JP2015512386A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 哺乳類の皮膚または粘膜組織における微生物感染の治療用製剤であって、
   式Ｃ_{１２−１８}脂質−リシン−プロリン−ＮＨ_２及び式Ｃ_{１２−１８}脂質−リシン−ｄ−プロリン−ＮＨ_２で示されるペプチドを少なくとも一種含む組成物を治療に有効な量と、医薬的に許容可能なキャリアとを含む、製剤。
2. 治療に有効な量の前記組成物は、前記ペプチドを約０．１μｇ／ｍＬ〜約１０ｗ／ｖ％の濃度で含む、請求項１の製剤。
3. 前記微生物感染は、プロピオニバクテリウム・アクネス、黄色ブドウ球菌、大腸菌およびカンジダ・アルビカンスからなる群から選択される微生物によって引き起こされる、請求項１の製剤。
4. 前記組成物のペプチドは、
   パルミトイル−リシン−プロリン−ＮＨ_２；
   パルミトイル−リシン−ｄ−プロリン−ＮＨ_２；
   ミリストイル−リシン−ｄ−プロリン−ＮＨ_２；又は
   ペンタデカノイル−リシン−ｄ−プロリン−ＮＨ_２
   である、請求項１の製剤。
5. 皮膚の微生物感染は、座瘡、アトピー性皮膚炎、酒さ、細菌性膣疾患、頭垢又は水虫である、請求項１の製剤。
6. 哺乳類の創傷治療用製剤であって、
   式Ｃ_{１２−１８}脂質−リシン−プロリン−ＮＨ_２、式Ｃ_{１２−１８}脂質−リシン−ヒスチジン−ＮＨ_２及び式Ｃ_{１２−１８}脂質−リシン−アルギニン−ＮＨ_２で示されるペプチドを少なくとも一種含む組成物を治療に有効な量と、医薬的に許容可能なキャリアとを含む、製剤。
7. 創傷のある皮膚組織は、過形成性瘢痕、酒さ又は湿疹性病斑である、請求項６の製剤。
8. 前記過形成性瘢痕は、座瘡、毛包炎、火傷、外傷性損傷、外科手術処置又は細菌による皮膚感染によって引き起こされる、請求項７の製剤。
9. 前記ペプチドは、
   パルミトイル−リシン−プロリン−ＮＨ_２；
   パルミトイル−リシン−ヒスチジン−ＮＨ_２；又は
   パルミトイル−リシン−アルギニン−ＮＨ_２
   である、請求項６の製剤。
10. 前記微生物感染は、体臭、口臭又は歯肉疾患の原因である、請求項１の製剤。