JP2015521116A - 工作機械用冷却材散布器 - Google Patents

工作機械用冷却材散布器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015521116A
JP2015521116A JP2015512058A JP2015512058A JP2015521116A JP 2015521116 A JP2015521116 A JP 2015521116A JP 2015512058 A JP2015512058 A JP 2015512058A JP 2015512058 A JP2015512058 A JP 2015512058A JP 2015521116 A JP2015521116 A JP 2015521116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spreader
coolant
connection
lock
base body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015512058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6039794B2 (ja
Inventor
ステファン・ヴォルグラム
ヴォルフガング・ヌーベル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Walter Maschinenbau GmbH
Original Assignee
Walter Maschinenbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Walter Maschinenbau GmbH filed Critical Walter Maschinenbau GmbH
Publication of JP2015521116A publication Critical patent/JP2015521116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6039794B2 publication Critical patent/JP6039794B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work
    • B23Q11/1084Arrangements for cooling or lubricating tools or work specially adapted for being fitted to different kinds of machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work
    • B23Q11/1076Arrangements for cooling or lubricating tools or work with a cutting liquid nozzle specially adaptable to different kinds of machining operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B55/00Safety devices for grinding or polishing machines; Accessories fitted to grinding or polishing machines for keeping tools or parts of the machine in good working condition
    • B24B55/02Equipment for cooling the grinding surfaces, e.g. devices for feeding coolant
    • B24B55/03Equipment for cooling the grinding surfaces, e.g. devices for feeding coolant designed as a complete equipment for feeding or clarifying coolant
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/9029With coupling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

本発明は、機械フレームに対して動かないように設置された固定連結部(17)と交換可能な散布器部(18)とを備える冷却材散布器(10)に関する。散布器部(18)は、工作機械と関連した把持装置によって、連結部(17)と連結または連結部(17)から分離することができる。連結部(17)は、冷却材用の供給路が少なくとも1つ開口している連結面を有する。連結面と当接するために、散布器部(18)には散布路が少なくとも1つ開口している散布器面がある。連結面が広がる平面と散布器面が広がる平面は、連結および分離するために散布器部(18)を動かす連結方向(R)に対して傾いている。連結部と連結される位置に連結面と散布器面間の指定押圧で散布器部を保持するため、ロック装置を用いて散布器部(18)に保持力を連結方向(R)に加えることができる。連結および分離が容易な、散布器面と連結面との間で流体漏れのない連結が実現できる。

Description

本発明は、工作機械用冷却材散布器に関する。工作機械とは、例えば、研削盤、浸食加工機、フライス盤、それら工作機械の組み合わせ、さらには、マシニングセンタでもよい。冷却材散布器は、工作機械に供給される冷却材を、工作機械が加工対象物と係合している領域、または、冷却が必要な領域に移動できるように配置される。
自動工具交換機能を有する工作機械では、冷却材散布の再調整が必要になる場合がある。なぜなら、工具の大きさは異なるので、工具と加工対象物との係合点が同じ位置のままではないからである。
この課題を解決するため、例えば、工具と共に、その工具に適した冷却材散布器部に交換することが、独国特許出願公開第19844242号明細書から周知である。これを実現するため、冷却材散布器部は工具に連結されている。冷却材散布器部は、供給路の挿入口に差し込み可能なニップルを備える。挿入口におけるニップルの差し込み方向は、軸受けにおける工具軸の差し込み方向と一致している。そうすることで、工具をプリテンションする際に、冷却材散布器のニップルと供給路の挿入口との密閉接続を実現できる。
この周知の冷却材散布器は、特に、最大50barの高圧時に、ニップルと供給路の挿入口との間で密閉問題が生じる可能性がある。独国特許出願公開第19844242号明細書では、ニップルと挿入口との間をどのようにして機械的かつ流体漏れのない連結にできるのか具体的に示していない。
したがって、本発明の目的は、改善した冷却材散布器を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を示す冷却材散布器によって実現される。
本発明に係る冷却材散布器は、冷却材用の供給路が少なくとも1つ開口している連結面を有する固定連結部を備える。この連結部は、機械フレームに固定して取り付けるよう設計されている。冷却材供給用の接続チューブは、溶接などによって取り外しできないように連結部とつなぎ合わせるのが好ましい。また、連結面に対してある角度で傾くように延在する当接面を少なくとも1つ有するガイド部が連結部に設けられる。
さらに、冷却材散布器は、交換可能な散布器部を備える。工具を取り替える間に、散布器部は、把持装置を用いて、連結部と連結、または、連結部から分離することができる。把持装置は、散布路が少なくとも1つ開口している散布器面を有する。連結部と散布器部とが連結されると、供給路と散布路とが流体連結される。散布器部は、連結部の当接面に対応するカウンター当接面を有する。カウンター当接面は、散布器面に対し傾斜角で傾いている。散布器部は、連結部に対して、当接面と平行な連結方向に動かすことができる。この移動中、カウンター当接面は当接面に沿って摺動する。その際、散布器面と連結面との間隔は傾斜角のために変化し、散布器面が連結面に押しつけられる圧力の強さが変化する。このように、傾斜角により実現されたくさび作用によって、散布器部の少なくとも1つの散布路とそれに対応する連結部の供給路との間で流体漏れのない連結を実現することができる。また、散布器部と連結部とが機械的にも連結される。
本発明に係る冷却材散布器を用いると、交換可能な散布器部と機械フレーム側の連結部との間で流体漏れのない連結をシンプルに実現することができる。その際、機械連結または流体連結は、工作機械の工具の受け側でどのように、かつ、どんな力で工具を受けて支持されるのかに関係しない。散布器部は、独立して、または、対応工作機械と共に1つのユニットとして交換できる。連結面または散布器面を介して、流体的に互いに独立したいくつかの流体ラインを設けることもかなり容易にできる。例えば、各供給路が1本の散布路に割り当てられる2本、3本、または、それ以上の供給路が存在してもよい。供給路ごとに異なるレベルの圧力、例えば、20barおよび40barで冷却材を供給することが可能になる。例えば、高冷却材圧を用いて工具から冷却材を洗い流し、低冷却材圧を用いて冷却対象領域を動作中に冷却することができる。保持力が連結部に対して連結方向に加えられると、傾斜した連結面とそれに当接している傾斜した散布器面とは互いに押しつけ合う。散布器面が連結面に押しつけられる力または圧力は、必要に応じて、かなり正確に予め指定することができる。
好適な実施の形態では、連結部は、ベース体と、連結面に対して特に直角に動けるようにベース体に配置される連結体とを備える。連結面は、連結体に設けられる。連結体は、板のような形状でもよいので、連結板とも呼ばれる。ベース体と連結体との間に、少なくとも1つの緩衝部材を設けてもよい。散布器面が連結面に押しつけられると、少なくとも1つの緩衝部材は弾性変形する。この実施の形態により、(散布器部と連結部とが連結された後に)自然発生するどんな漏出または閉塞も確実に防ぐことができる。ベース体に対する連結体の可動性は必要最小限なので、散布器部と連結部との機械連結を容易に再び外せることが保証される。
また、連結体とベース体との間の少なくとも1つの緩衝部材は、シール部材としても機能してよい。連結面は連結体に設けられるので一部の供給路は連結体に延在するが、他の部分はベース体に設けられる。緩衝部材は、供給路のこれら2つの部分間の連結領域をしっかりと密閉する。例えば、緩衝部材としてシールリングまたはOリングを用いてもよい。緩衝部材は、プラスチック材料もしくはスチール、または、その他の耐油性材料などから構成される。例えば、緩衝部材の材料としてニトリルゴム(NBR)を用いてもよい。
さらに、ベース体に延在している供給路部分と連結体に延在している供給路部分との間に環状の段差が形成されていれば有益である。この環状の段差を介し、散布路または供給路に広がる冷却材圧によって連結体を押し下げ、連結面を散布器面に押しつけることができる。この結果、連結部と散布器部間の流体連結の密閉性をさらに改善することができる。
連結部に設けられたガイド部は、連結方向に延在する互いに平行な2本のガイドレールを備えてもよい。特に、ガイドレールは、連結面の両側に配置される。散布器部は、2本のガイドレール間で連結方向に外れ、とてもシンプルに連結または分離することができる。
その際、各ガイドレールは当接面を有してもよい。当接面は、連結面に対向してもよい。そうすることで、当接面と連結部の連結面との間隔は(挿入側から見ると)小さくなっていき、2つの当接面と連結面との間に傾斜角が生成される。
ガイドレールは、連結部の対応するベースに取り外し可能に取り付けられることが好ましい。ガイドレールは、連結部の連結体とベース体の少なくとも一方とは異なる材料から構成される。特に、ガイドレールは、真ちゅう、銅、プラスチックなど摺動特性が良い材料でできている。連結体はスチールで構成されることが好ましい。
連結面は、互いに離間したいくつかの表面部分を有してもよい。好適な実施の形態では、連結面は、少なくとも1つの環状シール端に設けられる。各供給路は、対応する閉環状シール端で完全に囲まれる。したがって、連結面は、供給路に直接接して設けられ、寸法的には比較的小さい。ゆえに、予め指定された押圧で連結面と散布器面間の圧力は高くなり、連結部と散布器部間の流体連結の密閉性をさらに改善することができる。
機械連結かつ流体連結した後も散布器面と連結面間の圧力の強さを維持するために、ロック装置を設けることが好ましい。ロック状態では、ロック装置によって散布器部は連結部に対して動くことができない。そのため、ロック状態では流体漏れのない連結が維持され、散布器面と連結面間の押圧は変化しない。さらなる力およびエネルギーを必要とせずに、このような方法で連結面と散布器面間の押圧を維持し続けることができる。
実施の形態では、ロック装置は、ロック部材を少なくとも1つ有する駆動部を備える。この駆動部は、連結部とつなぎ合わされる。ロック部材は、ロック位置とロック解除位置との間で摺動自在に支持される。
少なくとも1つのロック部材は、プリテンション部材のプリテンション力によってプリテンションされることが好ましい。このプリテンション力により、ロック部材は、強制的にロック位置になる。実施の形態では、2つのロック部材が設けられ、この2つのロック部材を同じプリテンション部材に対応付けてもかまわない。ロック位置とロック解除位置間での少なくとも1つのロック部材の移動方向は、横方向、具体的には、連結方向に対して直角であることが好ましい。ロック位置を維持するのに必要な力は、(このように)散布器部に対して連結方向に加えられる力と異なってもよい。
各ロック部材は、ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で動かすための駆動部材を備える。特に、各駆動部材は、駆動部の筐体から突出している。駆動部の筐体の両側から突出している2つの駆動部材を有する2つのロック部材を設けてもよい。この配置では、工具と散布器部の少なくとも一方を交換するために設けられた把持装置によって駆動部材をとてもシンプルに駆動して、ロック装置のロック位置とロック解除位置とを切り替えることができる。
同時に、交換中に把持装置で散布器部を把持するためのロック装置の駆動部材を少なくとも1つ設けることも好ましい。両側から把持する際、把持装置の2つの係合点を結ぶ軸に対して散布器部が傾転しないように、駆動部の筐体に駆動部材から離して支持部材を設けてもよい。一部が支持部材と当接している把持装置は、軸周りの回転力が支持部材によって係合点間で吸収されるように、支持部材で支持されてもよい。
本発明に係る冷却材散布器の有益な実施の形態は、明細書だけでなく従属請求項からも推察できる。明細書は、本発明の基本的な特徴に限られている。図面は、補足的に参照するために用いられる。以下に、発明的な冷却材散布器の実施の形態を付属の図面を参照しながら説明する。
図1は、研削盤として構成された、工作機械と工作機械の加工工具とにおいて動作位置にある冷却材散布器の実施の形態の斜視図である。 図2は、図1の冷却材散布器の斜視図である。 図3は、図1および図2に示した冷却材散布器の縦断面における断面斜視図である。 図4は、図1〜図3に示した冷却材散布器の横断面における断面斜視図である。 図5は、図1〜図4に示した冷却材散布器の散布器部の散布器本体の斜視図である。 図6は、図1〜図5に示した冷却材散布器の連結部の連結面側から見た斜視図である。 図7は、ロック装置の実施の形態の縦断面における断面斜視図である。 図8は、図7に示したロック装置の別の縦断面における断面斜視図である。 図9は、図7および図8に示したロック装置のロック部材、駆動部材、プリテンション部材、および、回転防止ロックの斜視図である。
図1は、工作機械用冷却材散布器10の実施の形態と、例として研削盤とを示す。冷却材散布器10は、他の工作機械で使用することもできる。冷却材散布器10は、工作機械で利用可能な加圧冷却材を冷却対象領域11に送るように配置される。冷却対象領域11とは、具体的に、工作機械の加工工具12が加工対象物と係合する領域のことである。図1の例を参照すると、加工工具12は、本発明の場合、数個の研削ディスク13を備えた研削工具である。したがって、冷却材も、冷却材散布器10を介して、研削ディスク13のいくつかの領域11に送られる。
冷却材散布器10は、工作機械の機械フレームとしっかり連結されるように設計された連結部17を備える。したがって、連結部17は、機械フレームに対して動かないように設けられる。また、冷却材散布器10は、連結部17に対して可動で交換可能な散布器部18を備える。散布器部18は、散布器本体19に設けられた散布器コネクタ20を備える。この散布器コネクタは外部からアクセス可能であり、例えば、プラグコネクタ、バイオネットコネクタ、もしくは、スクリューコネクタとして、または、その他適した方法で構成される。パイプ、チューブ、または、その他適した冷却材ライン21は、散布器コネクタ20から冷却対象領域11まで冷却材を送るために散布器コネクタ20とつなぎ合わせることができる。ライン21の出口には、出口ノズルなどの終端金具を設けてもよい。
ここに記載の実施の形態を参照すると、散布器部には6つの散布器コネクタ20がある。散布器コネクタ20の個数は変更可能である。使用しない散布器コネクタ20は、ブラインドプラグにより流体が漏れないように閉じることができる。数個の散布器コネクタ20を、互いに流体連結してもよい。
連結部17は、例示するように、1以上の供給路25を有する。各供給路25は、連結面27上の供給路口26で終端となる。連結面27は、平面E内に延在している。ここに記載の実施の形態では、連結面27は、離間したいくつかの表面部分28に分割されている。各表面部分28は、閉環状シール端29に設けられる。シール端29は、各供給路口26を囲むように設けられ、シール端と直接接する。シール端29の(断面)形状は、矩形である。3つのシール端29表面部分28は、平面E内に位置しており、合わせて連結面27を形成する。変形例では、また、連結面27を、供給路25が内部で終端となる凝集平坦面として構成してもよい。
実施の形態では、例示のように、連結面27とシール端29とは、連結部17の連結体30に配置される。この連結体は、好適な実施の形態のように板状に構成されて連結板31を形成する。図6に示すように、連結板31の周囲輪郭は、例えば、環状であってもよい。連結板31は、ベース体33の凹部32内で支持される。この凹部は連結板の輪郭と合っている。少なくとも1つの緩衝部材35が、連結板31と凹部32の底面34との間に配置される。実施の形態では、ニトリルゴムまたはスチールなどのプラスチック材からなる緩衝部材は、通常、連結面27と連結板31とに圧力がかかると弾性変形する。例として、各供給路25に1つの緩衝部材35が割り当てられる。この緩衝部材は、連結板31とベース体33との間で弾性運動を発生させるだけでなく、連結板31とベース体33との連結領域を流体密閉するように置かれる。その際、緩衝部材35は、シールリングまたはOリングの形状のシール部材36として構成される。シール部材36は、ベース体33の凹部32の底面34にある環状溝37にセットされる。変形していない状態では、シール部材36は、環状溝37から盛り上がっている。環状溝37は、シール部材36の変形を制限し、シール部材36を所望の位置で受けるように設けられる。
各供給路25は、連結板31だけでなくベース体33を通り抜けて延在する。各供給路25の第1部分38は、ベース体33内部に延在し、凹部32の底面34で終端となる。各供給路25の第2部分39は、連結板31を貫通して延在し、連結面27の供給路口26と凹部32の底面34側の連結板31の内側40との間に延在している。供給路の2つの部分38、39は円筒状で、同軸上にある。
ここに記載の実施の形態では、連結板31に延在する第2部分39の直径は、供給路25の第1部分38の直径よりも大きい。そのため、2つの部分28、29の連結領域には環状の段差41が形成される。このような環状の段差41は、設けてもよいし設けなくてもよい。また、このような環状の段差41は、全てのOリングに設けてもよいし、一部の供給路25にのみ設けてもよい。
連結面27の反対側で、各供給路25は冷却材チューブ45とつながっている。冷却材チューブ45は、溶接接続などの材料接合によってベース体33とつなぎ合わされる。ベース体33の上部には、流出溝44がある。この流出溝44を介して、滞留している冷却材は流れ出ることができる。
連結板31を凹部32に保持するために、連結部17は、実施の形態では、数個(例えば2個)の保持金具48として実装される保持部を備える。2個の保持金具48は、ねじ留めなどによって取り外し可能にベース体33と連結される。図4と図6から分かるように、保持金具48は、凹部の底面34から離れた凹部32の両端に設けられる。少なくともある部分において、保持金具48は、連結板31の保持部分49だけでなく凹部32上にも延在する。保持金具48と凹部32の底面34との間に延在する連結板31の保持部分49は、隣接する連結板31部分よりも、へこみ50分だけ厚みが小さい。へこみ50は、連結板31の内側40とは逆の外側51にあてがわれる。外側の平面視において、へこみ50の輪郭は弓形である。へこみ50は、連結板31の端52だけでなく外側51にも向けて開放されている。それぞれ1つのへこみ50と係合する2個の保持金具48は、円形の連結板31がベース体33の凹部32内で回転しないように適切な位置で固定する。
凹部32の底面34から保持金具48までの距離と保持部分49の厚みとの差によって、ベース体33に対する連結板31の動きのあそびを予め指定することができる。そうすることで、連結板32とベース体33との間の緩衝部材35は、連結板31を凹部32の底面34から押し下げて保持金具48に押しつける。その結果、連結板31は、外れて回転できないように凹部32内でしっかりと保持されると同時に、ベース体33に対して連結面27に直角に動けるように支持される。
ガイド部55は連結部17に設けられる。ガイド部55は、ベース体33に取り付けられる。ここに記載の実施の形態では、ガイド部55は2本のガイドレール56を備える。これらは、互いに平行であり、ねじ留めなどによってベース体33に取り外し可能に取り付けられる。例として、ガイドレール56の断面は矩形であり、平行6面体を表すような輪郭であることが好ましい。ガイドレール56は、連結方向Rに延在している。2本のガイドレール56は、横方向Q、つまり、連結方向Rに対して横方向に互いに離間して配置される。ガイドレールは、真ちゅうやスチールなど、摺動特性が良いプラスチック材料ならびに金属または金属合金から構成されている。
各ガイドレール56には、当接面57がある。2つの当接面57は、共通の面上に延在する。記載した実施の形態の変形例では、当接面57の数は、より多くても少なくてもよい。当接面57は、連結方向Rと横方向Qとで区切られた平面に延在する。当接面57は、連結面27が延在する平面Eに対して傾斜角αで傾いている。傾斜角αは、連結方向Rと連結面27の平面Eとで形成される。
当接面57は、ガイドレール56の、ベース体と連結板31とに対向する側に配置される。実施の形態では、当接面57は保持金具48の向かい側に離れて位置する。これにより、ガイドレール56は、隣接する保持金具48と平行に延在するそれぞれに割り当てられたベース体のベース58に配置される。2つのベース58は、連結方向Rに互いに平行に延在している。各ベース58は、対応するガイドレール56に対向する取付面59を備え、ガイドレール56は取付面59に取り付けられる。取付面59は、連結方向Rと横方向Qとを横切る方向、つまり、高さ方向Hに、連結板31すなわち連結面27から離して配置される。実施の形態では、取付面59は、平坦面として構成され、(連結方向Rに見て)連結面27が広がる平面Eに対して傾斜角αで延在する。その結果、ベース58により、それぞれ対応するガイドレール56の当接面58は、連結面27に対して傾斜角αで傾いている。連結方向Rに見ると、2つの当接面57の間隔は、連結部17の挿入側60から均一に小さくなる。
連結板31として表される連結体30とベース体33の少なくとも一方は、スチールや銅などの金属または真ちゅうなどの金属合金から構成されてもよい。
交換可能な散布器部55は、ガイド部55によって、連結部17と連結できる。当接面57ごとに設けられるカウンター当接面64は、散布器部18に設けられ、実施の形態では、散布器本体19に設けられる。連結されると、カウンター当接面64は、それぞれに対応する当接面57に当接する。また、散布器部18は、散布器面65を備える。この散布器面65は、実施の形態では凝集平坦面として構成され、例として、散布器本体19(図5)に設けられる。ここに示した実施の形態の代わりに、散布器面65は、別の本体、例えば、散布器本体19に取り外し可能に連結された板に設けることもできる。図5において、これは鎖線で概略的にのみ示される。このような交換可能な板であれば、散布器面65が摩耗した場合に、かなり容易に取り替えることができると考えられる。
実施の形態では、散布器本体19は、移動量を最小限に保つためにアルミニウムで構成される。この本体は、プラスチック材料で構成されてもよい。散布器面が散布器部18の別の板に設けられている場合、この板は、スチールや銅または真ちゅうなどの金属合金といった、摺動特性について最適化された他の材料から構成されてもよい。散布器本体19は、成形部品として製造されてもよい。
散布器本体19には、数本、例えば、3本の散布路66があり、各散布路66は散布器面65に散布路口67を備える。散布路口67は、散布器部18と連結部17とが連結されると、流体連結されて1つの供給路25になるように配置される。散布路口67における散布路66の直径は、連結面27における供給路口26の直径と一致してもよい。また、連結部17と散布器部18とを連結させた際のずれを補正するために、直径を選択して異なる大きさにすることも可能である。この場合、例として、1以上の散布路口67の直径は、連結面27における供給路口26の直径よりも小さい。例として、散布路口67は、連結方向Rに一列で配置される。
各散布路66は、散布器本体19にある1つの出口開口部68と流体連結される。散布器コネクタ20はそれぞれ、出口開口部68に挿入される。実施の形態では、2つまたは3つの出口開口部68が1本の散布路66と流体連結される。流れを考慮して、散布路66は、1つの散布路と流体連結されている各出口開口部68が大体同じ大きさになるように構成される。
図5で示されるように、2つのカウンター当接面64は、連結方向Rにおいて、散布器面65に対し傾斜角αで傾いている。カウンター当接面64は、散布器面65を有する散布器本体19の一部から横方向Qに延出している2つの側方凸部69に設けられる。連結方向Rと横方向Aとを横切る方向である高さ方向Hにおいて、2つの側方凸部69の厚みは一定ではなく、(散布器本体19の後側72から)連結方向に沿って小さくなる。カウンター当接面64は、散布器面65から離れて対向する。例として、カウンター当接面64の反対側に位置する2つの側方凸部69の背面側69aは、散布器面65内で段差も縁もなく終端となり、散布器面65と一体化されてもよい。
カウンター当接面64と境界を接して、つまり、各側方凸部69に隣接して、連結方向Rに途切れなく延在している縦凹部70が散布器本体19に存在する。連結されると、対応するガイドレール56がそれぞれ、当接面57とカウンター当接面64とが互いに接触するように、各縦凹部70と係合する。連結方向Rを横切る方向の断面図では、2つの縦凹部70により、言うなれば、横方向Qに開放された縦溝が散布器本体19に形成されている。
連結方向Rで見ると、散布器本体19には、前側71と後側72とがある。連結方向Rにおいて、散布器面65と2つのカウンター当接面64との間隔は、前側71ほど小さく、後側72ほど大きくなる。
散布器部18を連結部17に連結するために、散布器部18は、散布器本体19の前側71を先にして、挿入側60から2本のガイドレールの間に差し込まれる。この際、散布器本体19のカウンター当接面64を2つの当接面57とくっつけながら、ガイドレール56上を摺動させる。動かし続けると、散布器面65と連結面27との間隔は両面27、65が互いに当接するまで小さくなる。その結果、供給路とそれに対応する散布路66とが供給路口26と散布路口67とを介して流体連結される。後側72から前側71へ連結方向Rに散布器部18に対して力を加えることにより、散布器面65と連結面27との間に押す力、つまり、押圧も加わるので、流体漏れのない連結が実現できる。連結板31とベース体33との間にある緩衝部材35とシール部材36はそれぞれ、この押圧により弾性変形するので、(予め指定されたあそびにより)連結板31はベース体33の凹部32の内側へさらに若干移動する。連結されたとしても、連結面27が延在する平面Eは凹部32の外側に位置する。そのため、散布器面65は連結面27とだけ当接し、流体漏れのない連結に十分な大きさの押圧になることが保証される。
冷却材散布器10は、散布器部18と連結部18とが連結された後に散布器部18と連結部17とが相対的に動かないようにするロック装置80を備える。連結されると、連結面27と散布器面65との間に広がる圧力が維持される。
図7〜図9は、ロック装置80の例を示している。ロック装置80は、機械フレームまたは連結部17に設けられた保持体81を少なくとも1つ備える。実施の形態では、保持ピン82形状の保持体81が2つ設けられる。これらはそれぞれ、連結方向Rの縦軸に沿った方向に配置される。保持ピン82の軸方向の固定端87は、ねじ留めなどにより機械フレームに固定される一方、反対側の自由端83は、ヘッドピース84を備える。例として、ヘッドピース84には、自由端83と反対側のヘッドピース84側面に円錐状の保持面85がある。この保持面85は、保持ピン82の縦軸と同軸上でヘッドピース84を囲む。保持面85の法線ベクトルは、保持ピン82の縦軸に対して、例えば、鋭角、実施の形態では、約45度傾いている。
ヘッドピース84と保持面85とは隣接するので、保持ピン82には、直径がヘッドピースの最大径よりも小さい中央部分86がある。保持ピン82は、中央部分86と固定端87側で隣接するセンタリング部分88を備えてもよい。センタリング部分88の直径は、中央部分86の直径よりも大きい。センタリング部分88はあってもなくてもよい。
また、ロック装置80は、筐体91を有する駆動部90を備える。駆動部90は、散布器本体19の前側71にある散布器本体19の取付面92に筐体91を介して取り付けることができる。ねじ留めで取り付けてもよい。また、センタリングスリーブを筐体91と散布器本体19との間に置いてもよい。
このねじ留め用に、例として、筐体91は、筐体91を完全に貫通する貫通孔を2つ有する。各貫通孔には、ねじ頭が当接する環状肩部94がある。外面95上には、環状肩部94から軸方向に離れて取付面92と接する円筒拡張部96がある。この円筒拡張部96に、センタリングスリーブをはめ込むことができる。センタリングスリーブのはみ出た部分は、取付面92の連結孔97に設けられた対応円筒拡張部にはめ込まれる。貫通孔93は連結方向Rに延在している。
また、挿入口100は、筐体91を貫通し、連結方向Rに延在している。例として、貫通孔93と平行に延在している。2つの貫通孔93は、挿入口100の間で横方向Qに並べられる。挿入口100の内径は、保持ピン82の最も広い部位における外径、つまり、ヘッドピース84とセンタリング部分88の外径と一致する。挿入口100の輪郭は、円筒形である。挿入口100は、筐体91を完全に貫通している。各保持ピン82は、挿入口100と対応付けられる。筐体91における挿入口100の間隔は、横方向Qに見た、保持ピン84の間隔と一致する。
横方向Qにおいて、収納開口部101は、筐体91を完全に貫通している。実施の形態では、収納開口部101の輪郭は、円筒形である。横方向Qに見ると、収納開口部101は、筐体の駆動部側面で終端となる。収納開口部101に配置されるのは少なくとも1つのロック部材103であり、実施の形態では、横方向Qに可動な2つのロック部材103が配置される。ロック部材103と保持体81は1対1で対応付けられる。各ロック部材103には、ロック面110がある。このロック面110は、ロック位置で、対応する保持体81の保持面85と当接して位置し、ロック解除位置では、例として、保持面85から横方向Qに離れて位置する。
ロック部材103の周囲面の輪郭は、円筒状の収納開口部101内で前後に動けるように、少なくとも部分的に円筒形である。ロック部材103がその縦軸に対してらせん状に回転しないように、ロック部材103の外面104にはロック表面105が1カ所設けられている。ロック表面105領域における外面104は、円筒形状でない。ロック表面105は、平坦面形状であることが好ましい。円筒ピンなどのロック部品106は、ロック表面105と平面的または直線的に当接する。そうするために、ロック部品106は、ロック表面105に隣接する、筐体91の筐体壁にあるくぼみにはめ込まれる。例として、ピン形状のロック部品106は、挿入口100と平行に延在している。ロック部品106によってロック部材103の横方向Qの動きが妨げられないように、ロック表面105は横方向Qに幅が十分広い。
ロック部材103の内側端部分107の形状は中空の円筒形である。この中空の円筒端部分107で、ロック位置においてロック部材103をプリテンションするプリテンション部材108の端領域を受ける。プリテンション部材108は、例えば、コイルばねである。ここに記載の実施の形態では、プリテンション部材108を両方のロック部材103で共有する。2つのロック部材103だけでなくコイルばね形態のプリテンション部材108も、円筒形収納開口部101内で軸に沿って配置される。駆動部側面102に接する、収納開口部101の両方の軸方向端領域では、ロック溝109にロックリング(図示せず)が配置される。このリングは、スナップリングとして構成されてもよい。この結果、ロック部材103とプリテンション部材108とがなくならないようにしっかりと収納開口部101内で支持される。
挿入口100の延伸方向において、各ロック部材103は、ロック面110に隣接するロック開口部112部分が完全に開放されている。ロック開口部112には、一部円筒形で直径が大きい第1開口部分113と、一部円筒形で直径が小さい第2開口部分114とがある。この2つの開口部分113、114は、半径方向に重なる並列円筒開口部によって形成される。したがって、ロック開口部112の断面輪郭は、鍵穴のようである。2つの開口部分113、114にはそれぞれ、円筒側面に位置する周壁113a、114aがあるが、周壁は環状に完全に閉じる必要はなく、もう一方の開口部分114または113の周壁114aまたは113bに隣接すればよい。
直径がより小さい第2開口部分114は、軸方向端にベゼル110aを有する。ベゼル110aの形状は、円錐台側面の一部である。第2開口部分114の周壁が位置する円筒側面の縦軸に対するベゼルの傾斜角は、保持ピン82の縦軸に対して保持面85がとる角度と一致する。実施の形態において、ベゼル110aはロック面110に当接する。
第1開口部分113の直径は、保持ピン82のヘッドピース84の最大径と一致する。例として、挿入口100の直径も同じ大きさである。
ロック部材103は、挿入口100の延伸方向に対して横方向、つまり、散布器部18の動作位置における横方向Qに動くことができるので、ロック解除位置では、保持ピン82の縦軸は第1開口部分113の縦軸と一致し、保持ピン82をロック部材103に差し込んだりロック部材103から抜いたりすることができる。これに対して、第2開口部分114の縦軸は、ロック位置で保持ピン82の縦軸範囲になる。これにより、ヘッドピース84の円錐面85がロック部材103のベゼル100aと当接する。プリテンション部材108のプリテンション力により、ベゼル110aは、ヘッドピース84が挿入口100から抜けないように保持面85に押しつけられる。このロック位置では、保持ピン88のセンタリング部分88だけでなくヘッドピース84も挿入口100の内面と当接する。
ロック部材103のロック位置とロック解除位置を切り替えるために、各ロック部材103は駆動部材115に割り当てられる。駆動部材115は、対応する駆動部側面102で、収納開口部101から、つまり、筐体91から突出している。実施の形態では、駆動部材115の輪郭は円筒形であり、ロック部材103と同軸上に配置される。駆動部材115は、継ぎ目なくロック部材103と一体化して設計された部品であることが好ましい。
駆動部材自由端116から駆動部材115内に延出する係合開口部117を設ける。例えば、この係合開口部の形状は円錐である。駆動部材115と両駆動部材115の係合開口部117とは、駆動軸Bに沿って並ぶ。実施の形態における駆動軸Bは、円筒収納開口部101の縦軸と一致する。
散布器部18は、把持装置で把持および移動させることができる。その際、ロック部材103がロック解除位置であれば、ロック装置80がロック解除状態になる。駆動部材115は駆動軸Bに沿って並んでいるので、(散布器部18が把持されていれば)駆動軸Bからずれている散布器部18の重心によって駆動軸B周りの転倒モーメントが生成される可能性があり、工具が散布器部18と共に動く可能性がある。把持装置で運ぶ間にこのような傾転と散布器部18の不定な向きを避けるために、例として、両方の駆動部側面102に、把持装置用に支持面121を設けた支持部材120を少なくとも1つ設ける。実施の形態では、2つの支持部材120が互いに離間して各駆動部側面102に設けられる。例として、各支持部材は、支持面121が制御部材15と対向する側に配置される支持フランジである。そのため、制御部材115は、2つの支持フランジまたは支持面121間の中央に基本的に配置される。したがって、少なくとも1つの支持部材120は、工作機械を把持装置で扱う際に散布器部18が傾転またはらせん状に回転するのを防ぐ保護部材として機能する。
連結部17と散布器部18とが連結すると、2つの保持ピン82は挿入口100と係合し、2つのロック部材103のロック面110が、対応する保持体81の保持面85とそれぞれ当接する。その結果、散布器面65と連結面27間の押圧に変換される引張力が連結方向Rで散布器部18にかかる。このロック状態では、散布器部18は連結部17に対して動くことができない。
連結部17から散布器部18を外すためには、把持装置によって駆動部90の2つの側面102方向から散布器部を把持し、例として、駆動部材115を把持する。その結果、駆動部材115が互いに押し込まれ、それぞれ対応するロック部材113がロック解除位置になる。それにより、把持装置は連結方向Rに散布器部18全体を動かすことができるので、保持ピン82が挿入口100から抜ける。連結部17と散布器部18とは、逆方向に動かすことで同様に連結される。
本発明は、機械フレームに対して動かないように設置された連結部17と交換可能な散布器部18とを備える冷却材散布器10に関する。散布器部18は、工作機械と関連した把持装置によって、連結部17と連結、または、連結部17から分離することができる。連結部17は、冷却材用の供給路25が少なくとも1つ開口している連結面27を有する。連結面27と当接するために、散布器部18には、散布路66が少なくとも1つ開口している散布器面65がある。連結面27が広がる平面と散布器面65が広がる平面は、連結および分離するために散布器部18を動かす連結方向Rに対して傾いている。散布器部18が連結部17と連結される位置に連結面27と散布器面65間の予め指定された押圧で散布器部18を保持するため、ロック装置80を用いて散布器部18に保持力を連結方向Rに加えることができる。この結果、連結および分離が容易な、少なくとも1つの供給路25とそれに対応する散布路66との間で流体漏れのない連結が実現できる。
10 冷却材散布器
11 冷却対象領域
12 工作機械
13 研削ディスク
15 制御部材
17 連結部
18 散布器部
19 散布器本体
20 散布器コネクタ
21 冷却材ライン
25 供給路
26 供給路口
27 連結面
28 連結面の表面部分
29 シール端
30 連結体
31 連結板
32 凹部
33 ベース体
34 凹部の底面
35 緩衝部材
36 シール部材
37 環状溝
38 供給路の第1部分
39 供給路の第2部分
40 連結板の内側
41 環状の段差
44 流出溝
45 冷却材チューブ
48 保持金具
49 保持部分
50 へこみ
51 連結板の外側
55 ガイド部
56 ガイドレール
57 当接面
58 ベース
59 取付面
60 挿入側
64 カウンター当接面
65 散布器面
66 散布路
67 散布路口
68 出口開口部
69 側方凸部
70 縦凹部
71 散布器本体の前側
72 散布器本体の後側
80 ロック装置
81 保持体
82 保持ピン
83 保持ピンの自由端
84 ヘッドピース
85 保持面
86 中央部分
87 固定端
88 センタリング部分
90 駆動部
91 筐体
92 取付面
93 貫通孔
94 環状肩部
95 筐体の外面
96 拡張部
97 連結孔
100 挿入口
101 収納開口部
102 駆動部側面
103 ロック部材
104 外面
105 平坦領域
106 ロック部材
107 内側端部分
108 プリテンション部材
109 ロックリング
110 ロック面
110a ベゼル
112 ロック開口部
113 第1開口部分
113a 第1開口部分の周壁
114 第2開口部分
114a 第2開口部分の周壁
115 駆動部材
116 駆動部材自由端
117 係合開口部
120 支持部材
B 駆動軸
H 高さ方向
Q 横方向
R 連結方向

Claims (15)

  1. 工作機械用冷却材散布器(10)であって、
    機械フレームに固定するために設けられた、冷却材用の供給路(25)が少なくとも1つ開口している連結面(27)を有する連結部(17)と、
    前記連結部(17)に設けられた、前記連結面(27)に対して傾斜角(α)で傾いている当接面(57)を少なくとも1つ有するガイド部(55)と、
    散布路(66)が少なくとも1つ開口している散布器面(65)を有し、かつ、前記散布器面(65)に対して傾斜角(α)で傾いている、前記当接面(57)に対応するカウンター当接面(64)を少なくとも1つ有する散布器部(18)とを備え、
    前記散布器部(18)は、前記散布器部(18)と前記連結部(17)とを連結または分離するために、前記連結部(17)に対して前記当接面(57)と平行な連結方向(R)に動かすことができ、
    前記散布器部(18)と前記連結部(17)とが連結されると、前記当接面(57)に当接している前記カウンター当接面(64)は前記散布器面(65)を前記連結面(27)に押しつける
    冷却材散布器(10)。
  2. 前記連結部(17)は、ベース体(33)と、前記ベース体(33)に摺動自在に配置された連結体(30)とを備え、前記連結体(30)は前記ベース体(33)の反対側に前記連結面(27)を有し、前記ベース体(33)と前記連結体(30)との間に少なくとも1つの緩衝部材(35)が設けられる
    請求項1に記載の冷却材散布器(10)。
  3. 前記少なくとも1つの緩衝部材(35)を、前記ベース体(33)に延在する前記供給路(25)の一部分(38)と前記連結体(30)に延在する前記供給路(25)の一部分(39)との間を流体漏れなく連結するためのシール部材(36)として用いる
    請求項2に記載の冷却材散布器(10)。
  4. 環状の段差(41)が、前記ベース体(33)に延在する前記供給路(25)の一部分(38)と前記連結体(30)に延在する前記供給路(25)の一部分(39)との間の前記連結体(30)上に形成されている
    請求項2または3に記載の冷却材散布器(10)。
  5. 前記ガイド部(55)は、前記連結面(27)の両側に配置された、連結方向(R)に延在する互いに平行な2本のガイドレール(56)を備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷却材散布器(10)。
  6. 各ガイドレール(56)は前記連結面(27)に対向する当接面(57)を有し、前記当接面(57)と前記連結面(27)の間隔は挿入側(60)から連結方向(R)に沿って小さくなる
    請求項5に記載の冷却材散布器(10)。
  7. 前記ガイドレール(56)はそれぞれ、対応する前記連結部(17)のベース(58)に取り外し可能に配置される
    請求項5または6に記載の冷却材散布器(10)。
  8. 前記連結面(27)は、前記供給路(25)の口(26)を囲む閉環状シール端(29)の少なくとも1つに設けられる
    請求項1から7のいずれか1項に記載の冷却材散布器(10)。
  9. ロック状態で、前記散布器部(18)が前記連結部(17)に対して動けないようにするロック装置(80)を設ける
    請求項1から8のいずれか1項に記載の冷却材散布器(10)。
  10. 前記ロック装置(80)は、ロック位置とロック解除位置との間で摺動自在に支持されるロック部材(103)を少なくとも1つ有する、前記連結部(17)に固定された駆動部(90)を備える
    請求項9に記載の冷却材散布器(10)。
  11. 前記少なくとも1つのロック部材(103)は、前記ロック部材(103)を前記ロック位置に保持する、または、前記ロック部材を前記ロック位置に移動させるプリテンション部材(108)のプリテンション力を受ける
    請求項10に記載の冷却材散布器(10)。
  12. 前記少なくとも1つのロック部材(103)は、前記駆動部(90)の筐体(91)から突出している駆動部材(115)を備える
    請求項10または11に記載の冷却材散布器(10)。
  13. 2つのロック部材(103)が設けられ、前記駆動部材(115)は前記駆動部(90)の前記筐体(91)の両側(102)で突出している
    請求項12に記載の冷却材散布器(10)。
  14. 前記駆動部材(115)は、把持装置を使って前記散布器部(18)を把持するためにも用いられる
    請求項12または13に記載の冷却材散布器(10)。
  15. 前記駆動部材(115)に隣接かつ前記駆動部材(115)から離間して、前記駆動部(90)の前記筐体(91)に、前記散布器部(18)を把持する際に前記把持装置を支持可能な支持部材(120)を設ける
    請求項14に記載の冷却材散布器(10)。
JP2015512058A 2012-05-16 2013-05-16 工作機械用冷却材散布器 Active JP6039794B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102012104263A DE102012104263A1 (de) 2012-05-16 2012-05-16 Kühlmittelverteiler für eine Werkzeugmaschine
DE102012104263.2 2012-05-16
PCT/EP2013/060130 WO2013171298A1 (de) 2012-05-16 2013-05-16 Kühlmittelverteiler für eine werkzeugmaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015521116A true JP2015521116A (ja) 2015-07-27
JP6039794B2 JP6039794B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=48444395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015512058A Active JP6039794B2 (ja) 2012-05-16 2013-05-16 工作機械用冷却材散布器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9409271B2 (ja)
EP (1) EP2849918B1 (ja)
JP (1) JP6039794B2 (ja)
CN (1) CN104271312B (ja)
DE (1) DE102012104263A1 (ja)
HK (1) HK1207336A1 (ja)
WO (1) WO2013171298A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201418175D0 (en) * 2014-10-14 2014-11-26 Pilkington Group Ltd An apparatus and a process for grinding an edge and a glazing having a ground edge
EP3257625B2 (de) 2016-06-14 2023-11-01 Klingelnberg AG Vorrichtung zum bearbeiten eines bauteils mit einem werkzeug, die eine fluidzufuhrvorrichtung umfasst und verfahren zum einrichten einer solchen vorrichtung
EP3375564B1 (de) * 2017-03-17 2020-04-22 Martin Huber Werkzeugmaschine und verfahren zum betreiben einer werkzeugmaschine
US10610992B2 (en) * 2017-08-28 2020-04-07 United Technologies Corporation Automated interchangeable coolant distributor
DE102019006362A1 (de) * 2019-09-09 2021-03-11 VolImer Werke Maschinenfabrik GmbH Vorrichtung zum Zuführen eines Mediums zu einem Werkzeug einer Bearbeitungsmaschine und Verfahren zum Bereitstellen einer derartigen Vorrichtung
CN110842787A (zh) * 2019-11-19 2020-02-28 上海机床厂有限公司 用于多磨头砂轮架转塔的磨削液控制装置
DE102021126504A1 (de) * 2021-10-13 2023-04-13 Adelbert Haas Gmbh Kühlschmierstoffdüsenträger für eine Schleifmaschine, Schleifmaschine mit einem solchen Kühlschmierstoffdüsenträger und Verfahren zum Betrieb eines Kühlschmierstoffdüsenträgers
CN113618634B (zh) * 2021-10-14 2022-01-04 南通锴益机械科技发展有限公司 一种磨削机床用磨削液自动补给装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232135A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Daishowa Seiki Co Ltd 工作機械の工具保持構造
JPH06641U (ja) * 1992-06-15 1994-01-11 株式会社日研工作所 工作機械の冷却液供給装置
JPH0617846U (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 株式会社ユニシアジェックス クーラント供給装置
US6126526A (en) * 1998-09-26 2000-10-03 Alfred H. Schutte Gmbh & Co., Kg Universal grinding machine
JP2001009720A (ja) * 1999-06-22 2001-01-16 Hitachi Seiki Co Ltd 研削盤におけるクーラント供給方法およびその装置
US20110182687A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-28 David James Munz Novel method of automating the operation of a machine tool

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3104826A (en) * 1963-09-24 morris
US2335100A (en) * 1940-04-15 1943-11-23 Ex Cell O Corp Machine tool coolant temperature control
US2403546A (en) * 1943-09-27 1946-07-09 Barnes Drill Co Method and apparatus for honing
US2929566A (en) * 1955-03-03 1960-03-22 Paasche Company Cooling method and apparatus for metal working
US3547350A (en) * 1968-12-16 1970-12-15 Mc Donnell Douglas Corp Spraying device
US3745716A (en) * 1971-03-30 1973-07-17 R Turner Sectioners
US4006861A (en) * 1976-02-12 1977-02-08 All-Power Manufacturing Co. Machine tool coolant apparatus
US4236356A (en) * 1979-01-05 1980-12-02 Ward John D Cutting saw and concrete groover
US4392334A (en) * 1980-11-19 1983-07-12 Coburn Optical Industries, Inc. Fluid dispersing apparatus for use in producing ophthalmic lenses
US4628991A (en) * 1984-11-26 1986-12-16 Trilogy Computer Development Partners, Ltd. Wafer scale integrated circuit testing chuck
US4862991A (en) 1988-09-13 1989-09-05 Schlumberger Technology Corporation Sonic well logging tool transmitter
US5265505A (en) * 1992-10-29 1993-11-30 Frechette Eugene L Turret-lathe coolant system
US6938633B2 (en) * 2002-12-23 2005-09-06 Horkos Corp. Method and apparatus for supplying process liquid for machine tool
US7462143B2 (en) * 2006-12-14 2008-12-09 Gleason Cutting Tools Corporation Machine spindle
US7931427B1 (en) * 2007-11-19 2011-04-26 Mcarthur Erich Programmable cutting tool coolant apparatus
DE102008000452A1 (de) * 2008-02-29 2009-09-03 Stemke, Gudrun Kühlmittelverteilung zur Werkzeugkühlung
DE102009048018A1 (de) * 2009-10-02 2011-04-07 Robert Bosch Gmbh Hochdruckverteilerblock einer Kühl-Schmierstoffversorgungseinrichtung
AT508950B1 (de) * 2009-10-15 2012-12-15 Swarovski Optik Kg Kühleinrichtung für ein rändelwerkzeug
US8784022B2 (en) * 2010-06-23 2014-07-22 Pratt & Whitney Canada Corp. Multiple zone cooling apparatus

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232135A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Daishowa Seiki Co Ltd 工作機械の工具保持構造
JPH06641U (ja) * 1992-06-15 1994-01-11 株式会社日研工作所 工作機械の冷却液供給装置
JPH0617846U (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 株式会社ユニシアジェックス クーラント供給装置
US6126526A (en) * 1998-09-26 2000-10-03 Alfred H. Schutte Gmbh & Co., Kg Universal grinding machine
JP2001009720A (ja) * 1999-06-22 2001-01-16 Hitachi Seiki Co Ltd 研削盤におけるクーラント供給方法およびその装置
US20110182687A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-28 David James Munz Novel method of automating the operation of a machine tool

Also Published As

Publication number Publication date
CN104271312A (zh) 2015-01-07
DE102012104263A1 (de) 2013-11-21
EP2849918A1 (de) 2015-03-25
HK1207336A1 (zh) 2016-01-29
EP2849918B1 (de) 2016-07-13
US9409271B2 (en) 2016-08-09
CN104271312B (zh) 2017-05-10
WO2013171298A1 (de) 2013-11-21
JP6039794B2 (ja) 2016-12-07
US20150151397A1 (en) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6039794B2 (ja) 工作機械用冷却材散布器
TWI382902B (zh) 機器手臂聯結器裝置
JP7330760B2 (ja) 工具システム
JP6200960B2 (ja) 圧縮性部材を有する内部クーラント通路を備えた切削工具ホルダ
JP5027133B2 (ja) 工具用又はワーク用の位置決め・クランプ装置
JP4936329B2 (ja) ロボットアームカップリング装置
CN110573789B (zh) 填充装置
JP6833900B2 (ja) クーラントチャネルを有するクランプ装置、当該クランプ装置の製造方法、及び、そのようなクランプ装置を有する旋削装置のための工具ホルダプレート
US10160081B2 (en) Workpiece holder device and method for mounting a workpiece in a workpiece holding device
US10130997B2 (en) Main shaft device and machine tool provided with same
WO2007074737A1 (ja) 位置決め装置および位置決めシステム並びにクランプ装置
KR102560935B1 (ko) 선삭 공구 홀더
KR20160094944A (ko) 클램프 장치
TW201821212A (zh) 冷卻液聯結裝置
JP2015033729A (ja) クランプ装置
CN107073663B (zh) 夹紧装置
JP5095911B2 (ja) レーザ加工ノズル連結部
WO2020020483A1 (en) Laser nozzle, nozzle holder, nozzle coupling and machine tool
TW202126424A (zh) 夾持裝置
JP6059391B1 (ja) 開閉弁
JP3239951U (ja) クランプ装置
JP7328706B2 (ja) 噴霧ノズル取付用アダプタ
JP6927598B2 (ja) 連結機構
JP7369460B2 (ja) 保持弁付き空気圧シリンダ装置
KR20170092064A (ko) 인서트 홀더

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6039794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250