JP2015220777A - コイル巻線・セット方法、コイル巻線・セット装置及びステータの製造方法 - Google Patents

コイル巻線・セット方法、コイル巻線・セット装置及びステータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インサータツールのブレードに、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができるようにしたコイル巻線・セット方法、コイル巻線・セット装置及びステータの製造方法を提供する。
【解決手段】インサータツール200のブレード220よりも本数が多いガイド棒120を有するトランスファツール100を用い、トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に、開始コイルCaと終了コイルCbとの間を除いて、螺旋状に重なり合った状態にコイルCを落とし込み、トランスファツールを反転させて、インサータツールに対してトランスファツールを相対移動させつつ位置合わせをして、トランスファツールのガイド棒とインサータツールのブレードとが整合した部分で、前記開始コイル側からブレードの所定の間隙にコイルを順次落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットする。
【選択図】図7

Description

本発明は、導線を巻線してコイルを形成し、コイル保持具に該コイルを全体として螺旋状に重なり合った状態にセットするコイル巻線・セット方法、コイル巻線・セット装置及びステータの製造方法に関する。
ステータコアにコイルを装着する方法としては、ステータコアの内歯に直接コイルを巻付ける直巻方法と、巻線したコイルをコイル挿入治具に保持させておき、コイル挿入装置によってステータコアのスロットに挿入するコイル挿入方法とが採用されている。
しかしながら、従来のコイル挿入方法では、各磁極に対して同心巻きされたコイルしか形成できないので、そのようなステータコアを用いたモータは、周方向の起磁力密度が不均一になるという現象によってトルクムラが発生する。このトルクムラはモータの振動や騒音を発生させる原因となり、効率低下も起こす。
このような問題を解決するため、ステータコアの端面から見たときコイル同士が螺旋状に重なった形態をなすステータ(以下「螺旋巻きステータ」とする)が知られている。このステータは、コイルエンドが短く、その高さが比較的均一でコンパクトな形状となると共に、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができるという優れた特性を有している。
そして、このような螺旋巻きステータを作るため、下記特許文献1には、コイル保持具に、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットする方法が提案されている。この方法は、コイル保持具に、最初にセットする開始側ステータコイルを基準として所定の一方向となるコイルセット方向に順次重ね合わせながらコイルをセットし、開始側ステータコイルの一方の片側のセット位置に対して他方の片側を同一位置又は超える位置にセットする終了側ステータコイルについては、当該ステータコイルを前記開始側ステータコイルに潜り込ませるようにしてセットすることを特徴としている。
また、下記特許文献2には、コイル挿入装置を使用してステータコアに複数個のコイルを螺旋状に重ね合わせて装着するため、円環状に配列された複数本のガイド棒を有するコイル保持具を用いて、前記ガイド棒の間隙の所定の位置から、U相、V相、W相の各コイルを順番に、所定間隔で落とし込み、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定の間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定の間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするコイルセット方法において、前記ガイド棒の間隙の所定の位置からコイルを落とし込み始める際、最初のコイル及びそれに続くいくつかのコイルの他側であって、最後のコイル及びその前のいくつかのコイルの一側を落とし込む際に干渉するもの、及び前のコイルの他側が正規でない間隙に落とし込まれていて、正規の間隙に落とし込むと前のコイルの他側が抜き出せなくなるものについては、それらに干渉しない正規でない間隙に落とし込んでおき、最後のコイルが落とし込まれた後、正規でない間隙に落とし込まれた、最初のコイル及びそれに続くいくつかのコイルの他側を抜き出して正規の間隙に落とし込むことを特徴とするコイルセット方法が開示されている。
特開2007−336720号公報 特開2012−239323号公報
上記特許文献1に記載された方法では、終了側ステータコイルを開始側ステータコイルに潜り込ませるようにしてセットすることを特徴としているが、実際にそのような操作を行おうとすると、開始側ステータコイルの一側を持ち上げた状態で、終了側ステータコイルを挿入し、次いで開始側ステータコイルの一側を挿入するという操作が必要となり、自動化するのが困難であった。また、開始側ステータコイルの一側を持ち上げておくと、開始側ステータコイルの他側に重なるコイルも浮き上がってしまうので、コイルを完全にセットするには、更なる工程が必要となる可能性があった。
一方、上記特許文献2に記載された方法では、最後のコイルが落とし込まれた後、正規でない間隙に落とし込まれた、最初のコイル及びそれに続くいくつかのコイルの他側を抜き出して正規の間隙に落とし込む操作が必要となるが、一旦落とし込んだコイルを抜き出す際に、その上に重なるコイルも浮き上がらせる必要があるため、かなり強い力で抜き出す必要があり、コイルが乱れてしまうという問題があった。
したがって、本発明の目的は、無理のない、より合理的な方法で、インサータツールのブレードに、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができるようにしたコイル巻線・セット方法、コイル巻線・セット装置及びステータの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の1つは、ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードを有するインサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするコイル巻線・セット方法において、
前記インサータツールのブレードよりも本数が多いガイド棒を有し、前記インサータツールに対して位置合わせをすることにより、該ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合できるように円環状に配列されたトランスファツールを用い、
前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に、落とし込み開始コイルと終了コイルとが重ならないようにして、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、開始コイルと終了コイルとの間を除いて、螺旋状に重なり合った状態にコイルを落とし込み、
前記トランスファツールを反転させて前記インサータツール上に配置し、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させつつ位置合わせをして、前記トランスファツールのガイド棒と前記インサータツールのブレードとが整合した部分で、前記開始コイル側から前記ブレードの所定の間隙にコイルを順次落とし込んでいき、終了コイルの一方の側部を開始コイルの一方の側部に重ねて、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることを特徴とするコイル巻線・セット方法を提供するものである。
上記発明によれば、トランスファツールへのコイルの落とし込みは、巻枠に巻き付けられたコイルを、ガイド棒の所定の間隙に整合させて、そのまま落とし込んでいけばよく、作業性が良好となると共に、コイルの乱れも生じにくくなる。また、トランスファツールからインサータツールへの移し替えの際に、終了コイルの一方の側部を開始コイルの一方の側部に重ね合せるようにしたので、コイルの落とし込み操作だけで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができる。したがって、開始側ステータコイルの一側を持ち上げた状態で、終了側ステータコイルを挿入したり、一旦落とし込んだコイルを抜き出して正規の間隙に落とし込むというような操作が必要なくなり、無理のない、より合理的な方法で、インサータツールのブレードに、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができる。
本発明のコイル巻線・セット方法においては、前記トランスファツールのガイド棒の本数は、前記開始コイルと前記終了コイルとの、前記インサータツールに落とし込んだ状態で重なり合う側部どうしが、重なり合わずに隣接する間隙に入るように設定されていることが好ましい。
これによれば、トランスファツールの間隙の数をできるだけ少なくして、位置合わせする際に、トランスファツールのガイド棒とインサータツールのブレードとが整合する領域をより広くとることができる。
本発明のコイル巻線・セット方法においては、前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に前記コイルを落とし込む際、隣接するコイルの下になるコイルの一側を、前記と反対側に隣接するコイルの上に重なるコイルの他側に対して、より大きく下方に押し下げることにより、コイルを斜めにすることが好ましい。
これによれば、コイルが積み上がってしまうことを抑制し、トランスファツールのガイド棒の、必要とされる長さを短くすることができる。
本発明のもう1つは、ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードを有するインサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするコイル巻線・セット装置において、
巻枠に導線を巻付けてコイルを形成する巻線装置と、
前記インサータツールのブレードよりも本数が多いガイド棒を有し、前記インサータツールに対して位置合わせをすることにより、該ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合できるように円環状に配列されたトランスファツールと、
前記巻枠を前記トランスファツールのガイド棒の所定間隙に整合するように移動させて、前記巻枠に巻付けられたコイルを前記ガイド棒の所定間隙に落とし込む落とし込み装置と、
前記インサータツールと、
前記トランスファツールを反転させた状態で前記インサータツール上に設置させ、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させて、前記ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合するように位置合わせし、前記ガイド棒と前記ブレードとが整合した部分で、前記トランスファツールに保持されたコイルを、前記インサータツールに順次落とし込むコイル移載装置とを備え、
前記巻線装置により巻線されたコイルを、前記落とし込み装置により、前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に、落とし込み開始コイルと終了コイルとが重ならないようにして、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、開始コイルと終了コイルとの間を除いて、螺旋状に重なり合った状態にコイルを落とし込み、
前記コイル移載装置により、前記トランスファツールを反転させて前記インサータツール上に設置した状態で、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させつつ位置合わせをして、前記トランスファツールのガイド棒と前記インサータツールのブレードとが整合した部分で、前記開始コイル側から前記ブレードの所定の間隙にコイルを順次落とし込んでいき、終了コイルの一方の側部を開始コイルの一方の側部に重ねて、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするように構成されていることを特徴とするコイル巻線・セット装置を提供するものである。
上記発明によれば、前述したように、コイルの落とし込み操作だけで、無理のない、より合理的な方法で、インサータツールのブレードに、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができる。
本発明のコイル巻線・セット装置においては、前記トランスファツールのガイド棒の本数は、前記開始コイルと前記終了コイルとの、前記インサータツールに落とし込んだ状態で重なり合う側部どうしが、重なり合わずに隣接する間隙に入るように設定されていることが好ましい。
これによれば、トランスファツールの間隙の数をできるだけ少なくして、位置合わせする際に、トランスファツールのガイド棒とインサータツールのブレードとが整合する領域をより広くとることができる。
本発明のコイル巻線・セット装置においては、前記落とし込み装置は、前記巻枠に巻付けられたコイルを前記ガイド棒の所定の間隙に前記コイルを落とし込む際、隣接するコイルの下になるコイルの一側を、前記と反対側に隣接するコイルの上に重なるコイルの他側に対して、より大きく下方に押し下げることにより、コイルを斜めにするように構成されていることが好ましい。
これによれば、コイルが積み上がってしまうことを抑制し、トランスファツールのガイド棒の、必要とされる長さを短くすることができる。
本発明のコイル巻線・セット装置においては、前記トランスファツールは、反転させたときに、前記ガイド棒の所定間隙に落とし込まれたコイルが落下しないように保持するシャッタを有し、該シャッタは、部分的に開口可能とされており、その開口部を通して、前記巻枠から前記トランスファツールへのコイルの落とし込みや、前記トランスファツールから前記インサータツールへのコイルの落とし込みが可能とされていることが好ましい。
これによれば、落とし込み装置による巻枠からトランスファツールへのコイルの落とし込みを、シャッタの開口部を通して行い、全てのコイルを落とし込んだ後に、シャッタを閉じてトランスファツールを反転させ、インサータツール上にトランスファツールを設置し、コイル移載装置によって、シャッタの開口部を通して、コイルを順次落とし込んでいくことができる。
本発明の更にもう1つは、前記コイル巻線・セット方法により、前記インサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットし、該インサータツールをコイル挿入装置にセットして、ステータコアのスロットにコイルを挿入することを特徴とするステータの製造方法を提供するものである。
この発明によれば、コイルエンドが短く、その高さが比較的均一でコンパクトな形状となると共に、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができるという優れた特性を有するステータを得ることができる。
本発明によれば、コイルの落とし込み操作だけで、無理のない、より合理的な方法で、インサータツールのブレードに、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることができる。そして、このようにセットされたコイルを、コイル挿入装置により、ステータコアのスロットに挿入することにより、コイルエンドが短く、その高さが比較的均一でコンパクトな形状となると共に、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができるステータを得ることができる。
本発明によるコイル巻線・セット方法の一実施形態において、インサータツールにコイルを保持させた状態を示す模式斜視図である。 同コイル巻線・セット方法において、(a)インサータツールにコイルを保持させた状態及び(b)トランスファツールにコイルを保持させた状態を示す模式平面図である。 同コイル巻線・セット方法において、トランスファツールにコイルを保持させた状態を示す模式斜視図である。 同コイル巻線・セット方法において、トランスファツールを反転させて、インサータツール上に設置した状態を示す模式斜視図である。 同コイル巻線・セット方法において、インサータツールのブレードとトランスファツールのガイド棒とを部分的に整合させる状態を示す説明図である。 同コイル巻線・セット方法において、トランスファツールからインサータツールにコイルを落とし込み始める状態を示す模式斜視図である。 同コイル巻線・セット方法において、トランスファツールからインサータツールにコイルを落とし込み終わる状態を示す模式斜視図である。 本発明のコイル巻線・セット装置の一実施形態におけるトランスファツールを示す斜視図である。 同コイル巻線・セット装置におけるトランスファツールの説明図である。 同コイル巻線・セット装置における回転ツールを示す斜視図である。 同コイル巻線・セット装置における、回転ツール上にトランスファツールを設置した状態を示す斜視図である。 同コイル巻線・セット装置におけるコイル巻線・落とし込み装置を示す概略構成図である。 同コイル巻線・落とし込み装置にトランスファツールを設置して、コイルを落とし込む状態を示す拡大斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置の要部を示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置における、巻枠を示す説明図であり、(a)は巻線時の状態を示す斜視図、(b)コイル落とし込み時の状態を示す斜視図、(c)コイル落とし込み時の状態を示す側面図である。 同コイル巻線・落とし込み装置における、巻枠に導線を巻付けてコイルを形成した状態を示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置における、巻枠に巻付けられたコイルを押さえて縮径させる状態を示す説明図であり、(a)は巻枠に導線を巻付けてコイルを形成した状態、(b)はコイルを押さえ板で押さえた状態、(c)は巻枠を縮径させた状態を、それぞれ示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置における、コイルの押下装置を示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置における、コイルの押下装置の動作を示す説明図であり、(a)は巻枠がコイル保持具に移動する前の状態、(b)は巻枠がコイル保持具に移動して、第1押下部及び第2押下部が閉じた状態、(c)第1押下部及び第2押下部が下降した状態、(d)は、第1押下部が第2押下部よりも、更に大きく下降した状態を、それぞれ示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置にトランスファツールを設置して、コイルを落とし込む状態を示す斜視図である。 同コイル巻線・落とし込み装置を用いて、トランスファツールにコイルを落とし込んだ状態を示す斜視図である。 同トランスファツールを反転させた状態を示す斜視図である。 前記コイル巻線・セット装置において、トランスファツールとインサータツールをコイル移載装置に設置する状態を示す説明図である。 同コイル巻線・セット装置において、トランスファツールとインサータツールをコイル移載装置に設置した状態を示す説明図である。 同コイル移載装置を用いて、トランスファツールからインサータツールにコイルを落とし込む状態を示す斜視図である。 同コイル移載装置を用いて、トランスファツールからインサータツールへのコイルの落とし込みが終わる状態を示す斜視図である。 インサータツールにコイルを落とし込んだ状態を示す斜視図である。 同インサータツールをコイル挿入装置に配置して、ステータコアを装着した状態を示す断面図である。 図28に示す状態からブレード及びストリッパを上昇させて、ブレードの先端をステータコアの上端面より突出させた状態を示す断面図である。 図29に示す状態からストリッパを上昇させて、コイルの上半部をステータコアのスロットに挿入した状態を示す断面図である。 図30に示す状態からストリッパを更に上昇させて、コイルをステータコアのスロットに完全に挿入した状態を示す断面図である。 上記方法によりコイルを装着したステータコアの平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、図1〜7を参照して、本発明によるコイル巻線・セット方法の一実施形態を説明する。図1〜7は、いずれも、同方法を原理的に説明するための模式図である。
図1は、本発明によるコイル巻線・セット方法によって、最終的に、インサータツール200にコイルCをセットした状態を示す斜視図である。インサータツール200は、ステータコアの内歯に対応して円環状に配置される複数本のブレード220をホルダ212で保持した構造をなしている。そして、本発明のコイル巻線・セット方法は、インサータツール200のブレード220の所定の間隙にコイルCを落とし込んでコイルをセットする際に、コイルCの一側が隣接するコイルCの下になって所定間隙に入り、コイルCの他側が前記と反対側に隣接するコイルCの上に重なって所定間隙に入るようにコイルCを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルCをセットする方法を提供するものである。
図2に示すように、本発明では、インサータツール200への上記のようなコイルCのセットを実現するために、トランスファツール100を用いて、まずコイルCをトランスファツール100に落とし込んでセットし、次いでトランスファツール100を反転させて、インサータツール200へコイルCを落とし込むという方法を採用する。
同図(a)は、インサータツール200にコイルCをセットした状態を示す模式平面図であり、同図(b)はトランスファツール100にコイルCをセットした状態を示す模式平面図である。トランスファツール100は、円環状に配列された複数本のガイド棒120を有している。ガイド棒120は、インサータツール200のブレード220よりも本数を多くされており、それによって、ガイド棒120の所定の間隙に、コイルCの一側が隣接するコイルCの下になって所定間隙に入り、コイルCの他側が前記と反対側に隣接するコイルCの上に重なって所定間隙に入るように、コイルCを順次落とし込んだとき、開始コイルCaと終了コイルCbとが重なり合わないようにされている。好ましい態様では、開始コイルCaと終了コイルCbとの近接する側部どうしが、ガイド棒120の隣接する間隙に入るように、ガイド棒120の本数が設定される。この実施形態では、ガイド棒120は、ブレード220よりも6本多くされており(総数54本)、その結果、ガイド棒120の間隙の数(54)は、ブレード220の間隙の数(48)よりも6個多くなっている。この数は、ステータコアのスロット数や、コイルCがまたがるスロットの数などによって変化するが、いずれにしても、開始コイルCaと終了コイルCbとが重なり合わず、しかもできるだけガイド棒120の本数が少なくなるように設定されればよい。このように、ステータ製作に必要なコイルをインサータツール200のブレード220の間隙の数(ステータコアのスロット数に対応)よりも多い、ガイド棒120の間隙を有するトランスファツール100にセットするので、開始コイルCaと終了コイルCbとが重なり合わないようにすることができる。なお、ガイド棒120の間隔は、トランスファツール100を反転させて、インサータツール200へコイルCを落とし込む際に、少なくとも部分的に、ガイド棒120がブレード220に整合できるように、ブレード220とほぼ同じ間隔とされる。
図3は、トランスファツール100にコイルCをセットした状態を示す模式斜視図である。後述する巻線装置によって巻線されたコイルCは、巻線装置の巻枠からガイド棒120の所定の間隙に、コイルCの一側が隣接するコイルCの下になって所定間隙に入り、コイルCの他側が前記と反対側に隣接するコイルCの上に重なって所定間隙に入るように、開始コイルCaから順次落とし込まれる。そして、終了コイルCbの一側は、開始コイルCaの他側と重なり合わないように、開始コイルCaの他側が挿入された1つ手前の間隙に挿入される。
こうして、トランスファツール100にコイルCをセットした後、図4に示すように、トランスファツール100を反転させ、インサータツール200上に支持する。このとき、コイルCが落下してしまわないように、後述するシャッタ等の手段によって保持する。トランスファツール100のガイド棒120の本数は、インサータツール200のブレード220の本数よりも多いので、ガイド棒120とブレード220とを完全に整合させることはできない。
そこで、トランスファツール100をインサータツール200に対して、相対的に回転及び水平移動させることにより(図7の矢印X、Y、O参照)、図5に示すように、両者の円周状のある領域において、ガイド棒120とブレード220とを部分的に整合させる。なお、図5において、P1はインサータツール200の中心であり、P2はトランスファツール100の中心である。ここで、トランスファツール100をインサータツール200に対して、相対的に回転及び水平移動させるとは、インサータツール200に対してトランスファツール100を回転及び水平移動させてもよく、トランスファツール100に対してインサータツール200を回転及び水平移動させてもよいことを意味する。
そして、図6に示すように、ガイド棒120とブレード220とが整合した部分で、シャッタ等の保持手段に開口部を設けて、トランスファツール100に保持されたコイルCを開始コイルCa側からインサータツール200に落とし込む。ガイド棒120とブレード220とが整合した部分は、1又は複数の間隙となるので、整合する領域に位置するコイルCは同時に落とし込むことも可能である。ガイド棒120とブレード220とが整合した部分で、ガイド棒120の間隙に保持されたコイルCをブレード220の間隙に落とし込んだら、再びトランスファツール100をインサータツール200に対して相対的に回転及び水平移動させて、上記で落とし込んだコイルCに隣接する領域で、ガイド棒120とブレード220とが整合するように、位置合わせする。そして、再びガイド棒120の間隙に保持されたコイルCをブレード220の間隙に落とし込み、そのような作業を繰り返すことにより、トランスファツール100に保持されたコイルCを開始コイルCa側から順次インサータツール200に落とし込んでいく。
こうして、トランスファツール100に保持されたコイルCを開始コイルCa側から順次インサータツール200に落とし込んでいくと、図7に示すように、最後に終了コイルCbが開始コイルCaに重なる位置にきて、終了コイルCbを落とし込むことにより、終了コイルCbの一側を開始コイルCaの他側の上に重なるように落とし込むことができる。その結果、図1に示すように、コイルCの一側が隣接するコイルCの下になり、コイルCの他側が前記と反対側に隣接するコイルCの上に重なって、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルCをセットすることができる。
このように、本発明では、コイルCを落とし込むだけで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルCをセットすることができる。その結果、コイルCの一側を持ち上げておいて、終了コイルCbをその下に潜り込ませるようにして挿入したり、開始コイルCaを正規でない間隙に落とし込んでおいて、最後に開始コイルCaの一側を引き抜いて正規の間隙に落とし込んだりする必要がないので、コイルCを無理なく落とし込むことができ、自動化しやすくなると共に、コイルCの配列が乱れにくくなり、導線も損傷しにくくなる。
次に、図8〜27を参照して、上記コイル巻線・セット方法を実施するための、本発明のコイル巻線・セット装置の一実施形態を説明する。
図8,9は、同コイル巻線・セット装置に用いられるトランスファツール100の一例を示している。このトランスファツール100は、ほぼ円盤状の支持板110と、この支持板110の周縁に沿って所定間隔で環状に配列された内側ガイド棒121及び外側ガイド棒122からなるガイド棒120を有している。内側ガイド棒121、外側ガイド棒122は、支持板110の中心に対して、内外に対応する位置に対をなして設けられ、この一対の内側ガイド棒121、外側ガイド棒122が、支持板110の周縁に沿って所定間隔で配列されている。一対の内側ガイド棒121、外側ガイド棒122からなるガイド棒120の数は、前述したように、インサータツール200のブレード220よりも本数を多くされており、それによって、ガイド棒120の所定の間隙に、コイルCの一側が隣接するコイルCの下になって所定間隙に入り、コイルCの他側が前記と反対側に隣接するコイルCの上に重なって所定間隙に入るように、コイルCを順次落とし込んだとき、開始コイルCaと終了コイルCbとが重なり合わないようにされている。外側ガイド棒122は、内側ガイド棒121よりもやや長く突出しており、後述するように、トランスファツール100を反転させて、インサータツール200のブレード220の先端に内側ガイド棒121の先端を対置させたとき、外側ガイド棒122がブレード220の外側にオーバーラップするようになっている。
支持板110の中心部には支軸111が貫通して取付けられており、支軸111のガイド棒120が立設された側の端部には、シャッタ130が取付けられている。シャッタ130は、回転板131と可動板132とで構成され、可動板132には、切欠き133が形成されていて、可動板132が回転することにより、開閉可能な開口134が形成されるようになっている。可動板132は、図示しない駆動機構により回転する。
各ガイド棒120の間隙には、押下げ板140が取付けられている。押下げ板140は、支持板110の周縁に設けられた図示しないスリットを通して、支持板110を貫通する基部141と、この基部141の、ガイド棒120が立設された側の端部から支持板110の中心に向かってほぼ直角方向に延出された押圧部142とを有している。そして、後述するように、押下げ板140の基部141の端部を押圧することにより、ガイド棒120の間隙に保持されたコイルCを、インサータツール200のブレード220の間隙に落とし込むことができるようになっている。
図10には、トランスファツール100を設置する回転ツール150を示している。この回転ツール150は、基板151と、この基板151上で回転可能に支持された回転台152と、この回転台152から立設された複数本の支柱153とで構成されている。また、図11は、上記回転ツール150の支柱153上に、トランスファツール100を設置した状態を示している。
図12は、導線を巻線してコイルCを形成し、コイルCをトランスファツール100のガイド棒120の間隙に落とし込むための巻線・落とし込み装置10が示されている。このコイル巻線・落とし込み装置10は、基台11を有し、基台11上には、複数の支柱15を介して天板16が支持されている。基台11上には、回転ツール150を介して、トランスファツール100が設置されている。
トランスファツール100の上方には、天板16に支持された巻枠移動装置20を介して巻枠21が設置されている。また、それに隣接して、同じく天板16に支持された押下装置25が設置されている。押下装置25は、巻枠21に巻付けられたコイルCを、トランスファツール100のガイド棒120の所定の間隙に落とし込むためのものである。
また、巻枠21の側方には、天板16から垂下するように支持された昇降ガイド22を介して、導線供給装置23が昇降可能に設けられている。導線供給装置23には、図示しない導線リールから導線が供給され、導線はノズル24から導出するようになっている。
図13に示すように、巻枠移動装置20は、天板16上に支持された支持板26を有している。図14を併せて参照すると、支持板26には、ガイドレール29を介して、スライドベース30が支持板26の長手方向に沿って、図示しない駆動機構によって、スライド可能に装着されている。スライドベース30には、昇降動作する昇降ベース31が取付けられており、この昇降ベース31を貫通して伸びる支軸33を介して、巻枠21が回転可能に取付けられている。巻枠21は、昇降ベース31の昇降動作に伴って昇降動作する。昇降ベース31の昇降は、昇降ベース31上に支持された昇降用エアシリンダ34によってなされ、巻枠21の回転は、昇降ベース31上に支持された巻枠回転用モータ32によってなされる。
詳細に図示していないが、図13に示すように、巻枠21として、U相用巻枠、V相用巻枠、W相用巻枠が設けられており、それぞれ独立した巻枠移動装置20によって支持され、独立して移動可能かつ回転可能とされている。
押下装置25は、天板16上に取付けられた支持板27を介して、トランスファツール100の上方に位置するように配置されている。
図15(a)に示すように、巻枠21は、前方巻枠35と後方巻枠36とによって構成されている。前方巻枠35と後方巻枠36の間の空間には、図示しないトランスファツール100のガイド棒120が入り込むようになっている。前方巻枠35は、支軸40を介して、後方巻枠36に対して傾動可能に取付けられており、図示しない駆動機構により、同図(c)に示すように内側に傾いて、巻枠21を縮径できるようにされている。前方巻枠35には、孔38を介して、反転用突起37が出没可能に取付けられている。孔38,反転用突起37は、前方巻枠35の長手方向に沿って、所定間隔で複数(この実施形態では2つ)配置されている。前方巻枠35が後方巻枠36に対して近接するように傾動し、巻枠21が縮径する際、同図(b)に示すように、反転用突起37は前方巻枠35の外表面から突出しないように、孔38内に没するようになっている。
巻枠21への導線41の巻線は、図12における導線供給装置23のノズル24から繰り出された導線41の端部を、巻枠21の下端部に固定し、その状態で、巻枠21を回転させることによってなされる。このとき、導線供給装置23を昇降ガイド22に沿って徐々に上昇させることにより、導線41を螺旋状に巻付けてコイルCを形成することができる。なお、ノズル24から繰り出される導線41は、1本でもよいが、好ましくは複数本が並列したパラ線が採用される。
そして、巻枠21を所定回数回転させて、1つのコイルCが形成されたら、図16に示すように、導線41を反転用突起37に引き掛けて、巻枠21を逆方向に回転させて、次のコイルCを形成する。こうして、複数のコイルCを、交互に巻方向を変えて、巻枠21の上方に向かって順次形成することができる。
図17に示すように、巻枠21は、支軸44を介して回転可能に支持されている。支軸44には、ガイド棒43を介して、巻枠21とほぼ平行に押さえ板39が取付けられている。押さえ板39のガイド棒43は、支軸44に装着されたガイドブロック45に挿通され、ガイド棒43に沿ってスライドし、巻枠21の後方巻枠36に対して当接離反可能とされている。そして、押え板39は、図示しない引張スプリングで、常にガイドブロック45側に引き寄せられるように付勢されている。
図14において、スライドベース30がガイドレール29に沿って支持板26の基端側に移動すると、ガイド棒43が、支持板26に取付けられたストッパ49に押圧され、図17(a)に示すように、上記引張スプリングに抗して押え板39が押し出され、押え板39が巻枠21から離れるようになっている。したがって、この状態で、巻枠21への巻線が可能とされる。
また、スライドベース30がガイドレール29に沿って支持板26の先端側に移動した状態では、図17(b)に示すように、ガイド棒43がストッパ49から離れ、上記引張スプリングにより、押え板39がガイドブロック45側に引き寄せられ、押え板39が巻枠21に押し付けられて、巻枠21に巻線されたコイルCが落下しないようにされる。
したがって、図17(a)に示すように、押え板39が巻枠21から離れた状態で、巻枠21にコイルCが巻線され、コイルCをトランスファツール100のガイド棒120の所定の間隙に落とし込む際には、同図(b)に示すように、押さえ板39でコイルCを押え、その状態で、同図(c)に示すように、後方巻枠36に近づくように前方巻枠35を傾動させて、巻枠21を縮径させる。このとき、前述したように、反転用突起37は、前方巻枠35の外表面から突出しないように、その内部に没する。押さえ板39でコイルCを押さえることにより、後述する押下装置25によりコイルCを押し下げるまでは、コイルCが自重で落下することを防止できる。
図18に示すように、押下装置25は、天板16(図13参照)に支持された支持板27から垂下する複数本のガイド棒46を介して取付けられた昇降ベース47を有する。そして、昇降ベース47の下面中央部から支持棒48が垂下して延出されており、この支持棒48に開閉板50,51が回動可能に取付けられている。すなわち、開閉板50の基部50a、開閉板51の基部51aが上下に配置され、それらを貫通するように支持棒48が伸びており、開閉板50,51は、支持棒48を中心にして開閉可能とされている。開閉板50,51の開閉動作は、図示しない駆動機構によってなされる。開閉板50,51の内面側には、複数のピン52が立設されている。このピン52は、巻枠21の外周に巻付けられたコイルCを押し下げるためのものである。
また、開閉板50の外面側には、先端部を下方に延出された第1押下部53が、図示しないエアシリンダ等の駆動機構によって上下方向にスライド可能に取付けられている。同様に、開閉板51の外面側には、先端部を下方に延出された第2押下部54が、図示しないエアシリンダ等の駆動機構によって上下方向にスライド可能に取付けられている。第1押下部53、第2押下部54が下方にスライドするとき、第1押下部53は、第2押下部54よりもより下方に延出されるようになっている。第1押下部53、第2押下部54の先端には、コイルCを押し下げるためのピン52が取付けられている。
図19は、押下装置25の動作を示している。同図(a)に示すように、開閉板50,51は、開いた状態で、巻枠21が移動してくるのを待っている。同図(b)に示すように、巻枠21が移動して所定の位置に配置されると、開閉板50,51が閉じる。これによって、開閉板50,51の内面側に立設されたピン52が、巻枠21の両側面に近接し、巻枠21に巻付けられた個々のコイルC(図7参照)の上部に係合する位置に配置される。その状態で、同図(c)に示すように、昇降ベース47が下降して、最上段のコイルCは2段目、2段目のコイルCは最下段、最下段のコイルCはトランスファツール100に移動する。すなわち、この状態で最下段のコイルCがトランスファツール100のガイド棒120の所定の間隙に挿入される。次いで、同図(d)に示すように、第1押下部53、第2押下部54が下方にスライドし、トランスファツール100に挿入されたコイルCを更に下方に押し込む。このとき、第1押下部53が第2押下部54よりも、より大きく下方にスライドすることにより、コイルCの一側が他側に比べてより大きく下方に移動し、コイルCが斜めに挿入されることになる。
図20に示すように、巻枠21に巻付けられたコイルCをトランスファツール100のガイド棒120の所定の間隙に落とし込むとき、シャッタ130の可動板132が回動して開口134が形成され、コイルCは、この開口134を通して、ガイド棒120の所定の間隙に落とし込まれる。トランスファツール100は、回転台152により、所定角度ずつ回動し、ガイド棒120の所定の間隙に、コイルCが順次落とし込まれるようになっている。なお、前述したように、巻枠21は、U相、V相、W相の3つが設けられており、各相の巻枠21が、トランスファツール100の上方に順次移動して、U相、V相、W相のコイルCを順番に落とし込むようになっている。また、回転台152が所定角度ずつ回動しても、シャッタ130は、図示しない支持機構によって回転せず、開口134の位置が変化しないようになっている。
図21は、こうして、トランスファツール100のガイド棒120の所定の間隙に、全てのコイルCを落とし込んだ状態を示している。このとき、シャッタ130の可動板132が回動して、開口134が閉じる。
図22は、上記トランスファツール100を反転させた状態を示している。シャッタ130によって、コイルCは落下することなく保持される。支軸111の端部には、回転ヘッド112が装着されている。なお、前述したように、開始コイルCa、終了コイルCbは、お互いに重なりあうことなく、トランスファツール100のガイド棒120の間隙に落とし込まれている。そして、開始コイルCaの一側が挿入された間隙と、終了コイルCbの他側が挿入された間隙は、内側ガイド棒121、外側ガイド棒122からなる1組のガイド棒120を間にして互いに隣接している。
図23、24に示すように、コイル移載装置300は、基板310と、その上に設置された支持台311と、この支持台311の後側の辺に隣接して配置された水平移動装置320を介して立設された可動フレーム321と、可動フレーム321の上端部に水平方向に取付けられた支持板322とで構成されている。可動フレーム321、支持板322は、水平移動装置320によって、XY方向に水平移動できるようになっている。支持板322の前端縁には、トランスファツール100の支軸111を受け入れて、回転ヘッド112に係合する保持溝323が形成されている。また、支持板322上には、回転ヘッド112を回転させて、支軸111を介してトランスファツール100を回転させる回転用モータ331が設置されている。
図25を併せて参照すると、インサータツール200は、基板210上に設置された支持台211と、支持台211上に支持された円筒状のホルダ212と、このホルダ212に基端部を保持されたウェッジガイド230と、このウェッジガイド230の内側に配置されたブレード220とを有している。ブレード220、ウェッジガイド230は、ステータコアの内歯に対応して所定間隔で環状に配置されている。
トランスファツール100は、反転させた状態で、支軸111を保持溝323に挿入し、回転ヘッド112を保持溝323に係合させることにより、インサータツール200の上方に配置される。このとき、トランスファツール100の内側ガイド棒121は、インサータツール200のブレード220の先端に近接し、かつ、トランスファツール100の外側ガイド棒122は、インサータツール200のブレード220の外周に位置して、ブレード220の先端部と所定長さだけオーバーラップするように伸びている。
前述したように、トランスファツール100のガイド棒120の数は、インサータツール200のブレード220の数よりも多いので、トランスファツール100の内側ガイド棒121、外側ガイド棒122の外径及び内径は、インサータツール200のブレード220の外径及び内径よりも大きくなる。しかしながら、水平移動装置320によってトランスファツール100をXY方向に水平移動させ、かつ、回転用モータ331によってトランスファツール100を回転させて位置調整することにより、インサータツール200のブレード220の上端部に、トランスファツール100の内側ガイド棒121の下端部が整合し、更にそのブレード220の外側に外側ガイド棒122が整合して、ブレード220の間隙とガイド棒120の間隙とが整合した領域を設けることができる。
なお、この実施形態では、インサータツール200に対してトランスファツール100を水平移動及び回転させて位置調整するようにしているが、トランスファツール100に対してインサータツール200を水平移動及び回転させて位置調整してもよい。
図25に示すように、支持板322には、押下げ装置340が設けられている。この押下げ装置340は、支持板322上に設置された第1エアシリンダ343により、支持板322の下方から押し出される第1プッシャ341と、同じく、支持板322上に設置された第2エアシリンダ344により、支持板322の下方から押し出される第2プッシャ342とを有している。第1プッシャ341は、押下げ板140を途中まで押し下げて、トランスファツール100に保持されたコイルCをガイド棒120の途中まで押し下げ、第2プッシャ342は、押下げ板140を完全に押し下げて、トランスファツール100のガイド棒120の間隙に保持されたコイルCをインサータツール200のブレード220の間隙に挿入するようになっている。なお、そのとき、トランスファツール100の前述したシャッタ130の可動板132が回動し、開口134が開いて(図8参照)、その開口134を通してコイルCが落とし込まれるようになっている。
トランスファツール100に保持されているコイルCが螺旋状に重なっているため、上記のように、第1プッシャ341でコイルCを途中まで押し下げておき、第2プッシャ342で完全に押し下げて、インサータツール200のブレード220の間隙に落とし込むようにすることが好ましい。一度に落とし込むコイルCの数は、トランスファツール100のガイド棒120と、インサータツール200のブレード220とが整合する領域にある間隙の数によって定められる。1回の落とし込みが終了したら、再び、トランスファツール100を水平移動させると共に回転させて位置調整することにより、第1プッシャ341によって途中まで押し下げられたコイルCが、トランスファツール100のガイド棒120とインサータツール200のブレード220とが整合する領域になるように配置する。このような操作を繰り返すことにより、コイルCを順次螺旋状に重なるようにインサータツール200のブレード220の所定の間隙に落とし込んでいく。
図26には、上記のようにしてコイルCを順次落とし込んでいき、最後に終了コイルCbを落とし込む状態を示している。このとき、トランスファツール100に保持されていた状態では、互いに重ならない位置にあった開始コイルCaと終了コイルCbは、開始コイルCaの一側に終了コイルCbの他側が重なるように配置される。これは、トランスファツール100のガイド棒120の間隙を、インサータツール200のブレード220の間隙に整合させつつ、コイルCを順次落とし込んでいった結果である。したがって、この状態で、第2プッシャ342により押下げ板140を押し下げて、終了コイルCbをインサータツール200のブレード220の間隙に落とし込むと、開始コイルCaの一側に終了コイルCbの他側が重なり、図27に示すように、全てのコイルCが螺旋状に重なった状態でインサータツール200のブレード220の間隙に落とし込まれてセットされた状態となる。
図28〜32は、こうして螺旋状に重なってインサータツール200のブレード220の所定の間隙に保持されたコイルCを、コイル挿入装置400によって65のスロットに挿入する操作を示している。なお、コイル挿入装置400自体の構造は、従来より用いられているコイル挿入装置と基本的に変わらないので、その詳細な説明は省略することにする。また、図28〜32に示されるインサータツール200等の形状は、図8〜27に示されるインサータツール200等の形状と正確に整合していないが、図28〜32は、あくまでもコイル挿入方法の原理を示す説明図であると理解されたい。
図28に示すように、コイル挿入装置400には、前述した態様でコイルCをセットされたインサータツール200が設置される。インサータツール200は、ほぼ筒状のホルダ212と、該ホルダ212内に配置された、複数本のウェッジガイド230と、その内側に配置された複数本のブレード220とを有している。ウェッジガイド230は、それらの基部をホルダ212の内周に挿入されて、ボルトによって固定されている。ブレード220は、それらの基部を筒状のブレードホルダ75にボルトによって固定され、ウェッジガイド230に対応して、それらの内側に配置されている。
ブレード220の更に内側には、ストリッパ77が配置されている。ストリッパ77は、その外周にブレード61の間隙に挿入される複数の押し歯を有しており、ブレード61に引き掛けられたコイルCをステータコア65のスロットに挿入する役割をなす。ストリッパ77の上面中央には、コイルエンドどうしの干渉を避けるためのガイド棒78が立設され、ストリッパ77の下面には筒状アダプタ79が取付けられている。
基板76の中央の開口には、筒状をなす第1駆動軸80と、この第1駆動軸80内に挿入された第2駆動軸81とが挿入されている。第1駆動軸80は、その上端部がブレードホルダ75に連結可能とされ、第2駆動軸81は、その上端部がストリッパ77の筒状アダプタ79に連結可能とされている。すなわち、第1駆動軸80が上昇すると、ブレードホルダ75を介してブレード61が上昇し、第2駆動軸81が上昇すると、筒状アダプタ79を介してストリッパ77が上昇するようになっている。
次に、上記コイル挿入装置400を用いて、ブレード220の所定の間隙にセットしたコイルCを、ステータコア65に挿入する手順を説明する。
まず、図28に示すように、ブレード61の上端部をステータコア65内に挿入して、ウェッジガイド62の先端がステーコア65の下端面に当接する位置に、ステータコア65を配置する。
次いで、図29に示すように、第1駆動軸80及び第2駆動軸81を押し上げてブレード220及びストリッパ77を上昇させ、ブレード220の先端部がステータコア65の上端面よりやや突出した位置にする。
この状態で、図30に示すように、第2駆動軸81だけを更に押し上げてストリッパ77を上昇させ、ストリッパ77の図示しない押し歯によって、ブレード220に引き掛けられてセットされたコイルCをステータコア65のスロットに挿入していく。コイルCは、ブレード220に案内されて、それらの両側が挿入されている、ブレード220の間隙に対応するスロットに挿入されていく。
そして、図31に示すように、ストリッパ77をステータコア65の上端面から突出するまで押し上げると、コイルCの上方の端部がステータコア65の上端面から突出し、ブレード220上端部を乗り越えて外方に広がり、ステータコア65のスロットにコイルCが完全に挿入される。
最後に第1駆動軸80及び第2駆動軸81を下降させて、ストリッパ77及びブレード220を元の位置に復帰させ、ステータコア65をブレード61の先端から取り外すことにより、コイル挿入作業が終了する。
こうして製造されたコイル付きのステータコア65は、図32に示すように、ステータコア65の端面から突出する各コイルCの端部(コイルエンド)が、螺旋状に重なった形状をなし、その高さが比較的均一で、コンパクトな形状となる。そのため、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させ、モータの効率をよくすることができるという優れた特性を有している。
なお、前述した実施例では、コイルCがステータコアのスロットに1側ずつ挿入されるようになっているが、ステータコアの1つのスロットに、2個のコイルの側部が挿入されるようにすることもできる。
11 基台
12 回転台
13 コイル保持具
14 ガイド棒
15 支柱
16 天板
20 巻枠移動装置
21 巻枠
22 昇降ガイド
23 導線供給装置
24 ノズル
25 押下装置
26 支持板
27 支持板
29 ガイドレール
30 スライドベース
31 昇降ベース
32 巻枠回転用モータ
33 支軸
34 昇降用エアシリンダ
35 前方巻枠
36 後方巻枠
37 反転用突起
38 孔
39 押さえ板
40 支軸
41 導線
42 渡り線
44 支軸
45 ガイドブロック
46 ガイド棒
47 昇降ベース
48 支持棒
49 ストッパ
50 開閉板
50a 基部
51 開閉板
51a 基部
52 ピン
53 第1押下部
54 第2押下部
55 溝
65 ステータコア
70 コイル挿入装置
75 ブレードホルダ
77 ストリッパ
78 ガイド棒
79 筒状アダプタ
80 第1駆動軸
81 第2駆動軸
100 トランスファツール
110 支持板
111 支軸
112 回転ヘッド
120 ガイド棒
121 内側ガイド棒
122 外側ガイド棒
130 シャッタ
131 回転板
132 可動板
133 切欠き
134 開口
140 押下げ板
141 基部
142 押圧部
150 回転ツール
151 基板
152 回転台
153 支柱
200 インサータツール
210 基板
211 支持台
220 ブレード
230 ウェッジガイド
300 コイル移載装置
310 基板
311 支持台
320 水平移動装置
321 可動フレーム
322 支持板
323 保持溝
330 旋回装置
340 押下げ装置
341 第1プッシャ
342 第2プッシャ
343 第1エアシリンダ
344 第2エアシリンダ
400 コイル挿入装置
C コイル
Ca 開始コイル
Cb 終了コイル

Claims (8)

  1. ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードを有するインサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするコイル巻線・セット方法において、
    前記インサータツールのブレードよりも本数が多いガイド棒を有し、前記インサータツールに対して位置合わせをすることにより、該ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合できるように円環状に配列されたトランスファツールを用い、
    前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に、落とし込み開始コイルと終了コイルとが重ならないようにして、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、開始コイルと終了コイルとの間を除いて、螺旋状に重なり合った状態にコイルを落とし込み、
    前記トランスファツールを反転させて前記インサータツール上に配置し、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させつつ位置合わせをして、前記トランスファツールのガイド棒と前記インサータツールのブレードとが整合した部分で、前記開始コイル側から前記ブレードの所定の間隙にコイルを順次落とし込んでいき、終了コイルの一方の側部を開始コイルの一方の側部に重ねて、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットすることを特徴とするコイル巻線・セット方法。
  2. 前記トランスファツールのガイド棒の本数は、前記開始コイルと前記終了コイルとの、前記インサータツールに落とし込んだ状態で重なり合う側部どうしが、重なり合わずに隣接する間隙に入るように設定されている請求項1記載のコイル巻線・セット方法。
  3. 前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に前記コイルを落とし込む際、隣接するコイルの下になるコイルの一側を、前記と反対側に隣接するコイルの上に重なるコイルの他側に対して、より大きく下方に押し下げることにより、コイルを斜めにする請求項1又は2記載のコイル巻線・セット方法。
  4. ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードを有するインサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするコイル巻線・セット装置において、
    巻枠に導線を巻付けてコイルを形成する巻線装置と、
    前記インサータツールのブレードよりも本数が多いガイド棒を有し、前記インサータツールに対して位置合わせをすることにより、該ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合できるように円環状に配列されたトランスファツールと、
    前記巻枠を前記トランスファツールのガイド棒の所定間隙に整合するように移動させて、前記巻枠に巻付けられたコイルを前記ガイド棒の所定間隙に落とし込む落とし込み装置と、
    前記インサータツールと、
    前記トランスファツールを反転させた状態で前記インサータツール上に設置させ、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させて、前記ガイド棒が前記ブレードに部分的に整合するように位置合わせし、前記ガイド棒と前記ブレードとが整合した部分で、前記トランスファツールに保持されたコイルを、前記インサータツールに順次落とし込むコイル移載装置とを備え、
    前記巻線装置により巻線されたコイルを、前記落とし込み装置により、前記トランスファツールのガイド棒の所定の間隙に、落とし込み開始コイルと終了コイルとが重ならないようにして、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、開始コイルと終了コイルとの間を除いて、螺旋状に重なり合った状態にコイルを落とし込み、
    前記コイル移載装置により、前記トランスファツールを反転させて前記インサータツール上に設置した状態で、前記インサータツールに対して前記トランスファツールを相対移動させつつ位置合わせをして、前記トランスファツールのガイド棒と前記インサータツールのブレードとが整合した部分で、前記開始コイル側から前記ブレードの所定の間隙にコイルを順次落とし込んでいき、終了コイルの一方の側部を開始コイルの一方の側部に重ねて、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットするように構成されていることを特徴とするコイル巻線・セット装置。
  5. 前記トランスファツールのガイド棒の本数は、前記開始コイルと前記終了コイルとの、前記インサータツールに落とし込んだ状態で重なり合う側部どうしが、重なり合わずに隣接する間隙に入るように設定されている請求項4記載のコイル巻線・セット装置。
  6. 前記落とし込み装置は、前記巻枠に巻付けられたコイルを前記ガイド棒の所定の間隙に前記コイルを落とし込む際、隣接するコイルの下になるコイルの一側を、前記と反対側に隣接するコイルの上に重なるコイルの他側に対して、より大きく下方に押し下げることにより、コイルを斜めにするように構成されている請求項4又は5記載のコイル巻線・セット装置。
  7. 前記トランスファツールは、反転させたときに、前記ガイド棒の所定間隙に落とし込まれたコイルが落下しないように保持するシャッタを有し、該シャッタは、部分的に開口可能とされており、その開口部を通して、前記巻枠から前記トランスファツールへのコイルの落とし込みや、前記トランスファツールから前記インサータツールへのコイルの落とし込みが可能とされている請求項4〜6のいずれか1つに記載のコイル巻線・セット装置。
  8. 請求項1〜3のいずれか1つの方法により、前記インサータツールの前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が前記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入るようにコイルを落とし込んで、全体として螺旋状に重なり合った状態にコイルをセットし、該インサータツールをコイル挿入装置にセットして、ステータコアのスロットにコイルを挿入することを特徴とするステータの製造方法。
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