JP2015505846A5

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Publication number: JP2015505846A5
Application number: JP2014546362A
Authority: JP
Filing date: 2012-12-13
Publication date: 2016-02-12
Anticipated expiration: 2032-12-13

Claims

架橋したビス（インデニル）配位子を調製するプロセスであって、
溶媒中において、Ｐｄ触媒および塩基の存在下で、式（１）

の２−インデニルピナコリルボラン化合物（式中、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、Ｒ⁶の各々が、独立して、Ｈ、１〜２０のＣ原子を有する炭化水素ラジカル、ハロゲン化物、１〜６のＣ原子を有するアルコキシ基、アルキル硫化物、アミン、ＳｉまたはＢ含有基、もしくはＰ含有基を表す）を、
式（２）

の臭素置換化合物（式中、Ｒは、インデニル基の２位に結合されるｓｐ２−混成軌道にある炭素原子を少なくとも２つ含有する架橋基を表す）と反応させて、式（３）

の対応する架橋したビス（インデニル）配位子（式中、Ｒ、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、およびＲ⁶が上述したものである）を形成する工程を含むプロセス。
前記Ｐｄ触媒が、ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウムジクロリド（（ＰＰｈ₃）₂ＰｄＣｌ₂）である、請求項１記載のプロセス。
前記塩基がトリエチルアミン（Ｅｔ₃Ｎ）である、請求項１または２記載のプロセス。
使用される前記溶媒がジオキサンである、請求項１から３いずれか１項記載のプロセス。
Ｒが、フェニレン基またはビフェニリデン基を表す、請求項１から４いずれか１項記載のプロセス。
Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、およびＲ⁶の全てがＨを表す、請求項１から５いずれか１項記載のプロセス。
溶媒中において、Ｐｄ触媒および塩基の存在下で、式（４）

の２−ブロモインデン化合物を、
ピナコールボラン（式（５）により表される）

と反応させて、式（１）

の対応する２−インデニルピナコリルボラン化合物（式中、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、およびＲ⁶は、上記に定義されたものである）を形成する工程をさらに含む、請求項１から６いずれか１項記載のプロセス。
式（１）の２−インデニルピナコリルボラン化合物の調製において、前記Ｐｄ触媒として、ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウムジクロリド（（ＰＰｈ₃）₂ＰｄＣｌ₂）が使用される、請求項７記載のプロセス。
式（１）の２−インデニルピナコリルボラン化合物の調製において、前記塩基として、Ｋ₃ＰＯ₄が使用される、請求項７または８記載のプロセス。
式（１）の２−インデニルピナコリルボラン化合物の調製において使用される溶媒が、テトラヒドロフランである、請求項７から９いずれか１項記載のプロセス。
式（３）

の架橋したビス（インデニル）配位子を、式（６）

の対応するメタロセン錯体（式中、Ｍは、元素の周期表の３、４、５または６族からのまたはランタニド系元素の群からの遷移金属を表し、Ｑは、Ｍに対する陰イオン配位子を表し、ｋは、整数を表し、かつ陰イオン配位子の数を示し、Ｒ、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、およびＲ⁶は、上記に定義されたものである）に転化する工程をさらに含む、請求項１から１０いずれか１項記載のプロセス。
式（３）の架橋したビス（インデニル）配位子が、有機金属化合物、アミン、金属水素化物、アルカリ土類金属またはアルカリ土類金属を使用して、対応するジアニオンに転化され、形成された該アニオンが、遷移金属Ｍの化合物により金属交換されて、式（６）

の対応するメタロセン錯体（式中、Ｍは、元素の周期表の３、４、５または６族からのまたはランタニド系元素の群からの遷移金属を表し、Ｑは、Ｍに結合した陰イオン配位子を表し、ｋは、整数を表し、かつ陰イオン配位子の数を示し、Ｒ、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、およびＲ⁶は、上記に定義されたものである）を形成する、請求項１１記載のプロセス。
式（６）のメタロセン錯体。

（式中、Ｍは、元素の周期表の３、４、５または６族からのまたはランタニド系元素の群からの遷移金属を表し、Ｑは、Ｍに対する陰イオン配位子を表し、ｋは、整数を表し、かつ陰イオン配位子の数を示し、Ｒは、インデニル基の２位に結合されるｓｐ２−混成軌道にある炭素原子を少なくとも２つ含有する架橋基を表し、Ｒ ¹ 、Ｒ ² 、Ｒ ³ 、Ｒ ⁴ 、Ｒ ⁵ 、Ｒ ⁶ の各々は、独立して、Ｈ、１〜２０のＣ原子を有する炭化水素ラジカル、ハロゲン化物、１〜６のＣ原子を有するアルコキシ基、アルキル硫化物、アミン、ＳｉまたはＢ含有基、もしくはＰ含有基を表す。）
必要に応じて助触媒の存在下での、１種類以上のα−オレフィンの重合、好ましくはエチレンの重合のための、請求項１３記載のメタロセン錯体を含む組成物の使用。
気相重合での直鎖低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）の調製における、請求項１３記載のメタロセン錯体を含む組成物の使用。