JP2015225921A - 部品実装方法、部品実装装置 - Google Patents

部品実装方法、部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テープフィーダー4から部品をピックアップして基板Sへ実装する実装ターンをヘッドユニット2A、2Bのそれぞれで実行する部品実装技術において、ヘッドユニット2A、2Bの待機時間の発生を効果的に抑えてサイクルタイムの改善を可能とする。
【解決手段】各ヘッドユニット2A、2Bが複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…を実行した際に各実装ターンの吸着動作および実装動作のそれぞれに要した時間が取得される。そして、ヘッドユニット2Aの実装ターンの実行順序を当該取得結果に基づいて入れ換えることで、並行して実行される吸着動作および実装動作について当該吸着動作が完了してから当該実装動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。つまり、実際に複数の実装ターンを実行した結果に基づいて吸着動作が完了してから実装動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。
【選択図】図8

Description

この発明は、部品供給部から部品をピックアップして基板へ実装する実装ターンを複数のヘッドユニットのそれぞれで実行する部品実装技術に関する。
特許文献1では、部品供給部から吸着した部品を基板へ実装する実装ターンを2個のヘッドユニット(第一ヘッド、第二ヘッド)のそれぞれで実行する部品実装機が記載されている。また、この部品実装機では、2個のヘッドユニットの相互干渉を回避するために、一のヘッドユニットが部品の実装を実行している間は、他のヘッドユニットに部品の実装を禁止するといった制御が適宜実行される。
特開2012−060092号公報
ところで、このような制御を実行した場合、一のヘッドユニットによる部品の実装が完了するまで、他のヘッドユニットが部品の実装を待機しなければならない場合がある。そして、このようなヘッドユニットの待機時間の発生がサイクルタイムを悪化させる一因となっていた。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、部品供給部から部品をピックアップして基板へ実装する実装ターンを複数のヘッドユニットのそれぞれで実行する部品実装技術において、ヘッドユニットの待機時間の発生を効果的に抑えてサイクルタイムの改善を可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる部品実装方法は、部品供給部からの部品のピックアップを含む第1動作および第1動作でピックアップした部品の基板への実装を含む第2動作を有する実装ターンを複数のヘッドユニットのそれぞれが実行する部品実装方法であって、上記目的を達成するために、複数の実装ターンを実行する順序を各ヘッドユニットについて規定するターン順序情報に従って各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行する第1実装工程と、第1実装工程を実行した際に各実装ターンの第1動作および第2動作のそれぞれに要した時間を取得する時間取得工程と、少なくとも1個のヘッドユニットの実装ターンの実行順序を時間取得工程での取得結果に基づき入れ換えて実装ターン順序情報を更新する順序更新工程と、更新されたターン順序情報に規定された順序で各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行する第2実装工程とを備え、第1実装工程および第2実装工程では、一のヘッドユニットが第2動作の実行中は他のヘッドユニットに第1動作の実行を許可する一方で第2動作の実行を禁止し、一のヘッドユニットが第2動作を実行中に他のヘッドユニットが第1動作を完了した場合には当該他のヘッドユニットに第2動作の実行を待機させ、順序更新工程では、並行して実行される第1動作および第2動作について第1動作が完了してから第2動作が完了するまでの時間差が減少するようにターン順序情報における実装ターンの順序を入れ換えることを特徴としている。
本発明にかかる部品実装装置は、複数のヘッドユニットと、部品を供給する部品供給部とを備え、部品供給部からの部品のピックアップを含む第1動作および第1動作でピックアップした部品の基板への実装を含む第2動作を有する実装ターンを各ヘッドユニットが実行する部品実装装置において、上記目的を達成するために、複数の実装ターンを実行する順序を各ヘッドユニットについて規定するターン順序情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたターン順序情報に規定された順序で複数の実装ターンを実行する実装処理を各ヘッドユニットに実行させる実装制御部と、実装処理を実行した際に各実装ターンの第1動作および第2動作のそれぞれに要した時間を取得する時間取得部と、少なくとも1個のヘッドユニットの実装ターンの実行順序を時間取得部の取得結果に基づき入れ換えて実装ターン順序情報を更新する順序更新部とを備え、順序更新部は、並行して実行される第1動作および第2動作について第1動作が完了してから第2動作が完了するまでの時間差が減少するようにターン順序情報における実装ターンの順序を入れ換え、実装制御部は、一のヘッドユニットが第2動作の実行中は他のヘッドユニットに第1動作の実行を許可する一方で第2動作の実行を禁止し、一のヘッドユニットが第2動作を実行中に他のヘッドユニットが第1動作を完了した場合には当該他のヘッドユニットに第2動作の実行を待機させ、実装制御部は、実装ターン順序情報が順序更新部により更新された場合には、更新された実装ターン順序情報に基づいて実装処理を各ヘッドユニットに実行させることを特徴としている。
このように構成された本発明(部品実装方法、部品実装装置)では、複数のヘッドユニットのそれぞれが、複数の実装ターンをターン順序情報が示す順序で実行する。実装ターンは、部品供給部からの部品のピックアップを含む第1動作および当該第1動作でピックアップした部品の基板への実装を含む第2動作で構成されており、一のヘッドユニットが第2動作の実行中は、他のヘッドユニットに第1動作の実行を許可する一方で第2動作の実行を禁止する。特に、一のヘッドユニットが第2動作を実行中に他のヘッドユニットが第1動作を完了した場合には、当該他のヘッドユニットを待機させる。かかる構成において待機時間の発生を抑制するためには、並行して実行される第1動作が完了してから第2動作が完了するまでの時間差(第1動作を完了したヘッドユニットの待機時間に相当)を抑えることが有効となる。そこで、例えば、シミュレーションによって各ヘッドユニットが第1動作および第2動作に要する時間を推定し、当該時間差が減少するように、各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行する順番を調整することが考えられる。しかしながら、シミュレーションの精度には限界があるため、ヘッドユニットの待機時間を効果的に抑えられるとは限らなかった。
これに対して、本発明では、各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行した際に各実装ターンの第1動作および第2動作のそれぞれに要した時間が取得される。そして、少なくとも1個のヘッドユニットの実装ターンの実行順序を当該取得結果に基づいて入れ換えることで、並行して実行される第1動作および第2動作について当該第1動作が完了してから当該第2動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。つまり、実際に複数の実装ターンを実行した結果に基づいて第1動作が完了してから第2動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。そのため、ヘッドユニットの待機時間の発生を効果的に抑えて、サイクルタイムを改善することが可能となっている。
この際、順序更新工程では、実装ターンの順序を入れ換えたターン順序情報の候補を生成し、候補が示す順序で各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行することでサイクルタイムが改善することを演算により確認すると、ターン順序情報における実装ターンの順序を候補が示す順序に入れ換えるように、部品実装方法を構成しても良い。あるいは、順序更新部は、実装ターンの順序を入れ換えたターン順序情報の候補を生成し、候補が示す順序で各ヘッドユニットが複数の実装ターンを実行することでサイクルタイムが改善することを演算により確認すると、ターン順序情報における実装ターンの順序を候補が示す順序に入れ換えて、記憶部に記憶されるターン順序情報を更新するように、部品実装装置を構成しても良い。かかる構成では、サイクルタイムが改善することを演算により確認した上で、ターン順序情報における実装ターンの順序が入れ換えられる。そのため、サイクルタイムの改善を確実に図ることができる。
また、実装ターンの第1動作においてヘッドユニットが複数の部品を部品供給部からピックアップする部品実装方法において、第1実装工程では、実装ターンの第1動作において複数の部品をピックアップする順序を規定するピックアップ順序に従って各ヘッドユニットが部品をピックアップし、順序更新工程で入れ換えの対象となった実装ターンの第1動作において複数の部品をピックアップする順序を最適化してピックアップ順序を更新し、第2実装工程では、更新されたピックアップ順序に規定された順序で各ヘッドユニットが部品をピックアップするように、部品実装方法を構成しても良い。かかる構成は、実装ターンの順序の変更に応じて変更対象となった実装ターンの第1動作で部品をピックアップする順序を最適化しており、サイクルタイムの改善に資する。
また、実装ターンの第2動作においてヘッドユニットが複数の部品を基板に実装する部品実装方法において、第1実装工程では、実装ターンの第2動作において複数の部品を実装する順序を規定する実装順序に従って各ヘッドユニットが部品を実装し、順序更新工程で入れ換えの対象となった実装ターンの第2動作において複数の部品を実装する順序を最適化して実装順序を更新し、第2実装工程では、更新された実装順序に規定された順序で各ヘッドユニットが部品を実装するように、部品実装方法を構成しても良い。かかる構成は、実装ターンの順序の変更に応じて変更対象となった実装ターンの第2動作で部品を実装する順序を最適化しており、サイクルタイムの改善に資する。
また、第1実装工程が完了した基板の枚数をカウントするカウント工程をさらに備え、カウント工程でカウントされたカウント値が所定値になると順序更新工程を実行するように、部品実装方法を構成しても良い。かかる構成では、所定枚数の基板に部品を実装した実績に基づいて実装ターンの入れ換えが実行される。そのため、ヘッドユニットの待機時間の発生を確実に抑えて、サイクルタイムを改善することができる。
また、時間取得部は、複数の基板毎に、当該複数の基板に対して実行された各実装ターンの第1動作および第2動作のそれぞれに要した時間を取得し、順序更新部は、当該複数の基板に対して実行された各実装ターンの第1動作および第2動作のそれぞれに要した時間を時間取得部が取得した結果に基づき、ターン順序情報における前記実装ターンの順序を入れ換え、実装制御部は、複数の基板毎に実装ターン順序情報が順序更新部により更新された場合には、更新された実装ターン順序情報に基づいて各ヘッドユニットに実装処理を実行させるように、部品実装装置を構成しても良い。かかる構成では、複数の基板に部品を実装した実績に基づいて実装ターンの入れ換えが実行される。そのため、ヘッドユニットの待機時間の発生を確実に抑えて、サイクルタイムを改善することができる。
また、各ヘッドユニットは、部品を吸着する吸着ノズルと、吸着ノズル内の圧力を検出する圧力センサーとを有し、部品供給部の部品に吸着ノズルを接触させた状態で吸着ノズルへ負圧の供給が開始されて吸着ノズル内の圧力が所定の負圧以下となったことを圧力センサーにより確認してから吸着ノズルを上昇させることで部品のピックアップを行う部品実装装置に対しては、本発明を適用することが特に好適である。なぜなら、かかる部品実装装置では、吸着ノズルに負圧の供給を開始してから吸着ノズル内の圧力が所定の負圧以下になるまでの時間は、例えば吸着ノズルの製造精度等に起因して安定しない場合があり、このことが第1動作に要する時間に影響するおそれがある。これに対して本発明では、実際に複数の実装ターンを実行した際に第1動作に要した時間を取得した結果に基づいてターン順序情報における実装ターンの順序を入れ換える。その結果、サイクルタイムの改善を図ることができる。
本発明によれば、部品供給部から部品をピックアップして基板へ実装する実装ターンを複数のヘッドユニットのそれぞれで実行する部品実装技術において、ヘッドユニットの待機時間の発生を効果的に抑えてサイクルタイムを改善することが可能となる。
本発明にかかる部品実装装置を構成する部品実装機の一例を示す平面図である。 本発明にかかる部品実装装置が具備する電気的構成の一例を示すブロック図である。 ターン順序情報の更新作業を実行するデータ作成装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。 図3のデータ作成装置が実行する動作の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS108で実行される動作の一例を示すフローチャートである。 図5のステップS205で実行される動作の一例を示すフローチャートである。 図6のステップS306で実行される動作の一例を示すフローチャートである。 図3のデータ作成装置が実行する作業の一例を模式的に示すタイミングチャートである。
図1は、本発明にかかる部品実装装置を構成する部品実装機の一例を示す平面図である。図2は、本発明にかかる部品実装装置が具備する電気的構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように部品実装機10は、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2BのそれぞれをX方向およびY方向へ移動させることで部品を基板Sに実装する装置である。また、図2に示すように部品実装装置1は、部品の実装を行う部品実装機10と、部品実装装置1での部品の実装を制御するデータ作成装置100によって構成されている。
部品実装機10は、X方向に延びる基板搬送コンベア3、基板搬送コンベア3の上方をXY方向に移動可能な第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bを備えている。基板搬送コンベア3、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれは、部品実装機10の基台11上に配置されている。また、基台11上では、基板搬送コンベア3のY方向の両側のそれぞれにおいて複数のテープフィーダー4がX方向に配列されている。
基板搬送コンベア3は、部品実装機10の外部から搬入された基板Sを所定の実装位置(図1における基板Sの位置)までX方向に搬送する。基板搬送コンベア3に対しては図示しない保持機構が設けられており、基板搬送コンベア3により実装位置にまで搬送された基板Sは当該保持機構により保持されて、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bによる部品の実装を受ける。そして、基板Sへの部品の実装が完了すると、基板搬送コンベア3は、基板Sを実装位置からX方向に搬送して部品実装機10の外部へ搬出する。
各テープフィーダー4は、基板搬送コンベア3側の端部に設けられた部品取出位置41に間欠的に部品を供給する。かかる部品には、IC(integrated
circuit)、トランジスター、コンデンサおよび抵抗等の小型の電子部品が含まれる。そして、第1ヘッドユニット2Aは、Y方向の一方側(図1のY方向の矢印側)のテープフィーダー4が部品を部品取出位置41に供給する部品を吸着(ピックアップ)して基板Sに実装する。また、第2ヘッドユニット2Bは、Y方向の他方側(図1のY方向の矢印反対側)のテープフィーダー4が部品取出位置41に供給する部品を吸着して基板Sに実装する。
第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれは、ヘッド駆動機構5によってX方向およびY方向へ移動することができる。ヘッド駆動機構5は、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bに対応して2本のヘッドユニット支持部材51を有する。各ヘッドユニット支持部材51は、X方向に延びるネジ軸511と、ネジ軸511に螺合するナット512と、ネジ軸511を回転させるX軸モーターMx(サーボモーター)と、X方向に延びるガイドレール(図示せず)とを有し、ネジ軸511およびナット512でボールネジが構成されている。そして、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれは、ガイドレールに支持されつつナット512に取り付けられた状態で、対応するヘッドユニット支持部材51に支持される。したがって、2個のX軸モーターMxを個別に回転させることで、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bを個別にX方向へ移動させることができる。
また、ヘッド駆動機構5は、X方向の両側それぞれにおいて基台11に設けられた固定レール部52を有し、ヘッドユニット支持部材51のX方向の両端をこれら固定レール部52によって支持する。具体的には、各固定レール部52は、ヘッドユニット支持部材51をY方向へ移動可能に支持しつつY方向に延びるガイドレール53と、Y方向に沿って配列された複数の永久磁石からなる固定子54とを有する。一方、各ヘッドユニット支持部材51の両端には、固定子54に対向するように界磁コイルからなる可動子55が取り付けられており、固定子54と可動子55とでY軸モーターMy(リニアモーター)が構成されている。かかる構成では、ヘッドユニット支持部材51の両端に設けられた可動子55に電流を供給して当該ヘッドユニット支持部材51をY方向へ移動させることで、当該ヘッドユニット支持部材51に支持される第1ヘッドユニット2Aあるいは第2ヘッドユニット2BをY方向へ移動させることができる。
第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれでは、複数(10個)の吸着ノズル21がX方向に並んでいる。また、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれは、吸着ノズル21の先端に負圧を与える負圧発生器22と、吸着ノズル21内の圧力を検出する圧力センサー23とを有する。そして、各吸着ノズル21は、負圧発生器22による負圧を利用して、テープフィーダー4から供給される部品を吸着して保持することができる。また、圧力センサー23は、部品の吸着に必要な負圧が吸着ノズル21に生じていることを確認するために主に用いられる。さらに、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれは、吸着ノズル21をZ方向(鉛直方向)へ昇降させるZ軸モーターMzと、吸着ノズル21を鉛直軸の回りで回転させるR軸モーターMrとを有する。したがって、Z軸モーターMzによって部品の吸着や実装に伴う吸着ノズル21の昇降が実行でき、R軸モーターMrによって吸着ノズル21に吸着された部品の姿勢が調整できる。
また、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bそれぞれには、吸着ノズル21に吸着された部品の姿勢を検知するための部品撮像部26が設けられている。各部品撮像部26は、複数の吸着ノズル21の下方をX方向へ移動可能なラインセンサーであり、X方向へ移動することで各吸着ノズル21に保持された部品を下方から順番に撮像することができる。さらに、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれの側部には、CCD(Charge Coupled Device)エリアカメラで構成された基板撮像部27が設けられている。各基板撮像部27は、対応するヘッドユニット2A、2Bの下方を撮影するものであり、基板Sのフィーデューシャルマークを撮像して部品を実装する際の基準位置を取得するために用いられる。
図2に示すように、部品実装機10は、液晶ディスプレイなどの表示ユニット71、キーボードやマウス等の入力ユニット72および部品実装機10の各部を制御するための制御ユニット8を備える。制御ユニット8は、演算処理部81、駆動制御部82、バルブ制御部83、入出力部84、画像処理部85、記憶部86および通信制御部87を有する。演算処理部81は、CPU(Central Processing Unit)やメモリーで構成されたコンピューターであり、HDD(Hard disk drive)やメモリーで構成された記憶部86に記憶されたプログラムに従って制御を実行する。
具体的には、演算処理部81は、駆動制御部82を介して各種モーターMx、My、Mz、Mrを動作させることで、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bの移動を制御したり、吸着ノズル21の昇降や回転を制御したりする。また、演算処理部81は、駆動制御部82を介して負圧発生器22を動作させることで吸着ノズル21の圧力を調整したり、入出力部84を介して圧力センサー23の出力を読み込むことで吸着ノズル21の圧力を検出したりする。また、演算処理部81は、画像処理部85を介して部品撮像部26および基板撮像部27から読み込んだ撮像結果に基づいて、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bの移動や吸着ノズル21の回転を制御する。さらに、演算処理部81は、通信制御部87を介して外部のデータ作成装置100との通信を行う。
特に、演算処理部81は、第1ヘッドユニット2Aあるいは第2ヘッドユニット2Bがテープフィーダー4(部品供給部)から部品を吸着して当該部品を基板Sに実装し、再びテープフィーダー4の上方に戻るまでの実装ターンを、次に説明するようにして実行する。なお、各ヘッドユニットで実装ターンの内容は共通するので、ここでは第1ヘッドユニット2Aによる動作を例示して説明する。
実装ターンは、部品を吸着する吸着動作と、当該吸着動作で吸着された部品を実装する実装動作とで構成される。上述した通り第1ヘッドユニット2Aは複数の吸着ノズル21を有するため、吸着動作において各吸着ノズル21がテープフィーダー4から部品を吸着する吸着順序と、実装動作において吸着ノズル21が基板Sに部品を実装する実装順序とは予め決められている。
吸着動作においては、演算処理部81は、
・部品の上方で静止した状態にある吸着ノズル21を下降させて部品に接触させ、
・吸着ノズル21への負圧の供給を開始し、
・吸着ノズル21内の圧力が所定の閾値(負圧)以下となったことを圧力センサー23により確認して吸着ノズル21を上昇させる
といった個別吸着を、対象となる部品の上方へ吸着ノズル21を移動させつつ各吸着ノズル21に順番に実行させる。ちなみに、個別吸着を同時に実行できる吸着ノズル21が存在する場合は、これらの吸着ノズル21による個別吸着は同時に行っても構わない。このように、本実施形態では、第1ヘッドユニット2Aの複数の吸着ノズル21のうち、吸着順序において最初の吸着ノズル21が個別吸着を開始してから最後の吸着ノズル21が個別吸着を完了するまでに実行される一連の動作を、第1ヘッドユニット2Aが実行する吸着動作(第1動作)として取り扱う。
実装動作においては、演算処理部81は、
・吸着ノズル21を基板S上の実装位置へ向けて下降させて吸着ノズル21が吸着保持する部品を実装位置に載置し、
・吸着ノズル21への負圧の供給を停止し、
・吸着ノズル21に与えられていた負圧が解消したことを圧力センサー23により確認して吸着ノズル21を上昇させる
といった個別実装を、対象となる実装位置の上方へ吸着ノズル21を移動させつつ各吸着ノズル21に順番に実行させる。ちなみに、吸着動作から最初の個別実装への移行、および最後の個別吸着完了後の吸着動作への移行のためには、第1ヘッドユニット2Aをテープフィーダー4の上方と基板Sの上方との間で移動させる必要があるが、これらの移動は実装動作に含まれるものとする。このように、本実施形態では、テープフィーダー4の上方から基板Sの上方まで移動し、各吸着ノズル21による個別実装を完了し、テープフィーダー4の上方にまで戻るまでの一連の動作を、第1ヘッドユニット2Aが実行する実装動作(第2動作)として取り扱う。
また、演算処理部81は、第1ヘッドユニット2Aと第2ヘッドユニット2Bとの相互干渉を回避するために、これらによる実装動作を適宜制限する。具体的には、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのうち、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を実行中は他のヘッドユニット2B/2Aに吸着動作の実行は許可する一方で実装動作の実行は禁止する。そして、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を実行中に他のヘッドユニット2B/2Aが吸着動作を完了した場合には、他のヘッドユニット2B/2Aに実装動作の実行を待機させる。
図2に示すように、データ作成装置100は、液晶ディスプレイなどの表示ユニット101およびキーボードやマウス等の入力ユニット102を備える。さらに、データ作成装置100は、演算処理部110、記憶部120および通信制御部130を備える。演算処理部110はCPUやメモリーで構成されたコンピューターであり、記憶部120に記憶されたプログラムに基づいてデータを作成したり、通信制御部130を介して部品実装機10との通信を行ったりする。
特に本実施形態では、データ作成装置100は、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれが複数の実装ターンを実行する順番を規定するターン順序情報を適宜更新する。具体的には、シミュレーションで予め求められた実装ターンの順序を、部品実装を実際に行った結果に基づいて入れ換えることで、ターン順序情報を更新する。続いては、データ作成装置100によるターン順序情報の更新作業の詳細について説明する。
図3は、ターン順序情報の更新作業を実行するデータ作成装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。図4は、図3のデータ作成装置が実行する動作の一例を示すフローチャートである。図5は、図4のステップS108で実行される動作の一例を示すフローチャートである。図6は、図5のステップS205で実行される動作の一例を示すフローチャートである。図7は、図6のステップS306で実行される動作の一例を示すフローチャートである。図8は、図3のデータ作成装置が実行する作業の一例を模式的に示すタイミングチャートである。
ちなみに、図8では、第1ヘッドユニット2Aが実装ターンA1、A2、A3、…を実行する様子と、第2ヘッドユニット2Bが実装ターンB1、B2、B3、…を実行する様子とが、「シミュレーション結果」、「実装処理実行結果」および「入れ換え結果」のそれぞれについて示されている。図8においては、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれが吸着動作を実行する吸着期間がドットハッチングの施された四角で表され、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれが実装動作を実行するする実装期間がラインハッチングの施された四角で表されている。
ステップS101では、演算処理部110は、ターン順序情報を作成するためのプログラム122を選択して記憶部120から読み込む。このプログラム122を実行することで、演算処理部110には、実装制御部112、時間取得部114および順序更新部116が構築される。ステップS102では、演算処理部110は、ターン順序情報124を記憶部120から読み込む。この段階でのターン順序情報124は、シミュレーションによって予め実装ターンの順序を決定することで算出されたものであり、例えば図8の「シミュレーション結果」の欄に示すものとなる。このシミュレーション結果では、上述したヘッドユニットの相互干渉を回避するため、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を実行中は他のヘッドユニット2B/2Aが吸着動作を実行するように、実装ターンの順序が決定されている。特に、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのいずれにも実装動作の待機が生じないように、実装ターンの順序が決定されている。なお、ターン順序情報124には、実装ターンの順序情報に加え、各実装ターンにおける各吸着ノズル21による吸着順序および実装順序の情報も含まれている。
ステップS103(第1実装工程)では、演算処理部110が実装制御部112により部品実装機10を制御することで、ターン順序情報124に規定された順序で複数の実装ターンを実行する実装処理(実装工程)を1枚の基板Sに対して実行する。これによって、第1ヘッドユニット2Aは、実装ターンA1、A2、A3、…の順番で複数の実装ターンを実行し、第2ヘッドユニット2Bは、実装ターンB1、B2、B3の順番で複数の実装ターンを実行する。その結果、図8の「実装処理実行結果」の欄に示すような動作が1枚の基板Sに対して実行される。この実装処理実行結果ではシミュレーション結果と比較して、第1ヘッドユニット2Aが実装ターンA2の吸着動作に時間Δ1だけ長く要している。その結果、第1ヘッドユニット2Aによる実装ターンA2の実装動作の開始が時間Δ1だけ遅れ、第2ヘッドユニット2Bが実装ターンB2において吸着動作を完了してから実装動作を開始するまでに時間Δ1だけ待機する必要が生じている。また、第1ヘッドユニット2Aによる実装ターンA3の吸着動作は、時間Δ2だけ早く完了している。その結果、第1ヘッドユニット2Aが実装ターンA3において吸着動作を完了してから実装動作を開始するまでに時間Δ2だけ待機する必要が生じている。ちなみに、シミュレーション結果と実装処理実行結果との間で吸着動作に要する時間に差が生じる原因としては、例えば吸着ノズル21に負圧を供給してから吸着ノズル21内の圧力が閾値以下になるまでの時間が必ずしも安定しない等が挙げられる。
さらに、ステップS103では、演算処理部110は、実装処理において実行される各実装ターンの吸着動作および実装動作に要する時間(すなわち、吸着時間、実装時間)を時間取得部114により計測する。かかる計測によって、第1ヘッドユニット2Aによる実装ターンA2の吸着動作がシミュレーション結果よりも遅く完了したことや、第1ヘッドユニット2Aによる実装ターンA3の吸着動作がシミュレーション結果よりも早く完了したことや、基板Sに実装対象の全ての部品が実装完了されるまでに要した時間等が把握される。
ステップS104では、実装を完了した基板Sの枚数が生産終了枚数に到達したか否かが判断され、生産終了枚数に到達している場合(ステップS104で「YES」の場合)には図4のフローチャートを終了する一方、生産終了枚数に到達していない場合(ステップS104で「NO」の場合)にはステップS105に進む。ステップS105では、ステップS103での時間取得部114の計測結果をサンプルとして採用するか否かを判断する。そして、ステップS103での実装処理の実行中にエラーが生じた場合は、ステップS105でその基板Sにおける計測データをサンプルとして採用しないと判断し(「NO」と判断し)、ステップS103へ戻る。一方、ステップS103での実装処理がエラーを生じることなく終了した場合は、ステップS105でサンプルとして採用すると判断し(「YES」と判断し)、ステップS106に進む。なお、ステップS105では例えば、複数の吸着ノズル21のうちいずれかの吸着ノズル21が部品の吸着を失敗したり、いずれかの吸着ノズル21に吸着された部品の姿勢を部品撮像部26で認識した結果が不適切であったりしたために、その吸着ノズル21が部品の吸着をリトライしたような場合に、エラーが生じたと判断される。
続いて、演算処理部110は、サンプルとして採用して基板Sの枚数を表すサンプル数をインクリメントし(ステップS106)、サンプル数が規定サンプル数(2以上の整数)に到達した否かを判断する(ステップS107)。サンプル数が規定サンプル数に到達していない場合(ステップS107で「NO」の場合)には、ステップS103へ戻る一方、サンプル数が規定サンプル数に到達した場合(ステップS107で「YES」の場合)には、ステップS108に進んで、演算処理部110は順序更新部116により図5に示すフローチャートを実行して、実装ターンの入れ換えを試行する。
ここでは、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンの順序を入れ換え試行の対象とする場合、すなわち第2ヘッドユニット2Bの実装ターンの順序は維持しつつ第1ヘッドユニット2Aの実装ターンの順序の入れ換えを試行する場合について説明する。かかる場合、図5のフローチャートは、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bの待機時間を短縮するように、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンの順序の入れ換えを試行することとなる。
順序更新部116は、ステップS201で時間取得部114の計測時間を読み込み、ステップS202で読み込み結果に基づき各実装ターンA1、B1、A2、B2、A3、B3、…の吸着時間(吸着動作に要した時間)および実装時間(実装動作に要した時間)をそれぞれ算出する(時間取得工程)。ここでは、各吸着時間および各実装時間は複数の基板Sについて求められているため、各吸着時間および各実装時間は複数の基板Sについての平均値として求められる。そして、互いに並行して実行される第2ヘッドユニット2Bの吸着動作および第1ヘッドユニット2Aの実装動作について吸着動作が完了してから実装動作が完了するまでの時間差T(第2ヘッドユニット2Bの待機時間に相当)を算出する(ステップS203)。例えば、図8の「実装処理実行結果」を用いて説明すると、並行して実行される実装ターンB2の吸着動作が完了してから実装ターンA2の実装動作が完了するまでの時間差Tは、時間Δ1と算出される。そして、順序更新部116は、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンA1、A2、A3、…のうち時間差Tが最大となるワーストターンを探索する(ステップS204)。ここでは、実装ターンA2がワーストターンとして探索されたとする。続くステップS205のでは、順序更新部116は図6に示すフローチャートを実行して、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンのうちからワーストターンとの入れ換え試行の対象となるものを決定する。
ステップS301では、入れ換え試行の対象となる実装ターンの候補として
・ワーストターンよりも吸着時間が短く、
・ワーストターンよりも吸着時間と実装時間の合計が短い
といった抽出条件を満たす第1ヘッドユニット2Aの実装ターンを抽出する。続くステップS302では、こうして抽出された実装ターンのうちから、順序制約を満たさない実装ターンを候補から除外する。ここで順序制約とは、例えば高さの低い部品から順に実装する等といった部品種類に応じて決められた実装順序を満たすために設けられる制約であり、ステップS302では、ワーストターンと順序を入れ換えると順序制約が満たされない実装ターンを候補から外す。
ステップS303では、候補となる実装ターンが存在するか否かが判断され、候補となる実装ターンが存在しない場合(ステップS303で「NO」の場合)は図6のフローチャートを終了する一方、候補となる実装ターンが存在する場合(ステップS303で「YES」の場合)はステップS304に進む。図8の「実装処理実行結果」の例では、実装ターンA3が抽出条件および順序制約の両方を満たすため候補として抽出される。こうして入れ換え試行の対象となる候補を抽出すると、順序更新部116は、ステップS304で入れ換えが未試行の候補を一つ選択し、ステップS305で選択した実装ターンとワーストターンとの順序の入れ換えを試行する(順序更新工程)。図8の「入れ換え結果」に示す例では、実装ターンA2、A3の順序が入れ換えられる。また、ステップS305において演算処理部110は、入れ換え結果の実装ターンの順序に基づき記憶部120のターン順序情報124を更新する。
続くステップS306では、順序更新部116は図7に示すフローチャートを実行して、入れ換え対象となった実装ターンA2、A3それぞれにおいて、第1ヘッドユニット2Aの複数の吸着ノズル21の吸着順序および実装順序を最適化する。まずステップS401では、入れ換え対象となった実装ターンの最初の吸着/装着位置を更新する。具体的には、第1ヘッドユニット2Aの2回目の実装ターンで最初に吸着を行う部品取出位置41および最初に実装を行う実装位置を実装ターンA3のそれぞれに更新するとともに、第1ヘッドユニット2Aの3回目の実装ターンで最初に吸着を行う部品取出位置41および最初に実装を行う実装位置を実装ターンA2のそれぞれに更新する。
ステップS402では、吸着順序および実装順序の最適化が有効か否かを判断する。つまり、入れ換え対象となる実装ターンにおいてこれらの順序を最適化して当該実装ターンに要する時間を短縮しても第2ヘッドユニット2Bが並行して実行する実装ターンがボトルネックとなる場合は、最適化は有効とは言えない。そこで、以下の各判断条件
・入れ換え対象の実装ターンの吸着動作に要する時間(吸着時間)>当該吸着動作と並行して実行される装着動作に要する時間(装着時間)
・入れ換え対象の実装ターンの装着動作に要する時間(装着時間)>当該装着動作と並行して実行される吸着動作に要する時間(吸着時間)
のいずれかが満足されるか否かを判断する。そして、判断条件のうち少なくとも1つを満足する実装ターンが対象となる実装ターンA2、A3のうちに無い場合(ステップS402で「NO」の場合)は、図7のフローチャートを終了する。一方、判断条件のうち少なくとも1つを満足する実装ターンが対象となる実装ターンA2、A3のうちに有る場合(ステップS402で「YES」の場合)は、ステップS403において当該実装ターンについて吸着ノズル21の吸着順序および実装順序を最適化してから、図7のフローチャートを終了する。なお、この際の最適化の具体的手法としては、従来から周知の手法を適宜用いることができる。この結果、記憶部120に記憶された更新されたターン順序情報124において、入れ換えられた実装ターンの最初の吸着/装着位置が更新され、さらに最適化した結果に基づいて、入れ換えられた実装ターンの各吸着ノズル21による吸着順序および実装順序の情報が更新される。
図6のフローチャートに戻って、順序更新部116は、実装ターンの入れ換えが実行されて更新されたターン順序情報124に基づいて部品実装機10が実装処理を行った際のサイクルタイムを算出し(ステップS307)、サイクルタイムが改善するか否かを判断する(ステップS308)。そして、サイクルタイムが改善する場合(ステップS308で「YES」の場合)は、ステップS310に進む一方、サイクルタイムが改善しない場合(ステップS308で「NO」の場合)は、ステップS309で試行した入れ換えを破棄してから、ステップS310に進む。そして、ステップS310では、ステップS301、302で抽出した全候補について入れ換えの試行が完了したか否かを判断し、入れ換えが未試行の候補が残っている場合(ステップS310で「NO」の場合)はステップS304に戻る一方、入れ換えが未試行の候補が残っていない場合(ステップS310で「YES」の場合)は図6のフローチャートを終了する。
図5に戻って、順序更新部116は、入れ換えの試行回数が所定回数に到達したか否かを判断し(ステップS206)、試行回数が所定回数に到達した場合(ステップS206で「YES」の場合)は、図5のフローチャートを終了する。一方、試行回数が所定回数に満たない場合(ステップS206で「NO」の場合)は、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンA1、A2、A3、…のうち入れ換えが未試行の実装ターンが存在するか否かを判断し(ステップS207)、入れ換えが未試行の実装ターンが存在する場合(ステップS207で「YES」の場合)はステップS203に戻る一方、入れ換えが未試行の実装ターンが存在しない場合(ステップS207で「NO」の場合)は図5のフローチャートを終了する。そして、図4に戻って順序更新部116によりサンプル数がゼロにリセットされる(ステップS109)と、ステップS102に戻る。そして、このステップS102において演算処理部110は、ステップS108の実行によりターン順序情報124が1回以上更新された場合は、最後に更新された後のターン順序情報124を記憶部120から読み込む。そして、続くステップS103(第2実装工程)では、ターン順序情報124が1回以上更新された場合は、最後に更新された後のターン順序情報124に基づいて、実装処理が新たな1枚の基板Sに対して実行される。
以上のように本実施形態では、第1ヘッドユニット2Aおよび第2ヘッドユニット2Bのそれぞれが、複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…をターン順序情報124が示す順序で実行する。実装ターンは、テープフィーダー4からの部品のピックアップを含む吸着動作(第1動作)および当該吸着動作でピックアップした部品の基板Sへの実装を含む実装動作(第2動作)で構成されており、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作の実行中は、他のヘッドユニット2B/2Aに吸着動作の実行を許可する一方で実装動作の実行を禁止する。特に、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を実行中に他のヘッドユニット2B/2Aが吸着動作を完了した場合には、当該他のヘッドユニット2B/2Aを待機させる。かかる構成において待機時間の発生を抑制するためには、並行して実行される実装動作が完了してから吸着動作が完了するまでの時間差(吸着動作を完了した他のヘッドユニット2B/2Aの待機時間に相当)を抑えることが有効となる。そこで、例えば、シミュレーションによって各ヘッドユニット2A、2Bが吸着動作および実装動作に要する時間を推定し、当該時間差が減少するように、各ヘッドユニット2A、2Bが複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…を実行する順番を調整することが考えられる。しかしながら、シミュレーションの精度には限界がある。そのため、ヘッドユニット2A、2Bの待機時間を効果的に抑えられるとは限らなかった。
これに対して、本実施形態では、各ヘッドユニット2A、2Bが複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…を実行した際に各実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…の吸着動作および実装動作のそれぞれに要した時間が取得される。そして、第1ヘッドユニット2Aの実装ターンA1、A2、A3、…の実行順序を当該取得結果に基づいて入れ換えることで、並行して実行される吸着動作および実装動作について当該吸着動作が完了してから当該実装動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。つまり、実際に複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…を実行した結果に基づいて吸着動作が完了してから実装動作が完了するまでの時間差の減少が図られる。そのため、ヘッドユニット2A、2Bの待機時間の発生を効果的に抑えて、サイクルタイムを改善することが可能となっている。
図8の例を用いて具体的に説明すると、「実装処理実行結果」では、第2ヘッドユニット2Bの2回目の実装ターン(実装ターンB2)における吸着動作の完了後、および第1ヘッドユニット2Aの3回目の実装ターン(実装ターンA3)における吸着動作の完了後に、それぞれ時間Δ1、Δ2の待機時間が生じている。これに対して「入れ換え結果」では、第2ヘッドユニット2Bの2回目の実装ターン(実装ターンB2)における吸着動作の完了後の待機時間は解消し、第1ヘッドユニット2Aの3回目の実装ターン(実装ターンA2)における吸着動作の完了後の待機時間は、時間Δ2から時間Δ3に短縮されている。
また、実装ターンA1、A2、A3、…の順序を入れ換えたターン順序情報124の候補を生成し(ステップS204、ステップS301〜S305)、当該候補が示す順序で各ヘッドユニット2A、2Bが複数の実装ターンA1、A2、A3、…、B1、B2、B3、…を実行することでサイクルタイムが改善することを演算により確認すると(ステップS307、S308)、ターン順序情報124における実装ターンの順序を当該候補が示す順序に入れ換える。かかる構成では、サイクルタイムが改善することを演算により確認した上で、ターン順序情報124における実装ターンの順序が入れ換えられる。そのため、サイクルタイムの改善を確実に図ることができる。
また、入れ換えの対象となった実装ターンの吸着動作において複数の部品を吸着する順序を最適化して吸着順序(ピックアップ順序)を更新している(ステップS403)。かかる構成は、実装ターンの順序の変更に応じて変更対象となった実装ターンの吸着動作で部品を吸着する順序を最適化しており、サイクルタイムの改善に資する。
また、入れ換えの対象となった実装ターンの実装動作において複数の部品を実装する順序を最適化して実装順序を更新している(ステップS403)。かかる構成は、実装ターンの順序の変更に応じて変更対象となった実装ターンの実装動作で部品を実装する順序を最適化しており、サイクルタイムの改善に資する。
また、時間取得部114は、複数の基板S毎に、当該複数の基板Sに対して実行された各実装ターンの吸着動作および実装動作のそれぞれに要した時間を取得し、順序更新部116は、時間取得部114のこの取得結果に基づき、ターン順序情報124における実装ターンの順序を入れ換える。そして、実装制御部112は、複数の基板Sごとにターン順序情報124が順序更新部116により更新された場合には、後進されたターン順序情報124に基づいて各ヘッドユニット2A、2Bに実装処理を実行させる。かかる構成では、複数の基板Sに部品を実装した実績に基づいて実装ターンの入れ換えが実行される。そのため、ヘッドユニット2A、2Bの待機時間の発生を確実に抑えて、サイクルタイムを改善することができる。
換言すれば、実装処理が完了した基板Sの枚数をカウントし(ステップS106)、カウント値(サンプル数)が所定枚数(規定サンプル数)に到達すると実装ターンの入れ換えを実行する(ステップS108)。かかる構成では、所定枚数(2以上の整数)の基板Sに部品を実装した実績に基づいて実装ターンの入れ換えが実行される。そのため、ヘッドユニット2A、2Bの待機時間の発生を確実に抑えて、サイクルタイムを改善することができる。
この際、ステップS105、S106(カウント工程)では、ステップS103(第1実装工程)でエラーを生じずに実装処理が完了した基板Sの枚数をカウントし、ステップS103(第1実装工程)の実装処理の実行中にエラーが生じた基板Sはカウントしていない(ステップS105、S106)。かかる構成は、吸着動作および実装動作に要した時間の取得結果からエラーによる影響を排除しつつ実装ターンの入れ換えを適切に実行することができ、好適である。
また、本実施形態の部品実装装置1では、テープフィーダー4の部品に吸着ノズル21を接触させた状態で吸着ノズル21に負圧を供給し、吸着ノズル21の圧力が所定の負圧以下となったことを圧力センサー23により確認してから吸着ノズル21を上昇させることで部品のピックアップを行っていた。かかる部品実装装置1に対しては、本発明を適用することが特に好適である。なぜなら、吸着ノズル21に負圧の供給を開始してから吸着ノズル21内の圧力が所定の負圧以下になるまでの時間は、例えば吸着ノズル21の製造精度等に起因して安定しない場合があり、このことが吸着動作に要する時間に影響するおそれがある。これに対して本発明によれば、実際に複数の実装ターンを実行した際に吸着動作に要した時間を取得した結果に基づいてターン順序情報124における実装ターンの順序を入れ換える。そのため、サイクルタイムの改善を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、吸着動作から個別吸着への移行および個別吸着から吸着動作への移行のために行うヘッドユニット2A、2Bの移動を実装動作に含めていた。しかしながら、当該移動の一部あるいは全部を吸着動作に含めて取り扱っても構わない。
また、上記実施形態では、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を行っている間は、他のヘッドユニット2B/2Aの実装動作を常に制限していた。しかしながら、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を行う領域と、他のヘッドユニット2B/2Aが実装動作を行う領域とが重複しない場合は、一のヘッドユニット2A/2Bが実装動作を行っている間であっても、他のヘッドユニット2B/2Aの実装動作の禁止を解除しても構わない。
また、上記実施形態では、2個のヘッドユニット2A、2Bを具備する部品実装機10を例示して説明を行った。しかしながら、部品実装機10が具備するヘッドユニットの個数は2個に限られない。
また、図4〜図7に示したフローチャートのステップの順序を入れ換えたり、一部のステップを省略したりといった変更も適宜可能である。そこで、例えば吸着順序および装着順序の最適化を実行するステップS306を省略しても構わない。
1…部品実装装置
10…部品実装機
100…データ作成装置
110…演算処理部
112…実装制御部
114…時間取得部
116…順序更新部
120…記憶部
122…プログラム
124…ターン順序情報
21…吸着ノズル
2A…第1ヘッドユニット
2B…第2ヘッドユニット
4…テープフィーダー
41…部品取出位置
8…制御ユニット
S…基板

Claims (9)

  1. 部品供給部からの部品のピックアップを含む第1動作および前記第1動作でピックアップした前記部品の基板への実装を含む第2動作を有する実装ターンを複数のヘッドユニットのそれぞれが実行する部品実装方法において、
    複数の前記実装ターンを実行する順序を前記各ヘッドユニットについて規定するターン順序情報に従って前記各ヘッドユニットが前記複数の実装ターンを実行する第1実装工程と、
    前記第1実装工程を実行した際に前記各実装ターンの前記第1動作および前記第2動作のそれぞれに要した時間を取得する時間取得工程と、
    少なくとも1個の前記ヘッドユニットの前記実装ターンの実行順序を前記時間取得工程での取得結果に基づき入れ換えて前記実装ターン順序情報を更新する順序更新工程と、
    更新された前記ターン順序情報に規定された順序で前記各ヘッドユニットが前記複数の実装ターンを実行する第2実装工程と
    を備え、
    前記第1実装工程および前記第2実装工程では、一のヘッドユニットが前記第2動作の実行中は他のヘッドユニットに前記第1動作の実行を許可する一方で前記第2動作の実行を禁止し、一のヘッドユニットが前記第2動作を実行中に他のヘッドユニットが前記第1動作を完了した場合には当該他のヘッドユニットに前記第2動作の実行を待機させ、
    前記順序更新工程では、並行して実行される前記第1動作および前記第2動作について前記第1動作が完了してから前記第2動作が完了するまでの時間差が減少するように前記ターン順序情報における前記実装ターンの順序を入れ換えることを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記順序更新工程では、前記実装ターンの順序を入れ換えた前記ターン順序情報の候補を生成し、前記候補が示す順序で前記各ヘッドユニットが前記複数の実装ターンを実行することでサイクルタイムが改善することを演算により確認すると、前記ターン順序情報における前記実装ターンの順序を前記候補が示す順序に入れ換える請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 前記実装ターンの前記第1動作において前記ヘッドユニットが複数の前記部品を前記部品供給部からピックアップする請求項1または2に記載の部品実装方法において、
    前記第1実装工程では、前記実装ターンの前記第1動作において複数の前記部品をピックアップする順序を規定するピックアップ順序に従って前記各ヘッドユニットが前記部品をピックアップし、
    前記順序更新工程で入れ換えの対象となった前記実装ターンの前記第1動作において複数の前記部品をピックアップする順序を最適化して前記ピックアップ順序を更新し、
    前記第2実装工程では、更新された前記ピックアップ順序に規定された順序で前記各ヘッドユニットが前記部品をピックアップする部品実装方法。
  4. 前記実装ターンの前記第2動作において前記ヘッドユニットが複数の前記部品を前記基板に実装する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の部品実装方法において、
    前記第1実装工程では、前記実装ターンの前記第2動作において複数の前記部品を実装する順序を規定する実装順序に従って前記各ヘッドユニットが前記部品を実装し、
    前記順序更新工程で入れ換えの対象となった前記実装ターンの前記第2動作において複数の前記部品を実装する順序を最適化して前記実装順序を更新し、
    前記第2実装工程では、更新された前記実装順序に規定された順序で前記各ヘッドユニットが前記部品を実装する部品実装方法。
  5. 前記第1実装工程が完了した前記基板の枚数をカウントするカウント工程をさらに備え、
    前記カウント工程でカウントされたカウント値が所定値になると前記順序更新工程を実行する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の部品実装方法。
  6. 複数のヘッドユニットと、部品を供給する部品供給部とを備え、前記部品供給部からの前記部品のピックアップを含む第1動作および前記第1動作でピックアップした前記部品の基板への実装を含む第2動作を有する実装ターンを前記各ヘッドユニットが実行する部品実装装置において、
    複数の前記実装ターンを実行する順序を前記各ヘッドユニットについて規定するターン順序情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記ターン順序情報に規定された順序で前記複数の実装ターンを実行する実装処理を前記各ヘッドユニットに実行させる実装制御部と、
    前記実装処理を実行した際に前記各実装ターンの前記第1動作および前記第2動作のそれぞれに要した時間を取得する時間取得部と、
    少なくとも1個の前記ヘッドユニットの前記実装ターンの実行順序を前記時間取得部の取得結果に基づき入れ換えて前記実装ターン順序情報を更新する順序更新部と
    を備え、
    前記順序更新部は、並行して実行される前記第1動作および前記第2動作について前記第1動作が完了してから前記第2動作が完了するまでの時間差が減少するように前記ターン順序情報における前記実装ターンの順序を入れ換え、
    前記実装制御部は、一のヘッドユニットが前記第2動作の実行中は他のヘッドユニットに前記第1動作の実行を許可する一方で前記第2動作の実行を禁止し、一のヘッドユニットが前記第2動作を実行中に他のヘッドユニットが前記第1動作を完了した場合には当該他のヘッドユニットに前記第2動作の実行を待機させ、
    前記実装制御部は、前記実装ターン順序情報が前記順序更新部により更新された場合には、更新された前記実装ターン順序情報に基づいて前記実装処理を前記各ヘッドユニットに実行させることを特徴とする部品実装装置。
  7. 前記時間取得部は、複数の基板毎に、当該複数の基板に対して実行された前記各実装ターンの前記第1動作および前記第2動作のそれぞれに要した時間を取得し、
    前記順序更新部は、前記複数の基板に対して実行された前記各実装ターンの前記第1動作および前記第2動作のそれぞれに要した時間を前記時間取得部が取得した結果に基づき、前記ターン順序情報における前記実装ターンの順序を入れ換え、
    前記実装制御部は、前記複数の基板毎に前記実装ターン順序情報が前記順序更新部により更新された場合には、更新された前記実装ターン順序情報に基づいて前記各ヘッドユニットに前記実装処理を実行させる請求項6に記載の部品実装装置。
  8. 前記順序更新部は、前記実装ターンの順序を入れ換えた前記ターン順序情報の候補を生成し、前記候補が示す順序で前記各ヘッドユニットが前記複数の実装ターンを実行することでサイクルタイムが改善することを演算により確認すると、前記ターン順序情報における前記実装ターンの順序を前記候補が示す順序に入れ換えて、前記記憶部に記憶される前記ターン順序情報を更新する請求項6または7に記載の部品実装装置。
  9. 前記各ヘッドユニットは、前記部品を吸着する吸着ノズルと、前記吸着ノズル内の圧力を検出する圧力センサーとを有し、前記部品供給部の前記部品に前記吸着ノズルを接触させた状態で前記吸着ノズルへ負圧の供給が開始されて前記吸着ノズル内の圧力が所定の負圧以下となったことを前記圧力センサーにより確認してから前記吸着ノズルを上昇させることで前記部品のピックアップを行う請求項6ないし8のいずれか一項に記載の部品実装装置。
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