JP2014239594A - 交流ブラシレス励磁装置および発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】交流励磁機の一次巻線への熱ストレスを各相で均等に保つことを目的としている。
【解決手段】三相交流電力を入力するとd軸2相巻線とq軸2相巻線に交流電力を出力するスコット変圧器と、三相交流電力から第1極端子と第2極端子に直流電力を出力する交直変換器と、第1〜第2の2相巻線を有する交流励磁機と、第1端子はd軸2相巻線の片側に接続されていて、第2端子には第1の2相巻線の片側が接続されている第1の遮断器と、第3端子はd軸2相巻線の別側とq軸2相巻線の片側が接続されていて、第4端子には第1の2相巻線の別側と第2の2相巻線の片側が接続されている第2の遮断器と、第5端子は交直変換器の第1極端子に接続されていて、第6端子には第1の2相巻線の片側が接続されている第3の遮断器と、速度検出器の出力に基づいて第1の遮断器〜第3の遮断器を制御する制御部とを備えている交流ブラシレス励磁装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシレス励磁装置に関し、特に、一次巻線を多相巻線とし、交流電圧を印加する交流励磁ブラシレス励磁装置およびこの交流励磁ブラシレス励磁装置を備えた発電システムに関するものである。
ブラシレス励磁装置は、固定子側の一次巻線に電流を流すことで磁束を発生させ、発電機の界磁軸と直結している回転子側の2次巻線がこの磁束と鎖交することで発電に必要な励磁電力を生じる。一次巻線に印加する電圧は一般的に直流であるが、一次巻線を多相巻線とし、交流電圧を印加する交流ブラシレス励磁装置も開発されている。交流ブラシレス励磁装置を使えば、通常の直流励磁型のブラシレス励磁装置では実現不可能なSFC(Static Frequency Converter)起動が可能になる。
交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システムは、サイリスタによるSFC起動に対応している。一方、回転子(電機子)の回転方向と回転磁界が同方向の場合、交流励磁機の二次側に誘起される電圧は電機子の回転子速度の上昇に伴い低下するため、交流励磁機の一次側電圧を一定とした場合においても、発電に必要となる主発電機の界磁電流を維持することができない。
交流ブラシレス励磁装置の特長であるSFC起動に対応しつつ、発電に必要な界磁電流を一定に保持するため、始動時には交流励磁機の一次巻線に交流電圧を印加することで交流励磁とし、発電機の回転速度がある値に到達した時点で交流励磁から直流励磁へ切換える方法が用いられている(例えば特許文献1)。この方法における、交流から直流への切換手順によれば、まず、交流励磁を行っている交流電源側を解列し、交流励磁機の一次巻線の第一相と短絡した第二相の間に直流電圧を印加することで直流励磁へ切換えている。この場合、励磁方式の切換には遮断器が6個必要である。
特開平4-96698号公報
上記のような方法により交流励磁から直流励磁へ切換えた場合、励磁機の一次巻線に流れる直流電流の割合が各相で異なることにより、励磁機の一次巻線への熱ストレスにアンバランスが生じる。本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、交流励磁機の一次巻線への熱ストレスを各相で均等に保つことを目的としている。
本願に係る交流ブラシレス励磁装置は、二次側にd軸2相巻線とq軸2相巻線を有し、一次側に三相交流電力を入力するとd軸2相巻線とq軸2相巻線に交流電力を出力するスコット変圧器と、二次側に第1極端子と第2極端子を有し、三相交流電力から第1極端子と第2極端子に直流電力を出力する交直変換器と、一次側に第1の2相巻線と第2の2相巻線を二次側には二次巻線を有する交流励磁機と、第1端子と第2端子を有し、第1端子はd軸2相巻線の片側に接続されていて、第2端子には第1の2相巻線の片側が接続されている第1の遮断器と、第3端子と第4端子を有し、第3端子はd軸2相巻線の別側とq軸2相巻線の片側が接続されていて、第4端子には第1の2相巻線の別側と第2の2相巻線の片側が接続されている第2の遮断器と、第5端子と第6端子を有し、第5端子は交直変換器の第1極端子に接続されていて、第6端子には第1の2相巻線の片側が接続されている第3の遮断器と、回転子速度を検出する速度検出器と、速度検出器の出力に基づいて交直変換器と第1の遮断器と第2の遮断器と第3の遮断器を制御する制御部とを備え、q軸2相巻線の別側は第2の2相巻線の別側に接続されているものである。
制御部により交流励磁から直流励磁へ切換える場合において、可変電圧機能を有する交直変換器の出力端子に並列又は直列に接続されるd軸二相巻線とq軸二相巻線により直流励磁を行う。このような励磁方式により、d軸二相巻線とq軸二相巻線には、それぞれ同値の電流が流れることで各巻線への熱ストレスによるアンバランスを抑制できる。
本発明の実施の形態1による交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システムを示す回路図である。 本発明の実施の形態1による励磁方式切換装置と制御部の関係を示す回路図である。 本発明の実施の形態による励磁方式切換手順を示すフロチャートである。 スコット変圧器の動作を示す回路図である。 スコット変圧器における一次側電圧および二次側電圧の関係を示すベクトル図である。 同期速度Ns、電源周波数f、極対数pおよびすべりSの間に成立する関係式を示している図である。 本発明の実施の形態2による励磁方式切換装置と制御部の関係を示す回路図である。 本発明の実施の形態3による交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システムを示す回路図である。 本発明の実施の形態3による励磁方式切換装置と制御部の関係を示す回路図である。 本発明の実施の形態4による励磁方式切換装置と制御部の関係を示す回路図である。
以下に本発明にかかる交流ブラシレス励磁装置およびこの交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システムの形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システムを示す回路構成図である。同図に示すように、交流ブラシレス励磁装置を備えた発電システム200は交流ブラシレス励磁装置100と回転整流器7と界磁巻線型同期発電機14から構成されている。交流ブラシレス励磁装置100はスコット変圧器1、交直変換器2、励磁方式切換装置3、交流励磁機13などから構成されている。交流ブラシレス励磁装置100は、界磁巻線型同期発電機14の主軸に直結された交流励磁機13の三相交流出力を、交流励磁機13の電機子に取り付けた回転整流器7で整流し、界磁巻線型同期発電機14を励磁する。二次巻線4と回転整流器7と同期発電機界磁巻線8は一体化していて、発電用のタービンに直結している。
回転整流器7と界磁巻線型同期発電機14は、主発電機(回転電機子形同期発電機)を構成する。相変換トランスであるスコット変圧器1は3相交流入力で、2相交流出力を得る。スコット変圧器1には、系統から3相交流電力(u,v,w)を供給する。交直変換器(AC−DCコンバータ)2は、スコット変圧器1の一次側に並列接続されていて、可変電圧機能を有する。励磁方式切換装置3は、端子a〜端子jを有している。励磁方式切換装置3は、制御部16の指令に従って直流励磁から交流励磁への励磁回路の切換えを行う。交流励磁機13は、二次巻線4と二相巻線5と二相巻線6などから構成されている。
速度検出器17は回転子(二次巻線4,回転整流器7,同期発電機界磁巻線8)の回転子速度を例えば光学式に検出する。交流励磁機13の二次巻線4は、多相巻線である。交流励磁機13の二相巻線5は、スコット変圧器1の二次側に接続される。交流励磁機13の二相巻線6は、スコット変圧器1の二次側に接続される。二相巻線5と二相巻線6は、それぞれ、d軸側とq軸側に該当する。回転整流器7は、交流励磁機13の二次側の回転軸上に配置され交流を直流へ変換する。界磁巻線型同期発電機14の同期発電機界磁巻線8は、回転整流器7の直流側に接続される。界磁巻線型同期発電機14の同期発電機電機子巻線9は、同期発電機界磁巻線8の二次側に位置し、静止している。二次巻線4と回転整流器7と同期発電機界磁巻線8は、励磁時には回転する。二相巻線5と二相巻線6は静止している。交直変換器2は直流電力を出力する。
図2は、交直変換器2と励磁方式切換装置3と速度検出器17と制御部16の関係を表している。同図には、励磁方式切換装置3の内部構成が表されている。励磁方式切換装置3は端子a〜端子jと、遮断器A〜遮断器Cを備えている。遮断器A10は入力側の端子10aと出力側の端子10bを有している。遮断器B10は入力側の端子11aと出力側の端子11bを有している。遮断器C10は入力側の端子12aと出力側の端子12bを有している。ここで、励磁方式切換装置3の端子aから端子dは、スコット変圧器1の端子aから端子dに対応している(図4参照)。遮断器A〜遮断器Cは、制御部16の指令に基いて回路を開閉する。
端子aと端子bには、スコット変圧器1の二次側出力のうち、d軸が接続される。端子cと端子dには、スコット変圧器1の二次側出力のうち、q軸が接続される。端子eと端子fには、交直変換器2のプラス(正)極端子2aとマイナス(負)極端子2bがそれぞれ接続される。端子gと端子hには、交流励磁機13の一次側入力のうち、d軸となる二相巻線5が接続される。端子iと端子jには、交流励磁機13の一次側入力のうち、q軸となる二相巻線6が接続される。端子aと端子gの間には、遮断器A10が配設されている。端子bと端子hの間には、遮断器B11が配設されている。端子eと端子gの間には、遮断器C12が配設されている。制御部16は、速度検出器17の出力に基づいて交直変換器2と励磁方式切換装置3を制御する。
交流励磁から直流励磁へ励磁回路を切換する手順を図3の励磁方式切換フロチャートに沿って以下で説明する。励磁方式切換装置3の初期状態(発電機起動前)は、遮断器A〜Cの全てが解列状態、また、交直変換器2はゲートブロック状態とする。はじめに、交流励磁によるSFC(Static Frequency Converter)起動を開始するため、制御部16は遮断器A10および遮断器B11を投入する(ステップS001)。スコット変圧器1の二次側に接続されている二相巻線5および二相巻線6には、位相差90°の電圧が印加され、回転磁界が発生する。回転磁界は、交流励磁機13の二次巻線4に鎖交することで交流励磁機13の二次側に電力を供給し、SFC起動に対応する。次に、制御部16は回転子の回転子速度Wrを速度検出器17により測定し、任意の値に設定されている設定回転子速度Nと比較する(ステップS002)。回転子の回転子速度Wrが設定回転子速度Nより低い場合はステップS002を繰り返す。
制御部16は、SFC起動により回転子の回転子速度Wrが設定回転子速度Nに達した時点において遮断器A10および遮断器B11を解列する(ステップS003)。その後、交直変換器2のゲートブロックを解除し、直流電圧制御を開始する(ステップS004)。最後に遮断器C12を投入する(ステップS005)。以上の手順により交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6は、交直変換器2の出力端子に対して直列に接続され、一定の固定磁界を発生させる。回転状態にある交流励磁機13の二次巻線4に一定の固定磁界が鎖交することで交流励磁機13の二次側に電力が供給され、発電に必要な界磁電流が同期発電機界磁巻線8に流れる。
交流ブラシレス励磁装置100は、以上のような回路構成を有し、励磁方式切換フロチャートに示したように交流励磁から直流励磁へ励磁方式を切換える。直流励磁時において、交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6に同値の電流を流すことが可能となり、課題であった交流励磁機13の一次巻線への熱ストレスのアンバランスが解消する。前記効果と同時に、直流励磁時において二相巻線5および二相巻線6から互いに直交する一定固定磁界を発生させることで、所定の磁束を得るために必要となる二相巻線5および二相巻線6に流す励磁電流の大きさは、特許文献1の直流励磁方式における交流励磁機の一次巻線の一相に流れる電流をピーク値とすると、実効値相当に抑えることが可能となる。
ただし、前記効果は交流励磁機の二次側に定格電圧が発生するように励磁巻線を設計することを前提としている。ここでは、スコット変圧器1を使って相数を三相から二相に減らしているため、励磁巻線の巻数は増加すると考えられるが、二相巻線であることで三相巻線を有する装置に比べ体積の減少を期待できる。また、本発明では交流励磁機13の一次側巻線を二相巻線5および二相巻線6とすること、また、交流励磁回路と直流励磁回路の接続方法を工夫したことにより励磁方式切換装置3は3個の遮断器で実現する。
以下に実施の形態1に示した交流励磁および直流励磁の作用について図4に基いて説明する。まず、交流励磁について説明する。スコット変圧器1は、T座変圧器TbおよびM座変圧器Taから構成されている。スコット変圧器1は、二次側に、d軸2相巻線1dとq軸2相巻線1qを有している。ここで、二次側の端子aから端子dが図1のスコット変圧器1の二次側に示した端子aから端子dに対応している。T座変圧器TbおよびM座変圧器Taの巻数比は等しい。
図中に示した矢印は、一次巻線への印加電圧(Vy1およびVx1)および二次巻線に誘起される電圧(Vy2およびVx2)の方向を表している。タップSはT座変圧器Tbの一次巻線において全巻数の約86%(=√3/2)の箇所に設けている。タップNはM座変圧器Taの中点に設けている。タップNにはT座変圧器Tbの一端が接続されている。M座変圧器Taの両端には、3相交流電力(u,v,w)のうち、2相が接続されている。タップSには3相交流電力(u,v,w)のうち、残りの1相が接続されている。
以上の条件において、スコット変圧器1における一次側および二次側の電圧ベクトルは図5のように表される。図から分かるように、図4のような結線とすることで、スコット変圧器1からピーク値が等しく90°の位相差を持った二相交流(d軸,q軸)を得る。この二相交流を直交する交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6にそれぞれ印加することで回転磁界が発生する。回転磁界は、起動時に静止している交流励磁機13の二次巻線4に鎖交することにより交流励磁機13の二次側に電力を供給する。発電機の回転子に設けられた回転整流器7で整流された電流が同期発電機界磁巻線8に流れることで同期発電機電機子巻線9に鎖交する固定磁界が発生し、SFC起動に対応する。
交流励磁機13の二次巻線4に誘起される交流電圧は交流励磁機13のすべりSに比例する。すべりSは図6の式(1)で表される。ここで、符号Nsは同期速度、符号Nは回
転子の回転子速度である。同期速度Nsは式(2)で表される。符号fは、交流励磁機13の一次側の電源周波数を表す。符合pは、交流励磁機13の有する極対数である。交流励磁機13の一次側の電源周波数fを固定とした場合、式(1)に示したように、回転子の回転子速度Nが上昇するに伴いすべりSは減少する。従って、交流励磁機13の二次巻線4に誘起される電圧は回転速度上昇に伴い低下し、同期発電機界磁巻線8に流れる電流を一定に保つことは不可能となる。そこで、制御部16は、励磁方式切換装置3により交流励磁から直流励磁へ切換える方法を採用している。
以下では直流励磁について説明する。直流励磁時には遮断器A10および遮断器B11は解列されており、交直変換器2による直流電圧制御が開始される。遮断器C12を投入し直交する交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6それぞれに同値の電流を流すことで一定固定磁界を発生させる。回転している交流励磁機13の二次巻線4に二相巻線5および二相巻線6から発生した一定固定磁界が鎖交することにより二次側に電力を供給する。発電機の回転子に設けられた回転整流器7で整流された電流が同期発電機界磁巻線8に流れることにより同期発電機電機子巻線9に鎖交する固定磁界が発生し、同期発電機は出力を得る。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る、交直変換器2と励磁方式切換装置3と速度検出器17と制御部16の関係を表している。実施の形態2は、励磁方式切換装置3の内部配線が実施の形態1に係る励磁方式切換装置3の内部配線とは若干異なる。実施の形態2では、交直変換器2の出力端子に対し並列に交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6を接続している。ただし、交流ブラシレス励磁装置100の全体回路構成は実施の形態1と同様とする。また、交流励磁から直流励磁への切換手順は実施の形態1に示し
た励磁方式切換フロチャートと同様とする。
このような回路構成および励磁方式切換フロチャートにより交流励磁から直流励磁へ励磁方式を切換えることにより、直流励磁時において、交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6に同値の電流が流れる。実施の形態1で示したものと同様の
効果を得ることが可能となる。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3における回転界磁型同期発電機を示す回路構成図である。実施の形態3では、実施の形態1と実施の形態2に示したスコット変圧器1を一般的な三相変圧器とし、三相変圧器15の二次側において任意の2線間を交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6に接続する。三相変圧器15は、二次側第1相線15aと二次側第2相線15bと二次側第3相線15cを有している。交流励磁から直流励磁への切換手順は実施の形態1と実施の形態2に示した励磁方式切換フロチャートと同様とする。
図9は実施の形態3に係る励磁方式切換装置3の内部回路構成を示している。この場合、実施の形態1に示したスコット変圧器1を用いた場合と異なり、交流励磁機13の二相巻線5と交流励磁機13の二相巻線6には120°の位相差を持った電流が流れる。この電流は交流励磁機13の二次巻線4に鎖交する回転磁界を発生させる。このように、一般的な三相変圧器の結線を変更した場合においても交流励磁が可能であり、発電機のSFC起動に対応可能となる。また、実施の形態1または2で示したものと同様の効果を得ることが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態2に示したスコット変圧器1を一般的な三相変圧器とし、三相変圧器15の二次側において任意の2線間を交流励磁機13の二相巻線5および交流励磁機13の二相巻線6に接続する。三相変圧器15は、二次側第1相線15aと二次側第2相線15bと二次側第3相線15cを有している。実施の形態4は実施の形態3とは、励磁方式切換装置3の内部回路構成が異なる。交流励磁から直流励磁への切換手順は実施の形態1に示した励磁方式切換フロチャートと同様とする。
図10は本発明の実施の形態4における励磁方式切換装置3の内部回路構成を示している。三相変圧器15は、二次側第1相線15aと二次側第2相線15bと二次側第3相線15cを有している。この場合、実施の形態1と実施の形態2に示したスコット変圧器1を用いた場合と異なり、交流励磁機13の二相巻線5と二相巻線6には120°の位相差を持った電流が流れる。この電流は交流励磁機13の二次巻線4に鎖交する回転磁界を発生させる。このように、一般的な三相変圧器の結線を変更した場合においても交流励磁が可能であり、発電機のSFC起動に対応可能となる。また、実施の形態1から3で示したものと同様の効果を得ることが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 スコット変圧器、1d d軸二相巻線、1q q軸二相巻線、2 交直変換器、2aプラス極端子、2b マイナス極端子、3 励磁方式切換装置、4 二次巻線、5 二相巻線、6 二相巻線、7 回転整流器、8 同期発電機界磁巻線、9 同期発電機電機子巻線、10 遮断器A、10a 端子、10b 端子、11 遮断器B、11a 端子、11b 端子、12 遮断器C、12a 端子、12b 端子、13 交流励磁機、14 界磁巻線型同期発電機、15 三相変圧器、15a 二次側第1相線、15b 二次側第2相線、15c 二次側第3相線、16 制御部、17 速度検出器、100 交流ブラシレス励磁装置、200 発電システム

Claims (9)

  1. 二次側にd軸2相巻線とq軸2相巻線を有し、一次側に三相交流電力を入力すると前記d軸2相巻線と前記q軸2相巻線に交流電力を出力するスコット変圧器と、
    二次側に第1極端子と第2極端子を有し、前記三相交流電力から前記第1極端子と前記第2極端子に直流電力を出力する交直変換器と、
    一次側に第1の2相巻線と第2の2相巻線を二次側には二次巻線を有する交流励磁機と、第1端子と第2端子を有し、前記第1端子は前記d軸2相巻線の片側に接続されていて、前記第2端子には前記第1の2相巻線の片側が接続されている第1の遮断器と、
    第3端子と第4端子を有し、前記第3端子は前記d軸2相巻線の別側と前記q軸2相巻線の片側が接続されていて、前記第4端子には前記第1の2相巻線の別側と前記第2の2相巻線の片側が接続されている第2の遮断器と、
    第5端子と第6端子を有し、前記第5端子は前記交直変換器の第1極端子に接続されていて、前記第6端子には前記第1の2相巻線の片側が接続されている第3の遮断器と、
    回転子速度を検出する速度検出器と、
    前記速度検出器の出力に基づいて前記交直変換器と前記第1の遮断器と前記第2の遮断器と前記第3の遮断器を制御する制御部とを備え、
    前記q軸2相巻線の別側は前記第2の2相巻線の別側に接続されている交流ブラシレス励磁装置。
  2. 前記交直変換器の第2極端子は前記第2の2相巻線の別側に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の交流ブラシレス励磁装置。
  3. 前記q軸巻線の別側は前記第5端子と接続されていて、前記交直変換器の第2極端子は前記第2の2相巻線の片側と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の交流ブラシレス励磁装置。
  4. 二次側第1相線、二次側第2相線および二次側第3相線を有し、一次側に三相交流電力を入力すると前記二次側第1相線、前記二次側第2相線および前記二次側第3相線に交流電力を出力する三相変圧器と、
    二次側に第1極端子と第2極端子を有し、前記三相交流電力から前記第1極端子と前記第2極端子に直流電力を出力する交直変換器と、
    一次側に第1の2相巻線と第2の2相巻線を二次側には二次巻線を有する交流励磁機と、第1端子と第2端子を有し、前記第1端子は前記二次側第1相線に接続されていて、前記第2端子には前記第1の2相巻線の片側が接続されている第1の遮断器と、
    第3端子と第4端子を有し、前記第3端子は前記二次側第2相線と接続されていて、前記第4端子には前記第1の2相巻線の別側と前記第2の2相巻線の片側が接続されている第2の遮断器と、
    第5端子と第6端子を有し、前記第5端子は前記交直変換器の第1極端子に接続されていて、前記第6端子には前記第1の2相巻線の片側が接続されている第3の遮断器と、
    回転子速度を検出する速度検出器と、
    前記速度検出器の出力に基づいて前記交直変換器と前記第1の遮断器と前記第2の遮断器と前記第3の遮断器を制御する制御部とを備え、
    前記二次側第3相線は前記第2の2相巻線の別側に接続されている交流ブラシレス励磁装置。
  5. 前記交直変換器の第2極端子は前記第2の2相巻線の別側に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の交流ブラシレス励磁装置。
  6. 前記二次側第3相線は前記第5端子と接続されていて、前記交直変換器の第2極端子は前記第2の2相巻線の片側と接続されていることを特徴とする請求項4に記載の交流ブラシレス励磁装置。
  7. 前記制御部は、SFC起動を開始すると、前記第1の遮断器と前記第2の遮断器を投入し、前記速度検出器で検出された回転子速度が設定値を上回ると、前記第1の遮断器と前記第2の遮断器を解列し、さらに前記第3の遮断器を投入することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の交流ブラシレス励磁装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の交流ブラシレス励磁装置と、
    前記交流ブラシレス励磁装置の交流励磁機の二次巻線に接続され、二次側に直流電力を出力する回転整流器と、
    前記回転整流器が出力する直流電力が入力される界磁巻線型同期発電機と、を備えている発電システム。
  9. 前記界磁巻線型同期発電機は、一次側に同期発電機界磁巻線と二次側に同期発電機電機子巻線を有し、前記速度検出器は、前記二次巻線、前記回転整流器または前記同期発電機界磁巻線の回転子速度を検出することを特徴とする請求項8に記載の発電システム。
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