JP2015520283A - テトラフルオロエチレンコポリマー - Google Patents

テトラフルオロエチレンコポリマー Download PDF

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Abstract

本発明は、TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)][モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、コポリマーの総モルに対して、0.005〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーであって、モノマー含有率と非晶質率との間の特定の関係が満たされるコポリマーに、およびある種の環状界面活性剤の存在下での乳化重合によるその製造方法に関する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年6月20日出願の欧州特許出願第12172832.3号に対する優先権を主張するものであり、この出願の全体内容はあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される。
本発明は、ある種のテトラフルオロエチレンコポリマーに、それらの製造方法におよび異なる技術によって成形品を製造するためのそれらの使用に関する。
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、テトラフルオロエチレン(本明細書では以下「TFE」と言われる)を約2重量%以下の量での少なくとも1つの他のフッ素含有モノマーと共重合させることによってその固有の非溶融成形性を維持しながら変性することができる。そのようなコポリマーは、「変性PTFE」として知られ、溶融成形可能なTFEコポリマーとは区別される。当該技術分野では、したがって、用語「変性PTFE」は一般に、上記のような少量のコモノマーで変性されたTFEポリマーを意味することを意図される。変性PTFEが特に注目されるのは、この材料が「純」PTFEに見いだされない物理的特性および/または成形性を有するという事実のためである。
変性剤として、TFEとは異なるパー(ハロ)フルオロオレフィン、たとえばテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、パーフルオロジオキソールなどの共重合性モノマーが、変性PTFEを製造するために使用されてきた。PTFEへの変性剤の導入は、ポリマーの結晶化度を下げること、PTFEの固有のフィブリル化性を抑えること、ならびに生来のPTFEのそれらよりも幾つかの他の価値ある機械的特性および加工特性を向上させることが知られている。
変性PTFEにおける結晶化度の低下の有用な尺度は、MOYNIHAN,R.E.The Molecular Structure of Perfluorocarbon Polymers.Infrared Studies on Polytetrafluoroethylene.J.Am.Chem.Soc.,1959,vol.81,p.1045−1050にとりわけ記載されているように、非晶質率(Amorphous Index)によって提供される。約778cm−1に中心のあるIR吸収帯の強度と約2367cm−1に中心のある別のIR吸収帯の強度との間の比が、変性PTFE材料における非晶質相の率に好適におよび確実に関連していることが示されている。言い換えれば、このIR強度比は、ポリマー鎖立体配座の無秩序分に直接比例していることが分かっている。
それにもかかわらず、TFEポリマー鎖への、変性コモノマー、特にTFEとは異なるパーフルオロオレフィンの導入は、その価格がテトラフルオロエチレンのそれを大きく超える、高価な変性モノマーの使用のために、変性PTFEそれ自体の経済性(たとえば変動費)に大いに関与する。
したがって、最小必要量のコモノマーを使って最高可能な非晶質率を有する変性PTFEの継続探索がこの領域で存在する。
さらに、ターゲット非晶質率を達成するように、TFEとともに使用されるコモノマーの消費が最適化された、前記変性PTFEの製造を可能にする方法が継続して必要とされている。
本出願人は、特定の乳化剤を用いて、それらの特異な微細構造のおかげで、使用される乳化剤のフィンガープリントとして、所与のコモノマー含有率で増加した非晶質率分を有する、新しいクラスの変性PTFE材料にアクセスするように、変性PTFE構造中にパーフルオロオレフィンを組み入れることが可能であることを今見いだした。
したがって、第1態様では、本発明は、TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、コポリマーの総モルに対して、0.01〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマー[ポリマー(F)]の製造方法であって、前記方法が、TFEと前記少なくとも1つのモノマー(F)とを、式(IB):
Figure 2015520283
{式中:
− 互いに等しいかまたは異なる、X、XおよびXは独立して、H、Fおよび、任意選択的に1個以上のカテナリーもしくは非カテナリー酸素原子を含む、C〜C(パー)フルオロアルキル基から選択され、
− Rは、二価の過フッ素化C〜C架橋基を表し、
− Lは、結合または二価基を表し、
− Yは、
Figure 2015520283
[式中、Xは、水素原子、一価金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’のアンモニウム基であり、ここで、それぞれ等しいかまたは異なる、R’は、水素原子またはC〜C炭化水素基、好ましくはアルキル基である]
からなる群から好ましくは選択される、アニオン性官能基を表す}
に従う少なくとも1つの界面活性剤[界面活性剤(FS)]を含む水性媒体中で乳化重合させる工程を含む方法に関する。
別の態様では、本発明は、TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、コポリマーの総モルに対して、0.01〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーであって、次の不等式:
A.I.>0.0083+0.8333×[M]
{ここで:
− A.I.は、TFEコポリマーの検体に関する赤外線分光分析によって測定されるように、約778cm−1に中心のある波長帯の強度と約2367cm−1に中心のある波長帯の強度との比と定義される、非晶質率であり、
− [M]は、前記モノマー(F)に由来する繰り返し単位の%モルである}
が満たされるコポリマーに関する。
界面活性剤(FS)の存在下での乳化重合によって得られた本発明のTFEコポリマー(黒色中実正方形◆)について、およびパーフルオロオクタン酸アンモニウムの存在下での乳化重合によって得られたヘキサフルオロプロピレンを使った比較TFEコポリマー(白色円○)について、モノマー(F)のモル濃度の関数としての、IR分光分析によって測定されるような、非晶質率値のプロットである。
本出願人は、界面活性剤(FS)の存在下で、上に詳述されたような、低減した量のモノマー(F)の存在下にTFEを重合させるときに、変性PTFEポリマーへの前記モノマー(F)の組み入れが、同じ非晶質率、したがって同じ有利な特性を保ちながら、モノマーの変性挙動を最大限にし、このようにしてその消費を低減するように、モノマー含有率と非晶質率との新しい、有利な折衷を得ることができるようなものであることを意外にも見いだした。
本発明の第1変形形態によれば、界面活性剤(FS)は好ましくは、ここで以下の式(IIB):
Figure 2015520283
〈式中、X、X、X、RおよびYは、上に定義されたのと同じ意味を有する〉
に従う。式(IIB)の界面活性剤(FS)は好ましくは、ここで以下の式(IIIB):
Figure 2015520283
(式中、X、X、X、RおよびXは、上に定義されたのと同じ意味を有する)
に従う。式(IIIB)の界面活性剤(FS)は、ここで以下の式(IVB):
Figure 2015520283
[式中、互いに等しいかまたは異なる、X’およびX’は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基(ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)であり、好ましくはただし、X’およびX’の少なくとも1つはフッ素とは異なり、RおよびXは、上に定義されたのと同じ意味を有する]
に従うことができる。上記のような式(IV)の化合物はとりわけ、欧州特許出願公開第2143738 A号明細書(SOLVAY SOLEXIS SPA)13.01.2010および国際公開第2010/003929号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS SPA)14.01.2010に詳述されているように製造することができる。第1変形形態の式(IVB)を有する界面活性剤(FS)は好ましくは、ここで以下の式(VB):
Figure 2015520283
(式中、互いに等しいかまたは異なる、X’、X’、X’、X’は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基であり、ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)
に従う。
上記のような式(VB)を有する界面活性剤(FS)の非限定的な例には、とりわけ、次のもの:
Figure 2015520283
が挙げられる。
代案として、式(IIIB)の界面活性剤(FS)は、ここで以下の式(VIB):
Figure 2015520283
[式中、互いに等しいかまたは異なる、X”およびX”は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基(ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)であり、RおよびXは、上に定義されたのと同じ意味を有する]
に従うことができる。上記のような式(VIB)の化合物はとりわけ、欧州特許出願公開第2143738 A号明細書(SOLVAY SOLEXIS SPA)13.01.2010および国際公開第2010/003929号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS SPA)14.01.2010に詳述されているように製造することができる。
式(VIB)を有する界面活性剤(FS)は好ましくは、ここで以下の式(VIIB):
Figure 2015520283
(式中、互いに等しいかまたは異なる、X”、X”、X”、X”は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基であり、ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)
に従う。
上記のような式(VIIB)を有する界面活性剤(FS)の非限定的な例には、とりわけ、次のもの:
Figure 2015520283
が挙げられる。
本発明の第2変形形態によれば、界面活性剤(FS)は、ここで以下の式(VIIIB):
Figure 2015520283
[式中、RおよびXは、上に定義されたのと同じ意味を有し、互いに等しいかまたは異なる、X およびX は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基(ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)であり、R は、二価のフッ素化基であり、kは、1〜3の整数である]
に従う。上記のような式(VIIIB)の化合物はとりわけ、欧州特許出願公開第2143738 A号明細書(SOLVAY SOLEXIS SPA)13.01.2010および国際公開第2010/003929号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS SPA)14.01.2010に詳述されているように製造することができる。
式(VIIIB)の界面活性剤(FS)は好ましくは、ここで以下の式(IXB):
Figure 2015520283
[式中、RおよびXは、上に定義されたのと同じ意味を有し、互いに等しいかまたは異なる、X およびX は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基(ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基である)であり、R は、フッ素原子または−CF基であり、kは、1〜3の整数である]
に従う。
これらの化合物の中で、ここで以下の式(X)および(XI):
Figure 2015520283
(式中、Xは、上に定義されたのと同じ意味を有する)
を有する界面活性剤(FS)が本発明の方法に特に有用であると分かった。
本発明の方法では、式(IB)の1つ以上の界面活性剤(FS)が使用される。
使用される界面活性剤(FS)の量は、固形分の量、粒径などの所望の特性に依存して変わってもよい。一般に界面活性剤(FS)の量は、重合での水の量を基準として、0.001重量%〜5重量%であろう。実用的な範囲は、重合での水の量を基準として、0.05重量%〜1重量%である。重合は一般に界面活性剤(FS)の存在下で開始されるが、重合中にさらなる界面活性剤(FS)を添加することは、そのような添加が一般に必要ではないが、排除されない。
それにもかかわらず、ある種のモノマーを水性エマルジョンの形態で重合に添加することが望ましいかもしれない。たとえば、フッ素化モノマー、特に重合条件下で液体であるモノマー(F)は有利には、水性エマルジョンの形態で添加されてもよい。そのようなモノマー(F)のそのようなエマルジョンは好ましくは、界面活性剤(FS)を乳化剤として使用して調製される。
1つまたは2つ以上のモノマー(F)を本発明の方法に使用することができる。
言われたように、モノマー(F)は、水素原子を含まない、そしてフッ素とは異なる1つまたは2つ以上のハロゲン原子、特に塩素または臭素を含み得る、パー(ハロ)フルオロオレフィン、すなわちエチレン系不飽和のフッ素化オレフィンである。
好ましくはモノマー(F)はC〜Cパーフルオロオレフィンであり、最も好ましくはモノマー(F)はヘキサフルオロプロピレン(HFP)である。
本発明の方法の結果である、ポリマー(F)は、モノマー(F)に由来する繰り返し単位を、繰り返し単位の総モルに対して、0.005〜0.250モル%の量で含む。一般に、ポリマー(F)は、モノマー(F)に由来する繰り返し単位を、少なくとも0.01モル%、好ましくは0.05モル%の量でおよび/または最大でも0.200モル%、好ましくは最大でも0.175モル%の量で含む。
特に良好な結果は、繰り返し単位の総モルに対して、0.05〜0.175モル%のモノマー(F)に由来する繰り返し単位を含むポリマー(F)について得られている。
本発明の方法の結果である、ポリマー(F)は、モノマー(F)に由来する繰り返し単位を、繰り返し単位の総モルに対して、0.005〜0.250モル%の量で含む。一般に、ポリマー(F)は、モノマー(F)に由来する繰り返し単位を、少なくとも0.01モル%、好ましくは少なくとも0.05モル%の量でおよび/または最大でも0.200モル%、好ましくは最大でも0.175モル%の量で含む。
特に良好な結果は、繰り返し単位の総モルに対して、0.05〜0.175モル%のモノマー(F)に由来する繰り返し単位を含むポリマー(F)について得られている。
ポリマー(F)が、TFEおよびモノマー(F)とは異なる1つまたは2つ以上の追加のモノマー[モノマー(A)]に由来する繰り返し単位を含み得ることは排除されず;そのような追加の繰り返し単位が存在する場合には、モノマー(A)に由来する繰り返し単位の量は、コポリマーの繰り返し単位の総モルに対して、0.001〜0.005%モルの範囲に含まれるであろう。この範囲を超えるモノマー(A)の量は、ポリマー(F)の挙動に別の影響を及ぼし得る。
モノマー(A)は、
− 式:
Figure 2015520283
[式中、互いに等しいかまたは異なる、Rf3、f4、f5、f6のそれぞれは独立して、フッ素原子、任意選択的に1個以上の酸素原子を含む、C〜Cフルオロ−またはパー(ハロ)フルオロアルキル、たとえば−CF、−C、−C、−OCF、−OCFCFOCFである]
のフルオロジオキソール;
− 式CF=CF−O−R’[式中、R’は、−CF(パーフルオロメチルビニルエーテル)、−CFCF(パーフルオロエチルビニルエーテル)、−CFCFCF(パーフルオロプロピルビニルエーテル)からなる群から選択されるC〜Cパーフルオロアルキルラジカルである]のパーフルオロアルキルビニルエーテル;
− 式CF=CF−O−CF−O−R”[式中、R’は、−CF、−CFCF、−CFCF−OCFからなる群から好ましくは選択される、C〜Cパーフルオロ(オキシ)アルキルラジカルである]のパーフルオロメトキシアルキルビニルエーテル
からなる群から好ましくは選択される、
− 式CF=CF−O−R[式中、Rは、1個以上のエーテル酸素原子を含み得るC〜Cパーフルオロアルキルラジカルである]のパーフルオロアルキル(オキシ)ビニルエーテル;
− それらの混合物
からなる群から選択することができる。
それにもかかわらず、好ましい実施形態は、ポリマー(F)がTFEにおよび、上に詳述されたような、モノマー(F)に由来する繰り返し単位から本質的になるものであることが一般に理解される。不純物、鎖末端、欠陥は、それらの存在がTFEコポリマーの特性に実質的に影響を及ぼすことなく、依然として存在してもよい。
最良の結果は、ポリマー(F)がTFEに由来する繰り返し単位と0.05〜0.175モル%(繰り返し単位の総モルに対して)のヘキサフルオロプロピレンに由来する繰り返し単位とから本質的になったときに得られている。
水性乳化重合は、10〜150℃、好ましくは20℃〜110℃の温度で実施されてもよい。圧力は典型的には、2〜30バール、特に5〜20バールである。
反応温度は、たとえば分子量分布に影響を及ぼすために、すなわち、幅広い分子量分布を得るためにまたは二峰性もしくは多峰性分子量分布を得るために重合中に変えられてもよい。
重合の水性媒体のpHは、pH2〜11,好ましくは3〜10、より好ましくは4〜10の範囲にあってもよい。
水性媒体中での乳化重合は典型的には、フッ素化モノマーのフリーラジカル重合を開始するために知られている開始剤のいずれかなどの開始剤によって開始される。好適な開始剤には、過酸化物およびアゾ化合物およびレドックスベースの開始剤が挙げられる。過酸化物開始剤の具体的な例には、過酸化水素、過酸化ナトリウムまたはバリウム、ジアセチルペルオキシド、ジスクシニルペルオキシド、ジプロピオニルペルオキシド、ジブチリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ベンゾイルアセチルペルオキシド、ジグルタル酸ペルオキシドおよびジラウロイルペルオキシドなどのジアシルペルオキシド、ならびにさらなる過酸およびたとえばアンモニウム、ナトリウムまたはカリウム塩などのそれらの塩が挙げられる。過酸の例には、過酢酸が挙げられる。過酸のエステルも同様に使用することができ、それらの例には、過酢酸第三ブチルおよび過ピバリン酸第三ブチルが挙げられる。無機の例には、たとえば過硫酸、過マンガン酸もしくはマンガン酸のアンモニウム塩、アルカリ塩もしくはアルカリ土類塩、またはマンガン酸が挙げられる。過硫酸塩開始剤、たとえば過硫酸アンモニウム(APS)は、そのままで使用することができるかまたは還元剤と組み合わせて使用されてもよい。好適な還元剤には、たとえば重亜硫酸アンモニウムもしくはメタ重亜硫酸ナトリウムなどの重亜硫酸塩、たとえばチオ硫酸アンモニウム、カリウムもしくはナトリウムなどのチオ硫酸塩、ヒドラジン、アゾジカルボキシレートおよびアゾジカルボキシルジアミド(ADA)が挙げられる。使用されてもよいさらなる還元剤には、たとえば米国特許第5,285,002号明細書(MINNESOTA MINING & MFG)08.02.1994に開示されているような、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム(Rongalit)またはスルフィン酸フルオロアルキルが挙げられる。還元剤は典型的には、開始剤の半減期を短くする。さらに、たとえば銅、鉄または銀塩などの金属塩開始剤が添加されてもよい。
開始剤の量は、製造されるポリマー(F)の量を基準として、0.01重量%〜1重量%であってもよい。一実施形態では、開始剤の量は、0.05〜0.5重量%である。別の実施形態では、この量は、0.05〜0.3重量%であってもよい。
水性乳化重合は、とりわけ緩衝剤および、必要ならば、錯体形成剤または連鎖移動剤などの、他の原材料の存在下で実施することができる。
使用することができる連鎖移動剤の例には、ジメチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、エタン、プロパンおよびn−ペンタンなどの1〜5個の炭素原子を有するアルカン、CCl、CHClおよびCHClなどのハロゲン化炭化水素、ならびにCHF−CF(R134a)などのハイドロフルオロカーボン化合物が挙げられる。さらに酢酸エチル、マロン酸エステルのようなエステルが本発明の方法で連鎖移動剤として有効であり得る。
本発明の水性乳化重合法は、上に詳述されたような、界面活性剤(FS)を含む水中のポリマー(F)の分散系をもたらす。一般に、重合から直接生じる分散系中のポリマー(F)の固形分の量は、重合条件に依存して3重量%〜約40重量%で変わるであろう。典型的な範囲は、5〜30重量%、たとえば10〜25重量%である。
本発明の方法から得られるような、ポリマー(F)の粒径(体積平均径)は、典型的には40nm〜40nmであり、典型的な粒径は60nm〜約350nmである。結果として生じる分散系中の界面活性剤(FS)の総量は典型的には、分散系中のポリマー(F)固形分の量を基準として0.001〜5重量%である。典型的な量は、分散系中のポリマー(F)固形分の量を基準として、0.01〜2重量%または0.02〜1重量%であってもよい。
ポリマー(F)は、固体形のポリマーが望ましい場合には凝固によって分散系から単離されてもよい。また、ポリマー(F)が使用されることになる用途の要件に依存して、ポリマー(F)は、あらゆる熱的な不安定な末端基を安定なCF−末端基へ変換するためにポストフッ素化されてもよい。
コーティング用途向けには、ポリマー(F)の水性分散系が望ましく、それ故にポリマー(F)は、分散系から分離されるまたは凝固させられる必要がないであろう。たとえば布の含浸でのまたはたとえば調理器具を製造するための金属基材のコーティングでのなどのコーティング用途での使用に好適なポリマー(F)分散系を得るためには、さらなる安定化界面活性剤を添加することおよび/またはポリマー(F)固形分をさらに増加させることが一般に望ましいであろう。たとえば、非イオン性安定化界面活性剤がポリマー(F)分散系に添加されてもよい。典型的にはこれらは、ポリマー(F)を基準として1〜12重量%の量でそれに添加されるであろう。添加されてもよい非イオン性界面活性剤の例には、R−O−[CHCHO]−[RO]−R(NS)(式中、Rは、6〜18個の炭素原子を有する芳香族または脂肪族炭化水素基を表し、Rは、3この炭素原子を有するアルキレンを表し、Rは、水素またはC1〜3アルキル基を表し、nは、0〜40の値を有し、mは、0〜40の値を有し、そしてn+mの合計は少なくとも2である)が挙げられる。上記式(NS)において、nおよびmのインデックスが付いた単位は、ブロックとして現れてもよいし、またはそれらは、交互もしくはランダム配置で存在してもよいことが理解されるであろう。上式(VI)による非イオン性界面活性剤の例には、たとえば、エトキシ単位の数が約10であるTRITONTM X 100またはエトキシ単位の数が約7〜8であるTRITONTM X 114などのブランド名TRITONTMで商業的に入手可能なエトキシル化p−イソオクチルフェノールなどのアルキルフェノールオキシエトキシレートが挙げられる。もっとさらなる例には、上式(NS)におけるRが4〜20個の炭素原子のアルキル基を表し、mが0であり、そしてRが水素であるものが挙げられる。その例には、約8個のエトキシ基でエトキシル化された、そしてClariant GmbHからGENAPOL(登録商標)X080として商業的に入手可能であるイソトリデカノールが挙げられる。親水性部分がエトキシ基とプロポキシ基とのブロックコポリマーを含む式(NS)による非イオン性界面活性剤が同様に使用されてもよい。そのような非イオン性界面活性剤は、商品名GENAPOL(登録商標)PF 40およびGENAPOL(登録商標)PF 80でClariant GmbHから商業的に入手可能である。
分散系中のポリマー(F)の量は、必要に応じてまたは要望に応じて30〜70重量%の量まで高濃度化されてもよい。限外濾過および熱高濃度化などの、公知の高濃度化技術のいずれかが用いられてもよい。
前述のように、本発明の別の態様は、TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、コポリマーの総モルに対して、0.01〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーであって、次の不等式:
A.I.>0.0083+0.8333×[M]
{ここで:
− A.I.は、TFEコポリマーの検体に関する赤外線分光分析によって測定されるように、約778cm−1に中心のある波長帯の強度と約2367cm−1に中心のある波長帯の強度との比と定義される、非晶質率であり、
− [M]は、前記モノマー(F)に由来する繰り返し単位の%モルである}
が満たされるポリマー(F)に関する。
本発明のTFEコポリマーは、上に詳述されたような方法を用いて製造することができる。
ポリマー(F)に関して本明細書で上に詳述されたようなすべての特徴はしたがって、本発明のTFEコポリマーの好ましい実施形態を特徴づける。
本発明のさらに別の態様は、上に詳述されたような本発明のTFEコポリマーを使用することを含む成形品の製造方法に関する。
異なる加工技術を上述の方法に用いることができる。
ある種の実施形態によれば、前記方法は、揮発性液体と組み合わせて本発明のTFEコポリマーを押し出す工程を含む。この技術は、「ペースト押出」技術として知られている。本発明のTFEコポリマーは、この技術によって加工されるのに特に好適である。
参照により本明細書に援用されるあらゆる特許、特許出願、および刊行物の開示が、用語を不明確にし得る程度まで本出願の記載と矛盾する場合には、本記載が優先するものとする。
本発明は、その目的が例示的であるにすぎず、本発明の範囲を限定することを意図しない、以下の実施例に関連してより詳細に今説明される。
非晶質率の測定
約10トンの圧力下にプレスで作製された、ポリマー(F)粉末の圧縮タブレットを、4000〜400cm−1のスペクトル範囲を有する、分光光度計FT−IR Nicolet Impact 410を用いるFT−IR分析にかける。
約773cm−1に中心のある、そしてらせん状に配置された結晶性鎖15/7以外の立体配置での立体配座鎖セグメントに帰属させられる吸収帯の光学密度または強度を測定し、C−FおよびC−C結合の伸縮の調和帯および組み合わせに関連する、2365cm−1に中心のある複雑帯の光学密度で割って正規化する。
立体配座無秩序の表現としての、非晶質率(A.I.)は、こうして次の通り測定される:
A.I.=(OD773)/(OD2365)。
ポリマー(F)中のヘキサフルオロプロピレン(HFP)のモル含有率の測定
ポリマー中のヘキサフルオロプロピレンの含有率は、4000〜400cm−1のスペクトル範囲を有する、分光光度計FT−IR Nicolet Impact 410を用いて測定する。
約100〜150mgの粉末検体をプレスに導入し、タブレットを得るために圧力(10トン)にかける。
FT−IRスペクトルを次に記録し、950〜1050cm−1の領域を考慮する。ここで、約994cm−1に中心のある、HFP繰り返し単位の−CF基の基準振動モードによる吸収帯の光学密度を測定し、約936cm−1に中心のある、TFE繰り返し単位の基準振動モードによる吸収帯で割って正規化する。好適な回帰曲線をベースとする適切なコンピューター計算によって、ポリマー中のPPVEの重量含有率およびモル含有率が測定される。
レオメーター圧力(rheometeric pressure)の測定
縮小率400:1でのレオメーター押出圧力を、ASTM D 4895に従って測定した。この方法は、この標準に規定されているように、「ペースト押出」条件下での、すなわち、揮発性液体とのブレンドとして押し出されるときの変性PTFE粉末の特性を測定することを意図している。測定は、1600:1の縮小比で実施した;この縮小比(RR)は、押し出されることになる粉末が満たされるシリンダーの断面積(S)対ダイ出口の断面積(s)の比(S/s)である。この技術では、生産性を高めるために、傾向は、RRをできる限り増やすことである;それにもかかわらずRRが増やされるとき、押出圧力が上昇し、押し出された成形物は欠陥を発現させる可能性がある。所与のRRでの押出性能の比較はしたがって、加工の容易を比較することを可能にし、押出圧力が低ければ低いほど、加工性能はより良好であり、ASTM D4895、表2に示されているように、1600:1のRRで75MPaよりも下の押出圧力は全体として満足できると考えられることが理解される。
一般的な重合手順
羽根車攪拌機を備えた90リットルの総容積の重合反応器に、52リットルの脱イオン水を装入した。酸素を含まない反応器を68℃まで加熱し、攪拌システムを48rpmに設定した。反応器に、1kgのパラフィンワックス、水溶液での155gの式:
Figure 2015520283
の環状界面活性剤、40gのヘキサフルオロプロピレン(HFP)を、そして20バールの圧力までTFEを装入した。
重合を、水溶液での125mgのペルオキソ二硫酸アンモニウム(NH(APS)および2500mgのジコハク酸ペルオキシド(DSAP)を添加することによって開始させた。
反応が開始したとき、20バールの反応圧力を、TFEを気相へ供給することによって維持した。反応温度を、0.36℃/分の速度で80℃まで上げ、次に水溶液での追加の80gの上述の環状界面活性剤を、25%のモノマー転化率に達するまで添加した。90%の転化率で、2200mgのDSAPおよび25gのHFPをさらに添加した。モノマー添加を次に停止し、攪拌を中断した。反応器を減圧し、ガス抜きし、冷却した。
31%w/wの固形分を有する、ポリマー分散系がこのようにして得られた。
この分散系を脱塩水で15%固形分に希釈し、0.1%(分散系の重量を基準として)の炭酸アンモニウムを添加した後に、凝固が完了するまで激しく攪拌し、追加の5分間攪拌した。凝固した生成物を150℃で乾燥させた。
そのように回収された生成物を分析測定にかけ;IR分析によるコモノマー含有率、非晶質率および縮小率1600:1でのレオメーター押出圧力を測定した。
同様な手順を、可変量の最初に導入されたHFPを使用して、表1にまとめられるように、実験1〜6について繰り返した;結果を、同様な手順に従って、しかし上述の環状界面活性剤の代わりにパーフルオロオクタン酸アンモニウムを界面活性剤として使用して実施された、実験7C〜9Cで得られた比較データと一緒に、表にまとめる。
Figure 2015520283
図1は、界面活性剤(FS)の存在下での乳化重合によって得られた実施例1〜6のTFEコポリマー(黒色中実正方形◆)について、ならびに比較例7C〜9Cでパーフルオロオクタン酸アンモニウムの存在下での乳化重合および同様な重合実験によって得られたヘキサフルオロプロピレンを使った比較TFEコポリマー(白色円○)について、モノマー(F)のモル濃度の関数としての、IR分光分析によって測定されるような、非晶質率値のプロットである。

Claims (13)

  1. TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、コポリマーの総モルに対して、0.01〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマー[ポリマー(F)]の製造方法であって、前記方法が、TFEと前記少なくとも1つのモノマー(F)とを、式(IB):
    Figure 2015520283
    {式中:
    − 互いに等しいかまたは異なる、X、XおよびXは独立して、H、Fおよび、任意選択的に1個以上のカテナリーもしくは非カテナリー酸素原子を含む、C〜C(パー)フルオロアルキル基から選択され、
    − Rは、二価の過フッ素化C〜C架橋基を表し、
    − Lは、結合または二価基を表し、
    − Yは、
    Figure 2015520283
    [式中、Xは、水素原子、一価金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’のアンモニウム基であり、ここで、それぞれ等しいかまたは異なる、R’は、水素原子またはC〜C炭化水素基、好ましくはアルキル基である]
    からなる群から好ましくは選択される、アニオン性官能基を表す}
    に従う少なくとも1つの界面活性剤[界面活性剤(FS)]を含む水性媒体中で乳化重合させる工程を含む方法。
  2. 前記界面活性剤(FS)が、ここで以下の式(IIIB):
    Figure 2015520283
    {式中:
    − 互いに等しいかまたは異なる、X、XおよびXは独立して、H、Fおよび、任意選択的に1個以上のカテナリーもしくは非カテナリー酸素原子を含む、C〜C(パー)フルオロアルキル基から選択され;
    − Rは、二価の過フッ素化C〜C架橋基を表し;
    − Xは、水素原子、一価金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’のアンモニウム基であり、ここで、それぞれ等しいかまたは異なる、R’は、水素原子またはC〜C炭化水素基、好ましくはアルキル基である}
    に従う、請求項1に記載の方法。
  3. 前記界面活性剤(FS)が、次式(VB−a)〜(VB−d)、およびそれらの混合物:
    Figure 2015520283
    からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記界面活性剤(FS)が、ここで以下の式(VIIIB):
    Figure 2015520283
    {式中:
    − Rは、二価の過フッ素化C〜C架橋基を表し;
    − Xは、水素原子、一価金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’のアンモニウム基であり、ここで、それぞれ等しいかまたは異なる、R’は、水素原子またはC〜C炭化水素基、好ましくはアルキル基であり;
    − 互いに等しいかまたは異なる、X およびX は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基であり、ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基であり;
    − R は二価のフッ素化基であり;
    − kは、1〜3の整数である}
    に従う、請求項1に記載の方法。
  5. 前記界面活性剤(FS)が、ここで以下の式(IXB):
    Figure 2015520283
    {式中:
    − Rは、二価の過フッ素化C〜C架橋基を表し;
    − Xは、水素原子、一価金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’のアンモニウム基であり、ここで、それぞれ等しいかまたは異なる、R’は、水素原子またはC〜C炭化水素基、好ましくはアルキル基であり;
    − 互いに等しいかまたは異なる、X およびX は独立して、フッ素原子、−R’基または−OR’基であり、ここで、R’はC〜Cパーフルオロアルキル基であり;
    − R は、フッ素原子または−CF基であり、
    − kは、1〜3の整数である}
    に従う、請求項4に記載の方法。
  6. 前記界面活性剤(FS)が、式(XB)〜(XIB)、およびそれらの混合物:
    Figure 2015520283
    からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  7. モノマー(F)がヘキサフルオロプロピレンである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 温度が10〜150℃、好ましくは20℃〜110℃からなり、および/または圧力が2〜30バール、好ましくは5〜20バールからなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  9. TFEとは異なる少なくとも1つのパー(ハロ)フルオロオレフィン[モノマー(F)]に由来する繰り返し単位を、前記コポリマーの総モルに対して、0.01〜0.250%モルの量で含むテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーであって、次の不等式:
    A.I.>0.0083+0.8333×[M]
    {ここで:
    − A.I.は、前記TFEコポリマーの検体に関する赤外線分光分析によって測定されるように、約778cm−1に中心のある波長帯の強度と約2367cm−1に中心のある波長帯の強度との比と定義される、非晶質率であり、
    − [M]は、前記モノマー(F)に由来する繰り返し単位の%モルである}
    が満たされるコポリマー。
  10. 前記ポリマー(F)が、モノマー(F)に由来する繰り返し単位を、繰り返し単位の総モルに対して、少なくとも0.01モル%、好ましくは少なくとも0.05モル%の量でおよび/または最大でも0.200モル%、好ましくは最大でも0.175モル%の量で含む、請求項10に記載のポリマー(F)。
  11. 前記ポリマー(F)が、TFEにおよびモノマー(F)に由来する繰り返し単位から本質的になる、請求項9または10に記載のポリマー(F)。
  12. 前記モノマー(F)がヘキサフルオロプロピレンである、請求項9〜11のいずれか一項に記載のポリマー(F)。
  13. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法から得られるまたは請求項9〜12のいずれか一項に記載のポリマー(F)を使用することを含む成形品の製造方法。
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