JP2015219157A - 流量計の製造方法 - Google Patents

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【課題】流量計の量産工程におけるスループットを改善し、流量計の製造の生産性を向上させることができる。
【解決手段】本発明の一側面に係る流量計の製造方法は、被測定流体が流通する流路の一部に設けられた開口に流量センサを備える基板を接合して構成される流量計の製造方法において、前記流路を形成する流路形成部材であって、前記開口を形成する囲み壁と、貫通溝が形成され、当該壁から前記開口の外側に向けて延出するフランジと、を有する流路形成部材を作成する工程と、前記フランジに前記基板の一部が接するように前記流量センサを前記流路に露出させる向きで前記基板を前記流路形成部材に設置する工程と、光硬化剤を硬化させるための光が前記貫通溝を通して前記フランジと接する前記基板に到達するように前記基板が設置された前記流路形成部材と前記光との相対的な向きを調整する工程と、前記貫通溝に前記光硬化剤を付着する工程と、前記貫通溝に前記光を照射する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、流量計の製造方法に関する。
従来、ガスや空気等の被測定流体の流量変化を検出する流量計(フローセンサ)として、流体の導入路と導出路の各一側端が一面に並んで開口して形成された取付対象物の前記一面に取り付けられて前記導入路と導出路の開口端に連通する流入口と流出口が一面に並んで形成され、かつこれらの流入口と流出口を連通する流路に設けられた流量センサにより前記取付対象物を介して流れる流体の流量を計測する流量計が知られていた(特許文献1)。また、特許文献1に記載の流量計においては、回路基板は基板収容部に接着されていた。
特許4976187号
しかしながら、上述したような流量計の量産工程においては、回路基板と基板収容部との接着に時間がかかるため順番待ちの流量計が滞留し、スループットを悪化させていた。よって、流量計の製造の生産性が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、流量計の量産工程におけるスループットを改善し、流量計の製造の生産性を向上させることを目的の一つとし得る。
基板と流路形成部材とを接着・固定するさまざまな接着剤のうち、光を照射することにより硬化する接着剤である光硬化型接着剤は光を照射することにより、短時間で硬化し、適切に基板と流路形成部材とを接着・固定することができる。一方で、本願発明者は、特許文献1の図1のような構造を持つ流量計の場合、基板が塗布された接着剤を覆ってしまうため、照射した光が光硬化型接着剤に到達せず、当該接着剤を硬化させることができないおそれがあることを見出した。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る流量計の製造方法は、被測定流体が流通する流路の一部に設けられた開口に流量センサを備える基板を接合して構成される流量計の製造方法において、前記流路を形成する流路形成部材であって、前記開口から外側に向けて延出し、貫通溝が形成されたフランジと、前記フランジの外端部に形成された囲み壁と、を有する流路形成部材を作成する工程と、前記フランジに前記基板の一部が接するように前記流量センサを前記流路に露出させる向きで前記基板を前記流路形成部材に設置する工程と、光硬化剤を硬化させるための光が前記貫通溝を通して前記フランジと接する前記基板に到達するように前記基板が設置された前記流路形成部材と前記光との相対的な向きを調整する工程と、前記貫通溝に前記光硬化剤を付着する工程と、前記貫通溝に前記光を照射する工程と、を含む。
本発明によれば、流路形成部材に、基板と流路形成部材とを接着・固定するための光硬化剤を付着するための貫通溝を設け、当該貫通溝に付着される当該光硬化剤に光が適切に照射されるように、当該基板が設置された当該流路形成部材と照射される光との相対的な向きを調整する。そして、当該貫通溝に当該光硬化剤を付着し、当該光硬化剤に光を照射し、当該光硬化剤が硬化することによって、基板と流路形成部材とを短時間で接着・固定することができる。以上述べたとおり、流量計の量産工程において、流量計を短時間で量産することができるため、流量計の量産工程における流量計の滞留を解消し、スループットを改善して、流量計の製造の生産性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る流量計であって、回路基板を流路形成部材に配置する前の回路基板と流路形成部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流量計の図1のI−I方向から見た側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る流路形成部材の図1のI−I方向から見た側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る流路形成部材の平面図である。 本発明の一実施形態に係る流路形成部材の底面図である。 本発明の一実施形態に係る流量センサの構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流量センサの図6のII−II方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係る流量計の製造工程を示した図である。(a)は、加工後の流路形成部材の状態を示した図である。(b)は、加工後の流路形成部材に、回路基板を設置する前の状態を示した図である。(c)は、加工後の流路形成部材に、回路基板を設置した後の状態を示した図である。(d)は、回路基板を設置した流路形成部材を上下反転させた後の状態を示した図である。(e)は、流路形成部材に形成された貫通溝(ただし、貫通溝は回路基板の下面により、下方向から閉塞されている)に光硬化剤を付着している状態を示した図である。(f)は、光硬化剤が付着された貫通溝に光を照射している状態を示した図である。(g)は、光硬化剤が硬化し、流路形成部材と回路基板とが固定・接着された後に、流路形成部材を上下反転させた状態を示した図である。 本発明の一実施形態に係る流量計の製造工程(図8(d))における断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流量計の製造工程(図8(e))における断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流量計の図10の断面斜視図の一部を拡大した拡大図である。 本発明の他の実施形態に係る流量計の断面斜視図の一部を拡大した拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。なお、以下の説明において、図面の上側を「上」、下側を「下」という。
図1〜図7は、特に、本発明の一実施形態に係る流量計1の構造を示すためのものである。図1は、本発明の一実施形態に係る流量計1であって、回路基板を流路形成部材に配置する前の回路基板と流路形成部材の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る流量計1の図1のI−I方向から見た側面断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る流路形成部材の図1のI−I方向から見た側面断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る流路形成部材の平面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る流路形成部材の底面図である。
図1に示すように、流量計1は、例示的に、流路形成部材3及び回路基板5(基板)を備えて構成される。流量計1は、略直方体形状で構成されている。
流路形成部材3は、後述する流路40を形成する部材であり、例示的に、流路40の一部に設けられた開口34から外側に向けて延出し、貫通溝39が形成されたフランジ31、フランジ31の外端部に形成された囲み壁32、及び流路形成部材3の下部33を備えて構成されている。また、流路形成部材3の材料には、金属又は樹脂等が使用可能である。なお、フランジ31と囲み壁32と流路形成部材3の下部33とは、一体で構成されていてもよいし、別体として構成されていてもよい。
流路形成部材3のフランジ31の上面には、後述する回路基板5を収容するための長方形状の基板設置部35Aが形成されている。基板設置部35Aの底面35Bの中央部分に長手方向に長い長方形状の開口34が形成されている。開口凹部35Cは、後述するように、図2に示す回路基板5の下面5Bにより気密に封止されて、ガスや空気等の被測定流体の流路40を形成する。また、図2に示すように、回路基板5の下面5Bにより、貫通溝39についても、上方向から覆うように閉塞されている。さらに、囲み壁32には、後述する回路基板5に設置されたコネクタ55の側面55Aに設けられた開口57に接続される接続ケーブルを引き出すための切欠(不図示)が形成されている。なお、コネクタ55の上面55Bに開口57が設けられている場合、囲み壁32には接続ケーブルを引き出すための切欠は不要である。
図2及び図3に示す連通路36A及び36Bは、開口凹部35Cに連通する上部と流入口37A及び流出口37B側に連通する下部の軸線方向(縦方向)の軸心位置を長手方向側にずらして形成されている。また、開口凹部35Cと流入口37A及び流出口37Bの略中間位置において長手方向に沿って形成された流路40により連通されている。連通路36A及び36Bと流路40とにより流量計1の被測定流体の流路が形成される。
図4に示すように、フランジ31の底面35Bには開口34を取り込むように、貫通溝39が形成されている。貫通溝39の断面形状は、例えば矩形である。ただし、矩形に限定されず、曲線からなる形状であってもよく、直線と曲線とを組み合わせた形状であってもよい。また、フランジ31には、貫通溝39を橋架する橋げた38が形成されている。
図5に示すように、流路形成部材3の下部33の下面33Aには短辺方向の中心線Lに対して左右両側に被測定流体の流入口37A及び流出口37Bが並んで形成されている。流入口37A及び流出口37Bは、下方向から見て略正方形状をなす浅い凹部となっている。また、図2及び図3に示すように、連通路36A及び36Bは、各一端が開口凹部35Cの長手方向両端部に開口して連通され、各他端が流入口37A及び流出口37Bの中心線L側(互いに近接する側)に開口している。また、上記した橋げた38は、フランジ31の下面31A及び31Bに形成されている。当該橋げた38は、容易に取り外し可能なように構成されており、たとえば、回路基板5と流路形成部材3とを接着・固定することができた後に、取り外される。
図1に戻り、回路基板5は、例示的に、破線で示す流量センサ51、流量センサ51を駆動するための駆動回路、制御するための制御回路、流量センサ51の出力に基づいて被測定流体の流量を演算する演算回路等からなる回路群53、及び回路群53と他の部品とを電気的に接続するためのコネクタ55を備えて構成されている。また、流量センサ51は、図1に示す回路基板5の下面5Bに備えられている。さらに、回路群53及びコネクタ55は、図1に示す回路基板5の上面5Aに備えられている。
図6は、本発明の一実施形態に係る流量センサ51の構成例を示す図である。図7は、本発明の一実施形態に係る流量センサ51の図6のII−II方向から見た断面図である。図6及び図7に示すように、流量センサ51は、キャビティ102が設けられた基板101と、基板101上にキャビティ102を覆うように配置された絶縁膜103と、絶縁膜103に設けられたヒータ104と、ヒータ104より上流側に設けられた上流側測温抵抗素子105と、ヒータ104より下流側に設けられた下流側測温抵抗素子106と、上流側測温抵抗素子105より上流側に設けられた周囲温度センサ107と、を有している。
絶縁膜103のキャビティ102を覆う部分は、断熱性のダイアフラムを構成している。周囲温度センサ107は、流路40を流通する被測定流体の温度を測定する。ヒータ104は、キャビティ102を覆う絶縁膜103の略中心に配置されており、流路40を流通する被測定流体を、周囲温度センサ107が計測した温度よりも一定温度高くなるように加熱する。上流側測温抵抗素子105はヒータ104より上流側の温度を検出するために用いられ、下流側測温抵抗素子106はヒータ104より下流側の温度を検出するために用いられる。
ここで、流路40内における被測定流体の流量が零の場合、ヒータ104で加えられた熱は、上流方向と下流方向へ対称的に拡散する。従って、上流側測温抵抗素子105の温度と下流側測温抵抗素子106の温度は等しくなり、上流側測温抵抗素子105の電気抵抗と下流側測温抵抗素子106の電気抵抗は等しくなる。これに対し、流路40内における被測定流体が上流側から下流側へと流通している場合、ヒータ104で加えられた熱は下流方向に運ばれる(運搬効果)。従って、上流側測温抵抗素子105の温度よりも下流側測温抵抗素子106の温度が高くなり、上流側測温抵抗素子105の電気抵抗と下流側測温抵抗素子106の電気抵抗との間に差が生じる。この電気抵抗の差は、流路40内を流通する被測定流体の速度や流量と相関関係があることが知られている。このため、上流側測温抵抗素子105の電気抵抗と下流側測温抵抗素子106の電気抵抗との差に基づいて、流路40内を流通する被測定流体の速度や流量を測定(算出)することができる。
なお、基板101の材料としては、シリコン(Si)等が使用可能である。絶縁膜103の材料としては、酸化ケイ素(SiO2)等が使用可能である。キャビティ102は、異方性エッチング等により形成される。また、ヒータ104、上流側測温抵抗素子105、下流側測温抵抗素子106及び周囲温度センサ107の各々の材料としては、白金(Pt)等が使用可能であり、これらは、リソグラフィ法等により形成可能である。
図8は、本発明の一実施形態に係る流量計1の製造工程を示した図である。図8(a)は、加工後の流路形成部材3の状態を示した図である。図8(b)は、加工後の流路形成部材3に、回路基板5を設置する前の状態を示した図である。図8(c)は、加工後の流路形成部材3に、回路基板5を設置した後の状態を示した図である。図8(d)は、回路基板5を設置した流路形成部材3を上下反転させた後の状態を示した図である。図8(e)は、流路形成部材3に形成された貫通溝39(ただし、貫通溝39は回路基板5の下面5Bにより、下方向から閉塞されている)に光硬化剤60を付着している状態を示した図である。図8(f)は、光硬化剤60が付着された貫通溝39に光を照射している状態を示した図である。図8(g)は、光硬化剤60が硬化し、流路形成部材3と回路基板5とが固定・接着された後に、流路形成部材3を上下反転させた状態を示した図である。
本発明の一実施形態に係る流量計1は、以下の工程を経て生産される。まず、図8(a)に示すように、流路40の一部に設けられた開口34から外側に向けて延出し、貫通溝39が形成されたフランジ31、フランジ31の外端部に形成された囲み壁32、及び流路形成部材3の下部33を有する流路形成部材3が作成される(図1及び図2参照)。
次に、図8(b)に示すように、フランジ31の基板設置部35Aの底面35Bに回路基板5の一部が接するように、回路基板5の下面5Bに設置された、破線で示す流量センサ51を流路40に露出させる向きで回路基板5を流路形成部材3に設置する。当該回路基板5を流路形成部材3に設置した後の状態は、図8(c)が示している。
次に、光硬化剤60を硬化させるための光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達するように回路基板5が設置された流路形成部材3と光との相対的な向きを調整する。具体的には、図8(d)に示すように、破線矢印で示す向きに光が照射される場合は、流路形成部材3を上下反転させ、光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達するように回路基板5が設置された流路形成部材3と光との相対的な向きを調整する。
図9は、本発明の一実施形態に係る流量計1の断面斜視図である。具体的には、図8(d)の部分的断面斜視図である。図9に示すように、開口凹部35Cは、回路基板5の下面5Bにより気密に封止されて、被測定流体の流路40を形成する。また、貫通溝39についても、回路基板5の下面5Bにより、フランジ31の基板設置部35Aの底面35Bに回路基板5の一部が接するように下方向から閉塞されている。
また、たとえば、光が照射される向きが固定されている場合、光硬化剤60を硬化させるための光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達するように、流路形成部材3の向きを調整する。また、流路形成部材3が固定されている場合、光硬化剤60を硬化させるための光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達するように、照射される光の向きを調整する。さらに、流路形成部材3の向き及び照射される光の向きを自在に調整可能である場合、光硬化剤60を硬化させるための光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達するように、流路形成部材3の向き及び照射される光の向きの双方を適宜調整することが可能である。
なお、流路形成部材3と光との相対的な向きを調整する工程の前に、回路基板5と流路形成部材3とを仮固定部材を介して仮固定してもよい。例えば、回路基板5を流路形成部材3に設置する際に、回路基板5と流路形成部材3とを仮固定部材を介して仮固定する。これにより、回路基板5を流路形成部材3に設置した後であって、流路形成部材3を上下反転する場合に、回路基板5が流路形成部材3から脱落することを防止することができる。または囲み壁32の内壁等に突起部を成形し、回路基板5を流路形成部材3に設置したときに突起部材により回路基板5が仮固定されるように構成してもよい。
次に、図8(e)に示すように、光硬化剤60を貫通溝39に付着する。
図10は、本発明の一実施形態に係る流量計の断面斜視図である。具体的には、図8(e)の部分的断面斜視図であり、特に、光硬化剤60が貫通溝39に付着が完了した場合の図である。図11は、本発明の一実施形態に係る流量計1の図10の断面斜視図の一部を拡大した拡大図である。上述したように、貫通溝39は、回路基板5の下面5Bにより、フランジ31の基板設置部35Aの底面35Bに回路基板5の一部が接するように下方向から閉塞されているため、貫通溝39に光硬化剤60を付着させる際、光硬化剤60が下方向に漏れ出すことはない。なお、光硬化剤60の付着量は、流路形成部材3と回路基板5とを十分に接着・固定できればよく、図10及び図11に示すように、溝の深さの約2/3程度の量であればよい。
次に、図8(f)に示すように、貫通溝39に、たとえば実線矢印で示す向きに光を照射する。光が貫通溝39を通してフランジ31と接する回路基板5に到達することで、光が貫通溝39に付着した光硬化剤60に照射され、光硬化剤60が硬化することで、流路形成部材3と回路基板5とが接着・固定される。
次に、図8(g)に示すように、回路基板5が表面に表れるように、流量計1を反転させる。
(他の実施形態)
図12は、本発明の他の実施形態に係る流量計1の断面斜視図の一部を拡大した拡大図である。図12は、図11とは、貫通溝39の形状が異なる点において相違している。
図12に示す流量計1の貫通溝39の断面形状は、下方向に凸形状である。なお、貫通溝39の形状は図11及び図12に示す形状には限定されず、さまざまな形状を採用することができる。
以上述べたとおり、本発明によれば、流路形成部材3に、回路基板5と流路形成部材3とを接着・固定するための光硬化剤60を付着するための貫通溝39を設け、貫通溝39に付着される光硬化剤60に光が適切に照射されるように、回路基板5が設置された流路形成部材3と照射される光との相対的な向きを調整する。そして、貫通溝39に光硬化剤60を付着し、光硬化剤60に光を照射し、光硬化剤60が硬化することによって、回路基板5と流路形成部材3とを短時間で接着・固定することができる。以上述べたとおり、流量計1の量産工程において、流量計1を短時間で量産することができるため、流量計1の量産工程におけるスループットを改善し、流量計1の製造の生産性を向上させることができる。
1 流量計
3 流路形成部材
5 回路基板
5A 上面
5B 下面
31 フランジ
32 囲み壁
33 フランジの下部
34 開口
35A 基板設置部
35B 基板設置部の底面
35C 開口凹部
36A 連通路
36B 連通路
37A 流入口
37B 流出口
38 橋げた
39、39A、39B 貫通溝
40 流路
51 流量センサ
53 回路群
55 コネクタ
55A 側面
55B 上面
57 開口
60 光硬化剤
101 基板
102 キャビティ
103 絶縁膜
104 ヒータ
105 上流側測温抵抗素子
106 下流側測温抵抗素子
107 周囲温度センサ

Claims (4)

  1. 被測定流体が流通する流路の一部に設けられた開口に流量センサを備える基板を接合して構成される流量計の製造方法において、
    前記流路を形成する流路形成部材であって、前記開口から外側に向けて延出し、貫通溝が形成されたフランジと、前記フランジの外端部に形成された囲み壁と、を有する流路形成部材を作成する工程と、
    前記フランジに前記基板の一部が接するように前記流量センサを前記流路に露出させる向きで前記基板を前記流路形成部材に設置する工程と、
    光硬化剤を硬化させるための光が前記貫通溝を通して前記フランジと接する前記基板に到達するように前記基板が設置された前記流路形成部材と前記光との相対的な向きを調整する工程と、
    前記貫通溝に前記光硬化剤を付着する工程と、
    前記貫通溝に前記光を照射する工程と、を含む、
    流量計の製造方法。
  2. 前記基板を前記流路形成部材に設置する工程は、前記基板と前記流路形成部材とを仮固定部材を介して仮固定する工程を含む、
    請求項1に記載の流量計の製造方法。
  3. 前記貫通溝は、前記開口を取り囲むように前記フランジに設けられている、
    請求項1又は2に記載の流量計の製造方法。
  4. 被測定流体が流通する流路の一部に設けられた開口に接合される、流量センサを備える基板と、
    前記流路を形成する流路形成部材であって、前記開口から外側に向けて延出し、貫通溝が形成されたフランジと、前記フランジの外端部に形成された囲み壁と、を有する流路形成部材と、を備え、
    前記基板は、前記フランジに前記基板の一部が接するように前記流量センサを前記流路に露出させる向きで前記流路形成部材に設置され、
    前記貫通溝を通して前記フランジと接する前記基板に到達する光により硬化された、前記貫通溝に付着された光硬化剤により、前記流路形成部材と前記基板とが固定された、
    流量計。
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