JP2022505301A - 布地から染みを除去するための組成物及び方法 - Google Patents

布地から染みを除去するための組成物及び方法 Download PDF

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Abstract

10%~25%の有機酸を有する、汗とアルミニウム化合物との相互作用による染みを布地から除去するための組成物。その製造方法及び使用方法。

Description

本開示は、染み除去組成物に関し、より具体的には、ヒトの汗とアルミニウム化合物を含有する市販の制汗剤との相互作用によって引き起こされる染みを衣類から除去するための組成物及び方法に関する。
多くの市販の制汗剤がクロロヒドロキシアルミニウム及びアルミニウムジルコニウムを利用して毛穴を遮断し、汗を抑制するので、腋窩の染みの問題がある。汗及び他の身体汚れと混ざり合うと、これらのアルミニウム化合物は酸化することが知られており、それによって、衣類上に淡色を有する染みが生成される。漂白剤などの周知の染み除去剤及び布地増白剤は、淡色を除去するのに有効ではなく、染みを布地に永久的に定着させてしまう恐れがある。
加えて、消費者は、自分の時間により多くを望んでいるので、より忙しくなりつつある。例えば、米国では、小児のいる両親が揃っている世帯の60%超が、共働きである。したがって、消費者は利便性を必要としている。これは、設定したら忘れる(簡単である)ことが可能であることを表す。加えて、製品の使用は、便利であり、ユーザにとってシームレスでなければならない。残念ながら、従来の腋窩の染み処理剤の多くは、長期間布地上に放置された場合、布地に対する不可逆的損傷を引き起こす恐れがある。多くのシャツが無地及び/又は色柄を含むので、これは特に当てはまる。別の言い方をすれば、職場環境が平服化するにつれて、色柄を有するワイシャツの使用が増加し、従来の白色のワイシャツの使用は減少している。
従来、染み処理剤は、洗濯室に又は他の洗剤製品と共に保管され、使用される。このように、脱衣時に(寝室又は浴室などで)使用することができ、それによって、脱衣時に布地を処理し、布地に不可逆的損傷を引き起こすことなく、それについて忘れてもいいようになる、腋窩の染み除去製品を生み出す必要性が依然として存在する。有効には、使用済みのひとまとまりの衣類を洗浄するのにユーザにとって都合がよくなるまで、処理された布地を洗濯カゴに入れておくことができる。
汗とアルミニウム化合物との相互作用による染みを布地から除去するための組成物が開示される。組成物は、10%~25%の有機酸と、界面活性剤と、ポリマーと、水と、を含む。
汗とアルミニウム化合物との相互作用による染みを布地から除去するための組成物が更に開示される。組成物は、10%~25%の、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、ギ酸、グルタル酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシ二酢酸、オキシ二コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸-コハク酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される有機酸と、界面活性剤と、ポリマーと、アルカリ化剤と、水と、を含む。
汗とアルミニウム化合物との相互作用によって引き起こされる染みの処理方法が開示される。本方法は、リン酸塩を含まず、かつ、リン酸を含まない組成物を、提供することを含む。リン酸塩を含まず、かつ、リン酸を含まない組成物は、10%~25%の有機酸と、界面活性剤と、ポリマーと、アルカリ化剤と、水と、を含む。本方法は、布地上の1つ以上の染みに直接組成物を塗布する工程と、当該組成物を当該布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と少なくとも5分間相互作用させる工程と、洗濯洗剤を混合した水中で当該布地を洗濯する工程と、を更に含む。
この明細書では、別途記載のない限り、全ての濃度及び比は、染み除去組成物の重量基準である。窒素含有率(%N)などの元素組成は、重量パーセントである。
ポリマーの分子量は、別途に指定のない限り、数平均分子量である。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲で使用される際の冠詞「a」及び「an」は、特許請求又は記載されているもののうちの1つ以上を意味すると理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」は、非限定的であることを意味する。
用語「再生可能な」は、用語「生物を原料とした」、「持続可能な」、「持続可能な由来の」、又は「持続可能な供給源由来の」と同義であり、生物由来の(再生可能な供給源、例えば、植物に由来の)又は「非地質学的由来の」を意味する。「地質学的由来の」とは、例えば、石油化学物質、天然ガス、又は石炭に由来することを意味する。「地質学的由来の」材料は、容易に補充又は再生することができない(例えば、植物又は藻類から製造する油とは対照的である)。
本明細書で使用するとき、用語「再生可能構成成分」とは、再生可能な原料に由来し、再生可能な炭素を含む構成成分を指す。再生可能な原料とは、再生可能な供給源、例えば、植物由来であり、非地質学的由来の原料である。材料は、部分的に再生可能(再生可能炭素含有量が100%未満、再生可能炭素含有量が約1%~約50%)であってもよく、又は100%再生可能(再生可能炭素含有量が100%)であってもよい。再生可能材料を、非再生可能材料と共に配合してもよい。
「再生可能炭素」は、ASTM D6866の「材料の生物を原料としたものの含有量の評価」方法に従って評価され得る。
本明細書で使用するとき、用語「天然油」は、植物又は藻類物質に由来する油を意味する(再生可能油とも呼ばれる)。天然油は、灯油又はその他の化石燃料に基づくものではない。用語「油」としては、油脂、脂肪酸、廃脂、油、又はこれらの混合物が挙げられる。天然油としては、ココナッツ油、ババスオイル、ヒマシ油、藻類副産物、牛脂油、ボラージオイル、カメリナオイル、キャノーラ(登録商標)油、上質ホワイトグリース、コーヒー油、コーン油、クフェアビスコシッシマ(Cuphea Viscosissima)油、月見草油、魚油、ヘンプオイル、肝油、ジャトロファ油、レスケレラフェンドレリ(Lesquerella Fendleri)油、亜麻仁油、ワサビノキ(Moringa Oleifera)油、マスタードオイル、ニーム油、パーム油、エゴマ油、家禽油、米ぬか油、大豆油、烏臼油、ヒマワリ油、桐油、イエローグリース、調理油、及びその他の植物油、堅果油、又は種子油が挙げられるが、これらに限定されない。天然油は典型的に、トリグリセリド、遊離脂肪酸、又はトリグリセリドと遊離脂肪酸との組み合わせ、及びその他の微量化合物を含む。
「実質的に含まない」又は「実質的にない」という用語は、本明細書で使用するとき、ある成分が完全に存在しないこと、又は単に不純物として若しくは別の成分の意図されない副産物としてその最少量であることのいずれかを指す。ある成分を「実質的に含まない」組成物とは、当該組成物が、当該組成物の約0.5重量%、0.25重量%、0.1重量%、0.05重量%、又は0.01重量%未満、又は更には0重量%しか当該成分を含まないことを意味する。
本発明の組成物は、本開示の成分を含んでいてもよく、本質的になっていてもよく、又はそれらからなっていてもよい。
別途記載のない限り、全ての構成成分又は組成物の濃度は、当該構成成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる構成成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
本明細書の全体を通して与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体を通して与えられる全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体を通して与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれる、より狭い全ての数値範囲を、かかるより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
染み除去組成物
本明細書で使用するとき、語句「染み除去組成物」は、汚れた材料を洗浄するように設計された組成物及び製剤を含む。かかる組成物としては、洗濯洗浄組成物及び洗剤、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地消臭組成物、予洗い用洗剤(laundry prewash)、洗濯前処理剤、洗濯添加剤、スプレー製品、ドライクリーニング剤若しくは組成物、洗濯すすぎ添加剤、洗浄添加剤、すすぎ後布地処理剤、アイロン助剤、食器洗浄組成物、硬質表面洗浄組成物、単位用量製剤、遅延送達製剤、多孔性基材若しくは不織シート上又は中に含有される洗剤、及び本明細書の教示を考慮すると当業者には明白であり得るその他の好適な形態が挙げられるが、これらに限定されない。このような組成物を、洗濯前処理剤、洗濯後処理剤として使用してもよく、又は洗濯操作のすすぎ若しくは洗浄サイクル中に添加してもよい。洗浄組成物は、液体、単相若しくは多相の単位用量、パウチ、ゲル、又はペーストから選択される形態を有し得る。組成物が単位用量形態であるとき、組成物は水溶性のフィルム又はパウチに封入されていてよく、当該水溶性のフィルム又はパウチは、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、又はこれらの混合物を含んでいてよい。単位用量形態は、少なくとも2つの区画又は少なくとも3つの区画を含み得る。少なくとも1つの区画は、別の区画と重なり合っていてもよい。
いくつかの態様では、組成物は、当該組成物の約50重量%~約95重量%、又は約60重量%~約90重量%、又は約65重量%~約81重量%の水を含む。いくつかの態様では、組成物は、少なくとも約50%、又は少なくとも約60%、又は少なくとも約70%、又は少なくとも約75%、又は少なくとも約80%、又は少なくとも約85%の水を含む。組成物が濃縮又は単位用量形態であるとき、組成物は、約50%未満の水、又は約30%未満の水、又は約20%未満の水、又は約10%未満の水、又は約5%未満の水を含んでいてよい。
本明細書で開示される染み除去組成物は、0重量%から、約1重量%から、又は約5重量%から、又は約10重量%から、又は約20重量%から、又は約30重量%から、又は約40重量%から、又は約50重量%から約40重量%まで、又は約50重量%まで、又は約60重量%まで、又は約70重量%まで、又は約80重量%まで、又は約90重量%まで、又は約100重量%までの再生可能な成分を含有していてよい。
組成物は、染料を実質的に含まない場合、410~800ナノメートル又は570~690ナノメートルの波長で、1センチメートルのキュベットを使用して、少なくとも約50%の光透過率を有し得る。組成物は、染料を実質的に含まない場合、410~800ナノメートル又は570~690ナノメートルの波長で、1センチメートルのキュベットを使用して、50%超の光透過率、少なくとも約70%の光透過率、又は少なくとも約80%の光透過率を有し得る。
あるいは、この組成物の透明度は、可視光波長(約410~800nm)で0.3未満の吸光率を有するとして測定され得、この値は、上記のキュベット及び波長を用いたときの少なくとも約50%の透過率に相当する。本開示の目的において、可視光範囲内の一波長が、50%よりも高い透過率を有する限り、これは透明/半透明であるとみなされる。
いくつかの態様では、組成物は、単相で存在する。いくつかの態様では、開示される組成物は、22℃で等方性である。本明細書で使用するとき、「等方性」は、透明な混合物が、染料及び/又は乳白剤の非存在下において、Beckman DU分光光度計を用いて標準的な路長10mmのキュベットを介して測定された、570nmの波長で50%を超える透過率(%)を有することを意味する。
洗濯染み除去組成物は、再生可能な脂肪族アルコール由来の界面活性剤を含んでいてよい。組成物は、染料及び増白剤を実質的に含んでいなくてよい。洗濯染み除去組成物は、液体であり得る。
界面活性剤
本発明の製品は、約0.00重量%~、より典型的には約0.10~80重量%の界面活性剤を含み得る。一態様において、かかる組成物は、約5重量%~50重量%の界面活性剤を含んでもよい。使用される界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、両向性(amphoteric)、両性(ampholytic)、双性イオン性、若しくはカチオン性の種類のものであってもよく、又はこれらの種類の界面活性剤の相溶性混合物を含んでもよい。布地ケア製品が洗濯洗剤である場合、アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤が通常用いられる。一方、布地ケア製品が布地柔軟剤である場合、カチオン性界面活性剤が通常用いられる。
非イオン性界面活性剤
好ましくは、本発明の組成物は非イオン性洗浄性界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化脂肪族アルコールが挙げられる。非イオン性界面活性剤は、式R(OC2H4)OHのエトキシル化アルコール及びエトキシル化アルキルフェノールから選択することができ、Rは、約8~約15個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ラジカル、及びアルキル基が約8~約12個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択され、nの平均値は約5~約15である。本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の他の非限定例としては、ShellからのNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC8~C18アルキルエトキシレート、アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であり得るC6~C12アルキルフェノールアルコキシレート、C12~C18アルコール及びBASFからのPluronic(登録商標)などのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC6~C12アルキルフェノールの縮合体、C14~C22中鎖分枝状アルコール(BA)、C14~C22中鎖分枝状アルキルアルコキシレート(BAEX(式中、xは1~30である))、アルキル多糖類。具体的にはアルキルポリグリコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、並びにエーテル末端処理ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。具体的な例としては、ShellからのC12~C15のEO7及びC14~C15のEO7のNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤、HuntsmanからのC12~C14の EO7及びC12~C14のEO9のSurfonic(登録商標)非イオン性界面活性剤が挙げられる。
極めて好ましい非イオン性界面活性剤は、ゲルベアルコールと、アルコール1モル当たり2~18モル、好ましくは2~15モル、より好ましくは5~9モルのエチレンオキシド、又はアルコール1モルあたり7~9モルのエチレンオキシドと、の縮合生成物である。好適な非イオン性界面活性剤としては、BASF製の商標名Lutensol(登録商標)を有するものが挙げられる。Lutensol XP-50は、5個のエトキシ基を含有するゲルベエトキシレートである。Lutensol XP-80は、8個のエトキシ基を含有する。本明細書で用いるのに好適な他の非イオン性界面活性剤としては、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルポリグルコシド、及び脂肪酸グルカミド、ゲルベアルコールベースのアルキルポリグルコシドが挙げられる。
アニオン性界面活性剤
有用なアニオン性界面活性剤は、それら自体がいくつかの異なる種類のものであり得る。例えば、高級脂肪酸類の水溶性塩、すなわち「石鹸」は、本明細書の組成物において有用なアニオン性界面活性剤である。これは、約8~約24個の炭素原子、又は更には約12~約18個の炭素原子を含有する高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びアルキロールアンモニウム塩などのアルカリ金属石鹸を含む。石鹸は、油脂の直接鹸化によって、又は遊離脂肪酸の中和によって作製することができる。特に有用なものは、ココナッツ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウム塩、すなわち、ナトリウム又はカリウムタロー及びココナッツ石鹸である。
好ましいアルキルサルフェートは、C8~18アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC12~15アルキル又はヒドロキシアルキルアルコキシル化サルフェートである。好ましくは、アルコキシル化基はエトキシル化基である。典型的には、アルキルアルコキシル化サルフェートの平均アルコキシル化度は0.5~30若しくは20、又は0.5~10である。アルキル基は、分枝状であっても直鎖状であってもよい。アルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤はアルコキシル化アルキルサルフェートの混合物であってよく、この混合物は、約12~約30個の炭素原子の範囲内の平均(算術平均)炭素鎖長、又は約12~約15個の炭素原子の平均炭素鎖長と、約1モル~約4モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、若しくはこれらの混合物の平均(算術平均)アルコキシル化度、又は約1.8モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、若しくはこれらの混合物の平均(算術平均)アルコキシル化度と、を有する。このアルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤は、約10個の炭素原子~約18個の炭素原子の炭素鎖長と、約0.1~約6モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はこれらの混合物のアルコキシル化度と、を有し得る。アルコキシル化アルキルサルフェートは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はこれらの混合物でアルコキシル化され得る。アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、ピークのあるエトキシレート分布を含み得る。具体例としては、ShellからのNEODOL(登録商標)アルコールから誘導されたC12~C15のEO2.5サルフェート、C14~C15のEO2.5サルフェート、及びC12~C15のEO1.5サルフェート、並びにHuntsmanからの天然アルコールから誘導されたC12~C14のEO3サルフェート、C12~C16のEO3サルフェート、C12~C14のEO2サルフェート、及びC12~C14のEO1サルフェートが挙げられる。AESは直鎖状、分枝状、又はこれらの組み合わせであってよい。アルキル基は、Shellによる商品名Neodol(登録商標)、Sasolによる商品名Safol(登録商標)、Lial(登録商標)、及びIsalchem(登録商標)によって供給されるものなどの合成若しくは天然アルコール、又はココナッツ及びパーム核などの植物油から誘導されるミッドカット(midcut)アルコールから誘導することができる。
その他の有用なアニオン性界面活性剤は、アルキル基が約9個~約15個の炭素原子を直鎖状(直鎖)又は分枝鎖状の構造で含有する、アルキルベンゼンスルホネートのアルカリ金属塩を含み得る。いくつかの例では、アルキル基は、直鎖である。そのような直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、「LAS」として知られている。他の例では、直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、アルキル基中に約11個~14個の平均炭素原子数を有していてよい。具体的な例では、直線状直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、アルキル基中に約11.8個の炭素原子の平均炭素原子数を有し得、C11.8LASと略称され得る。好ましいスルホネートは、C10~13アルキルベンゼンスルホネートである。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができる。好適なLABとしては、商標名Isochem(登録商標)としてSasolによって供給されているもの又は商標名Petrelab(登録商標)としてPetresaによって供給されているものなどの低2-フェニルLABが挙げられ、他の好適なLABとしては、商標名Hyblene(登録商標)としてSasolによって供給されているものなどの高2-フェニルLABが挙げられる。好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、DETAL触媒プロセスによって得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、HFなどの他の合成経路が好適な場合もある。一態様では、LASのマグネシウム塩を用いる。本明細書に用いるのに好適なアニオン性スルホネート界面活性剤としては、C8~C18アルキル又はヒドロキシアルキルスルホネートの水溶性塩、C11~C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、国際公開第99/05243号、同第99/05242号、同第99/05244号、同第99/05082号、同第99/05084号、同第99/05241号、同第99/07656号、同第00/23549号、及び同第00/23548号に記載される変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、メチルエステルスルホネート(MES)、並びにα-オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。これらとしてはまた、10~20炭素原子のパラフィンをスルホン化することによって得られる、モノスルホネート及び/又はジスルホネートであり得るパラフィンスルホネートが挙げられる。スルホネート界面活性剤としては、アルキルグリセリルスルホネート界面活性剤も挙げることができる。
本発明のアニオン性界面活性剤は酸形態で存在してよく、当該酸形態を中和して、本発明の染み除去組成物で使用するのに望ましい界面活性剤塩を形成することができる。典型的な中和剤としては、水酸化物、例えば、NaOH又はKOHなどの金属対イオン塩基が挙げられる。これらの酸形態の本発明のアニオン性界面活性剤及び補助アニオン性界面活性剤又は共界面活性剤を中和するための更なる好ましい剤としては、アンモニア、アミン、又はアルカノールアミンが挙げられる。アルカノールアミンが好ましい。好適な非限定的な例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び当該技術分野で既知のその他の直鎖状若しくは分枝状アルカノールアミンが挙げられ、例えば、極めて好ましいアルカノールアミンとしては、2-アミノ-1-プロパノール、1-アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、又は1-アミノ-3-プロパノールが挙げられる。
染み除去組成物の両向性界面活性剤(Amphoteric Surfactant)
界面活性剤系は、アミンオキシドなどの両向性界面活性剤を含み得る。好ましいアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシド又はアルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、より好ましくはアルキルジメチルアミンオキシド、特にココジメチルアミンオキシドである。アミンオキシドは、直鎖状又は中鎖分枝状アルキル部分を有し得る。
両性界面活性剤(Ampholytic Surfactant)
界面活性剤系は、両性界面活性剤を含み得る。両性界面活性剤の具体的な非限定的な例としては、二級若しくは三級アミンの脂肪族誘導体、又は脂肪族ラジカルが直鎖若しくは分枝鎖であり得る複素環式第二級及び三級アミンの脂肪族誘導体が挙げられる。その脂肪族置換基の1つは、少なくとも約8個の炭素原子、例えば約8~約18個の炭素原子を含んでよく、少なくとも1つは、アニオン性水可溶化基、例えばカルボキシ、スルホン酸塩、硫酸塩を含む。両性界面活性剤の好適な例については、米国特許第3,929,678号の19欄目、18~35行を参照されたい。
双性イオン性界面活性剤
双性イオン性界面活性剤は当該技術分野において既知であり、一般的には、全体としては中性に荷電しているが、少なくとも1つの正に荷電した原子/基、及び少なくとも1つの負に荷電した原子/基を担持する界面活性剤を含む。双性イオン性界面活性剤の例としては、二級及び三級アミン誘導体、複素環式二級及び三級アミン誘導体、又は四級アンモニウム化合物、四級ホスホニウム化合物若しくは三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双性イオン性界面活性剤類の例に関しては、米国特許第3,929,678号の第19欄38行目~第22欄48行目を参照されたい。ベタインには、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタイン、C8~C18(例えば、C12~C18)アミンオキシド、並びにスルホ及びヒドロキシベタイン、例えば、N-アルキル-N,N-ジメチルアミノ-1-プロパンスルホネート(式中、アルキル基は、C8~C18、特定の実施形態では、C10~C14であってよい)が挙げられる。本発明で使用するのに好ましい双性イオン性界面活性剤は、ココアミドプロピルベタインである。
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤の例としては、26個までの炭素原子特定物を有し得る四級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。更なる例としては、a)米国特許第6,136,769号に記載されているアルコキシレート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、b)米国特許第6,004,922号に記載されているジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、c)参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第98/35002号、同第98/35003号、同第98/35004号、同第98/35005号、及び同第98/35006号に記載されているポリアミンカチオン性界面活性剤、d)参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び同第6,022,844号に記載のカチオン性エステル界面活性剤、並びに、e)参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,221,825号及び国際公開第00/47708号に記載されているアミノ界面活性剤、及び特にアミドプロピルジメチルアミン(APA)が挙げられる。有用なカチオン性界面活性剤には、米国特許第4,222,905号(Cockrell,1980年9月16日発行)、及び米国特許第4,239,659号(Murphy,1980年12月16日発行)に記載されているものも含まれ、これらの両方の文献も、参照により本明細書に援用される。第四級アンモニウム化合物は、布地柔軟剤などの布地強化組成物中に存在していてよく、構造NR4+(式中、Rは、アルキル基又はアリール基である)の正に荷電している多原子イオンである第四級アンモニウムカチオンを含む。
キレート剤
好ましくは、組成物は、5%以下のキレート剤及び/又は結晶成長阻害剤を含む。好適な分子としては、銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤並びにこれらの混合物が挙げられる。好適な分子としては、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、サクシネート、これらの塩、及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書に用いるのに好適なキレート剤の非限定的な例としては、エチレンジアミンテトラアセテート、N-(ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロプリオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、エタノールジグリシン、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、エチレンジアミンジスクシネート(EDDS)、ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸(HEDP)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、及び1,2-ジヒドロキシベンゼン(diydroxybenzene)-3,5-ジスルホン酸(Tiron)、これらの塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。タイロン及び他のスルホン化カテコールもまた、有効な重金属キレート剤として用いられ得る。本発明で用いるキレート剤の他の非限定的な例は、米国特許第7445644号、同第7585376号、及び米国特許出願公開第2009/0176684(A1)号に見られる。本明細書に用いるのに好適な他のキレート剤は、市販のDEQUESTシリーズ、並びにMonsanto製、DuPont製、及びNalco,Inc.製のキレート剤である。
FWA
蛍光増白剤若しくはその他の増白剤、又はホワイトニング剤は、組成物の約0.01重量%~約3重量%の濃度で本明細書に記載される洗浄組成物に組み込まれ得る。本明細書で使用してもよい市販の光学的増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチフェン(dibenzothiphene)-5,5-ジオキシド、アゾール、5及び6員複素環、並びに他の様々な剤の誘導体が挙げられるが必ずしもこれらに限定されない副群に分類することができる。そのような増白剤の例は、「The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents」(M.Zahradnik,John Wiley&Sons,New York(1982))に開示されている。本発明の組成物で有用であり得る光学増白剤の具体的な非限定例は、米国特許第4,790,856号、及び同第3,646,015号で特定されるものである。好ましい増白剤としては、4,4’-ビス{[4-アニリノ-6-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-s-トリアジン-2-イル]-アミノ}-2,2’-スチルベンジスルホン酸二ナトリウム、4,4’-ビス{[4-アニリノ-6-モルホリノ-s-トリアジン-2-イル]-アミノ}-2,2’-スチルベンジスルホネート、4,4”-ビス[(4,6-ジ-アニリノ-s-トリアジン-2-イル)-アミノ]-2,2’-スチルベンジスルホン酸二ナトリウム、及び4,4’-ビス-(2-スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムが挙げられる。
審美性着色剤
組成物は、審美性着色剤又は染料を含んでいてよい。審美性着色剤としては、Liquitint(登録商標)ブルーAH、Liquitint(登録商標)ブルーBB、Liquitint(登録商標)ブルー275、Liquitint(登録商標)ブルー297、Liquitint(登録商標)ブルーBB、シアン15、Liquitint(登録商標)グリーン101、Liquitint(登録商標)オレンジ272、Liquitint(登録商標)オレンジ255、Liquitint(登録商標)ピンクAM、Liquitint(登録商標)ピンクAMC、Liquitint(登録商標)ピンクST、Liquitint(登録商標)バイオレット129、Liquitint(登録商標)バイオレットLS、Liquitint(登録商標)バイオレット291、Liquitint(登録商標)イエローFT、Liquitint(登録商標)ブルーBuf、Liquitint(登録商標)ピンクAM、Liquitint(登録商標)ピンクPV、アシッドブルー80、アシッドブルー182、アシッドレッド33、アシッドレッド52、アシッドバイオレット48、アシッドバイオレット126、アシッドブルー9、アシッドブルー1、及びこれらの混合物が挙げられる。
有機酸
染み除去組成物は、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、ギ酸、グルタル酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシ二酢酸、オキシ二コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸-コハク酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の有機酸を含む。好ましくは、染み除去組成物は、酢酸、乳酸、及びクエン酸からなる群から選択される有機酸を含み得る。
本発明の染み除去組成物は、1つ以上の追加の有機酸を含み得る。追加の有機酸は、有機カルボン酸又はポリカルボン酸の形態であってよい。使用することができる有機酸の例としては、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、ギ酸、グルタル酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシ二酢酸、オキシ二コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸-コハク酸、又はこれらの混合物が挙げられる。いくつかの態様では、組成物は、クエン酸などの洗剤ビルダーとしても機能し得る有機酸を含む。
有機酸は、水溶性又は水混和性の酸であってよい。いくつかの態様では、有機酸は、少なくとも約10gの酸/100mLの水、又は少なくとも約30gの酸/100mLの水、又は少なくとも約50gの酸/100mLの水、又は少なくとも約70gの酸/100mLの水、又は少なくとも約85g/100mLの水の、20℃の水への溶解度を有する。いくつかの態様では、組成物は、脂肪酸を実質的に含まない。
有機酸は、低重量酸、例えば、210g/モル未満の分子量を有する酸であってよい。いくつかの態様では、有機酸は、9個以下の炭素原子、あるいは6個以下の炭素原子を有する。染み除去組成物中の有機酸は、4個以下の炭素原子、又は3個以下の炭素原子、又は3個未満の炭素原子を有していてよい。3個未満の炭素原子を有する有機酸の具体例としては、ギ酸及び酢酸が挙げられる。
組成物は、組成物の約6重量%~約30重量%、又は約8重量%~約25重量%、又は約10重量%~約15重量%、又は約12重量%~約17重量%、例えば、13重量%、14重量%、15重量%、16重量%、17重量%、18重量%、19重量%、20重量%、21重量%、22重量%、23重量%、24重量%の有機酸を含んでいてよい。組成物は、組成物の10重量%超、例えば、15重量%超、20重量%超、又は25重量%超の有機酸を含んでいてよい。組成物は、約3以下、例えば、0.1~3、例えば、0.5、1、1.5、2、又は2.5の、界面活性剤系の有機酸に対する比を有し得る。
組成物は、防腐剤を含み得る。好適な防腐剤は、当業者によって選択されてよく、Proxel(商標)(Arch Chemicals/Lonzaから入手可能)を挙げることができる。組成物は、組成物の約0.01重量%~約2.0重量%、又は約0.1重量%~約1.0重量%、又は約0.1重量%~約0.3重量%の防腐剤を含んでいてよい。いくつかの態様では、組成物は、0.01%未満の防腐剤を含む。いくつかの態様では、組成物は、防腐剤を実質的に含まないか、又は好ましくは防腐剤を含まない。
いくつかの態様では、望ましい未希釈pHの組成物を得るために、アルカリ化剤を組成物に添加する。好適なアルカリ化剤としては、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の水酸化物、又はメタノールアミン(MEA)若しくはトリエタノールアミン(TEA)などのアルカノールアミン、あるいはこれらの混合物が挙げられる。いくつかの態様では、組成物は、組成物の約0.25重量%から、又は約0.3重量%から、又は約0.35重量%から、又は約0.4重量%から、約10重量%まで、又は約5重量%まで、又は約2重量%まで、又は約1重量%までのアルカリ化剤、好ましくは水酸化ナトリウムを含んでいてよい。組成物に緩衝能を提供するアルカリ化剤は、硫酸化界面活性剤を安定化させるのを助けるのに特に有用であり得る。
本明細書に記載の染み除去組成物は、組成物の約1重量%~約20重量%、又は約1重量%~約12重量%、又は約1重量%~約10重量%の1つ以上の溶媒を含み得る。液体染み除去組成物、及び液体成分を含む染み除去組成物の他の形態(例えば、液体含有単位用量染み除去組成物)は、1つ以上の溶媒及び水を含有し得る。
好適な溶媒としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルなどのグリセリン誘導体、ペルフッ素化アミン、ペルフッ素化及びヒドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、及びこれらの混合物を含む、親油性流体が挙げられる。メタノール、エタノール、プロパノール、及びイソプロパノールに代表される低分子量の一級又は二級アルコールも好適である。いくつかの例では、界面活性剤を可溶化するために一価アルコールが使用されてよく、2~約6個の炭素原子及び2~約6個のヒドロキシ基を含有するものなどのポリオール(例えば、エチレングリコール、グリセリン、及び1,2-プロパンジオール)もまた使用されてよい。
好適な溶媒としては、エタノール、ジエチレングリコール(DEG)、2-メチル-1,3-プロパンジオール(MPD)、ジプロピレングリコール(DPG)、オリガミン(例えば、ジエチレントリアミン(DETA)、テトラエチレンペンタミン(TEPA))、グリセリン、プロポキシル化グリセリン、エトキシル化グリセリン、エタノール、1,2-プロパンジオール(プロピレングリコールとも呼ばれる)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、2,3-ブタンジオール、セルロース系エタノール、再生可能プロピレングリコール、再生可能ジプロピレングリコール、再生可能1,3-プロパンジオール、洗剤処方に使用されるその他の溶媒、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に記載の染み除去組成物は、約1重量%~約20重量%の、1,2-プロパンジオール、再生可能な1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、再生可能な1,3-プロパンジオール、エタノール、セルロース系エタノール、又はこれらの混合物を含む溶媒を含み得る。本明細書に記載の染み除去組成物は、約1重量%~約18重量%の、1,2-プロパンジオール、再生可能な1,2-プロパンジオール、エタノール、セルロース系エタノール、又はこれらの混合物を含む溶媒を含み得る。本明細書に記載の染み除去組成物は、例えば、約2重量%~約16重量%、例えば、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%、10重量%、11重量%、12重量%、13重量%、14重量%又は15重量%の、1,2-プロパンジオール、再生可能な1,2-プロパンジオール、エタノール、セルロース系エタノール、又はこれらの混合物を含む溶媒を含み得る。
生物を原料としたプロピレングリコールは、米国特許第7,928,148号に記述されており、ADMから入手可能である。生物を原料とした1,3-プロパンジオールは、米国特許第8,436,046号に記述されており、DuPont Tate & Lyle Bio Products Company,LLCから入手可能である。
生物を原料としたプロピレングリコールは、ポリオールの触媒水素化分解(水添分解)により製造されてもよい。触媒水素化分解は、糖、グリセロール、及び/又はグリコールなどのポリオール類を水素と反応させて他のポリオール類を製造するプロセスである。このようにして製造されたポリオールは、出発材料よりも平均分子量の低いいくつかのポリオールの混合物を含むことが多い。水素化分解又は水添分解による、ポリオール(糖及びグリセロールなど)の多価アルコール(プロピレングリコール及びエチレングリコールなど)への変換は、これらのアルコール類だけでなく、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、及び2,4-ペンタンジオールなどのいくつかの他の生成物の形成をもたらす。これらの生成物は、プロピレングリコール及びエチレングリコールにより不純物として回収される。例えば、ソルビトールなどの高級炭水化物の水添分解によりプロピレングリコールを製造する場合、1,2-ブタンジオール、エチレングリコール、1,3-ブタンジオールに加えて、通常3~5重量%の2,3-ブタンジオールが生成される。米国特許第7,928,148号(米国特許第4,935,102号を引用)には、ソルビトールの水添分解により生成されるポリオールのリストが開示されている(表2)。
Figure 2022505301000001
本明細書に記載の染み除去組成物は、約.01%~約0.1%の多価アルコールを含み得る。本明細書に記載の染み除去組成物は、2,3-ブタンジオール、2,3-ペンタンジオール、2,4-ペンタンジオール、1,2-ブタンジオール、2,3-ヘキサンジオール、1,5-ペンタンジオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される多価アルコールを含み得、本明細書に記載の染み除去組成物は、約.01%~約0.1%の2,3-ヘキサンジオールを含み得る。
いくつかの態様では、組成物は水を含み、有機溶媒を実質的に含まない。他の態様では、組成物は、有機溶媒を含み得る。好ましい有機溶媒としては、1,2-プロパンジオール、メタノール、エタノール、グリセロール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール(DEG)、メチルプロパンジオール、及びこれらの混合物が挙げられる。他の低級アルコール、このようなC1~C4アルカノールアミン、例えば、モノエタノールアミン及び/又はトリエタノールアミンを使用してもよい。
いくつかの態様では、組成物は、組成物の約0.05重量%~約25重量%、又は約0.1重量%~約15重量%、又は約1重量%~約10重量%、又は約2重量%~約5重量%の有機溶媒を含む。いくつかの態様では、組成物は、5%未満又は1%未満の有機溶媒を含む。
本開示の組成物は酸性であり、20±2℃の組成物の未希釈溶液中で測定したときに約7未満のpHを有する。いくつかの態様では、組成物のpHは、約2~約6.9、又は約2~約6、又は約2~約5、又は約2.1~約4、又は約2~約3、又は約2.4~約3である。
いくつかの態様では、望ましい未希釈pHの組成物を得るために、アルカリ化剤を組成物に添加する。しかしながら、組成物がアルカリ化剤を含む場合であっても、最終生成物において酸性pHを維持しなければならない。
本明細書において特に明記しない限り、組成物のpHは、20±2℃の組成物の未希釈pHとして定義される。pHを±0.01pH単位まで測定することができる任意の計測器が好適である。Orion meters(Thermo Scientific,Clintinpark-Keppekouter,Ninovesteenweg 198,9320 Erembodegem-Aalst,Belgium)又は等価物が、許容可能な計器である。pH計は、カロメル又は銀/塩化銀基準を有する適切なガラス電極を備えていなければならない。例としては、Mettler DB 115が挙げられる。電極は、製造業者が推奨する電解質溶液中で保管する必要がある。pHは、pHメーター製造業者の標準的な手順に従って測定される。更に、pHアセンブリを設定し較正するには、製造業者の指示に従うべきである。
いくつかの態様では、本発明の染み除去組成物は、少なくとも約1、又は少なくとも約3、又は少なくとも約5のpH7.00に対する予備酸性度(reserve acidity)を有する。いくつかの態様では、本明細書の組成物は、約3~約10又は約4~約7のpH7.00に対する予備酸性度を有する。本明細書で使用するとき、「予備酸性度」とは、7.00のpHを得るのに必要な製品100g当たりのNaOHのグラムを指す。予備酸性度測定は、本明細書で使用するとき、標準化されたNaOH溶液を使用して、製品の1%蒸留水溶液のpH7.00の終点への滴定(標準的な温度及び圧力における)に基づく。理論に束縛されるものではないが、予備酸性度測定は、組成物の酸性化力、又は純水若しくは蒸留水とは対照的に、高希釈度で水道水に添加したときに、組成物が標的酸性洗浄pHを提供する能力の最良の尺度であることが判明している。予備酸性度は、未希釈製品pHに加えて、配合された有機酸の濃度、並びにいくつかの態様では、アルカリ化剤などの他の緩衝剤、例えばアルカノールアミンによって制御される。
本明細書の染み除去組成物は、ゲル又は液体の形態であってよい。いくつかの態様では、組成物は、21.1℃において20s-1で測定された約200cps未満の粘度を有する。いくつかの態様では、組成物は、約30cps~約500cps、又は約50cps~約150cps、又は50cps~約100cpsの粘度を有する。
本明細書で使用するとき、特に具体的に反対の指定がない限り、全ての指定の粘度は、21.1℃の温度において20s-1の剪断速度で測定されるものである。本明細書における粘度は、任意の好適な粘度測定機器、例えば、Carrimed CSL2レオメータで測定することができる。
本発明の組成物は、ビルダー、酵素、安定剤、香料、抑泡剤、汚れ懸濁ポリマー、汚れ放出ポリマー、移染防止剤、ハロゲン化物塩、及び/又はその他の有益剤などの1つ以上の洗濯補助剤を含み得る。いくつかの態様では、組成物は、約0.01%~約50%の洗濯補助剤を含む。以下の開示に加えて、好適な補助剤の更なる説明は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第20130072415(A1)号に見出すことができる。
染み除去組成物は、ビルダーを含み得る。本明細書における好適なビルダーは、アルミノケイ酸塩及びケイ酸塩;炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、及び炭酸ナトリウム又はセスキ炭酸塩以外の炭酸塩鉱物;有機モノ-、ジ-、トリ-、及びテトラカルボキシレート、特に、酸、ナトリウム、カリウム、又はアルカノールアンモニウム塩の形態の水溶性非界面活性剤カルボキシレート、並びに脂肪族及び芳香族のタイプを含むオリゴマー又は水溶性低分子量ポリマーカルボキシレート;並びにフィチン酸からなる群から選択され得る。これらは、例えば、pH緩衝目的のためのホウ酸塩によって、又は硫酸塩、特に硫酸ナトリウム、並びに安定な界面活性剤及び/又はビルダー含有染み除去組成物の工学技術にとって重要であり得る任意の他の充填剤又はキャリアによって補完され得る。
いくつかの態様では、組成物は、低pH環境において安定かつ有効である約0.00001%~約0.01%の活性酵素を含む。好適な酵素には、プロテアーゼ、リパーゼ、並びにアミラーゼ及びセルラーゼを含むカルボヒドラーゼを挙げることができる。
組成物は、香料を含み得、例えば、組成物は、0.1重量%~5重量%の香料、例えば、.5重量%、1重量%、1.5重量%、2重量%、2.5重量%、3重量%の香料を含み得る。香料は、酸安定性香料であってよい。
香料は、精油に由来していてもよく、又は精油を含んでいてもよい。精油としては、タイム、レモングラス、柑橘、レモン、オレンジ、アニス、クローブ、アニシード、シナモン、ゼラニウム、バラ、ミント、ラベンダー、シトロネラ、ユーカリ、ペパーミント、カンファー、サンダルウッド、及びヒマラヤスギが挙げられるが、これらに限定されない。精油の活性物質としては、チモール、オイゲノール、メントール、ゲラニオール、ベルベノン、ユーカリプトール、及びピノカルボン、セドロール、アネトール、カルバクロール、ヒノキチオール、ベルベリン、テルピネオール、リモネンが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの態様では、本明細書に開示される組成物は、香料送達系を含み得る。好適な香料送達系、特定の香料送達系の製造方法、及びそのような香料送達系の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。そのような香料送達系は、香料マイクロカプセルであってよい。香料マイクロカプセルは、香料及びシェルを含むコアを含み得、シェルがコアを封入している。シェルは、アミノプラストコポリマー、アクリル、アクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでいてよい。アミノプラストコポリマーは、メラミン-ホルムアルデヒド、尿素ホルムアルデヒド、架橋メラミンホルムアルデヒド、又はこれらの混合物であってよい。香料マイクロカプセルのシェルは、本明細書に開示される組成物で処理される部位での香料マイクロカプセルの付着及び/又は保持に役立つ1つ以上の材料、例えばポリマーでコーティングされてもよい。ポリマーは、多糖類、カチオン変性デンプン、カチオン変性グアー、ポリシロキサン、ポリジアリルジメチルアンモニウムハライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドとビニルピロリドンとのコポリマー、アクリルアミド、イミダゾール、イミダゾリニウムハライド、イミダゾリウムハライド、ポリビニルアミン、ポリビニルアミンとN-ビニルホルムアミドとのコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるカチオン性ポリマーであってよい。香料マイクロカプセルは、脆くてもよく、及び/又は約10マイクロメートル~約500マイクロメートル若しくは約20マイクロメートル~約200マイクロメートルの平均粒径を有し得る。いくつかの態様では、組成物は、総組成物重量に基づいて、約0.01%~約80%、又は約0.1%~約50%、又は約1.0%~約25%、又は約1.0%~約10%の香料マイクロカプセルを含む。好適なカプセルは、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin USA)から得ることができる。ホルムアルデヒド捕捉剤は、こうした香料マイクロカプセル中で用いてもよいし、こうした香料マイクロカプセルと併せて用いてもよい。
いくつかの態様では、組成物は、抑泡剤を本質的に含まない。いくつかの態様では、組成物は、約0.02%以下の抑泡剤を含む。本明細書で有用な抑泡剤の例としては、シリカ/シリコーンタイプ、シリコーンオイル、分岐アルコール、又はこれらの混合物が挙げられる。いくつかの態様では、組成物は、約0.05%~約1%又は約0.1%~約0.4%の抑泡剤を含む。
本開示の洗剤組成物は、汚れ懸濁ポリマーを含有していてよく、上記のように、いくつかのポリアミン汚れ懸濁ポリマーは、洗浄効果を提供することに加えて、組成物の化学的安定性又は泡立ち効果に寄与し得る。いくつかの態様では、汚れ懸濁ポリマーは、PEIエトキシレート、HMDAジ四級化エトキシレート、そのスルホン化誘導体、疎水変性アニオン性コポリマー、両親媒性グラフトポリマー、又はこれらの混合物から選択される。本明細書で有用な疎水変性アニオン性コポリマーの例としては、Rohm and Haasから市販されているAcusol 480(登録商標)、並びにAlco Chemicalから市販されているAlcosperse(登録商標)725及び747、並びにAlcogum L520が挙げられる。好適なポリマーは、例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7951768号に記載されている。
本開示の組成物は、汚れ放出ポリマーを含有し得る。一態様では、汚れ放出ポリマーは、PETアルコキシレート短ブロックコポリマー、そのアニオン性誘導体、又はこれらの混合物である。
本開示の組成物は、移染防止剤及び/又は染料固定剤を含有し得る。本明細書で有用な移染防止剤の例としては、ポリビニルピロリドン、ポリ-4-ビニルピリジン-N-オキシド、N-ビニル-2-ピロリドンとN-ビニルイミダゾールとのコポリマー、又はこれらの混合物が挙げられる。有用な染料固定剤は、米国特許第6,753,307号に開示されている。
無機塩
組成物は、無機塩を含み得る。無機塩は、硫酸化界面活性剤組成物に安定性効果を提供し得ることが判明している。特定の無機塩は、粘度を構築するのにも役立ち得る。無機塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又はこれらの混合物を含み得る。いくつかの態様では、無機塩は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモニウム、又はこれらの混合物を含む。無機塩は、ハロゲン化物、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、硝酸塩、又はこれらの混合物を含み得る。いくつかの態様では、無機塩は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、又はこれらの混合物であり、いくつかの態様では、無機塩は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、又はこれらの混合物である。組成物は、組成物の約0.1重量%から、又は約0.5重量%から約5重量%まで、又は約3重量%まで、又は約2重量%まで、又は約1重量%までの無機塩を含み得る。
Figure 2022505301000002
比較染み除去
Figure 2022505301000003
目に見える脇下の染みを含有するTシャツ(布地サンプル)の形態の綿100%消費者布地を試験した。布地サンプルを7グレイン/ガロンの水硬度を用いてWhirlpool(登録商標)ドラム式洗濯機において洗浄し、華氏77度で洗浄してよい。試験において脇下の染みに塗布された染み除去剤の総量は、60グラムであった。
標準比色分析測定を使用して、洗浄前と洗浄後の各染みに対するL、a、及びb値を得る。L、a、及びb値から、染みレベルを計算する。
見本からの染み除去は次のように測定された。
Figure 2022505301000004
ΔEinitial=洗浄前の染みレベル
ΔEwashed=洗浄後の染みレベル
以下に示すSRI値は、平均SRIである。洗浄前の布地の染みレベル(ΔEinitial)は高く、洗浄のプロセス中に染みが除去され、洗浄後の染みレベル(ΔEwashed)は下がっている。染みがより良好に除去されるほど、ΔEwashedの値がより小さくなり、ΔEinitialとΔEwashedとの間の差(ΔEinitial-ΔEwashed)がより大きくなる。したがって、染み除去指数の値は、洗浄性能がより良好であるほど大きくなる。
Figure 2022505301000005
上に示すように、実施例1及び実施例2の製剤は、市販の製剤(Deo Go)及び他の競合製剤(Henkel)と比較したときに、1時間の時点で有意に高いSRIスコアを呈する。加えて、上に示すように、塩酸及びホスホン酸を利用する製剤と比較して、1時間の時点であっても有意に良好に機能する、リン酸塩も塩酸も含まない製剤を作製することができる。例えば、Henkel製剤と比較すると、実施例1の製剤は、ほぼ2倍のSRIを有する。加えて、Deo-Goと比較すると、実施例1は、同様に、少なくとも40%高いSRIになった。
理論に束縛されるものではないが、実施例1及び2の組成物は、1時間の浸漬期間だけでなく、2時間、4時間、8時間、12時間、及び24時間でも、競合製剤と比較して同等以上のSRIスコアを呈すると考えられる。
加えて、理論に束縛されるものではないが、実施例1及び2の組成物は、布地を処理し、例えば24時間後などの選択した時間に布地を洗浄することを可能にすると考えられる。別の言い方をすれば、処理されている布地に対して染み除去組成物が例えば繊維分解及び/又は退色などの悪影響を及ぼすことなく、布地を処理し、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、24時間、又は48時間後に洗浄することができる。平均的な消費者は、1週間当たり少なくとも3回洗濯を行うため、実施例1及び2の組成物によって、ユーザが使用後脱衣する際に布地を処理し、この処理が布地に悪影響を与えるのではないかと心配する必要なく、洗濯を行うことを選択するまで、洗濯カゴ又は使用済み衣類の山積みの傍らに置いておくことができるようになる。
理論に束縛されるものではないが、リン酸塩を含まない処方を利用することにより、布地又は布地の色に悪影響を及ぼすことなく、染みの付いた布地上に少なくとも1時間超という長時間にわたって放置することができる染み除去組成物を処方することができると考えられる。別の言い方をすれば、実施例1及び2の製剤は、布地内の1種以上の染料と不可逆的に相互作用しないと考えられる。
実施例1及び2の開示された製剤について上記した効果は、例えば、ブルーカッパー、アシッドバイオレット、リアクティブブラック5、及び/又はインジゴ染料などの様々な布地染料に対する様々な組成物の効果を試験することによって例証することができる。効果は、分光光度計を使用して測定し、LAB測定値のΔEを使用して定量化することができる。
本明細書で使用するとき、当業者には周知となるように、「Lh色空間」及び「L色空間」は、染色された物品の色又は色の変化を測定するために、Hunter Associates Laboratoryにより開発され、国際照明委員会(Commission Internationale d'Eclairage(「CIE」))によって推奨されている3次元比色分析モデルである。CIE L色空間(「CIELAB」)は、3回転軸を有するスケールを有し、L軸は色空間の明度を表し(黒色はL=0、白色はL=100)、a軸は赤色から緑色までの色空間を表し(赤色はa>0、緑色はa<0)、b軸は黄色から青色までの色空間を表す(黄色はb>0、青色はb<0)。Lh色空間は、極性色空間を有するほぼ均一なスケールである。CIE Lh色空間(「CIELCh」)スケール値は、機器で測定され、またCIELABスケール値から計算することもできる。用語の定義及び式の導出は、Hunter Associates Laboratory,Inc.から、及びwww.hunterlab.comから入手可能であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
布地上への染料の退色の量は、例えば、コニカミノルタ株式会社(東京、日本)により製造された分光光度計(例えば、分光光度計CM-3610d)を介して測定したときの布地の処理前後のLhの変化の観点で記載することができ、dE値として報告される。本明細書で使用するとき、dE値は、初期Lh値と最終Lh値との間のLh空間における距離に関連するベクトルを含む。試験布地ごとにL測定値の平均を求め、1例あたり1枚以上の布地を測定する。
相対的に高いdE値は、より大きな色変化に対応し、布地上における染料の退色がより大きいことを示す。
これらの結果は、市販されている及び市販されていない先行教示の製剤と比較して、本明細書に開示される組成物の驚くべき染み除去効果を示す。
使用方法:
既に開示したように、染み処理組成物は、組成物を布地上の所望の染みと接触して配置させ、組成物をある期間にわたって染み上に留まらせ、未来の時点で染みを含有する布地を洗浄することによって使用することができる。組成物を噴霧する、組成物をこすりつける、組成物を注ぐ、組成物を含む容器に染みを浸漬する、及び/又は提示される選択肢の組み合わせによって、組成物を接触して配置させることができる。染みを組成物と接触して配置させると、例えば、1時間~48時間、1.5時間~48時間、2時間~36時間、例えば、2時間、4時間、8時間、12時間、24時間、48時間、又は1時間~48時間の間の任意の間隔など、1時間以上の期間、組成物が染み上に留まることができる。組成物は、染み上に留まっている間、布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と相互作用し得る。同時に、1種以上のアルミニウム化合物とは相互作用するが、組成物は、布地内の1種以上の染料と不可逆的に相互作用しない。布地は、洗濯洗剤を用いて冷水、温水、又は熱水中で洗浄又は洗濯してよい。
組成物のパッケージ化
本明細書に記載の染み除去組成物は、紙、板紙、プラスチック材料、及び任意の好適な積層体から構築されるものを含む任意の好適な容器にパッケージ化することができる。
本明細書に記載される染み除去組成物は、多区画染み除去組成物としてパッケージ化してもよい。
本開示は、また、透明ボトル入りの透明又は半透明の液体洗濯染み除去組成物であって、約1重量%~約20重量%の、式R-(OCHCH-O-SOM(式中、Rは、約C~約C20の偶数の炭素鎖長からなる非石油由来の直鎖又は分枝状の脂肪族アルコールであり、xは、約0.5~約8であり、Mは、アルカリ金属又はアンモニウムカチオンである)のアルキルエーテルサルフェートと、約1重量%~約15重量%の、式R-(OCHCH-OHの脂肪族アルコールエトキシレート(式中、Rは約C10~約C18の偶数の炭素鎖長からなる非石油由来の直鎖又は分枝状の脂肪族アルコールであり、yは約0.5~約15である)と、約0.1重量%~約5重量%のアミンオキシドと、約0.1%~約5%の洗浄ポリマーと、約1重量%~約15重量%の、1,2-プロパンジオールを含む溶媒と、水と、を含み、410~800ナノメートルの波長で1cmのキュベットを使用して約50%以上の光透過率を有し、当該透明ボトルが410~800nmの波長で25%を超える光透過率を有する、透明又は半透明の組成物に関する。
使用することができる透明ボトル材料としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)及び/又はポリエチレンテレフタレート(PETE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、並びにポリスチレン(PS)が挙げられるが、これらに限定されない。
透明ボトル又は容器は、スペクトルの可視部分(約410~800nm)において、約25%超、又は約30%超、又は約40%超、又は約50%超の透過率を有し得る。あるいは、ボトルの吸光率は、約0.6未満として測定され得、又は約25%超の透過率を有することにより測定され得、透過率%は、以下に等しい。
Figure 2022505301000006
本開示の目的において、可視光線範囲内のある波長が、約25%を超える透過率を有する限り、これは透明/半透明であるとみなされる。
容器又はボトルは、家庭用の液体を貯蔵及びパッケージ化するのに好適な任意の形状又はサイズであってよい。例えば、容器は任意のサイズを有していてよいが、通常、容器は、約0.05~約15L、又は約0.1~約5L、又は約0.2~約2.5Lの最大容量を有する。容器は、容易に取り扱うのに好適であり得る。例えば、容器は、容器を片手で容易に持ち上げたり運搬したりすることができるようなかかる寸法のハンドル又は部品を有してもよい。容器は、液体染み除去組成物を注ぐために好適な手段、及び容器の再閉鎖するための手段を有していてもよい。注ぐ手段は、任意のサイズ又は形態であってよい。閉鎖手段は、任意の形態又はサイズ(例えば、容器を閉じるために容器に螺合又はクリックされる)であってよい。閉鎖手段は、容器から取り外すことができるキャップであってもよい。あるいは、キャップは、容器が開いているか閉じているかを問わず、容器に取り付けられていてもよい。閉鎖手段は、容器に組み込まれていてもよい。
本開示の組成物は、米国特許第4,990,280号、米国特許出願公開第20030087791(A1)号、米国特許出願公開第20030087790(A1)号、米国特許出願公開第20050003983(A1)号、米国特許出願公開第20040048764(A1)号、米国特許第4,762,636号、米国特許第6,291,412号、米国特許出願公開第20050227891(A1)号、欧州特許第1070115(A2)号、米国特許第5,879,584号、米国特許第5,691,297号、米国特許第5,574,005号、米国特許第5,569,645号、米国特許第5,565,422号、米国特許第5,516,448号、米国特許第5,489,392号、及び米国特許第5,486,303号に記載されているものなどの従来の方法に従って処方することができ、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
本開示の染み除去組成物は、布地の洗浄、処理及び/又は前処理に使用することができる。いくつかの態様では、本開示は、表面を本発明の染み除去組成物と接触させる工程を含む、表面を処理する方法を提供する。典型的には、布地の少なくとも一部分を、未希釈形態で又は液、例えば洗浄液で希釈して、前述の染み除去組成物と接触させ、次いで、任意に当該布地を洗浄及び/又はすすいでもよい。一態様では、任意に布地を洗浄及び/又はすすぎ、前述の染み除去組成物と接触させ、次いで、任意に洗浄及び/又はすすぎを行う。別の態様では、染み除去組成物を汚れた布地上に塗布し、布地に作用するように放置した後、布地を洗浄する。組成物は、乾燥するまで、又はより長時間にわたって、又は約1分間~約24時間、又は約1分間~約1時間、又は約5分間~約30分間、布地と接触したままであってよい。既に開示した通り、布地を洗濯する最大48時間前に、組成物を布地に塗布してよい。本開示の目的のため、洗浄は、こすり洗い、ブラシ洗い、及び機械的攪拌を含むが、これらに限定されない。典型的には、洗浄及び/又はすすぎの後に、布地を乾燥させる。布地は、洗濯又は処理できるほとんどあらゆる布地を含むことができる。洗浄は、例えば、従来の布地洗濯自動洗浄機又は手洗い方法で行ってよい。有効量の染み除去組成物を水に添加して、約200~約15,000ppm、又は更には約300~約7,000ppmの染み除去組成物を含み得る水性洗濯溶液を形成してよい。
組み合わせ:
A.汗とアルミニウム化合物との相互作用による染みを布地から除去するための組成物であって、
10%~25%の有機酸と、
界面活性剤と、
ポリマーと、
水と、を含む、組成物。
B.当該組成物が、染料を更に含む、段落Aに記載の組成物。
C.当該組成物が、リン酸塩を含まず、かつ、いかなるリン酸も含まない、段落A又はBに記載の組成物。
D.当該組成物が、キレート剤を含む、段落A~Cのいずれかに記載の組成物。
E.当該組成物が、5%までの当該キレート剤を含む、段落Dに記載の組成物。
F.当該界面活性剤が、当該組成物の0.01重量%~50重量%の量で存在する、段落A~Eのいずれかに記載の組成物。
G.当該有機酸が、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、ギ酸、グルタル酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシ二酢酸、オキシ二コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸-コハク酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される、段落A~Fのいずれかに記載の組成物。
H.汗とアルミニウム化合物との相互作用によって引き起こされる染みを処理する方法であって、
請求項A~Gのいずれかに記載の組成物を提供する工程と、
布地上の1つ以上の染みに直接当該組成物を塗布する工程と、
当該組成物を当該布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と少なくとも5分間相互作用させる工程と、
洗濯洗剤を混合した水中で当該布地を洗濯する工程と、を含む、方法。
I.当該組成物を当該布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と1時間超相互作用させることを更に含む、段落Hに記載の方法。
J.当該組成物を当該布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と1.5~48時間相互作用させることを更に含む、段落H又はIに記載の方法。
K.当該組成物が、布地内の1種以上の染料と不可逆的に相互作用しない、段落Jに記載の方法。
L.当該1種以上の染料が、リアクティブブラック5、ブルーカッパー染料、アシッドバイオレット4、硫黄染料、及びインジゴ染料、並びにこれらの組み合わせからなる、段落Kに記載の方法。
M.リン酸塩を含まず、かつ、いかなるリン酸も含まない組成物が、キレート剤を更に含む、段落H~Lのいずれかに記載の方法。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、そのような各寸法は、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される文書又は関連特許若しくは出願を含めた、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外されるか又は特に限定されない限り、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
以上、本開示の特定の実施形態について図示、説明したが、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び改変が可能である点は当業者には明白であろう。したがって、本開示の範囲内に属する全てのそのような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (13)

  1. 汗とアルミニウム化合物との相互作用による染みを布地から除去するための組成物であって、
    10%~25%の有機酸と、
    界面活性剤と、
    ポリマーと、
    水と、を含む、組成物。
  2. 前記組成物が、染料を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、リン酸塩を含まず、かつ、いかなるリン酸も含まない、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記組成物が、キレート剤を更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記組成物が、5%までの前記キレート剤を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記界面活性剤が、前記組成物の0.01重量%~50重量%の量で存在する、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記有機酸が、酢酸、アジピン酸、アスパラギン酸、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、ギ酸、グルタル酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、オキシ二酢酸、オキシ二コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、酒石酸、酒石酸二コハク酸、酒石酸-コハク酸、又はこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 汗とアルミニウム化合物との相互作用によって引き起こされる染みを処理する方法であって、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物を提供する工程と、
    前記布地上の前記1つ以上の染みに直接前記組成物を塗布する工程と、
    前記組成物を前記布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と少なくとも5分間相互作用させる工程と、
    洗濯洗剤を混合した水中で前記布地を洗濯する工程と、を含む、方法。
  9. 前記組成物を前記布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と1時間超相互作用させることを更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記組成物を前記布地の染みの付いた領域における1種以上のアルミニウム化合物と1.5~48時間相互作用させることを更に含む、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記組成物が、前記布地内の1種以上の染料と不可逆的に相互作用しない、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記1種以上の染料が、リアクティブブラック5、ブルーカッパー染料、アシッドバイオレット4、硫黄染料、及びインジゴ染料、並びにこれらの組み合わせからなる、請求項11に記載の方法。
  13. リン酸塩を含まず、かつ、いかなるリン酸も含まない組成物が、キレート剤を更に含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
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