JP2009039998A - インクジェット記録シート及び色彩情報の消去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、インク吸収性、消色性、受理層安定性などが良好であって、リサイクル性及びリユース性を有するインクジェット記録シート、及び該記録シートにインクジェット方式で記録された色彩情報を消去する方法を提供する。
【解決手段】基材と、その少なくとも片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ガラス転移温度20℃以上のバインダー樹脂と充填材とを含むインクジェット記録シート、及び上記インクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去する色彩情報の消去方法である。
【選択図】なし
【解決手段】基材と、その少なくとも片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ガラス転移温度20℃以上のバインダー樹脂と充填材とを含むインクジェット記録シート、及び上記インクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去する色彩情報の消去方法である。
【選択図】なし
Description
本発明は、インクジェット記録シート及び色彩情報の消去方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、インク吸収性、消色性、受理層安定性などが良好であって、リサイクル性及びリユース性を有するインクジェット記録シート、及び該記録シートにインクジェット方式で記録された色彩情報を消去する方法に関するものである。
近年、環境を配慮したリサイクル、リユース製品が注目されており、中でも一度記録した情報を消去して再度書き込むことが可能なリライト材料は急速に伸び始めている。このようなリライト材料としては、電子供与性化合物と電子受容性化合物の反応性を利用したものや、蒸着層と熱により屈折率が変わる結晶性を利用する有機層を持ったものなどが挙げられる。
このようなリライト材料を利用したものとしては、ポイントカードや定期券、サーマル紙やフィルム、消去可能インク等が挙げられる。
また、近年、コンピュータ利用技術の普及により、コンピュータにより作成した資料や画像をプリンターなどを用いてポスターやプレゼンテーション資料を手軽にプリントアウトすることが頻繁に行われるようになってきた。その際使用されるプリンターとしては、ドットインパクトプリンター、レーザープリンター、サーマルプリンター又はインクジェットプリンターなどが挙げられるが、これらの中でインクジェットプリンターは、プリントアウト時の機械騒音が少ない、フルカラー印刷ができる、プリントアウトに伴うランニングコストが安いなどの利点を有することから広く利用されている。
一方、特許文献1〜3には、熱により消色可能なインクが開示されており、特許文献4には、フッ素樹脂を主成分とする樹脂からなるインク受像層を、少なくとも表面に含むインクジェットプリンター用受像紙と、このインクジェットプリンター用受像紙上にプリントされた画像を消去する方法が開示されている。
しかしながら、現在、記録された情報の消去は、コピー機で実用化が進んでいるが、インクジェット分野においては、まだ実用化に至っていないのが実状である。
特開2000−154345号公報
特許第3286214号公報
特開2006−63238号公報
特開平7−149039号公報
このようなリライト材料を利用したものとしては、ポイントカードや定期券、サーマル紙やフィルム、消去可能インク等が挙げられる。
また、近年、コンピュータ利用技術の普及により、コンピュータにより作成した資料や画像をプリンターなどを用いてポスターやプレゼンテーション資料を手軽にプリントアウトすることが頻繁に行われるようになってきた。その際使用されるプリンターとしては、ドットインパクトプリンター、レーザープリンター、サーマルプリンター又はインクジェットプリンターなどが挙げられるが、これらの中でインクジェットプリンターは、プリントアウト時の機械騒音が少ない、フルカラー印刷ができる、プリントアウトに伴うランニングコストが安いなどの利点を有することから広く利用されている。
一方、特許文献1〜3には、熱により消色可能なインクが開示されており、特許文献4には、フッ素樹脂を主成分とする樹脂からなるインク受像層を、少なくとも表面に含むインクジェットプリンター用受像紙と、このインクジェットプリンター用受像紙上にプリントされた画像を消去する方法が開示されている。
しかしながら、現在、記録された情報の消去は、コピー機で実用化が進んでいるが、インクジェット分野においては、まだ実用化に至っていないのが実状である。
本発明は、このような事情のもとで、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、インク吸収性、消色性、受理層安定性などが良好であって、リサイクル性及びリユース性を有するインクジェット記録シート、及び該記録シートにインクジェット方式で記録された色彩情報を消去する方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、基材と、その片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ある値以上のガラス転移温度を有するバインダー樹脂と、充填材、特に良熱伝導性物資を含む充填材を含有し、好ましくは、さらに消色剤を含有するインクジェット記録シートにより、その目的を達成し得ることを見出し、この知見に基づいて、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1]熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用されるインクジェット記録シートであって、基材と、その少なくとも片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ガラス転移温度20℃以上のバインダー樹脂と充填材とを含むことを特徴とするインクジェット記録シート、
[2]熱による消色可能なインクが、電子供与性の呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を内包したマイクロカプセルを含むインクである上記[1]項に記載のインクジェット記録シート、
[3]基材が、良熱伝導性物質を含む上記[1]又は[2]項に記載のインクジェット記録シート、
[4]インク受理層中の充填材が、良熱伝導性物質を含む上記[1]〜[3]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[5]良熱伝導性物質が、金属酸化物粒子、金属窒化物粒子、金属粒子及び炭化ケイ素粒子の中から選ばれる少なくとも1種である上記[3]又は[4]項に記載のインクジェット記録シート、
[6]インク受理層が、さらに消色剤を含む上記[1]〜[5]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[7]インク受理層表面の算術平均粗さRaが、0.5〜30μmである上記[1]〜[6]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[8]基材のインク受理層とは反対側の面に、接着剤層を有する上記[1]〜[7]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[9]上記[1]〜[8]項のいずれかに記載のインクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去することを特徴とする色彩情報の消去方法、及び
[10]色彩情報が記録されたインクジェット記録シートを、複数枚重ねて該色彩情報を消去する上記[9]項に記載の色彩情報の消去方法、
を提供するものである。
すなわち、本発明は、
[1]熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用されるインクジェット記録シートであって、基材と、その少なくとも片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ガラス転移温度20℃以上のバインダー樹脂と充填材とを含むことを特徴とするインクジェット記録シート、
[2]熱による消色可能なインクが、電子供与性の呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を内包したマイクロカプセルを含むインクである上記[1]項に記載のインクジェット記録シート、
[3]基材が、良熱伝導性物質を含む上記[1]又は[2]項に記載のインクジェット記録シート、
[4]インク受理層中の充填材が、良熱伝導性物質を含む上記[1]〜[3]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[5]良熱伝導性物質が、金属酸化物粒子、金属窒化物粒子、金属粒子及び炭化ケイ素粒子の中から選ばれる少なくとも1種である上記[3]又は[4]項に記載のインクジェット記録シート、
[6]インク受理層が、さらに消色剤を含む上記[1]〜[5]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[7]インク受理層表面の算術平均粗さRaが、0.5〜30μmである上記[1]〜[6]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[8]基材のインク受理層とは反対側の面に、接着剤層を有する上記[1]〜[7]項のいずれかに記載のインクジェット記録シート、
[9]上記[1]〜[8]項のいずれかに記載のインクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去することを特徴とする色彩情報の消去方法、及び
[10]色彩情報が記録されたインクジェット記録シートを、複数枚重ねて該色彩情報を消去する上記[9]項に記載の色彩情報の消去方法、
を提供するものである。
本発明によれば、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、インク吸収性、消色性、受理層安定性などが良好であって、リサイクル性及びリユース性を有するインクジェット記録シート、及び該記録シートにインクジェット方式で記録された色彩情報を消去する方法を提供することができる。
まず、本発明のインクジェット記録シートについて説明する。
[インクジェット記録シート]
本発明のインクジェット記録シートは、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、基材と、その片面に形成されたインク受理層とを有するシートである。
インクジェット方式とは、ノズルから記録シートに向けてインクの微小液滴を高速に飛翔させ、記録面に付着させて画像や文字などを記録する方式のことである。
[インクジェット記録シート]
本発明のインクジェット記録シートは、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、基材と、その片面に形成されたインク受理層とを有するシートである。
インクジェット方式とは、ノズルから記録シートに向けてインクの微小液滴を高速に飛翔させ、記録面に付着させて画像や文字などを記録する方式のことである。
(基材)
本発明のインクジェット記録シートに用いられる基材に特に制限はなく、従来公知のプラスチックフィルム基材や、上質紙、コート紙、含浸紙、無塵紙等の紙基材、これらの紙基材にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、あるいは内部に空洞を有する合成紙などが使用可能である。フィルム基材としては、特に限定はされないがポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などのポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ABS系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などから製造されたフィルム又はシート、及びこれらを含む積層フィルム等が挙げられる。
またフィルム基材は、未延伸でもよいし、縦又は横などの一軸方向、あるいは二軸方向に延伸されていてもよい。
基材の厚さに、特に制限はないが、通常10〜300μm程度であり、好ましくは25〜200μm程度である。また基材は、着色されていてもよいし無色透明のものでもよい。
本発明のインクジェット記録シートに用いられる基材に特に制限はなく、従来公知のプラスチックフィルム基材や、上質紙、コート紙、含浸紙、無塵紙等の紙基材、これらの紙基材にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、あるいは内部に空洞を有する合成紙などが使用可能である。フィルム基材としては、特に限定はされないがポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などのポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ABS系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などから製造されたフィルム又はシート、及びこれらを含む積層フィルム等が挙げられる。
またフィルム基材は、未延伸でもよいし、縦又は横などの一軸方向、あるいは二軸方向に延伸されていてもよい。
基材の厚さに、特に制限はないが、通常10〜300μm程度であり、好ましくは25〜200μm程度である。また基材は、着色されていてもよいし無色透明のものでもよい。
基材として、フィルム基材を用いる場合、その上に設けられる層との密着性を向上させる目的で所望により、酸化法や凹凸化法などの物理的又は化学的表面処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが挙げられ、また、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶媒処理法などが挙げられる。これらの表面処理法は、フィルム基材の種類に応じて適宜選ばれるが、一般にはコロナ放電処理法が、効果及び操作性などの面から、好ましく用いられる。
色彩情報が記録された記録シートを加熱処理して該色彩情報を消去する際に、その消去性を向上させるために、本発明においては、当該基材に、充填材として熱伝導性物質を適宜含有させ、基材の熱伝導性を向上させてもよい。
<熱伝導性物質>
熱伝導性物質としては、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素などの金属酸化物粒子、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素などの金属窒化物粒子、アルミニウム、鉄、銅などの金属粒子および炭化ケイ素粒子等を用いることができる。その中でも、形状のバリエーションがあって高充填が可能であり、かつ安価である点から、酸化アルミニウム粒子が好ましい。
この熱伝導性物質は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、その平均粒径は、基材の外観や機械特性、熱伝導性などの観点から、通常1〜80μm程度、好ましくは5〜50μmである。また、基材中の熱伝導性物質の含有量は、基材の外観、製造しやすさ、機械特性、熱伝導性などの観点から、通常0.1〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%である。
このようにして、基材の熱伝導性を高めることによって、色彩情報が記録された記録シートを複数枚重ねて加熱処理し、各記録シートの色彩情報を同時に消去する場合に、その消去性が向上する。
<熱伝導性物質>
熱伝導性物質としては、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素などの金属酸化物粒子、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素などの金属窒化物粒子、アルミニウム、鉄、銅などの金属粒子および炭化ケイ素粒子等を用いることができる。その中でも、形状のバリエーションがあって高充填が可能であり、かつ安価である点から、酸化アルミニウム粒子が好ましい。
この熱伝導性物質は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、その平均粒径は、基材の外観や機械特性、熱伝導性などの観点から、通常1〜80μm程度、好ましくは5〜50μmである。また、基材中の熱伝導性物質の含有量は、基材の外観、製造しやすさ、機械特性、熱伝導性などの観点から、通常0.1〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%である。
このようにして、基材の熱伝導性を高めることによって、色彩情報が記録された記録シートを複数枚重ねて加熱処理し、各記録シートの色彩情報を同時に消去する場合に、その消去性が向上する。
(インク受理層)
本発明のインクジェット記録シートにおいて、基材の片面に形成されるインク受理層は、その表面がインクジェット方式によって、インクにより印刷されるものであり、バインダー樹脂及び充填材を含む。
<バインダー樹脂>
バインダー樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリオール樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。バインダー樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、このバインダー樹脂は、ガラス転移温度が20℃以上の樹脂であり、好ましくは30℃以上の樹脂である。ガラス転移温度の上限は特に制限はないが、60℃以下が好ましい。また、20℃未満であると、熱をかけて消去を行う場合に、インク受理層が他のものや、印刷されたインクジェット記録シートを重ねて消去する場合に、インクジェット受理層とシートの背面が接着するおそれがある。
本発明のインクジェット記録シートにおいて、基材の片面に形成されるインク受理層は、その表面がインクジェット方式によって、インクにより印刷されるものであり、バインダー樹脂及び充填材を含む。
<バインダー樹脂>
バインダー樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリオール樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。バインダー樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、このバインダー樹脂は、ガラス転移温度が20℃以上の樹脂であり、好ましくは30℃以上の樹脂である。ガラス転移温度の上限は特に制限はないが、60℃以下が好ましい。また、20℃未満であると、熱をかけて消去を行う場合に、インク受理層が他のものや、印刷されたインクジェット記録シートを重ねて消去する場合に、インクジェット受理層とシートの背面が接着するおそれがある。
<充填材>
当該インク受理層に、前記バインダー樹脂と共に含有する充填材としては、無機充填材及び有機充填材のいずれも用いることができる。無機充填材としては、従来、インクジェット方式におけるインク受理層に通常用いられる充填材の中から、任意のものを適宜選択することができる。このような充填材としては、例えばシリカ、クレー、タルク、カオリン、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、ゼオライトなどの粒子が挙げられる。有機充填材としては、例えばイオン交換樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂粒子が挙げられる。これらの充填材は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、本発明においては、前記基材の場合と同様の理由から、当該インク受理層の熱伝導性を向上させるために、上記無機充填材として、前述の基材の説明で例示した熱伝導性物質を適宜含むものを用いることができる。
また、その他充填材として、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニアゾル、チタニアゾルなどの無機酸化物ゾルやセルロース誘導体、アセテート樹脂、ラテックス樹脂、デンプン、ゼラチン、植物蛋白、カゼイン、アラビアゴム、アルブミンなどを添加してもよい。
当該充填材の平均粒径は、特に制限はないが、通常0.001〜20μm程度、好ましくは0.01〜10μmである。また、バインダー樹脂と当該充填材との含有割合は、特に制限はないが、質量比で、通常100:1〜100:1000であり、好ましくは100:10〜100:500である。
当該インク受理層に、前記バインダー樹脂と共に含有する充填材としては、無機充填材及び有機充填材のいずれも用いることができる。無機充填材としては、従来、インクジェット方式におけるインク受理層に通常用いられる充填材の中から、任意のものを適宜選択することができる。このような充填材としては、例えばシリカ、クレー、タルク、カオリン、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、ゼオライトなどの粒子が挙げられる。有機充填材としては、例えばイオン交換樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂粒子が挙げられる。これらの充填材は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、本発明においては、前記基材の場合と同様の理由から、当該インク受理層の熱伝導性を向上させるために、上記無機充填材として、前述の基材の説明で例示した熱伝導性物質を適宜含むものを用いることができる。
また、その他充填材として、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニアゾル、チタニアゾルなどの無機酸化物ゾルやセルロース誘導体、アセテート樹脂、ラテックス樹脂、デンプン、ゼラチン、植物蛋白、カゼイン、アラビアゴム、アルブミンなどを添加してもよい。
当該充填材の平均粒径は、特に制限はないが、通常0.001〜20μm程度、好ましくは0.01〜10μmである。また、バインダー樹脂と当該充填材との含有割合は、特に制限はないが、質量比で、通常100:1〜100:1000であり、好ましくは100:10〜100:500である。
<消色剤>
当該インク受理層には、必要に応じ、消色剤を含有させることができる。
消色剤としては、代表的にはステロイド骨格のように球状に近く嵩高い分子骨格を有し、アルコール性ヒドロキシル基を有する化合物、例えばステロール化合物が挙げられる。ステロール化合物の具体例としては、コレステロール、スチグマステロール、プレグネノロン、メチルアンドロステンジオール、エストラジオール ベンゾエート、エピアンドロステン、ステノロン、β−シトステロール、プレグネノロン アセテート、β−コレスタロール、5,16−プレグナジエン−3β−オール−20−オン、5α−プレグネン−3β−オール−20−オン、5−プレグネン−3β,17−ジオール−20−オン 21−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール−20−オン 17−アセテート、5−プレグネン−3β,21−ジオール−20−オン 21−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール ジアセテート、ロコゲニン、チゴゲニン、エスミラゲニン、ヘコゲニン、ジオスゲニン及びその誘導体などが挙げられる。
また、電子受容性化合物との相溶性が非常に高い、コール酸、リトコール酸、テストステロン及びコルチゾン、ならびにこれらの誘導体も挙げられる。具体例としては、コール酸、コール酸メチルエステル、コール酸ナトリウム、リトコール酸、リトコール酸メチルエステル、リトコール酸ナトリウム、ヒオデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸メチルエステル、テストステロン、メチルテストステロン、11α−ヒドロキシメチルテストステロン、ヒドロコルチゾン、コレステロールメチルカーボネート、α−コレスタノールなどが挙げられる。これらのうちでも特に2個以上のヒドロキシル基を有するものが好ましい。
当該インク受理層には、必要に応じ、消色剤を含有させることができる。
消色剤としては、代表的にはステロイド骨格のように球状に近く嵩高い分子骨格を有し、アルコール性ヒドロキシル基を有する化合物、例えばステロール化合物が挙げられる。ステロール化合物の具体例としては、コレステロール、スチグマステロール、プレグネノロン、メチルアンドロステンジオール、エストラジオール ベンゾエート、エピアンドロステン、ステノロン、β−シトステロール、プレグネノロン アセテート、β−コレスタロール、5,16−プレグナジエン−3β−オール−20−オン、5α−プレグネン−3β−オール−20−オン、5−プレグネン−3β,17−ジオール−20−オン 21−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール−20−オン 17−アセテート、5−プレグネン−3β,21−ジオール−20−オン 21−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール ジアセテート、ロコゲニン、チゴゲニン、エスミラゲニン、ヘコゲニン、ジオスゲニン及びその誘導体などが挙げられる。
また、電子受容性化合物との相溶性が非常に高い、コール酸、リトコール酸、テストステロン及びコルチゾン、ならびにこれらの誘導体も挙げられる。具体例としては、コール酸、コール酸メチルエステル、コール酸ナトリウム、リトコール酸、リトコール酸メチルエステル、リトコール酸ナトリウム、ヒオデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸メチルエステル、テストステロン、メチルテストステロン、11α−ヒドロキシメチルテストステロン、ヒドロコルチゾン、コレステロールメチルカーボネート、α−コレスタノールなどが挙げられる。これらのうちでも特に2個以上のヒドロキシル基を有するものが好ましい。
消色剤として、電子供与性の呈色性有機化合物と電子受容性化合物との相分離を抑制する作用を有するもの(相分離抑制剤)を、他の消色剤と組み合わせて用いることもできる。具体例としては、D−グルコース、D−マンノース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ソルボース、L−ラムノース、L−フコース、D−リボデソース、α−D−グルコース=ペンタアセテート、アセトグルコース、ジアセトン−D−グルコース、D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、D−グルコサミン、D−フルクトサミン、D−イソ糖酸、ビタミンC、エルトルビン酸、トレハロース、サッカロース、マルトース、セロビオース、ゲンチオビオース、ラクトース、メリビオース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース、スタキオース、メチル=α−グルコピラノシド、サリシン、アミグダリン、オイキサンチン酸などの環式糖アルコール;シクロドデカノール、ヘキサヒドロサリチル酸、メントール、イソメントール、ネオメントール、ネオイソメントール、カルボメントール、α−カルボメントール、ピペリトール、α−テルピネオール、β−テルピネオール、γ−テルピネオール、1−p−メンテン−4−オール、イソプレゴール、ジヒドロカルベオール、カルベオールなどの脂環式1価アルコール;1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、フロログルシトール、クエルシトール、イノシトール、1,2−シクロドデカンジオール、キナ酸、1,4−テルピン、1,8−テルピン、ピノールヒドラート、ベツリンなどの脂環式多価アルコール;ボルネオール、イソボルネオール、アダマンタノール、ノルボルネオール、フェンコール、ショウノウ、イソソルバイドなどの多環式アルコール誘導体;1,2:5,6−ジイソプロピリデン−D−マンニトールなどの環式糖アルコール誘導体等が挙げられる。
本発明においては、前記消色剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
当該消色剤の含有量は、消色効果及び経済性のバランスなどの観点から、前述のバインダー樹脂と充填材との合計量(固形分)100質量部に対し、1〜70質量部であることが好ましく、3〜50質量部であることがより好ましい。
当該消色剤の含有量は、消色効果及び経済性のバランスなどの観点から、前述のバインダー樹脂と充填材との合計量(固形分)100質量部に対し、1〜70質量部であることが好ましく、3〜50質量部であることがより好ましい。
本発明のインクジェット記録シートにおいては、インク受理層に、必要に応じて、各種添加剤、例えばインク定着剤、分散剤、レベリング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、消泡剤などを含有させることができる。
当該インク受理層を形成するには、まず、水などの適当な溶媒中に、バインダー樹脂、充填材及び所望により用いられる消色剤や各種添加剤を溶解又は分散させ、塗工に適した濃度になるようにインク受理層形成用塗工液を調製する。次いで、この塗工液を、基材の片面に、ダイレクトグラビア、グラビアリバース、マイクログラビア、マイヤーバー、エアーナイフ、ブレード、ダイ、ロールナイフ、リバース、カーテンコートなどのコート法や、フレキソ、レタープレス、スクリーンなどの印刷方法で塗工、乾燥し、必要ならばさらに加熱することにより、形成することができる。
インク受理層の厚さは、通常は3〜100μmであり、好ましくは5〜20μmである。
このようにして形成されたインク受理層表面の算術平均粗さRaは、インクジェット方式で印刷する際のインクの付着性(印刷性)の観点から、0.5〜30μmであることが好ましく、1〜20μmであることがより好ましい。
なお、算術平均粗さRaは、JIS B 0601に準拠し、基準長2.5mm、カットオフ値0.8mmで測定したものである。
当該インク受理層を形成するには、まず、水などの適当な溶媒中に、バインダー樹脂、充填材及び所望により用いられる消色剤や各種添加剤を溶解又は分散させ、塗工に適した濃度になるようにインク受理層形成用塗工液を調製する。次いで、この塗工液を、基材の片面に、ダイレクトグラビア、グラビアリバース、マイクログラビア、マイヤーバー、エアーナイフ、ブレード、ダイ、ロールナイフ、リバース、カーテンコートなどのコート法や、フレキソ、レタープレス、スクリーンなどの印刷方法で塗工、乾燥し、必要ならばさらに加熱することにより、形成することができる。
インク受理層の厚さは、通常は3〜100μmであり、好ましくは5〜20μmである。
このようにして形成されたインク受理層表面の算術平均粗さRaは、インクジェット方式で印刷する際のインクの付着性(印刷性)の観点から、0.5〜30μmであることが好ましく、1〜20μmであることがより好ましい。
なお、算術平均粗さRaは、JIS B 0601に準拠し、基準長2.5mm、カットオフ値0.8mmで測定したものである。
本発明のインクジェット記録シートには、基材のインク受理層が設けられた反対側の面に接着剤層を設けて他の被着体に貼付して用いることができるように構成することができる。
(接着剤層)
接着剤層は、感圧接着剤や感熱接着剤により構成することができる。感圧接着剤の具体例としては、例えば天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系などが挙げられる。
合成ゴム系のゴム成分の具体例としては、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、イソプレンゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロク共重合体、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体などが挙げられる。
アクリル樹脂系の樹脂成分の具体例としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリルなどの単独重合体若しくは共重合体などが挙げられる。
ポリビニルエーテル樹脂系の樹脂成分の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテルなどが挙げられる。
シリコーン樹脂系の樹脂成分の具体例としては、ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
(接着剤層)
接着剤層は、感圧接着剤や感熱接着剤により構成することができる。感圧接着剤の具体例としては、例えば天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系などが挙げられる。
合成ゴム系のゴム成分の具体例としては、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、イソプレンゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロク共重合体、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体などが挙げられる。
アクリル樹脂系の樹脂成分の具体例としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリルなどの単独重合体若しくは共重合体などが挙げられる。
ポリビニルエーテル樹脂系の樹脂成分の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテルなどが挙げられる。
シリコーン樹脂系の樹脂成分の具体例としては、ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
感熱接着剤の具体例としては、例えばポリエチレン系、エチレン−酢酸ビニル樹脂系、ポリエステル樹脂系、ポリウレタン樹脂系、合成ゴム系などが挙げられる。
前記接着剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。上記接着剤には、さらに必要に応じて接着付与剤、充填剤、軟化剤、ワックス、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤などを配合することができる。
接着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂などが挙げられる。充填剤としては、亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどが挙げられ、軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤などが挙げられる。ワックスとしては、天然系、鉱物系、ポリエチレン系、パラフィン系などが挙げられ、酸化防止剤としては、フェノール系、ホスファイト系、チオエステル系などが挙げられる。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などが挙げられ、架橋剤としては、エポキシ系、イソシアナート系、金属キレート系などが挙げられる。
前記接着剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。上記接着剤には、さらに必要に応じて接着付与剤、充填剤、軟化剤、ワックス、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤などを配合することができる。
接着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂などが挙げられる。充填剤としては、亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどが挙げられ、軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤などが挙げられる。ワックスとしては、天然系、鉱物系、ポリエチレン系、パラフィン系などが挙げられ、酸化防止剤としては、フェノール系、ホスファイト系、チオエステル系などが挙げられる。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などが挙げられ、架橋剤としては、エポキシ系、イソシアナート系、金属キレート系などが挙げられる。
(接着剤層の形成方法)
接着剤層を設ける方法は、種々の方法により行うことができるが、例えば上記の接着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、無溶媒で塗布又はカレンダーロールにより塗工する方法、剥離シート上に予め接着剤層を塗布形成しておいて、それを貼合させる方法、接着剤が芯材シートの両面に塗布された両面テープを積層する方法などが挙げられる。これらの方法のうち好ましい方法は、溶剤に溶解させて塗布する溶剤溶解法、剥離シート上の接着剤層を貼合させる方法、接着剤が芯材シートの両面に塗布された両面テープを積層する方法である。なお、芯材シートの材質は、特に制限されるものではなく、紙、不織布、プラスチックフィルムなどの種々のシート材料が挙げられる。
接着剤層の厚さは、特に制限されるものではなく、通常3〜100μmの範囲にすればよく、好ましくは10〜40μmの範囲である。
接着剤層を設ける方法は、種々の方法により行うことができるが、例えば上記の接着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、無溶媒で塗布又はカレンダーロールにより塗工する方法、剥離シート上に予め接着剤層を塗布形成しておいて、それを貼合させる方法、接着剤が芯材シートの両面に塗布された両面テープを積層する方法などが挙げられる。これらの方法のうち好ましい方法は、溶剤に溶解させて塗布する溶剤溶解法、剥離シート上の接着剤層を貼合させる方法、接着剤が芯材シートの両面に塗布された両面テープを積層する方法である。なお、芯材シートの材質は、特に制限されるものではなく、紙、不織布、プラスチックフィルムなどの種々のシート材料が挙げられる。
接着剤層の厚さは、特に制限されるものではなく、通常3〜100μmの範囲にすればよく、好ましくは10〜40μmの範囲である。
(剥離シート)
本発明のインクジェット記録シートにおける接着剤層には、必要に応じ剥離シートを貼付させることができる。
この剥離シートは、少なくとも片面が剥離性を有する支持シートからなり、必要に応じて支持シートに剥離処理を施したものであってもよい。支持シートとしては、例えば紙、合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられる。紙としては、例えばグラシン紙、ラミネート紙などが挙げられ、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂などのプラスチックのフィルムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
剥離処理材料としては、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、セルロース樹脂、メラミン樹脂などが挙げられるが、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂が好ましい。剥離処理材料を支持シートの片面に設ける方法は、種々の方法で行える。剥離シートの厚さは、特に制限されず、適宜選定すればよい。
本発明のインクジェット記録シートにおける接着剤層には、必要に応じ剥離シートを貼付させることができる。
この剥離シートは、少なくとも片面が剥離性を有する支持シートからなり、必要に応じて支持シートに剥離処理を施したものであってもよい。支持シートとしては、例えば紙、合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられる。紙としては、例えばグラシン紙、ラミネート紙などが挙げられ、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂などのプラスチックのフィルムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
剥離処理材料としては、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、セルロース樹脂、メラミン樹脂などが挙げられるが、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂が好ましい。剥離処理材料を支持シートの片面に設ける方法は、種々の方法で行える。剥離シートの厚さは、特に制限されず、適宜選定すればよい。
[熱による消色可能なインク]
本発明のインクジェット記録シートは、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式により、印刷が施される。
この熱による消色可能なインクとしては、電子供与性の呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を内包したマイクロカプセルを含むインクが好適である。
(電子供与性の呈色性有機化合物)
電子供与性の呈色性有機化合物としては、従来より公知のジフェニルメタンフタリド類、フェニルインドリルフタリド類、インドリルフタリド類、ジフェニルメタンアザフタリド類、フェニルインドリルアザフタリド類、フルオラン類、スチリノキノリン類、ジアザローダミンラクトン類等が挙げられ、以下にこれらの化合物の具体例を示す。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−[2−エトキシ−4−(N−エチルアニリノ)フェニル]−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,6−ジフェニルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−(3−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−メチルアニリノ)−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−キシリジノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フルオラン、2−(3−メトキシ−4−ドデコキシスチリル)キノリン、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジエチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−フェニル、3−(2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−ペンチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等を挙げることができる。
更には、蛍光性の黄色〜赤色の発色を発現させるのに有効な、ピリジン系、キナゾリン系、ビスキナゾリン系化合物等を挙げることができる。
これらの電子供与性の呈色性有機化合物は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のインクジェット記録シートは、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式により、印刷が施される。
この熱による消色可能なインクとしては、電子供与性の呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を内包したマイクロカプセルを含むインクが好適である。
(電子供与性の呈色性有機化合物)
電子供与性の呈色性有機化合物としては、従来より公知のジフェニルメタンフタリド類、フェニルインドリルフタリド類、インドリルフタリド類、ジフェニルメタンアザフタリド類、フェニルインドリルアザフタリド類、フルオラン類、スチリノキノリン類、ジアザローダミンラクトン類等が挙げられ、以下にこれらの化合物の具体例を示す。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−[2−エトキシ−4−(N−エチルアニリノ)フェニル]−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,6−ジフェニルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−(3−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−メチルアニリノ)−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−キシリジノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フルオラン、2−(3−メトキシ−4−ドデコキシスチリル)キノリン、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジエチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−4−メチル、スピロ[5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1'(3'H)イソベンゾフラン]−3'−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−フェニル、3−(2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−ペンチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等を挙げることができる。
更には、蛍光性の黄色〜赤色の発色を発現させるのに有効な、ピリジン系、キナゾリン系、ビスキナゾリン系化合物等を挙げることができる。
これらの電子供与性の呈色性有機化合物は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(電子受容性化合物)
電子受容性化合物(顕色剤)としては、活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群(酸ではないが、組成物中で酸として作用して前記呈色性化合物を発色させる化合物群)、電子空孔を有する化合物群等がある。
活性プロトンを有する化合物の例としては、フェノール性水酸基を有する化合物として、モノフェノール類からポリフェノール類があり、さらにその置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン基等を有するもの、及びビス型、トリス型フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等が挙げられる。また、前記フェノール性水酸基を有する化合物の金属塩であってもよい。
具体例を示すと、フェノール、o−クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフェノール、n−オクチルフェノール、n−ドデシルフェノール、n−ステアリルフェノール、p−クロロフェノール、p−ブロモフェノール、o−フェニルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ノナン等がある。
さらに、カルボン酸金属塩類、ベンゾフェノン類、スルホン酸塩、リン酸塩、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル類、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸塩類、亜リン酸金属塩類などの酸性化合物が挙げられる。
これらの電子受容性化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
電子受容性化合物(顕色剤)としては、活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群(酸ではないが、組成物中で酸として作用して前記呈色性化合物を発色させる化合物群)、電子空孔を有する化合物群等がある。
活性プロトンを有する化合物の例としては、フェノール性水酸基を有する化合物として、モノフェノール類からポリフェノール類があり、さらにその置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン基等を有するもの、及びビス型、トリス型フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等が挙げられる。また、前記フェノール性水酸基を有する化合物の金属塩であってもよい。
具体例を示すと、フェノール、o−クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフェノール、n−オクチルフェノール、n−ドデシルフェノール、n−ステアリルフェノール、p−クロロフェノール、p−ブロモフェノール、o−フェニルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ノナン等がある。
さらに、カルボン酸金属塩類、ベンゾフェノン類、スルホン酸塩、リン酸塩、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル類、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸塩類、亜リン酸金属塩類などの酸性化合物が挙げられる。
これらの電子受容性化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(変色温度調節剤、その他任意成分)
本発明においては、必要に応じて、電子供与性の呈色性有機化合物と、電子受容性化合物との呈色反応をコントロールする変色温度調節剤をマイクロカプセル内に含有することが可能である。これにより、用いる変色温度調節剤の種類によって記録及び消去温度をコントロールすることが可能である。変色温度調節剤としては、エステル化合物やアルコール類、カルボン酸類、ケトン類、アミド類を用いることができる。
また、本発明の効果が損なわれない範囲で、必要に応じ、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、溶解助剤などを、マイクロカプセル内に含有させることができる。
本発明においては、必要に応じて、電子供与性の呈色性有機化合物と、電子受容性化合物との呈色反応をコントロールする変色温度調節剤をマイクロカプセル内に含有することが可能である。これにより、用いる変色温度調節剤の種類によって記録及び消去温度をコントロールすることが可能である。変色温度調節剤としては、エステル化合物やアルコール類、カルボン酸類、ケトン類、アミド類を用いることができる。
また、本発明の効果が損なわれない範囲で、必要に応じ、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、溶解助剤などを、マイクロカプセル内に含有させることができる。
(マイクロカプセル化)
前記マイクロカプセル化は、従来より公知のイソシアネート系の界面重合法、メラミン−ホルマリン系等のin Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
このようにして作製されたマイクロカプセルの平均粒径は、通常0.5〜30μm程度、好ましくは0.5〜20μmである。
前記マイクロカプセル化は、従来より公知のイソシアネート系の界面重合法、メラミン−ホルマリン系等のin Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
このようにして作製されたマイクロカプセルの平均粒径は、通常0.5〜30μm程度、好ましくは0.5〜20μmである。
(インク組成物)
本発明においては、前記マイクロカプセル顔料を溶媒中に分散させることによりインキ組成物が得られる。
前記インキ組成物に用いられる溶媒としては、通常、水と必要により水溶性有機溶媒が用いられる。
前記水溶性有機溶媒としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
このインク組成物には、必要に応じ、樹脂を含有させることができる。該樹脂としては、ケトン樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、アミド樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルピロリドン、α−及びβ−ピネン・フェノール重縮合樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、スチレンマレイン酸共重合物、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、デキストリン等が挙げられ、インキ中に存在することにより筆記面への固着性や粘性を付与することができる。
本発明においては、前記マイクロカプセル顔料を溶媒中に分散させることによりインキ組成物が得られる。
前記インキ組成物に用いられる溶媒としては、通常、水と必要により水溶性有機溶媒が用いられる。
前記水溶性有機溶媒としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
このインク組成物には、必要に応じ、樹脂を含有させることができる。該樹脂としては、ケトン樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、アミド樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルピロリドン、α−及びβ−ピネン・フェノール重縮合樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、スチレンマレイン酸共重合物、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、デキストリン等が挙げられ、インキ中に存在することにより筆記面への固着性や粘性を付与することができる。
次に、本発明の色彩情報の消去方法について説明する。
[色彩情報の消去方法]
本発明の色彩情報の消去方法は、前述した本発明のインクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去することを特徴とする。
本発明の消去方法においては、色彩情報が記録された記録シートを、1枚ずつ加熱処理して、該色彩情報を消去してもよいし、色彩情報が記録された記録シートの複数枚を加熱処理し、同時に色彩情報を消去してもよいが、後者の方が利便性の面で好ましい。
色彩情報が記録された記録シートの該色彩情報を消去するための加熱処理方法に特に制限はなく、例えば互いに逆回転している2つの熱ロール間に、当該記録シートを挿入して、色彩情報を消去する方法、あるいは当該記録シートを複数枚重ねて、恒温乾燥器などにより、加熱処理する方法などを採用することができる。
色彩情報を消去する際の加熱処理温度は、通常50〜300℃程度、好ましくは70〜200℃である。
[色彩情報の消去方法]
本発明の色彩情報の消去方法は、前述した本発明のインクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去することを特徴とする。
本発明の消去方法においては、色彩情報が記録された記録シートを、1枚ずつ加熱処理して、該色彩情報を消去してもよいし、色彩情報が記録された記録シートの複数枚を加熱処理し、同時に色彩情報を消去してもよいが、後者の方が利便性の面で好ましい。
色彩情報が記録された記録シートの該色彩情報を消去するための加熱処理方法に特に制限はなく、例えば互いに逆回転している2つの熱ロール間に、当該記録シートを挿入して、色彩情報を消去する方法、あるいは当該記録シートを複数枚重ねて、恒温乾燥器などにより、加熱処理する方法などを採用することができる。
色彩情報を消去する際の加熱処理温度は、通常50〜300℃程度、好ましくは70〜200℃である。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、各例で得られたインクジェット記録シートについて、その性能を以下に示す方法に従って評価した。
(1)インク吸収性及び滲みの評価
印字直後(インク接触時間1秒間)に、印字部分を布で擦過し、インキの擦れ・伸びを目視で確認し、下記の基準で評価した。
○:インクの擦れ・滲みが確認できなかった。
△:インクの擦れ・滲みが部分的にあった。
×:インクの擦れ・滲みが全面にあった。
(2)消色性の評価
100℃に設定した恒温乾燥器中に印字した記録シート10枚を重ねて60分間保持し、消色性を目視で確認し、下記の基準で評価した。
○:全ての記録シートにおいて印字跡が確認できなかった。
△:印字跡が部分的に確認できるものが1枚以上あった。
×:印字跡が全面的に確認できるものが1枚以上あった。
(3)受理層安定性(消色時の耐接着性)の評価
100℃に設定した恒温乾燥器中に印字した記録シート(接着剤層を有しないもの)3枚を1枚の記録シートのインク受理層上に、もう1枚の記録シートの基材側が当接するように重ねて10g/cm2となるように荷重した状態で60分間保持して消色した際の、インク受理層のシート裏面接着性を、下記の基準で評価した。
○:接着が起こらなかった。
△:接着が起こったが、破損することなく、シートを剥がすことができた。
×:完全に接着し、剥がそうとすると、シートの破損が生じた。
なお、各例で得られたインクジェット記録シートについて、その性能を以下に示す方法に従って評価した。
(1)インク吸収性及び滲みの評価
印字直後(インク接触時間1秒間)に、印字部分を布で擦過し、インキの擦れ・伸びを目視で確認し、下記の基準で評価した。
○:インクの擦れ・滲みが確認できなかった。
△:インクの擦れ・滲みが部分的にあった。
×:インクの擦れ・滲みが全面にあった。
(2)消色性の評価
100℃に設定した恒温乾燥器中に印字した記録シート10枚を重ねて60分間保持し、消色性を目視で確認し、下記の基準で評価した。
○:全ての記録シートにおいて印字跡が確認できなかった。
△:印字跡が部分的に確認できるものが1枚以上あった。
×:印字跡が全面的に確認できるものが1枚以上あった。
(3)受理層安定性(消色時の耐接着性)の評価
100℃に設定した恒温乾燥器中に印字した記録シート(接着剤層を有しないもの)3枚を1枚の記録シートのインク受理層上に、もう1枚の記録シートの基材側が当接するように重ねて10g/cm2となるように荷重した状態で60分間保持して消色した際の、インク受理層のシート裏面接着性を、下記の基準で評価した。
○:接着が起こらなかった。
△:接着が起こったが、破損することなく、シートを剥がすことができた。
×:完全に接着し、剥がそうとすると、シートの破損が生じた。
製造例1 熱により消色可能なインクの製造
電子供与性の呈色性有機化合物としてクリスタルバイオレッドラクトン1.0質量部、電子受容性化合物として2,4,4'−トリヒドロキシベンゾフェノン2質量部を溶融して混合した後、室温まで冷却して青色の固形物を得た。この固形物を、ボールミルを用いてアラビアゴム8質量%水溶液中で10μmオーダーまで粉砕して分散させた。次に、40℃でゼラチン水溶液を混合し、1時間撹拌した後に、水を滴下し、撹拌して稀釈した。つづいて、10質量%酢酸水溶液を添加して、液のpHを3.9に調整し、さらに37質量%ホルマリンを添加して液のpHを7.0に調整した。この液を5℃に冷却し室温で放置した後、遠心分離機で液中に生成したマイクロカプセルを分離して、青色マイクロカプセルを調製した。
前記マイクロカプセル顔料を15質量部、グリセリン20質量部、エチレングリコール10質量部、ポリエチレングリコール型非イオン系分散剤2質量部、水47質量部からなる高温消去可能なインクジェットインクを調製した。
電子供与性の呈色性有機化合物としてクリスタルバイオレッドラクトン1.0質量部、電子受容性化合物として2,4,4'−トリヒドロキシベンゾフェノン2質量部を溶融して混合した後、室温まで冷却して青色の固形物を得た。この固形物を、ボールミルを用いてアラビアゴム8質量%水溶液中で10μmオーダーまで粉砕して分散させた。次に、40℃でゼラチン水溶液を混合し、1時間撹拌した後に、水を滴下し、撹拌して稀釈した。つづいて、10質量%酢酸水溶液を添加して、液のpHを3.9に調整し、さらに37質量%ホルマリンを添加して液のpHを7.0に調整した。この液を5℃に冷却し室温で放置した後、遠心分離機で液中に生成したマイクロカプセルを分離して、青色マイクロカプセルを調製した。
前記マイクロカプセル顔料を15質量部、グリセリン20質量部、エチレングリコール10質量部、ポリエチレングリコール型非イオン系分散剤2質量部、水47質量部からなる高温消去可能なインクジェットインクを調製した。
実施例1
充填材としてのシリカ[水澤化学工業(株)製、「ミズカシルP−78」、吸油量240ml/100g、平均粒子径8μm]10質量部、バインダー樹脂としてのアクリル樹脂エマルション[新中村化学(株)製、「NKポリマーAC−11」ガラス転移温度+46℃]を固形分として6質量部、インク定着剤としてのジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドの共重合体(アクリルアミド単位の含有量50モル%、平均分子量30万)を1質量部、消色剤としてのリトコール酸メチルを5質量部、水に分散し、固形分濃度20質量%の塗工液を調製した。この塗工液を、坪量64g/m2の上質紙の表面に、マイヤーバーにて固形分塗工量が10g/m2となるように塗工し120℃のオーブンにて1分間乾燥した後、ニップ圧が1MPaのスーパーカレンダーに1回通すことによりインク受理層(厚さ:15μm、Ra:10μm)を形成した。続いて、剥離シート(グラシン紙の表面にシリコーン樹脂層を設けた剥離シート、厚さ70μm)の剥離面に感圧接着剤[アクリル系感圧性接着剤、「PK」、リンテック(株)製]を塗布、乾燥し、乾燥後の厚さ30μmの感圧接着剤層を形成し、インク受理層が設けられていない基材面に感圧接着剤層が配置されるように貼り合わせ、接着剤層が付与されたインクジェット記録シートを得た。
充填材としてのシリカ[水澤化学工業(株)製、「ミズカシルP−78」、吸油量240ml/100g、平均粒子径8μm]10質量部、バインダー樹脂としてのアクリル樹脂エマルション[新中村化学(株)製、「NKポリマーAC−11」ガラス転移温度+46℃]を固形分として6質量部、インク定着剤としてのジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドの共重合体(アクリルアミド単位の含有量50モル%、平均分子量30万)を1質量部、消色剤としてのリトコール酸メチルを5質量部、水に分散し、固形分濃度20質量%の塗工液を調製した。この塗工液を、坪量64g/m2の上質紙の表面に、マイヤーバーにて固形分塗工量が10g/m2となるように塗工し120℃のオーブンにて1分間乾燥した後、ニップ圧が1MPaのスーパーカレンダーに1回通すことによりインク受理層(厚さ:15μm、Ra:10μm)を形成した。続いて、剥離シート(グラシン紙の表面にシリコーン樹脂層を設けた剥離シート、厚さ70μm)の剥離面に感圧接着剤[アクリル系感圧性接着剤、「PK」、リンテック(株)製]を塗布、乾燥し、乾燥後の厚さ30μmの感圧接着剤層を形成し、インク受理層が設けられていない基材面に感圧接着剤層が配置されるように貼り合わせ、接着剤層が付与されたインクジェット記録シートを得た。
実施例2
バインダー樹脂としてアクリル樹脂エマルション[新中村化学(株)製、「ニューコートRT−17HR」ガラス転移温度+30℃]を固形分として6質量部用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製した。
比較例1
充填材としてのシリカ[水澤化学工業(株)製、「ミズカシルP−78」、吸油量240ml/100g、平均粒子径8μm]10質量部、バインダー樹脂としてのエチレン−酢酸ビニル樹脂エマルション[日本合成化学製、「モビニール180E」ガラス転移温度−15℃]を固形分として6質量部、インク定着剤としてのジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドの共重合体(アクリルアミド単位の含有量50モル%、重量平均分子量30万)を1質量部、消色剤としてのリトコール酸メチルを5質量部、水に分散し、固形濃度20質量%の塗工液を調製した。それ以外は実施例1と同様にして、インクジェット記録シートを得た。
比較例2
比較例1において、消色剤を加えなかったこと以外は、比較例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製した。
バインダー樹脂としてアクリル樹脂エマルション[新中村化学(株)製、「ニューコートRT−17HR」ガラス転移温度+30℃]を固形分として6質量部用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製した。
比較例1
充填材としてのシリカ[水澤化学工業(株)製、「ミズカシルP−78」、吸油量240ml/100g、平均粒子径8μm]10質量部、バインダー樹脂としてのエチレン−酢酸ビニル樹脂エマルション[日本合成化学製、「モビニール180E」ガラス転移温度−15℃]を固形分として6質量部、インク定着剤としてのジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドの共重合体(アクリルアミド単位の含有量50モル%、重量平均分子量30万)を1質量部、消色剤としてのリトコール酸メチルを5質量部、水に分散し、固形濃度20質量%の塗工液を調製した。それ以外は実施例1と同様にして、インクジェット記録シートを得た。
比較例2
比較例1において、消色剤を加えなかったこと以外は、比較例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製した。
前記の実施例1、2及び比較例1、2で作製した各インクジェット記録シートに、製造例1で得た高温消去可能インクジェットインクを用いて、オンデマンド・インクジェットプリンターにより、印字を行い、インク吸収性と滲み、消色性及びインク受理層安定性(消色時の耐接着性)の評価を行った。その結果を第1表に示す。
第1表から分かるように、本発明のインクジェット記録シート(実施例1、2)は、いずれも擦れ・滲み、消色性及び消色時の耐接着性が良好である。これに対し、インク受理層におけるバインダー樹脂のガラス転移温度が20℃未満の比較例1及び比較例2は、消色時の耐接着性が悪い。また、インク受理層に消色剤を含まない比較例2のものは、消色剤を含む比較例1のものに比べて消色性に劣る。
本発明のインクジェット記録シートは、熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用され、インク吸収性、消色性、受理層安定性などが良好であって、リサイクル性及びリユース性を有している。
Claims (10)
- 熱による消色可能なインクを用いたインクジェット方式に使用されるインクジェット記録シートであって、基材と、その少なくとも片面に形成されたインク受理層とを有し、かつ該インク受理層が、ガラス転移温度20℃以上のバインダー樹脂と充填材とを含むことを特徴とするインクジェット記録シート。
- 熱による消色可能なインクが、電子供与性の呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を内包したマイクロカプセルを含むインクである請求項1に記載のインクジェット記録シート。
- 基材が、良熱伝導性物質を含む請求項1又は2に記載のインクジェット記録シート。
- インク受理層中の充填材が、良熱伝導性物質を含む請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録シート。
- 良熱伝導性物質が、金属酸化物粒子、金属窒化物粒子、金属粒子及び炭化ケイ素粒子の中から選ばれる少なくとも1種である請求項3又は4に記載のインクジェット記録シート。
- インク受理層が、さらに消色剤を含む請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録シート。
- インク受理層表面の算術平均粗さRaが、0.5〜30μmである請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録シート。
- 基材のインク受理層とは反対側の面に、接着剤層を有する請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録シート。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のインクジェット記録シートのインク受理層上にインクジェット方式で記録された色彩情報を、加熱処理により消去することを特徴とする色彩情報の消去方法。
- 色彩情報が記録されたインクジェット記録シートを、複数枚重ねて該色彩情報を消去する請求項9に記載の色彩情報の消去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007209805A JP2009039998A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | インクジェット記録シート及び色彩情報の消去方法 |
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JP (1) | JP2009039998A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104985A1 (ru) | 2008-02-22 | 2009-08-27 | Открытое Акционерное Общество "Интеллект Телеком" | Способ определения координат манипулятора типа «мышь» или «элeктpoннoe пepo» и устройство для его осуществления |
JP2015229708A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
-
2007
- 2007-08-10 JP JP2007209805A patent/JP2009039998A/ja active Pending
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WO2009104985A1 (ru) | 2008-02-22 | 2009-08-27 | Открытое Акционерное Общество "Интеллект Телеком" | Способ определения координат манипулятора типа «мышь» или «элeктpoннoe пepo» и устройство для его осуществления |
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