JP5648021B2 - 熱式空気流量センサ - Google Patents

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Description

本発明は、熱式空気流量センサに係り、特に自動車エンジンの吸気系に設置してエンジンの吸入空気量を検出するのに適する熱式空気流量センサに関する。
従来、自動車などの内燃機関の吸入空気通路に設けられ、吸入空気量を測定する空気流量センサとして、熱式のものが質量空気量を直接検知できることから主流となってきている。
最近では、半導体マイクロマシニング技術によりシリコン基板上に抵抗体や絶縁層膜を堆積した後で、KOHなどを代表とする溶材でシリコン基板の一部を除去し、薄膜部(ダイアフラム)を形成する空気流量センサが高速応答性を有することや、その応答性の速さを利用して逆流検出も可能であることから注目されている。また近年では、基板部(プリント基板や、セラミック基板など)の部品低減を目的として、流量検出素子や回路基板などを同一のリードフレーム上に実装し、その外周部を射出成形法により樹脂で封止することで、流量検出素子などを一体にした樹脂パッケージを作成することの検討が進められている。
一方、LSIやマイコンなどの半導体回路素子を樹脂で封止する場合は、回路素子とリードフレームはシート接着剤を用いて接着されることが多い。シート接着材の一般的な使用方法は、半導体回路ウエハの状態で裏面側にシート接着材を貼り付けて、ダイシング工程で個片化する際にシート接着層も同時に切断することによって、半導体回路チップ裏面全面にシート接着材が張り付いた状態となる。これによって、個片化された半導体回路素子をそのままリードフレーム上に実装することができるので、溶剤式の接着材を使用する時のように溶剤を印刷する工程が省けるといった利点がある。
電子素子と支持基板との接着について、特許文献1に記載の発明がある。特許文献1には、取付ベースと電子部品との間を接着固定するための電子部品用接着シートに、平面視で各々所定面積を有する複数の開口部が形成されていることが開示されている。特許文献1によれば、電子部品とシート接着剤を貼り合わせる際のエア巻き込みによる凸部形成を防止することができるので、取付ベースと電子部品の密着性を向上できる。
特開2003−234360号公報
半導体素子に薄膜部が形成された流量検出素子を支持基板に実装する場合に、薄膜部の裏面側の空洞部が密封状態になってしまうと、温度変化や圧力変化に伴って裏面側の空洞部に密封される空気の体積が変動してしまい、薄膜部が変形する場合がある。その様な場合には、センサの特性が変化してしまうので空気流量を検出する際に誤差が生じる可能性がある。そのため、流量検出誤差を抑制するために、薄膜部の裏面側の空洞部を密封しないように流量検出素子を支持基板に実装する必要がある。
しかしながら、特許文献1で扱われている電子部品は、裏面加工が施されていないブロック状電子部品である。特許文献1は、ブロック状の電子部品と取付ベースをシート接着材で接着する発明であるので、裏面加工が施されている流量検出素子を支持体に取り付ける際に、薄肉部の裏面側の空洞部を密封しないことについては検討の余地がある。
本発明の目的は、検出精度の高い熱式流量センサを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の熱式流量センサは、半導体基板を加工して設けられるダイアフラムと、前記ダイアフラム上に設けられる発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体の上流側と下流側にそれぞれ設けられる側温抵抗体と、を有する流量検出素子と、前記流量検出素子を、シート接着剤を介して接着保持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記ダイアフラムの裏面側に設けられる空洞部に一方が開口する連通孔を有しており、前記シート接着剤は、前記支持部材の連通孔の開口領域に換気孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、検出精度の高い熱式流量センサを提供することができる。
本発明の第一実施例の(a)横から見た断面概略図、(b)上から見た概略図。 本発明の第一実施例の(a)横から見た断面概略図、(b)上から見た概略図。 本発明の第一実施例の概略図。 本発明の第二実施例の(a)横から見た断面概略図、(b)上から見た概略図。 本発明の第二実施例の(a)横から見た断面概略図、(b)上から見た概略図。 本発明の第二実施例を用いた熱式流量計の構成図 本発明の第三実施例の(a)流量検出素子の裏面側概略図、(b)シート接着剤の概略図、(c)シート接着剤の換気孔の寸法概略図 本発明による熱式流量計の構成図
本発明の熱式空気流量センサについて、図8を用いて説明する。
本発明の熱式空気流量センサは、吸入空気1を自動車の内燃機関(図示せず)に供給するための吸気管路5内に、ハウジング3と、半導体パッケージ2とを設ける。
ハウジング3は、外部と電気的に接続するためのコネクタ部12と、回路が配設される回路室16と、ハウジング3を吸気管路5に固定するフランジ部4と、吸入空気1の一部を取り込む副通路6を備えている。
コネクタ部12は、コネクタ端子8を有している。コネクタ端子8は、一端が回路室16に延伸して半導体パッケージ2と回路室16内で電気的に接続され、もう一端がコネクタ部12の嵌合部に延伸して外部端子と電気的に接続される。
ハウジング3は回路室16とコネクタ部12の嵌合部に連通する連通孔9が構成されている。連通孔9により、回路室16を吸気管外と連通しており、回路室16が密閉されることを防止している。
半導体パッケージ2は、リードフレーム10と半導体基板20と回路素子と温度センサとを封止樹脂60により一体成型することにより作成される。また、半導体パッケージ2は、流量検出部7を吸入空気にさらすように、樹脂60で覆わずに部分的に露出する領域を有している。流量検出部7は、副通路6内に設けられ、副通路6内を流れる流体の流量から、吸入空気1の流量を算出する。
本発明の第一実施例を図1から図3を用いて説明する。
図1に示されるように、流量検出素子15はシリコンなどの半導体基板20上に絶縁膜層および抵抗体層の積層構造膜26が形成されており、水酸化カリウム(KOH)などを用いて半導体基板26の裏面側を部分的に除去することでダイアフラム25を形成している。ダイアフラム25上に、発熱抵抗体21と、上流側測温抵抗体22と、下流側測温抵抗体23と、が形成される。また半導体基板20の表面には電極パッド40が形成されており金線などのワイヤボンディング50を介して半導体基板20の外部と電気的に接続される。この流量検出素子15は、リードフレーム10上にシート接着剤30で固定されている。
リードフレーム10にはダイアフラム25の裏面側の空洞部の換気を目的とした換気孔11が形成されている。さらに換気孔35がシート接着剤30に形成されている。シート接着剤30のダイアフラム開口端部24とリードフレーム10に形成された換気孔11とが一致する領域内に換気孔35を形成することで形成することで、ダイアフラム25の裏面側の空洞部とリードフレーム10に形成された換気孔11とを連通している。
したがって、図1に示す構造体においてダイアフラム25の裏面側の空洞部は換気孔11、35を介して外気と連通することができる。
次に、図1の構造体を用いて、ダイアフラム25を含む領域を部分的に露出するように樹脂封止した構造について図2を用いて示す。
図1の構造体の外周部は、封止樹脂60によって封止されるが、流量検出部であるダイアフラム25を含む領域を部分的に露出するための開口部61が封止樹脂60に形成されている。また、リードフレーム10に形成された換気孔11と外気とを連通するための開口部62が、封止樹脂60の開口部61が形成されている反対側に形成されている。開口部62を設けることにより、流量検出素子15やリードフレーム10を封止樹脂60により封止した場合でも、ダイアフラム裏面が外気と連通し、密封状態となることを回避できる。
封止樹脂60により流量検出素子15やリードフレーム10を封止すると、ダイアフラム裏面側に形成される空洞部が密閉されてしまう。自動車の吸気系に配置される熱式空気流量センサは、-40〜130℃の温度変化の生じる環境下に配置されるため、密閉空間に空気が封止されてしまうと、この温度環境化において封止された空気が熱膨張することによりダイアフラム25が変形してしまう可能性がある。ダイアフラム25が変形した場合、ダイアフラム25上に形成されている発熱抵抗体21、上流側温抵抗体22、下流側温抵抗体23の抵抗値が変化してしまうので、流量検出時に誤差が生じてしまう。本実施例によれば、リードフレーム10とシート接着剤30と封止樹脂60とにそれぞれ換気孔11、35、62を設けることでダイアフラム25の裏面側が大気と連通しているので、熱式空気流量センサが高温化にさらされたとしてもダイアフラムの変形を抑えることができる。それゆえ、本発明によると熱による検出誤差を抑制することができるので、検出精度の高い熱式流量センサを提供することができる。
次に、樹脂封止をする方法について図3を用いて説明する。
流量検出素子15とリードフレーム10とを封止樹脂60で一体に封止して作成した半導体パッケージ2は、空気流量を検出するために、ダイアフラム25を直接測定媒体である吸入空気にさらす必要がある。封止樹脂60から部分的に露出し、測定媒体に曝されていなければならない。これを実現する方法として、流量検出素子15を実装したリードフレーム10を下金型80と上金型81で挟み込む。この時、下金型80、上金型81を問わずに封止樹脂を流し込む挿入口82が設けられている。さらに、開口部61を形成するために、上金型81とは別の金型である入れ駒83を上金型81に挿入するような構造としており、この入れ駒83を上部から荷重をかけて流量検出素子15の表面と密着させる。
また、下金型にはリードフレーム10に形成された換気孔11に封止樹脂が流れ込まないように突起部が形成されている。この突起部とリードフレーム10とを、換気孔11を含む領域とで密着させることで開口部62が形成されるようになる。この状態で挿入口82から封止樹脂60を流し込めば、図2に示した半導体パッケージを製造することができる。
本発明の第二実施例について図4から図6を用いて説明する。なお、第一実施例と同じ構成については説明を省略する。
図4に示されるように、本発明の第二実施例は、半導体基板20とリードフレーム10との間に基板支持部材70を設けている。半導体基板20と基板支持部材70とがシート接着剤30によって接着されている。基板支持部材70は、ダイアフラム25の裏面側に形成される空洞領域に換気孔71が形成され、換気孔71が設けられる面と同一面上であって半導体基板20が設けられていない領域に換気孔72が形成されている。シート接着剤30は、ダイアフラム25の裏面側の空洞部と基板支持体に設けられた換気孔71とを連通するために換気孔35が形成されている。さらに、基板支持部材70に設けられた溝73とリードフレーム10とによって連通通路を形成し、該連通通路を介して換気孔71と換気孔72を連通させている。上記構成によりダイアフラム25の裏面側の空洞部が密封されることを防止している。
このような構造体の利点として、半導体パッケージ2の裏面側が別の支持部材に全面接着されるような、図2で示される開口部62が半導体パッケージと接着している支持部材により密封されてしまう場合にダイアフラム裏面側の空洞部の密封を防止するのに有効である。
なお、図4を用いた説明では、基板支持部材70に溝73を形成した構造となっているが、リードフレーム10に溝73形成して、基板支持部材70とリードフレーム10とで連通通路を構成する場合も同様の効果が得られる。
次に、図4の構造体を用いて、ダイアフラム25を含む領域を部分的に露出するように樹脂封止した構造について図5を用いて示す。
図5に示されるように、基板支持部材70に形成された換気孔72と外気とを連通するような開口部63が封止樹脂60に設けられている。上記構成により、封止樹脂60で流量検出素子15とリードフレーム10と基板支持部材70とを一体に封止する場合でも、ダイアフラム25の裏面側の空洞部が密封されることを防いでいるので、流量検出誤差を抑制することができる。そのため、本発明の第二実施例は、検出精度の高い熱式流量センサを提供することができる。
第二実施例を用いた熱式流量計について図6を用いて説明する。
流量検出部7が副通路6内に配置され、換気孔72および開口部63が回路室16内に配置されている。ダイアフラム25の裏面側の空洞部は、シート接着剤30に設けられる換気孔35と、基板支持部材70に設けられる換気孔71と、基板支持部材70とリードフレーム10とによって形成された連通路と、基板支持部材70に設けられる換気孔72と、封止樹脂60にも設けられる開口部63とを介して回路室16内に連通される。また、回路室16はハウジング3に設けられた換気孔9を介して吸気管外と連通している。上記構成によって、ダイアフラム25の裏面側の空洞部が密封されることを防止している。
第二実施例の利点としては、ダイアフラム25の裏面側の空洞部をダストなどの汚損物が流れている副通路と連通するのでなく、回路室16を介して吸気管外の外気と連通することができるので、ダイアフラム25の裏面側の空洞部にダストなどの汚損物が飛来することを抑制でき、耐汚損性が向上することができる点である。また、副通路6を流れるダストやオイルなどにより開口部63や換気孔72が塞がることがないので、信頼性が向上する。
本発明の第三実施例を、図7を用いて説明する。
図7(a)は、半導体基板20を裏面から見た場合の外観を示している。本実施例においては、ダイアフラム25の裏面側の開口形状に対し、リードフレーム10に形成された換気孔11の方が小さい場合を示した図である。この場合、ダイアフラム25の裏面側に形成される空洞部と換気孔11を連通させるために一致させる領域はリードフレーム10に設けられる換気孔11の領域となる。つまり、換気孔11の領域がダイアフラム裏面開口端部内24のどの場所に形成される場合おいても、ダイアフラム25の裏面側の空洞部を密封させないためには、換気孔11の領域に少なくとも一つ以上の換気孔がシート接着剤30に設けられている必要がある。
図7(b)および図7(c)に示されるように、本発明の第三実施例のシート接着剤30には複数の換気孔35が形成されている。多数個設けられた換気孔35は、所定の間隔で36,37設けられている。ここで、所定の間隔とは、隣り合う連通孔の中心間の距離のことを示す。上述したとおり、換気孔35はダイアフラムの裏面側の空洞部とリードフレーム10に設けられた換気孔11とを連通するように設けられる必要がある。そこで、所定の間隔36,37の内最も大きい間隔を、ダイアフラム裏面開口端部24の領域とリードフレーム10に形成された換気孔11の領域とが一致する領域の最小寸法よりも小さくしている。上記構成により、ダイアフラム裏面開口端部24の領域には、シート接着剤30に設けられた複数個の換気孔35のうち、少なくともひとつが必ず位置するようになるので、ダイアフラム25裏面側の空洞部の密封を回避することができる。
本発明の第三実施例によれば、シート接着剤30を流量検出素子に貼り付ける際の位置合わせが不要となり、製造工程を簡略化できるので、より低コストにダイアフラム25の裏面側の空洞部の密封を防止できる。そのため、本発明の第三実施例によると流量検出誤差を抑制することができるので、検出精度の高い熱式流量センサを提供することができる。
また、換気孔35の寸法は、半導体基板の外周部27とダイアフラム裏面開口端部24の間隔の最小寸法28よりも小さくなるように構成されている。封止樹脂60で流量検出素子15などを樹脂封止する場合、換気孔の寸法が大きすぎると、流量検出素子15の接着面とリードフレーム10との間にダイアフラム25の裏面側の空洞部と検出素子15外とを連通するような隙間が発生してしまう。この隙間から封止樹脂60がダイアフラム25の裏面側へ漏れてしまう虞があるところ、上記構成によって該連通するような隙間が形成されないようにしているので、封止樹脂60がダイアフラム25の裏面側の空洞部に漏れ出ることを防止することができる。そのため、樹脂成形時の信頼性が向上する。
本発明の第三実施例のシート接着剤30を、本発明の第一実施例および本発明の第二実施例に適応すると、ダイアフラム25の裏面側の空洞部の密封を、低コストに実現できる。
なお、本発明の第一実施例から第二実施例における換気孔35は、説明上円の形状としているが、その形状が正方形や長方形、あるいはだ円などのその他の形状であっても同様の効果が得られる。
1・・・吸入空気
2・・・半導体パッケージ
3・・・ハウジング
4・・・フランジ部
5・・・吸気管路
6・・・副通路
7・・・流量検出部
8・・・コネクタ端子
9・・・換気孔
10・・・リードフレーム
11・・・換気孔
12・・・コネクタ部
15・・・流量検出素子
16・・・回路室
20・・・半導体基板
21・・・発熱抵抗体
22・・・上流側温抵抗体
23・・・下流側温抵抗体
24・・・ダイアフラム裏面開口端部
25・・・ダイアフラム
26・・・絶縁膜層および抵抗体層の積層構造膜
27・・・半導体素子裏面外周部
28・・・ダイアフラム裏面開口端から半導体素子裏面外周部との最小寸法
30・・・シート接着剤
35・・・換気孔
36・・・所定の間隔
37・・・所定の間隔
40・・・電極パッド
50・・・ボンディングワイヤ
60・・・封止樹脂
61・・・開口部
62・・・開口部
63・・・開口部
70・・・基板支持部材
71・・・換気孔
72・・・換気孔
73・・・溝
80・・・モールド下金型
81・・・モールド上金型
82・・・樹脂流し口
83・・・入れ駒

Claims (8)

  1. 半導体基板を加工して設けられるダイアフラムと、前記ダイアフラム上に設けられる発
    熱抵抗体と、前記発熱抵抗体の上流側と下流側にそれぞれ設けられる側温抵抗体と、を有
    する流量検出素子と、
    前記流量検出素子を、シート接着剤を介して接着保持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記ダイアフラムの裏面側に設けられる空洞部に一方が開口する連通
    孔を有しており、
    前記シート接着は、換気孔を有しており、
    前記換気孔は、前記空洞部と前記連通孔の一方の開口とを連通するように、前記支持部
    材の連通孔の開口領域に対応するシート接着剤の領域に設けられていることを特徴とする
    熱式流量センサ。
  2. 請求項1に記載の熱式空気流量センサにおいて、
    前記シート接着剤には、多数の換気孔が所定の間隔ごとに前記シート接着剤一面に形成されていることを特徴とする熱式空気流量センサ。
  3. 請求項2に記載の熱式空気流量センサにおいて、
    前記シート接着剤に形成された換気孔の最大寸法は、半導体素子の裏面におけるダイアフラム裏面開口端から半導体素子裏面外周部との最小寸法よりも小さいことを特徴とする熱式空気流センサ。
  4. 請求項3に記載の熱式流量センサにおいて、
    前記支持部材と前記流量検出素子とを一体に封止する樹脂を有しており、
    前記樹脂は、前記ダイアフラムを露出させるための第一の開口部と、前記支持部材に設けられた連通孔を露出させるための第二の開口部とを有していることを特徴とする熱式空気流量センサ。
  5. 請求項2に記載の熱式空気流量センサにおいて、
    前記所定の間隔は、前記ダイアフラム裏面開口領域と前記支持基板に形成された換気孔領域とが一致する領域の最小寸法よりも小さいことを特徴とする熱式流量センサ。
  6. 請求項1に記載の熱式空気流量センサにおいて、前記支持部材はリードフレームであることを特徴とする熱式空気流量センサ。
  7. 請求項1に記載の熱式空気流量センサにおいて、
    前記支持部材は、リードフレーム上に接着保持されていて、
    前記支持部材に設けられた連通孔の他方の開口部は、前記一方の開口部が開口している面と同一面でかつ前記流量検出素子に覆われていない領域に開口していることを特徴とする熱式空気流量センサ。
  8. 請求項7に記載の熱式流量センサにおいて、
    前記リードフレームと前記支持部材と前記流量検出素子とを一体に封止する樹脂を有しており、
    前記樹脂は、前記ダイアフラムを露出させるための第一の開口部と、前記支持部材に設けられた連通孔の他方の開口部を露出させるための第二の開口部とを有していることを特徴とする熱式空気流量センサ。
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