JP2015230460A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の表示装置は据え置き型であり、矩形パネル状の薄型テレビが、スピーカ内蔵テレビスタンドに支持されてなる。この表示装置においては、横棒状をなし、両端部に一対のスピーカが配されているテレビ取付部が、サウンドバーに相当する。テレビ取付部は、長さ方向の中央部にて薄型テレビを支持している。
スピーカ内蔵テレビスタンドは、サウンドバーの他に、基台部と、基台部及びテレビ取付部を連結する支柱部と、基台部を支持する脚部とを有する。
サウンドバーを備えていない据え置き型の表示装置の部品と、サウンドバーを備えている据え置き型の表示装置の部品とは、可及的共通化された構造を有していることが望ましい。何故ならば、部品を共通化すれば、製造コストを低減することができるからである。
故に、スピーカユニットを備えているタイプと、スピーカユニットを備えていないタイプとで、少なくとも表示部の共通化を図ることができる。
以上の結果、製造コストを低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置1の外観を示す正面側の斜視図である。図2は、表示装置1の外観を示す背面側の斜視図である。
表示装置1は据え置き型であり、テレビジョン受信機として構成されている。表示装置1は、表示部11、左右2個のスタンド201,202、及びスピーカユニット3を備えている。
図4は、スタンド201,202及びスピーカユニット3の構成を示す正面側の斜視図である。
図5は、スタンド201,202及びスピーカユニット3の構成を示す背面側の斜視図である。
図6は、スタンド201及びスピーカユニット3の連結部分の構成を示す断面図である。
図7は、スタンド201の構成を示す斜視図である。
図8は、スピーカユニット3の構成を示す背面図である。
表示部11は、矩形状の表示パネル111と、矩形枠状のフロントキャビネット112及び矩形皿状のリアキャビネット113を用いてなるキャビネット110とを有している。
表示パネル111はキャビネット110に収容されている。表示パネル111の表示面は、フロントキャビネット112の開口を通して露出している。
キャビネット110の下部には、挿入穴115,116が配されている。
挿入穴115,116夫々は、キャビネット110の下部にて下向きに開口している。挿入穴115(及び挿入穴116)の横方向の位置は、挿入凹部114よりも左側(及び右側)である。挿入穴115,116夫々の挿入凹部114からの離隔距離は等しい。
受信部12は、図示しないアンテナを介して外部からテレビジョン放送を受信する受信回路と、この受信回路が実装された回路基板とを有する。受信部12は、受信したテレビジョン放送から放送信号を取り出す。取り出された放送信号は、所定の信号処理を施されることによって、映像データ及び音声データに変換される。その後、映像データは表示部11に与えられる。音声データは、内蔵スピーカと後述するスピーカ31,31,…との内の何れか一方に与えられる。
左側のスタンド201の形状と右側のスタンド202の形状とは互いに鏡像をなしている。以下では、左側のスタンド201の構成について詳述する。
スタンド201は、支柱部21及び脚部22を有している。
脚部22は、机上又は床面等に直接的に載置される部分である。脚部22は、連結部材221及びネジ222,222,…によって、支柱部21の下端部に連結されている。この結果、脚部22は支柱部21を支持する。支柱部21を支持した脚部22が机上又は床面等に載置されると、支柱部21は縦姿勢で配される。
支柱部21には、柱状部材211の前面部21bとを前後方向に貫通する雌ネジ213が形成されている。
支柱部21には、柱状部材211の前面部21b及び後面部21cと補強部材212とを前後方向に貫通する複数個の貫通孔が形成されている。
位置決め凸部4は金属製であり、先端部分が先細りの円柱状の柱状部41と、柱状部41の基端面に突設してある雄ネジ42とを一体に有する。
雄ネジ42は、支柱部21の前側から支柱部21の雌ネジ213に螺合している。この結果、柱状部41は、支柱部21の前面部21bから前方へ突出する。
柱状部41の前後方向中央部には、複数本の溝43,43,…が周設(周方向に形成)してある。
このような位置決め凸部4は、例えば図示しない金属柱を切削することによって形成される。
スピーカユニット3は、複数個(図中4個)のスピーカ31,31,…と、スピーカ31,31,…を支持する支持体32とを有する。
各スピーカ31は、前方へ音声を出力する。
筐体321の後部における左右方向中央部には、上側及び後ろ側に向けて開口している取付凹部322が設けられている。
筐体321の後部における左端部(及び右端部)には、上下両側及び後ろ側に向けて開口している上下方向の溝状の嵌合凹部33(及び嵌合凹部34)が設けられている。嵌合凹部33(及び嵌合凹部34)の位置は、左側(及び右側)の2個のスピーカ31,31よりも更に左側(及び右側)である。
各位置決め凹部5は、円形の貫通孔状をなしている。位置決め凹部5は、円筒状の弾性筒状部材51の内部である。
弾性筒状部材51は、例えばゴムブッシュである。弾性筒状部材51の外形は、貫通孔325の内径以上である。弾性筒状部材51の内径(即ち位置決め凹部5の内径)は、位置決め凸部4の柱状部41の最大外径以下である。
位置決め凹部5は、開口323と貫通孔325とを通して、嵌合凹部33,34の何れか一方に連通している。
スタンド201,202は、表示部11に取り付けられている。このために、スタンド201,202の支柱部21,21は、表示部11の挿入穴115,116に下側から挿入されて、表示部11にネジ留めされている。この結果、スタンド201,202の脚部22,22が机上又は床面等に載置されると、表示部11は縦姿勢で配される。
スピーカユニット3の支持体32は、左右方向に離隔配置されているスタンド201,202の支柱部21,21に亘って、横姿勢で支柱部21,21に取り付けられている(具体的にはネジ留めされている)。
同様に、スタンド202の支柱部21は、スピーカユニット3の支持体32の嵌合凹部34に嵌合している。スタンド202の支柱部21に設けられている位置決め凸部4は、スピーカユニット3に設けられている位置決め凹部5,5の内、嵌合凹部34に連通しているものに嵌め合わされている。
位置決め凹部5に対する位置決め凸部4の固定は弾性筒状部材51の弾性復元力によるものであるので、位置決め凸部4と位置決め凹部5との嵌合は嵌脱可能である。
スピーカユニット3は、表示部11のキャビネット110の下辺部に沿って配されている。
スピーカユニット3の筐体321における左右方向中央部は、断面L字状の取付金具327を介して、リアキャビネット113の下辺部における左右方向中央部に取り付けられている。この結果、筐体321が下方に撓むことが抑制されている。
表示部11のリアキャビネット113とスピーカユニット3の筐体321との連結部分(具体的には、挿入凹部114、取付凹部322、及び取付金具327)は、図示しないカバーによって、後ろ側から目隠しされている。このカバーは、取付金具327と共に、リアキャビネット113に共締めしてある。
なお、筐体321の下方への撓みが生じる虞がないのであれば、表示部11とスピーカユニット3との連結は不要である。
まず、作業者は、スピーカユニット3に対してスタンド201,202を取り付ける。このために、作業者は、スタンド201,202に設けられている位置決め凸部4,4を、スピーカユニット3に設けられている位置決め凹部5,5に、後ろ側から挿入する。
また、スピーカユニット3を介して、2個のスタンド201,202が一体化される。前述したように、位置決め凹部5,5からの位置決め凸部4,4の脱落が抑制されているので、一体化されたスタンド201,202が、無用に分離することはない。
この後、作業者は、スタンド201,202の支柱部21,21を表示部11にネジ留めする。また、作業者は、取付金具327を挿入凹部114に挿入して、リアキャビネット113及び支持体32にネジ留めする。更に、作業者は、スタンド201,202の支柱部21,21をスピーカユニット3の支持体32にネジ留めする。このネジ留めの際には、支柱部21に形成されている貫通孔に、図示しないネジが挿通される。
以上の結果、スピーカユニット3は、サウンドバーとして機能する。
スピーカユニット3に仮止めされているスタンド201,202は、離隔距離が一定である。また、スピーカユニット3に仮止めされているスタンド201,202は、支柱部21,21夫々のスピーカユニット3に対する角度、及び、支柱部21,21夫々の周方向の向きが一致している。この結果、2つのメリットが生じる。
仮に、一体化されていないスタンド201,202の支柱部21,21を、個別に表示部11の挿入穴115,116に挿入した場合、例えば支柱部21,21の一方は深く挿入され、他方は浅く挿入された状態で表示部11に本止めされることがある。この結果、スタンド201,202の縦方向に対して表示部11の縦方向が無用に傾斜してしまう。
つまり、表示装置1と、スピーカユニット3を備えていないタイプの表示装置とで、表示部11及びスタンド201,202が共通化されている。故に、表示装置1及びスピーカユニット3を備えていないタイプの表示装置夫々の製造コストが低減される。
また、スピーカユニット3を備えていないタイプの表示装置では、表示部11の内蔵スピーカが、受信部12から与えられた音声データに基づく音声を出力する。
また、スタンド201,202の離隔距離が短い場合、スピーカユニット3に替えて非棒状のスピーカユニットが、スタンド201,202に亘って取り付けられていてもよい。
また、表示装置1は、スタンド201,202に替えて、1個のスタンドを備えていてもよい。この場合、スピーカユニット3又は非棒状のスピーカユニットが、1個のスタンドに取り付けられていてもよい。
図10は、本発明の実施の形態2に係る表示装置1の組み立て手順を説明するための断面図である。図10には、スタンド201に対するスピーカユニット3の取り付け手順が示されている。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態では、位置決め凸部4,4は、前後逆の姿勢で、スピーカユニット3の支持体32に設けてあり、位置決め凹部5,5は、前後逆の姿勢で、スタンド201,202の支柱部21,21に設けてある。
また、支持体32の各板金部材324には、貫通孔325に替えて、雌ネジ326が形成されている。雌ネジ326は、実施の形態1の支柱部21に形成されている雌ネジ213に対応する。雌ネジ326には、位置決め凸部4の雄ネジ42が、板金部材324の後ろ側から螺合している。この結果、位置決め凸部4の柱状部41は、板金部材324から前方へ突出する。
スタンド201,202の支柱部21,21は、予め、表示部11の挿入穴115,116に挿入されて、表示部11に取り付けられている。即ち、スタンド201,202は、表示部11を介して一体化している。
作業者は、スタンド201,202に対してスピーカユニット3を取り付ける。このために、作業者は、スピーカユニット3に設けられている位置決め凸部4,4を、スタンド201,202に設けられている位置決め凹部5,5に、前側から挿入する。
位置決め凹部5に対する位置決め凸部4の挿入は容易である。何故ならば、取り付ける側(作業者が手で動かす側)のスピーカユニット3の支持体32に位置決め凸部4,4が設けられ、取り付けられる側(静止している側)のスタンド201,202の支柱部21,21に位置決め凹部5,5が設けられているからである。
以上の結果、スピーカユニット3は、サウンドバーとして機能する。
なお、本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の手順で組み立てられてもよい。
図11は、本発明の実施の形態3に係る表示装置1のが備えるスタンド201,202及びスピーカユニット3の構成を示す背面側の斜視図である。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
スピーカユニット3の支持体32にスタンド201,202の支柱部21,21を取り付けると、スピーカユニット3の前部が、表示部11よりも前方に突出する。
以上のことから、表示部の構造、及び、スタンドにおける表示部と連結すべき部分の構造は、スピーカユニットを備えているタイプとスピーカユニットを備えていないタイプとで共通化を図ることが可能である。
スタンドの支柱部とスピーカユニットの支持体とは、取り付けの際に、位置決め部同士の嵌合によって位置決めされる。故に、表示装置の組み立ての作業性が高い。
位置決め部同士の嵌合は、一般に、凸状のものと凹状のものとの嵌合である。以下では、凸状の位置決め部を位置決め凸部といい、凹状の位置決め部を地位決め凹部という。
しかも、位置決め凸部と位置決め凹部との係合が無用に解除されることが抑制されている。何故ならば、位置決め凹部に位置決め凸部が挿入されることによって、弾性筒状部材が押し広げられるので、弾性筒状部材の弾性復元力が位置決め凸部を固定するからである。
スピーカユニットの支持体には、スタンドの支持部に設けられている嵌合凹部に嵌め合わされている。このため、スピーカユニットとスタンドとの連結部分をコンパクトに構成することができる。
スピーカユニットに2個のスタンドを取り付ける場合、位置決め凹部は被取り付け側であるスピーカユニットの支持体に設けられている。故に、位置決め凸部の位置決め凹部に対する挿入が容易である。
スピーカユニットの支持体は、2個のスタンドの支柱部に亘って取り付けられる。この結果、2個のスタンドがスピーカユニットを介して一体化される。故に、2個のスタンドを同時的に表示部に取り付ける作業が容易である。
表示部に対するスタンドの取り付けは、スピーカユニットを備えていない従来の表示装置を組み立てる場合と同様に行なうことができる。
スタンドにスピーカユニットを取り付ける場合、位置決め凹部は被取り付け側であるスタンドの支柱部に設けられている。故に、位置決め凸部の位置決め凹部に対する挿入が容易である。
また、本発明の効果がある限りにおいて、表示装置1に、実施の形態1〜3に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
11 表示部
201,202 スタンド
21 支柱部
22 脚部
3 スピーカユニット
31 スピーカ
32 支持体
33,34 嵌合凹部
4 位置決め凸部(位置決め部)
41 柱状部
43 溝
5 位置決め凹部(位置決め部)
51 弾性筒状部材
Claims (5)
- 表示部と、
該表示部に取り付けられている支柱部、及び該支柱部を支持する脚部を有するスタンドと、
スピーカ、及び該スピーカを支持する支持体を有するスピーカユニットと
を備える表示装置において、
前記支柱部及び支持体夫々には、相互に嵌合する位置決め部が設けられており、
前記支持体は前記支柱部に取り付けられていることを特徴とする表示装置。 - 前記支持体(又は支柱部)には、一端側の開口が前記支柱部(又は前記支持体)に臨む弾性筒状部材が配されており、
前記位置決め部の一方は前記弾性筒状部材の内部を用いてなり、
前記位置決め部の他方は、先端部分が先細りの柱状部を有し、該柱状部に溝が周設されており、前記柱状部の最大外径は前記弾性筒状部材の内径以上であり、前記柱状部が前記弾性筒状部材の内部に対して嵌脱可能に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記支持体は棒状をなし、長さ方向に交差する方向の溝状の嵌合凹部が設けられており、該嵌合凹部に前記支柱部が嵌合してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記スタンドを2個備えており、
前記位置決め部の一方は凸状であって各支柱部に設けられており、
前記位置決め部の他方は凹状であって前記支持体に2個設けられており、
前記支持体は、2個の前記スタンド夫々の支柱部に亘って取り付けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の表示装置。 - 前記位置決め部の一方は凹状であって前記支柱部に設けられており、
前記位置決め部の他方は凸状であって支持体に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の表示装置。
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