JP2015233101A - インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法 - Google Patents

インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015233101A
JP2015233101A JP2014119892A JP2014119892A JP2015233101A JP 2015233101 A JP2015233101 A JP 2015233101A JP 2014119892 A JP2014119892 A JP 2014119892A JP 2014119892 A JP2014119892 A JP 2014119892A JP 2015233101 A JP2015233101 A JP 2015233101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
substrate
imprint
mold
droplets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014119892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6329437B2 (ja
JP2015233101A5 (ja
Inventor
裕充 山口
Hiromitsu Yamaguchi
裕充 山口
宮島 義一
Yoshikazu Miyajima
義一 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014119892A priority Critical patent/JP6329437B2/ja
Priority to US14/732,219 priority patent/US10197910B2/en
Priority to KR1020150081090A priority patent/KR101870011B1/ko
Publication of JP2015233101A publication Critical patent/JP2015233101A/ja
Publication of JP2015233101A5 publication Critical patent/JP2015233101A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329437B2 publication Critical patent/JP6329437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping

Abstract

【課題】基板上に目標量のインプリント材を供給するために有利なインプリント装置を提供する。
【解決手段】基板上に供給されたインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント装置は、前記インプリント材の液滴を前記基板に向けてそれぞれ吐出する複数のノズルを有し、各ノズルからの液滴の吐出によって前記基板上に前記インプリント材を供給する供給部と、前記供給部から前記基板上に供給される液滴の前記基板上における配置を示すマップに従って、各ノズルにおける液滴の吐出を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記マップに従って前記基板上に実際に供給された前記インプリント材の総量に関する情報に基づいて、各ノズルから吐出される各液滴の理想体積と前記供給部から前記基板上に供給される液滴の数との積が前記情報における前記インプリント材の総量に近づくように前記マップを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法に関する。
基板上のインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント装置が、半導体デバイスなどの量産用リソグラフィ装置の1つとして注目されている。インプリント装置は、インプリント材の液滴を基板に向けて吐出する複数のノズルを含む。そして、インプリント装置は、基板上に供給させる液滴の基板上における配置を示すマップに従って各ノズルにおける液滴の吐出をそれぞれ制御することにより、基板上にインプリント材を供給する。
インプリント装置では、ノズルの製造ばらつきなどにより、各ノズルから実際に吐出される各液滴の体積が理想体積(目標体積)と異なる場合がある。この場合、モールドによって成形された後のインプリント材の膜厚が許容範囲に収まらないことがありうる。特許文献1には、各ノズルから液滴として吐出されるインプリント材の吐出量を個別に調整することができるインプリント装置が提案されている。
特開2013−65624号公報
特許文献1に記載されたインプリント装置では、各ノズルから吐出される各液滴の体積が理想体積になるように各ノズルの駆動電圧が個別に制御される。しかしながら、この場合、各ノズルを制御するための回路構成や、インプリント材を基板上に供給する際における各ノズルの制御が複雑化しうる。
そこで、本発明は、基板上に目標量のインプリント材を供給するために有利なインプリント装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのインプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント装置であって、前記インプリント材の液滴を前記基板に向けてそれぞれ吐出する複数のノズルを有し、各ノズルからの液滴の吐出によって前記基板上に前記インプリント材を供給する供給部と、前記供給部から前記基板上に供給される液滴の前記基板上における配置を示すマップに従って、各ノズルにおける液滴の吐出を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記マップに従って前記基板上に実際に供給された前記インプリント材の総量に関する情報に基づいて、各ノズルから吐出される各液滴の理想体積と前記供給部から前記基板上に供給される液滴の数との積が前記情報における前記インプリント材の総量に近づくように前記マップを更新する、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、基板上に目標量のインプリント材を供給するために有利なインプリント装置を提供することができる。
第1実施形態のインプリント装置を示す概略図である。 マップを作成する方法を示すフローチャートである。 供給量分布の一例を示す図である。 供給量分布に基づいて作成されたマップを示す図である。 第1実施形態におけるインプリント処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるマップの更新についてのフローチャートである。 インプリント材の膜厚分布を示す図である。 補正分布を示す図である。 新たに作成されたマップを示す図である。 第2実施形態におけるマップの更新についてのフローチャートである。 第1モールドおよび第2モールドを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態のインプリント装置100について説明する。インプリント装置100は、半導体デバイスなどの製造に使用され、モールド1を用いて基板上のインプリント材6を成形するインプリント処理を行う。例えば、インプリント装置100は、凹凸のパターンが形成されたモールド1を基板上のインプリント材6に接触させた状態で当該インプリント材6を硬化させる。そして、インプリント装置100は、モールド1と基板4との間隔を広げ、硬化したインプリント材6からモールド1を剥離(離型)することによって基板上にインプリント材6で構成されたパターンを形成することができる。インプリント材6を硬化する方法には、熱を用いる熱サイクル法と光を用いる光硬化法とがあり、第1実施形態では光硬化法を採用する例について説明する。光硬化法とは、インプリント材6として未硬化の紫外線硬化樹脂を基板上に供給し、モールド1とインプリント材6とを接触させた状態でインプリント材6に紫外線を照射することにより当該インプリント材6を硬化させる方法である。ここでは、光として紫外線を用いる場合について説明するが、それとは異なる波長の光を用いてもよい。
[インプリント装置の構成について]
図1は、第1実施形態のインプリント装置100を示す概略図である。インプリント装置100は、モールド1を保持するモールドステージ2と、基板4を保持する基板ステージ5と、基板上のインプリント材6に光を照射して当該インプリント材6を硬化させる硬化部3とを含みうる。また、インプリント装置100は、インプリント材6を基板4に供給する供給部7と、制御部8とを含みうる。制御部8は、例えばCPUやメモリなどを有し、インプリント処理を制御する(インプリント装置100の各部を制御する)。
モールド1は、通常、石英など紫外線を透過させることが可能な材料で作製されており、基板側の面における一部の領域(パターン領域1a)には、基板上のインプリント材6を成形するための凹凸のパターンが形成されている。また、基板4には、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板などが用いられうる。基板4の上面(被処理面)には、後述する供給部7によってインプリント材6が供給される。
モールドステージ2は、例えば真空吸着力や静電力などによりモールド1を保持し、モールド1のパターン領域1aと基板上のインプリント材6とを接触させたり剥離させたりするようにモールド1をZ方向に駆動する。モールドステージ2は、Z方向にモールド1を駆動する機能だけでなく、XY方向やθ方向(Z軸周りの回転方向)におけるモールド1の位置を調整する調整機能や、モールド1の傾きを補正するためのチルト機能などを有していてもよい。また、基板ステージ5は、例えば真空吸着力や静電力などにより基板4を保持し、基板4のXY方向における位置決めを行う。基板ステージ5は、XY方向に基板4を移動させる機能だけでなく、Z方向に基板4を移動させる機能やθ方向における基板4の位置を調整する調整機能などを有していてもよい。ここで、第1実施形態のインプリント装置100では、モールド1と基板4との間の距離を変える動作がモールドステージ2によって行われるが、それに限られるものではなく、基板ステージ5によって行われてもよいし、双方で相対的に行われてもよい。
硬化部3は、インプリント処理の際に、基板上に供給されたインプリント材6に光(紫外線)を照射し、当該インプリント材6を硬化する。硬化部3は、例えば、インプリント材6を硬化させる光(紫外線)を射出する光源を有する。さらに、光源から射出された光をインプリント処理において適切な光に調整するための光学素子を含んでいてもよい。ここで、第1実施形態では光硬化法が採用されているため、紫外線を射出する光源が用いられているが、例えば熱硬化法を採用する場合には、インプリント材6としての熱硬化性樹脂を硬化させるための熱源が光源の代わりに用いられる。
供給部7は、インプリント材6を収容するタンク7aと、タンク7aに収容されたインプリント材6を基板に供給するディスペンサ7bとを含みうる。ディスペンサ7bは、インプリント材6の液滴を基板4に向けてそれぞれ吐出する複数のノズル7cを有する。供給部7は、基板4と供給部7とが相対的に移動している状態で各ノズル7cからインプリント材6の液滴を吐出させることにより、基板上にインプリント材6を供給する。例えば、複数のノズル7cがY方向に沿って配列している場合、各ノズル7cからインプリント材6の液滴を基板4に供給する工程は、複数のノズル7cの配列方向と異なる方向(例えばX方向)に基板4が移動している状態で行われる。このとき、各ノズル7cにおける液滴の吐出または非吐出(吐出のタイミング)は、基板上に供給させるインプリント材6の液滴の基板上における配置を示すマップに従って制御部8により制御される。マップは、モールド1のパターン領域1aに形成された凹凸のパターンの設計情報、および各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積に基づいて制御部8によって事前に作成される。各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積とは、各ノズル7cに製造誤差や目詰まりなどの異常が生じていない状態において各ノズル7cから吐出されるべき各液滴の体積のことを示す。
[マップの作成方法について]
ここで、制御部8がマップを作成する方法について説明する。図2は、各ノズル7cによるインプリント材6の液滴の吐出を制御するためのマップを作成する方法を示すフローチャートである。S21では、制御部8は、モールド1に形成された凹凸のパターンの設計情報(パターンの位置および凹部の深さを示す情報)に基づいて、当該パターンに必要なインプリント材6の供給量分布11を求める。例えば、制御部8は、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積を用いて、モールド1によって凹凸のパターンに成形されたインプリント材6の膜厚が許容範囲に収まるように供給量分布11を求める。ここで、インプリント材6の膜厚としては、例えば、インプリント材6で構成された凹凸のパターンの凹部と基板4との間のインプリント材6の厚さのことを示す。一般に、この膜厚は、残膜(RLT)と呼ばれている。残膜の代わりに、基板上に形成されたインプリント材6のパターンの高さを用いてもよい。図3は、モールド1に形成されたパターンの設計情報に基づいて求められた供給量分布11の一例を示す図である。ここでは、供給量分布11は、色の濃淡による多値の画像データで表されており、色が濃い方がインプリント材6の供給量が多いことを示している。例えば、図3に示される供給量分布11おいて、領域11aは、モールド上のパターン領域1aに対応する領域であり、インプリント材6が領域11bより多く供給される。
S22では、制御部8は、S21で求めた供給量分布11に対してハーフトーン処理による二値化を行い、インプリント材6の液滴を供給させる基板上の位置を示すマップを作成する。ハーフトーン処理としては、例えば、誤差拡散法が用いられうる。図4は、供給量分布11に基づいて作成されたマップ12を示す図であり、ディスペンサ7bにおける複数のノズル7cの配列も併せて示している。マップ12は、Y方向における複数の画素とディスペンサ7bにおける複数のノズル7cとが同じ数になるように作成されうる。ここで、S22で作成されるマップ12は、基板上における1つのショット領域に供給させるべきインプリント材6の液滴の配置を表すものである。ショット領域とは、1回のインプリント処理によってモールド1のパターンを転写させる基板上の領域のことである。また、図4に示すマップ12において、黒い画素12aはインプリント材6の液滴を供給させるショット領域上の位置を表し、白い画素12bはインプリント材6の液滴を供給させないショット領域上の位置を表す。S23では、制御部8は、S22で作成したマップを記憶する。
制御部8は、このように作成されたマップに従い、基板4と供給部7を相対的にX方向に移動させながら、各ノズル7cにおける液滴の吐出を制御する。しかしながら、インプリント装置100では、ノズル7cの製造ばらつきなどにより、各ノズル7cから実際に吐出される各液滴の体積が理想体積と異なる場合がある。この場合、上述の方法で作成されたマップを用いて各ノズル7cの吐出を制御してしまうと、供給部7によって基板上に実際に供給されたインプリント材6の総量が、インプリント材6の膜厚を目標膜厚にするために必要なインプリント材6の総量と異なりうる。その結果、モールド1を用いて成形されたインプリント材6の膜厚が目標膜厚に近づけることが困難になりうる。そこで、本実施形態のインプリント装置100は、マップに従って基板上に実際に供給されたインプリント材6の総量に関する情報を取得する。そして、インプリント装置100は、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積と供給部7から基板上に供給される液滴の数との積が、当該情報におけるインプリント材6の総量に近づくように当該マップを更新する。以下に、第1実施形態のインプリント装置100におけるインプリント処理について説明する。
[インプリント処理について]
図5は、第1実施形態におけるインプリント処理を示すフローチャートである。S51では、制御部8は、モールド1をモールドステージ2の下に搬送するようにモールド搬送機構(不図示)を制御し、モールド1を保持するようにモールドステージ2を制御する。モールド1(パターン領域1a)には、上述のように設計情報に従った凹凸のパターンが形成されており、モールド1に形成されたパターンを識別するための個別IDが設定されている。制御部8は、読み取り機構(不図示)にモールド1の個別IDを読み取らせ、その個別IDを取得する。S52では、制御部8は、S51で取得したモールド1の個別IDに基づいて、ディスペンサ7bが有する複数のノズル7cの各々を制御するためのマップを取得する。マップは、モールド1に形成された凹凸のパターンの設計情報に基づいて予め作成されてもよいし、個別IDからパターンの設計情報を読み出して逐次作成されてもよい。S53では、制御部8は、基板4を基板ステージ5の上に搬送するように基板搬送機構(不図示)を制御し、基板4を保持するように基板ステージ5を制御する。これにより、基板4がインプリント装置内に配置される。
S54では、制御部8は、モールド1のパターンを転写する対象のショット領域にインプリント材6を供給するように供給部7を制御する。例えば、制御部8は、基板4をX方向に移動させながら、S53で取得したマップに従って各ノズル7cにおける液滴の吐出を制御する。S55では、制御部8は、基板ステージ5を制御することにより、インプリント材6が供給されたショット領域をモールド1のパターン領域1aの下に配置させる。そして、制御部8は、モールド1と基板4との距離が短くなるようにモールドステージ2を制御し、モールド1と基板上のインプリント材6とを接触させる。S56では、制御部8は、モールド1とインプリント材6とが接触している状態で、モールド1と基板4との位置合わせを行う。例えば、制御部8は、モールド1に設けられたマークと基板4に設けられたマークとをアライメントスコープ(不図示)に検出させ、検出されたモールド1のマークと基板4のマークとを用いてモールド1と基板4との相対位置を制御する。ここで、S55およびS56の工程において、基板上のインプリント材6をモールド1のパターンの凹部に十分に充填させるため、モールド1とインプリント材6とを接触させた状態で所定の時間を経過させるとよい。
S57では、制御部8は、モールド1を接触させたインプリント材6に対して光(紫外線)を照射するように硬化部3を制御し、当該インプリント材6を硬化させる。S58では、制御部8は、モールド1と基板4との距離が長くなるようにモールドステージ2を制御し、モールド1をインプリント材6から剥離(離型)させる。S59では、制御部8は、基板上に引き続きモールド1のパターンを転写するショット領域(次のショット領域)があるか否かの判定を行う。次のショット領域がある場合はS54に進み、次のショット領域がない場合はS60に進む。S60では、制御部8は、基板4を基板ステージ5から回収するように基板搬送機構(不図示)を制御する。S61では、制御部8は、マップを更新するか否かを判断する。マップを更新する場合はS62に進み、マップを更新しない場合はS63に進む。制御部8は、例えば、モールド1のパターンが転写されたショット領域の個数や基板4の枚数、前にマップを更新した時期からの経過時間、ディスペンサ7bの交換時期などを考慮してマップを更新するか否かの判断を行うとよい。特に、制御部8は、ディスペンサ7bを交換したときにマップを更新するように当該判断を行うとよい。また、制御部8は、モールド1を用いて実際に成形されたインプリント材6の膜厚と目標膜厚との差が閾値以上である場合にマップを更新するように当該判断を行ってもよい。S62では、制御部8は、後述するように、マップに従って基板上に実際に供給されたインプリント材6の総量に関する情報に基づいてマップを更新する。例えば、制御部8は、マップにおける液滴の数を変更することにより当該マップを更新する。S63では、制御部8は、引き続きモールド1のパターンの転写を行う基板4(次の基板4)があるか否かの判定を行う。次の基板4がある場合はS53に進み、次の基板がない場合はインプリント処理を終了する。
[マップの更新について]
次に、S62において実施されるマップの更新について説明する。図6は、マップの更新についてのフローチャートである。S62−a1では、制御部8は、マップに従って基板上に実際に供給されたインプリント材6の体積に関する情報を取得する。当該情報は、例えば、マップに従って基板上に供給され、且つモールド1を用いて成形された後のインプリント材6を用いて取得されうる。モールド1を用いて成形されたインプリント材6の総量(体積V)は、例えば式(1)によって表される。式(1)において、Spはモールド1の凹凸パターンにおける凹部のXY方向における面積、Dはモールド1の凹凸パターンにおける凹部の深さ、Saはモールド上のパターン領域1aの面積、RLTはインプリント材6の膜厚(残膜の厚さ)を示す。即ち、制御部8は、当該インプリント材6の膜厚とモールド1の凹凸パターンの設計情報とに基づいて当該情報を取得することができる。インプリント材6の膜厚は、例えば、インプリント装置100内に設けられた計測部40や、インプリント装置100の外部に設けられた計測装置などによって計測されうる。図7は、基板上(ショット領域上)における複数の箇所の各々で計測されたインプリント材6の膜厚分布13(残膜の厚さ分布)を示す図である。図7では、各箇所におけるインプリント材6の膜厚が、色の濃淡による多値の画像データによって表される。例えば、図7における箇所13aはインプリント材6の膜厚が箇所13bより薄い箇所を示す。
A=Sp×D+Sa×RLT ・・・(1)
S62−a2では、制御部は、マップにおける液滴の数を補正するための補正係数αを決定する。例えば、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積Vd、マップにおける液滴の数N、および取得した情報におけるインプリント材6の体積Aの関係は、補正係数αを用いて式(2)によって表されうる。したがって、制御部8は、式(2)を満たすように補正係数αを決定する。即ち、制御部8は、各ノズル7cからの各液滴の理想体積、およびマップにおける液滴の数を、S62−a1で取得された情報におけるインプリント材の総量から除することによって補正係数αを決定する。このように決定した補正係数αをマップにおける液滴の数Nに乗じた値が、各ノズル7cから実際に吐出される各液滴の体積と理想体積との間に差が生じている場合に、マップにおいて必要な液滴の数(必要数N’)となる。ここで、図7に示すように、モールド1を用いて成形されたインプリント材6の膜厚が各箇所において異なる場合には、各箇所について補正係数αを求めてもよい。この場合、マップにおける液滴の数が各箇所について変更される。
Vd×N×α=Sp×D+Sa×RLT ・・・(2)
S62−a3では、制御部8は、S62−a2で決定した補正係数αを用いて、基板上に供給される液滴の配置を示すマップを新たに作成する。制御部8は、モールド1の凹凸パターンの設計情報に基づいて求められた供給量分布11に補正係数αを乗じることにより、供給部7によってインプリント材6を基板上に供給する量が補正された分布(補正分布14)を作成する。図8は、補正分布14の例を示す図であり、色の濃淡による多値の画像データで表されている。図8に示す補正分布14において、領域14aは、モールド上のパターン領域1aに対応する領域であり、インプリント材6が領域14bより多く供給される。また、図8に示す補正分布14の例では、図3に示す供給量分布11に比べて全体的に色が濃くなっており、インプリント材6の供給量を全体的に増やすこととなる。
制御部8は、図8に示す補正分布14に対してハーフトーン処理による二値化を行うことにより、供給部7から基板上に供給される液滴の数が必要数N’になるように新たなマップを作成することができる。即ち、制御部8は、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積と供給部7によって基板上に供給される液滴の数との積が、S62−a1で取得した情報におけるインプリント材6の総量に近づくようにマップを作成することができる。図9は、新たに作成されたマップ15を示す図である。図9に示すマップ15において、黒い画素15aはインプリント材6の液滴を供給させるショット領域上の位置を表し、白い画素15bはインプリント材6の液滴を供給させないショット領域上の位置を表す。図9に示す新たなマップ15では、図4に示すマップ12と比較して、液滴の数が変更されていることがわかる。S62−a4では、制御部8は、S62−a3において新たに作成されたマップを記憶し、マップの更新を行う。
ここで、上述の工程によって決定された補正係数αは、補正係数αを決定するために用いられたマップとは異なるマップ(第4マップ)を作成する際にも用いられうる。この場合、制御部8は、第4マップにおける液滴の数が、各ノズル7cから吐出される液滴の理想体積とモールドの凹凸パターンの設計情報とに基づいて求められる液滴の数に補正係数αを乗じた数になるように当該第4マップを作成する。このように、第4マップを作成することにより、第4マップに従って基板上に供給され、モールドを用いて成形されたインプリント材6の膜厚を目標膜厚に近づけることができる。
上述したように、第1実施形態のインプリント装置100は、マップに従って基板上に実際に供給されたインプリント材の総量に関する情報に基づいて、マップにおける液滴の数を補正するための補正係数αを決定する。そして、インプリント装置100は、決定した補正係数αを用いて、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積と供給部7から基板上に供給される液滴の数との積が、当該情報におけるインプリント材6の総量に近づくように当該マップを更新する。これにより、インプリント装置100は、各ノズル7cから実際に吐出される液滴の体積が理想体積と異なる場合であっても、モールド1を用いて成形されたインプリント材の膜厚を目標膜厚に近づけることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態のインプリント装置について説明する。第1実施形態では、1つのマップに従って基板上に実際に供給されたインプリント材6の総量に関する情報に基づいて補正係数αを求める例について説明した。この補正係数αを更に精度よく求めるためには、互いに異なる複数の条件において取得された複数の情報を用いることが好ましい。複数の情報は、例えば、複数のマップの各々に従って基板上に供給されたインプリント材の総量を求めることによって取得されうる。第2実施形態では、複数のマップの各々に従って基板上に供給され、各マップに対応するモールドを用いて成形されたインプリント材の総量(体積)を求めることによって取得された複数の情報に基づいて補正係数α1を求める例について説明する。以下の説明では、第2実施形態のインプリント装置におけるマップの更新について説明する。また、第2実施形態のインプリント装置は、第1実施形態のインプリント装置100と装置構成が同じであるため、ここでは装置構成についての説明を省略する。
[マップの更新について]
第2実施形態のインプリント装置において実施されるマップの更新(S62)について説明する。図10は、第2実施形態におけるマップの更新についてのフローチャートである。
S62−b1では、制御部8は、マップの更新に使用されるモールドを保持するようにモールドステージ2を制御する。S62−b2では、制御部8は、基板(例えばダミー基板)を保持するように基板ステージを制御する。S62−b3では、制御部8は、モールドのパターンを転写する基板上の領域に、マップに従ってインプリント材を供給するように供給部7を制御する。ここでは、S62−b1においてモールドステージ2に保持されたモールドについて図2のフローチャートを実行することによって作成されたマップが用いられることが好ましい。S62−b4では、制御部8は、インプリント材が供給された基板上の領域をモールドのパターン領域の下に配置させ、モールドと基板上のインプリント材とを接触させる。S62−b5では、制御部8は、モールドを接触させたインプリント材に対して光(紫外線)を照射するように硬化部3を制御し、当該インプリント材を硬化させる。
S62−b6では、制御部8は、硬化したインプリント材からモールドを剥離(離型)させる。S62−b7では、制御部8は、凹凸のパターンに成形されたインプリント材の膜厚を計測部40によって計測し、供給部7によって基板上に実際に供給されたインプリント材の総量に関する情報を取得する。ここでは、インプリント材の膜厚が、インプリント装置内における計測部40によって計測されるが、インプリント装置の外部に設けられた計測装置などによって計測されてもよい。S62−b8では、制御部8は、インプリント材の総量に関する情報の数が規定数に達したか否かを判断する。情報の数が規定数に達した場合はS62−b9に進む。一方で、情報の数が規定数に達していない場合はS62−b1に進み、情報の取得に用いられたモールドとは異なるモールドを用いて情報の取得を開始する。
S62−b9では、制御部8は、S62−b1〜S62−b7の工程を繰り返すことによって取得された複数の情報に基づいて補正係数α1を決定する。例えば、第1モールド1’および第2モールド1”を含む複数のモールド用いて補正係数α1を求める場合を想定する。図11は、第1モールド1’および第2モールド1”をそれぞれ示す図である。第1モールド1’および第2モールド1”は、図11に示すように、凹凸のパターンにおける凹部の深さが互いに異なるようにそれぞれ構成されている。この場合、制御部8は、S62−b7において、第1マップに従って基板上に供給され且つ第1モールド1’を用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて第1情報を取得することができる。第1マップは、第1モールド1’について図2のフローチャートを実行することによって作成されることが好ましい。このとき、各ノズル7cから吐出される液滴の理想体積Vd、第1マップにおける液滴の数N1、および第1情報におけるインプリント材の総量の間における関係は、補正係数α1を用いて式(3)によって表されうる。式(3)における右辺が第1情報におけるインプリント材の総量を示しており、第1モールド1’のパターンの設計情報および第1モールド1’を用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて算出される。ここで、式(3)において、Spはモールド(第1モールド1’または第2モールド1”)に形成されたパターンにおける凹部のXY方向における面積、D1は第1モールドに形成されたパターンにおける凹部の深さを示す。また、Saはモールド上のパターン領域の面積、RLT1は第1モールド1’を用いて成形されたインプリント材6の膜厚(残膜の厚さ)を示す。
Vd×N1×α1=Sp×D1+Sa×RLT1 ・・・(3)
また、制御部8は、S62−b7において、第2マップに従って基板上に供給され且つ第2モールド1”を用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて第2情報を取得することができる。第2マップは、第2モールド1”について図2のフローチャートを実行することによって作成されることが好ましい。このとき、各ノズルから吐出される液滴の理想体積、第2マップにおける液滴の数、および第2情報におけるインプリント材の総量との関係は、補正係数α1を用いて式(4)によって表されうる。式(4)における右辺が第2情報におけるインプリント材の体積を示しており、第2モールド1”のパターンの設計情報および第2モールド1”を用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて算出される。そして、制御部8は、式(3)および式(4)を用いることにより、補正係数α1を決定することができる。ここで、式(4)において、N2は第2マップにおける液滴の数、D2は第2モールド1”に形成された凹凸のパターンにおける凹部の深さ、RLT2は第2モールド1”を用いて成形されたインプリント材6の膜厚(残膜の厚さ)を示す。
Vd×N2×α1=Sp×D2+Sa×RLT2 ・・・(4)
S62−b10では、制御部8は、S62−b9で決定した補正係数α1を用いて、基板上に供給されるインプリント材の液滴の配置を示すマップを新たに作成する。S62−b10の工程は、上述のS62−a3の工程と同様であるため、ここでは説明を省略する。S62−b11では、制御部8は、S62−b10において新たに作成されたマップを記憶し、マップの更新を行う。
上述したように、第2実施形態のインプリント装置は、複数のマップの各々に従って基板上に供給されたインプリント材の総量を求めることによって取得された複数の情報を用いて補正係数α1を求める。そして、第2実施形態のインプリント装置は、補正係数α1を用いて新たなマップを作成することによりマップの更新を行う。このように複数の情報を用いて補正係数α1を求め、マップの更新を行うことにより、モールド1を用いて成形されたインプリント材の膜厚を目標膜厚に更に近づけることができる。ここで、第2実施形態では、2枚のモールド(第1モールド1’および第2モールド1”)を用いてマップの更新を行う例について説明したが、モールドの枚数は2枚に限らず3枚以上でもよい。また、マップの更新に使用される複数のモールドは、図5のフローチャートにおけるS51〜S60の工程において使用されたモールド1を含んでもよい。この場合、当該モールド1を用いて成形されたインプリント材6の総量に関する情報が、複数の情報の1つとして用いられうる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態のインプリント装置について説明する。第3実施形態では、複数のマップの各々に従って基板上に供給されたインプリント材の体積を求めることによって取得された複数の情報に基づいて補正係数α2を求める例について説明する。第2実施形態では複数のモールドを用いて複数の情報を取得したが、第3実施形態では1枚のモールド(第3モールド)を用いて複数の情報を取得する。以下に、第3実施形態におけるマップの更新について説明する。第3実施形態におけるマップの更新は、図10に示すフローチャートに従って行われ、S62−b9の工程が第2実施形態におけるマップの更新と異なる。
S62−b9では、制御部8は、S62−b1〜S62−b7の工程をくり返すことによって取得された複数の情報に基づいて補正係数α2を求める。例えば、1枚のモールド(第3モールド)に対して第1マップおよび第2マップを含む複数のマップを用いて補正係数α2を求める場合を想定する。ここで、第1マップにおける液滴の数および第2マップにおける液滴の数は互いに異なっている。この場合、制御部8は、S62−b7において、第1マップに従って基板上に供給され且つ第3モールドを用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて第1情報を取得することができる。このとき、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積Vd、第1マップにおける液滴の数N1、および第1情報におけるインプリント材の総量の間における関係は、補正係数α2を用いて式(5)によって表されうる。式(5)における右辺が第1情報におけるインプリント材の総量を示しており、第3モールドのパターンの設計情報および第1マップを用いたときのインプリント材の膜厚に基づいて算出される。ここで、式(5)において、Spは第3モールドに形成されたパターンにおける凹部のXY方向における面積、Dは第3モールドに形成されたパターンにおける凹部の深さを示す。また、Saはモールド上のパターン領域の面積、RLT1は第1マップを用いたときのインプリント材6の膜厚(残膜の厚さ)を示す。
Vd×N1×α2=Sp×D+Sa×RLT1 ・・・(5)
また、制御部8は、S62−b7において、第2マップに従って基板上に供給され且つ第3モールドを用いて成形されたインプリント材の膜厚に基づいて第2情報を取得することができる。このとき、各ノズル7cから吐出される各液滴の理想体積Vd、第2マップにおける液滴の数N2、および第2情報におけるインプリント材の総量の間における関係は、補正係数α2を用いて式(6)によって表されうる。式(6)における右辺が第2情報におけるインプリント材の総量を示しており、第3モールドのパターンの設計情報および第2マップを用いたときのインプリント材の膜厚に基づいて算出される。そして、制御部8は、式(5)および式(6)を用いることにより補正係数α2を求めることができる。ここで、式(6)において、RLT2は第2マップを用いたときのインプリント材の膜厚を示す。
Vd×N2×α2=Sp×D+Sa×RLT2 ・・・(6)
上述したように、第3実施形態のインプリント装置は、複数のマップの各々に従って基板上に供給されたインプリント材の総量を求めることによって取得された複数の情報を用いて補正係数α2を求める。そして、第3実施形態のインプリント装置は、補正係数α2を用いて新たなマップを作成することによりマップの更新を行う。このように複数の情報を用いて補正係数α2を求めてマップの更新を行うことにより、第2実施形態と同様に、モールド1を用いて成形されたインプリント材6の膜厚を目標膜厚に更に近づけることができる。ここで、補正係数α2を求めるために用いられる第3モールドは、図5のフローチャートにおけるS51〜S60の工程において使用されたモールド1であってもよい。また、マップの更新に使用される複数のマップは、図5のフローチャートにおけるS51〜S60の工程において使用されたマップであってもよい。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された樹脂に上記のインプリント装置を用いてパターンを形成する工程(基板にインプリント処理を行う工程)と、かかる工程でパターンを形成された基板を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:モールド、4:基板、6:インプリント材、7:供給部、8:制御部、100:インプリント装置

Claims (13)

  1. 基板上に供給されたインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント装置であって、
    前記インプリント材の液滴を前記基板に向けてそれぞれ吐出する複数のノズルを有し、各ノズルからの液滴の吐出によって前記基板上に前記インプリント材を供給する供給部と、
    前記供給部から前記基板上に供給される液滴の前記基板上における配置を示すマップに従って、各ノズルにおける液滴の吐出を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記マップに従って前記基板上に実際に供給された前記インプリント材の総量に関する情報に基づいて、各ノズルから吐出される各液滴の理想体積と前記供給部から前記基板上に供給される液滴の数との積が前記情報における前記インプリント材の総量に近づくように前記マップを更新する、ことを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記制御部は、前記情報における前記インプリント材の総量から前記理想体積と前記マップにおける液滴の数とを除することによって係数を決定し、前記係数を用いて前記マップを更新する、ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記制御部は、前記供給部から前記基板上に供給される液滴の数が前記マップにおける液滴の数に前記係数を乗じた数になるように前記マップを更新する、ことを特徴とする請求項2に記載のインプリント装置。
  4. 前記制御部は、複数のマップの各々に従って前記インプリント材を基板上に供給することによって取得された複数の情報を用いて前記係数を決定し、
    前記複数の情報は、前記複数のマップのうち第1マップに従って基板上に実際に供給された前記インプリント材の体積に関する第1情報と、前記複数のマップのうち第2マップに従って基板上に実際に供給された前記インプリント材の体積に関する第2情報とを含み、
    前記第1マップにおける液滴の数および前記第2マップにおける液滴の数は互いに異なる、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のインプリント装置。
  5. 前記制御部は、前記第1マップに従って基板上に供給され且つ第1モールドを用いて成形された前記インプリント材の膜厚に基づいて前記第1情報を取得し、前記第2マップに従って基板上に供給され且つ第2モールドを用いて成形された前記インプリント材の膜厚に基づいて前記第2情報を取得し、
    前記第1モールドおよび第2モールドは、凹凸のパターンをそれぞれ含み、前記凹凸のパターンにおける凹部の深さが互いに異なる、ことを特徴とする請求項4に記載のインプリント装置。
  6. 前記制御部は、前記第1マップに従って基板上に供給され且つ第3モールドを用いて成形された前記インプリント材の膜厚に基づいて前記第1情報を取得し、前記第2マップに従って基板上に供給され且つ前記第3モールドを用いて成形された前記インプリント材の膜厚に基づいて前記第2情報を取得する、ことを特徴とする請求項4に記載のインプリント装置。
  7. 前記制御部は、前記係数を決定するために用いられたマップとは異なる第4マップを、前記第4マップにおける液滴の数が、前記理想体積とモールドのパターンの設計情報とに基づいて求められる液滴の数に前記係数を乗じた数になるように作成する、ことを特徴とする請求項2乃至6のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  8. 前記制御部は、前記マップに従って前記基板上に供給され且つ前記モールドを用いて成形された前記インプリント材の膜厚と前記モールドのパターンの設計情報に基づいて前記情報を取得する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  9. 前記マップは、前記理想体積と前記モールドのパターンの設計情報とに基づいて作成されている、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  10. 基板に供給され且つモールドを用いて成形されたインプリント材の膜厚を計測する計測部を更に含む、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  11. 基板上に供給されたインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント装置であって、
    前記インプリント材の液滴を前記基板に向けてそれぞれ吐出する複数のノズルを有し、各ノズルからの液滴の吐出によって前記基板上に前記インプリント材を供給する供給部と、
    前記供給部から前記基板上に供給される液滴の前記基板上における配置を示すマップに従って、各ノズルにおける液滴の吐出を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記マップに従って前記基板上に実際に供給された前記インプリント材の総量に関する情報に基づいて、各ノズルから吐出される各液滴の理想体積と前記マップにおける液滴の数とを前記情報における前記インプリント材の総量から除することによって係数を決定し、
    前記係数を決定するために用いられたマップとは異なるマップを、前記異なるマップにおける液滴の数が、前記理想体積とモールドのパターンの設計情報とに基づいて求められる液滴の数に前記係数を乗じた数になるように作成する、ことを特徴とするインプリント装置。
  12. 基板上に供給されたインプリント材をモールドを用いて成形するインプリント方法であって、
    前記インプリント材の液滴を前記基板に向けてそれぞれ吐出する複数のノズルを用い、前記基板上に供給される液滴の前記基板上における配置を示すマップに従って、各ノズルから液滴を吐出させる吐出工程と、
    前記マップに従って前記基板上に実際に供給された前記インプリント材の体積に関する情報に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の理想体積および前記マップにおける液滴の数から決定される前記インプリント材の総量が前記情報における前記体積に近づくように前記マップを更新する更新工程と、
    を含むことを特徴とするインプリント方法。
  13. 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載のインプリント装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程でパターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
JP2014119892A 2014-06-10 2014-06-10 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法 Active JP6329437B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014119892A JP6329437B2 (ja) 2014-06-10 2014-06-10 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
US14/732,219 US10197910B2 (en) 2014-06-10 2015-06-05 Imprint apparatus, imprint method, and method of manufacturing article
KR1020150081090A KR101870011B1 (ko) 2014-06-10 2015-06-09 임프린트 장치, 임프린트 방법 및 물품의 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014119892A JP6329437B2 (ja) 2014-06-10 2014-06-10 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015233101A true JP2015233101A (ja) 2015-12-24
JP2015233101A5 JP2015233101A5 (ja) 2017-07-13
JP6329437B2 JP6329437B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=54768847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014119892A Active JP6329437B2 (ja) 2014-06-10 2014-06-10 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10197910B2 (ja)
JP (1) JP6329437B2 (ja)
KR (1) KR101870011B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019041100A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、物品製造方法、成形装置および成形方法。
JP2022008157A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 キヤノン株式会社 液滴パターンを生成するためのシステムおよび方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10493672B2 (en) * 2017-06-26 2019-12-03 Canon Kabushiki Kaisha Imprint apparatus, method of manufacturing article, information processing apparatus, method of supporting map editing, and storage medium
US11175598B2 (en) * 2017-06-30 2021-11-16 Canon Kabushiki Kaisha Imprint apparatus and method of manufacturing article
US11036130B2 (en) * 2017-10-19 2021-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Drop placement evaluation
JP7475147B2 (ja) * 2020-01-23 2024-04-26 キヤノン株式会社 表示制御方法、編集支援方法、物品製造方法、プログラムおよび情報処理装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502157A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 モレキュラー・インプリンツ・インコーポレーテッド ナノスケール製造技術における流体の分配およびドロップ・オン・デマンド分配技術
US20100097590A1 (en) * 2008-10-21 2010-04-22 Molecular Imprints, Inc. Robust optimization to generate drop patterns in imprint lithography which are tolerant of variations in drop volume and drop placement
KR20110078908A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 주식회사 디엠에스 액정 디스플레이의 배향 패턴 형성 방법
JP2012033769A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Toshiba Corp パタン形成方法
JP2012054322A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toshiba Corp インプリントレシピ作成装置及び方法並びにインプリント装置及び方法
JP2012069818A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Toshiba Corp 微細加工方法、微細加工装置、および微細加工プログラム
JP2012069701A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp インプリント方法、半導体集積回路製造方法およびドロップレシピ作成方法
JP2012114157A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Toshiba Corp ドロップレシピ作成方法およびデータベース作成方法
JP2012213761A (ja) * 2011-03-25 2012-11-08 Fujifilm Corp 機能性液体吐出装置及びインプリントシステム並びに機能性液体吐出方法
JP2013065624A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp インクジェットヘッドの吐出量補正方法、吐出量補正装置、及び機能性インク配置装置並びにナノインプリントシステム
US20130249981A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Droplet positioning method, pattern forming method, droplet positioning program, droplet positioning device, and template pattern design method
KR20140032272A (ko) * 2012-09-06 2014-03-14 엘지디스플레이 주식회사 배향막 형성장치 및 형성방법

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175422B1 (en) * 1991-01-31 2001-01-16 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for the computer-controlled manufacture of three-dimensional objects from computer data
US6652256B2 (en) * 2000-10-27 2003-11-25 Dorsey D. Coe Three-dimensional model colorization during model construction from computer aided design data
KR20040017271A (ko) * 2001-07-03 2004-02-26 동경 엘렉트론 주식회사 도포장치 및 도포방법
JP4168795B2 (ja) * 2002-04-19 2008-10-22 セイコーエプソン株式会社 製膜方法、製膜装置、デバイス、デバイスの製造方法、及び電子機器
US7316748B2 (en) * 2002-04-24 2008-01-08 Wisconsin Alumni Research Foundation Apparatus and method of dispensing small-scale powders
JP4089375B2 (ja) 2002-09-30 2008-05-28 ヤマハ株式会社 ミキシング方法、ミキシング装置およびプログラム
JP4366538B2 (ja) * 2003-09-04 2009-11-18 リコープリンティングシステムズ株式会社 三次元積層造形物用支持体材料、三次元積層造形物の中間体、三次元積層造形物の製造方法、三次元積層造形物の製造装置
JP5318112B2 (ja) * 2008-09-30 2013-10-16 富士フイルム株式会社 多層被覆装置、及び多層被覆方法
US8512797B2 (en) 2008-10-21 2013-08-20 Molecular Imprints, Inc. Drop pattern generation with edge weighting
RU2481607C2 (ru) * 2008-11-21 2013-05-10 Шарп Кабусики Кайся Способ инжектирования капель выравнивающего материала и устройство для его осуществления
JP5694219B2 (ja) 2012-03-21 2015-04-01 株式会社東芝 滴下位置設定プログラム、インプリント方法およびインプリント装置
US9067299B2 (en) * 2012-04-25 2015-06-30 Applied Materials, Inc. Printed chemical mechanical polishing pad
US9102099B1 (en) * 2014-02-05 2015-08-11 MetaMason, Inc. Methods for additive manufacturing processes incorporating active deposition
US10343349B2 (en) * 2014-03-30 2019-07-09 Stanley Korn System, method and apparatus for 3D printing
US9067446B1 (en) * 2014-03-31 2015-06-30 Xerox Corporation System for detecting inoperative inkjets in three-dimensional object printing using a test pattern and an ultrasonic sensor
JP6329425B2 (ja) * 2014-05-02 2018-05-23 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
CN105313332B (zh) * 2014-06-09 2020-05-05 联合工艺公司 由两部分组成的热固性树脂增材制造系统
US10571801B2 (en) * 2014-12-09 2020-02-25 Canon Kabushiki Kaisha Coating apparatus, imprint apparatus, and method of manufacturing article
US20160288378A1 (en) * 2015-04-03 2016-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Imprint material discharging device

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502157A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 モレキュラー・インプリンツ・インコーポレーテッド ナノスケール製造技術における流体の分配およびドロップ・オン・デマンド分配技術
US20100097590A1 (en) * 2008-10-21 2010-04-22 Molecular Imprints, Inc. Robust optimization to generate drop patterns in imprint lithography which are tolerant of variations in drop volume and drop placement
KR20110078908A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 주식회사 디엠에스 액정 디스플레이의 배향 패턴 형성 방법
JP2012033769A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Toshiba Corp パタン形成方法
JP2012054322A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toshiba Corp インプリントレシピ作成装置及び方法並びにインプリント装置及び方法
JP2012069701A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp インプリント方法、半導体集積回路製造方法およびドロップレシピ作成方法
JP2012069818A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Toshiba Corp 微細加工方法、微細加工装置、および微細加工プログラム
JP2012114157A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Toshiba Corp ドロップレシピ作成方法およびデータベース作成方法
JP2012213761A (ja) * 2011-03-25 2012-11-08 Fujifilm Corp 機能性液体吐出装置及びインプリントシステム並びに機能性液体吐出方法
JP2013065624A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp インクジェットヘッドの吐出量補正方法、吐出量補正装置、及び機能性インク配置装置並びにナノインプリントシステム
US20130249981A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Droplet positioning method, pattern forming method, droplet positioning program, droplet positioning device, and template pattern design method
JP2013201278A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Toshiba Corp 滴状体配置方法、パターン形成方法、滴状体配置プログラム、滴状体配置装置、およびテンプレートのパターンの設計方法
KR20140032272A (ko) * 2012-09-06 2014-03-14 엘지디스플레이 주식회사 배향막 형성장치 및 형성방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019041100A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、物品製造方法、成形装置および成形方法。
JP2022008157A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 キヤノン株式会社 液滴パターンを生成するためのシステムおよび方法
US11474441B2 (en) 2020-06-25 2022-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Systems and methods for generating drop patterns
JP7223062B2 (ja) 2020-06-25 2023-02-15 キヤノン株式会社 液滴パターンを生成するためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6329437B2 (ja) 2018-05-23
US20150352756A1 (en) 2015-12-10
KR20150141893A (ko) 2015-12-21
US10197910B2 (en) 2019-02-05
KR101870011B1 (ko) 2018-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6329425B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
JP6329437B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
JP6418773B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法および物品の製造方法
JP5813603B2 (ja) インプリント装置およびインプリント方法
JP6497938B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法。
US10120276B2 (en) Imprint apparatus, imprint method, and method of manufacturing article
US20150234287A1 (en) Resist placing method and resist placing program
TW201604934A (zh) 壓印設備及製造物品的方法
JP7079085B2 (ja) インプリントリソグラフィのための液滴法および装置
KR102102754B1 (ko) 임프린트 장치, 임프린트 방법 및 물품의 제조 방법
US10707078B2 (en) Imprint method, imprint apparatus, program, and article manufacturing method
JP6661334B2 (ja) 装置、および物品の製造方法
JP6566843B2 (ja) パターン形成方法、インプリントシステムおよび物品製造方法
JP7433861B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法、物品の製造方法、基板、および、型
JP7257817B2 (ja) インプリント装置、および物品の製造方法
US10585349B2 (en) Imprint apparatus and method of manufacturing semiconductor device
KR20190133600A (ko) 데이터 생성 방법, 임프린트 방법, 임프린트 장치, 및 물품 제조 방법
JP7441037B2 (ja) インプリント装置、情報処理装置、インプリント方法及び物品の製造方法
US20230088435A1 (en) Droplet recipe creation method, pattern formation method, and manufacturing method of semiconductor device
JP2023043494A (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、成形装置及び物品の製造方法
KR20190027911A (ko) 임프린트 장치 및 물품 제조 방법
JP2016015387A (ja) インプリント装置、インプリントシステム、および物品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6329437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151