JP2015222202A - 粒子分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の粒子の混入を抑制し、高精度で粒子を分析することができる粒子分析装置を提供する。
【解決手段】粒子分析装置のフローセルの直下に、サンプル液を吸引する吸引ノズルと、前記フローセルの導入部内に配置されて吸引されたサンプル液をフローセル内に排出するサンプル液導入ノズルとが一体で形成されたサンプル液導入部材を、サンプル液導入方向に対して順方向及び逆方向に移動可能に配置すると共に、このサンプル液導入部材の移動量を規制する移動規制機構を設ける。
【選択図】図1

Description

本技術は、粒子分析装置に関する。より詳しくは、光学的手法等により細胞等の粒子を個別に分析する技術に関する。
従来、細胞、微生物及びリポソーム等の生体関連微小粒子の分析には、フローサイトメトリー(フローサイトメータ)を用いた光学的測定方法が利用されている。フローサイトメータは、フローセルやマイクロチップ等に形成された流路内を通流する微小粒子に光を照射し、個々の微小粒子から発せられた蛍光や散乱光を検出して分析する装置である。
従来のフローサイトメータは、例えば容器やチューブ等に保持されているサンプル液を、サンプルインジェクション機構やピペッタ等で吸引し、フローセルやマイクロチップの流路に注入する構成となっている(例えば。特許文献1,2参照。)。また、近年、フローサイトメータ等の粒子分析装置の全自動化が進められており、例えばそれぞれ異なるサンプルが保持されている複数のチューブやウェルから、自動でサンプリングを行うことが可能な装置も開発されている。
特開平8−313426号公報 特開2012−118046号公報
しかしながら、前述した従来のフローサイトメータは、フローセルのサンプルノズルとサンプルインジェクション機構とが送液チューブや配管等を介して連通された構成となっているため、その連結部に粒子が滞留しやすいという問題がある。特に、複数のサンプル容器やウェルから自動でサンプリングを行う装置は、光学系に影響を与えないようにサンプルインジェクション機構等が移動する構成となっているため、送液チューブ等の長さが更に長くなり、粒子の詰まりや滞留が発生しやすい。
送液チューブや配管に、粒子の詰まりや滞留が発生すると、それらの粒子がその後に吸引した他のサンプル液に混入し、検出精度が低下する。また、フローサイトメータでは、一般に、他の粒子の混入を防止するために、サンプリング毎に送液系の洗浄を行うが、送液チューブ等が長くなると、使用する洗浄液の量が増加し、また、洗浄に要する時間も長くなる。
そこで、本開示は、他の粒子の混入を抑制し、高精度で粒子を分析することができる粒子分析装置を提供することを主目的とする。
本開示に係る粒子分析装置は、分析対象の粒子を含むサンプル液及びシース液が導入される導入部と、前記サンプル液とシース液とで形成された層流が通流する検出部とを備えるフローセルと、前記フローセルの直下にサンプル液導入方向に対して順方向及び逆方向に移動可能に配置され、サンプル液を吸引する吸引ノズルと、前記フローセルの導入部内に配置されて吸引されたサンプル液を前記フローセル内に排出するサンプル液導入ノズルとが一体で形成されたサンプル液導入部材と、前記サンプル液導入部材の移動量を規制する移動規制機構とを有するものである。
前記移動規制機構は、例えば前記サンプル液導入ノズルの外面に設けられたリブ部である。
また、前記移動規制機構は、前記サンプル液導入部材の位置変化を検出する位置センサと、前記位置センサの検出結果に基づいて前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの移動を制御するサンプルステージ制御部を有する構成とすることもできる。
その場合、前記サンプルステージ制御部は、例えば、前記位置センサが前記サンプル液導入部材の上昇を検出した場合に、前記サンプルステージの上昇を停止させる。
また、前記サンプル液導入ノズルは、バネ材又は弾性材を介して前記フローセルの導入部に固定されていてもよい。
本開示の粒子分析装置は、前記吸引ノズルの外面に、ブロック部材を取り付けることができる。
その場合、前記ブロック部材の位置が、前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの上昇及び下降に応じて上下する構成にしてもよい。
また、前記ブロック部材の内部には、洗浄液が通流する流路が形成されており、前記吸引ノズルの外面に沿って上昇及び下降することにより、前記吸引ノズルの外面の洗浄を行うこともできる。
本開示によれば、他の粒子の混入が抑制されるため、高精度で粒子を分析することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の第1の実施形態の粒子分析装置の全体構成を示す模式図である。 図1に示す粒子分析装置10のフロー系の拡大図である。 図1に示すフローセルの内部を示す拡大断面図である。 本開示の第2の実施形態の粒子分析装置の全体構成を示す模式図である。 A及びBは吸引ノズルが長い場合の動作例を示す図である。 A〜Eは図4に示す粒子分析装置11の動作例を示す模式図である。 A〜Fは図4に示す粒子分析装置11の他の動作例を示す模式図である。 洗浄機能を有するブロック部材の構成を示す模式図である。
以下、本開示を実施するための形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す各実施形態に限定されるものではない。また、説明は、以下の順序で行う。

1.第1の実施形態
(一体形成されたサンプル液導入部材を備える粒子分析装置の例)
2.第2の実施形態
(吸引ノズルにブロック部材を取り付けた粒子分析装置の例)
<1.第1の実施の形態>
先ず、本開示の第1の実施形態に係る粒子分析装置について説明する。図1は本実施形態の粒子分析装置の全体構成を示す模式図である。図2は粒子分析装置10のフロー系の拡大図であり、図3はフローセル2の内部を示す拡大断面図である。
[装置の全体構成]
本実施形態の粒子分析装置1は、光学的手法等により流路を通流する粒子を分析するものであり、図1に示すように、フローセル2、サンプル液導入部材3、移動規制機構及びサンプルステージ5等を備えている。
[粒子について]
本実施形態の粒子分析装置1により分析される粒子には、細胞、微生物及びリボゾーム等の生体関連微小粒子、又はラテックス粒子、ゲル粒子及び工業用粒子等の合成粒子等が広く含まれる。
生体関連微小粒子には、各種細胞を構成する染色体、リボゾーム、ミトコンドリア、オルガネラ(細胞小器官)等が含まれる。また、細胞には、植物細胞、動物細胞及び血球系細胞等が含まれる。更に、微生物には、大腸菌等の細菌類、タバコモザイクウイルス等のウイルス類、イースト菌等の菌類等が含まれる。この生体関連微小粒子には、核酸や蛋白質、これらの複合体等の生体関連高分子も包含され得るものとする。
一方、工業用粒子としては、例えば有機高分子材料、無機材料又は金属材料等で形成されたものが挙げられる。有機高分子材料としては、ポリスチレン、スチレン・ジビニルベンゼン、ポリメチルメタクリレート等を使用することができる。また、無機材料としては、ガラス、シリカ及び磁性材料等を使用することができる。金属材料としては、例えば金コロイド及びアルミニウム等を使用することができる。なお、これら微小粒子の形状は、一般には球形であるが、非球形であってもよく、また大きさや質量等も特に限定されない。
[フローセル2]
図2及び図3に示すように、フローセル2は、分析対象の粒子を含むサンプル液10及びその周囲を囲むシース液が導入される導入部21と、サンプル液とシース液とで形成された層流が通流する検出部22とで構成されている。そして、検出部22に、レーザ光等の励起光が照射され、励起光が照射された粒子から発せられた散乱光や蛍光を検出することにより、粒子を分析する。
フローセル2の検出部22は、励起光に対して透過性を有し、自家蛍光が少なく、波長分散が小さく光学誤差が少ない材料で形成されていることが好ましく、一般にはガラスや石英等で形成されている。図3に示すように、フローセル2の内部には、液の漏出防止用としてOリング等パッキン24が取り付けられていてもよく、また、サンプル液導入部材3を固定するためのガイド25やバネ材23が設けられていてもよい。
[サンプル液導入部材3]
サンプル液導入部材3は、サンプル液10を吸引する吸引ノズル31と、吸引されたサンプル液10をフローセル2内に排出するサンプル液導入ノズル32とで構成されており、この吸引ノズル31とサンプル液導入ノズル32は一体で、直線状に形成されている。吸引ノズル31とサンプル液導入ノズル32を一体で形成することにより、連結部がなくなり、更に、直線状に形成することにより、吸引ノズル31先端からフローセル2までの距離が短くなり、屈曲部もなくなるため、粒子の滞留が発生しにくくなる。
サンプル液導入部材3は、フローセル2の直下に配置されており、サンプル液導入ノズル32が導入部21に挿入され、バネ材23により固定されている。このように、バネ材23で固定されることにより、サンプル液導入部材3は、サンプル液導入方向に対して順方向及び逆方向に移動可能になっている。なお、サンプル液導入部材3の固定は、バネ材23に限定されるものではなく、ゴム等の弾性材を使用してもよい。
[移動規制機構]
移動規制機構は、サンプル液導入部材3の移動量を規制するものであり、例えば、サンプル液導入ノズル32の外面に設けられたリブ部32a、位置検出センサ41及びサンプルステージ制御部51等で構成されている。例えば、リブ部32aは、サンプル液導入ノズル32の周方向に設けられており、このリブ部32aがフローセル2内に設けられた凸部に接触することで、サンプル液導入部材3の上昇が規制される。
また、位置検出センサ41は、例えば対向する位置に1対設けられ、この位置センサ41によりサンプル液導入ノズル32のリブ部32aの位置を検出し、サンプル液導入部材3の移動の有無を確認する。そして、位置検出センサ41の検出結果に基づいて、サンプル液10が保持された容器6が載置されるサンプルステージ5の移動を制御する。
具体的には、一対の位置検出センサ41により、サンプル液導入部材3の上昇の有無を検出する。そして、上昇が検出された場合は、サンプル液導入部材3の吸引ノズル31の先端が容器6に接触していると判断し、サンプルステージ制御部51によりサンプルステージ5の上昇を停止させる。
本実施形態の粒子分析装置1では、サンプルステージ5を上下左右に移動させることによりサンプリングを行うものであるため、基本的には、フローセル2やサンプル液導入部材3の位置は固定されている。このため、位置検出センサ41でサンプル液導入ノズル32の上昇が検出された場合は、サンプルステージ5が上昇しすぎたり、容器6に蓋がついたままになっているため、吸引ノズル31の先端が容器6に接触していると考えられる。
その場合、サンプル液導入ノズル32の先端が上方に移動し、フローセル2の導入部21や検出部22に接触して、光学系や検出精度に影響を与える可能性がある。また、吸引ノズル31が容器6に接触すると、容器6が破損したり、分析対象の粒子にダメージを与える可能性もある。
そこで、本実施形態の粒子分析装置1では、前述したリブ部32aにより所定位置以上にサンプル液導入部材3が上昇しないようにしたり、サンプルステージ制御部51によりサンプルステージ5を制御して、それ以上上昇しないようにする。このような移動規制機構を設けることにより、吸引ノズル31の容器6への接触の影響を最小限に抑えることができる。
[サンプルステージ5]
サンプルステージ5は、サンプル液10が保持された容器6が載置されるものであり、モータ52等により、X軸、Y軸、Z軸方向、即ち、上下左右に移動可能となっている。そして、このサンプルステージ5を上下左右に移動させることにより、複数のウェルやサンプルチューブから個別にサンプル液を採取し、分析を行う。
[動作]
次に、前述した粒子分析装置1の動作について説明する。本実施形態の粒子分析装置1を用いて、粒子を分析する場合は、先ず、サンプルステージ5にサンプル液10が保持された容器6を載置する。ここで用いられる容器6としては、例えば、基板に複数のウェルが形成されたウェルプレートや、ホルダに複数のサンプルチューブが保持されているもの等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
次に、X軸方向及びY軸方向についてサンプルステージ5の位置合わせを行った後、吸引ノズル31の先端にサンプル液10が接触するまでサンプルステージ5を上昇させて、最初に分析を行うサンプル液10を採取する。サンプル液10採取後、サンプルステージ5は、下降させる。また、採取したサンプル液10は、サンプル液導入ノズル32からフローセル2に導入され、シース液と合流して層流を形成した後、検出部22において粒子に励起光が照射され、分析される。
このとき、位置検出センサ41によりサンプル液導入部材3の位置をモニタし、サンプル液導入部材3の上昇が検出された場合は、サンプルステージ制御部51によりサンプルステージ5のモータ52を制御し、サンプルステージ5の上昇を停止させる。また、サンプル液導入部材3に設けられたリブ部32aにより、所定位置以上にサンプル液導入部材3が上昇しないように移動が規制される。
また、サンプル液導入部材3の上昇が検出された場合、サンプルステージ制御部51は、サンプルステージ5の上昇動作を停止させた後、更に、サンプルステージ5を下降させてもよい。このとき、サンプル液導入部材3は、圧縮されたバネ材23の復元力により、もとの位置に戻る。更に、本実施形態の粒子分析装置1は、サンプル液導入部材3の上昇が検出された場合や、サンプルステージ5が下降してもとの状態に戻った際に、警告音を発して、オペレータ等の作業者に知らせるようにすることもできる。
以上詳述したように、本実施形態の粒子分析装置は、吸引ノズルとサンプル液導入ノズルが一体で形成されており、連結部や屈曲部がないため、粒子の滞留が発生しにくい。また、サンプル液導入部材が直線状に形成され、フローセルの直下に配置されているため、送液距離が短くなり、短時間で洗浄することができ、また、使用する洗浄液の量も低減することができる。
サンプル液導入部材や容器をフローセルの直下に配置すると、サンプリングの際に、サンプル液導入部材と容器とが接触してこれらが破損する虞がある。これに対して、本実施形態の粒子分析装置は、サンプル液導入部材が上下方向に移動可能となっているため、容器との接触による影響を低減し、破損を防止することができる。この場合、サンプル液導入部材の上昇により、フローセルや光学系への影響が懸念されるが、本実施形態の粒子分析装置では、移動規制機構によりサンプル液導入部材の上昇量を規制しているため、フローセルや光学系への影響も抑制できる。
その結果、本実施形態の粒子分析装置は、他の粒子の混入が抑制され、高精度で粒子を分析することが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る粒子分析装置について説明する。図4は本実施形態の粒子分析装置の全体構成を示す模式図である。また、図5A,Bは吸引ノズルが長い場合の動作例を示す図であり、図6A〜E及び図7A〜Fは図4に示す粒子分析装置11の動作例を示す模式図である。更に、図8はブロック部材の他の構成を示す模式図である。なお、図4〜8においては、図1〜3に示す第1の実施形態の粒子分析装置の構成要素と同じものには、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[装置の全体構成]
図4に示すように、本実施形態の粒子分析装置11は、吸引ノズル31の外面にブロック部材7が取り付けられており、それ以外は、前述した第1の実施形態の粒子分析装置1と同様である。
[ブロック部材7]
例えば、図5A,Bに示すように、容器6に蓋6aがついたままになっていた場合、吸引ノズル31の長さが長いと、サンプルステージが上昇し、吸引ノズル31の先端と蓋6aとが接触しても、吸引ノズル31が曲がり、上昇しないことがある。この場合、位置検出センサ41では、吸引ノズル31と容器6(蓋6a)との接触を検知することができない。
そこで、本実施形態の粒子分析装置11では、吸引ノズル31の外面にブロック部材7が取り付け、曲がりや傾きを防止する。ここで、ブロック部材7は、例えばステンレス等の金属材料やポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone:PEEK)樹脂等の耐薬品性に優れた樹脂材料により形成することができ、更に、表面処理により耐薬品性を向上させた材料を使用することもできる。また、ブロック部材7の大きさや形状は、特に限定されず、吸引ノズル31の長さや太さ及びその他の部品の配置等に応じて、適宜設定することができる。
図6A〜Eに示すように、このブロック部材7は、容器6の上昇及び下降に対応して、その位置を変更することが好ましい。具体的には、図6A,Bに示すように、先ず、フローセル2近傍に位置しているブロック部材7を、所定位置まで下降させる。その後、図6Cに示すように、サンプルステージを動作させて容器6を上昇させる。このとき、ブロック部材7は停止させたままにし、位置は変更しない。そして、図6Dに示すように、容器6の蓋6aが吸引ノズル31の先端に接触すると、ブロック部材7の位置は変化せず、サンプル液導入部材(吸引ノズル31)のみが上昇して、位置検出センサ41でその移動が検出される。
なお、図6Eに示すように、正常動作時には、ブロック部材7は所定位置に停止していてもよいが、初期位置であるフローセル2の近傍まで上昇して待避してもよい。
また、図7A〜Fに示すように、ユーザが指定したサンプル容器16に合わせて、衝突(接触)が予想されるタイミングを設定して、ブロック部材7を上昇及び下降させることもできる。具体的には、図7A,Bに示すように、先ず、フローセル2近傍に位置しているブロック部材7を、所定位置まで下降させる。その後、図7C,Dに示すように、ブロック部材7は停止させたままで、サンプルステージを動作して容器16を上昇させる。
そして、図7Eに示すように、容器16が更に上昇すると、サンプル液導入部材(吸引ノズル31)と共に、ブロック部材7も上昇する。その結果、図7Fに示すように、位置検出センサ41によりサンプル液導入部材(吸引ノズル31)の移動が検出され、サンプルステージ5(容器6)及びブロック部材7の上昇が停止される。
更に、ブロック部材は、洗浄機能を有していてもよい。具体的には、図8に示すように、ブロック部材17の内部に流路17aを形成し、この流路17aに洗浄液を循環させつつ、ブロック部材17を吸引ノズル31の外面に沿って上昇及び下降する。これにより、吸引ノズル31の外面の洗浄を行うことが可能となる。
ここで、洗浄機能を有するブロック部材17の場合、吸引ノズル31を挿通する貫通孔17bに洗浄液が導入され洗浄を行うため、この貫通孔17bの直径を、吸引ノズル31の外径よりも若干大きくすることが好ましい。また、ブロック部材17は、前述した方法による外面洗浄の他に、フローセル2から洗浄液を流し、吸引ノズル31の先端から洗浄液を排出する逆流洗浄の際に、ブロック部材17が洗浄液を吸引して洗浄することもできる。これにより、内面及び外面の洗浄を短時間で実施することが可能となる。
本実施形態の粒子分析装置は、吸引ノズルにブロック部材が取り付けられているため、サンプル液導入部材(吸引ノズル)と容器の接触(衝突)を確実に検知することができる。また、このブロック部材に洗浄機能を持たせることで、吸引ノズルの外面の洗浄を行うことが可能となるため、別途洗浄設備を設ける必要がなく、装置を簡素化することもできる。
本実施形態の粒子分析装置における上記以外の構成及び効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
また、本開示は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
分析対象の粒子を含むサンプル液及びシース液が導入される導入部と、前記サンプル液とシース液とで形成された層流が通流する検出部とを備えるフローセルと、
前記フローセルの直下にサンプル液導入方向に対して順方向及び逆方向に移動可能に配置され、サンプル液を吸引する吸引ノズルと、前記フローセルの導入部内に配置されて吸引されたサンプル液を前記フローセル内に排出するサンプル液導入ノズルとが一体で形成されたサンプル液導入部材と、
前記サンプル液導入部材の移動量を規制する移動規制機構と、
を有する粒子分析装置。
(2)
前記移動規制機構は、前記サンプル液導入ノズルの外面に設けられたリブ部である(1)に記載の粒子分析装置。
(3)
前記移動規制機構は、前記サンプル液導入部材の位置変化を検出する位置センサと、前記位置センサの検出結果に基づいて前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの移動を制御するサンプルステージ制御部とを有する(1)又は(2)に記載の粒子分析装置。
(4)
前記サンプルステージ制御部は、前記位置センサが前記サンプル液導入部材の上昇を検出した場合に、前記サンプルステージの上昇を停止させる(3)に記載の粒子分析装置。
(5)
前記サンプル液導入ノズルは、バネ材又は弾性材を介して前記フローセルの導入部に固定されている(1)〜(4)のいずれかに記載の粒子分析装置。
(6)
前記吸引ノズルの外面には、ブロック部材が取り付けられている(1)〜(5)のいずれかに記載の粒子分析装置。
(7)
前記ブロック部材は、前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの上昇及び下降に応じてその位置が上下する(6)に記載の粒子分析装置。
(8)
前記ブロック部材の内部には、洗浄液が通流する流路が形成されており、前記吸引ノズルの外面に沿って上昇及び下降することにより、前記吸引ノズルの外面の洗浄を行う(6)又は(7)に記載の粒子分析装置。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
1、11 粒子分析装置
2 フローセル
3 サンプル液導入部材
4 移動規制機構
5 サンプルステージ
6 容器
7、17 ブロック部材
10 サンプル液
17a 流路
17b 貫通孔
21 導入部
22 検出部
23 バネ材
24 パッキン
25 ガイド
31 吸引ノズル
32 サンプル液導入ノズル
32a リブ部
41 位置検出センサ
51 サンプルステージ制御部
52 モータ
71 洗浄液流路

Claims (8)

  1. 分析対象の粒子を含むサンプル液及びシース液が導入される導入部と、前記サンプル液とシース液とで形成された層流が通流する検出部とを備えるフローセルと、
    前記フローセルの直下に、サンプル液導入方向に対して順方向及び逆方向に移動可能に配置され、サンプル液を吸引する吸引ノズルと、前記フローセルの導入部内に配置されて吸引されたサンプル液を前記フローセル内に排出するサンプル液導入ノズルとが一体で形成されたサンプル液導入部材と、
    前記サンプル液導入部材の移動量を規制する移動規制機構と、
    を有する粒子分析装置。
  2. 前記移動規制機構は、前記サンプル液導入ノズルの外面に設けられたリブ部である請求項1に記載の粒子分析装置。
  3. 前記移動規制機構は、前記サンプル液導入部材の位置変化を検出する位置センサと、前記位置センサの検出結果に基づいて前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの移動を制御するサンプルステージ制御部とを有する請求項1に記載の粒子分析装置。
  4. 前記サンプルステージ制御部は、前記位置センサが前記サンプル液導入部材の上昇を検出した場合に、前記サンプルステージの上昇を停止させる請求項3に記載の粒子分析装置。
  5. 前記サンプル液導入ノズルは、バネ材又は弾性材を介して前記フローセルの導入部に固定されている請求項1に記載の粒子分析装置。
  6. 前記吸引ノズルの外面には、ブロック部材が取り付けられている請求項1に記載の粒子分析装置。
  7. 前記ブロック部材は、前記サンプル液が保持された容器が載置されるサンプルステージの上昇及び下降に応じてその位置が上下する請求項6に記載の粒子分析装置。
  8. 前記ブロック部材の内部には、洗浄液が通流する流路が形成されており、前記吸引ノズルの外面に沿って上昇及び下降することにより、前記吸引ノズルの外面の洗浄を行う請求項6に記載の粒子分析装置。
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