JP2015503460A - 金属コーティングを有する超研磨材を含む粒状研磨材 - Google Patents

金属コーティングを有する超研磨材を含む粒状研磨材 Download PDF

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Abstract

粒状材料は、外面を備えた超研磨材を有する研磨粒子と、研磨粒子の外面を覆う金属を含むコーティングとを含む。このコーティングは約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み得て、コーティングは研磨粒子とコーティングとの総重量の約1〜約20重量%を占め得る。【選択図】図1

Description

以下は粒状研磨材(abrasive particular materials)、特には金属コーティングを有する超研磨粒子を含む粒状研磨材に関する。
金属の無電解めっきの分野は確立されていて、各種用途向けにニッケル、銅、金、パラジウム、コバルト、銀、スズを含めた様々な物質を材料上に堆積させるのに用いられてきた。無電解めっきとは、ベース基体上にめっきされた水性金属イオンの自己触媒又は化学還元のことである。無電解浴組成物は、堆積させる金属イオン、触媒、還元剤、安定剤及び同様のものの水溶液を含めた極めて複雑なものであり得る。
無電解めっき法においては、電子供与体としての化学還元剤の作用を通じて金属イオンが金属に還元される。金属イオンは電子受容体であり、電子供与体と反応して金属を生成し、この金属が基体上に堆積される。触媒も存在し得て、この触媒は金属イオンを金属に酸化還元する無電解化学反応を加速させる役割を果たす。しかしながら、無電解めっきは、慣用の電気めっき法で使用するような電流を必要としない。
業界では改良された材料、ひいては粒状材料(particular material)を形成する方法における改良が依然として求められている。
一態様において、粒状材料は、外面を有し超研磨材を有する研磨粒子を含み、この研磨粒子は約50ミクロン以下のメジアン粒径及び研磨粒子の外面の実質的に全てを覆うニッケルを研磨粒子とコーティングとの総重量の約1重量%〜重量%約30重量%の範囲内の量で含むコーティングを有する。
別の態様において、粒状材料は、外面を有し超研磨材と研磨粒子の外面を覆う金属を含むコーティングとを含む研磨粒子を含み、このコーティングは約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、コーティングはコーティングの外面100ミクロンあたり10個未満のマクロノジュールを更に含む。
更に別の態様において、粒状材料は、外面を有し超研磨材と研磨粒子の外面を覆う金属を含むコーティングとを含む研磨粒子を含み、このコーティングは約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、コーティングは研磨粒子とコーティングとの総重量の約1重量%〜約30重量%を占める。
また、別の態様において、物品はバッチからの粒状研磨材の試料を含み、この試料は超研磨材を含む少なくとも100個の無作為に選択された研磨粒子を含み、研磨粒子の少なくとも約75%は研磨粒子の外面を覆う金属のコンフォーマルコーティングを含み、このコーティングは約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、コーティングはコーティングの外面100ミクロンあたり10個未満のマクロノジュールを更に含む。
別の態様において、粒状材料は、外面を有しダイヤモンドを含む研磨粒子を含み、研磨粒子は約50ミクロン以下のメジアン粒径及び研磨粒子の外面を覆うニッケル系合金を含むコーティングを有し、コーティングは約280nm以下の平均厚さを有し、コーティングは平均コーティング厚さの約1.5倍以下の最大厚さを有する。
特定の一態様において、粒状材料の形成方法は、超研磨材を含む研磨粒子を用意し、この研磨粒子は約50ミクロン以下のメジアン粒径を有し、めっきにより研磨粒子上に金属を含むコンフォーマルコーティングを形成することを含み、この金属は研磨粒子の総重量の約1重量%〜約30重量%の範囲内の量で存在し、コンフォーマルコーティングの形成は、pH、温度、Ni/P比及びこれらの組み合わせから成るプロセスパラメータの群から選択される少なくとも2つのプロセスパラメータの組み合わせを制御することで行われる。
添付の図面を参照することで本開示はより深く理解され、またその多数の特徴及び利点が当業者には明らかとなる。
ある実施形態の粒状研磨材についての、研磨粒子に対してのコーティングの厚さの概略図である。 研磨粒子上のコーティングを表す画像であり、コーティングは個々の不連続のドメインから形成され、これらのドメインが一緒になってある実施形態のコーティングを形成している。 様々な試料の粒状研磨材の画像であり、その一部はある実施形態の粒状研磨材を表し、一部はある実施形態の粒状研磨材を表さない。 様々な試料の粒状研磨材の画像であり、その一部はある実施形態の粒状研磨材を表し、一部はある実施形態の粒状研磨材を表さない。 様々な試料の粒状研磨材の画像であり、その一部はある実施形態の粒状研磨材を表し、一部はある実施形態の粒状研磨材を表さない。 様々な試料の粒状研磨材の画像であり、その一部はある実施形態の粒状研磨材を表し、一部はある実施形態の粒状研磨材を表さない。 様々な試料の粒状研磨材の画像であり、その一部はある実施形態の粒状研磨材を表し、一部はある実施形態の粒状研磨材を表さない。 図8A―8Fは、ある実施形態の粒状研磨材の個別サンプリングのSEM写真である。 図9A―9Fは、ある実施形態の粒状研磨材の個別サンプリングのSEM写真である。 図10A―10Fは、慣用の粒状研磨材の個別サンプリングのSEM写真である。 図11A−11Fは、慣用の粒状研磨材の個別サンプリングのSEM写真である。 図12A―12Fは、慣用の粒状研磨材の個別サンプリングのSEM写真である。 図13A―13Bは、ある実施形態の2個の被覆研磨粒子のSEM画像である。 図14A―14Bは、ある実施形態の2個の被覆研磨粒子のSEM画像である。 図15A―15Bは、2個の慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 図17A―17Bは、2個の慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。 図18A―18Bは、2種の異なるタイプの慣用の被覆研磨粒子のSEM画像である。
異なる図面での同じ参照記号の使用は、同様又は同一の品目であることを示す。
以下は、粒状研磨材及びその形成方法を対象としている。本明細書に記載の実施形態の粒状研磨材は、様々な用途向けに多種多様な材料に組み込み得る。例えば、粒状研磨材を研磨具、例えば結合研磨具、被覆研磨具、硬質材料を薄く切断するための研磨ワイヤ、焼結ダイヤモンド研磨技術(例えば、焼結金属結合ダイヤモンドブレード)、コーティング及び同様のもので使用し得る。
粒状研磨材は、まず研磨粒子を得ることで形成し得る。一実施形態において、研磨粒子は超研磨材であり得る。超研磨材の適切な例には立方晶窒化ホウ素が含まれ得る。一例において、この研磨粒子にはダイヤモンドが含まれ得て、特には実質的にダイヤモンドから成り得る。ダイヤモンドは天然又は合成であり得る。
特定の例において、加工対象である研磨粒子のサイズは極めて小さくなり得る。例えば、研磨粒子のメジアン粒径は約50ミクロン以下であり得る。更に別の例において、研磨粒子のメジアン粒径はより小さくなり得て、例えば約45ミクロン以下、約42ミクロン以下、約40ミクロン以下、約38ミクロン以下、約35ミクロン以下、約32ミクロン以下、約30ミクロン以下、約28ミクロン以下、約25ミクロン以下又は約22ミクロン以下ものオーダーであり得る。また、研磨粒子のメジアン粒径は少なくとも約0.5ミクロン、少なくとも約1ミクロン、少なくとも約3ミクロン、少なくとも約5ミクロン又は少なくとも約7ミクロンにさえなり得る。当然のことながら、研磨粒子のメジアン粒径は、上記のいずれの最小値と最大値との間の範囲内にもなり得る。
研磨粒子上にコーティング層を形成するためのめっきの準備をするにあたって、研磨粒子をめっき浴中に置き得る。一実施形態において、粒状研磨材の形成方法には無電解めっき法が含まれる。特に、本明細書に記載の実施形態の方法には、めっきにより研磨粒子上に薄くコンフォーマルなコーティング層を形成する方法が含まれる。
とりわけ、本発明のめっき法では迅速な核形成速度及び緩慢な成長キネティクスを支援するための独自の組み合わせの条件を採用し得る。本明細書に記載の実施形態による適切なめっき法は、薄くコンフォーマルなコーティングを作り出すための適切な条件を支援するために、pH、温度、還元剤濃度、Ni/P比、これらの組み合わせ等の少なくとも2つのプロセスパラメータの組み合わせの制御を含み得ることが判明した。特定の一例において、本発明の方法は、少なくとも3つのプロセスパラメータの組み合わせを制御することを含み得る。
一実施形態においては、研磨粒子を浴中に置いて、めっきを開始することができる。めっきは、本明細書に記載の実施形態の粒状研磨材の形成を促進するために特定の温度で行われ得る。例えば、めっき浴を、約210°F(99℃)以下、例えば約190°F(87℃)以下、約180°F(82℃)以下又は約175°F(79℃)以下もの温度で維持し得る。また、特定の例において、めっき浴の温度は、少なくとも約90°F(32℃)、少なくとも約100°F(37℃)、少なくとも約110°F(43℃)、少なくとも約120°F(49℃)又は少なくとも約130°F(54℃)にさえなり得る。当然のことながら、めっき中の浴の温度は、上記のいずれの最低温度と最高温度との間の範囲内にもなり得る。
めっき中、浴のpHを制御することによって正しい反応動力学を支援し、また本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材の形成を促進し得る。例えば、めっき中、浴のpHは概して酸性になり得て、特には、pHは約6以下であり得る。少なくとも1つの特定のめっき法に関して浴のpHはより低くなり得て、例えば約5以下、約4.5以下又は約4以下でさえある。また、本明細書に記載の一実施形態においてはpHを限定し得て、例えば少なくとも約0.5、例えば少なくとも約1、少なくとも約1.5又は少なくとも約2でさえある。当然のことながら、めっき中の浴のpHは、上記のいずれの最低値と最高値との間の範囲にもなり得る。
特定の一実施形態において、研磨粒子上にコーティングとして堆積させる無電解金属にはニッケルを含め得る。より具体的には、無電解金属はニッケル系合金になり得て、無電解金属の含有物の大部分はニッケルとなる。無電解金属は他の元素も含有し得て、例えば他の遷移金属元素、リン、ホウ素及びこれらの組み合わせが含まれる。
特定の実施形態において、研磨粒子上にめっきする金属材料は若干のリンを含有し得る。特定の例においては、ニッケルの量(重量)に相対しての浴に加えるリンの量(重量)を制御することによって、本明細書に記載の実施形態の特徴を有する研磨粒子の形成を促進し得る。例えば、この浴はニッケル及びリンを特定の比で含有し得るため、Ni/P比を特徴とし得て、Niは浴中のNiの量を表し、Pは浴中のリンの量を表す。一実施形態において、Ni/P比は約0.45以下であり得る。他の実施形態において、Ni/P比は約0.42以下になり得て、例えば約0.4以下、約0.38以下、約0.35以下又は約0.33以下でさえある。また、少なくとも1つの非限定的な実施形態において、Ni/P比は少なくとも約0.3になり得て、例えば少なくとも約0.08、少なくとも約0.1、少なくとも約0.13、少なくとも約0.15、少なくとも約0.18、少なくとも約0.2、少なくとも約0.23、少なくとも約0.25、少なくとも約0.28又は少なくとも約0.3でさえある。当然のことながら、Ni/P比は、上記のいずれの最小値と最大値との間の範囲内にもなり得る。
本明細書に記載の実施形態によるめっきでは、特定の還元材も利用し得る。例えば、還元材はナトリウムを含み得る。特定の例において、この還元材は亜リン酸エステル化合物であり得るため、特定の一実施形態における還元組成物は次亜リン酸ナトリウムであり得る。
特定の例において、浴、また同様にコーティングは活性化剤を含有し得る。適切な活性化剤には、金属、例えば銀(Ag)、パラジウム(Pd)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)が含まれ得る。概して、このような活性化剤は少量で存在し得て、例えば浴中の固形物の総重量に対して約1重量%未満である。他の例において、活性化剤の量はそれより少なくなり得て、例えば約0.8重量%未満、約0.5重量%未満、約0.2重量%未満又は約0.1重量%未満でさえある。
加えて、浴は、また一部の例においてコーティングは、少量のある種の不純物を含有し得て、金属元素、例えば鉄(Fe)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、カルシウム(Ca)、ホウ素(B)及びクロム(Cr)が含まれる。不純物の1種以上は少量で存在し得て、特には約50ppm未満、約20ppm未満又は約10ppm未満でさえある。
めっき作業が完了したら、コア構造体としての超研磨材とこの超研磨材の外面を覆うコーティングとを含む、ある実施形態による粒状研磨材が形成される。とりわけ、本発明のめっき法は、実質的に薄くコンフォーマルなコーティングを有する粒状研磨材の形成を促進する。特定の一例において、コーティングは超研磨材の外面と直接接触し得て、特には、研磨粒子の外面に直接結合され得る。更に別の実施形態において、コーティングは、外面とコーティングとの間の介在層がない、研磨粒子の表面に直接結合させた単層であり得る。
更なる代替の実施形態においては、コーティングの少なくとも一部を粒子の外面から離間し得る。例えば、少なくとも1つの中間層をコーティングの少なくとも一部と粒子の外面との間に配置し得る。さらに、この中間層は活性化剤の少なくとも1つの元素を含み得る。更に別の特定の一例において、中間層は活性化剤の1種以上の元素を含み得て、特には、活性化剤の1種以上の元素を含む化合物を含み得る。一実施形態において、中間層は実質的に活性化剤から成り得る。
一実施形態において、コーティングは金属又は金属合金を含み、特には、ニッケル系合金から形成し得る。ニッケル系合金は過半数量のニッケル(重量%)を含有し得る。ニッケル系合金は少量(重量%)の他の材料を含有し得て、例えば遷移金属元素、リン、ホウ素及びこれらの組み合わせが含まれる。
コーティングを、コーティング全体の過半数量が非晶相となるように形成し得る。例えば、コーティングを、実質的に非晶相ニッケル合金材料から成るように形成し得る。あるいは、特定の例においては、コーティングを、結晶性材料を過半数量含有するように形成し得て、またコーティングが実質的に結晶相材料から成るように形成し得る。
さらに、本明細書に記載の実施形態のコーティングは、周期表の第15族から選択される元素を含み得る。例えば、http://old.iupac.org/reports/periodic_table/index.htmlに掲載のIUPAC表を参照のこと。例えば、コーティングはリン(P)を含み得る。特定の例において、コーティングはある量のリン、例えば約30%以下のリンを含み得る。リンの量は、ICPを利用して分析し得る。別の例において、コーティングは、約25%以下、例えば約20%以下、約18%以下、約15%以下、約14%以下の量のリンを有し得る。また、リンの量は、ニッケルコーティングのリン総含有量に関して、少なくとも約1%、少なくとも約3%、少なくとも約5%、少なくとも約8%、少なくとも約10%又は少なくとも約12%にもなり得る。当然のことながら、めっき中に使用するリンの量は、上記のいずれの最低百分率値と最高百分率値との間の範囲にもなり得る。
本明細書に記載の実施形態の粒状研磨材は、特定量のコーティング材料を含有し得る。例えば、コーティングは、研磨粒子とコーティングとの総重量の少なくとも約1重量%の量で存在し得る。他の例において、コーティング材料の含有量はより多くなり得て、例えば少なくとも約2重量%、少なくとも約3重量%、少なくとも約4重量%、少なくとも約5重量%、少なくとも約6重量%、少なくとも約7重量%、少なくとも約8重量%、少なくとも約9重量%又は少なくとも約10重量%でさえある。また、別の実施形態において、コーティングの含有量は約30重量%以下になり得て、例えば約28重量%以下、約26重量%以下、約24重量%以下、約22重量%以下、例えば約20重量%以下、約19重量%以下、約18重量%以下、約17重量%以下、例えば約16重量%以下、約15重量%以下、約14重量%以下、約13重量%以下、例えば約12重量%以下、約11重量%以下又は約10重量%以下でさえある。
当然のことながら、コーティングは上記のいずれの最小値と最大値との間の範囲内の含有量を有し得る。幾つかの例示的は範囲には、コーティングが研磨粒子とコーティングとの総重量に対して約1重量%〜約30重量%の範囲内の含有量を有し得ることが含まれる。更に特定の例において、コーティングは、研磨粒子とコーティングとの総重量の約1重量%〜約28重量%、例えば1重量%〜約25重量%、約1重量%〜約22重量%、2重量%〜約20重量%、例えば約3重量%〜約20重量%の範囲内、例えば約4重量%〜約20重量%の範囲内、約5重量%〜約20重量%の範囲内、約6重量%〜約20重量%の範囲内、約7重量%〜約20重量%の範囲内、約8重量%〜約20重量%の範囲内又は約9重量%〜約19重量%もの範囲内で存在し得る。
本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材は、研磨粒子を覆う特定量のコーティングを有し得る。例えば、コンフォーマルコーティングを研磨粒子上に形成し得て、研磨粒子の外面全体の少なくとも約90%がコーティング材料によって被覆される。他の例において、コーティング材料は外面の総表面積のより高い割合を覆い得て、例えば少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%又は少なくとも約99%さえ含まれる。特定の一実施形態において、コーティングは、研磨粒子の外面面積の実質的に全体を覆い得る。
本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材のコーティングは極めて薄くなり得る。例えば、コーティングの平均厚さは約1000nm以下になり得て、これは適切な統計的サンプリングから測定し得る。他の実施形態において、コーティングの平均厚さは約900nm以下になり得て、例えば約850nm以下、約800nm以下、約700nm以下、約650nm以下、約600nm以下、約580nm以下、約550nm以下又は約530nm以下でさえある。また、コーティングの平均厚さは少なくとも約10nmになり得て、例えば少なくとも約20nm、少なくとも約25nm又は少なくとも約30nmものオーダーである。当然のことながら、コーティングの平均厚さは、上記のいずれの最小値と最大値との間の範囲内にもなり得る。
特定の一実施形態において、コーティングは、メジアン粒径の約5%未満の平均厚さを有し得る。他の例において、コーティングの平均厚さはより小さくなり得て、例えば約4.5%未満、約4%未満、約3.5%未満、約3%未満、約2.5%未満、約2%未満又は約1.5%未満でさえある。また、コーティングの平均厚さは限定され得て、研磨粒子のメジアン粒径の少なくとも約0.05%になり得て、例えば少なくとも約0.07%、少なくとも約0.09%、少なくとも約0.1%、少なくとも約0.13%又は少なくとも約0.15%でさえある。当然のことながら、コーティングの平均厚さは、上記のいずれの最低百分率値と最高百分率値との間の範囲内にもなり得る。
図1は、ある実施形態の粒状研磨材についての、研磨粒子と比較してのコーティングの厚さを示す概略図である。図示のように、粒状研磨材100は、研磨粒子100とこの研磨粒子103を覆うコンフォーマル層としてのコーティング103とを含み得る。図1の概略図から明らかなように、コーティングは粒状研磨材100の全量の極めてごく一部しか占めていない。
コーティングは、研磨粒子の表面に沿った不連続のノジュールとして識別され得るドメインから形成され得る。図2は研磨粒子上のコーティング203を表す画像であり、コーティング203は個々の不連続なドメイン205から形成され、これらが一緒になってコーティング203を形成している。ドメイン205はいずれの適切な手段を用いても観察し得て、例えば個々のドメインを分けて解像する適当な倍率で走査型電子顕微鏡を使用することが含まれる(例えば、概して倍率10000〜50000倍)。
一実施形態において、コーティングは、約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み得る。ドメインの平均ドメインサイズは、少なくとも3個のドメイン、より好ましくは少なくとも6個のドメインを、個々の不連続のドメインを解像するのに適した倍率でコーティングから無作為にサンプリングすることで測定し得る。各ドメインを測定して最長寸法を求めることができ、この寸法が任意のドメインのドメインサイズである。次に、測定値を平均することで、任意の研磨粒子について平均ドメインサイズを計算する。他の例において、平均ドメインサイズはより小さくなり得て、例えば約250nm以下、約245nm以下、約240nm以下、約235nm以下、約230nm以下、約225nm以下又は約220nm以下でさえある。また、平均ドメインサイズを限定し得て、平均ドメインサイズは少なくとも約30nmになり得て、例えば少なくとも約40nm又は少なくとも約50nmでさえある。当然のことながら、平均ドメインサイズは、上記のいずれの最小値と最大値との間の範囲内にもなり得る。
加えて、本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材のコーティングは特に滑らかであり、マクロノジュール等の表面の変形の度合いは限定されている。マクロノジュールは、コーティングの表面から伸びる不連続のノジュールの凝集塊になり得て、一部のマクロノジュールはコーティングのノジュールの平均ドメインサイズの少なくとも10倍の最大寸法を有し得る。マクロノジュールはコーティングの外面上の突起に見え得て、また望ましくない場合がある。本明細書に記載の実施形態によるコーティングは、コーティングの外面100ミクロンあたりマクロノジュールが10個未満であることを特徴とするコーティングを有し得る。
マクロノジュールの分析を、外面の所望の面積をカバーするのに十分な広さの視野内で粒状研磨材上のマクロノジュールを解像するのに適当な倍率(例えば、10000〜50000倍)の走査型電子顕微鏡画像を使用して行い得る。他の実施形態において、コーティングはコーティングの外面100ミクロンあたり9個未満のマクロノジュールを有し得て、例えば100ミクロンあたり8個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり7個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり6個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり5個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり4個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり3個未満のマクロノジュール、100ミクロンあたり2個未満のマクロノジュール又は100ミクロンあたり1個未満のマクロノジュールでさえある。また、より特定の例において、マクロノジュール密度はより低くなり得て、例えば80ミクロンあたり1個未満のマクロノジュール、50ミクロンあたり1個未満のマクロノジュール、30ミクロンあたり1個未満のマクロノジュール、25ミクロンあたり1個未満のマクロノジュール又は10ミクロンあたり1個未満のマクロノジュールでさえある。1つの特定の非限定的な実施形態において、コーティングは実質的に、コーティングの全外面にわたってマクロノジュール不在であり得る。
本明細書に記載の実施形態のめっき法を、あるバッチの研磨粒子上の薄くコンフォーマルなコーティングの効果的な形成が促進されるまで制御し得る。バッチとは、同一の1回のめっき工程で形成される、コーティングを有する研磨粒子を表し得る。試料は、あるバッチから無作為に選択される少なくとも100個の研磨粒子を含み得る。ある実施形態において、あるバッチから得た粒状研磨材の試料は、金属のコンフォーマルコーティングを特徴とするバッチ内の研磨粒子の少なくとも約75%を有し得る。すなわち、バッチ内の任意の試料からの研磨粒子の少なくとも75%は、研磨粒子の外面面積の少なくとも90%を覆う金属のコーティングを有し得る。他のめっき法の場合、より高い割合の研磨粒子がコンフォーマルコーティングを示し得て、例えば試料の少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約88%、少なくとも約90%、少なくとも約92%、少なくとも約94%、少なくとも約96%又は少なくとも約98%もの研磨粒子が金属のコンフォーマルコーティングを有し得る。
さらに、本発明の粒状研磨材の形成方法は、各研磨粒子上のコーティングがとりわけ均一且つ滑らかとなるようなものであり得る。例えば、本明細書に記載の実施形態に従って形成した粒状研磨材のバッチから得た試料は、試料中の粒子の少なくとも50%がコーティングの外面のどの部位上にもマクロノジュールを有さないことを特徴とし得る。他の例において、試料におけるより高い割合の粒子がマクロノジュール不在になり得て、例えば、試料中の全粒子の少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約94%、少なくとも約96%又は少なくとも約98%もがマクロノジュール不在であり得る。特定の一実施形態において、あるバッチの試料中の全研磨粒子は実質的にマクロノジュール不在であり得る。マクロノジュールの評価は適切な手段を用いて行い得て、例えば個々のマクロノジュールを分けて解像する適当な倍率で走査型電子顕微鏡を使用することが含まれる(例えば、概して倍率500〜50000倍)。
さらに、本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材は、慣用の粒子ではこれまで見られなかった平滑度を示すコーティングを有し得る。ある実施形態による代表的なコーティングのSEM画像である図3、4の比較で示されるように、コーティングははっきりと、慣用の粒子のコーティングと比較して驚くほど滑らかな表面を示している。特に、実施形態のコーティングは、慣用の市販の研磨粒子より浅いドメイン境界を有する。ドメイン境界は概して、ドメインを隔てている暗色の領域によって画成される。代表的な実施形態において、コーティングはドメインが互いに緊密となるように形成され、ドメイン間の境界は慣用の試料のようには深くはないため、コーティングが滑らかなものとなっている。
特定の例において、コーティングの平滑度は、平均コーティング厚さに対する相対最大厚さを基準とする粗さを有すると推定されている。例えば、コーティングの平均厚さを適切な光学技術(例えば、SEM)及び無作為に選択される研磨粒子の適切なサンプリングを用いて測定し得る。さらに、平均最大厚さを適切な光学技術を用いて観察し得て、また平均最大厚さは、平均厚さを求めるために用いた一連の厚さ測定値の中で最大の厚さ測定値であり得る。本明細書に記載の実施形態において、粒状研磨材は、コーティングの平均厚さの約1.5倍以下の最大厚さを有するコーティングを含み得る。他の実施形態において、コーティングはより小さい最大厚さを有し得て、例えばコーティングの平均厚さの約1.4倍以下、約1.3倍以下、約1.2倍以下、約1.1倍以下又は約1.05以下でさえある。
粒子のある特徴について描写している本明細書に記載の実施形態の特徴は、ある実施形態によるバッチの試料に関連した特徴を表し得る。例えば、粒径、コーティングの含有量、コーティングの平均厚さ、含有材料(例えば、リン)、マクロノジュール数、ドメインの平均サイズ及び同様のものを含むがこれらに限定されない特徴は、適切且つ無作為であり、また統計的に関係した試料サイズのバッチから導き出されるメジアン値であり得る。
実施例1
粒状研磨材の5つの試料(S1、S2、S3、S4、S5)を、以下に挙げる表1のパラメータに従った無電解めっきにより作成した。各試料について、約10〜15ミクロンのメジアン粒径を有する6000カラットの活性化ダイヤモンドを表1で挙げた条件下でコーティングした。還元剤とは還元剤の濃度のことであり(例えば、0.276=0.276xNiリットル)、Niとは、水20リットルあたりの浴中のニッケル量のことである。表2では各試料についてのコーティングの組成的特徴を挙げている。O%とは、粒子の総重量に対するコーティング層中の全酸素量を表し、LECO社から市販の機器を使用して標準的な燃焼分析により測定し得る。P%はコーティングの総重量を基準としたコーティング中のリンの割合を表し、ICPにより分析する。Ni%は他の成分(すなわち、O及びP)の分析を基準とした、コーティング中のニッケルの計算上の量を表す。
被覆度の評価は各バッチの粒状研磨材のSEM分析に基づいてなされ、完全な被覆度とは、コンフォーマルコーティングを示す全粒子の少なくとも90%という測定値である。図3〜7はそれぞれ、試料S1〜S5についての粒状研磨材の図例である。
図3から明らかなように、試料S1、S2はニッケル/リン合金の完全なコーティングを実証していて、滑らかで均一に被覆され、表面形状の変形は最小限〜ゼロである。試料S1、S2のコーティングは、粒状研磨材の総重量に対してそれぞれ8.1重量%及び11.7重量%である。
試料S3、S4、S5の粒状研磨材は金属のコンフォーマルコーティングを有しておらず、各試料は、かなりの割合の研磨粒子に十分な金属コーティングが施されていないことを実証している。試料S3のコーティングは粒状研磨材の総重量の9.5重量%であると計算され、S4のコーティングは粒状研磨材の総重量の11.0重量%であり、S5のコーティングは粒状研磨材の総重量の11.6重量%である。
特定の理論に結びつけようというものではないが、表1に記載の組み合わせのプロセスパラメータを制御することによって、迅速な核形成及び緩慢な成長の適切な反応キネティクスを達成し得ると考えられる。このような成長キネティクスは、研磨粒子上に金属の薄くコンフォーマルなコーティングを形成するのに適しているようである。
実施例2
試料S1〜S3を更に分析して各バッチから得た粒状研磨材の試料についてコーティングの割合を定量化した。慣用のニッケルコーティングを施したダイヤモンド粒子の追加試料S6、S7も分析する。S6は、30重量%のニッケルコーティングを施した、ダイヤモンドのメジアン粒径が30ミクロンの市販の試料である。試料S7は、30重量%のニッケルコーティングを施した、メジアン粒径が34ミクロンの市販のダイヤモンドである。
試料S2〜S3の粒状研磨材の各バッチについて、粒状研磨材のサンプリングの6枚の異なるSEM写真(後方散乱モード)を倍率約500倍で得る。少なくとも約90%の被覆度でコーティングが施された各研磨粒子を被覆粒子として数え、写真に印をつけた。約10%未満の被覆度でコーティング施された各研磨粒子を非被覆粒子として数え、印をつけた。目視で約10〜90%の被覆度でコーティングが施された各研磨粒子を部分被覆粒子として数える。図示してはいないが、試料S1を分析したところ、全研磨粒子の約99.3%が被覆粒子であり、研磨粒子の0.7%だけが非被覆粒子であることが判明した。
図8A〜8Fは試料S2のバッチからの第1のサンプリングについて撮られたSEM写真である。試料S2を計算したところ、全研磨粒子の約99.5%が被覆粒子であり、研磨粒子の0.5%だけが非被覆粒子である。
図9A〜9Fは、試料S2のバッチからの第2のサンプリングについて撮られたSEM写真である。S2の試料の研磨粒子の約98.6%が被覆粒子であり、研磨粒子の1.4%だけが非被覆粒子である。
図10A〜10Fは、比較例1からの個々のサンプリングについて撮られたSEM写真であり、比較例は以下の表3に挙げた化学的性質を有する浴中で無電解めっきを施された。比較例1の試料の研磨粒子のたった60.3%が被覆粒子であり、研磨粒子の38.8%は部分的にコーティングされ、研磨粒子の0.8%は非被覆粒子であった。
図11A〜11Fは、試料S6のバッチからの個々のサンプリングについて撮られたSEM写真である。とりわけ、試料S6におけるダイヤモンドの研磨粒子が同程度の被覆粒子率を示しているが(約99%が被覆粒子)、コーティングの重量百分率(すなわち、30重量%)は試料S1、S2より著しく高く、これがコーティングの完全性を上昇させていることに留意しなくてはならない。
図12A〜12Fは、試料S7のバッチからの個々のサンプリングについて撮られたSEM写真である。興味深いことに、約30重量%のコーティング厚さを有しているにも関わらず、S7の試料の研磨粒子の被覆粒子は85%に過ぎず、研磨粒子の6%は部分被覆粒子であり、研磨粒子の9%は非被覆粒子である。
明らかに、本明細書に記載の実施形態による粒状研磨材の形成方法は、薄くコンフォーマルなコーティングを処理する研磨粒子の圧倒的多数に施す効率的なメカニズムである。
実施例3
試料S1、S2、S3、S6、S7の平均ドメインサイズを測定し、比較する。ドメインサイズの分析に関しては、各試料からの2個の異なる被覆研磨粒子についての少なくとも2枚の異なるSEM顕微鏡写真(後方散乱モード)を得る。個々のドメインを解像するのに適した倍率、典型的には10000〜50000倍を用いる。2個の研磨粒子のそれぞれについて少なくとも3個のドメインを無作為に選択し、分析により最長寸法を求める。最長寸法を測定し、任意のドメインのドメインサイズとして記録する。全部で少なくとも6回の測定を行い、平均をだす。得られる値は、粒状研磨材の試料の平均ドメインサイズである。
図13A、13Bは、倍率50000倍で観察した場合の試料S1からの2個の被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真で示されるように、6個の無作為のドメインを測定する(各粒子から3個のドメイン)。試料S1のコーティングの平均ドメインサイズを計算すると82.8nmである。
図14A、14Bは、倍率50000倍で観察した場合の試料S2からの2個の被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真で示されるように、6個の無作為のドメインを測定する(各粒子から3個のドメイン)。試料S2のコーティングの平均ドメインサイズを計算すると119nmである。
図15A、15Bは、倍率10000倍で観察した場合の試料S3からの2個の被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真で示されるように、6個の無作為のドメインを測定する(各粒子から3個のドメイン)。試料S3のコーティングの平均ドメインサイズを計算すると270nmである。
図16A、16Bは、倍率50000倍で観察した場合の試料S6からの2個の被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真で示されるように、6個の無作為のドメインを測定する(各粒子から3個のドメイン)。試料S6のコーティングの平均ドメインサイズを計算すると約87nmである。
加えて、図16C、16Dは、倍率500倍で観察した場合の試料S6からの被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真で示されるように、試料S6のコーティングは高いマクロノジュール数を示す。実際、図16Cのコーティングは、画像の視野内の約24ミクロンの面積内に60個を超えるマクロノジュール(約67個のマクロノジュール)を有する。図16Dの画像中の試料S6のコーティングは、画像の視野内の約24ミクロンの面積内に40個を超える(約47個)のマクロノジュールを有する。
試料S6の研磨粒子上のマクロノジュールの密度を別の観点から見るために、図16E、16Fも用意する。これらは倍率500倍でのSEM画像である。はっきりと示されているように、試料S6の各研磨粒子は、コーティングの表面から伸び且つ各粒子を覆う数多くのマクロノジュール1601を高密度で有する。
図17A、17Bは、倍率50000倍で観察した場合の試料S7からの2個の被覆研磨粒子のSEM顕微鏡写真である。写真に示されるように、6個の無作為のドメインを測定する(各粒子から3個のドメイン)。試料S7のコーティングの平均ドメインサイズを計算すると490nmである。
図18A、18Bは、Tomei社から市販の2つの異なるタイプの被覆研磨粒子のSEM画像である。特に、図18Aは、約19%のニッケル材料でコーティングされたサイズが8〜16ミクロンのダイヤモンド粒子を表す。はっきりと示されるように、図18Aの粒子は、ニッケルのコンフォーマルコーティングを活用していない。実際、コーティングには大きな間隙及び開口部が存在し、研磨粒子の多くの外面が露出している。コーティングは、平均ドメインサイズ376nmを有する。
図18Bは、約30%のニッケルでコーティングされた、約12〜25ミクロンの平均粒径を有するダイヤモンドの図である。はっきりと示されるように、図18Bの粒子は、ニッケルのコンフォーマルコーティングを活用していない。実際、コーティングには大きな間隙及び開口部が存在し、研磨粒子の多くの外表面が露出している。コーティングは、平均ドメインサイズ428nmを有する。
とりわけ、本明細書に記載の実施形態によるコーティングを形成するドメインの平均ドメインサイズは、慣用の粒状研磨材上のコーティングのドメインサイズより著しく小さい。特定の理論に結びつけようとするものではないが、この小さいドメインサイズは本発明のめっき工程独特の反応キネティクスの結果かもしれないと考えられ、この独特の反応キネティクスが研磨粒子上での薄くコンフォーマルなコーティングの形成を支援する。
本願では最先端の被覆研磨粒子からの躍進を描いている。数多くの従来の文献及び特許は微細な研磨粒子上での薄くコンフォーマルなコーティングの形成を広く提案しているが、そのようなコーティングの実際の形成は実際にはそう簡単には達成されない。これとは対照的に、全てを理解しているわけではないが、本願の出願人は、広範囲にわたる実験に基づいた研究を通して、微細な研磨粒子上の薄くコンフォーマルなコーティングを、本明細書に記載の組み合わせのプロセスパラメータの制御によって達成し得ることを発見した。得られる、本明細書に記載の実施形態の粒状研磨材は、極めて薄いコーティング、特定の材料を使用すること、バッチ中の研磨粒子の圧倒的多数及び各研磨粒子の外面面積の圧倒的大部分にわたって微細な研磨粒子を覆うこと、また特定のドメインサイズのドメインを含むコーティングを含めた、これまでにない組み合わせの特徴を含む。
さらに、電気めっきコーティングとは異なり、コーティングは無電解法で形成されるため、コーティングが研磨粒子の縁又は隅に蓄積されない。鋭い縁にも堆積物は全体として(as a hole)同じ厚さで堆積し、結果的にコーティングが研磨粒子の表面上により均一に堆積される。
本開示を、本開示が請求項の範囲又は意味を示す又は限定するのに用いられないという理解のもとで提出する。加えて、上記の開示においては、本開示を簡素化することを目的として、様々な特徴を1つの実施形態においてまとめる又は説明する場合もある。本開示は、本明細書に記載の実施形態が請求項に記載の特徴を限定する意図を反映するとは解釈されず、またさらに、本明細書に記載の任意の特徴を組み合わせることで本発明の主題を表し得る。また、本発明の主題は、開示の任意の実施形態の一部の特徴も対象とし得る。

Claims (47)

  1. 外面を有し、超研磨材を含む、約50ミクロン以下のメジアン粒径を有する研磨粒子と、
    前記研磨粒子の前記外面の実質的に全てを覆うニッケルを前記研磨粒子とコーティングとの総重量の約1重量%〜約30重量%の範囲内の量で含むコーティングとを含む、粒状材料。
  2. 外面を有し、超研磨材を含む研磨粒子と、前記研磨粒子の前記外面を覆う金属を含むコーティングとを含み、
    前記コーティングが約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、
    前記コーティングが前記コーティングの外面100ミクロンあたり10個未満のマクロノジュールを更に含む、粒状材料。
  3. 外面を有し、超研磨材を含む研磨粒子と、前記研磨粒子の前記外面を覆う金属を含むコーティングとを含み、
    前記コーティングが約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、
    前記コーティングが前記研磨粒子と前記コーティングとの総重量の約1重量%〜約30重量%を占める、粒状材料。
  4. 前記研磨粒子がダイヤモンドを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  5. 前記研磨粒子が実質的にダイヤモンドから成る、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  6. 前記コーティングが、前記研磨粒子と前記コーティングとの総重量の約1重量%〜約28重量%の範囲内の量で存在する、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  7. 前記コーティングが、前記研磨粒子と前記コーティングとの総重量の約2重量%〜約20重量%の範囲内で存在する、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  8. 前記コーティングが約1000nm以下の平均厚さを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  9. 前記コーティングが少なくとも約10nmの平均厚さを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  10. 前記コーティングが前記メジアン粒径の約5%未満の平均厚さを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  11. 前記コーティングが前記メジアン粒径の少なくとも約0.05%の平均厚さを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  12. 前記メジアン粒径が約50ミクロン以下である、請求項2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  13. 前記メジアン粒径が少なくとも約0.5ミクロンである、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  14. 前記メジアン粒径が約10ミクロン以下であり、前記コーティングが前記研磨粒子と前記コーティングとの総重量の約10重量%〜約30重量%の範囲内の量で存在する、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  15. 前記コーティングが前記研磨粒子の前記外面と直接接触している、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  16. 前記コーティングの少なくとも一部が前記外面から離間されている、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  17. 前記コーティングがリン(P)を含み、前記コーティングが前記コーティングの全量に対して約30%以下のリン含有量を含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  18. 前記コーティングがニッケルを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  19. 前記コーティングが、約250nm以下の平均ドメインサイズを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  20. 前記コーティングが少なくとも約30nmの平均ドメインサイズを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  21. 前記コーティングが前記研磨粒子の全外面面積の少なくとも約90%を覆う、請求項2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  22. 前記コーティングが、前記コーティングの外面100ミクロンあたり9個未満のマクロノジュールを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  23. 前記コーティングが25ミクロンあたり1個未満のマクロノジュールを含む、請求項1、2及び3のいずれか一項に記載の粒状材料。
  24. 同一バッチからの粒状研磨材の試料を含み、前記試料が超研磨材を含む少なくとも100個の無作為に選択された研磨粒子を含み、前記研磨粒子の少なくとも約75%が、前記研磨粒子の外面を覆う実質的にコンフォーマルな金属コーティングを含み、前記コーティングが約260nm以下の平均ドメインサイズを有するドメインを含み、前記コーティングが前記コーティングの外面100ミクロンあたり10個未満のマクロノジュールを更に含む、物品。
  25. 前記試料が、約50ミクロン以下のメジアン粒径を含む、請求項24に記載の物品。
  26. 前記試料が、前記試料について前記研磨粒子とコーティングとの総重量の約1重量%〜約30重量%の範囲内でコーティングを含む、請求項24に記載の物品。
  27. 前記研磨粒子がダイヤモンドを含む、請求項24に記載の物品。
  28. 前記粒状研磨材の試料が約1000nm以下の平均厚さを有するコーティングを含む、請求項24に記載の物品。
  29. 前記粒状研磨材の試料が、メジアン粒径の約5%未満の平均厚さを有するコーティングを含む、請求項24に記載の物品。
  30. 前記コーティングが、前記粒状研磨材の試料について前記コーティングの全量の約30%以下のリン含有量を含む、請求項24に記載の物品。
  31. 前記試料の粒状研磨材の少なくとも75%が、前記試料の各研磨粒子の外面面積の少なくとも90%を覆うコーティングを含む、請求項24に記載の物品。
  32. 前記試料の粒状研磨材の少なくとも50%が、前記コーティングの外面の任意の部位において実質的にマクロノジュールを有さない、請求項24に記載の物品。
  33. 前記試料中の粒状研磨材の実質的に全てがマクロノジュールを有さない、請求項24に記載の物品。
  34. 前記試料が、平均コーティング厚さの約1.5倍以下の平均最大厚さを含む、請求項24に記載の物品。
  35. 外面を有し、ダイヤモンドを含む、約50ミクロン以下のメジアン粒径を有する研磨粒子と、
    前記研磨粒子の前記外面を覆うニッケル系合金を含むコーティングとを含み、
    前記コーティングが約280nm以下の平均厚さを有し、前記コーティングが前記平均コーティング厚さの約1.5倍以下の最大厚さを有する、粒状材料。
  36. 超研磨材を含む、約50ミクロン以下のメジアン粒径を有する研磨粒子を用意するステップと、
    めっきにより前記研磨粒子上に金属を含むコンフォーマルコーティングを形成するステップとを含み、
    前記金属が前記研磨粒子の総重量の約1〜約20重量%の範囲内の量で存在し、前記形成を、pH、温度、Ni/P比及びこれらの組み合わせから成るプロセスパラメータ群から選択される少なくとも2つのプロセスパラメータの組み合わせを制御することで行う、粒状材料の形成方法。
  37. 前記形成を、少なくとも3つのプロセスパラメータの組み合わせの制御によって行う、請求項36に記載の方法。
  38. 前記形成を、迅速な核形成速度と緩慢な成長キネティクスで行う、請求項36に記載の方法。
  39. 前記Ni/P比が約0.45以下である、請求項36に記載の方法。
  40. 前記Ni/P比が少なくとも約0.03である、請求項36に記載の方法。
  41. 前記pHが酸性である、請求項36に記載の方法。
  42. 前記pHが約6以下である、請求項36に記載の方法。
  43. 前記pHが少なくとも約0.5である、請求項36に記載の方法。
  44. 還元剤がアルカリ成分を含む、請求項36に記載の方法。
  45. 前記還元剤が次亜リン酸ナトリウムを含む、請求項36に記載の方法。
  46. 前記温度が約210°F(99℃)以下である、請求項36に記載の方法。
  47. 前記温度が少なくとも約90°F(32℃)である、請求項36に記載の方法。
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