JP2002171092A - 電子部品実装方法 - Google Patents
電子部品実装方法Info
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- JP2002171092A JP2002171092A JP2000366684A JP2000366684A JP2002171092A JP 2002171092 A JP2002171092 A JP 2002171092A JP 2000366684 A JP2000366684 A JP 2000366684A JP 2000366684 A JP2000366684 A JP 2000366684A JP 2002171092 A JP2002171092 A JP 2002171092A
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Abstract
上の基板に対して効率よく電子部品の実装を行うことが
できる電子部品実装方法を提供すること。 【解決手段】 複数の移載ヘッドにより電子部品をピッ
クアップし同一実装ステージ内の基板に搭載する電子部
品実装方法において、排他動作工程を含む一連の工程よ
り成る作業動作を2つの移載ヘッド8A,8Bによって
並列実行する並列作業動作において、先行ヘッドが作業
開始から排他動作工程を完了するまでに要する作業時間
T1と、後続ヘッドが作業開始から排他動作工程の直前
の工程を完了するまでに要する作業時間T2とを予め計
算によって求めておき、作業動作を実行する際には、先
行ヘッド作業開始タイミングt1から(T1−T2)の
時間が経過したタイミングt2に後続ヘッドの作業動作
を開始する。これにより、無駄な待機時間を排除して実
装タクトタイムを短縮することができる。
Description
品をピックアップし基板へ実装する電子部品実装方法に
関するものである。
装置では、供給部に収納された電子部品を吸着ノズルを
備えた移載ヘッドによってピックアップし、基板上へ移
送して所定の実装点に搭載する。装置の種類によって
は、それぞれが独立して動作可能な複数の移載ヘッドを
備えたものが用いられるようになっている。この方式で
は、複数の移載ヘッドによって同時並行的に実装動作が
行えるため、実装効率の向上が実現される。
うな複数の移載ヘッドを備えた実装装置にあっても、そ
れぞれの移載ヘッドが全く相互の関連なく自由に実装動
作を行えるわけではなく、種々の制約条件が存在する。
例えば、実装対象の基板上に移載ヘッドが移動する際に
は移載ヘッド相互の干渉を防止するため、同一タイミン
グにおいては1つの移載ヘッドのみのアクセスが許容さ
れ、他の移載ヘッドは所定の位置で待機する必要があ
る。
品は基板への搭載に先だって移載ヘッドに保持された状
態でカメラによって認識される。この認識動作のため移
載ヘッドはカメラの上方に移動するが、カメラが各移載
ヘッドごとに配置されている場合でも認識手段は各カメ
ラ共通となっている場合が多く、このような場合には複
数の移載ヘッドによって同時に部品認識を行うことはで
きない。
子部品実装装置では、複数の移載ヘッドの同時動作が許
容されない排他動作が存在する。このため、従来の電子
部品実装装置では、このような排他動作工程を含む一連
の工程を複数の移載ヘッドによって実行する際には、各
移載ヘッドごとにこの一連の工程全てを完了させるよう
にしていた。すなわち先行する移載ヘッドの作業動作が
全て完了した後に後続する移載ヘッドによる作業動作を
開始することとしていた。このため、排他動作工程を含
む作業動作においては移載ヘッドの待機による無駄時間
が発生し、実装タクトタイムを遅延させる結果となって
いる。
て同一実装ステージ上の基板に対して効率よく電子部品
の実装を行うことができる電子部品実装方法を提供する
ことを目的とする。
実装方法は、電子部品を供給する複数の供給部から前記
各供給部に対応して設けられた複数の移載ヘッドにより
電子部品をピックアップし同一実装ステージ内の基板に
搭載する電子部品実装方法であって、複数の移載ヘッド
によって同時に実行することが許容されない排他動作工
程を含む一連の工程より成る作業動作を、前記一連の工
程のうち幾つかの工程を部分的に重ね合わせて複数の移
載ヘッドによって並列実行する並列作業動作において、
先行して作業動作を行う先行ヘッドが前記作業動作の作
業開始から前記排他動作工程を完了するまでに要する先
行ヘッド作業時間(T1)と、後続して作業動作を行う
後続ヘッドが前記一連の工程のうち作業開始から前記排
他動作工程の直前の工程を完了するまでに要する後続ヘ
ッド部分作業時間(T2)とを予め計算によって求めて
おき、当該先行ヘッドおよび後続ヘッドによって作業動
作を実行する際には、計時手段によって計時された前記
先行ヘッドによる作業開始タイミングからの経過時間
と、前記先行ヘッド作業時間(T1)および後続ヘッド
部分作業時間(T2)とに基づいて、当該後続ヘッドに
よる作業動作開始タイミングを決定するようにした。
先行ヘッドによって作業開始から排他動作工程完了まで
に要する先行ヘッド作業時間(T1)と、後続して作業
動作を行う後続ヘッドによって作業開始から排他動作工
程の直前の工程完了までに要する後続ヘッド部分作業時
間(T2)とを予め計算によって求めておき、当該移載
ヘッドによって作業動作を実行する際には、計時手段に
よって計時された先行ヘッドによる作業動作開始タイミ
ングからの経過時間と、先行ヘッド作業時間(T1)お
よび後続ヘッド部分作業時間(T2)とに基づいて、当
該後続ヘッドによる作業動作開始タイミングを決定する
ことにより、移載ヘッドの無駄な待機時間を排除して実
装タクトタイムを短縮することができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図、図
3、図4、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装
装置の実装動作のタイミングチャート、図6、図7は本
発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装動作の動
作説明図である。
造について説明する。図1において基台1の中央にはX
方向に搬送路2が配設されている。搬送路2は基板3を
搬送し電子部品の実装位置に位置決めする。搬送路2の
両側方には、複数の電子部品の供給部(第1の供給部4
Aおよび第2の供給部4B)が配置されており、それぞ
れの供給部4A,4Bには多数のテープフィーダ5が並
設されている。テープフィーダ5はテープに保持された
電子部品を収納し、このテープをピッチ送りすることに
より電子部品を供給する。
A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A,6B上
には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。
Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル
7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動す
ることにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動す
る。Y軸テーブル6AおよびX軸テーブル7Aは第1の
XYテーブル9Aを構成し、Y軸テーブル6BおよびX
軸テーブル7Bは第2のXYテーブル9Bを構成する。
第1のXYテーブル9A、第2のXYテーブル9Bには
それぞれ第1の移載ヘッド8A、第2の移載ヘッド8B
が装着されている。
より第1の移載ヘッド8Aは水平移動し、第1の供給部
4Aから電子部品を図示しない吸着ノズルによってピッ
クアップし、搬送路2に位置決めされた基板3上に実装
する。同様に、第2のXYテーブル9Bを駆動すること
により、第2の移載ヘッド8Bは第2の供給部4Bから
電子部品をピックアップして基板3上に実装する。
搬送路2に至る経路には、それぞれ第1のカメラ10
A、第2のカメラ10Bが配設されている。これらの第
1のカメラ10A、第2のカメラ10Bは、それぞれ第
1の移載ヘッド8A、第2の移載ヘッド8Bに固有の撮
像手段であり、それぞれの移載ヘッドに保持された状態
の電子部品を下方から撮像する。
御系の構成を説明する。図2において、制御部20はC
PUであり、電子部品実装装置全体の動作を制御する。
プログラム記憶部21は、実装動作などの各種動作に必
要なプログラムを記憶する。実装データ記憶部22は、
基板3に実装される電子部品の種類や実装順序、実装座
標などの実装データを記憶する。機構制御部23は、搬
送路2のコンベアや、第1のXYテーブル9A、第2の
XYテーブル9B、第1の移載ヘッド8A、第2の移載
ヘッド8Bの駆動制御を行う。
第2のカメラ10Bに共通の画像認識手段となってお
り、これらのカメラ10A,10Bによって取り込まれ
た画像データに基づいて、第1の移載ヘッド8A、第2
の移載ヘッド8Bに保持された状態の電子部品の位置を
認識する。認識処理部24は、同時に2つのカメラから
の画像データを取り込んで処理することができず、タイ
ムシェアリングによって第1のカメラ10A、第2のカ
メラ10Bからの画像データを処理するようになってい
る。
に対応した専用の画像メモリ(第1の画像メモリ11
A、第2の画像メモリ11B)を備えており、第1のカ
メラ10A、第2のカメラ10Bからタイムシェアリン
グによって順次取り込まれた画像は、それぞれ第1の画
像メモリ11A、第2の画像メモリ11Bに一旦記憶さ
れる。そして、一方の画像メモリから読み出された画像
の認識処理を終えた後に、他方の画像メモリから画像を
読み出し認識処理を行う。
が関連し同一タイミングで並行した動作を行うことが許
容されない排他動作を含む特定の実装動作における各作
業工程の所要時間を各移載ヘッドについて演算する。計
時部26は前記排他動作を含む実装動作シーケンスにお
ける特定タイミングからの経過時間を計時し、所定時間
が経過したタイミングにて動作シーケンス上の動作開始
タイミングとして出力する。
れており、以下実装動作について図3〜図7を参照して
説明する。まず図3のタイミングチャートを参照して、
電子部品実装動作の概略動作ステップについて説明す
る。このタイミングチャートは、第1および第2の移載
ヘッド8A,8Bがそれぞれ対応する供給部4A,4B
と基板3との間を1往復する動作(1実装ターン)の中
での各ステップの順序およびタイミングを示したもので
ある。
4Aに移動させ、複数(本実施の形態では3本)の吸着
ノズルのそれぞれに電子部品を吸着してピックアップす
る(STA1)。このときピックアップされる3個の電
子部品の種類は、実装データ記憶部22に記憶された実
装データに基づいて決定される。すなわち所定の実装順
序にしたがって所定の電子部品が実装されるように各電
子部品をピックアップする吸着ノズルが特定される。
第1の移載ヘッド8Aは、第1のカメラ10A上を水平
移動する。この移動時に、各吸着ノズルに吸着保持され
た電子部品の画像が第1のカメラ10Aによって撮像さ
れ、第1の画像メモリ11Aに取り込まれる(STB
1)。そして取り込まれた画像データは認識処理部24
に送られ、ここで認識処理が行われる(STC1)。
位置認識が行われる。ここで1番目の部品とは、同一ピ
ックアップ動作によってピックアップされた3個の電子
部品のうち、実装データ上での実装順序が最も早い電子
部品である。そして第1番目の部品の位置認識が終了し
たならば、同様に実装順序が早い順に、他の電子部品に
ついて順次位置認識を行う。
したならば、第1の移載ヘッド8Aは実装データに基づ
き部品実装動作を開始する(STD1)。このとき、既
に求められている位置認識結果から、必要な位置ずれ補
正量を算出し、移動時にこの位置ずれを補正した上で第
1番目の部品を基板3上に実装する。そしてこの部品実
装動作中に、認識処理部24では後続の電子部品の位置
認識を行う。以下同様に位置認識が終了した電子部品に
ついて順次実装動作を行う。そして第3番目の部品の位
置認識後に当該部品の実装を行い、当該実装ターンにお
ける全電子部品の実装を終了する。
と平行して、第2の移載ヘッド8Bによる実装動作が以
下のように行われる。第2の移載ヘッド8Bを第2の供
給部4Bに移動させ、3本の吸着ノズルのそれぞれに電
子部品を吸着してピックアップし(STA2)、第2の
移載ヘッド8Bを第2のカメラ10B上に移動させ、待
機させる。この部品ピックアップ動作は、第1の移載ヘ
ッド8Aに保持された電子部品が第1のカメラ10Aに
よって撮像され、認識処理部24の第1の画像メモリ1
1Aへの取り込みが完了するまでに行われる。
された画像データの取り込みが終了したならば、認識処
理部24は直ちに第2の移載ヘッド8Bに保持された電
子部品を第2のカメラ10Bによって撮像し、画像デー
タを第2の画像メモリ11Bに取り込む(STB2)。
よる画像取り込み動作について、図4、図6を参照して
説明する。図4はカメラ10A,10B上を第1の移載
ヘッド8A、第2の移載ヘッド8Bがそれぞれスキャン
する際の移動経路上の各点を通過するのに要する時間を
示している。図6に示すように、第1の移載ヘッド8A
は第1の供給部4A上の点A1で電子部品をピックアッ
プした後、第1のカメラ10Aによる撮像のためのスキ
ャン開始点A2まで移動し(認識移動工程)、スキャン
を実行した後スキャン終了点A3に到達する(スキャン
工程)。また同様に、第2の移載ヘッド8Bは第2の供
給部4B上の点B1で電子部品をピックアップした後、
第2のカメラ10Bによる撮像のためのスキャン開始点
B2まで移動し、スキャンを実行した後スキャン終了点
B3に到達する。
つのカメラで同時並行的にスキャンを行うことが許容さ
れない排他動作を含んでおり、供給部にて電子部品をピ
ックアップした移載ヘッドが、スキャン開始点まで移動
する認識移動工程と、実際にスキャンを行うスキャン工
程より構成される。すなわち画像取り込み動作は、排他
動作であるスキャン工程を含む一連の工程である。この
ような排他動作を含む作業動作を効率的に行うため、本
実施の形態では以下に示すような方法を用いている。
ヘッド8Aが、点A1から移動を開始してスキャン開始
点A2まで到達した後、スキャンを開始して完了するま
での時間(認識移動工程とスキャン工程より成る作業動
作の作業開始からスキャン工程を完了するまでに要する
先行ヘッド作業時間(T1))と、後続して作業動作を
行う第2の移載ヘッド8Bが点B1から移動を開始して
スキャン開始点B2への移動を完了するまでの時間(作
業開始からスキャン工程の直前工程完了までに要する後
続ヘッド部分作業時間(T2))を、予め計算によって
求めておく。
2,B2、スキャン終了点A3,B3は固定であり、ま
た移載ヘッド移動速度パターン、スキャン速度などのデ
ータは既知であることから、各供給部4A,4B上の点
A1,B1が指定されることにより、すなわち電子部品
をピックアップすべきテープフィーダ5が指定されるこ
とにより上記T1,T2が求められる。
ド8Aによる作業開始タイミングt1からの経過時間を
計時部26によって計時し、タイミングt1から(T1
−T2)の時間が経過したタイミングt2で、後続ヘッ
ドである第2の移載ヘッド8Bによる作業、すなわち点
B1から第2の移載ヘッド8Bが認識のために移動する
認識移動工程を開始する。
キャン終了のタイミング(第1の移載ヘッド8Aがスキ
ャン終了点A3に到達するタイミング)と、第2のカメ
ラ10Bによるスキャン開始のタイミング(第2の移載
ヘッド8Bがスキャン開始点B2に到達するタイミン
グ)を一致させることができ、共通の画像認識手段を2
つのカメラによって無駄時間を生じることなく効率的に
活用することができる。
よび後続ヘッドによって作業動作を実行する際に、計時
手段によって計時された先行ヘッドによる作業開始タイ
ミングからの経過時間と、先行ヘッド作業時間(T1)
および後続ヘッド部分作業時間(T2)とに基づいて、
後続ヘッドによる作業動作開始タイミングを決定する形
態となっている。
ラ10Aによって取り込まれた画像データの認識処理
(STC1)が終わったならば、第2の画像メモリ11
Bに取り込まれた画像データは直ちに認識処理される
(STC2)。この場合にも、同様に実装順序に従って
第1番目の部品から位置認識が行われ、その後他の電子
部品について順次位置認識が行われる。
したタイミング以降、当該部品の基板への実装が可能と
なる。しかしここでは、複数の移載ヘッド8A,8Bが
同一の実装ステージ上で同一タイミングで動作すること
がないよう、移載ヘッド8A,8Bの動作シーケンスプ
ログラム上で排他条件が設定されている。すなわち第1
の移載ヘッド8Aによる基板3への部品実装動作の完了
するタイミングまで、第2の移載ヘッド8Bは実装ステ
ージ内に進入することなく待機し、第1の移載ヘッド8
Aによる基板3への部品実装動作(STD1)の完了後
に、第2の移載ヘッド8Bによる部品実装動作が行われ
る(STD2)。これにより、同一実装ステージ上での
第1の移載ヘッド8Aと第2の移載ヘッド8Bとの位置
的な干渉をさけることができる。
ヘッド8Bによる部品実装動作について、図5、図7を
参照して説明する。図5は、第1の移載ヘッド8A、第
2の移載ヘッド8Bがそれぞれ基板3への部品搭載動作
を行う際の移動経路上の各点を通過して当該作業を行う
のに要する時間を示している。図7に示すように、第1
の移載ヘッド8Aは第1のカメラ10Aによる撮像を終
えた後、第1の供給部4A側の待機点A3(スキャン終
了点A3と同一点)から基板3上の実装開始点A4まで
移動する(実装移動工程)。なお、スキャン終了点から
更に基板3側へ近接した点を待機点として設定してもよ
い。
までの間、複数の実装点へ電子部品を搭載する。そして
搭載を終えた第1の移載ヘッド8Aは、基板3外の退出
点A6へ到達する。すなわち、第1の移載ヘッド8Aが
実装開始点A4から実装終了点A5を経由して退出点A
6に至るまでの工程は、第1の移載ヘッド8Aが基板3
を占有する基板占有工程である。すなわち部品実装動作
では、この基板占有工程が、排他動作工程となる。
メラ10Bによる撮像を終えた後、第2の供給部4B側
の待機点B3から基板3上の実装開始点B4まで移動す
る。そしてこの後実装終了点B5まで移動するまでの
間、複数の実装点へ電子部品を搭載し、搭載を終えた第
2の移載ヘッド8Bは、基板3外の退出点B6へ到達す
る。
4,B4、退出点A6,B6は、それぞれ第1の移載ヘ
ッド8A、第2の移載ヘッド8Bが基板3上の占有を開
始する点、終了する点を示しており、排他動作の開始位
置、終了位置の意味合いを有している。すなわち、部品
実装動作においては、1つの移載ヘッドが実装動作後に
退出点に到達した後にのみ、他の移載ヘッドは実装開始
点に位置することが許容され、2つの移載ヘッドで同時
並行的に基板を占有することが許容されない排他動作を
含んでいる。
ヘッドが、実装開始点まで移動する実装移動工程と、そ
の後部品搭載動作後に基板3から退出するまでの基板占
有工程より構成され、排他動作である基板占有工程を含
む一連の工程である。このような排他動作を含む作業動
作を効率的に行うため、本実施の形態では前述の画像取
り込み動作において用いた方法と同様の方法を用いてい
る。
ヘッド8Aが、待機点A3から移動を開始した後、実装
開始点A4から実装終了点A5までの間で搭載動作を行
った後に退出点A6に到達するまでの時間(先行ヘッド
作業時間(T’1))と、後続して作業動作を行う第2
の移載ヘッド8Bが、待機点B3から移動を開始して実
装開始点B4に到達するまでに要する時間(後続ヘッド
部分作業時間(T’2))を、予め計算によって求めて
おく。
3,B3は各動作において共通の固定位置であるが、実
装開始点A4,B4、実装終了点A5,B5および退出
点A6,B6は、各実装ターン毎に異なる。もちろん、
実装開始点A4,B4、実装終了点A5,B5の間でど
の実装点に対してどのような経路で移載ヘッドが移動す
るかも、各実装ターン毎に異なる。したがって上記T’
1,T’2は、各実装ターン毎に計算によって求められ
る。
ド8Aによる作業開始タイミングt3からの経過時間を
計時部26によって計時し、タイミングt3から(T’
1−T’2)の時間が経過したタイミングt4で、後続
ヘッドである第2の移載ヘッド8Bによる作業、すなわ
ち待機点B3から第2の移載ヘッド8Bが実装動作のた
めに移動する実装移動工程を開始する。これにより、第
1の移載ヘッド8Aが基板3上を退出するタイミング
と、第2の移載ヘッド8Bが基板3上の実装開始点B4
に到達するタイミングを一致させることができ、共通の
実装ステージ上での2つの移載ヘッドによる部品実装動
作を無駄時間を生じることなく効率的に行うことができ
る。
る際に、計時手段によって計時された先行ヘッドによる
作業開始タイミングからの経過時間と、先行ヘッド作業
時間(T’1)および後続ヘッド部分作業時間(T’
2)とに基づいて、後続ヘッドによる作業動作開始タイ
ミングを決定する形態となっている。
時に実行することが許容されない排他動作工程を含む一
連の工程より成る作業動作を、複数の移載ヘッドによっ
て工程を部分的に重ね合わせて並列実行する並列動作に
おいて、先行して作業動作を行う先行ヘッドが一連の工
程の作業開始から排他動作工程を完了するまでに要する
先行ヘッド作業時間(T1)と、後続して作業動作を行
う後続ヘッドが一連の工程のうち作業開始から排他動作
工程の直前の工程を完了するまでに要する後続ヘッド部
分作業時間(T2)とを予め計算によって求めておき、
作業動作を実行する際には、計時手段によって計時され
た先行ヘッドによる作業開始タイミングからの経過時間
と、先行ヘッド作業時間(T1)および後続ヘッド部分
作業時間(T2)とに基づいて、後続ヘッドによる作業
動作開始タイミングを決定するものである。
無駄な待機時間を発生させることがなく、実装動作の効
率を向上させることができる。このとき、先行ヘッドの
作業開始タイミングを起点とした計時を行い、この計時
によって後続ヘッドの作業開始タイミングを決定するこ
とにより、排他条件など複雑な条件によって制約された
作業動作を複数の移載ヘッドで行う実装動作のシーケン
スプログラムを簡略化することができる。
のスキャン動作や、各実装ターン毎に異なる位置から取
り出した部品を異なる位置まで移送搭載する部品実装動
作のように、動作時間が個別にばらつく作業動作を複数
の移載ヘッドで並列的に実行する錯綜した動作を対象と
した場合にあっても、極力無駄時間を排除しかつ常に排
他条件を満たしたプログラミングを容易に作成すること
ができる。
う先行ヘッドによって作業開始から排他動作工程完了ま
でに要する先行ヘッド作業時間(T1)と、後続して作
業動作を行う後続ヘッドによって作業開始から排他動作
工程に先行する工程完了までに要する後続ヘッド部分作
業時間(T2)とを予め計算によって求めておき、当該
移載ヘッドによって作業動作を実行する際には、計時手
段によって計時された前記先行ヘッドによる作業動作開
始タイミングからの経過時間と、先行ヘッド作業時間
(T1)および後続ヘッド部分作業時間(T2)とに基
づいて、当該後続ヘッドによる作業動作開始タイミング
を決定することにより、移載ヘッドの無駄な待機時間を
排除して実装タクトタイムを短縮することができる。
面図
御系の構成を示すブロック図
装動作のタイミングチャート
装動作のタイミングチャート
装動作のタイミングチャート
装動作の動作説明図
装動作の動作説明図
Claims (1)
- 【請求項1】電子部品を供給する複数の供給部から前記
各供給部に対応して設けられた複数の移載ヘッドにより
電子部品をピックアップし同一実装ステージ内の基板に
搭載する電子部品実装方法であって、複数の移載ヘッド
によって同時に実行することが許容されない排他動作工
程を含む一連の工程より成る作業動作を、前記一連の工
程のうち幾つかの工程を部分的に重ね合わせて複数の移
載ヘッドによって並列実行する並列作業動作において、
先行して作業動作を行う先行ヘッドが前記作業動作の作
業開始から前記排他動作工程を完了するまでに要する先
行ヘッド作業時間(T1)と、後続して作業動作を行う
後続ヘッドが前記一連の工程のうち作業開始から前記排
他動作工程の直前の工程を完了するまでに要する後続ヘ
ッド部分作業時間(T2)とを予め計算によって求めて
おき、当該先行ヘッドおよび後続ヘッドによって作業動
作を実行する際には、計時手段によって計時された前記
先行ヘッドによる作業開始タイミングからの経過時間
と、前記先行ヘッド作業時間(T1)および後続ヘッド
部分作業時間(T2)とに基づいて、当該後続ヘッドに
よる作業動作開始タイミングを決定することを特徴とす
る電子部品実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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---|---|---|---|
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- 2000-12-01 JP JP2000366684A patent/JP2002171092A/ja active Pending
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