JP2015508368A - 追加空間割当て要請のための画像を含むエレベータ乗客インターフェース - Google Patents

Abstract

例示的なエレベータ行先入力システムは、エレベータかご上で乗客に同伴する、少なくとも１つ以上の品目の視覚表現を提示する、乗客インターフェース装置を含む。乗客インターフェースは、乗客が、視覚表現を選択できるようにする。制御器は、エレベータサービスへの乗客要請の指示と、選択される視覚表現に関する乗客インターフェース装置からの指示とを受け取るように設定される。制御器は、選択される視覚表現に対応する所定の空間情報に基づき、その品目を収容するために必要とされるエレベータかご内の空間量を決定する。制御器は、割り当てされたかごが乗客と品目とを収容するために十分な空間を有するという決定に基づき、乗客要請に対してかごを割り当てする。

Description

本願は、追加的な空間の割り当て要請のための画像を含むエレベータ乗客インターフェースに関する。

最新のエレベータシステムは、乗客が、種々の方法でエレベータサービスを要請することを可能にする。あるシステムは、乗客が、特定の乗場から上または下へと移動する要望を示すことができる、従来のホール呼びボタンを提供する。エレベータかごの中にあるかご操作パネルは、乗客が、乗客が移動を要望する階を示すことを可能にする。他のシステムは、乗客がエレベータかごに乗る前に、乗客が要望の行先を示すことを可能にする、行先入力乗客インターフェースを含む。前記システムは、公知のかご割り当てアルゴリズムに従って、エレベータかごを各々の乗客に割り当てる。

行先入力システムは、例えば、より効率的に、より大きい輸送量を処理すること、およびエレベータロビーの混雑を回避することにより、乗客のため、エレベータサービスを向上させることができる。

米国特許出願公開第２００９／０３０８６９５号

しかしながら、かかるシステムにより提示される１つの問題は、任意の特定の乗客の実際の空間要求に関する、いずれの情報もなく、かご割り当てが行われることである。乗客が大きい品目、またはエレベータかご上に同乗する他の人を有する場合、その空間要求は、かご割り当てアルゴリズムにより考慮されない。したがって、混雑するエレベータかごを有する可能性がある。

この状況に取り組む１つの試みが、米国特許出願公開第２００９／０３０８６９５号に開示されている。その解決方法は、乗客が、エレベータかご上での追加空間の必要性を示すことを可能にする。

例示的なエレベータ行先入力システムは、エレベータかご上で乗客に同伴する、少なくとも１つの品目の視覚表現を提示する、乗客インターフェース装置を含む。この乗客インターフェースは、乗客が、視覚表現を選択することを可能にする。制御器は、エレベータサービスへの乗客要請の指示と、選択される視覚表現に関する乗客インターフェース装置からの指示とを受け取るように設定される。制御器は、選択される視覚表現に対応する、所定の空間情報に基づき、品目を収容するために必要とされる、エレベータかご内の空間量を決定する。制御器は、割り当てされたかごが乗客と品目とを収容するために十分な空間を有するという決定に基づき、乗客要請に対して、かごを割り当てする。

例示的なエレベータ行先入力システムにおける、かご割り当て制御の方法は、乗客インターフェース上で、エレベータかご上で乗客に同伴する、少なくとも１つの品目の視覚表現を提供することを含む。乗客が、選択される視覚表現に対応する、エレベータかご上で乗客に同伴する少なくとも１つの品目を、乗客が有することを示すために、乗客インターフェースを使用したと決定する。品目を収容するために必要とされるエレベータかご内の空間量は、選択される視覚表現に対応する所定の空間情報に基づき、決定される。必要とされる空間が利用可能なエレベータかごが、乗客に対して割り当てされる。

開示される例示的な実施形態の種々の特徴および利点は、以下の発明を実施するための形態から、当業者にとり明らかになるであろう。発明を実施するための形態に付随する図面は、以下に簡潔に記載され得る。

本発明の実施形態に従って設計されるエレベータシステムの、選択された一部分の概略例解図。 図１の例で有用な例示的な乗客インターフェースの概略例解図。

図１は、エレベータシステム２０の選択された一部分を概略的に示す。乗客インターフェース２２は、乗客２４がエレベータサービスの要請を行うことを容易にする。説明される例において、乗客インターフェース２２は、乗客２４がエレベータかごに入る前に乗客２４が所望の行先を示す、行先入力システムの一部である。

入力部分２６は、乗客が、乗客２４が移動を望む建物の特定の階を示すことを可能にする。いくつかの例においては、入力部分２６は、キーパッドを備える。表示部２８は、乗客インターフェース２２を使用するための説明のような情報、例えば、かごＡ、Ｂ、Ｃ、またはＤのうちどれが、その乗客を所望の行先へと運ぶために割り当てされるかを、乗客２４に提供する。いくつかの例においては、表示部２８は、入力構成要素として使用可能なタッチ画面を備える。

乗客インターフェース２２は、各々の乗客の任意の特別な空間要求を考慮に入れる、エレベータかごの割り当てを容易にする。表示部２８は、エレベータかご上で乗客に同伴する、少なくとも１つの品目の視覚表現を提示する。乗客インターフェース２２は、乗客２４が、かかる品目に対応する適切な視覚表現を選択することを可能にする。説明される例は、３０、３２、３４、および３６に概略的に示される４つの視覚表現を含む。視覚表現の各々は、例えば、特定の１つまたは複数の品目に対応する画像またはアイコンを備える。いくつかの例においては、視覚表現の少なくとも１つは、入力部２６の一部である専用のボタン上に含まれる。

制御器４０は、乗客インターフェース２２を通して入力されるエレベータサービスへの乗客要請の指示を受け取るように、および、公知のアルゴリズムであり得る選択される行先発送アルゴリズムに従って、エレベータかご割り当てを行うように設定される。制御器４０は、選択される視覚表現に関する乗客インターフェース２２からの指示も受け取る。制御器４０は、選択される視覚表現に対応する所定の空間情報に基づき、その品目を収容するために必要とされるエレベータかご内の空間量を決定する。制御器４０は、割り当てされたかごが乗客と品目とを収容するために十分な空間を有するという決定に基づき、乗客要請に対してかごＡ〜Ｄを割り当てる。

説明される例の１つの特徴は、視覚表現が、乗客がエレベータかご上への持ち込みを所望する１つまたは複数の品目と対応することである。図２は、乗客によりエレベータ上に持ち込まれるかもしれない品目に対応する、複数の視覚表現を含む例示的な表示画面２８を説明する。本例では、視覚表現のうちのいくつかは異なる品目に関連し、一方で、他の視覚表現は異なる数の同じ種類の品目に関連する。乗客２４は、乗客がエレベータかご上に持ち込むものに対応する視覚表現を容易に選択することができる。

本例は、単一荷物の第１の視覚表現４２を有する。別の視覚表現４４は２つの荷物に対応し、また一方で、第３の視覚表現４６は３つの荷物を示す。２つの荷物を有する乗客は、表示部２８がタッチ画面を有する場合は、画面の対応部分をタッチすることで視覚表現４４を選択することができる。他の技術が、適切な視覚表現を選択するために使用される可能性がある。

制御器４０は、視覚表現の各々に対応する空間量に関する情報を有する。乗客が選択する視覚表現がある場合はそれがどれかにより、制御器４０は、その乗客に対してかごの割り当てを行うとき、その乗客に対してどの程度の空間を割り当てるかを決定する。制御器４０は、同じかごに対する更なる割り当てを検討するとき、そのかごが乗客の意図する行先に到着するまで、それらの空間要求に関する情報を維持する。

説明される例は、荷物カート４８、食事サービスカート５０、および、洗濯物カートまたは清掃カートのような管理品目５２の視覚表現も含む。視覚表現４２〜５２の各々は、例えばホテル建物において有用である。他の例示的な視覚表現は、例えば事務所または病院環境において有用である。視覚表現５４は、例えば配達のため、または郵便カートとして利用され得るカートを示す。視覚表現５６は、１つの小包を示し、視覚表現５８は、複数の小包を示す。視覚表現６０は、車椅子を示し、視覚表現６２は、病床または救急車用車輪付き担架を示す。

開示される実施形態は、特定の状況の必要性により、特別仕様の視覚表現の使用を可能にする。例えば、海岸に位置する建物内の乗客インターフェース２２は、サーフボードまたは潜水用具の視覚表現を含んでもよい。スキーリゾート付近の建物内の乗客インターフェース２２は、例えばスキー板またはスノーボードの視覚表現を含んでもよい。各々の場合において、制御器４０は、各々のかかる品目を収容するために必要とされる適切な空間量に関する情報を有する。

他の視覚表現は、乗客に同伴する個人の数を示す。例えば、乗客は、本人と一緒の友人または家族を有してもよく、本人と一緒の人の数を示す視覚表現を選択することができる。これは、制御器４０が割り当てのエレベータかご上に乗る人数を知るように、彼らの各々が自身の要請を行う必要性を除去する。

視覚表現の各々は、表現される品目を収容するために必要な異なる空間量に対応する。制御器４０は、各々のかかる品目のために、エレベータかご上で必要とされる適切な空間量に関する所定の情報を有する。制御器４０は、上で説明されるとおりに、その情報を使用する。説明される例は、したがって、１つまたは複数の品目によって、エレベータかご内の適切な空間量を取り置くかご割り当てを容易にする。乗客は、適切な視覚表現を選択することで、容易に追加空間の必要性を示すことができる。

前述の説明は、制限的なものではなく、むしろ例示的なものである。本発明の本質から必ずしも逸脱しない、開示される例に対する変形および修正が、当業者にとって明らかになるであろう。本発明に与えられる法的保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を研究することによってのみ、決定され得る。

Claims (20)

1. エレベータ行先入力システムであって、
   エレベータかご上で乗客に同伴する少なくとも１つの品目の視覚表現を提示する乗客インターフェース装置と、
   制御器と、
   を備え、
   前記乗客インターフェース装置により、前記乗客は前記視覚表現を選択でき、
   前記制御器は、
   エレベータサービスへの乗客要請の指示と、選択される視覚表現に関する前記乗客インターフェース装置からの指示と、を受け、
   前記選択される視覚表現に対応する、所定の空間量情報に基づき、前記品目を収容するために必要とされる、エレベータかご内の空間量を決定し、
   割り当てられたかごが、前記乗客と前記品目とを収容するために十分な空間量を有するという決定に基づき、乗客要請に対して前記かごを割り当てるように構成されていること特徴とするエレベータ行先入力システム。
2. 前記制御器は、前記乗客が意図する行先へと運ばれるまで、前記割り当てされたかごに対していずれかの後続の割り当てを行うかどうかの決定時に、前記品目を収容するための前記空間量に関する情報を使用する、請求項１に記載のシステム。
3. 前記乗客インターフェースは、異なる寸法の品目にそれぞれ対応する、複数の視覚表現を提示する、請求項１に記載のシステム。
4. 前記視覚表現の各々は、異なる品目に関連する、請求項３に記載のシステム。
5. 前記視覚表現が、
   車椅子、
   ルームサービスカート、
   洗濯物カート、
   清掃カート、
   管理品目、
   小包、
   荷物、
   荷物カート、および、
   別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項４に記載のシステム。
6. 前記視覚表現が、
   車椅子、
   郵便カート、
   配達カート、
   小包、
   管理物、および、
   別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項４に記載のシステム。
7. 前記視覚表現が、
   車椅子、
   ベッド、
   医療機器カート、
   食事カート、
   清掃カート、
   洗濯物カート、
   管理品目、および、
   別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項４に記載のシステム。
8. 前記視覚表現のうちの少なくともいくつかは、各々、異なる数の品目を表現する、請求項３に記載のシステム。
9. 前記視覚表現のうちの前記いくつかは、異なる数の、
   乗客、
   小包、および、
   荷物、のうちの少なくとも１つを含む、請求項８に記載のシステム。
10. 前記乗客インターフェースは、前記乗客が、エレベータかご上で品目を収容するために割り当てられる空間を必要とすることを示す乗客入力に応答して、利用可能な視覚表現のメニューを提示し、
    前記乗客インターフェースは、前記乗客入力に基づき、複数の予め設定された表現のうちのどれを前記メニューの中で提示するかを決定する、請求項１に記載のシステム。
11. エレベータ行先入力システムにおいてかご割り当てを制御する方法であって、
    乗客インターフェース上で、エレベータかご上で乗客に同伴する、少なくとも１つの品目の視覚表現を提供するステップと、
    乗客が、選択される視覚表現に対応する、エレベータかご上で前記乗客に同伴する少なくとも１つの品目を、前記乗客が有することを示すために、前記乗客インターフェースを使用したことを決定するステップと、
    前記選択される視覚表現に対応する所定の空間情報に基づき、前記品目を収容するために必要とされる、エレベータかご内の空間量を決定するステップと、
    前記乗客に対して、利用可能な前記必要とされる空間を有するエレベータかごを割り当てるステップと、
    を含む、方法。
12. 前記乗客が意図する行先へと運ばれるまで、前記割り当てされたかごに対していずれかの後続の割り当てを行うかどうかの決定時に、前記必要とされる空間に関する情報を使用すること、を含む、請求項１１に記載の方法。
13. 異なる寸法の品目にそれぞれ対応する、複数の視覚表現を提供することを含む、請求項１１に記載の方法。
14. 前記視覚表現の各々は、異なる品目に関連する、請求項１３に記載の方法。
15. 前記視覚表現が、
    車椅子、
    ルームサービスカート、
    洗濯物カート、
    清掃カート、
    管理品目、
    小包、
    荷物、
    荷物カート、および、
    別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記視覚表現が、
    車椅子、
    郵便カート、
    配達カート、
    小包、
    管理物、および、
    別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項１４に記載の方法。
17. 前記視覚表現が、
    車椅子、
    ベッド、
    医療機器カート、
    食事カート、
    清掃カート、
    洗濯物カート、
    管理品目、および、
    別の乗客、のうちの少なくとも２つの表現を含む、請求項１４に記載の方法。
18. 前記視覚表現のうちの少なくともいくつかは、各々、異なる数の品目を表現する、請求項１３に記載の方法。
19. 前記視覚表現は、異なる数の、
    乗客、
    小包、および、
    荷物、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１８に記載の方法。
20. 前記乗客が、エレベータかご上で品目を収容するために割り当てられる空間を必要とすることを示す、乗客入力に応答して、利用可能な視覚表現のメニューを提示することと、
    前記乗客入力に基づき、複数の予め設定された表現のうちのどれを前記メニューの中で提示するかを決定することと、
    を含む、請求項１１に記載の方法。

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