抵抗器ネットワークを含む。オフセット補正回路は、各々が第1および第2の対応するノードを有する複数の電流生成器も含む。オフセット補正回路は、複数のスイッチを有するスイッチングネットワークも含み、各スイッチは、対応する制御ノードならびに対応する第1のスイッチトノードおよび第2のスイッチトノードを有する。第1のスイッチトノードは、抵抗器ネットワークに結合され、第2のスイッチトノードは、複数の電流生成器の第1のノードに結合される。オフセット補正回路は、複数の制御信号を生成するように構成された選択回路も含み、各制御信号は、スイッチングネットワークの対応する制御ノードに結合され、複数のスイッチのうちの少なくとも対応する1つを閉じるように動作可能である。
電子回路のいくつかの実施形態において、電子回路は、以下の態様のうちの1つまたは複数を含むことができる。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数の抵抗器は、Rおよび2Rの値を有し、第1および第2のR−2Rネットワークとして構成され、第1のR−2Rネットワークは、第1のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、第2のR−2Rネットワークは、第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、第1のDACは、第1のトランジスタに結合されるノードを有し、第2のDACは、第2のトランジスタに結合されるノードを有する。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数のスイッチは、スイッチの複数のペアとして構成され、スイッチの各ペアは、第1のDACに結合される第1のスイッチおよび第2のDACに結合される第2のスイッチを有し、第1および第2のスイッチの制御ノードにおいて受け取られる制御信号の特定の状態に応じて、第1のスイッチは閉じ、第2のスイッチは開いて、複数の電流生成器のうちの1つによって生成された電流を第1のDACまたは第2のDACのどちらかへ適宜導く。
電子回路のいくつかの実施形態において、選択回路は、閉じられる複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、EEPROMを含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、複数の可溶性リンクを含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、第1および第2のトランジスタは、NPNバイポーラトランジスタである。
電子回路のいくつかの実施形態において、第1および第2のトランジスタは、PNPバイポーラトランジスタである。
電子回路のいくつかの実施形態において、第1および第2のトランジスタは、Nチャネル電界効果トランジスタ(FET:field effect transistors)である。
電子回路のいくつかの実施形態において、第1および第2のトランジスタは、Pチャネル電界効果トランジスタ(FET)である。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数の電流生成器は、
温度に対して安定である基準電圧を生成するように構成された基準電圧生成装置と、
温度に比例する温度比例電圧を生成するように構成された温度比例電圧生成装置と、
基準電圧を受け取るように結合され、基準電流を生成するように構成された第1の対応する電流生成器と、
温度比例電圧を受け取るように結合され、温度に比例する温度比例電流を生成するように構成された第2の対応する電流生成器と、
を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数のスイッチは、互いに結合されてスイッチの複数のペアとなる第1の複数のスイッチおよび第2の複数のスイッチを含み、スイッチの各ペアは、第2の複数のスイッチのうちの対応する1つに結合される、第1の複数のスイッチのうちの対応する1つから成り、第1の複数のスイッチは、複数の電流生成器のうちの対応する1つから基準電流を受け取るように結合され、第2の複数のスイッチは、複数の電流生成器のうちの対応する1つから温度比例電流を受け取るように結合される。
電子回路のいくつかの実施形態において、選択回路は、閉じられる第1の複数のスイッチのうちの選択されたスイッチおよび第2の複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、EEPROMを含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、複数の可溶性リンクを含む。
いくつかの実施形態において、電子回路は、
第1および第2のトランジスタの制御ノードに結合される1つまたは複数の磁場検出素子をさらに備え、1つまたは複数の磁場検出素子は、磁場センサを形成する回路基板上に配置される。
電子回路のいくつかの実施形態において、1つまたは複数の磁場検出素子は、2つの他の回路素子と共にブリッジ構成に結合される少なくとも2つの磁気抵抗素子を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、1つまたは複数の磁場検出素子は、1つまたは複数の磁気抵抗素子を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、1つまたは複数の磁場検出素子は、1つまたは複数のホール素子を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数の抵抗器は、Rおよび2Rの値を有し、第1および第2のR−2Rネットワークとして構成され、第1のR−2Rネットワークは、第1のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、第2のR−2Rネットワークは、第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、第1のDACは、第1のトランジスタに結合されるノードを有し、第2のDACは、第2のトランジスタに結合されるノードを有する。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数のスイッチは、スイッチの複数のペアとして構成され、スイッチの各ペアは、第1のDACに結合される第1のスイッチおよび第2のDACに結合される第2のスイッチを有し、第1および第2のスイッチの制御ノードにおいて受け取られる制御信号の特定の状態に応じて、第1のスイッチは閉じ、第2のスイッチは開いて、複数の電流生成器のうちの1つによって生成された電流を第1のDACまたは第2のDACのどちらかへ適宜導く。
電子回路のいくつかの実施形態において、選択回路は、閉じられる複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、EEPROMを含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、プログラム可能な装置は、複数の可溶性リンクを含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数の電流生成器の各々は、
温度に対して安定である基準電圧を生成するように構成された基準電圧生成装置と、
温度に比例する温度比例電圧を生成するように構成された温度比例電圧生成装置と、
基準電圧を受け取るように結合され、基準電流を生成するように構成された第1の対応する電流生成器と、
温度比例電圧を受け取るように結合され、温度に比例する温度比例電流を生成するように構成された第2の対応する電流生成器と、
を含む。
電子回路のいくつかの実施形態において、複数のスイッチは、互いに結合されてスイッチの複数のペアとなる第1の複数のスイッチおよび第2の複数のスイッチを含み、スイッチの各ペアは、第2の複数のスイッチのうちの対応する1つに結合される、第1の複数のスイッチのうちの対応する1つから成り、第1の複数のスイッチは、複数の電流生成器のうちの対応する1つから基準電流を受け取るように結合され、第2の複数のスイッチは、複数の電流生成器のうちの対応する1つから温度比例電流を受け取るように結合される。
本発明自体のみならず、本発明の前述の特徴は、図面の以下の詳細な説明から、より完全に理解され得る。
ホイートストンブリッジに構成される4つの磁気抵抗素子に結合される差動増幅器を有する電子回路を示し、かつ、オフセットトリムを表すための電圧源を示すブロック図である。 オフセットトリムを提供するために、対応する2つの加算ノードに結合される2つのクロスカップル型デジタル/アナログ変換器(DAC)を持つ演算増幅器を有する従来の電子回路を示すブロック図である。 差動増幅器において使用され得るようなNPNトランジスタ(または、代替的に、NチャネルFET)の差動ペアを有し、かつ、2つのDACを有する例示的な電子回路であって、第1のDACは、トランジスタの差動ペアのうちの第1のトランジスタのエミッタに結合され、第2のDACは、差動トランジスタのペアのうちの第2のトランジスタのエミッタに結合され、この2つのDACが、オフセット調整を提供し、各DACは、複数のスイッチを通じて複数の電流生成器に結合される、電子回路を示すブロック図である。 差動増幅器において使用され得るようなPNPトランジスタ(または、代替的に、PチャネルFET)の差動ペアを有し、かつ、2つのDACを有する別の例示的な電子回路であって、第1のDACは、トランジスタの差動ペアのうちの第1のトランジスタのエミッタに結合され、第2のDACは、差動トランジスタのペアのうちの第2のトランジスタのエミッタに結合され、この2つのDACが、オフセット調整を提供し、各DACは、複数のスイッチを通じて複数の電流生成器に結合される、電子回路を示すブロック図である。 図3および図3Aの電流生成器を提供するために使用され得る電子回路を示すブロック図である。 図3および図3Aの電子回路の一部の等価回路のブロック図である。 図3および図3Aの電子回路の一部の簡略化された等価回路のブロック図である。 図3の電子回路のオフセット電圧制御のシミュレーション結果を示すグラフである。
本発明を説明する前に、いくつかの予備的な概念および専門用語が解説される。
本明細書において、「磁場検出素子(magnetic field sensing element)」という用語は、磁場を検出することができる様々な電子的素子を説明するために使用される。磁場検出素子は、ホール効果素子、磁気抵抗素子、または磁気トランジスタとすることができるが、これらに限定されない。周知のように、種々のタイプのホール効果素子、例えば、平面ホール素子、縦型ホール素子、および円型縦型ホール(CVH:Circular Vertical Hall)素子が存在する。また、周知のように、種々のタイプの磁気抵抗素子、例えば、アンチモン化インジウム(InSb)などの半導体磁気抵抗素子、巨大磁気抵抗(GMR)素子、異方性磁気抵抗素子(AMR:anisotropic magnetoresistance element)、トンネリング磁気抵抗(TMR:tunneling magnetoresistance)素子、および磁気トンネル接合(MTJ:magnetic tunnel junction)が存在する。磁場検出素子は、単一の素子であっても、または、代替的に、様々な構成、例えば、ハーフブリッジもしくはフル(ホイートストン)ブリッジに構成された2つ以上の磁場検出素子を含んでもよい。装置のタイプおよび他の適用要件に応じて、磁場検出素子は、シリコン(Si)もしくはゲルマニウム(Ge)などのタイプIVの半導体材料、またはガリウムヒ素(GaAs)もしくはインジウム化合物、例えば、アンチモン化インジウム(InSb)のようなタイプIII−Vの半導体材料から成る装置であってもよい。
本明細書において、「検出素子(sensing element)」という用語は、環境の任意のそれぞれの特性を検出することができる任意の電子部品を説明するために使用される。
ホール効果素子または磁気抵抗素子に結合され、または、そうではなく、ホール効果素子または磁気抵抗素子を含む、ある回路が下記に示されるが、同じ回路および技法は、任意の他のタイプの磁場検出素子に、任意のタイプの検出素子一般に、または検出素子を含まない他の回路に結合される差動増幅器に適用できることが理解されるべきである。
本明細書において、「電流生成器(current generator)」という表現は、定電流を生成するように動作可能な電流源、または定電流をシンクするように動作可能な電流シンクのどちらかを説明するために使用される。
ここで図3を参照すると、例示的な電子回路100は、2つの整合されたNビットのR−2Rデジタル/アナログ変換器(DAC)102、104を含む。各DAC102、104は、対応するNPNバイポーラ接合トランジスタ(BJT)106、108の対応するエミッタノードに直列に結合される。2つのトランジスタ106、108は、差動増幅器の差動ペアとして構成される。この差動増幅器の差動ペアは、図1の差動増幅器16の差動ペア18、20と同じまたは同様とすることができる。BJT装置106、108が図示されるが、NチャネルMOSFET装置124、126が代わりに使用されてもよい。
本明細書において、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)106、108に言及する場合、これらのトランジスタのエミッタに言及するために「電流ノード(current node)」という表現が使用される。「電流ノード」という表現は、電界効果トランジスタ(FET)のソースを説明するためにも使用され得る。BJTを通って流れる電流の大部分は、エミッタへ、またはエミッタから流れ、FETを通って流れる電流の大部分は、ソースへ、またはソースから流れることが理解されるであろう。
したがって、トランジスタ106は、第1の電流ノード106aと第2の電流ノード106bとを含むことができ、これらの間を電流IOUTPが流れる。トランジスタ108は、第1の電流ノード108aと第2の電流ノード108bとを含むことができ、これらの間を電流IOUTNが流れる。
電子回路100は、オフセット補正回路も含む。オフセット補正回路は、抵抗器ネットワーク、例えば、2つのDAC102、104を含むことができる。抵抗器ネットワークは、複数の抵抗器を有する。抵抗器ネットワーク102、104は、電流ノード間、すなわち、第1のトランジスタ106のエミッタ106bと第2のトランジスタ108のエミッタ108bとの間に結合される。オフセット補正回路は、第1および第2の対応するノードを有する複数の電流生成器114も含む。いくつかの実施形態において、第2のノードは、基準電圧ノード、ここではグランドに結合され得る。オフセット補正回路は、各スイッチが対応する制御ノード、ならびに対応する第1および第2のスイッチトノードを有する複数のスイッチを有するスイッチングネットワーク112も含む。第1のスイッチトノードは、抵抗器ネットワーク102、104に結合され、第2のスイッチトノードは、複数の電流生成器114のうちの第1のノードに結合される。オフセット補正回路は、複数の制御信号bからbN−1を生成するように構成された選択回路116も含み、各制御信号は、スイッチングネットワーク112の対応する制御ノードに結合され、スイッチングネットワークの複数のスイッチのうちの少なくとも対応する1つを閉じるように動作可能である。
2つのデジタル/アナログ変換器(DAC)102、104は、ここでは、各々がR−2R構造を有するスイッチト電流タイプのDACとして示される。
電子回路100の全ての素子は、集積回路内の共通の基板128、例えば、シリコン基板上に配置され得る。
動作においては、スイッチングネットワーク112により、DAC制御ビットb〜bN−1の各々は、複数の電流生成器120のうちの対応する1つによって生成される、対応する整合された基準電流Iが、スイッチ112によって差動ペア106、108の正の(左)側にルーティングされるか、または負の(右)側にルーティングされるかを選択する。例えば、入力制御ワードの最上位ビット(MSB:most significant bit)であるbN−1が高の場合、最左端の電流生成器は、ノードpN−1へルーティングされる。そうでない場合、最左端の電流生成器は、ノードnN−1へルーティングされる。同じように、最下位ビット(LSB:least significant bit)であるbは、電流がノードpへルーティングされるのか、またはnへルーティングされるのかを選択する。ミッドレンジよりも大きいDAC入力制御ワードが選択される場合、負(右)よりも正(左)から多くの電流がシンクされる。これは、右から左へ双方のR−2R構造に純粋な正の電圧降下を生じさせ、V(nN−1)>V(pN−1)(ノードnN−1およびpN−1における電圧)という結果をもたらす。この状況は、V(in+)<V(in−)の場合、負の入力ブリッジオフセットを補正し、V(in+)−V(in−)=V(pN−1)−V(nN−1)の場合、等しい出力電流(IOUTP=IOUTN)を強制的に流し、すなわち、オフセット電圧を相殺することができる。R−2R構造102、104は、入力制御ビットb〜bN−1のうちの各々が変化するにつれて、電圧V(pN−1)−V(nN−1)をバイナリ重み付けの手法で調整する。下記に提供される分析は、回路100が、以下のような範囲およびステップサイズを持つオフセット調整DACとして使用され得ることを示す:
範囲=±2IR・(1−2−N) (1)
ステップサイズ=IR・22−N (2)
上述されるように、オフセット電圧調整を実行することに加えて、電子回路100は、入力トランジスタ106Qおよび108Qを使用する差動入力増幅器段としての機能も果たす。R−2R DAC102、104は、等価抵抗Rを持つエミッタ減衰抵抗を形成する。
随意的に、2つの抵抗器R128、130は、それぞれトランジスタ106、108のエミッタとDAC102、104との間に結合され得る。抵抗器R128、130は、小さいことが期待される抵抗Rを超えて減衰抵抗を増加させることができる。抵抗器R128、130は、DAC102、104の動作に影響を及ぼさない。
随意的に、トランジスタ106、108に適切なバイアス電流を選択する際にさらなる制御を可能にするために、電流生成器110によって生成されるバイアス電流Iは、DAC102、104双方の入力ノードに結合され得る。電流I110は、2つのトランジスタ106、108間で均等に分かれる。電流I110は、DACの動作に影響を及ぼさない。
電圧オフセットが相殺される場合、トランジスタ106、108双方のエミッタ電流は、0.5(I+N・I)に等しく、ただし、Nは、制御ビットb〜bN−1の数である。電流Iは、典型的な入力増幅器についての設計要件を満たすために、電流Iと比べて小さいことが期待される。1つの特定の実施形態において、I=40μA、I=480μAであり、N=8つのDAC R−2Rセグメント、および対応する8つの電流源Iが存在する。
DAC102、104を制御する制御ビットb〜bN−1は、選択回路116によって生成され得る。いくつかの実施形態において、選択回路116は、制御ビットb〜bN−1の状態、すなわち、高状態および低状態を示すコード(または、代替的に、1つまたは複数の選択可能なコード)を記憶するように構成されたメモリ装置を含む。いくつかの実施形態において、メモリ装置は、電気的消去可能読み出し専用メモリEEPROM:electrically erasable programmable read−only memory)である。いくつかの実施形態において、メモリ装置は、1回だけ使用可能な可溶性リンク(one−time fusible links)、すなわち、1回だけプログラム可能な(OTP:one−time programmable)装置を有する装置である。選択回路116内のメモリ装置は、電子回路100の製造期間中にプログラムされ得る。ただし、選択回路116内のメモリ装置を任意の時点でプログラムすることも可能である。
随意的に、電子回路100の温度補償を提供するために、スイッチ118の別のセットおよび電流生成器120の別のセットが使用され得る。スイッチ118は、このスイッチの出力がスイッチ112の出力に結合されるように結合され得る。これは、ノードn〜nN−1およびp〜pN−1において2つの電流寄与を加算する。電流生成器120は、電流値IPTATを有することができる。電流値IPTATは、温度に比例する電流値とすることができる。電流値IPTATの生成は、下記で図4と共により完全に説明される。ここでは、電流生成器120に結合されたスイッチ118が、温度変化に対して安定である、トランジスタ106、108または124、126の差動ペアのオフセット電圧の補償を提供することができると言えば充分である。
スイッチ118のセットは、制御ビットc〜cN−1によって制御され得る。様々な制御ビットc〜cN−1は、別の選択回路122によって生成され得る。選択回路122は、選択回路118と同じまたは同様とすることができる。
図2の電子回路70とは異なり、電子回路100は、電子回路100に入力信号を提供する1つまたは複数の検出素子、例えば、図1の磁気抵抗素子ブリッジ12に比較的高い入力抵抗を与えることは明らかであるべきである。したがって、多くの実施形態において、1つまたは複数の検出素子と電子回路100との間には、付加的な増幅器段またはバッファ段の必要がない。
ここで図3Aを参照すると、別の例示的な電子回路150は、図3の電子回路100と同様であるが、PNPバイポーラ接合トランジスタ(BJT)156、158またはPチャネルMOSFET装置174、176と共に使用される場合に、別様に結合される。例示的な電子回路150は、2つの整合されたNビットのR−2Rデジタル/アナログ変換器(DAC)152、154を含み、各々が、2つの対応するPNPバイポーラ接合トランジスタ(BJT)156、158のエミッタノード(すなわち、電流ノード)156b、158bのうちの対応する1つと直列に結合される。2つのPNPトランジスタ156、158は、差動ペアとして構成される。BJT装置156、158が図示されるが、PチャネルMOSFET装置174、176が代わりに使用されてもよい。
DAC152、154は、図3のDAC102、104と同じ構造を有する。ここでは、DAC152、154は、各々R−2R構造を有する、スイッチト電流タイプのDACであることが示される。DAC制御ビットb〜bN−1の各々は、複数の電流生成器164のうちの対応する1つによって生成される、対応する整合された基準電流が、スイッチ162によって差動ペア156、158の正の(左)側にルーティングされるか、または負の(右)側にルーティングされるかを選択する。方程式(1)および(2)は、電子回路150の範囲およびステップサイズに適用される。
随意的に、2つの抵抗器R178、180は、それぞれトランジスタ156、158のエミッタとDAC152、154との間に結合され得る。抵抗器R178、180は、小さいことが期待される抵抗Rを超えて減衰抵抗を増加させることができる。抵抗器R178、180は、DAC152、154の動作に影響を及ぼさない。
随意的に、トランジスタ156、158に適切なバイアス電流を選択する際にさらなる制御を可能にするために、電流生成器160によって生成されるバイアス電流Iは、DAC152、154双方の入力に結合され得る。電流Iは、双方のトランジスタ156、158の間で均等に分かれる。電流Iは、DACの動作に影響を及ぼさない。
電子回路150の全ての素子は、集積回路内の共通の基板178、例えば、シリコン基板上に配置され得る。
電圧オフセットが相殺される場合、トランジスタ156、158双方のエミッタ電流は、0.5(I+N・I)に等しく、ただし、Nは、制御ビットb〜bN−1の数である。電流Iは、典型的な入力増幅器についての設計要件を満たすために、電流I160と比べて小さいことが期待される。1つの特定の実施形態において、I=40μA、I=480μAであり、N=8つのDAC R−2Rセグメント、および対応する8つの電流源Iが存在する。
DAC152、154を制御する制御ビットb〜bN−1は、選択回路168によって生成されることができ、選択回路168は、図3の選択回路116と同じまたは同様とすることができる。
随意的に、電子回路150の温度補償を提供するために、スイッチ168の別のセットおよび電流生成器170の別のセットが使用され得る。スイッチ168は、このスイッチの出力がスイッチ162の出力と並列に結合されるように結合され得る。電流生成器170は、上述された電流値IPTATを有することができる。スイッチ168のセットは、制御ビットc〜cN−1によって制御され得る。制御ビットc〜cN−1は、別の選択回路172によって生成され得る。選択回路172は、選択回路168と同じまたは同様とすることができる。
スイッチ168および電流生成器170の動作は、図3と共に上記の議論から理解されるであろう。
ここで図4を参照すると、電子回路200は、バンドギャップ電圧202bおよびPTAT電圧202aを生成するように構成された絶対温度比例(PTAT:proportional to absolute temperature)装置202を含み得る。バンドギャップ電圧202bは温度に対して実質的に不変であることが理解されるであろう。PTAT電圧202aは既知の関係において温度に比例する値を有することも理解されるであろう。
バンドギャップ電圧202bは、演算増幅器204に結合されることができ、演算増幅器204は、電流生成器構成において電界効果トランジスタ206を制御するための制御電圧204aを提供することができる。抵抗器212は、電界効果トランジスタ206のソースに結合され得る。抵抗器212は、演算増幅器204の別の入力に結合され得る。抵抗器212は、値RMATCH1を有することができる。定電流206aは、FET206のドレインへ流れ得る。定電流206aは、温度に対して実質的に不変の値を有する。
好適な実施形態において、RMATCH1=kRであり、ただし、Rは、図3および図3Aに示されるものであり、kは、スケーリング定数である。好適な実施形態において、kは、直列および/または並列な抵抗Rの組み合わせからRMATCH1を形成することによって固定される。この関係により、抵抗は、特に同じ回路ダイ上に製造される場合、温度に対して実質的に同じように変動するであろう。したがって、電流Iは、抵抗Rの温度依存性に応じた温度依存性を有し、ただし、電子回路200ならびに図3および図3Aの電子回路100、150において抵抗Rを通過する場合、電流Iは温度に依存しない電圧を生じさせる。
PTAT電圧202aは、演算増幅器208に結合されることができ、演算増幅器208は、電流生成器構成において電界効果トランジスタ210を制御するための制御電圧208aを提供することができる。抵抗器214は、電界効果トランジスタ210のソースに結合され得る。抵抗器214は、演算増幅器208の別の入力に結合され得る。抵抗器214、値RMATCH2を有することができる。定電流210aは、FET210のドレインへ流れ得る。定電流210aは、既知の関係において温度に比例する値を有する。上述された理由により、好適な実施形態において、RMATCH2=kRであり、ただし、Rは、図3および図3Aに示されるものであり、kは、上記のkと同様のスケーリング定数である。
いくつかの実施形態において、演算増幅器204、208、FET206、210、および抵抗器212、214は、複数回複製されることができ、各々が、図3の複数の電流生成器114、120を提供するために、また、図3Aの複数の電流生成器164、170も提供するために、それぞれPTAP装置202に結合される。ただし、好適な実施形態において、図4の電流IおよびIPTATは、電流ミラーを代わりに用いて複製され得る。
DACの範囲およびオフセットステップサイズの値を、処理および温度によらず安定させることは望ましいことがある。上記の方程式(1)および(2)によれば、所与のNビットのDACについて、範囲およびステップサイズは、IおよびRのみに依存する。周知の通り、PTAT装置、例えば、PTAT装置202は、安定したIRの積を生成する電流を生成するために使用され得る。電子回路200は、値IおよびIPTATをそれぞれ有する電流206a、210aを生成することができ、電流206a、210aは、双方ともに温度に依存せず、かつ、温度に比例するIR値を生成するために使用され得る。
例えば、上述されたような電流ミラーによって提供される、これら2つの電流のN個の複製が、2つのNビットのスイッチングバンク、例えば、図3のスイッチ112、118のセットまたは図3Aのスイッチ162、168のセットと共に使用される場合、オフセットとオフセット温度ドリフトとの双方の調整が実現され得る。付加的なR−2R抵抗器ネットワークは必要とされない。
図3および図3Aそれぞれの増幅器入力トランジスタ106、108または178、180をバイアスする電流は、0.5(I+N・I+N’・IPTAT)によって決定され、ただし、Nは、制御ビットb〜bN−1の数であり、N’は、制御ビットc〜cN’−1の数である。いくつかの実施形態において、N=N’である。電流をバイアスすることは、電流N・IおよびN’・IPTATからの望ましくない温度依存性を有し得る。しかしながら、このバイアス電流0.5(I+N・I+N’・IPTAT)は、DACの入力コードに依存しないため、電流Iは、入力コードの選択にかかわらず、DAC電流N・IおよびN’・IPTATからの任意の望ましくない温度依存性を相殺するように調整され得る。
バンドギャップ電圧が上述されているが、温度に対して安定である電圧基準を生成するための他の手法が存在することが理解されるであろう。PTAT装置が上記に示されているが、電圧VPTATに相当する温度依存電圧を生成する他の手法が存在することが理解されるであろう。さらに、電圧VBGおよびVPTATの双方を生成することができるPTAT装置が示されているが、同様の電圧は別個の装置によって生成されてもよいことが理解されるであろう。
ここで図5を参照すると、図3の電子回路100が方程式(1)および(2)の範囲およびステップサイズを生成し得ることを示すために、等価回路が下記で使用される。簡略化された等価回路は、図3の電子回路100を表し得るが、I=0、かつ、R=0であり、スイッチ118のセットおよび電流生成器120のセットが省略される、簡略化された場合について示される。スイッチ112のセットも省略され、電流生成器は、その代わりにパラメータbまたはb’によってオンまたはオフにされる。パラメータb、b’は、相補的なDAC入力制御信号を表し、0または1の値をとる(各iについて、b=1の場合はb’=0、b=0の場合はb’=1である)。電流生成器は、合わさって共通の差動増幅器のテールノード(電流生成器の上流にあるノードN・I)となる。なぜなら、この等価回路において、全てのDAC電流の和は、常にN・I、すなわち、
Figure 2015521828
であり、余分な電流N・Iが、N・Iとして識別される別の等価な電流生成器によって、このテールノードから引き込まれる場合、この回路は、図3と等価であるためである。
ここで図6を参照すると、さらに簡略化された等価回路は、テブナンの定理およびノートンの定理の反復適用を使用して、図5から得ることができる。図6の電圧VR2R,pおよびVR2R,nは、以下のようにb個のDAC選択ビットに依存する値を有する。
Figure 2015521828
Figure 2015521828
図6のさらに簡略化された等価回路は、オフセット調整回路によって誘導される補正入力オフセット電圧VTRIMを見出すために使用され得る。電圧VTRIMの値は、IOUTP=IOUTNの場合、ゼロ出力電圧を強制的に印加するために必要な差動トランジスタ構成における入力端子間の電圧(Vin+ − Vin−)の逆数である。(−VTRIM)を入力端子に印加し、Vin+/Vin−の電圧ループについて電圧を加算すると、
Figure 2015521828
TRIM=VR2R,p−VR2R,n (6)
であり、ただし、IOUTP=IOUTNであるため、VBE,p=VBE,nが用いられた。
方程式(3)および(4)を方程式(6)に代入すると、以下が得られる:
Figure 2015521828
そのため、電圧VTRIMは、制御ビットbのバイナリ重み付けされた和である。DACの範囲は、全てのb=1、かつ、全てのb’=0である場合の最大のVTRIMから、全てのb=0、かつ、全てのb’=1である場合の電圧VTRIMの最小値を差し引くことによって、上記の方程式から見出される。これにより、上述されたように、以下が得られる:
範囲=±2IR・(1−2−N) (8)
これは、より大きなNビットのDACについて約+/−2IRである。ステップサイズは、隣接する入力コード、例えば、(bN−1...b)=(00...00)および(00...01)におけるVTRIMの値を差し引くことによって、方程式(7)から見出される。これにより、上述されたように、以下が得られる:
ステップサイズ=IR・22−N (9)
ここで図7を参照すると、グラフ250は、バイナリ値を単位とする目盛りを持つ横軸を有し、10進コードは、bN−1...bによって表され、ただし、bN−1からbは、図3および図3Aの制御ビットである。換言すれば、8ビットの調整(N=8)を仮定すると、bN−1...bは、0から255の調整値を表す。グラフ250は、補正されたオフセット電圧を単位とする、すなわち、ミリボルトを単位とするオフセット補正値の目盛りを持つ縦軸も有する。
曲線252は、図3の回路トポロジーのシミュレーションを使用する、シミュレーションされたN=8ビットの調整回路についての調整コードに対する補正されたオフセット電圧を表す。選ばれたパラメータは、下記の表1において一覧にされている。曲線252は、入力デジタルコードが取り得る256個のコード全てがスイープされるにつれて、調整DAC102、104によって相殺される入力オフセット値についてのシミュレーション結果を示す。範囲、ステップサイズ、およびDACの線形性についてのシミュレーション結果は、分析的結果と一致する。
Figure 2015521828
曲線252は、線形である。
抵抗比2を有するDAC、すなわち、R−2R DACが上記の電子回路において示されているが、DAC段のうちのいくつかのみにおいて異なる抵抗比を有するDACを含めて、他の抵抗比を有するDACも使用され得ることが理解されるべきである。そのようなDACは、補正されたオフセットとオフセット調整コードとの間に、図7と共に上記に示されるような線形関係を提供しないであろう。ただし、いくつかの適用では、非線形の補正曲線を有することが望ましいことがある。
上述された回路および技法は、磁場検出素子だけでなく、任意の検出素子に適用され得ることが明らかであるべきである。特定の利点は、比較的高い出力抵抗を有する検出素子について上述されている。
本明細書において引用される全ての参考文献は、それらの全体が参照によって本明細書に包含される。
本特許の主題である、様々な概念、構造および技法を例示する役割を果たす好適な実施形態を説明したので、これらの概念、構造および技法を包含する他の実施形態も使用され得ることは、当業者にはいまや明らかとなるであろう。したがって、本特許の範囲は、説明された実施形態に限定されるべきではないが、むしろ以下の特許請求の範囲の精神および範囲によってのみ限定されるべきであることが提示される。

Claims (26)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板上に配置され、互いに結合されて差動構成となる第1および第2のトランジスタを含む差動増幅器であって、各トランジスタは、ベースノードまたはゲートノードを含む対応する制御ノードを有し、各トランジスタは、対応する電流が流れるエミッタノードまたはソースノードを含む対応する電流ノードを有する、差動増幅器と、
    前記回路基板上に配置され、前記差動増幅器のオフセット電圧を調整するように動作可能であるオフセット補正回路であって、
    前記第1および第2のトランジスタの前記電流ノード間に結合される、複数の抵抗器を有する抵抗器ネットワーク、
    各々が第1および第2の対応するノードを有する複数の電流生成器、
    複数のスイッチを有するスイッチングネットワークであって、各スイッチは、対応する制御ノードならびに対応する第1のスイッチトノードおよび第2のスイッチトノードを有し、前記第1のスイッチトノードは、前記抵抗器ネットワークに結合され、前記第2のスイッチトノードは、前記複数の電流生成器の前記第1のノードに結合される、スイッチングネットワーク、ならびに、
    複数の制御信号を生成するように構成された選択回路であって、各制御信号は、前記スイッチングネットワークの対応する制御ノードに結合され、前記複数のスイッチのうちの少なくとも対応する1つを閉じるように動作可能である、選択回路、
    を含むオフセット補正回路と、
    を備える、電子回路。
  2. 前記複数の抵抗器が、Rおよび2Rの値を有し、第1および第2のR−2Rネットワークとして構成され、前記第1のR−2Rネットワークは、第1のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、前記第2のR−2Rネットワークは、第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、前記第1のDACは、前記第1のトランジスタに結合されるノードを有し、前記第2のDACは、前記第2のトランジスタに結合されるノードを有する、請求項1に記載の電子回路。
  3. 前記複数のスイッチが、スイッチの複数のペアとして構成され、スイッチの各ペアは、前記第1のDACに結合される第1のスイッチおよび前記第2のDACに結合される第2のスイッチを有し、前記第1および第2のスイッチの制御ノードにおいて受け取られる制御信号の特定の状態に応じて、前記第1のスイッチは閉じ、前記第2のスイッチは開いて、前記複数の電流生成器のうちの1つによって生成された電流を前記第1のDACまたは前記第2のDACのどちらかへ適宜導く、請求項2に記載の電子回路。
  4. 前記選択回路が、閉じられる前記複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む、請求項1に記載の電子回路。
  5. 前記プログラム可能な装置が、EEPROMを含む、請求項4に記載の電子回路。
  6. 前記プログラム可能な装置が、複数の可溶性リンクを含む、請求項4に記載の電子回路。
  7. 前記第1および第2のトランジスタが、NPNバイポーラトランジスタである、請求項1に記載の電子回路。
  8. 前記第1および第2のトランジスタが、PNPバイポーラトランジスタである、請求項1に記載の電子回路。
  9. 前記第1および第2のトランジスタが、Nチャネル電界効果トランジスタ(FET)である、請求項1に記載の電子回路。
  10. 前記第1および第2のトランジスタが、Pチャネル電界効果トランジスタ(FET)である、請求項1に記載の電子回路。
  11. 前記複数の電流生成器が、
    温度に対して安定である基準電圧を生成するように構成された基準電圧生成装置と、
    温度に比例する温度比例電圧を生成するように構成された温度比例電圧生成装置と、
    前記基準電圧を受け取るように結合され、基準電流を生成するように構成された第1の対応する電流生成器と、
    前記温度比例電圧を受け取るように結合され、温度に比例する温度比例電流を生成するように構成された第2の対応する電流生成器と、
    を含む、請求項1に記載の電子回路。
  12. 前記複数のスイッチが、互いに結合されてスイッチの複数のペアとなる第1の複数のスイッチおよび第2の複数のスイッチを含み、スイッチの各ペアは、前記第2の複数のスイッチのうちの対応する1つに結合される、前記第1の複数のスイッチのうちの対応する1つから成り、前記第1の複数のスイッチは、前記複数の電流生成器のうちの対応する1つから前記基準電流を受け取るように結合され、前記第2の複数のスイッチは、前記複数の電流生成器のうちの対応する1つから前記温度比例電流を受け取るように結合される、請求項11に記載の電子回路。
  13. 前記選択回路が、閉じられる前記第1の複数のスイッチのうちの選択されたスイッチおよび前記第2の複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む、請求項12に記載の電子回路。
  14. 前記プログラム可能な装置が、EEPROMを含む、請求項13に記載の電子回路。
  15. 前記プログラム可能な装置が、複数の可溶性リンクを含む、請求項13に記載の電子回路。
  16. 前記第1および第2のトランジスタの前記制御ノードに結合される1つまたは複数の磁場検出素子をさらに備え、前記1つまたは複数の磁場検出素子は、磁場センサを形成する前記回路基板上に配置される、
    請求項1に記載の電子回路。
  17. 前記1つまたは複数の磁場検出素子が、2つの他の回路素子と共にブリッジ構成に結合される少なくとも2つの磁気抵抗素子を含む、請求項16に記載の電子回路。
  18. 前記1つまたは複数の磁場検出素子が、1つまたは複数の磁気抵抗素子を含む、請求項16に記載の電子回路。
  19. 前記1つまたは複数の磁場検出素子が、1つまたは複数のホール素子を含む、請求項16に記載の電子回路。
  20. 前記複数の抵抗器が、Rおよび2Rの値を有し、第1および第2のR−2Rネットワークとして構成され、前記第1のR−2Rネットワークは、第1のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、前記第2のR−2Rネットワークは、第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)を形成し、前記第1のDACは、前記第1のトランジスタに結合されるノードを有し、前記第2のDACは、前記第2のトランジスタに結合されるノードを有する、請求項16に記載の電子回路。
  21. 前記複数のスイッチが、スイッチの複数のペアとして構成され、スイッチの各ペアは、前記第1のDACに結合される第1のスイッチおよび前記第2のDACに結合される第2のスイッチを有し、前記第1および第2のスイッチの制御ノードにおいて受け取られる制御信号の特定の状態に応じて、前記第1のスイッチは閉じ、前記第2のスイッチは開いて、前記複数の電流生成器のうちの1つによって生成された電流を前記第1のDACまたは前記第2のDACのどちらかへ適宜導く、請求項20に記載の電子回路。
  22. 前記選択回路が、閉じられる前記複数のスイッチのうちの選択されたスイッチを示す値を記憶するように構成されたプログラム可能な装置を含む、請求項16に記載の電子回路。
  23. 前記プログラム可能な装置が、EEPROMを含む、請求項22に記載の電子回路。
  24. 前記プログラム可能な装置が、複数の可溶性リンクを含む、請求項22に記載の電子回路。
  25. 前記複数の電流生成器の各々が、
    温度に対して安定である基準電圧を生成するように構成された基準電圧生成装置と、
    温度に比例する温度比例電圧を生成するように構成された温度比例電圧生成装置と、
    前記基準電圧を受け取るように結合され、基準電流を生成するように構成された第1の対応する電流生成器と、
    前記温度比例電圧を受け取るように結合され、温度に比例する温度比例電流を生成するように構成された第2の対応する電流生成器と、
    を含む、請求項16に記載の電子回路。
  26. 前記複数のスイッチが、互いに結合されてスイッチの複数のペアとなる第1の複数のスイッチおよび第2の複数のスイッチを含み、スイッチの各ペアは、前記第2の複数のスイッチのうちの対応する1つに結合される、前記第1の複数のスイッチのうちの対応する1つから成り、前記第1の複数のスイッチは、前記複数の電流生成器のうちの対応する1つから前記基準電流を受け取るように結合され、前記第2の複数のスイッチは、前記複数の電流生成器のうちの対応する1つから前記温度比例電流を受け取るように結合される、請求項25に記載の電子回路。
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