JP2015508445A

JP2015508445A - 酸性洗濯洗剤組成物

Info

Publication number: JP2015508445A
Application number: JP2014552398A
Authority: JP
Inventors: ユージン、スティーブン、サドロースキー; チェイン、トーマス; ペーター、ド、ニース; ニルグン、エーシン、アクソイ
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 2012-01-18
Filing date: 2013-01-17
Publication date: 2015-03-19
Anticipated expiration: 2033-01-17
Also published as: BR112014017360A2; US8729007B2; MX2014007154A; WO2013109671A1; AR092788A1; CA2860083C; JP5980954B2; CA2860083A1; EP2804938A1; EP2804938B1; CN104053762A; BR112014017360A8; US20130184195A1

Abstract

約２０％未満の、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含み、約９．００以上の親水性指数を有する界面活性剤系と、界面活性剤系の有機酸性化剤に対する比率が約３．０以下であるような濃度の有機酸性化剤と、洗剤組成物の純粋ｐＨを約２．５以上であるが約３．０以下で上昇させるのに必要な量で加えられる、アルカリ性中和剤と、を含む、酸性洗濯洗剤組成物。

Description

本発明は、標準的な布地用洗濯機の洗浄水に酸性の洗浄ｐＨをもたらすことができる洗濯洗剤組成物に関する。

衣類及び他の布地を従来の洗濯機で洗濯する際に消費者が使用できる多数の洗濯処理用組成物が市販されている。しかしながら、消費者は、一部の残留物及び／又は染みを布地アイテムから除去しようと今でもなお苦心している。消費者にとっての布地洗浄に関するより重大な問題の一部は、堆積した身体の汚れ（特に、わきの下及び襟領域）と洗剤、布地柔軟剤、及び硬水残留物との複雑な混合物に起因する。かかる残留物は、以前の洗浄の間に再付着した他の汚れ、洗剤、布地柔軟剤、及び／又は硬水成分を更に含み得る。長時間かけて蓄積したこれらの残留物は、白色度及び／又は明るさの損失をもたらし、布地をくすんだ外観にすることがある。

洗剤組成物、具体的には液体洗濯洗剤は、１つ以上の界面活性剤（多くの場合、アニオン性界面活性剤）、電解質材料、及び水性媒体中に分散したか、又は溶解した他の補助剤を含有するように処方される。これらは、伝統的に組成物ｐＨが７を超えるように処方されている。塩基性ｐＨがよく使用される主な理由は、必ず界面活性剤系、酵素、又は他の有機溶媒を洗浄水中で可溶化させて、分散した状態にとどまらせ、汚れた衣類から除去された、油染み又は油性染みも洗浄水中に分散させるためである。

これまでに、多数の酸性洗濯洗剤処方が消費者に開示されており、これらは、布地からの残留物の改善された除去及びそれに関連する白色度の改善、改善された漂白性染みの除去、並びに改善された抗菌性能の利益を教示する。しかしながら、これらの製品は、多くの場合、泡立ちが制御されず、油染みを十分に洗浄しない。

したがって、伝統的に低ｐＨ洗剤に伴う堆積した身体の汚れ、洗剤、布地柔軟剤、及び／若しくは硬水の混合物に関連する布地上の残留物を低減又は除去できるだけではなく、改善された泡立ち制御及び油染みの改善をもたらすことができる、高含水量を有する洗濯洗剤処方に対する必要性がなお存在する。

現在では、驚くべきことに、洗濯洗剤、特に標準的な洗濯機の洗浄水で６前後のｐＨをもたらすことができる重質液体洗濯洗剤が、布地上のくすみを生じさせる堆積物を分解するのに有益であり、タコスの油（taco grease）又はキャノーラ油などの油染みの改善された洗浄、並びに紅茶及びワインなどの漂白性染みの洗浄をもたらし得ることが判明している。

本発明は、酸性洗濯洗剤組成物であって、洗剤の約２０重量％未満の界面活性剤系であって、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含み、約９．００以上の親水性指数を有する、界面活性剤系と、界面活性剤系の有機酸性化剤に対する比率が約３．０以下であるような濃度の有機酸性化剤と、洗剤組成物の純粋ｐＨを約２．５以上であるが約３．０以下で上昇させるのに必要な量で添加される、アルカリ性中和剤と、を含む、酸性洗濯洗剤組成物を包含する。

本発明は上記の洗濯洗剤を更に包含し、この洗剤組成物は、約１５０〜約１，５００ｍＰａ．ｓの粘度を有する液体洗濯洗剤組成物である。

本発明は、上記の洗濯洗剤組成物を更に包含し、この組成物は、実質的に酵素を含まない。

本発明は、上記の洗濯洗剤組成物を更に包含し、この組成物は、実質的に脂肪酸化合物を含まない。

本発明は、上記の洗濯洗剤組成物を更に包含し、この組成物は、約０．５〜約１０％の有機酸性化剤を含む。

本発明は、上記の洗濯洗剤組成物を更に包含し、この組成物は、ビルダー、ポリマー、増白剤、香料、及びこれらの混合物から選択される洗濯補助物質を更に含む。

本発明は、布地のくすみを低減する布地の洗濯方法を更に包含し、前記方法は、
ａ）上記の洗剤組成物を準備する工程と、
ｂ）洗浄水を準備する工程と、
ｃ）洗浄水中で約５〜約６．５のｐＨを生じさせるのに十分な量で前記洗剤組成物を前記洗浄水に導入する工程と、を含む。

本発明は、上記の布地の洗濯方法を更に包含し、洗剤組成物の洗浄水への導入後に、洗浄水は、洗浄水の約０．０２〜約４．０重量％の洗剤組成物を含む。

本発明は、上記の洗濯洗剤組成物を更に包含し、洗剤組成物の洗浄水への導入後に、洗浄水は、洗浄水の約０．０４〜約２．０重量％の洗剤組成物を含む。

本明細書に記載の洗濯処理組成物の必須成分及び任意成分、並びに組成物形態、調製法及び使用法は、下記に詳述する。
本説明では、すべての濃度及び比率は、特に指定しない限り、洗濯処理組成物の重量ベースである。窒素含有率（％Ｎ）など元素組成は、重量パーセントである。

ポリマーの分子量は、特に指定しない限り、数平均分子量である。

本明細書では、用語「実質的に含まない（substantially free of）」又は「実質的に含まない（substantially free from）」が使用され得る。これは、指示される物質が最小限の量であり、組成物の一部を形成するように意図的に組成物に添加されない、又は、好ましくは、分析的に検出可能な濃度で存在しないことを意味する。これは、指示される物質が、意図的に含まれる他の物質のうちの１つ中の不純物としてのみ存在する組成物を含むことを意味する。

洗濯洗剤組成物
本発明の洗濯洗剤組成物は、液状又はゲル状であってよい。特定の一実施形態では、この組成物は液状であり、重質液体組成物を含む。

界面活性剤系
洗濯洗剤組成物は、所望の洗浄特性をもたらすのに十分な量で界面活性剤系を含む。一実施形態では、洗濯洗剤組成物は、組成物の約２０重量％以下を含む。特定の実施形態は、約５％〜約１８％の界面活性剤系を含んでよい。界面活性剤系は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、及びこれらの混合物を含んでよい。

本発明の界面活性剤系は疎水性である。つまり、これは、約９．０以上の「親水性指数」（ＨＩ）を有し、ＨＩは約９〜約１１．０の範囲であってよい。約９以上の「親水性指数」を有する疎水性界面活性剤系をもたらす任意の組み合わせの界面活性剤が有用である。

アニオン性界面活性剤
一実施形態では、本明細書に記載の界面活性剤系は、洗剤組成物の約５重量％〜約６０重量％、好ましくは約１０重量％〜約５０重量％のアニオン性界面活性剤系を含む。特定の実施形態は、約２５％〜約４５％のアニオン性界面活性剤を含んでよい。

本明細書で有用であり、好適なアニオン性界面活性剤には、アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩が挙げられる。

代表的なアニオン性界面活性剤は、Ｃ_{１０〜１６}アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくはＣ_{１１〜１４}アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩である。好ましくは、アルキル基は直鎖であり、かかる直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、「ＬＡＳ」として知られている。アルキルベンゼンスルホネート、特にＬＡＳは、当該技術分野において周知である。かかる界面活性剤及びその調製法は、例えば、米国特許第２，２２０，０９９号及び同第２，４７７，３８３号に記載されている。一実施形態では、アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤は、アルキル基内の炭素原子の平均数が約１１〜１４である直鎖アルキルベンゼンスルホネートナトリウム及びカリウムから選択される。Ｃ_１１〜Ｃ_１４、例えば、Ｃ_１２のＬＡＳナトリウムは、かかる界面活性剤の特定例である。

一般的に言えば、本明細書で有用なアニオン性界面活性剤は、米国特許第４，２８５，８４１号（Ｂａｒｒａｔら、１９８１年８月２５日発行）、及び米国特許第３，９１９，６７８号（Ｌａｕｇｈｌｉｎら、１９７５年１２月３０日発行）に開示されている。

有用なアニオン性界面活性剤としてはまた、水溶性塩、特に約１０個〜約２０個の炭素原子を含有するアルキル基及びスルホン酸基を分子構造の中に有する有機イオウ反応生成物のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及びアルキロールアンモニウム（例えば、モノエタノールアンモニウム又はトリエタノールアンモニウム）塩が挙げられる（用語「アルキル」には、アリール基のアルキル部分が含まれる）。本明細書で有用な他のアニオン性界面活性剤は、約８個〜約２４個（好ましくは、約１２個〜１８個）の炭素原子を含有するパラフィンスルホネート及び二級アルカンスルホン酸塩、並びにアルキルグリセリルエーテルスルホネート、特にこれらのＣ_８〜１８アルコールのエーテル（例えば、タロー及びココヤシ油由来のもの）の水溶性塩である。

アルキルベンゼンスルホネートと上記のパラフィンスルホネート、二級アルカンスルホネート、及びアルキルグリセリルエーテルスルホネートとの混合物も有用である。

非イオン性界面活性剤
アニオン性界面活性剤系に加えて、本発明の洗濯洗剤組成物は、非イオン性界面活性剤を更に含有してよい。本発明の組成物は、最大約８０％の非イオン性界面活性剤を含有してよい。一実施形態では、洗剤組成物の約２５重量％〜約８０重量％、あるいは約４０重量％〜約７０重量％のエトキシ化非イオン性界面活性剤を含有してよい。

非イオン性界面活性剤（nonionic surfactactant）はエトキシ化非イオン性界面活性剤であってよい。これらの物質は、米国特許第４，２８５，８４１号（Ｂａｒｒａｔら、１９８１年８月２５日発行）に記載されている。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、式：Ｒ（ＯＣ_２Ｈ_４）_ｎＯＨのエトキシ化アルコール及びエトキシ化アルキルフェノールから選択され、式中、Ｒは、約８個〜約１５個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ラジカル及びアルキル基が約８個〜約１２個の炭素原子を含有するアルキルフェニル基からなる群から選択され、ｎの平均値は約５〜約１５である。これらの界面活性剤は、米国特許第４，２８４，５３２号（Ｌｅｉｋｈｉｍら、１９８１年８月１８日）に詳述されている。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、アルコール中に平均で約１０個〜約１５個の炭素原子、及び１モルのアルコールあたり約３〜約１２モルのエチレンオキシドの平均エトキシ化度を有するエトキシ化アルコールから選択される。

理論によって制限されることなく、エトキシ化非イオン性界面活性剤を本明細書に記載の本発明の洗剤組成物に添加することは、洗剤製品に物理的安定性をもたらす、即ち、分相及び相析出を防止するのに役立つと考えられる。これは、高濃度の四級アンモニウム剤及び／又は低濃度のアニオン性界面活性剤を含有する組成物に特に該当する。したがって、本明細書に記載の本発明の一実施形態は、本明細書に記載の洗剤組成物中に洗剤組成物の少なくとも約０．１重量％の非イオン性界面活性剤を含む。

本明細書で有用であり、好適な非イオン性界面活性剤は、液体又はゲル洗剤製品で通常使用される従来の非イオン性界面活性剤タイプのいずれかを含んでよい。これらには、アルコキシル化脂肪族アルコール及びアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。本明細書に記載の液体洗剤製品で用いるのに好ましいのは、通常は液体である非イオン性界面活性剤である。

本明細書に用いるのに好適な非イオン性界面活性剤には、アルコールアルコキシレート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシレートは、一般式：Ｒ^１（Ｃ_ｍＨ_２ｍＯ）_ｎＯＨに対応する物質であり、式中、Ｒ^１はＣ_８〜Ｃ_１６のアルキル基であり、ｍは２〜４であり、ｎは約２〜１２の範囲である。好ましくは、Ｒ^１は、約９個〜１５個の炭素原子、より好ましくは、約１０個〜１４個の炭素原子を含む、一級又は二級であり得るアルキル基である。一実施形態では、アルコキシル化脂肪族アルコールはまた、１分子あたり約２〜１２のエチレンオキシド部分、あるいは１分子あたり約３〜１０のエチレンオキシド部分を含有するエトキシ化物質であってよいだろう。

本明細書に記載の洗剤組成物で有用なアルコキシル化脂肪アルコール物質は、約３〜１７の範囲の親水性−親油性バランス（ＨＬＢ）を有することが多いであろう。一実施形態では、この物質のＨＬＢは約６〜１５、あるいは約８〜１５の範囲であるだろう。アルコキシル化脂肪族アルコール非イオン性界面活性剤は、ＳｈｅｌｌＣｈｅｍｉｃａｌＣｏｍｐａｎｙによってＮｅｏｄｏｌ及びＤｏｂａｎｏｌという商品名で販売されている。

別の好適なタイプの本明細書で有用な非イオン性界面活性剤は、アミンオキシド界面活性剤を含む。アミンオキシドは、当該技術分野において「半極性」非イオン性と呼ばれることが多い物質である。アミンオキシドは、式：Ｒ（ＥＯ）_ｘ（ＰＯ）_ｙ（ＢＯ）_ｚＮ（Ｏ）（ＣＨ_２Ｒ’）_２・ｑＨ_２Ｏを有する。この式において、Ｒは、飽和又は不飽和、直鎖又は分枝鎖であり得る比較的長鎖のヒドロカルビル部分であり、８個〜２０個、一実施形態では１０個〜１６個の炭素原子を含有してよく、あるいはＣ_１２〜Ｃ_１６一級アルキルである。Ｒ’は短鎖部分であり、水素、メチル、及び−ＣＨ_２ＯＨから選択されてよい。ｘ＋ｙ＋ｚが０ではない場合、ＥＯはエチレンオキシであり、ＰＯはプロピレンオキシであり、ＢＯはブチレンオキシである。アミンオキシド界面活性剤は、Ｃ_{１２〜１４}アルキルジメチルアミンオキシドにより例示される。

本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の非限定例には、ａ）Ｃ_１２〜Ｃ_１８アルキルエトキシレート、例えば、ＳｈｅｌｌからのＮＥＯＤＯＬ（登録商標）非イオン性界面活性剤など、ｂ）Ｃ_６〜Ｃ_１２アルキルフェノールアルコキシレート（式中、アルコキシレート単位はエチレンオキシ単位とプロピレンオキシ単位との混合物である）、ｃ）Ｃ_１２〜Ｃ_１８アルコール及びＣ_６〜Ｃ_１２アルキルフェノール縮合体（ＢＡＳＦからのＰｌｕｒｏｎｉｃ（登録商標）などのエチレンオキシド／プロピレンオキシドブロックポリマーを有する）、ｄ）米国特許第６，１５０，３２２号に記載されるようなＣ_１４〜Ｃ_２２中鎖分枝状アルコール（ＢＡ）、ｅ）米国特許第６，１５３，５７７号、同第６，０２０，３０３号、及び同第６，０９３，８５６号に記載されるようなＣ_１４〜Ｃ_２２中鎖分枝状アルキルアルコキシラート（ＢＡＥ_ｘ、式中ｘは１〜３０）、ｆ）米国特許第４，５６５，６４７号（Ｌｌｅｎａｄｏ、１９８６年１月２６日発行）に記載のアルキル多糖類、具体的には、米国特許第４，４８３，７８０号及び同第４，４８３、７７９号に記載のアルキルポリグリコシド、ｇ）米国特許第５，３３２，５２８号、国際公開第９２／０６１６２号、同第９３／１９１４６号、同第９３／１９０３８号、及び同第９４／０９０９９号に記載のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、並びにｈ）米国特許第６，４８２，９９４号及び国際公開第０１／４２４０８号に記載のエーテル末端保護されたポリ（オキシアルキル化）アルコール界面活性剤が挙げられる。

アニオン性／非イオン性の混合物
本明細書に記載の洗濯洗剤組成物では、界面活性剤系は、アニオン性界面活性物質と非イオン性界面活性物質との組み合わせを含んでよい。このような場合、アニオン性対非イオン性の重量比は、典型的には１０：９０〜９５：５、より典型的には３０：７０〜７０：３０の範囲であろう。

カチオン性界面活性剤
アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤に加えて、本発明の洗濯洗剤組成物は、洗剤組成物の最大約２０重量％のカチオン性界面活性剤を更に含んでよい。カチオン性界面活性剤は当該技術分野において周知であり、これらの非限定例には、最大２６個の炭素原子を有し得る、四級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。追加の例としては、ａ）米国特許第６，１３６，７６９号に記載のアルコキシレート四級アンモニウム（ＡＱＡ）界面活性剤、ｂ）米国特許第６，００４，９２２号に記載のジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、ｃ）ラウリルトリメチル四級アンモニウムなどのトリメチル四級アンモニウム、ｄ）国際公開第９８／３５００２号、同第９８／３５００３号、同第９８／３５００４号、同第９８／３５００５号、及び同第９８／３５００６号に記載のポリアミンカチオン性界面活性剤、ｅ）米国特許第４，２２８，０４２号、同第４，２３９，６６０号、同第４，２６０，５２９号、及び同第６，０２２，８４４号に記載のカチオン性エステル界面活性剤、並びにｅ）米国特許第６，２２１，８２５号及び国際公開第００／４７７０８号に記載のアミノ界面活性剤、具体的には、アミドプロピルジメチルアミン（ＡＰＡ）が挙げられる。

粘度
本発明の洗剤組成物は、約３０〜約１２，０００ｍＰａ．ｓ（ミリパスカル秒）の範囲、あるいは約１５０〜約５，０００ｍＰａ．ｓの範囲の粘度を有する。好ましくは、本発明の洗剤組成物は、約１００〜約１，５００ｍＰａ．ｓ、あるいは約１５０〜約４００ｍＰａ．ｓの範囲の粘度を有する。本明細書に記載の洗剤組成物は、ゲル状、注入可能なゲル状、注入不能なゲル状、又は重質液体状であってよい。

本明細書で使用するとき、「ゲル」は、１，０００〜５，０００ｍＰａ．ｓの範囲、一実施形態では３，０００ｍＰａ．ｓ未満、あるいは１，５００ｍＰａ．ｓ未満の注入粘度を有するずり減粘ゲルを含む。ゲルは、高濃度液体を含んでよい。より一般的には、高濃度液体は、蜂蜜又はシロップのように流動条件が変化してもその粘度は変化しない、ニュートン流体であってよい。このタイプの高濃度液体は、分注が非常に困難であり、面倒である。異なるタイプの液体ゲルは、ずり減粘であり、即ち、低せん断下（例えば、静止状態）では粘度が高く、高流量時には粘度が低い。ずり減粘ゲルのレオロジーは、文献に詳述されており、例えば、国際公開第０４＼０２７０１０Ａ１号（Ｕｎｉｌｅｖｅｒ）を参照されたい。

本発明による他の組成物は、少なくとも１，５００ｍＰａ．ｓであるが６，０００ｍＰａ．ｓ以下、一実施形態では４，０００ｍＰａ．ｓ以下、あるいは３，０００ｍＰａ．ｓ以下、あるいは２，０００ｍＰａ．ｓ以下の粘度を有する注入可能なゲルである。

本発明による更に他の組成物は、少なくとも６，０００ｍＰａ．ｓであるが１２，０００ｍＰａ．ｓ以下、一実施形態では１０，０００ｍＰａ．ｓ以下、あるいは８，０００ｍＰａ．ｓ以下、及び特に７，０００ｍＰａ．ｓ以下の粘度を有する注入不能なゲルである。

本明細書に記載の好ましい液体状又はゲル状洗濯処理組成物には、自動洗濯機の洗浄サイクルで使用される重質液体洗濯洗剤、液体おしゃれ着洗剤（finewash）及び／又は色柄物用洗剤（color care detergent）が挙げられ、これらは、好適には、１，５００ｍＰａ．ｓ以下、一実施形態では、１，０００ｍＰａ．ｓ以下、あるいは５００ｍＰａ．ｓ以下の粘度というレオロジー特性を有する。極めて好適な組成物は１５０〜４００ｍＰａ．ｓの粘度を有し、ニュートン又はずり減粘である。

これらの定義において、特にそれとは反対に指定しない限り、示される粘度はすべて２１秒−１のせん断速度及び２５℃の温度で測定したものである。本明細書の粘度は、任意の好適な粘度計測器（例えば、ＣａｒｒｉｍｅｄＣＳＬ２Ｒｈｅｏｍｅｔｅｒ）を使用してせん断速度２１秒^−１で測定され得る。

有機酸性化剤
洗剤組成物は、有機カルボン酸又はポリカルボン酸の形態で有機酸性化剤を含有する。有機酸は、好ましくは約８０以下の当量を有する。有機酸はまた、好ましくは、約２．５以上の最低ｐＫａを有する。本明細書で使用され得る有機酸の例には、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシルメチルオキシマロン酸、カルボキシルメチルオキシコハク酸、クエン酸、グルタル酸、グリコール酸、ヒドロキシエチルイミノジアセチック酸、イミノジアセチック酸、イタコン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシニ酢酸、オキシジコハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石−ジコハク酸、酒石−モノコハク酸が挙げられる。特に好ましいのは、クエン酸など洗剤ビルダーとしても機能できる酸である。本発明の洗濯組成物は、組成物の約０．１〜１５重量％の有機酸性化剤を含有する。一実施形態では、洗濯組成物は組成物の約０．５〜１０重量％、あるいは約１〜約８重量％の有機酸性化剤を含有する。

組成物ｐＨ
洗剤組成物のｐＨ（測定純粋値）は、好ましくは少なくとも約２．５、好ましくは少なくとも２．７であろう。洗剤組成物のｐＨ（測定純粋値）は、約３．０未満である。洗剤の純粋ｐＨは、所望の純粋ｐＨを得るための濃度で、水酸化ナトリウム又は水酸化ナトリウム溶液などアルカリ性中和剤を組成物に調整添加（trim addition）することにより得られる。

洗浄水中のｐＨ
洗剤組成物を（例えば、標準的な洗濯機の）洗浄水に添加した場合、本発明の洗剤組成物は６．５未満、一実施形態では６．２未満、あるいは、６．０未満のｐＨを洗浄水にもたらすことができる（「洗浄水ｐＨ」）。

実質的には、本発明の洗剤組成物は、洗浄水が洗浄水の約０．０２重量％〜約４重量％の洗剤組成物を含有するように、十分な量で洗浄水に供給される。一実施形態では、洗浄水は、洗浄水の約０．０３重量％〜約３重量％、あるいは約０．０４重量％〜約２重量％（約４００〜約２００００ｐｐｍ）の洗剤を含有する。

一実施形態では、組成物は、ＥＰＡ法＃３１０．１（「ＴｉｔｒｉｍｅｔｒｉｃＤｅｔｅｒｍｉｎａｔｉｏｎｏｆＴａｐＷａｔｅｒＡｌｋａｌｉｎｉｔｙ」）によって測定される場合、ＣａＣＯ３が６０ｐｐｍ以下のアルカリ度を有する水に約１０００倍で希釈されると、約６以下のｐＨを有する。

酵素
本発明の組成物は、約１％未満の酵素を含有してよい。あるいは、本発明の組成物は、実質的に酵素を含まなくてよい。本明細書で使用するとき、「実質的に酵素を含まない」は、処方には酵素が意図的に添加されないが、当業者は、微量の酵素が他の添加物中の不純物として存在し得ることを理解するであろう。

本明細書に記載の組成物が酵素を含有する場合、酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、及びこれらの混合物など、酸環境に適合する酵素から選択されるべきである。酸性プロテアーゼの例には、Ｂｉｏｃａｔａｌｙｓｔｓによって製造されるＰｒｏｍｏｄ（登録商標）２４Ｌ、１４４Ｌ、及び６７１Ｌ、並びにＡｍａｎｏによって製造されるＰｒｏｔｅａｓｅＡ及びＰｒｏｔｅａｓｅＢ、並びにＧｅｎｅｎｃｏｒによって製造されるＧＣ１０６及びＦｕｎｇａｌＡｃｉｄＰｒｏｔｅａｓｅ５０００００が挙げられる。他の酸性プロテアーゼは、米国特許第６，０６６，６１０号及び同第６，３７６，４４９号に開示されている。酸性洗濯条件下で機能することが判明しているアミラーゼには、Ｎｏｖｏｚｙｍｅｓによって製造されるＤｕｒａｍｙｌ、Ｆｕｎｇａｍｙｌ、及びＮａｔａｌａｓｅが挙げられる。

脂肪酸成分
本発明の組成物は、約１％未満の脂肪酸成分を含有してよい。あるいは、本発明の組成物は、実質的に脂肪酸成分を含まなくてよい。本明細書で使用するとき、「実質的に脂肪酸成分を含まない」は、処方には脂肪酸成分が意図的に添加されないが、当業者は、微量の脂肪酸成分が他の添加物中の不純物として存在し得ることを理解するであろう。

脂肪酸の例には、８個〜２２個の炭素原子を有する、直鎖及び分岐鎖のモノ飽和カルボン酸及び多不飽和カルボン酸、並びにその塩が挙げられる。

他の洗濯添加剤
本発明の組成物は、染料、色相染料、キレート剤、安定剤、ラジカルスカベンジャー、香料、蛍光増白剤、泡抑制剤、汚れ懸濁ポリマー、汚れ放出ポリマー、移染阻害剤、布地柔軟化添加剤、レオロジー変性剤、及び他のポリマーなど１つ以上の追加の洗濯添加剤を含有してよい。

染料
本発明の組成物は、特定の色を組成物自体にもたらす（非布地直接染料）か、又は布地に色相をもたらす（色相染料）のいずれかの染料を含有してよい。一実施形態では、本発明の組成物は、約０．０００１〜約０．０１％の非布地直接染料及び／又は色相染料を含有してよい。

色相染料
本発明の組成物は、色相染料を含有してよい。本明細書で有用な色相染料の例には、いずれもＳｔａｎｄａｒｄＤｙｅｓから市販されているＢａｓｉｃＶｉｏｌｅｔ３（Ｃｌ４２５５５）及びＢａｓｉｃＶｉｏｌｅｔ４（Ｃｌ４２６００）、並びにＭｉｌｌｉｋｅｎＣｏｍｐａｎｙから市販されているＬｉｑｕｉｔｉｎｔＶｉｏｌｅｔ２００が挙げられる。

漂白剤
本発明の組成物は、漂白剤を含有してよい。一実施形態では、本発明の組成物は組成物の約０．１０重量％〜約１０重量％の漂白剤を含有してよい。

本明細書で有用な漂白剤には、過酸化水素又は６−フタルイミドペルオキシヘキサン酸などの過酸が挙げられる。

キレート剤
本発明の組成物は、キレート剤を含有してよい。本明細書で有用なキレート剤には、ＤＴＰＡ、ＨＥＤＰ、ＤＴＰＭＰ、ジピコリン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。

ラジカルスカベンジャー
本発明の組成物は、流体水素ペルオキシドとの併用で安定性をもたらしてよいラジカルスカベンジャーを含有してよい。本明細書で有用なラジカルスカベンジャーには、トリメトキシ安息香酸が挙げられる。

香料
本発明の組成物は、酸安定性香料を含有してよい。

蛍光増白剤
本発明の組成物は、蛍光増白剤を含有してよい。本明細書で有用な蛍光増白剤には、ＴｉｎｏｐａｌＣＢＳ−Ｘなど酸環境に適合するものが挙げられる。

泡抑制剤
本発明の組成物は、本質的に泡抑制剤を含まないように設計されている。実施形態は、製品のパッケージ化中の泡を低減する目的でごく低濃度の泡抑制剤を含有してよい。この場合、製品は、約０．０２％以下の泡抑制剤を含んでよい。本明細書で有用な抑制剤の例には、シリカ／シリコーンタイプ、シリコーンオイル、分枝アルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。

汚れ懸濁ポリマー
本発明の組成物は、汚れ懸濁ポリマーを含有してよい。一実施形態では、汚れ懸濁ポリマーは、ＰＥＩエトキシレート、ＨＭＤＡジ四級エトキシレート、スルホン化誘導体、疎水変性アニオン性コポリマーから選択される。特に好ましいのは、ＭＷ＝１８２かつ平均エトキシ化度＝１５のＰＥＩ、ＭＷ＝６００かつ平均エトキシ化度＝２０のＰＥＩ、平均エトキシ化度＝２４のヘキサメチレンジアミンジ四級エトキシレート、及び平均エトキシ化度＝２４のヘキサメチレンジアミンジ四級エトキシレート（ジスルホン化）である。本明細書で有用な疎水変性アニオン性コポリマーの例には、ＲｏｈｍａｎｄＨａａｓから市販されているＡｃｕｓｏｌ４８０（登録商標）、並びにＡｌｃｏＣｈｅｍｉｃａｌから市販されているＡｌｃｏｓｐｅｒｓｅ（登録商標）７２５、７４７、及びＡｌｃｏｇｕｍＬ５２０が挙げられる。

汚れ放出ポリマー
本発明の組成物は、汚れ放出ポリマーを含有してよい。一実施形態では、汚れ放出ポリマーは、ＰＥＴアルコキシレートショートブロックコポリマー、アニオン性誘導体、又はこれらの混合物である。

移染阻害剤
本発明の組成物は、移染阻害剤及び／又は染料固着剤を含有してよい。本明細書で有用な移染阻害剤の例には、ポリビニルピロリドン、ポリ−４−ビニルピリジン−Ｎ−酸化物、Ｎ−ビニル−２−ピロリドン及びＮ−ビニルイミダゾールのコポリマー、並びにこれらの混合物が挙げられる。本願に有用な染料固着剤は、米国特許第６，７５３，３０７号に開示されている。

布地柔軟化添加剤
本発明の組成物は、布地柔軟化添加剤を含有してよい。本明細書で有用な布地柔軟化添加剤の例には、アルキル四級アンモニウム化合物、エステル四級アンモニウム化合物、シリコーン、カチオン性シリコーン、及びこれらの混合物が挙げられる。

レオロジー変性剤
本発明の組成物は、レオロジー変性剤を含有してよい。本明細書で有用なレオロジー変性剤には、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、ジェランガム、グアーガム及びヒドロキシプロピルグアーガム、サクシノグリカン、並びにトリヒドロキシステアリンが挙げられる。特に好ましいのは、ＤｏｗＣｈｅｍｉｃａｌからＭｅｔｈｏｃｅｌ（登録商標）という商品名で、及びＡｋｚｏＮｏｂｅｌからＡｌｃｏｇｕｍＬ５２０という商品名で市販されている、メチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース増粘剤である。本明細書で使用される場合、本発明の洗剤組成物は、組成物の約０．０１〜約１重量％のレオロジー変性剤を含有する。一実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約０．０２〜約０．７５重量％、あるいは約０．０５重量％〜約０．５重量％のレオロジー変性剤を含有する。

構造剤
本発明のいくつかの実施形態では、液体洗濯洗剤組成物は構造剤を更に含む。使用される構造化剤には、米国特許出願公開第２００６／０２０５６３１Ａ１号、同第２００５／０２０３２１３Ａ１号、米国特許第７２９４６１１号、同第６８５５６８０号に開示されるものが挙げられる。米国特許第６８５５６８０号は、好適なヒドロキシ官能性結晶物質を詳細に明示する。好ましいのは、硬化ヒマシ油である。有益な構造剤の非限定例には、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、ミクロフィブリルセルロース、ヒドロキシ官能性結晶物質、長鎖脂肪族アルコール、１２−ヒドロキシステアリン酸、粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。いくつかの実施形態では、あるいは、低分子量の有機ゲル化剤を用いてよい。かかる物質は、ＭｏｌｅｃｕｌａｒＧｅｌｓ，ＭａｔｅｒｉａｌｓｗｉｔｈＳｅｌｆ−ＡｓｓｅｍｂｌｅｄＦｉｂｒｉｌｌａｒＮｅｔｗｏｒｋｓ（ＲｉｃｈａｒｄＧ．Ｗｅｉｓｓ及びＰｉｅｒｒｅＴｅｒｅｃｈ著）に明示されている。

表１に示される液体洗剤処方を調製した。実施例ａ、ｂ、ｃ、及びｄは、米国特許出願公開第２００６／０１１１２６１Ａ１号の比較例である。実施例ｅ、ｆ、ｇ、ｈは、本発明によるものである。

処方の染み除去性能は、北米条件下で評価した。汚れによる染みのついた、表２及び３に示される布地見本を各処置で洗浄した。製品投与量は、６４．３５Ｌ（１７ガロン）の洗浄水中、各処方に対して４９．６ｇであり、Ｋｅｎｍｏｒｅ６００トップローディング型自動洗濯機、標準サイクル、３２℃（９０°Ｆ）での洗浄、１６℃（６０°Ｆ）でのすすぎ、並びに１０５〜１１２ｐｐｍＣａＣＯ３の水道水アルカリ度（ＥＰＡ法３１０．１により測定）を有する０．１４ｇ／Ｌ（８グレイン／ガロン）及び追加の２．５ｋｇの洗濯バラストを使用し、続いてタンブル乾燥を行った。４枚のＷＦＫＳＢＬ１０９９９検査汚れ（塵埃／皮脂）を、汚れていない１００％木綿のニット、５０％木綿／５０％ポリエステルのニット、及び１００％ポリエステルツイルの試験用布地と共に各回の洗濯物に追加して、汚れの再付着を監視した。染み除去は、画像解析法を使用して測定し、最初に記載した処方については絶対染み除去率、記載した残りの処方については最初の処方との除去の差異として表２及び３に結果を報告した。値が高いほど、高い染み除去を示す。データは、分散分析法を使用して分析した。染み除去値の横の文字は、９５％の信頼水準で、値が、この文字で示される処置の対応する値よりも著しく良好であることを示す。

ＣＩＥ白色度指数値（Ｄ６５照明光）における洗濯前後の差も、追加した試験布地に対して測定した。ΔＷＩＣＩＥ値が大きいほど、汚れの再付着防止性能が高いことを示す。データは、分散分析法を使用して分析した。ΔＷＩＣＩＥ値の横の文字は、９５％の信頼水準で、値が、この文字で示される処置の対応する値よりも著しく良好であることを示す。

表２は、実施例の処方ａ、ｂ、ｅ、及びｆの染み除去値及び白色度維持値を示す。表３は、実施例の処方ｃ、ｄ、ｇ、及びｈの染み除去値及び白色度維持値を示す。

表２及び３は、本発明の処方が比較例の処方よりも、特定の染みの染み除去及び汚れの再付着防止性能の優れた組み合わせをもたらすことを示している。

表４は、国際公開第０６／５５７８８Ａ１号に開示され、当業者に既知の従来の方法で調製した、低ｐＨ処方のｉ、ｊ、ｋ、及びｌを示している。本発明による酸性組成物は、処方ｍに示される。

本明細書で参照されるすべての測定値は、特に指定しない限り、室温（約２１．１℃）及び大気圧でのものである。

本発明の組成物は、本発明の組成物及び本明細書に記載の他の成分を含み得る、本質的にこれらからなり得る、又はこれらからなり得る。本明細書で使用するとき、「から本質的になる」は、組成物又は成分が、追加成分を含み得るが、追加成分が請求項に係る組成物又は方法の基本的かつ新たな特性を実質的に変えない場合に限る。

すべての割合、部、及び比は、特に指定しない限り、本発明の洗濯洗剤組成物の総重量に基づく。特に指定しない限り、記載される成分に関するすべてのかかる重量は、物質の市販形態であり得る担体、希釈剤などを除く。

本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指定しない限り、かかる各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図される。例えば、「４０ｍｍ」として開示された寸法は、「約４０ｍｍ」を意味することを意図する。

あらゆる相互参照又は関連特許若しくは特許出願を含む、本明細書に引用される文献はすべて、明白に除外される、ないしは別の方法で限定される場合を除いて、参照によって本明細書中にその全体を組み込むものとする。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他の任意の参照とのいかなる組み合わせにおいても、かかる発明を教示する、提案する、若しくは開示することを認めるものではない。更に、本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参照により組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいては、本書においてその用語に与えられた定義又は意味が適用されるものとする。

本発明の特定の実施形態が例示され、記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、添付した「特許請求の範囲」は、本発明の範囲内であるかかる変更及び修正のすべてを含むことを意図する。

Claims

酸性洗濯洗剤組成物であって、
ａ）前記洗剤の約２０重量％未満の界面活性剤系であって、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含み、約９．００以上の親水性指数を有する、界面活性剤系と、
ｂ）界面活性剤系の有機酸性化剤に対する比率が約３．０以下である、有機酸性化剤と、
ｃ）前記洗剤組成物の純粋ｐＨを約２．５以上であるが約３．０以下で上昇させるのに必要な量で添加される、アルカリ性中和剤と、
を含む、洗濯洗剤組成物。
前記洗剤組成物が、約１５０〜約１，５００ｍＰａ．ｓの粘度を有する液体洗濯洗剤組成物である、請求項１に記載の洗濯洗剤組成物。
前記有機酸性化剤がクエン酸である、請求項１又は２に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が、洗浄水に添加されたとき、約６．２未満の前記洗浄水ｐＨをもたらすことができる、請求項１〜３のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が、約７００倍に希釈されたとき、約６．５以下のｐＨを有する、請求項１〜４のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が、約０．０１％〜約１％のレオロジー変性剤を更に含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記レオロジー変性剤が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、ジェランガム、グアーガム及びヒドロキシプロピルグアーガム、サクシノグリカン、トリヒドロキシステアリン、エチルアクリレートのコポリマー、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸のアルキルエトキシエステル、並びにこれらの混合物から選択される、請求項６に記載の洗濯洗剤組成物。
前記レオロジー変性剤が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びこれらの混合物から選択される、請求項７に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が実質的に酵素を含まない、請求項１〜８のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が実質的に脂肪酸化合物を含まない、請求項１〜９のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が、約０．５〜約１０％の前記有機酸性化剤を含む、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
前記組成物が、ビルダー、ポリマー、増白剤、香料、及びこれらの混合物から選択される洗濯補助物質を更に含む、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の洗濯洗剤組成物。
布地のくすみを低減する布地の洗濯方法であって、
ａ）請求項１に記載の洗剤組成物を準備する工程と、
ｂ）洗浄水を準備する工程と、
ｃ）前記洗浄水中で約５〜約６．５のｐＨを生じさせるのに十分な量で前記洗剤組成物を前記洗浄水に導入する工程と、
を含む、方法。
前記洗剤組成物の前記洗浄水への導入後に、前記洗浄水が、前記洗浄水の約０．０２〜約４．０重量％の前記洗剤組成物を含む、請求項１３に記載の方法。