JP2015508084A - 3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースの製造方法 - Google Patents

3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースの製造方法 Download PDF

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Abstract

3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースを製造する方法を提供する。上記方法は、(1)ベンゾイルおよびメチルスルホニルにより3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノース(III)のヒドロキシルを保護して6−O−ベンゾイル−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−5−O−メチルスルホニル−α−D−グルコフラノース(V)を得る工程と、(2)アルカリ条件下で化合物(V)を環化反応させて5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノース(VI)を得る工程と、(3)化合物(VI)を開環反応させて3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースを得る工程と、を含む。

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、製薬の分野に関する。具体的には、本発明は、3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースを製造する新しい方法に関する。
〔背景技術〕
哺乳動物におけるムコ多糖体としては、ヘパリン、ヘパリン硫酸(heparin sulfate)、デルマタン硫酸塩などが挙げられ、さまざまな生理学的プロセスにおいて重要な役割を果たす。また、L−イズロン酸ユニットは、上記ムコ多糖体の重要な成分である。糖化学においてイドースのフラグメントを合成することは常に困難なことであり、このことがヘパリン様分子の人工的な合成に関する研究の発展を制限し、薬剤「フォンダパリヌクスナトリウム」の合成においてボトルネックの一つとなってきた。
L−イドースの誘導体を製造するための利用可能な方法には、(i)グルコースの5,6環外二重結合に対するヒドロホウ素化−酸化反応によって5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる方法(Hinou, Hiroshi; Kurosawa, Hidehiro; Matsuoka, Koji; Terunuma, Daiyo; Kuzuhara, Hiroyoshi; Tetrahedron Lett. 1999, 40, 1501; Hung, S. C.; Thopate, S. R.; Chi, F. C.; Chang, S. W.; Lee, J. C.; Wang, C. C.; Wen, Y. S. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 3153)、(ii)5−ブロモ−グルクロン酸のフリーラジカル反応を介した異性化によって立体配置を反転させる方法(Chiba, T.; Sinay, P. Carbohydr. Res. 1986, 151, 379)、(iii)シアノ、(PhS)CLiなどのアニオンの使用によって5位においてキラリティーを構築し、アルデヒドに不斉付加を行う方法(Lubineau, A.; Gavard, O.; Alais, J.; Bonnaffe, D. Tetrahedron Lett. 2000, 41, 307; Jarosz, S. Carbohydr. Res. 1987, 166, 211; Kapeller, D. C; Hammerschmidt, F. Tetrahedron 2010, 66, 591)、(iv)グルコースまたはグルクロン酸のトリフルオロメタンスルホン酸エステルまたはメタンスルホン酸エステルに求核置換を行い、5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる方法(Orgueira, H. A.; Bartolozzi, A.; Schell, P.; Litjens, R. E. J. N.; Palmacci, E. R.; Seeberger, P. H. Chem. Eur. J. 2003, 9, 140; Ke, W.; Whitfield, D. M.; Gill, M.; Larocque, S.; Yu, S. Tetrahedron Lett. 2003, 44, 7767; Tadano, K., Idogaki, Y., Yamada, H., Suami, T. J. Org. Chem. 1987, 52, 1201; Barroca, N.; Jacquinet, J. C. Carbohydr. Res. 2000, 329, 667)が含まれる。これらの方法では、収率が低く、経路が長く、運用が難しく、費用が高く、その後に続く保護基を区別する作業が相対的に困難である。上記利用可能な方法には、さらに、酸によるエポキシ基の開環を活用することで5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる方法(Van Boeckel, C. A. A.; Beetz, T.; Vos, J. N.; De Jong, A. J. M.; Van Aelst, S. F; Van den Bosch, R. H.; Mertens, J. M. R.; Van der Vlugt, F. A. J. Carbohydr. Chem. 1985, 4, 293)が含まれるが、立体配置の反転が行われた後に得られる開環エポキシについては、大規模な産業用の生産に効果的な、便利な、適切な方法はいまだ見つかっていない。
〔発明の概要〕
本発明は、3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造方法を提供する。本発明は、塩基性条件下で化合物VIの選択的開環を行い、化合物VIIを得る工程を含む。
Figure 2015508084
幾つかの実施形態においては、化合物VIIを得るための、塩基性条件下での化合物VIの開環反応について、反応温度は、−30℃〜+100℃、好ましくは0℃〜+100℃、より好ましくは+60℃〜+80℃である。塩基は無機塩基であることが好ましく、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましい。反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。粗生成物は再結晶化によって精製することができる。
さらなる実施形態においては、化合物VIの製造は、塩基性条件下で化合物Vの環化を行った後、5位において立体配置の反転を伴う5,6−エポキシ化合物VIを得るという方法で行うことができる。
Figure 2015508084
幾つかの実施形態においては、塩基性条件下で5位において立体配置の反転を伴う5,6−エポキシ化合物VIを形成している間の化合物Vの反応温度は、−30℃〜+60℃であってよく、好ましくは0℃〜+40℃、より好ましくは+20℃〜+30℃である。塩基の量は、化合物Vの塩基の量の1〜10倍(モル比)であってよい。上記塩基は無機塩基、および有機塩基であることが好ましく、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましく、上記有機塩基は、ピリジン、トリエチルアミン、ナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドであることが好ましく、上記好ましいナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドは、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドである。反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。反応生成物は後処理を行わずに次の工程に直接用いてもよいし、後処理後の粗生成物を次の工程で直接用いてもよい。幾つかの実施形態においては、上記反応は、1つの反応系の中で、上述の開環反応とともに行うことができる。
さらなる実施形態においては、化合物Vの製造は、立体障害を利用することで、まず、塩基性条件下でベンゾイル基によって化合物IIIの6−ヒドロキシルを保護して化合物IVを得てから、塩基性条件下でメタンスルホニル基によって化合物IVの5−ヒドロキシルを保護して化合物Vを得るという方法で行うことができる。
Figure 2015508084
幾つかの実施形態において、化合物IVを得るために塩基性条件下でベンゾイル基を用いて化合物IIIの6−ヒドロキシルを選択的に保護している間の反応温度は、−30℃〜+60℃であってよく、数回に分けて添加される塩化ベンゾイルの量は、化合物Vの塩化ベンゾイルの量の0.6〜2.0倍(モル比)であってよい。上記反応で用いる塩基は、有機塩基であることが好ましく、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることがより好ましい。反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。
幾つかの実施形態において、化合物Vを得るために塩基性条件下でメタンスルホニル基を用いて化合物IVの5−ヒドロキシルを保護している間の反応温度は、−30℃〜60℃であってよく、塩化メタンスルホニルの量は、化合物IIIの塩化メタンスルホニルの量の0.6〜3倍(モル比)であってよい。上記反応で用いる塩基は、有機塩基であることが好ましく、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることがより好ましい。反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。粗生成物は再結晶化によって精製することができる。
上記方法における化合物IIIの合成については、J. Org. Chem. 2003, 68, 7559を参照することができる。
本発明において、Bnはベンジル基を、Msはメタンスルホニル基を、Bzはベンゾイル基をそれぞれ表す。
本発明の1つの課題は、3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースの製造方法を提供することである。上記製造方法は以下の工程を含む。
Figure 2015508084
(1)立体障害を利用することで、まず、塩基性条件下でベンゾイル基によって化合物IIIの6−ヒドロキシルを保護して化合物IVを得てから、塩基性条件下でメタンスルホニル基によって化合物IVの5−ヒドロキシルを保護して化合物Vを得る工程。
(2)塩基性条件下で化合物Vの環化を行い、5位において立体配置の反転を伴う5,6−エポキシ化合物VIを得る工程。
(3)塩基性条件下で化合物VIの選択的開環を行い、化合物VIIを得る工程。
幾つかの実施形態において、工程(1)では、化合物IVを得るために塩基性条件下でベンゾイル基を用いて化合物IIIの6−ヒドロキシルを選択的に保護している間の反応温度は、−30℃〜+60℃であってよく、数回に分けて添加される塩化ベンゾイルの量は、化合物IIIの塩化ベンゾイルの量の0.6〜2.0倍(モル比)であってよい。上記反応で用いる塩基は、有機塩基であることが好ましく、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることがより好ましい。反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。化合物Vを得るために塩基性条件下でメタンスルホニル基を用いて化合物IVの5−ヒドロキシルを保護している間の反応温度は、−30℃〜60℃であってよく、塩化メタンスルホニルの量は、化合物IIIの塩化メタンスルホニルの量の0.6〜3倍(モル比)であってよい。上記反応で用いる塩基は、有機塩基であることが好ましく、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることがより好ましい。反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。粗生成物は再結晶化によって精製することができる。
幾つかの実施形態において、工程(2)では、塩基性条件下で5位において立体配置の反転を伴う5,6−エポキシ化合物VIを形成している間の化合物Vの反応温度は、−30℃〜+60℃であってよい。塩基の量は、化合物Vの塩基の量の1〜10倍(モル比)であってよい。上記塩基は無機塩基、および有機塩基であることが好ましく、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましく、上記有機塩基は、ピリジン、トリエチルアミン、ナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドであることが好ましく、上記好ましいナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドは、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドである。反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。反応液は後処理を行わずに次の工程に直接用いてもよいし、後処理後の粗生成物を次の工程で直接用いてもよい。
幾つかの実施形態において、工程(3)では、化合物VIIを得るために塩基性条件下で化合物VIの開環反応が行われている間、反応温度は、−30℃〜+100℃であってよい。塩基の量は、化合物Vの塩基の量の1〜10倍(モル比)であってよい。上記塩基は無機塩基であることが好ましく、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましい。反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物であることが好ましい。粗生成物は再結晶化によって精製することができる。
上記方法において、工程(1)での化合物IIIの合成については、J. Org. Chem. 2003, 68, 7559を参照することができる。
上記先行技術と比較して、本発明の利点は次の点にある。
イドースの誘導体の合成に関する上記先行技術では、グルコースの5,6−環外二重結合に対するヒドロホウ素化−酸化反応によって5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる経路に関しては、上記経路は長く、操作が煩雑であり、収率が低く、精製が困難である。5−ブロモ−グルクロン酸のフリーラジカル反応を介した異性化による立体配置の反転方法に関しては、低効率であり、高価かつ高毒性の試薬が使用される。シアノ、(PhS)CLiなどの使用によって5位においてキラリティーを構築し、アルデヒドに不斉付加(asymmetric addiction)を行う方法に関しては、経路が長く過酷な反応条件が要求されるが、上記経路の立体選択性は十分ではなく、得られる生成物の精製は困難である。グルコースまたはグルクロン酸のトリフルオロメタンスルホン酸エステルまたはメタンスルホン酸エステルに求核置換を行い、5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる方法に関しては、副反応が深刻であり、精製が困難であると同時に収率が低い。酸によるエポキシ基の開環を活用することで5−ヒドロキシル基の立体配置を反転させる方法については、立体配置の反転が行われた後に得られる開環エポキシの大規模な工業生産のための、効果的で、簡易的で、適切な方法が存在せず、生成物の精製も困難である。本発明の利点は、工程経路が短い、収率が高い、反応条件が緩やかである、作業工程が簡素である、高価かつ高毒性の薬品を使用しない、低価格である、中間物および生成物の精製を再結晶化により行うことができるという点であり、上記方法は大規模な産業用生産に適しているという点である。
〔発明を実施するための形態〕
〔実施例1〕
3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノースIIIの製造
工程a:3−O−ベンジル−1,2:5,6−ジ−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノースの製造
アルゴン雰囲気下で、テトラヒドロフラン1Lと、水素化ナトリウム(60%)64gとを5Lの四口反応フラスコに連続的に添加し、当該反応剤を氷水浴で0〜5℃まで冷却した。1,2:5,6−ジ−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノース315gとテトラヒドロフラン1Lとの混合溶液を滴下した。温度は0〜10℃で維持した。反応は約0℃のもと5時間行った。臭化ベンジル220mLを滴下し、温度を0〜10℃で維持し、それから臭化テトラブチルアンモニウム20gを添加した。上記氷水浴を除去し、温度を自然に室温まで上昇させて、反応が完了するまで攪拌を継続した。その後、メタノールを少量滴下して上記反応を抑制した。溶媒は濃縮し、減圧下で除去した。得られた反応物は酢酸エチルを添加して溶解させ、水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた後、濃縮し、次の工程で直接使用する粗生成物を540g得た。
工程b:3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノースIIIの製造
工程aで得られた3−O−ベンジル−1,2:5,6−ジ−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノースの粗組成物540gを計量し、3Lの単口フラスコに入れた。酢酸水溶液60%を1.8L注入し、当該反応液を室温で一晩攪拌した。反応については、上記反応が完了するまでTLCで監視した。水を1.8L添加し、反応物を石油エーテルで3回洗浄して、極性の低い不純物を除去し、水溶液相を固形の重曹で中和し、酢酸エチルによる抽出を3回行い、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた後、濃縮し、粗生成物を342g(HPLC、純度:91%)得た。上記2工程の反応による収率は91%であった。これ以上の精製は必要ではなく、直接次の工程を行った。MS,H NMRおよび13C NMRによって、カラムクロマトグラフィーによる精製を経たサンプルを少量分析した。
ESI−MS(m/z):333.1[M+Na]H NMR(400MHz,CDCl):δ 7.32−7.24(m,5H),5.88(d,J=3.2Hz,1H),4.61(m,2H),4.56(s,1H),4.12−4.08(m,2H),4.00(m,1H),3.80−3.60(m,2H),3.27(br,2H),1.45(s,3H),1.27(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 137.46,128.54,127.98,127.72,111.71,106.09,82.19,81.88,79.96,77.52,76.88,72.23,68.96,64.26,26.88,26.17。
〔実施例2〕
6−O−ベンゾイル−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノースIVおよび6−O−ベンゾイル−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−5−O−メタンスルホニル−α−D−グルコフラノースVの製造
化合物III96.5gをピリジン500mLで溶解させ、氷塩浴で−10℃まで冷却し、ジクロロメタン40mLに塩化ベンゾイル36.89mLを溶解した溶液を数回に分けて滴下した。反応温度は−10〜0℃で維持した。反応が完了すると、反応混合物は分離および精製を行うことなく、直接次の工程で用いた。
上記反応物を氷水浴で0℃にまで冷却した。上記反応混合物にメタンスルホニルクロリド26mLをゆっくりと滴下し、当該反応液を一晩攪拌した。反応が完了すると、上記反応液を55〜60℃の温水2Lに入れた。上記反応液の冷却後に、沈殿した白色の結晶体をろ過し、乾燥させて、エタノールで再結晶化させた。得られた固体を乾燥させて、化合物Vを114.8g得た。上記2工程による収率は75%であった。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物Vの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(m/z):493.1[Μ+Η]Η NMR(400MHz,CDCl):δ 8.07(d,J=7.2Hz,2H),7.56(t,J=7.6Hz,1H),7.28−7.43(m,7H),5.91(d,J=3.6Hz,1H),5.41(m,1H),4.92(d,J=12.4Hz,1H),4.70(d,J=10.8Hz,1H),4.62(s,1H),4.60(d,J=7.6Hz,1H),4.50−4.40(m,2H),4.14(d,J=2.8Hz,1H),2.98(s,3H),1.50(s,3H),1.31(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 165.57,137.16,133.31,129.75,129.69,128.53,128.41,128.36,128.12,128.08,112.30,106.41,81.58,81.15,78.29,77.46,76.14,76.82,75.37,72.37,64.10,39.12,26.88,26.32。
〔実施例3〕
5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIの製造
化合物V50gをジオキサン300mLで溶解させ、室温で、水100mLに水酸化カリウム29gを溶解した溶液をゆっくりと添加した。滴下が完了すると、当該反応液を、反応が完了するまで室温で攪拌した。反応混合物を氷水浴で冷却し、塩酸をゆっくり添加して中性化するまで中和させた。沸点の低い溶媒は減圧下で除去した。得られた混合物は酢酸エチルで抽出した。有機相を組み合わせ、続けて飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた。濃縮後、粗製化合物VIを30.5g得た。上記粗製化合物はさらなる生成を行うことなく、直接次の工程で用いた。
〔実施例4〕
5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIの製造
ジクロロメタン200mLとtert−ブタノール100mLとの混合溶媒で化合物V20gを溶解させ、氷水浴で冷却した。当該反応液にカリウムtert−ブトキシド10.5gをゆっくりと添加した。添加が完了すると、得られた反応液を、反応が完了するまで室温で攪拌した。当該反応混合液を氷水浴で冷却し、塩酸をゆっくり添加して中性化するまで中和させた。得られた混合物は酢酸エチルで抽出した。有機相を組み合わせ、連続的に飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで精製し、濃縮後、化合物VIを11.4g得た。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物VIの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(m/z):331.0[M+K]H NMR(400MHz,CDCl):δ 7.37−7.30(m,5H),6.00(d,J=4.0Hz,1H),4.74(d,J=12.4Hz,1H),4.64(d,J=4.0Hz,1H),4.51(d,J=12.4Hz,1H),3.97(d,J=3.2Hz,1H),3.80(dd,J=6.0Hz,J=3.2Hz,1H),3.27(m,1H),2.75(t,J=4.4Hz,1H),2.53(m,1H),1.45(s,3H),1.32(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 137.16,128.39,127.92,127.56,111.77,105.33,82.58,82.29,81.99,71.80,50.05,43.02,26.73,26.20。
〔実施例5〕
3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造
実施例3で得られた粗製化合物VI30.5gをジメチルスルホキシド200mLで溶解させ、水100mLに水酸化カリウム30.3gを溶解した溶液をゆっくりと添加した。滴下が完了すると、当該混合液を60〜70℃で加熱して反応が完了するまで反応させた。反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、続けて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた。溶媒は減圧下で除去した。得られた粗生成物を再結晶化して乾燥させ、化合物VIIを25.2g得た。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物VIIの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(m/z):333.1[M+Na]H NMR(400MHz,CDC1):δ 7.34−7.27(m,5H),5.95(d,J=3.2Hz,1H),4.63−4.44(m,3H),4.20(m,1H),4.04(m,1H),3.97(d,J=3.2Hz,1H),3.65−3.50(m,2H),3.51(s,2H),1.45(s,3H),1.29(s,3H);13C NMR(100 MHz,CDCl):δ 138.88,128.66,128.10,127.83,111.76,104.72,82.40,82.17,80.17,77.69,76.98,71.72,70.60,63.22,26.70,26.26。
〔実施例6〕
5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIおよび3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造
化合物V114.8gをN,N−ジメチルホルムアミド500mLで溶解させ、室温で、水262mLに水酸化カリウム65.37gを溶解した溶液をゆっくりと添加した。透明な反応液は、反応が完了するまでには褐色を帯びた黒色へ変色していた。反応生成物は、分離および精製を行うことなく、直接次の工程で用いた。
上記反応液を60〜70℃で直接加熱して反応を継続させ、反応を完了させた。上記反応液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた。溶媒は減圧下で除去した。得られた粗生成物を再結晶化して乾燥させ、化合物VIIを55.61g得た。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物VIIの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(M/z):333.1[M+Na]H NMR(400MHz,CDCl):δ 7.34−7.27(m,5H),5.95(d,J=3.2Hz,1H),4.63−4.44(m,3H),4.20(m,1H),4.04(m,1H),3.97(d,J=3.2Hz,1H),3.65−3.50(m,2H),3.51(s,2H),1.45(s,3H),1.29(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 138.88,128.66,128.10,127.83,111.76,104.72,82.40,82.17,80.17,77.69,76.98,71.72,70.60,63.22,26.70,26.26。
〔実施例7〕
5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIおよび3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造
化合物V80gをジメチルスルホキシド350mLで溶解させ、室温で、水180mLに水酸化カリウム46gを溶解した溶液をゆっくりと添加した。当該反応液を、反応が完了するまで室温で攪拌した。反応生成物は、分離および精製を行うことなく、直接次の工程で用いた。
上記反応液を60〜70℃で直接加熱して反応を継続させ、反応を完了させた。上記反応液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた。溶媒は減圧下で除去した。得られた粗生成物を再結晶化して乾燥させ、化合物VIIを41g得た。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物VIIの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(m/z):333.1[M+Na]H NMR(400MHz,CDCl):δ 7.34−7.27(m,5H),5.95(d,J=3.2Hz,1H),4.63−4.44(m,3H),4.20(m,1H),4.04(m,1H),3.97(d,J=3.2Hz,1H),3.65−3.50(m,2H),3.51(s,2H),1.45(s,3H),1.29(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 138.88,128.66,128.10,127.83,111.76,104.72,82.40,82.17,80.17,77.69,76.98,71.72,70.60,63.22,26.70,26.26。
〔実施例8〕
5,6−エポキシ−3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIおよび3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造
化合物V82gをジオキサン350mLで溶解させ、室温で、水180mLに水酸化カリウム46gを溶解した溶液をゆっくりと添加した。当該反応液を、反応が完了するまで室温で攪拌した。反応生成物は、分離および精製を行うことなく、直接次の工程で用いた。
上記反応液を60〜70℃で直接加熱して反応を継続させ、反応を完了させた。水を添加して上記反応液を希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムによって乾燥させた。溶媒は減圧下で除去した。得られた粗生成物を再結晶化して乾燥させ、化合物VIIを38g得た。
MS,H NMRおよび13C NMRによる化合物VIIの計測データは以下の通りである。
ESI−MS(m/z):333.1[M+Na]H NMR(400MHz,CDCl):δ 7.34−7.27(m,5H),5.95(d,J=3.2Hz,1H),4.63−4.44(m,3H),4.20(m,1H),4.04(m,1H),3.97(d,J=3.2Hz,1H),3.65−3.50(m,2H),3.51(s,2H),1.45(s,3H),1.29(s,3H);13C NMR(100MHz,CDCl):δ 138.88,128.66,128.10,127.83,111.76,104.72,82.40,82.17,80.17,77.69,76.98,71.72,70.60,63.22,26.70,26.26。

Claims (11)

  1. 3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースVIIの製造方法であって、塩基性条件下で化合物VIの選択的開環を行い、化合物VIIを得ることを特徴とする方法。
    Figure 2015508084
  2. 請求項1に記載の方法であって、反応温度は−30℃〜+100℃であり、上記反応で用いられる塩基は無機塩基から選択され、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましいことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物から選択されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、化合物Vが塩基性条件下で環化反応を経て、5位において立体配置の反転を伴う5,6−エポキシ化合物VIを得ることを特徴とする方法。
    Figure 2015508084
  5. 請求項4に記載の方法であって、上記環化反応で用いられる塩基は、無機塩基、有機塩基から選択され、上記無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムであることが好ましく、上記有機塩基は、ピリジン、トリエチルアミン、ナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドであることが好ましく、上記ナトリウムC−C低級アルコキシドまたはカリウムC−C低級アルコキシドは、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドであることが好ましいことを特徴とする方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、上記環化反応で用いられる反応溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、またはこれらのあらゆる混合物から選択されることを特徴とする方法。
  7. 請求項4に記載の方法であって、立体障害を利用することで、まず、塩基性条件下でベンゾイル基によって化合物IIIの6−ヒドロキシルを保護して化合物IVを得てから、塩基性条件下でメタンスルホニル基によって化合物IVの5−ヒドロキシルを保護して化合物Vを得ることを特徴とする方法。
    Figure 2015508084
  8. 請求項7に記載の方法であって、上記ベンゾイル基による保護が行われている間、反応は−30℃〜60℃の温度下で行われ、上記反応に用いられる塩基は有機塩基から選択され、上記塩基は、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることが好ましく、反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物から選択されることを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、上記メタンスルホニル基による保護が行われている間、反応温度は−30℃〜60℃の温度下で管理され、上記反応に用いられる塩基は有機塩基から選択され、上記有機塩基は、ピリジン、置換ピリジン、ピペリジン、またはC−C脂肪族アミンであることが好ましく、反応溶媒は、C−Cモノハロゲン化アルカン類またはポリハロゲン化アルカン類、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、またはこれらのあらゆる混合物から選択されることを特徴とする方法。
  10. 請求項7に記載の方法であって、上記メタンスルホニル基による保護が行われている間、水に上記反応液を注ぎ入れ、冷却して結晶を分離し、その後再結晶化させることを特徴とする方法。
  11. 化合物VIIの製造時における化合物VIの使用。
    Figure 2015508084
JP2014557987A 2012-02-23 2013-02-22 3−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−L−イドフラノースの製造方法 Pending JP2015508084A (ja)

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