JP2015516477A - 熱可塑性成形用組成物 - Google Patents

熱可塑性成形用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2015516477A
JP2015516477A JP2015500875A JP2015500875A JP2015516477A JP 2015516477 A JP2015516477 A JP 2015516477A JP 2015500875 A JP2015500875 A JP 2015500875A JP 2015500875 A JP2015500875 A JP 2015500875A JP 2015516477 A JP2015516477 A JP 2015516477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic
component
molding composition
weight
industry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015500875A
Other languages
English (en)
Inventor
トビアス・ベニクハウス
デトレフ・ヨアヒミ
ギュンター・マルグラフ
クリスティアン・ルートハルト
ホルガー・シュミット
Original Assignee
ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=47891734&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2015516477(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー filed Critical ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー
Publication of JP2015516477A publication Critical patent/JP2015516477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/24Acids; Salts thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/02Polyamides derived from omega-amino carboxylic acids or from lactams thereof

Abstract

本発明は、不都合な熱酸化的作用に対する安定剤系としてのシュウ酸鉄を含む熱可塑性成形用組成物に関する。本発明はさらに、不都合な熱酸化的および/または光酸化的作用に対する熱可塑性成形用組成物の安定性を改良するためのシュウ酸鉄の使用、およびさらには、前記成形用組成物を製造するための方法にも関する。

Description

本発明は、不都合な(adverse)熱酸化的作用に対する安定剤としてのシュウ酸鉄を含む熱可塑性成形用組成物に関する。本発明はさらに、不都合な熱酸化的および/または光酸化的作用に対する熱可塑性成形用組成物の安定性を改良するためのこの安定剤の使用、およびさらには、前記成形用組成物を製造するための方法にも関する。
熱可塑性ポリマー、好ましくはポリアミドまたはポリエステル、特に半晶質のポリアミドまたはポリエステルは、その製品寿命の間に長期間にわたって高温に暴露される成形物のための原料として使用されることが多い。ここで、広く各種の用途、特に自動車両のエンジンルーム内における用途では、それらの原料が、それらの条件下において発生する不都合な熱酸化的作用に関して、十分な安定性を有していることを要求される。
熱可塑性成形用組成物は一般的に、長期間にわたって高温に暴露されると、それらの機械的性質が損なわれる。この作用は主として、高温におけるポリマーへの不都合な酸化的作用(不都合な熱酸化的作用)によってもたらされる。本発明の目的において「長期間」という表現は、100時間を超える期間を意味し、また本発明の目的において「高温」という表現は、80℃より高い温度を意味している。
不都合な熱酸化的作用に対する熱可塑性成形用組成物の安定性は、通常、所定の期間、所定の温度での機械的性質、特にISO 527に従って測定される耐衝撃性、破断時引張応力および破断時引張歪み、ならびにさらには、弾性率を比較することによって評価される。
熱可塑性ポリマー(熱可塑性プラスチックとも呼ばれる)の、不都合な熱酸化的作用およびそれらの結果としての分子量の低下に対する安定化についての多くの系は公知であり、文献に記載されている。要約は、次の文献に見いだされる(非特許文献1)。エンジニアリングサーモプラスチック、特にポリアミドにおいては通常、有機安定剤として、立体障害フェノールをベースとするかもしくは芳香族アミンをベースとする抗酸化剤、または無機安定剤として、銅化合物をベースとする系が使用される。上述の有機安定剤は、一般的には約120℃までの温度で使用されるが、いくつかのものは、高温でも依然として効果を有する。約140℃までの、より高い温度では通常、銅ハロゲン化物とアルカリ金属ハロゲン化物との混合物をベースとする安定剤系によって、効果的な安定化が達成される。
近年になって、ポリアミドのような熱可塑性ポリマーが十分な安定性を維持できるような使用温度についての要求が、顕著にさらに高くなってきた。多くの用途で、160℃、さらには180〜200℃での熱酸化的分解に対する、より長期間の熱安定性が要求されている。
(特許文献1)には、強い還元剤を添加することによる改良された銅ベースの熱安定化系が記載されており、それによって、微細に分散された元素状の銅がインサイチューで生成する。(特許文献1)ではさらに、インサイチューで生成したものではないコロイド状の元素の銅は、熱安定化に関しては、顕著に低い活性しか有していないということも明らかにしている。
(特許文献2)には、ポリマーを多価金属のギ酸塩と混合し、その混合物をその多価金属のギ酸塩の分解温度よりも高い温度に加熱することによる、ポリマーを安定化させるための方法が記載されている。
一般的には、安定剤系は、熱可塑性成形用組成物の長期間にわたる高温での熱酸化的分解を、防止するというよりは、遅らせるということしかできない。高温用途における、熱可塑性成形用組成物およびそれらから製造される成形物に課せられた要求は、従来技術から公知の系ではまだ十分には満たされていない。たとえば、180〜200℃での約1000時間の長期間老化の後では、耐衝撃性または破断時引張応力が極めて顕著に低下して、ほとんどの場合、初期値の50%未満になる。
独国特許出願公開第4305166A1号明細書 米国特許第A4347175号明細書
"Plastic Additives Handbook"(第5版,Hanas Zweifel,Carl Hanser Verlag編,Munich,2001)p.10〜19および40〜92
したがって、本発明の目的は、安定剤系、およびその安定剤系を含む熱可塑性成形用組成物を提供し、それによって、従来技術から公知の系と比較したときに、不都合な熱酸化的作用に対する安定化のさらに顕著な改良を可能とすることである。
驚くべきことには、シュウ酸鉄を使用することによって、熱可塑性プラスチックおよびそれらから製造される成形物の、不都合な熱酸化的作用に対する安定性において、顕著な改良を達成することができるということが今や見いだされた。
不都合な熱酸化的作用に対するかおよび/または不都合な光酸化的作用に対する安定化のために、熱可塑性ポリマー、または熱可塑性ポリマーをベースとする成形用組成物、ならびにそれらから製造される繊維、フォイル(薄膜)または成形物にシュウ酸鉄を使用することにより、その目的は達成され、したがって、本発明はその使用を提供する。
明確にするために付言すれば、本発明の範囲には、以下における、定義および一般的な条件または好ましい範囲として記載されたパラメーターのすべてを各種所望の組合せとしたものが含まれるということに注意されたい。
したがって、本発明はさらに、以下のものを含む熱可塑性成形用組成物を提供する:
(1)10〜99.85重量%の熱可塑性ポリマーまたは各種熱可塑性ポリマーの組み合わせ、
(2)0.05〜10重量%のシュウ酸鉄、および
(3)0.1〜70重量%のその他の成分、
ここでそれらの重量パーセントを合計したものは常に100重量%である。
好ましい一実施形態においては、本発明による熱可塑性成形用組成物には、成分(1)〜(3)に加えて、(4)5〜70重量%の充填剤または補強用材料、好ましくはガラス繊維または炭素繊維、特に好ましくはガラス繊維も含まれるが、この場合、重量パーセントの総合計が100となるように、成分(1)〜(3)の比率を低下させる。
本発明においては、以下のものを含む熱可塑性成形用組成物が好ましい:
(1)10〜99.75重量%の熱可塑性ポリマーまたは各種熱可塑性ポリマーの組み合わせ、
(2)0.05〜8重量%、好ましくは0.1〜5重量%、特に好ましくは0.2〜3重量%のシュウ酸鉄、および
(3)0.1〜70重量%のその他の成分、
ここでそれらの重量パーセントを合計したものは常に100重量%である。
本発明はさらに、各種のタイプの繊維、フォイル、または成形物を製造するための、本発明による熱可塑性成形用組成物の使用も提供する。
しかしながら、本発明はさらに、少なくともシュウ酸鉄を含む安定剤系を使用することによる、熱可塑性ポリマー、およびそれらから製造される繊維、フォイルまたは成形物を熱的安定化させるための方法も提供する。
しかしながら、本出願はさらに、少なくともシュウ酸鉄を添加することによる、熱可塑性ポリマー、またはそれから製造されるフォイル、繊維または成形物に対する、すべての不都合な光酸化的および/または熱酸化的作用を軽減させるための方法もまた提供する。
成分(1)として使用される熱可塑性ポリマーは、好ましくは、非晶質のポリマー、熱可塑性エラストマー、または半晶質のポリマーである。高温用途において使用されるポリマーのために本発明による安定剤系を使用するのが特に好ましく、低くても180℃の融点を有する半晶質のポリマーか、または低くても150℃のガラス転移温度を有する非晶質のポリマーにおいて本発明による安定剤系を使用するのが極めて特に好ましい。
成分(1)として使用される特に好ましい非晶質のポリマーは、非晶質のポリアミド、非晶質のポリイミド、非晶質のポリエーテルイミド、非晶質のポリスルホン、または非晶質のポリアクリレートである。
成分(1)として使用される特に好ましい半晶質のポリマーは、半晶質のポリフェニレンスルフィド、半晶質のポリエステル、半晶質のポリエーテルケトン、または半晶質のポリアミド、特に半晶質のポリエステルまたは半晶質のポリアミドであり、特に好ましくは、半晶質のポリアミドがより好ましい。
好ましい一実施形態においては、各種の熱可塑性ポリマーのブレンド物もまた成分(1)として使用される。
成分(1)として、すなわち半晶質のポリアミドとして、より具体的には、脂肪族または半芳香族ポリアミドを使用する、特にm−クレゾール中で2.0〜4.0の相対溶液粘度を有するナイロン−6またはナイロン−6,6を使用するのが極めて特に好ましく、より具体的には、m−クレゾール中で2.3〜3.2の相対溶液粘度を有するナイロン−6を使用するのが極めて特に好ましい。
相対溶液粘度を測定するための方法においては、Ubbelohde粘度計でのポリマー溶液の通過時間を測定し、ポリマー溶液とその溶媒(この場合はm−クレゾール(1%溶液))との間の粘度の差を求めるのがその目的である。使用可能な標準法は、DIN 51562;DIN ISO 1628、またはそれらに相当する標準法である。
使用されるブレンド物には、好ましい一実施形態においては、好ましくは、成分(1)として、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−4,6、ナイロン−12、またはコポリアミドが含まれる。それに代わる好ましい実施形態においては、そのブレンド物には、少なくとも1種の上述のポリアミドと、ポリフェニレンオキシド、ポリエチレンまたはポリプロピレンの群からの少なくとも1種の他の熱可塑性ポリマーとが含まれる。
本発明による熱可塑性成形用組成物において好適に使用されるポリアミドは、各種の方法で製造し、各種の単位から合成することができる。ポリアミドを製造するための方法は極めて多く知られており、所望の最終製品の関数として、それらでは、各種のモノマー単位、所望の分子量に調節するための各種の鎖調節剤、またはそうでなければ、その後で実施される後処理のための反応性基を有するモノマーが使用される。
本発明において好ましいポリアミドを製造するための工業的に適切な方法では、ほとんどの場合、溶融状態で重縮合させる方法で進行する。本発明の目的においては、ラクタムの加水分解的重合もまた、重縮合であると考えるべきである。
本発明において好ましいポリアミドは、ジアミンとジカルボン酸とから、および/または少なくとも5個の環メンバーを有するラクタムから、または相当するアミノ酸から出発することによる半晶質のポリアミドである。使用可能な好適な出発物質は、脂肪族および/または芳香族ジカルボン酸、特にアジピン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸、2,4,4−トリメチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、脂肪族および/または芳香族ジアミン、特にテトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタン−1,5−ジアミン、1,9−ノナンジアミン、2,2,4−および2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジアミノジシクロヘキシルメタンの異性体、ジアミノジシクロヘキシルプロパン、ビスアミノメチルシクロヘキサン、フェニレンジアミン、キシリレンジアミン、アミノカルボン酸、特にアミノカプロン酸、またはそれに相当するラクタムである。複数の上述のモノマーからなるコポリアミドも含まれる。
本発明における特に好ましいポリアミドは、カプロラクタム、極めて特に好ましくはε−カプロラクタムから製造される。
特に好ましくはさらに、PA6およびPA66をベースとするコンパウンド原料、およびその他の脂肪族または/および芳香族ポリアミド、それぞれのコポリアミドをベースとし、そのポリマー鎖の中のそれぞれのポリアミド基に3〜11個のメチレン基を有するコンパウンド原料のほとんどのものがより好ましい。
シュウ酸鉄が、成分(2)として使用される。
ここでのシュウ酸塩は、100〜450℃、好ましくは150〜400℃、特に好ましくは200〜400℃の温度で、25℃での標準水素電極に対して、0V未満、好ましくは−0.15V未満、特に好ましくは−0.3V未満の標準電位を有し、十分な反応速度で反応するような、熱的に活性化可能な還元性アニオンである。本発明の目的においては、十分な反応速度とは、1時間の間に、使用された物質、この場合においては、熱的に活性化可能な還元性アニオンの少なくとも10mol%、好ましくは少なくとも25mol%、特に好ましくは少なくとも50mol%の転化率となるようにする反応速度と考えられる。
より好ましくは、成分(2)としては、シュウ酸鉄(II)二水和物が極めて特に好ましい。
本発明において使用される成分(2)は、粉体、ペースト、またはコンパクテート(compactate)の形態で使用するのが好ましい。好ましい成分(2)の粉体は、大きくても1000μm、好ましくは0.1〜500μm、特に好ましくは0.5〜250μm(ASTM D 1921−89、方法Aによる)の平均粒径d50を有しており、そのため、その熱可塑性プラスチック中で微細に分散させることが可能である。成分(2)を、ペーストまたはコンパクテートの形態で使用する場合、ペーストまたはコンパクテートを製造するために通常使用されるバインダー、好ましくはワックス、オイル、ポリグリコール、または類似の化合物を、任意選択で適切な量比で組み合わせて、使用することができる。
さらなる構成成分の成分(3)としては、以下の群からの少なくとも1種の物質を使用するのが好ましい:成分(2)とは異なる熱安定剤、UV安定剤、ガンマ線安定剤、加水分解安定剤、帯電防止剤、乳化剤、成核剤、可塑剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤、潤滑剤、離型剤、染料、および顔料。上述の添加剤およびその他適切な添加剤は従来技術であって、当業者ならば、たとえばPlastics Additives Handbook,第5版(Hanser−Verlag,Munich,2001)、p.80〜84、546〜547、688、872〜874、938、966に見出すことができる。成分(3)として使用される構成成分は、単独でも、あるいは混合物の中でも、あるいはマスターバッチの形でも使用することができる。
本発明において、添加剤として使用され、成分(2)とは異なる、好適な追加の熱安定剤は、銅化合物、特にアルカリ金属ハロゲン化物と組み合わせた銅ハロゲン化物であるか、またはアルカリ金属ハロゲン化物およびアルカリ土類金属ハロゲン化物、好ましくは塩化ナトリウムおよび塩化カルシウム、塩化マンガン、立体障害フェノールおよび/または亜リン酸塩、リン酸塩、好ましくは二リン酸二水素二ナトリウム、ヒドロキノン、芳香族二級アミン、特にジフェニルアミン、置換レソルシノール、サリチレート、ベンゾトリアゾール、またはベンゾフェノン、さらには、これらの群の各種置換物、および/またはそれらの混合物である。熱安定剤としては、臭化カリウムおよび/またはヨウ化銅(I)を使用するのが特に好ましく、臭化カリウムおよびヨウ化銅(I)を使用するのが極めて特に好ましい。
本発明において、添加剤として使用される好適なUV安定剤は、置換レソルシノール、サリチレート、ベンゾトリアゾール、またはベンゾフェノンである。
本発明において、成分(3)として好適な耐衝撃性改良剤またはエラストマー重合調節剤を使用する場合、それには、一般的には、好ましくは以下の群のモノマーの少なくとも2種からなるコポリマーが含まれる:エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソブテン、イソプレン、クロロプレン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、およびそのアルコール成分の中に1〜18個の炭素原子を含むアクリレートまたはメタクリレート。それらのコポリマーには、可溶化基、好ましくは無水マレイン酸またはエポキシドを含んでいてもよい。
本発明において、添加剤として使用するのに好適な染料または顔料は、無機顔料、特に二酸化チタン、ウルトラマリンブルー、酸化鉄、硫化亜鉛またはカーボンブラック、またはそうでなければ、着色剤としての有機顔料、特に好ましくはフタロシアニン、キナクリドン、ペリレン、さらには染料、特にニグロシンまたはアントラキノン、またはそうでなければ、その他の着色剤である。
本発明において、添加剤として使用するのに好適な成核剤は、フェニルホスフィン酸ナトリウムもしくはフェニルホスフィン酸カルシウム、酸化アルミニウムもしくは二酸化ケイ素もしくはタルク粉、特に好ましくはタルク粉である。
本発明において、添加剤として使用するのに好適な潤滑剤および/または離型剤は、以下のものである:長鎖脂肪酸、特にステアリン酸、その塩、特にステアリン酸Caまたはステアリン酸Zn、またはそうでなければ、それらのエステルまたはアミド誘導体、特にエチレンビスステアリルアミド、グリセロールトリステアレート、ステアリン酸ステアリル、モンタンワックス、特にモンタン酸とエチレングリコールとのエステル、またはそうでなければ、低分子量ポリエチレンワックスおよび低分子量ポリプロピレンワックスの、酸化もしくは非酸化形態のものである。本発明において、特に好ましい潤滑剤および/または離型剤は、8〜40個の炭素原子を有する飽和もしくは不飽和の脂肪族カルボン酸と、2〜40個の炭素原子を有する飽和脂肪族アルコールまたはアミンとのエステルまたはアミドの群に入るものである。また別の好ましい実施形態においては、本発明によるこれらの成形用組成物には、上述の潤滑剤および/または離型剤の混合物が含まれる。
本発明の目的においては、成分(4)としての充填剤および補強用材料は、繊維状、針状または粒子状の充填剤および繊維、針状または粒子状の補強用材料である。好ましいのは、炭素繊維、ガラスビーズ、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、焼成カオリン、白亜、粉体の石英、雲母、金雲母、硫酸バリウム、長石、ウォラストナイト、モンモリロナイト、またはガラス繊維、特にガラス繊維、特にEガラス製のガラス繊維である。好ましい一実施形態においては、熱可塑性プラスチックとの親和性を改良するために、その繊維質または粒子状の補強用材料が、適切な表面変性、特にシラン化合物を含む表面変性を備えているようにしておく。
本発明はさらに、本発明による熱可塑性成形用組成物を製造するための方法も提供するが、それは、成分(1)〜(3)、さらには任意選択で(4)を、適切な重量比で混合することを特徴としている。それらの成分の混合は、好ましくは、220〜400℃の温度で、それらの成分を組み合わせるか、あるいは混合、混練、コンパウンディング、押出し、またはロール掛けプロセスにかけて実施するが、共回転二軸スクリューエクストルーダーまたはBussニーダー中でのコンパウンディングが特に好ましい。個々の成分を予備混合しておくことも好都合である。
好ましい一実施形態においては、本発明による成形用組成物が二段プロセスで製造される。その第一工程において、成分(2)を熱可塑性ポリマーと混合して、プレミックスを得て、成分(2)の反応温度よりも高い温度にまで加熱する。この工程において、本発明による熱可塑性成形用組成物の他の成分を、成分(2)および熱可塑性ポリマーと混合することもまた可能である。この工程を、共回転二軸スクリューエクストルーダー、Bussニーダー、またはプラネタリ−ロールエクストルーダーの中で実施するのが好ましい。
この第一工程においては、成分(2)を、2.8〜5.0、好ましくは3.5〜4.5のm−クレゾール中の相対溶液粘度を有するポリアミド、好ましくはPA6またはPA66と反応させるのが好ましい。
この第一工程において、熱可塑性ポリマーおよび成分(2)、さらに任意選択で他の任意成分から作られたプレミックスを、300〜400℃、特に320〜390℃、極めて特に330〜380℃の温度にまで加熱するのが好ましい。
好ましい一実施形態においては、その第一工程におけるプレミックスには、熱可塑性プラスチックおよび成分(2)だけではなく、少なくとも1種の加工安定剤も含まれる。使用される好ましい加工安定剤としては、好ましくは、以下のものが含まれる:立体障害フェノールおよび/または亜リン酸塩、リン酸塩、ヒドロキノン、芳香族二級アミン、特にジフェニルアミン、置換レソルシノール、サリチレート、ベンゾトリアゾール、またはベンゾフェノン、または各種置換されたこれらの群のもの、および/またはこれらの混合物。
第一工程におけるプレミックス中の成分(2)の比率は、好ましくは1〜60重量%、特に好ましくは1〜30重量%、極めて特に好ましくは2〜20重量%である。
成分(2)が反応する際に発生するガス状成分を放出する目的の、脱揮発成分機能を備えた、二軸スクリューエクストルーダー、Bussニーダー、またはプラネタリ−ロールエクストルーダーの中で、プレミックスを反応させるのが好ましい。
別の方法として、二軸スクリューエクストルーダー、Bussニーダー、または成分(2)の反応温度よりも高い温度に混合物を加熱するのに適したその他の装置の中で、成分(2)を成分(3)の適切な物質と反応させることもできる。第一工程においては、好ましくは撹拌オートクレーブ中での、バッチプロセスを使用することもまた可能である。
また別の好ましい実施形態においては、成分(2)を、成分(2)の反応速度を上げる、1種または複数の化合物と組み合わせて使用する。そのようにすれば、成分(2)をより低い温度で反応させることが可能となる。このタイプの化合物は活性化剤とも呼ばれていて、たとえば、米国特許第A4438223号明細書に記載されている(その特許の内容すべてが、本発明に付随的に含まれているものとする)。活性化剤としては、以下の群からの少なくとも1種の化合物を使用するのが好ましい:炭酸水素ナトリウムもしくは炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウムもしくは酢酸カリウム、炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム、塩化ナトリウムもしくは塩化カリウム、臭化ナトリウムもしくは臭化カリウム、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウム、ロダン化ナトリウムもしくはロダン化カリウム、または安息香酸ナトリウムもしくは安息香酸カリウム。
第二工程においては、第一工程からのプレミックスを、上述のプロセスにより、本発明による熱可塑性成形用組成物の残りの成分と混合する。
本発明において製造される熱可塑性成形用組成物は、当業者には公知の方法により、特に射出成形法、押出し法、または吹込み成形法によって加工することができる。
室温、好ましくは0〜40℃で製造した、プレミックス成分および/または個々の成分からなる物理的混合物(これは、ドライブレンドとして公知である)から、成形品または半成形品を直接製造すれば、好都合である。
それらの成形用組成物から本発明によって製造される成形物は、自動車産業、電気産業、電子産業、電気通信産業、ソーラー産業、情報技術産業、コンピューター産業において、家庭において、スポーツにおいて、医学において、または民生電子産業において、好適に使用することができる。より詳しくは、本発明による成形用組成物は、熱老化に対して高い抵抗性を必要とされる用途に使用することができる。このタイプの用途としては、好ましいのは、車両の中、特に自動車両の中、より詳しくは自動車両のエンジンルームの中における成形物での使用である。したがって、本発明はさらに、不都合な熱酸化的作用および/または不都合な光酸化的作用に対して高い安定性を有する成形物および品目、好ましくは自動車両のため、より特に好ましくは自動車両のエンジンルームのための成形物を製造するための、本発明において使用される安定剤系を含む熱可塑性成形用組成物の使用も提供する。本発明による熱可塑性成形用組成物はさらに、熱酸化的安定性に加えて不都合な光酸化的作用に対する安定性も要求される用途または成形物または品目、好ましくはソーラーシステムにも好適である。
本発明はさらに、本発明によって製造される繊維、フォイルまたは成形物の、以下に記す分野のための品目を製造するための使用も提供する:電気産業、電子産業、電気通信産業、情報技術産業、ソーラー産業、またはコンピューター産業のため、家庭用品のため、スポーツ用品のため、医療用途のため、または民生電子産業のため、特に好ましくは自動車両のため、極めて特に好ましくは自動車両のエンジンルームのため。
本発明による成形用組成物の利点を実証する目的で、まず5%のシュウ酸鉄を用いてプレミックスを製造し、次いで熱可塑性成形用組成物を作成した。[%]で表示したデータは常に、重量パーセントである。
5%のシュウ酸鉄を含むプレミックスの作成
5重量%のシュウ酸鉄を、95重量%のPA6 Aポリアミドと、ZSK 26 Compounder二軸スクリューエクストルーダー(Coperion Werner&Pfleiderer(Stuttgart,Germany)製)の中、温度約370℃で混合し、水浴の中へストランドの形態で排出させ、ペレット化が可能になるまで冷却し、ペレット化させた。それらのペレットは、真空乾燥オーブン中70℃で2日間かけて乾燥させた。
熱可塑性成形用組成物の製造
個々の成分を、Coperion Werner&Pfleiderer(Stuttgart,Germany)製のZSK 26 Compounder二軸スクリューエクストルーダーの中で、約280℃の温度で混合し、水浴の中にストランドの形態で排出し、ペレット化が可能となるまで冷却し、ペレット化させた。それらのペレットは、真空乾燥オーブン中70℃で2日間かけて乾燥させた。
Figure 2015516477
使用原料:
PA6 A:ナイロン−6,直鎖状で、m−クレゾール中1%溶液で4.0の相対溶液粘度を有するもの
PA6 B:ナイロン−6,直鎖状で、m−クレゾール中1%溶液で2.9の相対溶液粘度を有するもの
モンタンエステルワックス:たとえば、Licowax(登録商標)E(Clariant GmbH製)
ガラス繊維、たとえば、CS 7928(Lanxess Deutschland GmbH製)
臭化カリウム:d99<70μm
ヨウ化銅(I):d99<70μm
シュウ酸鉄:たとえば、シュウ酸鉄(II)二水和物(VWR International GmbH製)

Claims (11)

  1. (1)10〜99.85重量%の熱可塑性ポリマーまたは各種熱可塑性ポリマーの組み合わせ、
    (2)0.05〜10重量%のシュウ酸鉄、および
    (3)0.1〜70重量%のその他の成分、
    を含み、それらの重量%を全部合計したものが常に100重量%である、熱可塑性成形用組成物。
  2. 成分(2)としてシュウ酸鉄(II)二水和物が使用されることを特徴とする、請求項1に記載の熱可塑性成形用組成物。
  3. 成分(1)として、ポリアミドまたはポリエステル、好ましくは半晶質のポリアミドまたは半晶質のポリエステルが使用されることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱可塑性成形用組成物。
  4. 成分(1)として、脂肪族もしくは半芳香族ポリアミド、好ましくは以下のモノマー:ε−カプロラクタム、アジピン酸、テレフタル酸、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、または2−メチルペンタン−1,5−ジアミンの1種または複数から製造されるポリアミド、特に好ましくはPA6、PA66、またはPA6もしくはPA66のコポリアミドを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱可塑性成形用組成物。
  5. 成分(3)として、成分(2)とは異なる熱安定剤、UV安定剤、ガンマ線安定剤、加水分解安定剤、帯電防止剤、乳化剤、成核剤、可塑剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤、潤滑剤、離型剤、染料、または顔料の群からの少なくとも1種の添加剤を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱可塑性成形用組成物。
  6. 不都合な熱酸化的および/または光酸化的作用に対して、熱可塑性ポリマー、ならびにそれから製造される繊維、フォイルまたは成形物を安定化させるための、シュウ酸鉄の使用。
  7. 前記フォイル、繊維または成形物に、電気産業、電子産業、電気通信産業、情報技術産業、ソーラー産業、またはコンピューター産業のため、家庭用品のため、スポーツ用品のため、医療用途のため、または民生電子産業のため、特に好ましくは自動車両のため、極めて特に好ましくは自動車両のエンジンルームのための品目が含まれることを特徴とする、請求項6に記載の使用。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱可塑性成形用組成物を射出成形、押出し成形、または吹込み成形することによって得られることを特徴とする、繊維、フォイルまたは成形物。
  9. 成分(1)〜(3)を、適切な重量部で、好ましくは220〜400℃の温度で、特に好ましくは組合せ法、混合法、混練法、コンパウンディング法、押出し法、またはロール掛け法によって、混合することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱可塑性成形用組成物を製造するための方法。
  10. 第一工程において、成分(2)を熱可塑性ポリマーとプレミックスし、前記プレミックスを成分(2)の反応温度よりも高い温度に加熱し、次いで該プレミックスを、前記熱可塑性成形用組成物の他の成分と混合することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 熱可塑性ポリマーに対する、またはそれから製造されるフォイル、繊維もしくは成形物に対する、すべての不都合な光酸化的および/または熱酸化的作用を軽減させるための方法であって、シュウ酸鉄を前記熱可塑性ポリマーに添加することを特徴とする、方法。
JP2015500875A 2012-03-21 2013-03-18 熱可塑性成形用組成物 Pending JP2015516477A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12160534.9 2012-03-21
EP12160534.9A EP2641932A1 (de) 2012-03-21 2012-03-21 Thermoplastische Formmassen
PCT/EP2013/055579 WO2013139743A1 (de) 2012-03-21 2013-03-18 Thermoplastische formmassen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015516477A true JP2015516477A (ja) 2015-06-11

Family

ID=47891734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015500875A Pending JP2015516477A (ja) 2012-03-21 2013-03-18 熱可塑性成形用組成物

Country Status (7)

Country Link
US (2) US9481780B2 (ja)
EP (2) EP2641932A1 (ja)
JP (1) JP2015516477A (ja)
KR (1) KR20140146117A (ja)
ES (1) ES2560621T3 (ja)
PL (1) PL2828322T3 (ja)
WO (1) WO2013139743A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020012A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー 熱可塑性成形材料
KR20200067889A (ko) * 2017-10-26 2020-06-12 에보니크 오퍼레이션즈 게엠베하 폴리아미드를 위한 개선된 안정화제

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016017472A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 東洋紡株式会社 ポリアミド樹脂組成物
EP3848410A1 (de) 2020-01-09 2021-07-14 L. Brüggemann GmbH & Co. KG Polyamid-werkstoffe mit verbesserten langzeitgebrauchseigenschaften

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5091694A (ja) * 1973-12-18 1975-07-22
JPS517048A (ja) * 1973-07-12 1976-01-21 Ferro Corp
JPS5335793A (en) * 1976-09-14 1978-04-03 Matsushita Electric Works Ltd Production of phenolic resin molding material
US4347175A (en) * 1977-11-23 1982-08-31 Shustova Olga A Method for stabilization of polymers
JPS62100547A (ja) * 1985-10-26 1987-05-11 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 低発煙性塩化ビニル樹脂組成物
JPH04170433A (ja) * 1990-11-02 1992-06-18 Toyobo Co Ltd ポリアミド樹脂系マスターバッチの製造方法
JPH0578547A (ja) * 1991-09-24 1993-03-30 Asahi Chem Ind Co Ltd 難燃性の優れた耐衝撃性スチレン系樹脂組成物
JP2005114050A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Jfe Steel Kk 管端防食継手
JP2009096903A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toyobo Co Ltd 溶着接合性に優れたポリアミド系成形材料。
JP2010155460A (ja) * 1999-03-23 2010-07-15 Toray Ind Inc 複合炭素繊維基材、プリフォームおよび炭素繊維強化プラスチックの製造方法
US20110028060A1 (en) * 2009-07-30 2011-02-03 E .I. Du Pont De Nemours And Company Heat resistant semi-aromatic polyamide composite structures and processes for their preparation
JP2011094021A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 酸素吸収樹脂組成物
JP2011118231A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Ube Industries Ltd 新規なポリアミド樹脂を含む電子写真用部材
JP2012031393A (ja) * 2010-06-30 2012-02-16 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4438223A (en) 1983-08-22 1984-03-20 Uniroyal, Inc. Blowing agent composition containing zinc formate and metal salt activator
JPS6286052A (ja) * 1985-10-14 1987-04-20 Dainichi Color & Chem Mfg Co Ltd 脱臭性樹脂組成物および脱臭性成形物
US4757099A (en) * 1986-04-07 1988-07-12 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Deodorizing resin compositions and formed deodorizing articles
US5071894A (en) * 1990-08-03 1991-12-10 Stamicarbon B.V. Flame retardant polyamides
CA2093994A1 (en) 1992-04-16 1993-10-17 Albert C. Chiang Electrically conductive and semi-conductive polymers
DE4305166A1 (de) 1993-02-19 1994-08-25 Bayer Ag Thermostabile kupferhaltige Polyamidformmassen
RU2202573C2 (ru) 2000-07-31 2003-04-20 Кабардино-Балкарский государственный университет им. Х.М. Бербекова Полимерная композиция
EP1498445A1 (en) 2003-07-18 2005-01-19 DSM IP Assets B.V. Heat stabilized moulding composition
EP1683830A1 (en) 2005-01-12 2006-07-26 DSM IP Assets B.V. Heat stabilized moulding composition
EP1681313A1 (en) 2005-01-17 2006-07-19 DSM IP Assets B.V. Heat stabilized moulding composition
KR101485616B1 (ko) 2007-03-15 2015-01-22 디에스엠 아이피 어셋츠 비.브이. 두 개의 폴리아미드 부품을 용접시키는 방법
DE102008052055A1 (de) * 2008-10-16 2010-04-22 Lanxess Deutschland Gmbh Thermoplastische Formmassen mit verbesserter thermischer Stabilität
DE102008053797A1 (de) * 2008-10-29 2010-05-06 Lanxess Deutschland Gmbh Thermoplastische Formmassen mit verbesserter thermischer Stabilität

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517048A (ja) * 1973-07-12 1976-01-21 Ferro Corp
JPS5091694A (ja) * 1973-12-18 1975-07-22
JPS5335793A (en) * 1976-09-14 1978-04-03 Matsushita Electric Works Ltd Production of phenolic resin molding material
US4347175A (en) * 1977-11-23 1982-08-31 Shustova Olga A Method for stabilization of polymers
JPS62100547A (ja) * 1985-10-26 1987-05-11 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 低発煙性塩化ビニル樹脂組成物
JPH04170433A (ja) * 1990-11-02 1992-06-18 Toyobo Co Ltd ポリアミド樹脂系マスターバッチの製造方法
JPH0578547A (ja) * 1991-09-24 1993-03-30 Asahi Chem Ind Co Ltd 難燃性の優れた耐衝撃性スチレン系樹脂組成物
JP2010155460A (ja) * 1999-03-23 2010-07-15 Toray Ind Inc 複合炭素繊維基材、プリフォームおよび炭素繊維強化プラスチックの製造方法
JP2005114050A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Jfe Steel Kk 管端防食継手
JP2009096903A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toyobo Co Ltd 溶着接合性に優れたポリアミド系成形材料。
US20110028060A1 (en) * 2009-07-30 2011-02-03 E .I. Du Pont De Nemours And Company Heat resistant semi-aromatic polyamide composite structures and processes for their preparation
JP2011094021A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 酸素吸収樹脂組成物
JP2011118231A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Ube Industries Ltd 新規なポリアミド樹脂を含む電子写真用部材
JP2012031393A (ja) * 2010-06-30 2012-02-16 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020012A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー 熱可塑性成形材料
KR20200067889A (ko) * 2017-10-26 2020-06-12 에보니크 오퍼레이션즈 게엠베하 폴리아미드를 위한 개선된 안정화제
JP2021500426A (ja) * 2017-10-26 2021-01-07 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 改良されたポリアミド用安定剤
JP7195313B2 (ja) 2017-10-26 2022-12-23 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 改良されたポリアミド用安定剤
KR102501949B1 (ko) 2017-10-26 2023-02-23 에보니크 오퍼레이션즈 게엠베하 폴리아미드를 위한 개선된 안정화제

Also Published As

Publication number Publication date
EP2828322A1 (de) 2015-01-28
EP2828322B1 (de) 2015-12-30
US20170044351A1 (en) 2017-02-16
WO2013139743A1 (de) 2013-09-26
EP2641932A1 (de) 2013-09-25
ES2560621T3 (es) 2016-02-22
US9481780B2 (en) 2016-11-01
KR20140146117A (ko) 2014-12-24
PL2828322T3 (pl) 2016-06-30
US20150057410A1 (en) 2015-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5357155B2 (ja) 熱伝導性および電気絶縁性熱可塑性化合物
KR101422375B1 (ko) 열 안정화된 성형 조성물
JP6144332B2 (ja) 熱可塑性プラスチック成形組成物
JP5764211B2 (ja) ポリアミド組成物、それから製造されるケーブル結束具、及びその製造方法
JP2016210988A (ja) 熱可塑性成形材料
JP2017020012A (ja) 熱可塑性成形材料
JP2020501001A (ja) ポリアミドの制御された粘度調整のための添加剤
JP5625668B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物およびその成形方法
JP2019090060A (ja) 熱可塑性成形組成物
US20170044351A1 (en) Thermoplastic molding compounds
US4866115A (en) Solid mixture of nucleated and nonnucleated polyamides
KR102501949B1 (ko) 폴리아미드를 위한 개선된 안정화제
JP2015199870A (ja) ポリアミド樹脂組成物の製造方法、ポリアミド樹脂組成物、及び成形体
JP2015199873A (ja) 強化高分子量ポリアミド樹脂組成物
JP6223895B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物の製造方法
JP4235878B2 (ja) 耐熱ポリアミド樹脂組成物の製造方法
JP2012140531A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2015199874A (ja) 高分子量ポリアミド成形用材料
JP2015199871A (ja) ポリアミド樹脂組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170410