JP2015227673A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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洋斗 須間
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Abstract

【課題】雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシールの泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置を提供する。【解決手段】シール15が、外方部材20の端部内周に圧入される円筒部12aと、円筒部12aから径方向内方に屈曲して延びる内径部12bと、円筒部12aから径方向外方に延び、外方部材20端面5cに密着する円板部12cと、円板部12cから軸方向に折曲された縁曲げ部12dを有する芯金12と、内径部12bに接合されたシール部材17とからなり、このシール部材17に芯金12の露出した表面を覆うように回り込んで堰部14が形成されると共に、外方部材20の端部外周に形成された小径部21に堰部18が弾性接触され、この密着部に入り込んで小径部5dの外周に断面半円状の環状溝19が形成されて堰部18がオーバーハングした状態で配設されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置に関し、特に、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシールの泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を複列の転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外輪回転の両方式が一般的に採用されている。また、車輪用軸受装置には、懸架装置を構成するナックルとハブ輪との間に複列アンギュラ玉軸受等からなる車輪用軸受を嵌合させた第1世代と称される構造から、外方部材の外周に直接車体取付フランジまたは車輪取付フランジが形成された第2世代構造、また、ハブ輪の外周に一方の内側転走面が直接形成された第3世代構造、あるいは、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ内側転走面が直接形成された第4世代構造とに大別されている。
こうした車輪用軸受装置では、軸受内部に封入されたグリースの漏れを防止すると共に、雨水や泥水等に直接曝される環境下にあるため、この雨水や泥水等が軸受内部に浸入しないように強固な密封性を有するシールが装着されている。近年、こうした厳しい環境下で使用されるこの種の車輪用軸受装置において、さらなる長寿命化が要求されるようになっている。
従来、密封性を高めたシール構造に関しては種々提案されているが、こうしたシール構造の一例を図7に示す。
このシール50は、外方部材51の軸受外方側端部の内周に圧入された芯金52と、この芯金52に接合されたシール部材53とからなる一体型のシールで構成されている。
シール50の芯金52は、鋼板からプレス加工にて円環状に形成され、外方部材51の端部内周に圧入された円筒部52aと、この円筒部52aから径方向内方に屈曲して延びる内径部52bと、円筒部52aから径方向外方に延び、外方部材51の端面51aに密着する円板部52cが一体に形成されている。このように円板部52cを外方部材51の端面51aに密着させることにより、シール50の位置決めを精度良く行うことができると共に、シール50と外方部材51との気密性を向上させることができる。
一方、シール部材53は合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金52に一体に接合されている。このシール部材53は、径方向外方に傾斜して延び、車輪取付フランジ54の基部54aの側面に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップ53aと、このサイドリップ53aの内径側に同じく径方向外方に傾斜して延び、円弧状に形成された基部54aに軸方向シメシロを介して摺接されるダストリップ53b、および軸受内方側に傾斜して延び、基部54aに径方向シメシロを介して摺接されるグリースリップ53cを一体に有している。
ここで、芯金52の円板部52cの先端部が外方部材51の端部外径より突出して形成されると共に、シール部材53が芯金52の露出した表面を覆うように芯金52の内径部52bから円板部52cに亙って回り込んで接合され、堰部55が形成されている。これにより、組立時にシール部材53の堰部55が他の部品と干渉したり、走行中に飛石等が衝突しても損傷したりするのを防止できる。
また、外方部材51の端部外周が旋削等の機械加工によって平滑な小径部として形成され、この端部外周に堰部55の内径部が弾性接触されている。これにより、車両の走行中に外方部材51にかかった雨水や泥水が外周面を伝って車輪取付フランジ54と外方部材51との間に流動するのを防止することができ、長期間に亘ってシール50の密封性能の向上を図ると共に、嵌合部の気密性を高めた車輪用軸受装置を提供することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−97817号公報
然しながら、車輪(図示せず)を取り付けるハブボルト56のPCD(ピッチ円直径)が設定されている中で、軸受の負荷容量を高めるために外方部材51の外径が大きくなった場合、こうした従来のシール50では、ハブボルト56とシール部材53の堰部55が干渉する恐れがあると共に、例え、干渉が免れても市場でのボルト交換が難しくなる。このため、堰部55の高さを小さく設定する必要があるが、余り堰部55の高さを小さくすると雨水や泥水を防ぐ効果が低減して好ましくない。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシールの泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周にナックルの取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に前記車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周にこの車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記シールのうちアウター側のシールが、前記外方部材のアウター側の端部内周に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向内方に屈曲して延びる内径部と、前記円筒部から径方向外方に延び、前記外方部材のアウター側の端面に密着する円板部、およびこの円板部から軸方向に折曲された縁曲げ部を有する芯金と、この芯金の前記内径部に一体に加硫接着されたシール部材とからなる一体型のシールで構成され、前記シール部材が径方向外方に傾斜して延び、前記車輪取付フランジのインナー側の基部に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップを一体に有し、前記芯金を覆うように前記芯金の内径部から円板部および縁曲げ部に亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部が形成されると共に、前記外方部材の端部外周に小径部が形成され、この小径部の外周に前記堰部の内径部が弾性接触されている。
このように、外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールを備えた車輪用軸受装置において、シールのうちアウター側のシールが、外方部材のアウター側の端部内周に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向内方に屈曲して延びる内径部と、円筒部から径方向外方に延び、外方部材のアウター側の端面に密着する円板部、およびこの円板部から軸方向に折曲された縁曲げ部を有する芯金と、この芯金の内径部に一体に加硫接着されたシール部材とからなる一体型のシールで構成され、シール部材が径方向外方に傾斜して延び、車輪取付フランジのインナー側の基部に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップを一体に有し、芯金を覆うように芯金の内径部から円板部および縁曲げ部に亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部が形成されると共に、外方部材の端部外周に小径部が形成され、この小径部の外周に堰部の内径部が弾性接触されているので、外方部材の小径部の環状溝との段差分だけ堰部の高さを低く抑えることができ、軸受の負荷容量を高めるために外方部材の外径が大きくなった場合においても、ハブボルトとの干渉を防止することができると共に、堰部と外方部材との嵌合部の気密性を高めつつ、外方部材の小径部とシール部材の堰部とで環状の樋が形成され、車両の走行中に外方部材にかかった雨水や泥水が外周面を伝って来ても容易に路面側に排出して車輪取付フランジと外方部材との間に流動するのを防止することができ、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシールの泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記外方部材の小径部に全周に亙って形成された環状溝が設けられていれば、車両の走行中に外方部材にかかった雨水や泥水が外周面を伝って来ても容易に路面側に排出することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記外方部材の小径部の外周から前記堰部との密着部に一部入り込んで前記環状溝が形成され、前記堰部の内径部が前記環状溝にオーバーハングした状態で配設されていれば、小径部の環状溝とシール部材の堰部とで環状の樋が形成され、オーバーハングした堰部によって車両の走行中に外方部材の外周面から伝って来た雨水や泥水が跳ね上がって堰部を乗り越えてしまうのを防止することができ、さらに堰部の高さを低く抑えることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記堰部のオーバーハングした内径部に面取り部が形成されていれば、オーバーハングした堰部の面取り部と環状溝によって車両の走行中に外方部材の外周面から伝って来た雨水や泥水が流動し易い方向に誘導して跳ね上がりを一層防止することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記環状溝のインナー側の溝面からインナー側に向って漸次拡径する傾斜面が連続して滑らかに形成されていれば、オーバーハングした堰部の面取り部と環状溝の傾斜面によって車両の走行中に外方部材の外周面から伝って来た雨水や泥水が流動し易い方向に誘導して跳ね上がりを防止し、外方部材の外周面から伝って来た雨水や泥水を一層スムーズに路面側に排出させることができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記堰部のアウター側の外径部に面取り部が形成されていれば、堰部の高さを高く設定してもハブボルトとの干渉を避けることができる。また、堰部は弾性体で構成されているので、市場でのハブボルトの交換も可能となる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記堰部のアウター側の外径部に環状の逃げ部が形成されていれば、堰部の高さを高く設定してもハブボルトとの干渉を避けることができると共に、堰部が変形し易くなり、市場でのハブボルトの交換が容易になる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、外周にナックルの取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に前記車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周にこの車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記シールのうちアウター側のシールが、前記外方部材のアウター側の端部内周に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向内方に屈曲して延びる内径部と、前記円筒部から径方向外方に延び、前記外方部材のアウター側の端面に密着する円板部、およびこの円板部から軸方向に折曲された縁曲げ部を有する芯金と、この芯金の前記内径部に一体に加硫接着されたシール部材とからなる一体型のシールで構成され、前記シール部材が径方向外方に傾斜して延び、前記車輪取付フランジのインナー側の基部に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップを一体に有し、前記芯金を覆うように前記芯金の内径部から円板部および縁曲げ部に亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部が形成されると共に、前記外方部材の端部外周に小径部が形成され、この小径部の外周に前記堰部の内径部が弾性接触されているので、外方部材の小径部の環状溝との段差分だけ堰部の高さを低く抑えることができ、軸受の負荷容量を高めるために外方部材の外径が大きくなった場合においても、ハブボルトとの干渉を防止することができると共に、堰部と外方部材との嵌合部の気密性を高めつつ、外方部材の小径部とシール部材の堰部とで環状の樋が形成され、車両の走行中に外方部材にかかった雨水や泥水が外周面を伝って来ても容易に路面側に排出して車輪取付フランジと外方部材との間に流動するのを防止することができ、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシールの泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。 図1のシール部を示す要部拡大図である。 図2の実施形態の変形例を示す要部拡大図である。 図3の実施形態の変形例を示す要部拡大図である。 図4の実施形態の変形例を示す要部拡大図である。 図2の実施形態の他の変形例を示す要部拡大図である。 従来のシール構造を示す要部拡大図である。
外周にナックルへ取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に前記車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面の一方に対向する内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面の他方に対向する内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記シールのうちアウター側のシールが、前記外方部材のアウター側の端部内周に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向内方に屈曲して延びる内径部と、前記円筒部から径方向外方に延び、前記外方部材のアウター側の端面に密着する円板部、およびこの円板部から軸方向に折曲された縁曲げ部を有する芯金と、この芯金の内径部に一体に加硫接着されたシール部材とからなる一体型のシールで構成され、前記シール部材が径方向外方に傾斜して延び、前記車輪取付フランジのインナー側の基部に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップを一体に有し、前記芯金の露出した表面を覆うように前記芯金の内径部から円板部および縁曲げ部に亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部が形成されると共に、前記外方部材の端部外周に小径部が形成されて、この外周に前記堰部の内径部が弾性接触され、前記小径部の外周から前記堰部との密着部に一部入り込んで断面半円状の環状溝が形成され、前記堰部の内径部が前記環状溝にオーバーハングした状態で配設されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のシール部を示す要部拡大図、図3は、図2の実施形態の変形例を示す要部拡大図、図4は、図3の実施形態の変形例を示す要部拡大図、図5は、図4の実施形態の変形例を示す要部拡大図、図6は、図2の実施形態の他の変形例を示す要部拡大図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
図1に示す車輪用軸受装置は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪1と、このハブ輪1に圧入された内輪2とからなる内方部材3と、この内方部材3に複列の転動体(ボール)4、4を介して外挿された外方部材5とを備えている。
ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)1cが形成されている。また、車輪取付フランジ6の周方向等配位置には車輪を締結するためのハブボルト6aが植設されている。
内輪2は、外周に他方(インナー側)の内側転走面2aが形成され、ハブ輪1の小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入され、この小径段部1bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部1dによって、所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。
ハブ輪1は炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面1aをはじめ、後述するシール8のシールランド部となる車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって58〜64HRCの範囲に表面が硬化処理されている。なお、加締部1dは鍛造加工後の表面硬さのままの未焼入れ部とされている。
一方、内輪2はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、転動体4は、同じくSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで62〜67HRCの範囲に硬化処理されている。
外方部材5は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ5bを一体に有し、内周に内方部材3の内側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面5a、5aが一体に形成されている。これら転走面5a、1aおよび5a、2a間には保持器7を介して複列の転動体4、4が転動自在に収容されている。
外方部材5は、ハブ輪1と同様、炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、少なくとも複列の外側転走面5a、5aが高周波焼入れによって58〜64HRCの範囲に表面が硬化処理されている。また、外方部材5と内方部材3との間に形成される環状空間の開口部にシール8、9が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に浸入するのを防止している。
シール8、9のうちインナー側のシール9は、互いに対向配置され、固定側部材となる外方部材5のインナー側の端部内周に所定のシメシロを介して圧入された環状のシール板10と、回転側部材となる内輪2の外径に所定のシメシロを介して圧入されたスリンガ11とからなる、所謂パックシールで構成されている。
また、アウター側のシール8は、外方部材5のアウター側端部の内周に所定のシメシロを介して圧入された芯金12と、この芯金12に接合されたシール部材13とからなる一体型のシールで構成されている。
なお、本実施形態では、転動体4にボールを使用した複列アンギュラ玉軸受で構成された車輪用軸受装置を例示したが、これに限らず、例えば、転動体4に円すいころを用いた複列の円すいころ軸受で構成されていても良い。また、ここでは、車輪用軸受装置として駆動輪側の第3世代構造を例示したが、本発明に係る車輪用軸受装置はこれに限らず、適用可能な構造であれば第2世代あるいは第4世代であっても良い。
ここで、アウター側のシール8の芯金12は、図2に拡大して示すように、冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系)等の鋼板からプレス加工にて円環状に形成され、外方部材5のアウター側の端部内周に所定のシメシロを介して圧入された円筒部12aと、この円筒部12aから径方向内方に屈曲して延びる内径部12bと、円筒部12aから径方向外方に延び、外方部材5のアウター側の端面5cに密着する円板部12c、およびこの円板部12cから軸方向に折曲された縁曲げ部12dが一体に形成されている。このように円板部12cに縁曲げ部12dが形成されることにより、芯金12の剛性が高くなると共に、円板部12cを外方部材5のアウター側の端面5cに密着させることにより、シール8の位置決めを精度良く行うことができ、シール8と外方部材5との気密性を向上させることができる。
一方、シール部材13はNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金12に一体に接合されている。このシール部材13は、径方向外方に傾斜して延び、車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bの側面に所定の軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップ13aと、このサイドリップ13aの内径側に同じく径方向外方に傾斜して延び、円弧状に形成された基部6bに所定の軸方向シメシロを介して摺接されるダストリップ13b、および軸受内方側に傾斜して延び、基部6bに所定の径方向シメシロを介して摺接されるグリースリップ13cを一体に有している。
なお、シール部材13の材質としては、NBR以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等を例示することができる。
本実施形態では、芯金12の円板部12cと、この円板部12cから軸方向に延びる縁曲げ部12dが外方部材5のアウター側の端部外径より突出して形成されると共に、シール部材13が芯金12の露出した表面を覆うように芯金12の内径部12bから円板部12cおよび縁曲げ部12dに亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部14が形成されている。これにより、芯金12の材質としてステンレス鋼板等の高価なものではなく、廉価で加工性の良い冷間圧延鋼板等を使用することができ、低コスト化を図ることができる上、シール部材13の堰部14が合成ゴム製であるため、組立時に他の部品と干渉したり、走行中に飛石等が衝突したりしてもその衝撃を緩衝し、堰部14が損傷するのを防止できると共に、市場でのハブボルトの交換も可能となる。
また、外方部材5の端部外周が旋削等の機械加工によって平滑な小径部5dが形成され、この小径部5dの外周に堰部14の内径部が弾性接触されている。そして、ハブボルト6aとの干渉を避けるために堰部14のアウター側の外径部に面取り部14aが形成されている。これにより、外方部材5の小径部5dとの段差分だけ堰部14の高さを低く抑えることができ、軸受の負荷容量を高めるために外方部材5の外径が大きくなった場合においても、ハブボルト6aとの干渉を防止することができると共に、堰部14と外方部材5との嵌合部の気密性を高めつつ、外方部材5の小径部5dとシール部材13の堰部14とで環状の樋が形成され、車両の走行中に外方部材5にかかった雨水や泥水が外周面を伝って来ても容易に路面側に排出して車輪取付フランジ6と外方部材5との間に流動するのを防止することができ、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシール8の泥水性の向上を図り、長期間に亘って密封性能を確保した車輪用軸受装置を提供することができる。
なお、ここでは、雨水や泥水の排水性を考慮して、堰部14の高さ、すなわち、堰部14の外径と小径部5dとの段差Hが3mm以上に設定されている。
図3は、図2の実施形態の変形例である。なお、この実施形態は、基本的にはシール部材と外方部材の構成の一部が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このシール15は、外方部材16に端部内周に圧入された芯金12と、この芯金12に接合されたシール部材17とからなる一体型のシールで構成され、シール部材17はNBR等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金12に一体に接合されている。このシール部材17は、前述したシール部材13と同様、径方向外方に傾斜して延びるサイドリップ13aとダストリップ13bおよび軸受内方側に傾斜して延びるグリースリップ13cを一体に有している。そして、芯金12の露出した表面を覆うように芯金12の内径部12bから円板部12cおよび縁曲げ部12dに亙って回り込んで接合され、矩形状の堰部18が形成されている。
一方、外方部材16の端部外周が旋削等の機械加工によって小径部16aが形成され、堰部18の内径部が弾性接触されると共に、露出した小径部16aの外周に断面半円状の環状溝19が形成されている。これにより、前述した実施形態より環状溝19の深さ分だけさらに堰部18の高さを低く抑えることができると共に、小径部16aの環状溝19とシール部材17の堰部18とで環状の樋が形成され、車両の走行中に外方部材16の外周面から伝って来た雨水や泥水をスムーズに路面側に排出して車輪取付フランジ6と外方部材16との間に流動するのを防止することができ、雨水や泥水等の異物が多量に存在する環境下においてもシール15の泥水性の向上を図ることができる。
図4は、図3の実施形態の変形例である。なお、この実施形態は、基本的には外方部材の構成の一部が異なるだけで、その他実施形態と同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、外方部材20の端部外周が旋削等の機械加工によって小径部20aが形成され、堰部18の内径部が弾性接触されると共に、露出した小径部20aの外周から堰部18との密着部に一部入り込んで断面半円状の環状溝21が形成され、堰部18の内径部が環状溝21にオーバーハングした状態で配設されている。これにより、小径部20aの環状溝21とシール部材17の堰部18とで環状の樋が形成され、オーバーハングした堰部18によって車両の走行中に外方部材20の外周面から伝って来た雨水や泥水が跳ね上がって堰部18を乗り越えてしまうのを防止することができ、さらに堰部18の高さを低く抑えることができる。
図5は、図4の実施形態の変形例である。この実施形態は、基本的にはシール部材と外方部材の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このシール22は、外方部材23の端部内周に圧入された芯金12と、この芯金12に接合されたシール部材24とからなる一体型のシールで構成され、シール部材24はNBR等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金12に一体に接合されている。このシール部材24は、前述したシール部材13と同様、径方向外方に傾斜して延びるサイドリップ13aとダストリップ13bおよび軸受内方側に傾斜して延びるグリースリップ13cを一体に有している。そして、芯金12の露出した表面を覆うように芯金12の内径部12bから円板部12cおよび縁曲げ部12dに亙って回り込んで接合され、矩形状の堰部25が形成されている。
一方、外方部材23の端部外周が旋削等の機械加工に小径部23aが形成され、堰部25の内径部が弾性接触されると共に、露出した外方部材23の外周に断面半円状の環状溝26が形成され、この環状溝26のインナー側の溝面からインナー側に向って漸次拡径する傾斜面26aが連続して滑らかに形成されている。そして、環状溝26にオーバーハングした堰部25の内径部に面取り部25aが形成されている。これにより、小径部23aの環状溝26とシール部材22の堰部25とで環状の樋が形成され、図中矢印にて示すように、オーバーハングした堰部25の面取り部25aと環状溝26および傾斜面26aによって車両の走行中に外方部材23の外周面から伝って来た雨水や泥水が流動し易い方向に誘導して跳ね上がりを防止し、外方部材23の外周面から伝って来た雨水や泥水を前述した実施形態よりも一層スムーズに路面側に排出させることができる。
図6は、図2の実施形態の他の変形例である。この実施形態は、基本的にはシール部材の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このシール27は、外方部材5の端部内周に圧入された芯金12と、この芯金12に接合されたシール部材28とからなる一体型のシールで構成され、シール部材28はNBR等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金12に一体に接合されている。このシール部材28は、前述したシール部材13と同様、径方向外方に傾斜して延びるサイドリップ13aとダストリップ13bおよび軸受内方側に傾斜して延びるグリースリップ13cを一体に有している。そして、芯金12の露出した表面を覆うように芯金12の内径部12bから円板部12cおよび縁曲げ部12dに亙って回り込んで接合され、堰部29が形成されている。
堰部29は、内径部が外方部材5の小径部5dに弾性接触されている。また、ハブボルト6aとの干渉を避けるために堰部29のアウター側の外径部に環状の逃げ部29aが形成されている。これにより、前述した実施形態と同様、外方部材5の小径部5dとの段差分だけ堰部29の高さを低く抑えることができ、軸受の負荷容量を高めるために外方部材5の外径が大きくなった場合においても、ハブボルト6aとの干渉を防止することができると共に、堰部29と外方部材5との嵌合部の気密性を高めつつ、外方部材5の小径部5dとシール部材28の堰部29とで環状の樋が形成され、車両の走行中に外方部材5にかかった雨水や泥水が外周面を伝って来ても容易に路面側に排出して車輪取付フランジ6と外方部材5との間に流動するのを防止することができる。
さらに、本実施形態の堰部29のように、外径部に環状の逃げ部29aを形成することによって、組立時に他の部品と干渉したり、走行中に飛石等が衝突したりしてもその衝撃を緩衝し、堰部29が損傷するのを防止できると共に、堰部29の外径部が変形し易くなり、市場でのハブボルトの交換が容易となる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、回転側部材となる内方部材と、固定側部材となる外方部材との間に形成される環状空間の開口部にシールが装着された第2世代乃至第4世代構造の車輪用軸受装置に適用できる。
1 ハブ輪
1a、2a 内側転走面
1b 小径段部
1c セレーション
1d 加締部
2 内輪
3 内方部材
4 転動体
5、16、20、23 外方部材
5a 外側転走面
5b 車体取付フランジ
5c 外方部材のアウター側の端面
5d、16a、20a、23a 外方部材の小径部
6 車輪取付フランジ
6a ハブボルト
6b 車輪取付フランジのインナー側の基部
7 保持器
8、15、22、27 アウター側のシール
9 インナー側のシール
10 シール板
11 スリンガ
12 芯金
12a 円筒部
12b 内径部
12c 円板部
12d 縁曲げ部
13、17、24、28 シール部材
13a サイドリップ
13b ダストリップ
13c グリースリップ
14、18、25、29 堰部
14a、25a 面取り部
19、21、26 環状溝
26a 環状溝の傾斜面
29a 環状の逃げ部
50 シール
51 外方部材
51a 外方部材の端面
52 芯金
52a 円筒部
52b 内径部
52c 円板部
53 シール部材
53a サイドリップ
53b ダストリップ
53c グリースリップ
54 車輪取付フランジ
54a 基部
55 堰部
56 ハブボルト
H 堰部の外径と小径部との段差

Claims (7)

  1. 外周にナックルへ取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に前記車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周にこの車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、
    前記シールのうちアウター側のシールが、前記外方部材のアウター側の端部内周に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向内方に屈曲して延びる内径部と、前記円筒部から径方向外方に延び、前記外方部材のアウター側の端面に密着する円板部、およびこの円板部から軸方向に折曲された縁曲げ部を有する芯金と、この芯金の前記内径部に一体に加硫接着されたシール部材とからなる一体型のシールで構成され、
    前記シール部材が径方向外方に傾斜して延び、前記車輪取付フランジのインナー側の基部に軸方向シメシロを介して摺接されるサイドリップを一体に有し、前記芯金を覆うように前記芯金の内径部から円板部および縁曲げ部に亙って回り込んで接合され、断面矩形状の堰部が形成されると共に、
    前記外方部材の端部外周に小径部が形成され、この小径部の外周に前記堰部の内径部が弾性接触されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記外方部材の小径部に全周に亙って形成された環状溝が設けられている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記外方部材の小径部の外周から前記堰部との密着部に一部入り込んで前記環状溝が形成され、前記堰部の内径部が前記環状溝にオーバーハングした状態で配設されている請求項2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記堰部のオーバーハングした内径部に面取り部が形成されている請求項3に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記環状溝のインナー側の溝面からインナー側に向って漸次拡径する傾斜面が連続して滑らかに形成されている請求項2乃至4いずれかに記載された車輪用軸受装置。
  6. 前記堰部のアウター側の外径部に面取り部が形成されている請求項1、3および4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記堰部のアウター側の外径部に環状の逃げ部が形成されている請求項1、3および4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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