JP2015229708A - 筆記具用水性インク組成物 - Google Patents

筆記具用水性インク組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2015229708A
JP2015229708A JP2014115744A JP2014115744A JP2015229708A JP 2015229708 A JP2015229708 A JP 2015229708A JP 2014115744 A JP2014115744 A JP 2014115744A JP 2014115744 A JP2014115744 A JP 2014115744A JP 2015229708 A JP2015229708 A JP 2015229708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
ink composition
microcapsule pigment
water
thermochromic microcapsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014115744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6223911B2 (ja
Inventor
暁子 平山
Akiko Hirayama
暁子 平山
溝口 達也
Tatsuya Mizoguchi
達也 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2014115744A priority Critical patent/JP6223911B2/ja
Publication of JP2015229708A publication Critical patent/JP2015229708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223911B2 publication Critical patent/JP6223911B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

【課題】 消し具等を用いて摩擦熱等により筆記描線を消色できる熱変色性のマイクロカプセル顔料を含有する筆記具用水性インク組成物において、擦る回数を減らし、かつ手に過度の負担をかけること無く確実に消色できるボールペン用、マーキングペン用などに好適な筆記具用水性インク組成物を提供する。
【解決手段】 ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤を少なくとも含む熱変色性マイクロカプセル顔料と、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子とを含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料がインク組成物全量に対して5〜30質量%であると共に、上記粒子の含有量が熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、消し具を用いて摩擦熱等により筆記描線等を消色できる熱変色性マイクロカプセル顔料を含有する筆記具用水性インク組成物において、擦る回数を減らし、かつ手に過度の負担をかけること無く確実に消色できる筆記具用水性インク組成物に関する。
従来より、筆記描線を摩擦熱などの熱で消色させることができる筆記具のインクには、ロイコ色素の顕色、消色機構を利用した熱変色性の色材をマイクロカプセル化した顔料が利用されている。
例えば、(イ)電子供与性呈色性有機化合物として特定のラクトン誘導体、(ロ)顕色剤である電子受容性化合物、(ハ)前記両成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(例えば、特許文献1参照)が知られており、これによって筆記描線の発色、消色を可能にしている。
しかしながら、上記特許文献1の熱変色性マイクロカプセル顔料では、摩擦熱による消色には、消し具で筆記描線を、強く、また何度も擦る必要があり、消色面積が大きい場合等には手の疲労感を伴うものである。特に、子供や年配者には擦る回数を減らし、かつ確実に消色できる筆記具用インク組成物が切望されている。
一方、着色剤と、水と、剪断減粘性付与剤と、βグルカンを含有するインキ組成物であって、着色剤として、可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料、酸化チタン、金属顔料の何れかを用いるボールペン用水性インク組成物(例えば、特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、上記特許文献2の水性インク組成物は、ペン先の耐ドライアップ性能とインキの経時安定性に優れた剪断減粘性のボールペン用水性インク組成物の提供であり、着色剤(顔料)として、可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料と、酸化チタンとを選択的に使用するものであり、併用するものでなく、また、酸化チタンの使用は顔料としての使用であり、本発明の擦る回数を減らし、かつ手に過度の負担をかけること無く確実に消色できる筆記具用水性インク組成物とは、その発明の課題や目的、配合組成を含む技術思想などが全く異なるものである。
特開2006−103212号公報(特許請求の範囲、段落0016等) 特開2013−108055号公報(特許請求の範囲等)
本発明は、上記従来技術の課題及び現状に鑑み、これを解消しようとするものであり、消し具を用いて摩擦熱等により筆記描線等を消色できる熱変色性マイクロカプセル顔料を含有する筆記具用水性インク組成物において、擦る回数を減らし、かつ手に過度の負担をかけること無く確実に消色できる筆記具用水性インク組成物及びそれを用いた筆記具を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等に鑑み、鋭意研究を行った結果、熱変色性色材として熱変色性マイクロカプセル顔料を用いると共に、特定の粒子とを含有せしめ、用いる熱変色性マイクロカプセル顔料の含有量と、上記粒子の含有量を特定の範囲とすることにより、上記目的の筆記具用水性インク組成物及びそれを用いた筆記具が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)に存する。
(1) ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤を少なくとも含む熱変色性マイクロカプセル顔料と、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子とを含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料がインク組成物全量に対して5〜30質量%であると共に、上記粒子の含有量が熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
(2) 前記二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる粒子の平均粒子径が50〜1000nmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の筆記具用水性インク組成物。
(3) 上記(1)又は(2)記載の筆記具用水性インク組成物を搭載したことを特徴とする筆記具。
本発明によれば、消し具等を用いて摩擦熱等により筆記描線を消色できる熱変色性のマイクロカプセル顔料を含有する筆記具用水性インク組成物において、擦る回数を減らし、かつ手に過度の負担をかけること無く確実に消色できるボールペン用、マーキングペン用などに好適な筆記具用水性インク組成物及びそれを用いた筆記具が提供される。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の筆記具用水性ンク組成物は、ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤を少なくとも含む熱変色性マイクロカプセル顔料と、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子とを含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料がインク組成物全量に対して5〜30質量%であると共に、上記粒子の含有量が熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下であることを特徴とするものである。
〈熱変色性マイクロカプセル顔料〉
本発明に用いる熱変色性色材となる熱変色性マイクロカプセル顔料としては、摩擦熱等の熱により変色するもの、例えば、有色から無色、有色から有色、無色から有色などとなる機能を有するものであれば、特に限定されず、種々のものを用いることができ、少なくともロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤を含む熱変色性組成物を、マイクロカプセル化したものが挙げられる。
用いることができるロイコ色素としては、電子供与性染料で、発色剤としての機能するものであれば、特に限定されものではない。具体的には、発色特性に優れるインクを得る点から、トリフェニルメタン系、スピロピラン系、フルオラン系、ジフェニルメタン系、ローダミンラクタム系、インドリルフタリド系、ロイコオーラミン系等従来公知のものが、単独(1種)で又は2種以上を混合して(以下、単に「少なくとも1種」という)用いることができる。
具体的には、6−(ジメチルアミノ)−3,3−ビス[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1(3H)−イソベンゾフラノン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジメチルアミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジブチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−エチルイソアミルアミノフルオラン、2−メチル−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(N−フェニル−N-−メチルアミノ)−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(3’−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メトキシ−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジフェニルアミノ)フルオラン、メチル−3’,6’−ビスジフェニルアミノフルオラン、クロロ−3’,6’−ビスジフェニルアミノフルオラン、3−メトキシ−4−ドデコキシスチリノキノリン、などが挙げられ、これらは、少なくとも1種用いることができる。
これらのロイコ染料は、ラクトン骨格、ピリジン骨格、キナゾリン骨格、ビスキナゾリン骨格等を有するものであり、これらの骨格(環)が開環することで発色を発現するものである。好ましくは、熱により有色から無色となるロイコ色素の使用が望ましい。
用いることができる顕色剤は、上記ロイコ色素を発色させる能力を有する成分となるものであり、例えば、フェノール樹脂系化合物、サリチル酸系金属塩化物、サリチル酸樹脂系金属塩化合物、固体酸系化合物等が挙げられる。
用いることができる顕色剤としては、具体的には、o−クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフェノール、n−オクチルフェノール、n−ドデシルフェノール、n−ステアリルフェノール、p−クロロフェノール、p−ブロモフェノール、o−フェニルフェノール、ヘキサフルオロビスフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス( 4'−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ノナンなどの少なくとも1種が挙げられる。
用いる顕色剤の使用量は、所望される色彩濃度に応じて任意に選択すればよく、特に限定されるものではないが、通常、前記したロイコ色素1質量部に対して、0.1〜100質量部程度の範囲内で選択するのが好適である。
用いることができる変色温度調整剤は、前記ロイコ色素と顕色剤の呈色において変色温度をコントロールする物質である。
用いることができる変色温度調整剤は、従来公知のものが使用可能である。具体的には、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類、アゾメチン類、脂肪酸類、炭化水素類などが挙げられる。
例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジカプリレート(C715)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジラウレート(C1123)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジミリステート(C1327)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエタンジミリステート(C1327)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジパルミテート(C1530)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジベヘネート(C2143)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエチルヘキシリデンジミリステート(C1327)等の少なくとも1種が挙げられる。
この変色温度調整剤の使用量は、所望されるヒステリシス幅及び発色時の色彩濃度等に応じて適宜選択すればよく、特に限定されるものではないが、通常、ロイコ色素1質量部に対して、1〜1000質量部程度の範囲内で使用するのが好ましい。
本発明の熱変色性マイクロカプセル顔料は、少なくとも上記ロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤を含む熱変色性組成物を、平均粒子径が0.2〜3μmとなるように、マイクロカプセル化することにより製造することができる。
マイクロカプセル化法としては、例えば、界面重合法、界面重縮合法、insitu重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライニング法などを挙げることができ、用途に応じて適宜選択することができる。
例えば、水溶液からの相分離法では、ロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤を加熱溶融後、乳化剤溶液に投入し、加熱攪拌して油滴状に分散させ、次いで、カプセル膜剤として、樹脂原料などを使用、例えば、アミノ樹脂溶液、具体的には、メチロールメラミン水溶液、尿素溶液、ベンゾグアナミン溶液などの各液を徐々に投入し、引き続き反応させて調製後、この分散液を濾過することにより目的の熱変色性のマイクロカプセル顔料を製造することができる。
これらのロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤の含有量は、用いるロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤の種類、マイクロカプセル化法などにより変動するが、当該色素1に対して、質量比で顕色剤0.1〜100、変色温度調整剤1〜100である。また、カプセル膜剤は、カプセル内容物に対して、質量比で0.1〜1である。
本発明に用いる熱変色性マイクロカプセル顔料は、上記ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤の種類、量などを好適に組み合わせることにより、各色の発色温度(例えば、0℃以上で発色)、消色温度(例えば、50℃以上で消色)を好適な温度に設定することができ、好ましくは、摩擦熱等の熱により有色から無色となる熱変色性マイクロカプセル顔料の使用が望ましい。
本発明に用いる熱変色性マイクロカプセル顔料では、描線濃度、保存安定性、筆記性の更なる向上の点から、壁膜がウレタン樹脂、エポキシ樹脂、あるいはアミノ樹脂で形成されることが好ましい。ウレタン樹脂としては、例えば、イソシアネートとポリオールとの化合物が挙げられる。エポキシ樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂とアミンの化合物が挙げられる。アミノ樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが挙げられる。
マイクロカプセル色材の壁膜の厚さは、必要とする壁膜の強度や描線濃度に応じて適宜決められる。
本発明に用いる熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径は、着色性、発色性、易消色性、安定性、インク中での流動性の点、並びに、筆記性への悪影響を抑制、後述する光変色性マイクロカプセル顔料との相用性などの点から、好ましくは、0.2〜3μm、更に好ましくは、0.2〜2.3μmであるものが望ましい。なお、本発明(実施例等含む)で規定する「平均粒子径」は、粒度分析計〔マイクロトラックHRA9320−X100(日機装社製)〕にて、平均粒子径を測定した値である。
この平均粒子径が0.2μm未満であると、十分な描線濃度が得られず、一方、3μmを越えると、筆記性の劣化や熱変色性マイクロカプセル顔料の分散安定性の低下が発生し、好ましくない。
なお、上記平均粒子径の範囲(0.2〜3μm)となるマイクロカプセル顔料は、マイクロカプセル化法により変動するが、水溶液からの相分離法などでは、マイクロカプセル顔料を製造する際の攪拌条件を好適に組み合わせることにより調製することができる。
〈粒子〉
本発明に用いる粒子としては、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。本発明において、上記各粒子は、熱伝導物質として含有させるものであり、本発明のインク組成物による紙面などに描画した筆記描線等を消し具などにより擦ると、当該粒子により熱変色性のマイクロカプセル顔料に熱が伝わりやすくなり、従来よりも、軽い力で、より少ない摩擦回数で更に簡単に消色させる機能を発揮せしめるものである。
用いることができる粒子としては、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種であり、描線の色相を損なわない点から、これらの粒子の平均粒子径は、好ましくは、50〜1000nm、更に好ましくは、50〜500nm、特に好ましくは、50〜300nmである。
更に、二酸化チタンでは、一次平均粒径が100nm以下のものがより好ましい。
これらの各粒子の形状は、特に制限されず、球状であっても、不定形状であっても良く、また、シリコーン樹脂粒子では、中実の粒子であっても良く、また中空粒子であっても良い。更に、粒子の表面は、シラン系、チタン系等の表面処理剤で処理されていても良い。
用いることができる酸化チタンとしては、具体的には、市販のTTO−55(A)、TTO−51(A)、タイペークR−930、ドウR−780、ドウR−820、CR−50、CR−93、A−100、A−220(以上、石原産業社製)、MT−100TV、MT−500B、JR−701、JR−800、JR−600、JA−3、JA−5(以上、テイカ社製)、タイトーンR−650、同R−5N、KA−10、KA−20(以上、堺化学工業製)、タイピュアR−900、同R−931、同R−933(以上、デュポン社製)、KR−380、KR−380N、KR−460(以上、チタン工業社製)などの少なくとも1種が挙げられる。
用いることができるシリカ粒子としては、液体分散媒中に分散させたゾルの形態で、市販品として入手することができる。具体的には、日産化学工業社製の水性シリカゾルであるスノーテックスST−ZL、スノーテックスST−YL、スノーテックスST−XL、スノーテックスST−20、スノーテックスXS、スノーテックスST−UPなどが挙げられる。
用いることができるシリコーン樹脂粒子としては、具体的には、市販のXC99 A8808、トスパール120(タナック社製)、X−52−7030(信越シリコーン社製)などが挙げられる。
<筆記具用水性インク組成物>
本発明の筆記具用水性インク組成物は、上記構成の熱変色性マイクロカプセル顔料と、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子とを含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料がインク組成物全量に対して5〜30質量%であると共に、上記粒子の含有量が熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下であることを特徴とするものであり、ボールペン、マーキングペン等の筆記具用水性インク組成物として用いることをできる。
本発明の熱変色性のマイクロカプセル顔料の含有量は、インク組成物全量に対して、5〜30質量%(以下、単に「%」という)であり、好ましくは、10〜20%とすることが望ましい。
この熱変色性マイクロカプセル顔料の含有量が5%未満であると、着色力、発色性が不十分となり、一方、30%を超えると、カスレが生じやすくなり、好ましくない。
一方、本発明に用いる二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子の含有量は、熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、好ましくは、0.5〜1であることが望ましい。
この質量比が0.1未満であると、粒子を含有せしめる効果を発揮することができず、一方、質量比が2を超えると、インクの色が白っぽくなり、好ましくない。
ただし、本発明では、上記粒子の含有量が、熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で2以下であっても、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下とすることが必要である。
これは、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%超過では、インク中の固形分量が大きくなり、ペン先から排出されにくくなるからである。
本発明の筆記具用水性インク組成物において、上記熱変色マイクロカプセル顔料、上記粒子の他、残部として溶媒である水(水道水、精製水、蒸留水、イオン交換水、純水等)の他、各筆記具用(ボールペン用、マーキングペン用等)の用途に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、水溶性有機溶剤、増粘剤、潤滑剤、防錆剤、防腐剤もしくは防菌剤などを適宜含有することができる。
用いることができる水溶性有機溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン等のグリコール類や、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、単独或いは混合して使用することができる。
用いることができる増粘剤としては、例えば、合成高分子、セルロースおよび多糖類からなる群から選ばれた少なくとも一種が望ましい。具体的には、アラビアガム、トラガカントガム、グアーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、カラギーナン、ゼラチン、キサンタンガム、ウェランガム、サクシノグリカン、ダイユータンガム、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプングリコール酸及びその塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸及びその塩、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレシオキサイド、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、架橋型アクリル酸重合体及びその塩、非架橋型アクリル酸重合体及びその塩、スチレンアクリル酸共重合体及びその塩などが挙げられる。
潤滑剤としては、顔料の表面処理剤にも用いられる多価アルコールの脂肪酸エステル、糖の高級脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン高級脂肪酸エステル、アルキル燐酸エステルなどのノニオン系や、高級脂肪酸アミドのアルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩などのアニオン系、ポリアルキレングリコールの誘導体やフッ素系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられる。また、防錆剤としては、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、ジシクロへキシルアンモニウムナイトライト、サポニン類など、防腐剤もしくは防菌剤としては、フェノール、ナトリウムオマジン、安息香酸ナトリウム、ベンズイミダゾール系化合物などが挙げられる。
この筆記具用水性インク組成物を製造するには、従来から知られている方法が採用可能であり、例えば、上記熱変色性、光変色性マイクロカプセル顔料の他、上記水性における各成分を所定量配合し、ホモミキサー、もしくはディスパー等の攪拌機により攪拌混合することによって得られる。更に必要に応じて、ろ過や遠心分離によってインク組成物中の粗大粒子を除去してもよい。
このように構成される本発明の筆記具用水性インク組成物では、繊維チップ、フェルトチップ、プラスチックチップを筆記先端部に備えたマーキングペン体や、ボールペンチップを筆記先端部に備えたボールペン体に搭載して使用に供される。
本発明の筆記具用水性インク組成物及び筆記具では、熱変色性マイクロカプセル顔料と、上記粒子とを少なくとも含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料の含有量をインク組成物全量に対して5〜30質量%の範囲とすると共に、上記粒子の含有量を熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2とし、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量をインク組成物全量に対して60質量%以下となるとなる水性のインクを処方し、このインクを搭載したボールペン体、マーキングペン体などの筆記具にて紙面、書類等に筆記、描画等した後、紙面等に固着した筆記描線等を消し具などにより擦ると、筆記描線中に含まれる当該熱伝導物質となる粒子により熱変色性マイクロカプセル顔料に熱が伝わりやすくなり、従来よりも、軽い力で、より少ない摩擦回数で簡単にかつ確実に消色することができるものとなる。
本発明では、用いる上記熱変色性マイクロカプセル顔料の含有量をインク組成物全量に対して5〜30質量%の範囲とすると共に、上記粒子の含有量を熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2に限定し、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量をインク組成物全量に対して60質量%以下とすることにより、初めて、熱変色性マイクロカプセル顔料の発色性、筆記性能、インクの経時安定性を損なうことなく、上記粒子の熱伝達物質としての機能を効果的に発揮せしめことができるものとなり、これにより、上述の本発明の作用効果が発揮できるものである。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定されるものではない。
〔熱変色性マイクロカプセル顔料の処方〕
3種の熱変色性マイクロカプセル顔料(黒色、赤色、青色)を下記製法により製造した。
(製造例1:黒色)
ロイコ色素として、ETAC(山田化学工業社製)1質量部(以下、単に「部」という)、顕色剤として、ビスフェノールA2部、及び変色性温度調整剤として、ミリスチン酸ミリスチル24部を100℃に加熱溶融して、均質な組成物27部を得た。
上記で得た組成物27部の均一な熱溶液にカプセル膜剤として、イソシアネート10部及びポリオール10部を加えて攪拌混合した。次いで、保護コロイドとして12%ポリビニルアルコール水溶液60部を用いて、25℃で乳化して分散液を調製した。次いで、5%の多価アミン5部を用いて、80℃で60分間処理してマイクロカプセルを得た。
以上の手順により得たマイクロカプセル化した水分散体をスプレードライすることでパウダー状にして黒色の熱変色性マイクロカプセル顔料を製造した。
この熱変色性マイクロカプセル顔料は、平均粒子径1.5μm、色相(発色状態、25℃)は黒色、50℃以上で消色するものであった。
(製造例2:赤色)
上記製造例1において、ロイコ色素をRED520(山田化学工業社製)に、顕色剤をビスフェノールAに、変色性温度調整剤をミリスチン酸ミリスチルに代え、各使用量及び製法は製造例1と同様にして、パウダー状にして赤色の熱変色性マイクロカプセル顔料を製造した。
この熱変色性マイクロカプセル顔料は、平均粒子径1.4μm、色相(発色状態、25℃)は赤色、50℃以上で消色するものであった。
(製造例3:青色)
上記製造例1において、ロイコ色素をCVL(山田化学工業社製)に、顕色剤をビスフェノールAに、変色性温度調整剤をミリスチン酸ミリスチルに代え、各使用量及び製法は製造例1と同様にして、パウダー状にして青色の熱変色性マイクロカプセル顔料を製造した。
この熱変色性マイクロカプセル顔料は、平均粒子径1.6μm、色相(発色状態、25℃)は青色、50℃以上で消色するものであった。
(実施例1〜12及び比較例1〜3)
(インクの処方)
上記製造例1〜3で得られた各熱変色性マイクロカプセル顔料(黒色、赤色、青色)、各粒子(各平均粒子径の酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子)を用いて、下記表1に示す配合処方(全量100質量%)にしたがって、常法により各水性のボールペン用水性インク組成物を調製した。
(水性ボールペンの作製)
上記で得られた各インク組成物を用いて水性ボールペンを作製した。具体的には、ボールペン〔三菱鉛筆株式会社製、商品名:UF−202〕の軸を使用し、内径3.8mm、長さ90mmポリプロピレン製インク収容管とステンレス製チップ(超硬合金ボール、ボール径0.5mm)及び該収容管と該チップを連結する継手からなるリフィールに上記各水性インクを充填し、インク後端に鉱油を主成分とするインク追従体を装填し、水性ボールペンを作製した。
得られた実施例1〜12及び比較例1〜3の各水性ボールペンを用いて、下記評価方法で消去性評価、描線評価の各評価を行った。
これらの結果を下記表1に示す。
(消去性の評価方法)
上記ペンを用いて5周のらせんをPPC用紙に筆記後、往復動作する機械に、UF−202−05のキャップ(三菱鉛筆株式会社製)からなる消し具と荷重500gを取り付け、筆記描線(塗膜)上を5往復させた。そのときの消去具合(消色状態)を下記評価基準に基づいて評価した。
評価基準:
◎:完全に消色した。
○:完全でないが消えている。
△:消えない箇所がある。
×:消えない。
(描線の評価方法)
上記ペンを用いて5周のらせんをPPC用紙に筆記後、筆記描線の濃度を目視で、下記評価基準に基づいて評価した。また、下記評価基準の括弧書きの「ブランク」は、各実施例から酸化チタン、シリカ微粒子、シリコーン樹脂微粒子を除いた(同量の水を配合して全量100質量%とした)インクをいう。
評価基準:
◎:とても濃い(ブランクと同程度)。
○:濃い。
△:やや白っぽい。
×:白色に近い。
Figure 2015229708
上記表1の結果から明らかなように、本発明となる実施例1〜12の筆記具用水性インク組成物は、満足のいく消去性、描線となることが判明した。
消し具等を用いて摩擦熱等により筆記描線を消色できるボールペン、マーキングペンなどの筆記具に好適な筆記具用水性インク組成物となる。

Claims (3)

  1. ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤を少なくとも含む熱変色性マイクロカプセル顔料と、二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる少なくとも1種の粒子とを含有し、上記熱変色性マイクロカプセル顔料がインク組成物全量に対して5〜30質量%であると共に、上記粒子の含有量が熱変色性マイクロカプセル顔料1に対して、質量比で0.1〜2であり、かつ、上記熱変色性マイクロカプセル顔料と上記粒子の合計含有量がインク組成物全量に対して60質量%以下であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
  2. 前記二酸化チタン、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子から選ばれる粒子の平均粒子径が50〜1000nmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の筆記具用水性インク組成物。
  3. 請求項1又は2記載の筆記具用水性ンク組成物を搭載したことを特徴とする筆記具。
JP2014115744A 2014-06-04 2014-06-04 筆記具用水性インク組成物 Active JP6223911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115744A JP6223911B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 筆記具用水性インク組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115744A JP6223911B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 筆記具用水性インク組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015229708A true JP2015229708A (ja) 2015-12-21
JP6223911B2 JP6223911B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=54886675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014115744A Active JP6223911B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 筆記具用水性インク組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6223911B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017122457A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 三菱鉛筆株式会社 サインペン用水性インク組成物
JP2017155162A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 三菱鉛筆株式会社 筆記具用水性インク組成物
JP2018034508A (ja) * 2016-08-24 2018-03-08 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2018053205A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
WO2021085214A1 (ja) * 2019-10-28 2021-05-06 三菱鉛筆株式会社 筆記具用水性インク組成物
JP2021142761A (ja) * 2017-01-24 2021-09-24 三菱鉛筆株式会社 筆記具
EP3933000A4 (en) * 2019-02-25 2022-12-07 Mitsubishi Pencil Company, Limited AQUEOUS INK COMPOSITION FOR BALLPOINT PEN
CN115449262A (zh) * 2021-05-21 2022-12-09 桑福德有限合伙人公司 标记组合物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103212A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Pilot Ink Co Ltd 筆記具
JP2008290392A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Pilot Ink Co Ltd 摩擦体、筆記具及び筆記具セット
JP2009039998A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Lintec Corp インクジェット記録シート及び色彩情報の消去方法
JP2013108055A (ja) * 2011-10-28 2013-06-06 Pilot Corporation ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
WO2014002292A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 三菱鉛筆株式会社 色素、それを用いたマイクロカプセル顔料及び筆記具用インク組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103212A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Pilot Ink Co Ltd 筆記具
JP2008290392A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Pilot Ink Co Ltd 摩擦体、筆記具及び筆記具セット
JP2009039998A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Lintec Corp インクジェット記録シート及び色彩情報の消去方法
JP2013108055A (ja) * 2011-10-28 2013-06-06 Pilot Corporation ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
WO2014002292A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 三菱鉛筆株式会社 色素、それを用いたマイクロカプセル顔料及び筆記具用インク組成物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017122457A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 三菱鉛筆株式会社 サインペン用水性インク組成物
JP2017155162A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 三菱鉛筆株式会社 筆記具用水性インク組成物
JP7107652B2 (ja) 2016-08-24 2022-07-27 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2018034508A (ja) * 2016-08-24 2018-03-08 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP7321331B2 (ja) 2016-08-24 2023-08-04 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2022132445A (ja) * 2016-08-24 2022-09-08 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2018053205A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
JP2021142761A (ja) * 2017-01-24 2021-09-24 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP7258954B2 (ja) 2017-01-24 2023-04-17 三菱鉛筆株式会社 筆記具
EP3933000A4 (en) * 2019-02-25 2022-12-07 Mitsubishi Pencil Company, Limited AQUEOUS INK COMPOSITION FOR BALLPOINT PEN
WO2021085214A1 (ja) * 2019-10-28 2021-05-06 三菱鉛筆株式会社 筆記具用水性インク組成物
JP7479133B2 (ja) 2019-10-28 2024-05-08 三菱鉛筆株式会社 筆記具用水性インク組成物
CN115449262A (zh) * 2021-05-21 2022-12-09 桑福德有限合伙人公司 标记组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6223911B2 (ja) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6223911B2 (ja) 筆記具用水性インク組成物
JP5534794B2 (ja) 水性ボールペン用インキ組成物及び水性ボールペン
JP7329446B2 (ja) 可逆熱変色性水性インキ組成物、およびそれを用いた筆記具
JP6231351B2 (ja) マイクロカプセル色材及び筆記具用インク組成物
CN107129720B (zh) 书写工具用水性墨组合物
JP6817151B2 (ja) 筆記具用水性インク組成物
JP6420059B2 (ja) 筆記具用水性インク組成物
JP2022138651A (ja) 熱変色性マイクロカプセル及び熱変色性インク組成物
JP6622073B2 (ja) 筆記具用インク組成物
JP2005088308A (ja) 熱変色性可逆的隠顕機能を備えた筆記具
JPH09124993A (ja) 熱変色性水性ボールペンインキ及びそれを用いたボールペン
JP2018176742A (ja) 筆記具用リフィールおよびこれを用いた筆記具
JP6245511B2 (ja) マイクロカプセル色材及び筆記具用インク組成物
JP2016165842A (ja) 筆記具
JP7171237B2 (ja) 両頭式筆記具
JPH11335613A (ja) 可逆熱変色性水性インキ組成物及びそれを用いた筆記具
JP6896403B2 (ja) 消去式筆記具
JP2015051566A (ja) 熱変色性筆記具
JP6239933B2 (ja) マイクロカプセル色材及び筆記具用インク組成物
JP2017095582A (ja) ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
JP7301597B2 (ja) 筆記具
JP2019014117A (ja) 塗布具用ペン先
JP2018009165A (ja) ボールペン用熱変色性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
JP2022175433A (ja) マイクロカプセル顔料、これを含有した筆記具用インク組成物
JP2015051562A (ja) 熱変色性筆記具セット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250