JPH06194299A - フローセル装置 - Google Patents
フローセル装置Info
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- JPH06194299A JPH06194299A JP4344577A JP34457792A JPH06194299A JP H06194299 A JPH06194299 A JP H06194299A JP 4344577 A JP4344577 A JP 4344577A JP 34457792 A JP34457792 A JP 34457792A JP H06194299 A JPH06194299 A JP H06194299A
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- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims abstract description 38
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 37
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 description 32
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンプルを効率良くフローセルに供給するこ
とができる装置の提供。 【構成】 サンプルを供給するサンプルチューブ(2
0)と、シース液を供給するシース液チューブ(21)
と、供給されるサンプルとシース液によってシースフロ
ーを形成するフローセル(4)と、フローセル(4)を
通過した廃液が流される廃液チューブ(26)と、シー
ス液供給チューブに設けられシース液の送液を行なうシ
ース液送液機構(24)と、前記廃液チューブ(26)
に設けられ廃液の送液を行なう廃液送液機構(27)を
有する。シース液送液機構(24)と廃液送液機構(2
7)との流量差によってサンプルの流量が決定する。
とができる装置の提供。 【構成】 サンプルを供給するサンプルチューブ(2
0)と、シース液を供給するシース液チューブ(21)
と、供給されるサンプルとシース液によってシースフロ
ーを形成するフローセル(4)と、フローセル(4)を
通過した廃液が流される廃液チューブ(26)と、シー
ス液供給チューブに設けられシース液の送液を行なうシ
ース液送液機構(24)と、前記廃液チューブ(26)
に設けられ廃液の送液を行なう廃液送液機構(27)を
有する。シース液送液機構(24)と廃液送液機構(2
7)との流量差によってサンプルの流量が決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフローサイトメトリ等に
用いられるフローセル装置に関するものである。
用いられるフローセル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フローサイトメトリとは、高速で流れる
微粒子(例えば細胞や微生物など)を含むサンプルにレ
ーザ光などを照射し、発生する散乱光・蛍光による光電
信号を検出して微粒子の種類や性質を解明する技術であ
り、医療分野やバイオテクノロジー分野などで主に使用
されている。
微粒子(例えば細胞や微生物など)を含むサンプルにレ
ーザ光などを照射し、発生する散乱光・蛍光による光電
信号を検出して微粒子の種類や性質を解明する技術であ
り、医療分野やバイオテクノロジー分野などで主に使用
されている。
【0003】このフローサイトメトリに用いられる従来
の粒子測定装置では、フローセルの中央部の例えば20
0μm×200μm程度の微小な四角形断面を有する流
通部内を、シース液に包まれて通過する血球細胞などの
粒子に光ビームを照射し、その結果として生ずる散乱光
や蛍光を測光し、多数の粒子に関する測光データをヒス
トグラムやサイトグラムなどの統計的手法によって処理
して粒子の解析を行なっている。
の粒子測定装置では、フローセルの中央部の例えば20
0μm×200μm程度の微小な四角形断面を有する流
通部内を、シース液に包まれて通過する血球細胞などの
粒子に光ビームを照射し、その結果として生ずる散乱光
や蛍光を測光し、多数の粒子に関する測光データをヒス
トグラムやサイトグラムなどの統計的手法によって処理
して粒子の解析を行なっている。
【0004】図3は従来の装置構成を示す。サンプルS
aはサンプル容器1に蓄積され、又、生理食塩水等のシ
ース液Shはシース容器2に蓄積されている。両方の容
器の内部はそれぞれ気密にされ、図示しない加圧機構に
より加圧されている。そしてシースフロー原理によりフ
ローセルチャンバ3内でサンプルがシース液に包まれて
細い流れに収斂し、フローセル4の流通部を通過する。
このときサンプル中に含まれる粒子は分離されて1個ず
つ順次流れる。この通過する個々の粒子に対してレーザ
光源5から出射されたレーザ光が、シリンドリカルレン
ズ6a,6bによって集光照射され、これにより粒子か
らは散乱光及び蛍光が発生し、これらの光を測光するこ
とで測定データが得られる。図3ではレンズ7によって
前方散乱光を集光し検出器8で光強度を検出する構成が
示されている。
aはサンプル容器1に蓄積され、又、生理食塩水等のシ
ース液Shはシース容器2に蓄積されている。両方の容
器の内部はそれぞれ気密にされ、図示しない加圧機構に
より加圧されている。そしてシースフロー原理によりフ
ローセルチャンバ3内でサンプルがシース液に包まれて
細い流れに収斂し、フローセル4の流通部を通過する。
このときサンプル中に含まれる粒子は分離されて1個ず
つ順次流れる。この通過する個々の粒子に対してレーザ
光源5から出射されたレーザ光が、シリンドリカルレン
ズ6a,6bによって集光照射され、これにより粒子か
らは散乱光及び蛍光が発生し、これらの光を測光するこ
とで測定データが得られる。図3ではレンズ7によって
前方散乱光を集光し検出器8で光強度を検出する構成が
示されている。
【0005】図4は別の従来の装置構成を示す。サンプ
ル容器1内のサンプルSaはシリンジ9により吸引さ
れ、三方向バルブ10を経てサンプル溜11に一旦蓄積
される。次に、三方向バルブ10を切り替えて、シリン
ジ9によって蓄積サンプルを押し出してフローセルチャ
ンバ3に供給する。一方、シース液Shはシリンジ12
によりシース液容器2から三方向バルブ13を経て一旦
吸引された後にフローセルチャンバ3へと送られる。シ
ースフロー原理によってサンプルの細流が形成され、図
3と同様にして粒子の測定が行なわれる。
ル容器1内のサンプルSaはシリンジ9により吸引さ
れ、三方向バルブ10を経てサンプル溜11に一旦蓄積
される。次に、三方向バルブ10を切り替えて、シリン
ジ9によって蓄積サンプルを押し出してフローセルチャ
ンバ3に供給する。一方、シース液Shはシリンジ12
によりシース液容器2から三方向バルブ13を経て一旦
吸引された後にフローセルチャンバ3へと送られる。シ
ースフロー原理によってサンプルの細流が形成され、図
3と同様にして粒子の測定が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、図
3の従来例では、加圧のためのコンプレッサやレギュレ
ータなどが必要で、装置が大掛かりになってしまう。ま
た、サンプル容器1の内部を加圧するためサンプル容器
を気密に保持しなければならず、サンプル容器1の交換
が用意ではなく、自動的に多数の検体を測定するには不
向きである。
3の従来例では、加圧のためのコンプレッサやレギュレ
ータなどが必要で、装置が大掛かりになってしまう。ま
た、サンプル容器1の内部を加圧するためサンプル容器
を気密に保持しなければならず、サンプル容器1の交換
が用意ではなく、自動的に多数の検体を測定するには不
向きである。
【0007】又、図4の従来例では、サンプルSaは吸
引されて一旦サンプル溜11に蓄積されてからフローセ
ルチャンバ3に供給されるため、時間的に不利である。
更に、あるサンプルを流す時に前回のサンプルの残液が
混入してしまう、いわゆるコンタミネーションの可能性
も大きい。
引されて一旦サンプル溜11に蓄積されてからフローセ
ルチャンバ3に供給されるため、時間的に不利である。
更に、あるサンプルを流す時に前回のサンプルの残液が
混入してしまう、いわゆるコンタミネーションの可能性
も大きい。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、サンプルを効率良くフローセルに供給することがで
きる装置の提供を目的とする。
で、サンプルを効率良くフローセルに供給することがで
きる装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のフローセル装置は、サンプルを供給するサンプ供給
経路と、シース液を供給するシース液供給経路と、供給
されるサンプルとシース液によってシースフローを形成
するフローセルと、該フローセルを通過した廃液が流さ
れる廃液経路と、前記シース液供給経路に設けられシー
ス液の送液を行なうシース液送液機構と、前記廃液経路
に設けられ廃液の送液を行なう廃液送液機構を有するこ
とを特徴とする。
明のフローセル装置は、サンプルを供給するサンプ供給
経路と、シース液を供給するシース液供給経路と、供給
されるサンプルとシース液によってシースフローを形成
するフローセルと、該フローセルを通過した廃液が流さ
れる廃液経路と、前記シース液供給経路に設けられシー
ス液の送液を行なうシース液送液機構と、前記廃液経路
に設けられ廃液の送液を行なう廃液送液機構を有するこ
とを特徴とする。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例の粒子測定装置の構成
を示す図であり、先の図3、図4と同一の符号は同一の
部材を表わす。それぞれに異なるサンプルが蓄積される
複数のサンプル容器を自動的に供給するオートサンプラ
機構32によって、サンプルチューブ20の位置に所望
のサンプル容器1がセットされるようになっている。フ
ローセルチャンバ3には、サンプル容器1内のサンプル
Saを供給する透光性のサンプルチューブ20と、シー
ス液容器2内のシース液Shを供給するシースチューブ
21、及びサンプルチューブ20内を洗浄するための洗
浄液Scを供給する洗浄チューブ22が接続されてい
る。フローセルチャンバ3の近傍には、サンプルチュー
ブ20の外側からサンプルの流速(流量)を測るための
ドップラ式流量計31が設けられている。シースチュー
ブ21の途中には、バルブ23、シース液送液機構24
が設けられており、洗浄チューブ22の途中にはバルブ
30と、フローセルチャンバ3に洗浄液を供給するため
の洗浄液供給機構25が設けられている。フローセル4
の下流側には廃液チューブ26が接続されており、この
廃液チューブ26は廃液を蓄積する廃液容器28に接続
される。廃液チューブ26の途中には廃液を送液するた
めの廃液送液機構27が設けられている。シース液送液
機構24、洗浄液送液機構25、廃液送液機構27とし
ては、チューブ式ローラポンプや、モータ駆動のシリン
ジのような容積型ポンプ、圧電マイクロポンプなどが好
適である。シース液送液機構24、洗浄液送液機構2
5、廃液送液機構27、流量計31、オートサンプラ機
構32はコントローラ33に接続されている。29はサ
ンプルチューブ20の外側を洗浄液Scによって洗浄す
るための洗浄機構である。
を示す図であり、先の図3、図4と同一の符号は同一の
部材を表わす。それぞれに異なるサンプルが蓄積される
複数のサンプル容器を自動的に供給するオートサンプラ
機構32によって、サンプルチューブ20の位置に所望
のサンプル容器1がセットされるようになっている。フ
ローセルチャンバ3には、サンプル容器1内のサンプル
Saを供給する透光性のサンプルチューブ20と、シー
ス液容器2内のシース液Shを供給するシースチューブ
21、及びサンプルチューブ20内を洗浄するための洗
浄液Scを供給する洗浄チューブ22が接続されてい
る。フローセルチャンバ3の近傍には、サンプルチュー
ブ20の外側からサンプルの流速(流量)を測るための
ドップラ式流量計31が設けられている。シースチュー
ブ21の途中には、バルブ23、シース液送液機構24
が設けられており、洗浄チューブ22の途中にはバルブ
30と、フローセルチャンバ3に洗浄液を供給するため
の洗浄液供給機構25が設けられている。フローセル4
の下流側には廃液チューブ26が接続されており、この
廃液チューブ26は廃液を蓄積する廃液容器28に接続
される。廃液チューブ26の途中には廃液を送液するた
めの廃液送液機構27が設けられている。シース液送液
機構24、洗浄液送液機構25、廃液送液機構27とし
ては、チューブ式ローラポンプや、モータ駆動のシリン
ジのような容積型ポンプ、圧電マイクロポンプなどが好
適である。シース液送液機構24、洗浄液送液機構2
5、廃液送液機構27、流量計31、オートサンプラ機
構32はコントローラ33に接続されている。29はサ
ンプルチューブ20の外側を洗浄液Scによって洗浄す
るための洗浄機構である。
【0011】いま、バルブ23が開、バルブ30が閉の
状態で、シース液送液機構24及び廃液送液機構27を
作動させると、シース液Sh及びサンプルSaはそれぞ
れのチューブに吸引されフローセルチャンバ3に導かれ
る。図2はフローセルチャンバ3とフローセル4の断面
図であり、シースフローによる流体の様子を説明するた
めの図である。フローセルチャンバ3内では、サンプル
Saの周囲をシース液Shが流れ、フローセル4の流通
部にシースフローが形成される。
状態で、シース液送液機構24及び廃液送液機構27を
作動させると、シース液Sh及びサンプルSaはそれぞ
れのチューブに吸引されフローセルチャンバ3に導かれ
る。図2はフローセルチャンバ3とフローセル4の断面
図であり、シースフローによる流体の様子を説明するた
めの図である。フローセルチャンバ3内では、サンプル
Saの周囲をシース液Shが流れ、フローセル4の流通
部にシースフローが形成される。
【0012】ここで、サンプルSaの流量をQSa、シー
ス液Shの流量をQSh、廃液の流量をQDrとすると、以
下の関係がある。
ス液Shの流量をQSh、廃液の流量をQDrとすると、以
下の関係がある。
【0013】QSa = QDr−QSh よって、廃液の流量QDrとシース液の流量QShの流量差
を制御することにより、サンプルの流量QSaを制御する
ことができる。
を制御することにより、サンプルの流量QSaを制御する
ことができる。
【0014】シース液送液機構24と廃液送液機構27
を始動させると、廃液流量QDrとシース液流量QShの差
QDr−QSh(=QSa)だけサンプルSaが吸引される。
サンプルが少しでも早くフローセルに供給されるよう
に、始動時にはこの流量差が通常よりも大きくなるよう
に廃液送液機構27とシース液送液機構24を制御して
サンプルの流量を増大させることが好ましい。サンプル
チューブ20に供給されるサンプルがフローセルチャン
バ3に到達したことは流量計31によって検知できる。
コントローラ33はサンプルがフローチャンバ3に達し
た後に、所望のサンプル流量QSaが得られるよう、廃液
送液機構27及びシース液送液機構24を制御する。こ
のとき流量計31で測定されるサンプルの流量信号がコ
ントローラ33にフィードバックされ、サンプル流量Q
Saが高精度に制御される。
を始動させると、廃液流量QDrとシース液流量QShの差
QDr−QSh(=QSa)だけサンプルSaが吸引される。
サンプルが少しでも早くフローセルに供給されるよう
に、始動時にはこの流量差が通常よりも大きくなるよう
に廃液送液機構27とシース液送液機構24を制御して
サンプルの流量を増大させることが好ましい。サンプル
チューブ20に供給されるサンプルがフローセルチャン
バ3に到達したことは流量計31によって検知できる。
コントローラ33はサンプルがフローチャンバ3に達し
た後に、所望のサンプル流量QSaが得られるよう、廃液
送液機構27及びシース液送液機構24を制御する。こ
のとき流量計31で測定されるサンプルの流量信号がコ
ントローラ33にフィードバックされ、サンプル流量Q
Saが高精度に制御される。
【0015】レーザ光源5と検出器8による測定手段に
よりフローセル4を通過するサンプル中の粒子の光学的
測定を行なう。そして多数の粒子に関するデータを蓄積
して、後に統計的データ処理によって粒子の解析を行な
う。こうして1つのサンプルについての測定が終了した
ら、オートサンプラ機構32はサンプル容器1をサンプ
ルチューブ20から離脱させる。次いで、コントローラ
33の制御によってバルブ30を開け、洗浄液送液機構
25を駆動して多量の浄液Scをフローセルチャンバ3
に供給する。すると洗浄液はフローセルチャンバ3、フ
ローセル4、廃液チューブ26を経由して流れてこれら
の経路を洗浄する。又、洗浄液はサンプルチューブ20
にも逆流して流れ、サンプルチューブ20の内部を洗浄
する。これと同時にサンプルチューブ20位置に移行し
た洗浄機構28によりサンプルチューブ20の外部の洗
浄も行なう。この洗浄によってサンプルチューブ20内
に残ったサンプルは無駄となり廃棄されるが、例えばサ
ンプルチューブ20が内径0.3mm、長さ150mm
とすると、その廃棄量は約10μリットルと微量なもの
である。なおサンプル容器1を離脱した後も測定を続け
ることにより、サンプルチューブ20内のサンプルを廃
棄せずに有効に使用することもできる。
よりフローセル4を通過するサンプル中の粒子の光学的
測定を行なう。そして多数の粒子に関するデータを蓄積
して、後に統計的データ処理によって粒子の解析を行な
う。こうして1つのサンプルについての測定が終了した
ら、オートサンプラ機構32はサンプル容器1をサンプ
ルチューブ20から離脱させる。次いで、コントローラ
33の制御によってバルブ30を開け、洗浄液送液機構
25を駆動して多量の浄液Scをフローセルチャンバ3
に供給する。すると洗浄液はフローセルチャンバ3、フ
ローセル4、廃液チューブ26を経由して流れてこれら
の経路を洗浄する。又、洗浄液はサンプルチューブ20
にも逆流して流れ、サンプルチューブ20の内部を洗浄
する。これと同時にサンプルチューブ20位置に移行し
た洗浄機構28によりサンプルチューブ20の外部の洗
浄も行なう。この洗浄によってサンプルチューブ20内
に残ったサンプルは無駄となり廃棄されるが、例えばサ
ンプルチューブ20が内径0.3mm、長さ150mm
とすると、その廃棄量は約10μリットルと微量なもの
である。なおサンプル容器1を離脱した後も測定を続け
ることにより、サンプルチューブ20内のサンプルを廃
棄せずに有効に使用することもできる。
【0016】以上の洗浄動作が済んだら、オートサンプ
ラ機構32は次のサンプル容器1をサンプルチューブ2
0にセットし、同様に粒子測定を行なう。こうして多数
の検体について自動的に次々と測定が繰り返される。
ラ機構32は次のサンプル容器1をサンプルチューブ2
0にセットし、同様に粒子測定を行なう。こうして多数
の検体について自動的に次々と測定が繰り返される。
【0017】以上の実施例によれば以下の利点が得られ
る。 (1)装置の構成が簡単である。 (2)サンプルを短時間でフローセルに供給することが
できる。 (3)サンプルチューブが1本で途中にバルブやポンプ
などが存在しないため、コンタミネーションが起きな
い。 (4)従来に比べてサンプルの無駄が少ない。 (5)自動的に多数の検体の測定を行なうことができ
る。
る。 (1)装置の構成が簡単である。 (2)サンプルを短時間でフローセルに供給することが
できる。 (3)サンプルチューブが1本で途中にバルブやポンプ
などが存在しないため、コンタミネーションが起きな
い。 (4)従来に比べてサンプルの無駄が少ない。 (5)自動的に多数の検体の測定を行なうことができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、サンプルを効率良くフ
ローセルに供給することができる。
ローセルに供給することができる。
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】フローセル部での流体の様子を示す図である。
【図3】従来例の装置の構成図である。
【図4】別の従来例の装置の構成図である。
1 サンプル容器 2 シース液容器 3 フローセルチャンバ 4 フローセル 5 光源 8 検出器 20 サンプルチューブ 21 シース液チューブ 23 洗浄液チューブ 24 シース液送液機構 25 洗浄液送液機構 26 廃液チューブ 27 廃液送液機構 28 廃液容器 29 洗浄機構 31 流量計 32 オートサンプラ機構 33 コントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 サンプルを供給するサンプ供給経路と、
シース液を供給するシース液供給経路と、供給されるサ
ンプルとシース液によってシースフローを形成するフロ
ーセルと、該フローセルを通過した廃液が流される廃液
経路と、前記シース液供給経路に設けられシース液の送
液を行なうシース液送液機構と、前記廃液経路に設けら
れ廃液の送液を行なう廃液送液機構を有することを特徴
とするフローセル装置。 - 【請求項2】 前記フローセルを通過するサンプルの測
定を行なう測定手段を有する請求項1の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344577A JPH06194299A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フローセル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344577A JPH06194299A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フローセル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194299A true JPH06194299A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18370351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4344577A Pending JPH06194299A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フローセル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06194299A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2004520569A (ja) * | 2000-09-06 | 2004-07-08 | グアヴァ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 粒子又は細胞分析器及び方法 |
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WO2015178124A1 (ja) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | ソニー株式会社 | 粒子分析装置 |
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US10031064B2 (en) | 2010-10-25 | 2018-07-24 | Accuri Cytometers, Inc. | Systems and user interface for collecting a data set in a flow cytometer |
WO2021215173A1 (ja) * | 2020-04-22 | 2021-10-28 | ソニーグループ株式会社 | 測定装置、撮像制御方法 |
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1992
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