JP2015231330A5 - - Google Patents

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インバータシステム、インバータ装置およびインバータシステムの制御方法
本発明は、インバータシステム、インバータ装置およびインバータシステムの制御方法に関する。
インバータ装置に設けられるインバータセルは、インバータセルのコンバータ回路により交流(AC)電圧から変換された直流(DC)電圧を平滑化するための平滑コンデンサを有している。平滑コンデンサが直流電圧を平滑化するためには、最初に平滑コンデンサを充電しておく必要がある。
しかし、インバータ装置に最初に電圧を印加する際には、平滑コンデンサは充電されていない。
そこで、平滑コンデンサを初期充電するための技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2002−345258号公報
ここに開示される技術の課題は、簡素な構成によりインバータ装置の平滑コンデンサの初期充電を可能とすることにある。
第1の特徴に係るインバータシステムは、インバータ装置と平滑コンデンサ充電装置とを備えている。インバータ装置は変圧器と複数のインバータセルとを有している。変圧器は複数の一次巻線と複数の二次巻線とを有している。複数の一次巻線には入力交流電圧が第1電源から供給される。複数の二次巻線は中間交流電圧を生成するように複数の一次巻線と電磁的に接続される。複数のインバータセルは中間交流電圧から可変交流電圧を生成する。複数のインバータセルのそれぞれはコンバータ回路と平滑コンデンサとインバータ回路とを有している。コンバータ回路は中間交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサは直流電圧を平滑化する。インバータ回路は平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧から可変交流電圧の相電圧を少なくとも部分的に生成する。平滑コンデンサ充電装置には第1電源とは異なる第2電源から電力が供給される。複数の一次巻線および複数の二次巻線を介して初期充電電力を平滑コンデンサに供給するように平滑コンデンサ充電装置は複数の一次巻線に電気的に接続されている。
第2の特徴に係るインバータ装置は変圧器と複数のインバータセルと初期充電制御部とを備えている。変圧器は複数の一次巻線と複数の二次巻線とを有している。複数の一次巻線には入力交流電圧が第1電源から供給される。複数の二次巻線は中間交流電圧を生成するように複数の一次巻線に電磁的に接続される。複数のインバータセルは中間交流電圧から可変交流電圧を生成する。複数のインバータセルのそれぞれはコンバータ回路と平滑コンデンサとインバータ回路とを有している。コンバータ回路は中間交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサは直流電圧を平滑化する。インバータ回路は平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧から可変交流電圧の相電圧を少なくとも部分的に生成する。初期充電制御部は、第1電源とは異なる第2電源から供給される電力を用いて複数の一次巻線および複数の二次巻線を介して初期充電電力を平滑コンデンサに供給するように平滑コンデンサ充電装置を制御する。
第3の特徴に係るインバータシステムの制御方法では、インバータシステムは変圧器を有している。変圧器は、複数の一次巻線と、複数の一次巻線と電磁的に接続される複数の二次巻線と、を有している。この制御方法では、インバータシステムの複数のインバータセルを用いて可変交流電圧を生成するように、複数の一次巻線に第1電源から入力交流電圧が供給される。入力交流電圧を供給する前に、第1電源とは異なる第2電源から供給された電力を用いて、複数のインバータセルのそれぞれに設けられた平滑コンデンサに複数の一次巻線および複数の二次巻線を介して初期充電電力が供給される。
第4の特徴に係るインバータシステムは、インバータ装置と平滑コンデンサ充電装置とを備えている。インバータ装置は変圧器と複数のインバータセルとを有している。変圧器は複数の一次巻線と複数の二次巻線とを有している。複数の一次巻線のそれぞれは入力端子と第1端子と第2端子とを有している。入力交流電圧は入力端子に供給される。第1端子は入力端子および第1端子の間において複数の一次巻線のそれぞれの第1巻数を規定している。第2端子は入力端子および第2端子の間において複数の一次巻線のそれぞれの第2巻数を規定している。第2巻数は第1巻数と異なっている。複数の二次巻線は中間交流電圧を生成するように複数の一次巻線に電磁的に接続される。複数のインバータセルは中間交流電圧から可変交流電圧を生成する。複数のインバータセルのそれぞれはコンバータ回路と平滑コンデンサとインバータ回路とを有している。コンバータ回路は中間交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサは直流電圧を平滑化する。インバータ回路は平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧から可変交流電圧の相電圧を少なくとも部分的に生成する。平滑コンデンサ充電装置は、第2端子に電気的に接続されており、第2端子を介して初期充電電力を平滑コンデンサに供給する。
ここに開示される技術であれば、簡素な構成によりインバータ装置の平滑コンデンサの初期充電が可能となる。
第1実施形態に係るインバータシステムの概要を示す概略ブロック図 図1に示すインバータシステムに設けられた変圧器の概略図 図1に示すインバータシステムに設けられたインバータセルの概略図 図1に示すインバータシステムに設けられたインバータ制御部の概略ブロック図 図1に示すインバータシステムの制御のフローチャート 図1に示すインバータシステムの制御のタイムチャート 図1に示すインバータシステムに設けられたチャージインバータの電圧クラスの例 第1実施形態に係るインバータシステムの他の例示的な概要を示す概略ブロック図 第1実施形態に係るインバータシステムの他の例示的な概要を示す概略ブロック図 第2実施形態に係るインバータシステムの概要を示す概略ブロック図 図10に示すインバータシステムに設けられたインバータ制御部の概略ブロック図 図10に示すインバータセルに設けられた平滑コンデンサの初期充電のフローチャート
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。図中において同じ符号は、対応するまたは同一の構成を示している。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係るインバータシステム10は、第1電源PS1から供給される入力交流(AC)電力に基づいて可変交流(AC)電力を生成する。本実施形態では、インバータシステム10は、R相、S相およびT相を有する三相入力交流電圧に基づいてU相、V相およびW相を有する可変三相交流電圧を生成する多重インバータシステムである。しかし、入力交流電圧は少なくとも二相を有していればよい。インバータシステム10は交流モータ2のような交流負荷に電気的に接続されている。起動指令、停止指令および電圧指令などの操作指令は外部装置4に入力される。外部装置4の例としては、例えば、インバータシステム10および交流モータ2を制御するためにユーザが操作する操作装置が挙げられる。
図1に示すように、インバータシステム10はインバータ装置12を有している。インバータ装置12は、変圧器14およびインバータセル16U、16Vおよび16Wを有している。変圧器14は主スイッチ回路18を介して第1電源PS1に電気的に接続されている。入力交流電圧は主スイッチ回路18を介して第1電源PS1からインバータ装置12の変圧器14に供給される。主スイッチ回路18は、インバータ制御装置40からの信号に応じて、インバータ装置12を第1電源PS1に電気的に接続およびインバータ装置12を第1電源PS1から電気的に遮断する。主スイッチ回路18は閉信号に応じて閉動作を行う電磁開閉器を有している。しかし、第1電源PS1およびインバータ装置12の間に他のスイッチ回路が設けられていてもよい。
図1に示すように、変圧器14は一次巻線20R、20Sおよび20Tを有している。一次巻線20R、20Sおよび20Tは主スイッチ回路18を介して第1電源PS1に電気的に接続されている。入力交流電圧は第1電源PS1から一次巻線20R、20Sおよび20Tへ供給される。一次巻線20R、20Sおよび20Tは、入力交流電圧のR相、S相およびT相にそれぞれ対応している。
一次巻線20Rは、入力端子TRi、中性端子TR1(第1端子の一例)および第1タップTR2(第2端子の一例)を有している。一次巻線20Sは、入力端子TSi、中性端子TS1(第1端子の一例)および第1タップTS2(第2端子の一例)を有している。一次巻線20Tは、入力端子TTi、中性端子TT1(第1端子の一例)および第1タップTT2(第2端子の一例)を有している。一次巻線20R、20Sおよび20Tには、入力端子TRi、TSiおよびTTiを介して入力交流電圧が第1電源PS1から供給される。
中性端子TR1は入力端子TRiおよび中性端子TR1の間において一次巻線20Rの第1巻数NR1を規定している。中性端子TS1は入力端子TSiおよび中性端子TS1の間において一次巻線20Sの第1巻数NS1を規定している。中性端子TT1は入力端子TTiおよび中性端子TT1の間において一次巻線20Tの第1巻数NT1を規定している。本実施形態では、中性端子TR1、TS1およびTT1は中性点として機能するよう互いに電気的に接続されている。
第1タップTR2は入力端子TRiおよび第1タップTR2の間において一次巻線20Rの第2巻数NR2を規定している。第1タップTS2は入力端子TSiおよび第1タップTS2の間において一次巻線20Sの第2巻数NS2を規定している。第1タップTT2は入力端子TTiおよび第1タップTT2の間において一次巻線20Tの第2巻数NT2を規定している。第2巻数NR2は第1巻数NR1と異なっている。第2巻数NS2は第1巻数NS1と異なっている。第2巻数NT2は第1巻数NT1と異なっている。本実施形態では、第2巻数NR2は第1巻数NR1よりも多い。第2巻数NS2は第1巻数NS1よりも多い。第2巻数NT2は第1巻数NT1よりも多い。つまり、第1タップTR2、TS2およびTT2は正側タップ(例えば、+5%タップ)として機能し得る。
一次巻線20Rは第2タップTR3(第3端子の一例)をさらに有している。第2タップTR3は入力端子TRiおよび第2タップTR3の間において第3巻数NR3を規定している。一次巻線20Sは第2タップTS3(第3端子の一例)をさらに有している。第2タップTS3は入力端子TSiおよび第2タップTS3の間において第3巻数NS3を規定している。一次巻線20Tは第2タップTT3(第3端子の一例)をさらに有している。第2タップTT3は入力端子TTiおよび第2タップTT3の間において第3巻数NT3を規定している。本実施形態では、第3巻数NR3は第1巻数NR1よりも少ない。第3巻数NS3は第1巻数NS1よりも少ない。第3巻数NT3は第1巻数NT1よりも少ない。つまり、第2タップTR3、TS3およびTT3は負側タップ(例えば、−5%タップ)として機能し得る。
図2に示すように、変圧器14は二次巻線22R、22Sおよび22Tを有している。本実施形態では、変圧器14は、交流モータ2に供給される可変交流電圧のU相、V相およびW相に対応する3つの二次巻線グループWG1、WG2およびWG3を有している。二次巻線グループWG1、WG2およびWG3のそれぞれは、入力交流電圧のR相、S相およびT相に対応する二次巻線22R、22Sおよび22Tを有している。
各二次巻線グループWG1、WG2およびWG3の二次巻線22R、22Sおよび22Tは、中間交流電圧を生成するように一次巻線20R、20Sおよび20Tに電磁的に接続される。二次巻線グループWG1の二次巻線22R、22Sおよび22Tはインバータセル16Uに電気的に接続されている。二次巻線グループWG2の二次巻線22R、22Sおよび22Tはインバータセル16Vに電気的に接続されている。二次巻線グループWG3の二次巻線22R、22Sおよび22Tはインバータセル16Wに電気的に接続されている。インバータセル16U、16Vおよび16Wは並列に接続されている。インバータセル16U、16Vおよび16Wは中間交流電圧から可変交流電圧を生成する。
図3に示すように、各インバータセル16U、16Vおよび16Wは、コンバータ回路24、平滑コンデンサ26およびインバータ回路28を有している。コンバータ回路24は中間交流電圧を直流(DC)電圧に変換する。平滑コンデンサ26は直流電圧を平滑化する。インバータ回路28は、平滑コンデンサ26で平滑化された直流電圧から可変交流電圧の相電圧を生成する。
インバータセル16Uのインバータ回路28は、中間交流電圧から可変交流電圧のU相電圧を生成する。インバータセル16Vのインバータ回路28は、中間交流電圧から可変交流電圧のV相電圧を生成する。インバータセル16Wのインバータ回路28は、中間交流電圧から可変交流電圧のW相電圧を生成する。図3に示すように、インバータセル16U、16Vおよび16Wの各インバータ回路28は、例えば、トランジスタ28aおよびフリーホイールダイオード28bを有している。トランジスタ28aはゲート信号に応じてオンおよびオフする。フリーホイールダイオード28bはトランジスタ28aを保護する。
各インバータセル16U、16Vおよび16Wは、平滑コンデンサ26に作用する電圧(例えば、P−N電圧)Vpnを検出する電圧検出器30を有している。インバータセル16U、16Vおよび16Wは、パルス幅変調(PWM)制御を実行するように電圧Vpnを用いてゲート信号を生成するゲート信号生成部32をさらに有している。インバータセル16U、16Vおよび16Wの各トランジスタ28aは、ゲート信号生成部32により生成されたゲート信号に応じてオンおよびオフする。本実施形態では、電圧Vpnは平滑コンデンサ26の初期充電の制御にも用いられる。
図1に示すように、インバータシステム10は平滑コンデンサ充電装置34を有している。平滑コンデンサ充電装置34は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように一次巻線20R、20Sおよび20Tに電気的に接続されている。本実施形態では、平滑コンデンサ充電装置34は第1タップTR2、TS2およびTT2に電気的に接続されている。平滑コンデンサ充電装置34は、第1タップTR2、TS2およびTT2を介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給する。第1電源PS1とは異なる第2電源PS2から平滑コンデンサ充電装置34に電力は供給される。
本実施形態では、第2電源PS2は、第1電源PS1とは独立して設けられており、第1電源PS1の定格電圧とは異なる定格電圧を有している。例えば、第2電源PS2は、第1電源PS1の定格電圧よりも低い定格電圧を有している。しかし、第2電源PS2は第1電源PS1の定格電圧以上の定格電圧を有していてもよい。
本実施形態では、例えば、初期充電電力は交流電圧であるが、初期充電電力が直流電圧であってもよい。そのような実施形態においては、第2電源PS2および平滑コンデンサ充電装置34が直流電源(例えば、バッテリーやバッテリーおよびDC/DCコンバータの組み合わせ)であってもよい。
図1に示すように、平滑コンデンサ充電装置34は一次巻線20R、20Sおよび20Tに電気的に接続された充電インバータ36を有している。充電インバータ36は、一次巻線20R、20Sおよび20Tに可変充電電圧を供給する。平滑コンデンサ充電装置34は、充電インバータ36および変圧器14の間に設けられた充電スイッチ回路38をさらに有している。本実施形態では、一次巻線20R、20Sおよび20Tの第1タップTR2、TS2およびTT2は充電スイッチ回路38および充電インバータ36を介して第2電源PS2に電気的に接続されている。充電スイッチ回路38は充電インバータ36をインバータ装置12に電気的に接続および充電インバータ36をインバータ装置12から電気的に遮断する。充電スイッチ回路38は閉信号に応じて閉動作を行う電磁開閉器を有している。しかし、第2電源PS2および充電インバータ36の間に他のスイッチ回路が設けられていてもよい。
図1に示すように、インバータ装置12はインバータ制御装置40を有している。インバータ制御装置40は、主スイッチ回路18、インバータセル16U、16Vおよび16Wおよび平滑コンデンサ充電装置34を制御する。インバータ制御装置40は主スイッチ回路18、インバータセル16U、16Vおよび16Wおよび平滑コンデンサ充電装置34と接続されている。
図4に示すように、インバータ制御装置40はプロセッサを有している。プロセッサにはCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)が搭載されている。例えば、ROMに記憶されたプログラムがCPUに読み込まれることにより、インバータ制御装置40の機能が実現されている。図4はインバータ制御装置40の機能ブロックを示している。
インバータ制御装置40は、可変交流電圧を生成するようにインバータセル16U、16Vおよび16Wを制御するインバータセル制御部42を有している。交流モータ2は、交流モータ2の回転速度を検出する回転速度センサ6を有している。インバータセル制御部42は、外部装置4から出力される回転速度指令および回転速度センサ6により検出される回転速度に基づいてインバータセル16U、16Vおよび16Wへの電圧指令を生成する。例えば、インバータセル制御部42はPID(Proportional-Integral-Derivative)制御を用いて電圧指令を生成する。各インバータセル16U、16Vおよび16Wのゲート信号生成部32は、電圧指令に基づいてゲート信号を生成する。
インバータ制御装置40は主スイッチ制御部44を有している。主スイッチ制御部44は、インバータ装置12を第1電源PS1に電気的に接続およびインバータ装置12を第1電源PS1から電気的に遮断するように主スイッチ回路18を制御する。
図1および図4に示すように、インバータ装置12は初期充電コントローラ46を有している。初期充電コントローラ46は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように平滑コンデンサ充電装置34を制御する。具体的には、図1に示すように、初期充電コントローラ46は、第1電源PS1とは異なる第2電源PS2から供給される電力を用いて、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように、平滑コンデンサ充電装置34を制御する。本実施形態では、初期充電コントローラ46はインバータ制御装置40に設けられているが、初期充電コントローラ46がインバータ制御装置40とは別個に設けられていてもよい。
図4に示すように、初期充電コントローラ46は電圧検出器30により検出された電圧Vpnに基づいて平滑コンデンサ充電装置34を制御する。具体的には、初期充電コントローラ46は充電状態判定部48を有している。充電状態判定部48は、電圧検出器30により検出される電圧Vpnに基づいて平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かを判定する。
本実施形態では、充電状態判定部48は基準電圧記憶部50および電圧比較部52を有している。基準電圧記憶部50は基準電圧Vrefを記憶する。例えば、基準電圧Vrefはインバータ装置12の定格バス電圧の約70%である。電圧比較部52は、各インバータセル16U、16Vおよび16Wの電圧検出器30により検出された電圧Vpnの少なくとも1つを、基準電圧Vrefと比較する。
本実施形態では、電圧比較部52は各電圧Vpnを基準電圧Vrefと比較する。充電状態判定部48は、各電圧Vpnが基準電圧Vrefよりも低い場合に各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと判定する。しかし、電圧比較部52が電圧Vpnの1つ(例えば、インバータセル16Uの平滑コンデンサ26の電圧Vpn)を基準電圧Vrefと比較するよう構成されていてもよい。
さらに、充電状態判定部48は、電圧検出器30により検出された電圧Vpnに基づいて、電圧(例えば、平均電圧、最高電圧および最低電圧)を算出するよう構成されていてもよい。そのような実施形態では、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かを判定するために、充電状態判定部48は算出された電圧を基準電圧Vrefと比較する。充電状態判定部48は、電圧Vpn以外のファクタに基づいて各平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かを判定するよう構成されていてもよい。例えば、充電状態判定部48は、平滑コンデンサ充電装置34の作動時間に基づいて各平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かを判定するよう構成されていてもよい。
図1に示すように、外部装置4から出力される開始信号に基づいて一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して平滑コンデンサ26への初期充電電力の供給を開始するように、初期充電コントローラ46は平滑コンデンサ充電装置34を制御する。開始信号としては、例えば、インバータ起動信号や充電開始信号が挙げられる。インバータ起動信号は、可変交流電圧を生成するようにインバータ装置12を起動するための信号である。充電開始信号は、平滑コンデンサ26の初期充電を開始するための信号であり、インバータ起動信号とは異なる。本実施形態では、外部装置4は、インバータ起動信号および充電開始信号の両方として開始信号を出力する。しかし、外部装置4がインバータ起動信号および充電開始信号を異なる信号として出力するよう構成されていてもよい。
図4に示すように、初期充電コントローラ46は充電制御部54を有している。充電制御部54は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように、充電状態判定部48の判定結果に基づいて平滑コンデンサ充電装置34を制御する。
具体的には、平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと充電状態判定部48が判定する場合、充電制御部54は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを開始するように平滑コンデンサ充電装置34を制御する。平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると充電状態判定部48が判定する場合、充電制御部54は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを停止するように平滑コンデンサ充電装置34を制御する。
本実施形態では、充電制御部54は、充電状態判定部48の判定結果に基づいて充電インバータ36および充電スイッチ回路38を制御する。具体的には、充電制御部54は充電スイッチ制御部56および充電インバータ制御部58を有している。充電スイッチ制御部56は、充電インバータ36をインバータ装置12に電気的に接続および充電インバータ36をインバータ装置12から電気的に遮断するように充電スイッチ回路38を制御する。一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように、充電インバータ制御部58は充電インバータ36を制御する。
平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと充電状態判定部48が判定する場合、充電スイッチ制御部56は、充電インバータ36をインバータ装置12に電気的に接続するように充電スイッチ回路38を制御する。平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると充電状態判定部48が判定する場合、充電スイッチ制御部56は、充電インバータ36をインバータ装置12から電気的に遮断するように充電スイッチ回路38を制御する。
平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと充電状態判定部48が判定する場合は、充電インバータ制御部58は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを開始するように充電インバータ36を制御する。平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると充電状態判定部48が判定する場合は、充電インバータ制御部58は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを停止するように充電インバータ36を制御する。
初期充電コントローラ46は可変充電電圧を徐々に増加させるように充電インバータ36を制御する。本実施形態では、充電制御部54の充電インバータ制御部58は、可変充電電圧をゼロから上限値まで徐々に増加させるように充電インバータ36を制御する。
充電インバータ制御部58は充電電力指令を生成する。充電インバータ36は、充電インバータ制御部58により生成された充電電力指令に基づいて初期充電電力を一次巻線20R、20Sおよび20Tに供給する。充電電力指令には充電電圧指令および充電周波数指令が含まれる。充電インバータ制御部58は、充電電圧指令が示す目標電圧を所定の割合で徐々に増加させ、充電周波数指令が示す目標周波数を所定の割合で徐々に増加させる。充電インバータ36は充電電圧指令および充電周波数指令に基づいて初期充電電力の電圧および周波数を変化させる。初期充電電圧の増加率は初期充電周波数の増加率と概ね同じである。しかし、初期充電電圧の増加率が初期充電周波数の増加率と異なっていてもよい。
図5および6を参照しながらインバータシステム10の制御方法の詳細について以下に説明する。
インバータシステム10の制御方法(より詳細には、インバータシステム10の起動方法)においては、入力交流電圧が第1電源PS1からインバータ装置12に供給される前に、第2電源PS2から供給される電力を用いて、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して各インバータセル16U、16Vおよび16Wに設けられた平滑コンデンサ26に初期充電電力が供給される。
図5に示すように、ステップS1およびS2では、開始信号が外部装置4からインバータ制御装置40へ入力されると、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かが充電状態判定部48により判定される。具体的には、ステップS2では、各インバータセル16U、16Vおよび16Wにおいて平滑コンデンサ26の電圧Vpnが電圧検出器30により検出される。
ステップS3では、電圧検出部30により検出された各電圧Vpnが基準電圧Vrefよりも低いか否かが充電状態判定部48により判定される。各電圧Vpnが基準電圧Vref以上の場合は、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると判定され、初期充電をすることなく処理が終了する。
一方、ステップS3において、各電圧Vpnが基準電圧Vrefよりも低い場合は、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと判定される。この場合、初期充電を開始するために処理がステップS4に進む。
ステップS4では、充電スイッチ回路38により充電インバータ36が変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tに電気的に接続される。具体的には、オン信号(例えば、閉信号)が充電制御部54から充電スイッチ回路38へ出力される。図6に示すように、充電制御部54によりオン信号が保持されている間は、充電スイッチ回路38は、充電インバータ36と各一次巻線20R、20Sおよび20Tとの間の接続状態を維持する。
ステップS5では、変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tに初期充電電力を供給するのを開始するように充電インバータ36が充電制御部54により制御される。具体的には、充電電力指令が充電制御部54から充電インバータ36へ出力される。充電インバータ36は、充電電力指令(例えば、充電電圧指令および充電周波数指令)に基づいて初期充電電力を一次巻線20R、20Sおよび20Tに供給する。
二次巻線22R、22Sおよび22Tが一次巻線20R、20Sおよび20Tに電磁的に接続されているので、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tにより中間充電交流電圧が初期充電電力から生成される。中間充電交流電圧はインバータセル16U、16Vおよび16Wの各コンバータ回路24により直流電圧に変換される。コンバータ回路24により変換された直流電圧は平滑コンデンサ26に印加される。これにより、インバータセル16U、16Vおよび16Wの各平滑コンデンサ26に電荷が徐々に蓄積される。
ステップS6では、初期充電電力を徐々に増加させるように充電インバータ制御部58により充電インバータ36が制御される。具体的には、図6に示すように、充電インバータ制御部58により充電電圧指令の初期充電電圧Vicが特定の割合で徐々に増加し、充電インバータ制御部58により充電周波数指令の初期充電周波数Ficが所定の割合で徐々に増加する。本実施形態では、充電インバータ制御部58により初期充電電圧Vicおよび初期充電周波数Ficは上限値VmaxおよびFmaxまで直線的に増加する。しかし、初期充電電圧Vicおよび初期充電周波数Ficの少なくとも一方が非直線的に(例えば、段階的に)増加してもよい。
ステップS7およびS8では、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了しているか否かが充電状態判定部48により判定される。具体的には、ステップS7では、各インバータセル16U、16Vおよび16Wにおいて平滑コンデンサ26の電圧Vpnが電圧検出器30により検出される。
ステップS8では、電圧検出部30により検出された電圧Vpnが基準電圧Vrefよりも低いか否かが充電状態判定部48により判定される。各電圧Vpnが基準電圧Vrefよりも低い場合は、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していないと判定され、平滑コンデンサ26への初期充電を継続するために処理がステップS7に戻る。つまり、本実施形態では、充電インバータ36が初期充電電力の供給を開始した後、各インバータセル16U、16Vおよび16Wにおいて電圧検出器30により電圧Vpnが周期的に検出される。各電圧Vpnが基準電圧Vref以上の場合は、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると判定され、処理がステップS9に進む。
ステップS9では、各平滑コンデンサ26の初期充電が完了していると判定された場合、初期充電電力を供給するのを停止するように充電制御部54により充電インバータ36が制御される。具体的には、図6に示すように、充電制御部54により充電電力指令の初期充電電圧Vicおよび初期充電周波数Ficがゼロまで減少し、初期充電電力の供給が停止する。
ステップS10では、充電インバータ36が初期充電電力の供給を停止した後、充電スイッチ回路38により充電インバータ36が変圧器14から電気的に遮断される。具体的には、充電スイッチ回路38へ送られるオン信号(例えば、閉信号)が充電スイッチ制御部56により終了する。オン信号が終了すると、充電スイッチ回路38は充電インバータ36を変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tから電気的に遮断する。
図6に示すように、ステップS1〜S10により初期充電が完了した後、インバータ装置12が可変交流電圧の生成を開始する。具体的には、ステップS11では、第1電源PS1をインバータ装置12に電気的に接続するように主スイッチ回路18が主スイッチ制御部44により制御される。例えば、オン信号(例えば、閉信号)が主スイッチ制御部44から主スイッチ回路18へ出力される。主スイッチ制御部44によりオン信号が保持されている間は、主スイッチ回路18は、第1電源PS1およびインバータ装置12の間の接続状態を維持する。したがって、インバータシステム10のインバータセル16U、16Vおよび16Wを用いて可変交流電圧を生成するように、第1電源PS1からインバータシステム10の変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tへ入力交流電圧が供給される。
図6に示すように、第1電源PS1から一次巻線20R、20Sおよび20Tに入力交流電圧が供給される際、上限電圧Vpnmaxまで電圧Vpnが瞬間的に増加する。平滑コンデンサ26が基準電圧Vrefまで充電されているので、無電圧の平滑コンデンサ26に大きな突入電力が流れてインバータ装置12が損傷するのを防止できる。
インバータシステム10では、入力交流電圧が第1電源PS1から一次巻線20R、20Sおよび20Tに供給される。第1電源PS1とは異なる第2電源PS2から平滑コンデンサ充電装置34に電力が供給される。さらに、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力が平滑コンデンサ26へ供給されるように、平滑コンデンサ充電装置34が一次巻線20R、20Sおよび20Tに電気的に接続されている。したがって、平滑コンデンサ26を充電するために追加の巻線を設けなくても、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して平滑コンデンサ26に充電することができる。
インバータ装置12では、第2電源PS2から供給される電力を用いて一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように、初期充電コントローラ46が平滑コンデンサ充電装置34を制御する。したがって、汎用インバータを用いて、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して平滑コンデンサ26に充電することができる。
図7は、+5%タップとして機能する第1タップTR2、TS2およびTT2に充電インバータ36が電気的に接続される場合の、変圧器14の一次側において規定される定格電圧に対応する充電インバータ36の電圧クラスの例を示している。例えば、変圧器14の一次側での定格電圧が3300Vの場合、+5%タップの電圧は165Vである。この場合、200Vクラスのインバータを充電インバータ36として用いることができる。なお、充電インバータ36は図7に記載されたインバータに限定されない。
インバータシステム10では、平滑コンデンサ充電装置34が共通端子以外の第1タップTR2、TS2およびTT2を介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給する。したがって、平滑コンデンサ26を充電するために追加の巻線および/または端子を設けることなく、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して平滑コンデンサ26を充電することができる。これにより、汎用インバータを用いて、第1タップTR2、TS2およびTT2を介して平滑コンデンサ26を充電することができる。
本実施形態では、中性端子TR1、TS1およびTT1は互いに電気的に接続されており、平滑コンデンサ充電装置34は第1タップTR2、TS2およびTT2に電気的に接続されている。しかし、共通端子および充電端子の配置は前述の実施形態に限定されない。図8に示すように、例えば、第2タップTR3、TS3およびTT3(第1端子の一例)が中性点として互いに電気的に接続されていてもよく、平滑コンデンサ充電装置34が中性端子TR1、TS1およびTT1(第2端子の一例)に電気的に接続されていてもよい。図9に示すように、第1タップTR2、TS2およびTT2(第1端子の一例)が中性点として互いに電気的に接続されており、平滑コンデンサ充電装置34が中性端子TR1、TS1およびTT1(第2端子の一例)に電気的に接続されていてもよい。中性端子TR1、TS1およびTT1、第1タップTR2、TS2およびTT2、および第2タップTR3、TS3およびTT3を用いて、中性点および充電端子の他の配置をインバータシステム10に適用することができる。
本実施形態では、図2に示すように、二次巻線グループWG1、WG2およびWG3のそれぞれが3つの二次巻線22R、22Sおよび22Tを有している。しかし、二次巻線グループの二次巻線の数は本実施形態に限定されない。また、図2に示すように、インバータ装置12が3つの二次巻線グループWG1、WG2およびWG3ならびに3つのインバータセル16U、16Vおよび16Wを有している。しかし、インバータ装置において、二次巻線グループの数は本実地形態に限定されず、インバータセルの数は本実施形態に限定されない。例えば、1つの二次巻線グループに対して複数のインバータセルが設けられていてもよい。さらに、複数のインバータセルが可変交流電圧の1つの相電圧を生成するように設けられていてもよい。そのような実施形態では、平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧から可変交流電圧の相電圧を部分的に生成するよう各インバータセルのインバータ回路が構成されている。
<第2実施形態>
図10〜12を参照しながら、第2実施形態に係るインバータシステム210について以下に説明する。インバータシステム210は初期充電コントローラ46を除いてインバータシステム10と実質的に同じ構成を有している。したがって、第1実施形態の構成と実質的に同じ機能を有する構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、インバータシステム210のインバータ制御部240は初期充電制御部246を有している。初期充電制御部246は、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するように、平滑コンデンサ充電装置34を制御する。
外部装置4から出力される開始信号に基づいて、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを開始するように、初期充電制御部246は平滑コンデンサ充電装置34を制御する。本実施形態では、図10および11に示すように、外部装置4はインバータ起動信号および充電開始信号を異なる信号として出力する。つまり、外部装置4から出力される充電開始信号(開始信号の一例)に基づいて、一次巻線20R、20Sおよび20Tならびに二次巻線22R、22Sおよび22Tを介して初期充電電力を平滑コンデンサ26に供給するのを開始するように、初期充電制御部246は平滑コンデンサ充電装置34を制御する。インバータセル制御部42は外部装置4から出力されるインバータ起動信号に基づいてインバータセル16U、16Vおよび16Wを制御する。
図12を参照しながら、インバータシステム210の制御方法(より詳細には、平滑コンデンサ26の初期充電方法)について詳細に説明する。
図12に示すように、ステップS201およびS4では、充電開始信号が外部装置4からインバータ制御部240へ入力される際、充電スイッチ回路38により充電インバータ36が変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tへ電気的に接続される。本実施形態では、第1実施形態に係る方法からステップS2およびS3が省略されている。しかし、ステップS2およびS3は第2実施形態に係る方法に含まれていてもよい。
ステップS5では、変圧器14の一次巻線20R、20Sおよび20Tに初期充電電力を供給するのを開始するように充電インバータ36が充電制御部54により制御される。ステップS4〜S10は第1実施形態のステップS4〜S10と同じであるので、詳細な説明は省略する。
インバータシステム210では、インバータシステム10と同じ作用効果が得られる。
なお、本願においては、「備えている」およびその派生語は、構成要素の存在を説明する非制限用語であり、記載されていない他の構成要素の存在を排除しない。これは、「有している」、「含んでいる」およびそれらの派生語にも適用される。
また、実施形態の構成は、所望の機能を実現するように構成されたハードウェアや所望の機能を実現するようにプログラムされたソフトウェアのうち少なくとも一方を含んでいる。つまり、所望の機能はハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせにより実現され得る。
本願において、「第1」や「第2」などの序数は、単に構成を識別するための用語であって、他の意味(例えば特定の順序など)は有していない。例えば、「第1要素」があるからといって「第2要素」が存在していることを暗に意味しているわけではなく、また「第2要素」があるからといって「第1要素」が存在していることを暗に意味しているわけではない。
上記の開示内容から考えて、本発明の種々の変更や修正が可能であることは明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本願の具体的な開示内容とは別の方法で本発明が実施されてもよい。
10 インバータシステム
12 インバータ装置
14 変圧器
16U、16V、16W インバータセル
18 主スイッチ回路
20R、20S、20T 一次巻線
22R、22S、22T 二次巻線
24 コンバータ回路
26 平滑コンデンサ
28 インバータ回路
30 電圧検出器
32 ゲート信号生成部
34 平滑コンデンサ充電装置
36 充電インバータ
38 充電スイッチ回路
40 インバータ制御装置
42 インバータセル制御部
44 主スイッチ制御部
46 初期充電コントローラ
48 充電状態判定部
50 基準電圧記憶部
52 電圧比較部
54 充電制御部
56 充電スイッチ制御部
58 充電インバータ制御部
TR1、TS1、TT1 中性端子(第1端子の一例)
TR2、TS2、TT2 第1タップ(第2端子の一例)
TR3、TS3、TT3 第2タップ(第3端子の一例)
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