JP2015516507A - 希土類元素及びレアメタルを回収するプロセス - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2012年3月19日に出願された国際出願PCT/CA2012/000253号明細書、2012年5月3日に出願された国際出願PCT/CA2012/000419号明細書;2012年9月19日に出願された米国特許出願公開第61/703,219号明細書;及び2012年9月26日に出願された米国特許出願公開第61/705,807号明細書の優先権を主張する。これらの文書は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタルを含む酸性組成物を得る工程と;
組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセスが提供される。
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタル、並びに(ii)少なくとも1種の金属イオンを含む酸性組成物を得る工程と;
抽出剤、イオン交換(echange)樹脂によって及び/又は組成物を還元剤と反応させることによって、少なくとも1種の金属イオンを酸性組成物から少なくとも部分的に取り出し、それによって少なくとも1種の金属イオンの含有率が低下した組成物を得る工程と;
少なくとも1種の金属イオンの含有率が低下した組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセスが提供される。
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタル、並びに(ii)少なくとも1種の鉄イオンを含む酸性組成物を得る工程と;
抽出剤、イオン交換(echange)樹脂によって及び/又は組成物を還元剤と反応させることによって、少なくとも1種の鉄イオンを酸性組成物から少なくとも部分的に取り出し、それによって少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した組成物を得る工程と;
少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質を少なくとも1種の酸で浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン、及び少なくとも1種の希土類元素を含む浸出液を得る工程と;
少なくとも1種の金属イオンを浸出液から実質的に選択的に沈殿、抽出及び/又は単離し、場合によって沈殿物を得る工程と;
少なくとも1種の希土類元素を浸出液及び/又は沈殿物から実質的に選択的に沈殿、抽出及び/又は単離する工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質を少なくとも1種の酸で浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素を含む浸出液を得る工程と;
少なくとも1種の希土類元素及び少なくとも1種の金属イオンから選ばれる少なくとも1種の成員を選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質を少なくとも1種の酸で浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素を含む浸出液を得る工程と;
場合によって、少なくとも1種の希土類元素を浸出液及び/又は沈殿物から実質的に選択的に沈殿、抽出及び/又は単離し、少なくとも1種の金属イオンを浸出液から実質的に選択的に沈殿、抽出及び/又は単離し、場合によって沈殿物を得る工程と;
少なくとも1種の希土類元素を浸出液及び/又は沈殿物から実質的に選択的に沈殿、抽出及び/又は単離する工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質を少なくとも1種の酸で浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン、少なくとも1種の希土類元素及び固形物を含む浸出液を得、固形物から浸出液を分離する工程と;
少なくとも1種の金属イオンを浸出液から実質的に選択的に取り出し、場合によって沈殿物を得る工程と;
少なくとも1種の希土類元素を浸出液及び/又は沈殿物から実質的に選択的に取り出す工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質を少なくとも1種の酸で浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素並びに固形物を含む浸出液を得、固形物から浸出液を分離する工程と;
少なくとも1種の希土類元素及び少なくとも1種の金属イオンから選ばれる少なくとも1つの成員を浸出液から実質的に選択的に取り出す工程と
を含むプロセスが提供される。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、少なくとも1種の金属イオン、少なくとも1種の希土類元素及び固形物を含む浸出液を得、固形物から浸出液を分離する工程と;
浸出液から少なくとも1種の金属イオンを実質的に選択的に取り出し、それによって金属イオン、及び少なくとも1種の希土類元素を含む組成物を得る工程と;
少なくとも1種の金属イオンを組成物から実質的に選択的に少なくとも部分的に取り出し、それによって少なくとも1種の希土類元素を含む液を得る工程と
を含むことができる。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン、第2の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素、並びに固形物を含む浸出液を得、固形物から浸出液を分離する工程と;
第2の金属イオンを浸出液から実質的に選択的に取り出し、それによって第1の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素を含む組成物を得る工程と;
第1の金属イオンを組成物から実質的に選択的に少なくとも部分的に取り出し、それによって少なくとも1種の希土類元素を含む液を得る工程と
を含むことができる。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン、第2の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素、並びに固形物を含む浸出液を得、固形物から浸出液を分離する工程と;
第2の金属イオンを浸出液から実質的に選択的に取り出し、それによって第1の金属イオン及び少なくとも1種の希土類元素を含む組成物を得る工程と;
第1の金属イオンを組成物から実質的に選択的に少なくとも部分的に取り出し、それによって少なくとも1種の希土類元素を含む液を得る工程と
を含むことができる。
第2の金属イオンを抽出剤と実質的に錯体形成することによって浸出液から第2の金属イオンを少なくとも部分的に取り出す工程と;
第2の金属イオンを選択的に沈殿させる工程と;
第1の金属イオンを選択的に沈殿させる工程と;
第1の金属イオンを別の抽出剤と実質的に錯体形成することによって浸出液から第1の金属イオンを少なくとも部分的に取り出す工程と
のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン及び第2の金属イオン並びに固体残留物を含む浸出液を得、固体残留物から浸出液を分離する工程と;
第1の金属イオンに富み少なくとも1種の希元素及び沈殿物を含む水性組成物を得るように浸出液を塩基と反応させることにより第2の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって少なくとも部分的に第2の金属イオンを浸出液から取り出し、沈殿物を組成物から取り出す工程と;
第1の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって水性組成物を高純度化し、それによって少なくとも1種の希元素及び別の沈殿物を含む別の組成物を得、組成物から沈殿物を取り出す工程と;
少なくとも1種の希元素を別の組成物から実質的に選択的に抽出する工程と
を含む。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン及び第2の金属イオンを含む浸出液、並びに固体残留物を得、固体残留物から浸出液を分離する工程と、
浸出液を塩基と反応させることにより第2の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって第2の金属イオンを浸出液から少なくとも部分的に取り出し、その結果、第1の金属イオンに富み少なくとも1種の希元素及び沈殿物を含む水性組成物を得、組成物から沈殿物を取り出す工程と;
中空糸膜によって又は液−液抽出によって第1の金属イオンを水性組成物から実質的に選択的に抽出し、抽出された第1の金属イオンを取り出し、それによって第1の金属イオンが低減し少なくとも1種の希元素を含む水性組成物を得る工程と;
少なくとも1種の希元素を水性組成物から実質的に選択的に抽出する工程と
を含むことができる。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン及び第2の金属イオン並びに固体残留物を含む浸出液を得、固体残留物から浸出液を分離する工程と;
第2の金属イオンを抽出剤と実質的に選択的に錯体形成することによって少なくとも部分的に第2の金属イオンを浸出液から取り出し、その結果、少なくとも1種の希土類元素を含む第1の金属イオンに富む水性組成物を得る工程と;
第1の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって水性組成物を高純度化し、それによって少なくとも1種の希元素及び別の沈殿物を含む別の組成物を得、組成物から沈殿物を取り出す工程と;
少なくとも1種の希元素を別の組成物から実質的に選択的に抽出する工程と
を含むことができる。
HClで少なくとも1種の物質を浸出し、その結果、第1の金属イオン及び第2の金属イオン並びに固体残留物を含む浸出液を得、固体残留物から浸出液を分離する工程と;
第2の金属イオンを抽出剤と実質的に選択的に錯体形成することによって第2の金属イオンを浸出液から少なくとも部分的に取り出し、その結果、少なくとも1種の希土類元素を含む第1の金属イオンに富む水性組成物を得る工程と;
中空糸膜によって、又は液−液抽出によって第1の金属イオンを水性組成物から実質的に選択的に抽出し、抽出された第1の金属イオンを取り出し、それによって第1の金属イオンが低減し少なくとも1種の希元素を含む水性組成物を得る工程と;
第1の金属イオンが低減した水性組成物から少なくとも1種の希元素を実質的に選択的に抽出する工程と
を含むことができる。
少なくとも1種の物質をHClで浸出し、その結果、第1の金属イオン及び第2の金属イオン並びに固体残留物を含む浸出液を得、固体残留物から浸出液を分離する工程と;
第1の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって浸出液から第1の金属イオンを少なくとも部分的に取り出し、その結果、少なくとも1種の希元素及び沈殿物を含む第2の金属イオンに富む水性組成物を得、組成物から沈殿物を取り出す工程と;
第2の金属イオンに富む水性組成物から第2の金属イオンを実質的に選択的に沈殿させ、沈殿物をそこから取り出し、それによって第2の金属イオンが低減し少なくとも1種の希元素を含む水性組成物を得る工程と;
第2の金属イオンが低減した水性組成物から少なくとも1種の希元素を実質的に選択的に抽出する工程と
を含むことができる。
1−少なくとも1種の酸で粘土岩を浸出する工程(例えば、HClの溶液又はHClガス(例えば約0.5から約1.5又は約0.8から約1.2のpHで))。浸出は圧力下でも実行することができる;
2−約10から約12又は約11から約12のpHに上げることによるイオンの沈殿によって鉄を取り出し(又は抽出剤でそれを抽出し)、非可溶性水酸化物をすべて濾別する工程;
3−約7.5から約9.0又は約7.8から約8.2のpHでアルミニウムを沈殿させ固体として水酸化アルミニウムを濾過する工程;
4−場合によって、液−液抽出、膜及びアルミニウムイオンを錯体形成するのに適した抽出剤のうちの少なくとも1つを使用してアルミニウム(Al(OH)3)を高純度化する工程;及び
5−工程1、2、3及び4の少なくとも1つの後、少なくとも1種の希土類元素を沈殿、抽出及び/又は単離する工程を実行することができる。
1−酸(例えばHCl18−32重量%の溶液)で粘土岩を浸出する工程。浸出は、圧力下、例えば約350KPagから約500KPagに約4から約7時間の間、実行することができる;
2−約10から約12又は約11から約12のpHに上げることによるイオンの沈殿によって鉄を取り出し(又は抽出剤でそれを抽出し)、非可溶性水酸化物をすべて濾別する工程;
3−約7.5から約9.0又は約7.8から約8.2のpHでアルミニウムを沈殿させ、固形分として水酸化アルミニウムを濾過する工程;
4−場合によって、液−液抽出、膜、及びアルミニウムイオンを錯体形成するのに適した抽出剤の少なくとも1つを使用して、アルミニウム(Al(OH)3)を高純度化する工程;及び
5−1、2、3及び4の少なくとも1つの工程の後、少なくとも1種の希土類元素を沈殿、抽出及び/又は単離する工程を実行することができる。
1−アルミニウム含有物質は約50から約80μmの平均粒径に縮小される。
2−縮小され選別された物質は、鉄、マグネシウム及び希土類を含む他の金属のような他の元素と共にアルミニウムを溶解することを可能にする塩酸で所定の温度及び圧力で処理される。シリカ(場合によってチタン)は全く溶解しないままである。
3−次いで、浸出工程からの母液は、溶液中の金属塩化物から高純度化したシリカを分離するために分離、浄化段階を受ける。次いで、高純度化したシリカは、シリカの純度が99.9%を超えるように1又は2回の追加の浸出段階(例えば約150から約160℃の温度で)を受けることができる。シリカに含有されるTiO2は、浸出薬(lixiviant)組成物としてHCl及びMgCl2を使用することにより行われた浸出によってシリカから分離することができる。
4−次いで、工程1から得られた使用済みの酸(浸出液)は、乾燥した高濃度の塩化水素ガスを用いて晶析器へこれを吹き込むことにより濃度が上げられる。これによって、最小限の他の不純物を含む塩化アルミニウム六水和物(沈殿物)の結晶化を結果としてもたらす。この段階の塩化鉄の濃度に応じて、さらなる結晶化工程が必要となり得る。次いで、沈殿物は液体から分離される。
5−次いで、塩化アルミニウム六水和物は、所望のアルミナを得るために高温でか焼される(例えば回転炉、流動床などによって)。次いで、高濃度の塩化水素ガスは回収され、過剰分は、酸浸出工程において使用される(再循環する)ように水性形態において可能な限り高濃度にされる。酸も、酸の高純度化段階に気相で直接送って約30重量%から約95重量%にHCl濃度を高めることができる。これは、例えば、乾燥段階又は蒸留の間に行うことができる。
6−次いで、塩化鉄、希土類元素及びレアメタル(工程4から得られた液体)は、Fe2O3(ヘマタイト形)抽出及びその加水分解からの酸回収を考慮して低温で予備濃縮され加水分解される。か焼工程(工程5)からのすべての熱回収、浸出部の発熱反応(工程1)及びプロセスの他のセクションは、予備濃縮器へ回収される。
10−ヘマタイトの取り出し及び晶析器への内部再循環の後、希土類元素(elemants)に富む溶液は、アルミニウム含有物質から希土類元素を回収するために本開示に記載されるプロセスのいずれか1つの使用によって加工することができる。例えば、回収される希土類元素は、様々な形態、例えば酸化物、塩化物、水酸化物であってもよい。本開示中先に示したように、表現「希土類元素」はまた「レアメタル」を包含することができ、したがって、工程10において、レアメタルも回収することができる。例えば、レアメタルはレアメタル酸化物の形態であってもよい。したがって、図1及び2において、工程10は、例えば、図3において、又は図4a及び4bにおいて示すプロセスであってもよい。
次いで、他の非加水分解性金属塩化物(Me−Cl)、例えばMgCl2及びその他は以下の工程を受ける:
7−次いで、塩化マグネシウム及び他の非加水分解性生成物に富む溶液は、低温で乾燥した高濃度の塩化水素ガスを用いて晶析器へこれを吹き込むことにより濃度が上げられる。これによって、六水和物としてのマグネシウム塩化物の沈殿が結果として生じる。
8−次いで、塩化物マグネシウム六水和物はか焼され(回転炉、流動床などのいずれかによって)、非常に高濃度の塩酸はこのように再生され、浸出工程に戻される。
9−他のMe−Clは、標準熱加水分解工程を受け、そこで混合酸化物を生成することができ、共沸点(20.2重量%)で塩酸が再生される。
−少なくとも1種の希土類元素の沈殿(例えば、約6から約8、7から約8、又は7から約7.5のpHで);
−イオン交換樹脂の使用(例えば、米国特許第4,816,233号明細書(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されているような);
−溶媒による抽出(例えば、以下の溶媒を使用して液−液抽出を実行することができる。ジ−(2−エチルヘキシル)リン酸(HDEHP(DEHPA又はD2EHPAとも称される))、モノ(2−エチルヘキシル)2−エチルヘキシルホスホネート(HEH/EHP)、オクチルフェニルホスフェート(OPAP)、2−エチルヘキシルホスホン酸モノ−2−エチルヘキシルエステル(PC88A)及び場合によってトルエン(例えばKao et al. in Chemical Engineering Journal ,Volume 119 ,Issues 2-3 ,June 15 ,2006 ,pages 167-174(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている)又はアルキルホスフェート(例えば米国特許第3,013,859号明細書(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている)を使用する抽出によって;
−抽出剤の使用(例えばビス(2,4,4−トリメチルペンチル)モノチオホスフィン酸又はその誘導体の使用);
−トリブチルホスフェートで場合によって修飾された活性炭(活性炭吸着)、又はポリウレタンポリエーテルフォーム(PUF)への吸着;(例えばZhou et al. in RARE METALS, Vol.27, No.3, 2008, p223-227(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている)
−中空繊維膜を用いる抽出;及び
−電解採取技術(例えば米国特許第2004/0042945号明細書(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている)の使用。
鉄を使用する第二鉄の第一鉄への還元;
塩化第一鉄溶液からのガリウムの分離;
抽残物からの希土類元素の沈殿及び予備濃縮;
軽質(LRE)及び重質(HRE)群への希土類元素の再浸出及び細分化;
スカンジウム及び重希土類元素からのイットリウムの分離;
スカンジウム及び重希土類元素の分離;並びに、
大気圧で低濃度の酸を用いる浸出
を含むことができる。
2Fe3++Fe0+HCl−>3Fe2+H2
GaCl4 −+H++nTBP−>HGaCl4*(TBP)n
GaCl3+mH2O+nTBP−>GaCl3*(H2O)m*(TBP)n
2REE3+++3H2C2O4+xH2O−>[REE2(C2O4)3*xH2O]s+6H+
抽出プロセス中の他の望ましくない金属及び酸に対する高い選択性、
抽出薬への高い移動能力、
良好な化学安定性、
速い速度。
REE3++3H2O→REE(OH)3+3H+
FeCl4 −+H++nTBP−>HFeCl4*(TBP)n
HFeCl4*(TBP)n−>FeCl3+HCl+nTBP
アルミニウム含有物質(例えば粘土岩)は、以下の工程に沿って支援するために細かく破砕することができる。例えば、ミクロン化は、数時間(約2から3時間)反応時間を短縮することができる。鉄のほとんどを取り出すために、室温で浸出する工程は、場合によって粉砕工程とか焼工程の間で実行する。この操作は、例えば、塩酸HCl(32重量%)を用いて実行し、1:5の粘土岩/酸性比(重量/体積)を使用する。次いで、実験条件(粒子寸法、処理の時間、揺動システム)に応じて、約65%から約93%の鉄を溶解することができる。しかしこの浸出工程はまた、特定のパーセントのアルミニウム(0−5%)を持ち込むことがある。粘土岩の調製の最後の工程は、前処理した粘土岩をか焼する工程を含む。これは約1から2時間の間、550℃より高いか焼温度で遂行することができる。例えば、熱処理によって、同一の時間で約30%から約40%抽出されるアルミニウムの量を増やすことが可能になる。言い換えれば、抽出されるアルミニウムの量は2倍になる。室温での浸出を実行する場合、酸を回収し加熱コストを低減するためにか焼前に相分離を行うことができる。
酸浸出は、破砕し焼いた粘土岩を少なくとも1種の酸溶液(例えばHCl)と、高温で所与の時間の間、反応させる工程を含むことができる。例えば、粘土岩/酸性比は、約1:10(重量/体積)であってよく、HCl濃度は約6M又は約18から20重量%であってもよく、温度は約100℃から約110℃であってもよく、反応時間は約30分から約7時間であってもよい。そのような条件下では、約90%超のアルミニウム及び約100%の鉄を、不純物に加えて抽出することができる。代替として、浸出は、約150℃から約175℃の温度で約350KPagから約500KPagの圧力で約4から約7時間実行することができる。
鉄取り出しの実行のためにいくつかの代替法を本開示において提案する。例えば、鉄取り出しは特定のpH値で鉄イオンを実質的に選択的に沈殿させることによって実行することができる。代替として、国際公開第2008141423号パンフレットに記載されているように、いくつかの抽出剤を使用することができる。膜もそのような抽出剤と組み合わせて使用することができる。
この工程も様々に実施することができる。例えば、アルミニウムイオンは約7から約9又は約7.5から約8.5又は約8のpHでAl(OH)3の形態(例えばAl(OH)3の水和形)で沈殿させることができる。代替として、アルミニウムイオンは、国際公開第2008141423号パンフレットに記載されている抽出剤と反応させることができる。
次いで、希土類元素の回収は、例えばこの段階で、そうするために本開示において先に言及した技術のいずれかを使用することにより行うことができる。例えば、それは図3、3A、4A、4B、4C、4D、5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G、5H及び26のいずれか1つに規定される技術を使用することにより実行することができる。
Al2O3:15%−26%;
SiO2:45%−50%;
Fe2O3:8%−9%;
MgO:1%−2%;
希土類元素:0.04%−0.07%;
LOI:5%−10%。
AlCl3:15−20%;
FeCl3:4−6%;
FeCl2:0.5−2.0%;
MgCl2:0.5−2.0%;
REE−Cl:0.1−2%
遊離HCl:5−50g/l
Ce:>6
La:>9
Nd:>7
Y:>9
得られた全収率は以下の通り:
Al2O3:93.0−95.03%の回収;
Fe2O3:92.65−99.5%の回収;
希土類元素:最小限95%の回収(混合物);
MgO:92.64−98.00%の回収;
廃棄した物質:最大0−5%;
HClの全体的な回収:最小限99.75%;
15−32%(水性)の浸出への供給原料としてのHCl強度;95%(ガス)
赤泥の生成:なし。
石灰石、酸化マグネシウム及び/又はカセイソーダを使用して種々のガリウム及び希土類の沈殿試験を実行した。沈殿剤としてはシュウ酸を使用した。シュウ酸塩での沈殿の間、pH調節をアンモニア(25%)を用いて実行した。実験の終了時に、沈殿物を水溶液から濾過によって分離した。塩化物媒体中の希土類水酸化物と希土類シュウ酸塩の平衡溶解度を25℃で測定した。
温度:25℃
撹拌速度:400rpm
時間:1時間
沈殿剤:石灰石
最終pH:5.3
酸化マグネシウム及びカセイソーダを用いる希土類元素の水酸化物沈殿は、1.8g/L Ce、2.3g/L Y、1.8g/L Er、2g/L Nd及び0.5g/L Prを含有する溶液を用いて実行した。水溶液を室温でカセイソーダ、65℃で酸化マグネシウムを用いて中和して、希土類元素を沈殿させ取り出した。希土類水酸化物の沈殿に対するpHの影響を調査するために以下の試験パラメーターを規定した:
温度:25℃及び60℃
撹拌速度:400rpm
時間:1時間
沈殿剤:酸化マグネシウム及びカセイソーダ
最終pH:10
1.8g/L Ce、2.3g/L Y、1.8g/L Er、2g/L Nd及び0.5g/L Prを含有する水酸化物沈殿試験からの予備中和した水溶液を50から60℃に加熱した。シュウ酸スラリーを添加した。次いで、アンモニア溶液を滴下添加することによりpH値を調節して希土類元素を沈殿させ取り出した。沈殿剤の量に対する影響を調査するために、以下の試験パラメーターを規定した:
温度:60℃
撹拌速度:400rpm
時間:1時間
沈殿剤:シュウ酸(二水和物として)
最終pH:1.2
温度:60℃
撹拌速度:400rpm
時間:1時間
沈殿剤:シュウ酸
鉄(II)濃度:100g/l
最終pH:1.2
向流溶媒抽出操作をシミュレートするために、金属の平衡試験を行った。実験はすべて25℃で実行する。調査はすべてベンチスケールの実験装置で実行する。
イットリウム、他の三価希土類、及びアルミニウムに対する、ガリウム及びスカンジウムについての選択性に基づいて、試薬トリブチルホスフェート(TBP)を選んだ。他方、鉄(III)は、TBPを用いて共抽出した。したがって、ガリウム及びスカンジウムを回収する前に、鉄(III)は溶媒抽出によって取り出すか、又は還元によって鉄(III)を取り出すために金属鉄によって前処理した。図12は、塩化鉄(III)溶液からの鉄の抽出の平衡データを示す。有機溶液は芳香族灯油(ソルベッソ150)中90体積%のTBPを含有していた。
先に示したように、希土類元素の抽出は水素イオン(H+)濃度に依存し得る。したがって、有機リン抽出薬はpH依存性の抽出剤である。入手可能な市販試薬、例えばジ(エチルヘキシル)リン酸(D2EHPA)、ジ(エチルヘキシル)ホスホン酸(イオンクエスト801)を使用することができる。選択性は、セリウムの分配係数に対するイットリウムのそれの商として計算される。下記の図19(有機溶液(灯油中の10体積%の試薬;水溶液(6.4g/L Y、107g/L Ce、初期pH1.5、Eh+430mV)に示すように、イオンクエスト801についてイットリウム/セリウム選択性はpH1まで上がり、次いで下がる。
試薬ジ(エチルヘキシル)ホスホン酸(イオンクエスト801)を選んだ。実験は脂肪族灯油(D85)で希釈した10体積%イオンクエスト801を用いて実行した。実験には修飾剤を使用しなかった。イットリウム抽出中のpH値は、水酸化ナトリウム溶液(2mol/L NaOH)を用いて滴下して調節することによってpH1.4で一定に維持した。イットリウム及びセリウム含有水溶液からのイットリウムの抽出についての平衡データは、図21(有機溶液(灯油中の10体積%イオンクエスト801;水溶液(6.4g/L Y、107g/L Ce、初期pH1.5、Eh+430mV)に示す。
ジスプロシウム及びエルビウムの分離
セクション1:鉄(III)の取り出し。灯油中のトリブチルホスフェート(TBP)を使用する溶媒抽出による供給溶液からの鉄(III)の取り出し;
セクション2:最終の鉄の取り出し。金属鉄を使用する還元による鉄の取り出し;
セクション3:ガリウム及びスカンジウムの沈殿。石灰石又は酸化マグネシウムを使用するガリウム及びスカンジウムの取り出し;
セクション4:ガリウム及びスカンジウムの分離。10mol/lの塩酸を含有し、灯油中のトリブチルホスフェート(TBP)を使用する溶媒抽出(extrcation)に基づいた、再浸出した溶液からのガリウム及びスカンジウムの分離及び回収;
セクション5:イットリウム及び他の希土類の沈殿。石灰石を使用する中和及び沈殿、続く希塩酸中の再浸出による、イットリウム及び他の希土類元素の取り出し;
セクション6:イットリウムの回収。ジ(エチルヘキシル)ホスホン酸(イオンクエスト801)を使用する溶媒抽出によるセクション5の結果として得られた溶液からのイットリウムの分離及び回収;及び
セクション7:HREからのイットリウム分離。灯油中のトリブチルホスフェート(TBP)を使用する溶媒抽出による、重希土類(主としてジスプロシウム及びエルビウム)からのイットリウムの分離及び回収。
鉄(III)の溶媒抽出
40%の塩化鉄(III)及び270mg/L ガリウム(201)を含有する調製した供給水溶液を、鉄取り出し回路に供給した。芳香族灯油(ソルベッソ150)に溶解した90%TBPを含有する有機溶液(202)を用いて鉄を向流抽出した。達成された鉄抽出収率は90%であった。共抽出したガリウムは、有機相中に0.13g/L ガリウムまで蓄積された。得られた有機溶液(203)は、鉄及び少量のガリウムを含有し、洗浄回路に供給した。ここで、ガリウムは、高い相比で水溶液(204)を用いて向流で洗浄した。次いで、有機溶媒はストリッピング回路に送った。ここで、鉄(206)は、有機溶液(205)を抽出回路へ戻す前に水(207)を用いて向流でストリッピングした。
鉄(III)の共抽出は、鉄(0)を使用する鉄(II)への事前の還元によって防止することができる。得られた抽残物(209)は、アルミニウム、ガリウム、スカンジウム、希土類元素及び抽出された鉄(III)を含有し、鉄(III)イオンをなくすために化学量論量の鉄粉末(210)で処理した。デンプンも還元を実行するために使用することができる。
ガリウム及びスカンジウムの沈殿
ガリウム及びスカンジウムの沈殿及び回収を実施して(introduced)、他の希土類元素からガリウム及びスカンジウムを分離し、さらなる処理のためにガリウム及びスカンジウムの両方を予備濃縮した。次いで、鉄(III)から低減されたら、得られた濾液(211)をガリウム及びスカンジウム一次取り出し工程に供給する。ここで、石灰石(212)を中和試薬として添加した。この工程において、溶液は、一定pHで15から30分の間、低いpH水準で制御した酸化還元条件に維持した。ガリウム及びスカンジウムの99%の沈殿収率が達成された。ガリウム及びスカンジウム沈殿物中に希土類元素が非常に低濃度で検出された。濾過生成物(225)は脱水システムに供給した。次いで、得られたスラリー(213)を濃塩酸溶液(214)中で再浸出するために調製した。
ガリウム及びスカンジウムの再浸出工程から結果として得られた濾液(215)は、ガリウム及びスカンジウム分離回路に供給した。ガリウム及びスカンジウムは、脂肪族灯油(D85)に溶解した50体積%TBPを含有する有機溶液で向流抽出する(216)。達成されたガリウム及びスカンジウムの抽出収率は、99%を超えた。
希土類水酸化物の沈殿
ガリウム及びスカンジウム沈殿工程からの濾液(225)をさらなる中和回路に供給した。ここで、制御した酸化還元電位の下、高温(60℃)で60分間8にpHを上げることにより、石灰石(226)を用いて希土類元素を沈殿させた。調査した希土類元素の99%を超える沈殿が達成された。残存する鉄(II)は希土類元素と一緒に沈殿する。次いで、沈殿物(227)は濃塩酸溶液(228)中の再浸出のために調製した。
ガリウム及びスカンジウム沈殿工程からの結果として得られた生成物(229)は、イットリウムの抽出回路に供給する。イットリウムは、脂肪族灯油(D85)に溶解した10体積%イオンクエスト801を含有する有機溶液(230)で向流抽出する。達成されたイットリウム抽出収率は99%を超えた。共抽出したセリウムは、0.1g/L Ceまで有機相中に蓄積した。
第2の溶媒抽出プロセスにおいて、中和後、ジスプロシウム及びエルビウムをイットリウムストリップ液(237)から取り出す。ジスプロシウム及びエルビウムは、脂肪族灯油(D85)に溶解した80体積%トリブチルホスフェート(TBP)を含有する有機溶液で向流抽出し(238)、それによってイットリウムの抽残物(239)が得られる。99%を超える重希土類の抽出収率が制御したpH条件で達成される。得られた有機溶液(240)は、重希土類及び少量のイットリウムを含有し、洗浄機能に供給する。ここで、イットリウム(242)は、多段ミキサーセトラー装置で高い相比で水(241)を用いて向流洗浄する。洗浄液(242)は供給溶液に戻す。有機溶媒は、イットリウム(243)から低減されて、水(244)でストリッピングし、抽出ループに戻す。ジスプロシウム及びエルビウムのストリップ液(245)は、ジスプロシウム及びエルビウム分離のための供給溶液である。
ジスプロシウム及びエルビウムを含有する、イットリウム分離プロセス(345)からの最終ストリップ液を、灯油中のD2EHPA又はイオンクエスト801を使用する溶媒抽出によって処理し、抽残物(347)中のジスプロシウムが残った。抽出回路の間でpHを調節するためにアルカリを使用する。次いで、装填した有機相は塩酸(2から3MのHCl)で洗浄して、共抽出したジスプロシウムを取り出す。次いで、エルビウムを含有する抽出物を、エルビウム(348)のストリップ液が得られるように塩酸(3から4MのHCl)(346)でストリッピングする。
一次分離からの抽残物(331A)は、酸化及びセリウム沈殿ユニットに供給する。セリウムの酸化は酸化試薬の添加によって達成される。例えば、次亜塩素酸ナトリウム(349)を使用することができる。水酸化セリウムの沈殿は、アルカリ(350)の添加後に約0.5から約1.5のpH又は約1のpHで実行することができる。セリウム酸化(352)からの流出液はユーロピウム分離回路に供給する。濾過ケーキ(351)は、水酸化セリウムを含有し、酸性水で洗い、脱水し、さらなる加工のために保存した。
セリウム回収工程から得られた濾液(352)を、プラセオジム及びネオジムからユーロピウムを分離するために使用した。供給水溶液を灯油中のD2EHPA又はイオンクエストの801と接触させた。ユーロピウムを抽出し、抽残物(354)中にプラセオジム、ネオジムが残った。抽出回路の間のpHを調節するためにアルカリを使用した。洗浄セクションでは、弱い塩酸(0.5から1.5MのHCl)の使用により共抽出したプラセオジム及びネオジムを取り出した。次いで、ユーロピウムを含有する抽出物を塩酸(2から3MのHCl)(353)でストリッピングした。
ユーロピウム(III)の還元は還元試薬の添加によって達成された。例えば、ユーロピウム(355)は亜鉛粉末又は代替物(361)によって還元することができる。硫酸ユーロピウムの沈殿は、硫酸ナトリウム(362)の添加後、実行することができる。ユーロピウム還元回路からの流出液を流出物処理に供給した。硫酸ユーロピウムを含有する濾過ケーキ(363)は、酸性水で洗い、脱水し、さらなる加工のために保存した。
ユーロピウム分離からの抽残物(354)は主としてプラセオジム及びネオジムからなる。プラセオジム及びネオジムの分離は、灯油中のD2EHPA又はイオンクエスト801を用いて実行した。ネオジムを抽出し、抽残物(357)中にプラセオジムが残った。抽出回路の間にpHを調節するためにアルカリを使用した。次いで、装填した有機相を塩酸(2から3MのHCl)(356)を用いて洗浄して、共抽出したプラセオジムを取り出した。今ネオジムを含有している有機抽出物(358)は、次に、ネオジム(360)のストリップ液を得るように塩酸(3から4MのHCl)(359)でストリッピングした。
測定した初期の組成は次の通りであった:
試料は、約150から約160℃でバッチ式に6時間の継続時間で18.0重量%HCl+5%の過剰を用い浸出した。
以下の抽出収率は浸出段階で測定した。
連続的なプロセスの主要工程による加工の後、以下の収率を測定した。
抽出工程のためのイオン交換及び溶媒の後、希土類及びレアメタルについて測定した個々の回収は次の通りであった:
測定した物質収支から、溶媒抽出への化学試薬の消費は次の通りであった:
鉄粉末:0−加水分解から取り出したFe2O3
HCl(32重量%):0.75kg/時間(ストリップ溶液のイオンREE 5x分離及び再浸出のreeシュウ酸塩として);
ナノ水:10kg/時間(沈殿の溶液ストリッピング及び洗い用);
シュウ酸:325g/時間(reeシュウ酸塩の沈殿用);
DEHPA 5x溶液:毎時数グラム;
TBP 5x有機溶液:6.5g/時間(ガリウムの履歴及びイットリウム分離用);
灯油:<5g/時間。
Claims (295)
- 少なくとも1種の希土類元素を回収するプロセスであって、
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタル並びに(ii)少なくとも1種の鉄イオンを含む酸性組成物を得る工程と;
抽出剤、イオン交換(echange)樹脂によって及び/又は前記組成物を還元剤と反応させることによって前記酸性組成物から前記少なくとも1種の鉄イオンを少なくとも部分的に取り出し、それによって前記少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した組成物を得る工程と;
前記少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した前記組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセス。 - 前記酸性組成物が(i)前記少なくとも1種の希土類元素及び場合によって前記少なくとも1種のレアメタル並びに(ii)FeCl3を含む、請求項1に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が、トリブチルホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルリン酸(HDEHP)、ビス(2,4,4−トリメチルペンチル)ホスフィン酸及び2−エチルヘキシルホスホン酸モノ−2−エチルヘキシルエステルから選ばれる、請求項1又は2に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項1又は2に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項1又は2に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物をFe(0)と反応させ、それによってFe3+の含有率が低下した組成物を得る、請求項1から5のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素がスカンジウムである、請求項1から6のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物が少なくとも1種のレアメタルを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程を含む、請求項8に記載のプロセス。
- 前記第1のレアメタルがガリウムである、請求項1から9のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤が、シュウ酸、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項1から10のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤がCaCO3である、請求項1から10のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルが、2未満のpH値の維持により実質的に選択的に沈殿される、請求項1から12のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルが、約1から約2の値にpHを維持することにより実質的に選択的に沈殿される、請求項1から12のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルが、約+380mVの酸化還元電位の維持により実質的に選択的に沈殿される、請求項1から12のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、そのように形成された沈殿物中に含まれる第1の希土類元素及び第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させ、前記沈殿物を回収する工程を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿物を浸出し浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項16に記載のプロセス。
- 前記沈殿物がHClで浸出される、請求項17に記載のプロセス。
- 前記HClが約5から約15mol/Lの濃度を有する、請求項18に記載のプロセス。
- 前記浸出溶液が抽出剤でさらに抽出され、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に抽出し、装填した有機相を得る、請求項17から19のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項20に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項20に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートでありイソデカノールの存在下にある、請求項20に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で洗浄し、その結果、前記第1の希土類元素を回収し洗浄された有機相を得る工程をさらに含む、請求項20から23のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約2から約12mol/Lの濃度のHClを含む酸性水溶液である、請求項24に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約1:1の洗浄溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項24又は25に記載のプロセス。
- 前記洗浄された有機相をストリッピング溶液でストリッピングし、その結果、前記第1のレアメタルを回収する工程を含む、請求項24から26のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項27に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が、約1:2のストリッピング溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項27又は28に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の鉄イオンの含有率が低下した前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、少なくとも1種のさらなる希土類元素並びに前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを含む前記沈殿物を含む液体を得、前記液体を前記沈殿物から分離する工程をさらに含む、請求項13から28のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記液体を別の沈殿剤と反応させ、その結果、別の沈殿物を得、前記別の沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項30に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.8から約8.2のpHで反応させる、請求項31に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.9から約8.1のpHで反応させる、請求項31に記載のプロセス。
- 約+340mVに酸化還元電位を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項31から33のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約+380mVに酸化還元電位を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項31から33のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約50から約70℃の温度を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項31から35のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿剤が、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項31から36のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿剤がCaCO3である、請求項31から36のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物を浸出し、第2の希土類元素を含む浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項31から38のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物がHClで浸出される、請求項39に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液を抽出剤で抽出し、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、並びに少なくとも1種の軽希土類元素を含む水相を得る、請求項39又は40に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項41に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項41に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項41から43のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項41から43のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が1N HClを含む、請求項45に記載のプロセス。
- 前記第3の希土類元素がセリウムである、請求項45又は46に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相を酸性ストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得、前記ストリップ液を回収する工程をさらに含む、請求項45から47のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液が3.5N HClを含む、請求項48に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液を抽出剤で処理し、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を前記ストリップ液から実質的に選択的に抽出し、前記少なくとも第2の希土類元素を含む抽残物を得る工程を含む、請求項48又は49に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項50に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項50に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項50から52のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項50から53のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む有機相をストリップ溶液と反応させ、その結果、前記第4(fifth)の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項50から54のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ溶液が水である、請求項55に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項41から56のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液を抽出剤で抽出し、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、及び少なくとも1種の軽希土類元素を含む抽残物を得る、請求項39から40に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項58に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項58又は59に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項58から60のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約1Nから約2NのHClを含む、請求項61に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項61又は62に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項64に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液が抽出剤で抽出され、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を取り出し、それによって前記第2の希土類元素を含む抽残物、並びに前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る、請求項63又は64に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項65に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項65に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記抽残物を回収する工程を含む、請求項65から67のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項65から68のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項65から69のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項65から70のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液と反応させ、その結果、前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項65から71のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項72に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液を抽出剤と反応させ、その結果、前記ストリップ(strop)液から前記第5の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、それによって前記第4の希土類元素を含む抽残物及び前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る工程をさらに含む、請求項72又は73に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項74に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相から前記抽残物を分離し、前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、そこから不純物を取り出し、次いで前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項74又は75に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約4MのHClを含む、請求項76に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項76又は77に記載のプロセス。
- 前記抽残物を酸化剤と反応させ、その結果、前記第3の希土類元素を酸化する、請求項58から60のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸化剤が次亜塩素酸ナトリウムを含む、請求項79に記載のプロセス。
- 前記抽残物を酸化剤と約0.5から約1.5のpHで反応させる、請求項79又は80に記載のプロセス。
- 沈殿物の形態である前記酸化した第3の希土類元素を前記抽残物から取り出し、それによって第6の希土類元素を含む濾液を得る工程をさらに含む、請求項79から81のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記濾液を抽出剤と反応させ、その結果、前記濾液から前記第6の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、それによって前記第6の希土類元素を含む装填した有機相並びに第7の希土類元素及び第8の(eight)希土類元素を含む別の抽残物を得、前記第6の希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項82に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項83に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第6の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項83又は84に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約0.5Mから約1.5MのHClを含む、請求項85に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項85又は86に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素がユーロピウムである、請求項83から87のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素がプラセオジムである、請求項83から88のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第8(eigth)の希土類元素がネオジムである、請求項83から88のいずれか一項に記載のプロセス。
- 還元剤によって前記第6の希土類元素を還元する工程をさらに含む、請求項83から90のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記還元剤が亜鉛(0)である、請求項91に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素を硫酸ナトリウムと反応させ、その結果、その硫酸塩誘導体を沈殿物の形態で得、前記沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項83から92のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素及び前記第8の(eight)希土類元素を含む前記抽残物を抽出剤と反応させ、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を前記抽残物から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第8の(eight)希土類元素を含む装填した有機相及び前記第7の希土類元素を含む抽残物を得、前記第8の(eight)希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項83から92のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項94に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項94又は95に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項96に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項96又は97に記載のプロセス。
- 少なくとも1種の希土類元素を回収するプロセスであって、
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタルを含む酸性組成物を得る工程と;
前記組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセス。 - 前記第1の希土類元素がスカンジウムである、請求項99に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物が少なくとも1種のレアメタルを含む、請求項99又は100に記載のプロセス。
- 前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程を含む、請求項101に記載のプロセス。
- 前記第1のレアメタルがガリウムである、請求項99から102のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤が、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項99から103のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤がCaCO3である、請求項99から103のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを2未満のpH値の維持により実質的に選択的に沈殿させる、請求項99から105のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを約1から約2の値にpHを維持することにより実質的に選択的に沈殿させる、請求項99から105のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを約+380mVの酸化還元電位の維持により実質的に選択的に沈殿させる、請求項99から107のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、そのように形成された沈殿物中に含まれる、第1の希土類元素及び第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させ、前記沈殿物を回収する工程を含む、請求項99から108のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿物を浸出し浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項109に記載のプロセス。
- 前記沈殿物がHClで浸出される、請求項110に記載のプロセス。
- 前記HClが約5から約15mol/Lの濃度を有する、請求項111に記載のプロセス。
- 前記浸出溶液が抽出剤でさらに抽出され、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に抽出し、装填した有機相を得る、請求項110から112のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項113に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項113に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートでありイソデカノールの存在下にある、請求項113に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で洗浄し、その結果、前記第1の希土類元素を回収し洗浄された有機相を得る工程をさらに含む、請求項113から116のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約2から約12mol/Lの濃度でHClを含む酸性水溶液である、請求項117に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約1:1の洗浄溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項117又は118に記載のプロセス。
- 前記洗浄された有機相をストリッピング溶液でストリッピングし、その結果、前記第1のレアメタルを回収する工程をさらに含む、請求項117から119のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項120に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が、約1:2のストリッピング溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項120又は121に記載のプロセス。
- 前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、少なくとも1種のさらなる希土類元素を含む液体、並びに前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを含む前記沈殿物を得、前記沈殿物から前記液体を分離する工程をさらに含む、請求項110から122のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記液体を別の沈殿剤と反応させ、その結果、別の沈殿物を得、前記別の沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項123に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.8から約8.2のpHで反応させる、請求項124に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.9から約8.1のpHで反応させる、請求項124に記載のプロセス。
- 酸化還元電位を約+340mVに維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項124から126のいずれか一項に記載のプロセス。
- 酸化還元電位を約+380mVに維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項124から126のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約50から約70℃の温度を維持することによって、前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項124から128のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿剤が、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項124から129のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿剤がCaCO3である、請求項124から129のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物を浸出し、第2の希土類元素を含む浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項124から131のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物がHClで浸出される、請求項132に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液が抽出剤で抽出され、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、及び少なくとも1種の軽希土類元素を含む水相を得る、請求項132又は133に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項134に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が、灯油中のジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項134に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項134から136のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項134から137のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が1N HClを含む、請求項138に記載のプロセス。
- 前記第3の希土類元素がセリウムである、請求項138又は139に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相を酸性ストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得、前記ストリップ液を回収する工程をさらに含む、請求項138から140のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液が3.5N HClを含む、請求項141に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液を抽出剤で処理し、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を前記ストリップ液から実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む抽残物を得る工程を含む、請求項141又は142に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項143に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項143に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項143から145のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項143から146のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む有機相をストリップ溶液と反応させ、その結果、前記第4(fifth)の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項143から147のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ溶液が水である、請求項148に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項134から149のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液が抽出剤で抽出され、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、及び少なくとも1種の軽希土類元素を含む抽残物を得る、請求項132又は133に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項151に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項151又は152に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項151から153のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約1Nから約2NのHClを含む、請求項154に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項154又は155に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項156に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液が抽出剤で抽出され、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を取り出し、それによって前記第2の希土類元素を含む抽残物、並びに前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る、請求項156又は157に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項158に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項158に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記抽残物を回収する工程を含む、請求項158から160のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項158から160のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項158から162のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項158から162のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液と反応させ、その結果、前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項158から164のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項165に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液を抽出剤と反応させ、その結果、前記第5の希土類元素を前記ストリップ(strop)液から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第4の希土類元素を含む抽残物、及び前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る工程をさらに含む、請求項165又は166に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項167に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相から前記抽残物を分離し、前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項167又は168に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約4MのHClを含む、請求項169に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項169又は170に記載のプロセス。
- 酸化剤と前記抽残物を反応させ、その結果、前記第3の希土類元素を酸化する、請求項151から153のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸化剤が次亜塩素酸ナトリウムを含む、請求項172に記載のプロセス。
- 前記抽残物を酸化剤と約0.5から約1.5のpHで反応させる、請求項172又は173に記載のプロセス。
- 沈殿物の形態である前記酸化した第3の希土類元素を前記抽残物から取り出し、それによって第6の希土類元素を含む濾液を得る工程をさらに含む、請求項172から174のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記濾液を抽出剤と反応させ、その結果、前記第6の希土類元素を前記濾液から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第6の希土類元素を含む装填した有機相並びに第7の希土類元素及び第8の(eight)希土類元素を含む別の抽残物を得、前記第6の希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項175に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項176に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第6の希土類元素を含むストリップ液を得る、請求項176又は177に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約0.5Mから約1.5MのHClを含む、請求項178に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項178又は179に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素がユーロピウムである、請求項176から180のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素がプラセオジムである、請求項176から181のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第8(eigth)の希土類元素がネオジムである、請求項176から182のいずれか一項に記載のプロセス。
- 還元剤によって前記第6の希土類元素を還元する工程をさらに含む、請求項176から183のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記還元剤が亜鉛(0)である、請求項184に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素を硫酸ナトリウムと反応させ、その結果、沈殿物の形態でその硫酸塩誘導体を得、前記沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項176から185のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素及び前記第8の(eight)希土類元素を含む前記抽残物を抽出剤と反応させ、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を前記抽残物から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第8の(eight)希土類元素を含む装填した有機相及び前記第7の希土類元素を含む抽残物を得、前記第8の(eight)希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項176から186のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項187に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項187又は188に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項189に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項189又は190に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物をイオン交換樹脂で前処理又は処理し、その結果、不純物を取り出す工程をさらに含む、請求項1から191のいずれか一項に記載のプロセス。
- 少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタルを前記酸性組成物から抽出する前に、前記酸性組成物をイオン交換樹脂で処理し、その結果、不純物をそこから少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項1から192のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記プロセスによって抽出された前記少なくとも1種の希土類元素及び場合によって前記少なくとも1種のレアメタルをプラズマトーチにより処理し、その結果、前記少なくとも1種の希土類元素及び場合によって前記少なくとも1種のレアメタルをさらに高純度化する工程をさらに含む、請求項1から92のいずれか一項に記載のプロセス。
- 少なくとも1種の希土類元素を回収するプロセスであって、
(i)少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタルを含む酸性組成物;並びに(ii)少なくとも1種の金属イオンを得る工程と;
抽出剤、イオン交換(echange)樹脂によって及び/又は前記組成物を還元剤と反応させることによって前記少なくとも1種の金属イオンを前記酸性組成物から少なくとも部分的に取り出し、それによって前記少なくとも1種の金属イオンの含有率が低下した組成物を得る工程と;
前記少なくとも1種の金属イオンの前記含有率が低下した前記組成物を沈殿剤と反応させ、その結果、第1の希土類元素及び場合によって第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程と
を含むプロセス。 - 前記酸性組成物が(i)前記少なくとも1種の希土類元素及び前記少なくとも1種のレアメタルを含む、請求項195に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が、トリブチルホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルリン酸(HDEHP)、ビス(2,4,4−トリメチルペンチル)ホスフィン酸及び2−エチルヘキシルホスホン酸モノ−2−エチルヘキシルエステルから選ばれる、請求項195又は196に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項195又は196に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項195又は196に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の金属イオンが、少なくとも1種のアルミニウムイオン、少なくとも1種の亜鉛イオン、少なくとも1種の銅イオン、少なくとも1種のニッケルイオン、少なくとも1種のマグネシウムイオン、少なくとも1種のチタンイオン及び/又は少なくとも1種の鉄イオンを含む、請求項195から199のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素がスカンジウムである、請求項195から200のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物が少なくとも1種のレアメタルを含む、請求項195から201のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の金属イオンの前記含有率が低下した前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる工程を含む、請求項202に記載のプロセス。
- 前記第1のレアメタルがガリウムである、請求項195から203のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤が、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項195から204のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤がCaCO3である、請求項195から204のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを2未満のpH値の維持により実質的に選択的に沈殿させる、請求項195から206のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約1から約2の値にpHを維持することによって前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる、請求項195から206のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約+380mVの酸化還元電位を維持することによって前記第1の希土類元素及び場合によって前記第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させる、請求項195から206のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の金属イオンの含有率が低下した前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、そのように形成された沈殿物に含まれる第1の希土類元素及び第1のレアメタルを実質的に選択的に沈殿させ、前記沈殿物を回収する工程を含む、請求項195から209のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿物を浸出し浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項210に記載のプロセス。
- 前記沈殿物がHClで浸出される、請求項211に記載のプロセス。
- 前記浸出溶液が抽出剤でさらに抽出され、その結果、前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを実質的に選択的に抽出し、装填した有機相を得る、請求項211又は212に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項213に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項213に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートでありイソデカノールの存在下にある、請求項213に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で洗浄し、その結果、前記第1の希土類元素を回収し洗浄された有機相を得る工程をさらに含む、請求項214から216のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約2から約12mol/Lの濃度のHClを含む酸性水溶液である、請求項217に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が、約1:1の洗浄溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項217又は218に記載のプロセス。
- 前記洗浄された有機相をストリッピング溶液でストリッピングし、その結果、前記第1のレアメタルを回収する工程をさらに含む、請求項217から219のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項220に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約1:2のストリッピング溶液:装填した有機相の比で使用される、請求項220又は221に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の金属イオンの含有率が低下した前記組成物を前記沈殿剤と反応させ、その結果、少なくとも1種のさらなる希土類元素を含む液体並びに前記第1の希土類元素及び前記第1のレアメタルを含む前記沈殿物を得、前記液体を前記沈殿物から分離する工程をさらに含む、請求項207から222のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記液体を別の沈殿剤と反応させ、その結果、別の沈殿物を得、前記別の沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項223に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.8から約8.2のpHで反応させる、請求項224に記載のプロセス。
- 前記液体を前記別の沈殿剤と約7.9から約8.1のpHで反応させる、請求項224に記載のプロセス。
- 約+340mVに酸化還元電位を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項224から226のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約+380mVに酸化還元電位を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項224から226のいずれか一項に記載のプロセス。
- 約50から約70℃の温度を維持することによって前記液体を前記別の沈殿剤と反応させる、請求項224から228のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿剤が、NaOH、MgO、CaCO3及びその混合物から選ばれる、請求項224から229のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記沈殿剤がCaCO3である、請求項224から229のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物を浸出し、第2の希土類元素を含む浸出溶液を得る工程をさらに含む、請求項224から231のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記別の沈殿物がHClで浸出される、請求項232に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液が抽出剤で抽出され、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、及び少なくとも1種の軽希土類元素を含む水相を得る工程をさらに含む、請求項232又は233に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項234に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のジ(エチルヘキシル)ホスホン酸である、請求項234に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項234から236のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項234から236のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が1N HClを含む、請求項238に記載のプロセス。
- 前記第3の希土類元素がセリウムである、請求項238又は239に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相を酸性ストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得、前記ストリップ液を回収する工程をさらに含む、請求項238から240のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液が3.5N HClを含む、請求項241に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液を抽出剤で処理し、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を前記ストリップ液から実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む抽残物を得る工程を含む、請求項241又は242に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項243に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項243に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項243から245のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項243から245のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む有機相をストリップ溶液と反応させ、その結果、前記第4(fifth)の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項243から247のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリップ溶液が水である、請求項248に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項234から249のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記浸出溶液を抽出剤で抽出し、その結果、前記第2の希土類元素を実質的に選択的に抽出し、前記第2の希土類元素を含む装填した有機相、及び少なくとも1種の軽希土類元素を含む抽残物を得る、請求項232又は233に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項251に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項251又は252に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を酸性洗浄溶液で処理することによって前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相から第3の希土類元素を少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項251から253のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約1Nから約2NのHClを含む、請求項254に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第2の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項254又は255に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項256に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記ストリップ液を抽出剤で抽出し、その結果、第4の希土類元素及び場合によって第5の希土類元素を取り出し、それによって前記第2の希土類元素を含む抽残物、並びに前記第4の希土類元素及び場合によって前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る、請求項256又は257に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がトリブチルホスフェートである、請求項258に記載のプロセス。
- 前記抽出剤が灯油中のトリブチルホスフェートである、請求項258に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素を含む前記抽残物を回収する工程を含む、請求項258から260のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第2の希土類元素がイットリウムである、請求項258から261のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素がジスプロシウムである、請求項258から262のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素がエルビウムである、請求項258から263のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相をストリッピング溶液と反応させ、その結果、前記第4の希土類元素及び前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項258から264のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が水である、請求項265に記載のプロセス。
- 前記ストリップ液を抽出剤と反応させ、その結果、前記第5の希土類元素を前記ストリップ(strop)液から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第4の希土類元素を含む抽残物、及び前記第5の希土類元素を含む装填した有機相を得る工程をさらに含む、請求項265又は266に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項267に記載のプロセス。
- 前記第5の希土類元素を含む前記装填した有機相から前記抽残物を分離し、前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第5の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項267又は268に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約4MのHClを含む、請求項269に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項269又は270に記載のプロセス。
- 前記抽残物を酸化剤と反応させ、その結果、前記第3の希土類元素を酸化する、請求項251から253のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸化剤が次亜塩素酸ナトリウムを含む、請求項272に記載のプロセス。
- 前記抽残物を約0.5から約1.5のpHで酸化剤と反応させる、請求項272又は273に記載のプロセス。
- 沈殿物の形態である酸化した第3の希土類元素を前記抽残物から取り出し、それによって第6の希土類元素を含む濾液を得る工程をさらに含む、請求項272から274のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記濾液を抽出剤と反応させ、その結果、前記第6の希土類元素を前記濾液から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第6の希土類元素を含む装填した有機相並びに第7の希土類元素及び第8の(eight)希土類元素を含む別の抽残物を得、前記第6の希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項275に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項276に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第6の希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項276又は277に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約0.5Mから約1.5MのHClを含む、請求項278に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項278又は279に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素がユーロピウムである、請求項276から280のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素がプラセオジムである、請求項276から281のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第8(eigth)の希土類元素がネオジムである、請求項276から282のいずれか一項に記載のプロセス。
- 還元剤によって前記第6の希土類元素を還元する工程をさらに含む、請求項276から283のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記還元剤が亜鉛(0)である、請求項284に記載のプロセス。
- 前記第6の希土類元素を硫酸ナトリウムと反応させ、その結果、沈殿物の形態のその硫酸塩誘導体を得、前記沈殿物を回収する工程をさらに含む、請求項276から285のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記第7の希土類元素及び前記第8の(eight)希土類元素を含む前記抽残物を抽出剤と反応させ、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を前記抽残物から実質的に選択的に抽出し、それによって前記第8の(eight)希土類元素を含む装填した有機相及び前記第7の希土類元素を含む抽残物を得、前記第8の(eight)希土類元素を含む前記装填した有機相を前記抽残物から分離する工程をさらに含む、請求項276から285のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記抽出剤がジ(エチルヘキシル)ホスホン酸又はジ−(2−エチルヘキシル)リン酸である、請求項287に記載のプロセス。
- 前記装填した有機相を洗浄溶液で処理し、その結果、不純物をそこから取り出し、次いで、前記装填した有機相をストリッピング溶液で処理し、その結果、前記第8の(eight)希土類元素を含むストリップ液を得る工程をさらに含む、請求項287又は288に記載のプロセス。
- 前記洗浄溶液が約2Mから約3MのHClを含む、請求項289に記載のプロセス。
- 前記ストリッピング溶液が約3Mから約4MのHClを含む、請求項289又は290に記載のプロセス。
- 前記少なくとも1種の金属イオンが、アルミニウム、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、マグネシウム及びチタンから選ばれる金属のイオンである、請求項195から291のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸性組成物をイオン交換樹脂で前処理又は処理し、その結果、不純物を取り出す工程をさらに含む、請求項195から292のいずれか一項に記載のプロセス。
- 少なくとも1種の希土類元素及び場合によって少なくとも1種のレアメタルを前記酸性組成物から抽出する前に、前記酸性組成物をイオン交換樹脂で処理し、その結果、不純物をそこから少なくとも部分的に取り出す工程をさらに含む、請求項195から293のいずれか一項に記載のプロセス。
- プラズマトーチによって、前記プロセスによって抽出された前記少なくとも1種の希土類元素及び場合によって前記少なくとも1種のレアメタルを処理し、その結果、前記少なくとも1種の希土類元素及び場合によって前記少なくとも1種のレアメタルをさらに高純度化する工程をさらに含む、請求項195から294のいずれか一項に記載のプロセス。
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