JP2015227681A - 摩擦ローラ式変速機 - Google Patents

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宏泰 吉岡
松田 靖之
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靖之 松田
一宇 田中
Ichiu Tanaka
一宇 田中
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Abstract

【課題】高速回転下でも、転がり軸受に対する潤滑性能を高めることのできる摩擦ローラ式変速機を提供する。【解決手段】入力軸10、サンローラ、環状ローラ、中間ローラ、出力軸50を有し、出力軸50が入力軸10よりも低速回転する摩擦ローラ式変速機であって、入力軸10の端部に形成された中心軸穴12の内部に出力軸50の端部に形成された挿入軸部54が挿入され、中心軸穴12の内周面と挿入軸部54の外周面との間に転がり軸受80が設けられている。転がり軸受80は、中心軸穴12の内周側に配された外輪側軌道面82と、挿入軸部54の外周側に配された内輪側軌道面84との間で転がり接触する複数の転動体86を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、摩擦ローラ式変速機に関する。
電気自動車、ハイブリット自動車、又は電動四輪駆動車等の電動車両用の駆動装置や産業機械用の駆動装置に組み込んで使用される摩擦ローラ式変速機が、例えば特許文献1に提案されている。摩擦ローラ式変速機は、電動モータ等の駆動部の回転を減速又は増速しつつ被駆動部に伝達する。
特許文献1に記載された摩擦ローラ式変速機は、図6に示すように、入力軸210によりサンローラ220を回転駆動し、サンローラ220の回転を、公転不能に支持された複数個の中間ローラ230を介して環状ローラ240に伝達する。そして、環状ローラ240の回転を、入力軸210と同芯に配置された出力軸250を通じて外部に取り出すようにしたものである。
サンローラ220と中間ローラ230と環状ローラ240は、変速機ケーシング280の内部に収容されている。変速機ケーシング280の内部には、入力軸210の先端部が軸方向一方側からケーシング貫通孔282を通して挿入され、出力軸250の先端部が軸方向他方側からケーシング貫通孔284を通して挿入されている。
変速機ケーシング280の内部に先端部が挿入された入力軸210は、ケーシング貫通孔282の内周に嵌合した軸受286を介して変速機ケーシング280により回転自在に支持されている。サンローラ220は、変速機ケーシング280の内部に挿入された入力軸210の先端部にトルク伝達可能に嵌合されている。一方、変速機ケーシング280の内部に軸方向他方側から挿入された出力軸250の先端部には、ボス部252及び連結ブラケット254が設けられている。ボス部252は、変速機ケーシング280の内部に嵌合した軸受288によって回転自在に支持されており、それにより、出力軸250が変速機ケーシング280により回転自在に支持されている。
出力軸250と環状ローラ240は、互いに同芯に配置されており、連結ブラケット254を介してトルク伝達可能に、且つ環状ローラ240の軸方向への微小変位を可能にした状態で互いに係合されている。
サンローラ220は、一対のサンローラ素子220A、220Bにより構成されており、入力軸210に固定された一方のサンローラ素子220Aに対して他方のサンローラ素子220Bが軸方向に接近及び離間可能に設けられている。他方のサンローラ素子220Bと入力軸210との間には、ローディングカム機構260が設けられている。ローディングカム機構260は、入力軸210の回転トルクに応じた軸方向力を発生し、この軸方向力によりサンローラ素子220Bをサンローラ素子220A側に変位させることができる。
出力軸250の先端部に設けられたボス部252には、入力軸210側に開口を向けた中心軸穴256が形成されており、中心軸穴256の内部には、入力軸210の先端部に連設された挿入軸部212が挿入されている。そして、中心軸穴256の内周と挿入軸部212の外周との間に、入力軸210と出力軸250とを同芯に回転自在に支持する転がり軸受268が設けられている。
各中間ローラ230は、自転軸232により自転可能に支持され、自転軸232は、変速機ケーシング280内に支持固定された支持フレーム234によって、若干の径方向変位が可能な状態で支持されている。
上記の摩擦ローラ式変速機では、入力軸210を介してサンローラ220を回転駆動すると、サンローラ220の回転が各中間ローラ230を介して環状ローラ240に伝達され、環状ローラ240の回転が連結ブラケット254を介して出力軸250に伝達される。その結果、出力軸250が入力軸210よりも低速且つ高トルクで回転駆動される。
この摩擦ローラ式変速機の運転中、各ローラ220、230、240同士の間の伝達トルクが大きくなると、ローディングカム機構260によってサンローラ素子220A、220B同士を互いに近付ける方向に押圧する力(軸方向推力)が大きくなり、各トラクション部の面圧が高くなる。また、各中間ローラ230は、支持フレーム234に径方向変位可能に支持されているため、各中間ローラ230の外周面とサンローラ220の外周面及び環状ローラ240の内周面との転がり接触部の面圧が上昇する。この結果、各ローラ220、230、240同士の間で伝達する回転トルクの変動に拘らず、サンローラ220から環状ローラ240への動力伝達が効率良く行われる。
特許第4948968号公報
ところで、入力軸210と出力軸250は相対回転するものであるが、特に、環状ローラ240を出力軸250に固定する構成とした場合、入力軸210と出力軸250とが互いに逆向きに回転するため相対回転速度が高くなる。例えば、減速比4で、入力軸が40000回転/min、出力軸が10000回転/minの場合、相対回転速度は50000回転/minに達する。
しかし、上記の摩擦ローラ式変速機の場合、転がり軸受268の内輪側は、高速回転する入力軸210であり、外輪側は、低速回転する出力軸250である。そのため、数万回転/minもの超高速回転下においては、内輪側である高速側軌道面に、高速回転によるエアカーテンが形成され、潤滑油が供給されにくくなる。その結果、転がり軸受268付近に潤滑不良が生じ、焼き付き等が発生する懸念がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、高速回転下でも、転がり軸受に対する潤滑性能を高めることのできる摩擦ローラ式変速機を提供することを目的としている。
本発明は下記構成からなる。
(1) 入力軸と、前記入力軸と同芯に配置されて該入力軸と一体回転するサンローラと、前記サンローラの外周側に該サンローラと同芯に配置された環状ローラと、前記サンローラの外周面と前記環状ローラの内周面との間の環状空間に円周方向に間隔をおいて複数配置され、それぞれが前記入力軸と平行な自転軸に回転自在に支持されて、前記サンローラの外周面と前記環状ローラの内周面に転がり接触する中間ローラと、前記中間ローラを支持する自転軸又は前記環状ローラにトルク伝達可能に連結され、前記入力軸よりも低速回転する出力軸と、を備える摩擦ローラ式変速機であって、
前記入力軸の端部に形成された中心軸穴の内部に、前記出力軸の端部に形成された挿入軸部が挿入され、前記中心軸穴の内周面と前記挿入軸部の外周面との間に、前記入力軸と前記出力軸とを同芯に回転自在に支持する転がり軸受が設けられ、
前記転がり軸受は、前記中心軸穴の内周側に配される外輪側軌道面と、前記挿入軸部の外周側に配される内輪側軌道面と、の間に配置される複数の転動体が、前記外輪側軌道面と前記内輪側軌道面に転がり接触することを特徴とする摩擦ローラ式変速機。
(2) 前記出力軸は、該出力軸の内部に軸線方向に沿って形成され、潤滑油が供給される潤滑油供給路と、
前記潤滑油供給路から前記挿入軸部の外周面までを連通する連通孔と、
が形成されることを特徴とする(1)に記載の摩擦ローラ式変速機。
本発明によれば、出力軸側の内輪側軌道面にも入力軸側の外輪側軌道面にも潤滑油を充分に行き渡らせることができ、高速回転下でも、転がり軸受に対する潤滑性能を高めることができる。その結果、焼き付きの懸念をなくすことができ、潤滑油を無駄に増やす必要もなくなり、動力伝達効率の向上が図れる。
本発明の実施形態を説明する図で、摩擦ローラ式変速機の断面図である。 図1に示す中間ローラ及び支持フレームの組立体の構成を示す斜視図である。 図1の要部拡大断面図である。 図3に示す要部における潤滑油の流れを説明するための断面図である。 他の構成例の要部構成を示す断面図である。 従来の摩擦ローラ式変速機の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の構成例]
図1は本発明の実施形態を説明するための図で、摩擦ローラ式変速機の断面図である。
摩擦ローラ式変速機100は、入力軸(太陽軸)10と、サンローラ20と、環状ローラ40と、複数個の中間ローラ30と、環状ローラ40に接続された出力軸50と、ローディングカム機構60と、を備えている。
この摩擦ローラ式変速機100は、図示しない電動モータ等の駆動軸に結合した入力軸10によりサンローラ20を回転駆動し、サンローラ20の回転を複数個の中間ローラ30を介して環状ローラ40に伝達して、連結ブラケット70を介して出力軸50から取り出すものである。入力軸10と出力軸50とは、同芯に配置され、互いに逆向きに回転する。また、出力軸50は、高速回転駆動される入力軸10よりも低速に回転する。
サンローラ20は、入力軸10の軸方向に沿って配置された一対のサンローラ素子20A、20Bからなる。一対のサンローラ素子20A、20Bは、軸方向に互いに対面し合う対向側端面23,23間に隙間を設けた状態で互いに同芯に配置されている。また、一対のサンローラ素子20A、20Bは、入力軸10上に、互いに微小な相対回転を可能に、且つ軸方向へ移動可能に配置され、入力軸10と一体に回転する。
サンローラ素子20A、20Bの外周面の一部には、対向側端面23から、その対向側端面23とは反対側の外側端面25に向かうに従い外径が大きくなる傾斜面(テーパ面)が形成されている。これら両ローラ素子20A、20Bの傾斜面は、中間ローラ30との転がり接触面とされている。
環状ローラ40は、サンローラ20の外周側に、入力軸10及びサンローラ20と同芯に配置されている。環状ローラ40の内周面は、軸方向の中央部に向かうに従って内径が大きくなる方向に傾斜しており、中間ローラ30との転がり接触面となっている。環状ローラ40は、出力軸50に接続された連結ブラケット70に、軸方向へ微小移動自在に、且つトルク伝達可能に係合されており、出力軸50と一体に回転する。
中間ローラ30は、サンローラ20の外周面と環状ローラの内周面との間の環状空間における、円周方向に沿った複数箇所に配置されている。各中間ローラ30は、入力軸10と平行な自転軸32を中心として回転自在に中間ローラホルダ36にそれぞれ支持されている。中間ローラホルダ36は、各中間ローラ30の自転軸32の軸両端部をラジアル軸受38により回転自在に支持している。中間ローラ30の外周面は、母線形状が部分円弧状の凸曲面で、それぞれサンローラ20の外周面と環状ローラ40の内周面に転がり接触する。
図2は、中間ローラホルダ36に支持された中間ローラ30及び支持フレーム(キャリア)34の斜視図である。図1に示す断面図は、この図2のA−A断面図である。
複数個(本構成例では3個)の中間ローラ30は、入力軸10の中心軸線Axを中心として円周方向に等間隔で配置されており、それぞれ中間ローラホルダ36に支持されている。中間ローラホルダ36は、支持フレーム34に対し軸方向へ微小移動自在に、且つ支持フレーム34の径方向に対して揺動自在に支持されている。中間ローラホルダ36が径方向に揺動自在とされることにより、中間ローラ30が径方向に微小移動可能となる。また、支持フレーム34は、図示しない変速機ケーシングに固定されており、これにより、中間ローラ30は、入力軸10に対する公転が防止されている。
図3は、図1の要部拡大断面図である。図3に示すように、出力軸(低速軸)50の入力軸10側の端面には、断面円形の凹部52が設けられており、その凹部52の中に、入力軸(高速軸)10の出力軸50側の端部10aが挿入されている。
凹部52内に挿入された入力軸10の端部10aには、断面円形の中心軸穴12が形成されている。また、出力軸50の凹部52の内底部58には、出力軸50の中心軸線と同軸となる挿入軸部54が突設されている。この挿入軸部54は、入力軸10の断面円形の中心軸穴12の内部に挿入されている。そして、中心軸穴12の内周面12aと挿入軸部54の外周面54aとの間に、入力軸10と出力軸50とを同芯で回転自在に支持する転がり軸受80が設けられている。
この場合の転がり軸受80は、入力軸10の中心軸穴12の内周側となる内周面12aに配された外輪側軌道面82と、出力軸50の挿入軸部54の外周側となる外周面54aに配された内輪側軌道面84との間に、外輪側軌道面82と内輪側軌道面84とに転がり接触する複数の転動体としてのニードルころ86が設けられたラジアルニードル軸受により構成されている。
また、出力軸50の内部には、トラクションオイル等の潤滑油が供給される潤滑油供給路91が軸線方向に沿って形成され、潤滑油供給路91から挿入軸部54の外周面54aまでを連通する連通孔96が形成されている。連通孔96は、挿入軸部54の外周面54aに開口して、中心軸穴12の内周面12aと挿入軸部54の外周面54aとの間の空間88に潤滑油を供給可能にしている。
潤滑油供給路91の入力軸10側の先端には絞り94が設けられ、絞り94を介して、出力軸50側の潤滑油供給路91内に潤滑油が、入力軸10側の潤滑油供給路92に送られる。
出力軸50側の潤滑油供給路91の基端側には、図1に示す潤滑油供給部90が接続されている。潤滑油供給部90により出力軸50内の潤滑油供給路91に供給された潤滑油93(図3参照)は、挿入軸部54に形成された連通孔96を介して、中心軸穴12の内周面12aと挿入軸部54の外周面54aとの間の空間88に流入し、図4に示すように、内輪側軌道面84や外輪側軌道面82に行き渡る。
また、入力軸10の中心軸穴12の内周面12aにも、入力軸10の端部10aの外周面に通じる潤滑油排出孔98が開口しており、この潤滑油排出孔98から、中心軸穴12の内周面12aと挿入軸部54の外周面54aとの間の空間88に流入した潤滑油93が径方向外側に排出される。
この場合、入力軸10の回転方向RAと出力軸50の回転方向RBが逆向きであり、入力軸10と出力軸50との相対回転速度が大きいが、出力軸50側の内輪側軌道面84の回転速度が比較的低速であるため、潤滑油が外径方向に拡散して内輪側軌道面84の潤滑油が不足する状況が生じない。また、外輪側軌道面82からの潤滑油の排出が効率的に行われるため、潤滑油の更新サイクルが短縮されて、転がり軸受80の焼き付きを防止し、動力伝達効率の向上を図れる。
以上のように、本構成の摩擦ローラ式変速機100においては、入力軸10と出力軸50を回転自在に支持する転がり軸受80の内輪側が低速軸(出力軸50)となり、外輪側が高速軸(入力軸10)となるので、高速回転時においても、転動体86が配置される回転半径よりも内径側ではエアカーテンが形成されず、潤滑油が軸受の径方向内側から外側に向けて円滑に流れるようになる。その結果、低速側の内輪側軌道面84にも高速側の外輪側軌道面82にも潤滑油が充分に行き渡り、潤滑油の焼き付きの発生をなくすことができる。また、潤滑油を無駄に増やす必要もなくなるため、低コストで動力伝達効率の向上が図れる。
そして、連通孔96及び潤滑油排出孔98を通して、転がり軸受80に対する潤滑油の供給と排出とがスムーズに行われるため、転がり軸受80の潤滑性能や冷却性能が高められる。
なお、内輪側軌道面84と外輪側軌道面82の両方に連通孔96、潤滑油排出孔98を開口させているが、必ずしも連通孔96、潤滑油排出孔98の両方を形成してなくてもよい。その場合、潤滑油は、出力軸50と入力軸10の隙間からラジアルニードル軸受(転がり軸受80)内を経て、入力軸10を通過する。この場合でも、軸受の潤滑性能や冷却性能が得られ、焼き付きの防止と軸受内部への潤滑油流入量の低減を同時に図ることができる。
また、内輪側軌道面84と外輪側軌道面82のいずれか一方のみに連通孔96又は潤滑油排出孔98が形成されている場合でも、上記同様の効果が得られる。
更に、本構成の摩擦ローラ式変速機100においては、転がり軸受80としてラジアルニードル軸受を採用しているので、軸受部の径方向寸法を効率良く小さくでき、摩擦ローラ式変速機100をよりコンパクトな構成にできる。
なお、本構成は、入力軸10と出力軸50との相対速度差が、8000回転/min以上、更には、10000回転/min以上、特には、30000回転/min以上の回転速度で特に顕著な効果が得られる。また、相対速度差の上限速度としては、変速機の構造上、60000回転/min以下、更には50000回転/min以下とすることが好ましい。
また、転がり軸受80に使用する潤滑油としてはトラクションオイル等が挙げられるが、転がり軸受80と変速機部分とがシール等で分離された構成である場合にはこの限りでない。
[第2の構成例]
次に、摩擦ローラ式変速機の第2の構成例を説明する。
本構成例の摩擦ローラ式変速機においては、前述の第1の構成例におけるラジアルニードル軸受80に代えて、深溝玉軸受を用いている。その他の構成は第1の構成例と同様である。そのため、同一の部材に対しては同一の符号を付与することで、その説明は簡単化、又は省略する。
図5は、出力軸50の挿入軸部54Aと、入力軸10の中心軸穴12の内周面12aとの間に、深溝玉軸受を配置した構成の断面図である。
転がり軸受80Bは、図示しないスペーサを介して軸方向間隔を保持した状態で複列に配列された2つの深溝玉軸受80B−1、80B−2を有する。各深溝玉軸受80B−1、80B−2は、外輪81と、内輪83と、複数の玉87とを有して構成されている。
外輪81は、入力軸10の中心軸穴12の内周面12aに嵌合され、内周面に外輪側軌道面81aを有する。外輪81は、挿入軸部54の外周面54aに嵌合され、外周面に内輪側軌道面83aを有する。また、外輪側軌道面81aと内輪側軌道面83aとの間には、転動体としての複数の玉87が配置されている。
このように、転がり軸受80Bとして深溝玉軸受80B−1、80B−2を使用した場合には、加工・組立を更に簡易にできる。
また、上記実施形態では、中間ローラ30を公転不能に支持し、環状ローラ40を出力軸50に接続して、環状ローラ40の回転を出力軸50から取り出す構造の場合を説明したが、これに限らず、環状ローラ40を回転不能に固定し、中間ローラの公転を出力軸から取り出すように構成してもよい。
以上、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
10 入力軸
10a 端部
12 中心軸穴
12a 内周面
20 サンローラ
30 中間ローラ
32 自転軸
40 環状ローラ
50 出力軸
54 挿入軸部
54a 外周面
80 転がり軸受(ラジアルニードル軸受)
80B,80B−1,80B−2 転がり軸受(深溝玉軸受)
82 外輪側軌道面
84 内輪側軌道面
86 転動体(ニードルころ)
91 潤滑油供給路
96 連通孔
100 摩擦ローラ式変速機

Claims (2)

  1. 入力軸と、前記入力軸と同芯に配置されて該入力軸と一体回転するサンローラと、前記サンローラの外周側に該サンローラと同芯に配置された環状ローラと、前記サンローラの外周面と前記環状ローラの内周面との間の環状空間に円周方向に間隔をおいて複数配置され、それぞれが前記入力軸と平行な自転軸に回転自在に支持されて、前記サンローラの外周面と前記環状ローラの内周面に転がり接触する中間ローラと、前記中間ローラを支持する自転軸又は前記環状ローラにトルク伝達可能に連結され、前記入力軸よりも低速回転する出力軸と、を備える摩擦ローラ式変速機であって、
    前記入力軸の端部に形成された中心軸穴の内部に、前記出力軸の端部に形成された挿入軸部が挿入され、前記中心軸穴の内周面と前記挿入軸部の外周面との間に、前記入力軸と前記出力軸とを同芯に回転自在に支持する転がり軸受が設けられ、
    前記転がり軸受は、前記中心軸穴の内周側に配される外輪側軌道面と、前記挿入軸部の外周側に配される内輪側軌道面と、の間に配置される複数の転動体が、前記外輪側軌道面と前記内輪側軌道面に転がり接触することを特徴とする摩擦ローラ式変速機。
  2. 前記出力軸は、該出力軸の内部に軸線方向に沿って形成され、潤滑油が供給される潤滑油供給路と、
    前記潤滑油供給路から前記挿入軸部の外周面までを連通する連通孔と、
    が形成されることを特徴とする請求項1に記載の摩擦ローラ式変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113090726A (zh) * 2019-06-20 2021-07-09 成都中良川工科技有限公司 一种低损耗回转装置

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