JP2015218211A - ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた食品包装用小巻ラップフィルム - Google Patents

ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた食品包装用小巻ラップフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】食品包装用フィルムとして好適な低収縮性、粘着性に優れ、ヘプタンによるフィルム溶出量を低減し、製膜性及び生産性に優れたポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたラップフィルムを提供する。
【解決手段】(A)ポリ塩化ビニル系樹脂、(B)重量平均分子量1,600〜3,600の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤、(C)可塑化効率が0.90以下の脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤、(D)エポキシ化植物油、(E)グリセリン系防曇剤を含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、(A)成分100質量部に対して、(B)成分と(C)成分の併用物の含有量が16〜22質量部、(D)成分の含有量が6〜10質量部、(E)成分の含有量が1.0〜2.5質量部であり、前記(B)成分と(C)成分の併用物において(B)成分の割合が50〜70質量%であり、前記(B)成分が、アジピン酸、1,2−プロパンジオール及び末端封止成分としてn−オクタノールを原料として製造されたものである、食品包装用小巻ラップフィルム用のポリ塩化ビニル系樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、食品包装用フィルム等の素材として好適なポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた食品包装用小巻ラップフィルムに関する。更に詳しくは、本発明は、食品や食品用容器を包み込むための粘着性、その中でも低温粘着性に優れ、巻物にしたときの収縮が小さく、さらには、昭和57年厚生省告示第20号に定める蒸発残留物試験法により測定したヘプタン抽出量が少なく脂肪性食品への可塑剤等の移行量が少ないラップフィルムを与えるポリ塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を製膜してなる前記特性を始めとした食品包装用ラップフィルム特性に優れたラップフィルムに関するものであり、且つ製膜性及び生産性に優れた食品包装用小巻ラップフィルムに関するものである。
食品包装用小巻ラップフィルムとは、ホテル、レストラン等の厨房、あるいは一般家庭において主に食品保存時のラップ用として使用される、鋸刃付きのカートンボックスに小巻された状態で収納されるフィルムを指す。これらラップフィルムの材質の一つとしてポリ塩化ビニルがあり、経済性及び粘着性、透明性、ストレッチ性などの優れたラップフィルム特性を示している。これらの特性を得るためポリ塩化ビニル樹脂に可塑剤を配合した軟質塩ビをベースに樹脂配合物が組み立てられ、これをフィルムに製膜してラップフィルムを得ている。
ポリ塩化ビニル製ラップフィルムは、優れた特性を示すものであるが、低温保管時等低温下での粘着力の低下、高温保管時等高温下での幅方向の収縮、近年の食品衛生法規格・基準の諸外国との整合化検討により顕在化したラップフィルムから食品への添加剤の移行など改善すべき特性事項が多く、これまでこれらの全ての特性事項を満たすラップフィルムは存在していなかった。このような課題に対し、本発明者らは、例えば、特許文献1で開示しているようにラップフィルムとしての優れた特性を持ち、しかも溶出量の十分な低減を図った塩ビ樹脂組成物及びそれを用いたラップフィルムを提案している。この際の溶出量の規格基準は、特許文献1に示したように、フィルムの表面積1cm当たり2mlのヘプタンを使用して抽出を行うという日本の基準に焼き直すと、従来の浸漬法で行った場合、25μg/mlという基準になる。特許文献1はこの基準を満たすものであった。
しかしながら、それとは別にラップフィルムに限らず製品の作製には生産効率が重要であり、安定的に生産することが重要な要素となっている。特許文献1の配合設計では、熱安定性の低下や流動性の変動により従来配合品に比べ、製膜時の穴開きによるトラブルが発生しやすいため生産性が低下することがあった。
以上述べた様に従来の技術では溶出量の低減、ラップの必要特性及び生産性の全てを満足する配合系は得られていない。これらの問題に対して、例えば、特許文献2では、蒸発残留物試験での抽出量の低減と生産性(ドライアップ性)等の可塑剤特性を満足する新たなポリエステル系可塑剤が提案されており、ストレッチフィルムを対象とした配合設計で検討した結果、一定の低減効果が得られていることは確認できるが、ラップフィルムについては未検討のため、ラップフィルムについて適した配合設計を行う必要がある。
特開2011−153210号公報 特開2011−256270号公報
本発明の目的は、ラップフィルムとしての優れた特性を持ち、溶出量の十分な低減を図り、製品の寸法安定性や低温粘着性にも優れ且つ生産性に優れた、食品包装用小巻ラップフィルム用のポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた食品包装用小巻ラップフィルムを提供することである。
本発明は、(A)ポリ塩化ビニル系樹脂、(B)重量平均分子量1,600〜3,600の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤、(C)可塑化効率が0.90以下の脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤、(D)エポキシ化植物油、(E)グリセリン系防曇剤を含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、(A)成分100質量部に対して、(B)成分と(C)成分の併用物の含有量が16〜22質量部、(D)成分の含有量が6〜10質量部、(E)成分の含有量が1.0〜2.5質量部であり、前記(B)成分と(C)成分の併用物において(B)成分の割合が50〜70質量%であり、前記(B)成分が、アジピン酸、1,2−プロパンジオール及び末端封止成分としてn−オクタノールを原料として製造されたものである、食品包装用小巻ラップフィルム用のポリ塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
また、本発明は、前記のポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製膜してなり、厚さが10μm以下であり、ヘプタン抽出量が25μg/ml以下である食品包装用小巻ラップフィルムに関する。
本発明の樹脂組成物を用いることで、ヘプタン抽出量が低く、しかも寸法安定性や低温粘着性などのラップフィルムとして優れた特性を有し、且つ生産性に優れたポリ塩化ビニル系樹脂配合物及びそれを用いたラップフィルムを得ることが出来た。本発明のポリ塩化ビニル系樹脂配合組成物を用いて製膜したラップフィルムは、厚さが10.0μm以下であって、昭和57年厚生省告示20号にて測定したヘプタン抽出量が25μg/ml以下であり、且つ生産性に優れたものである。
本発明によれば、ホテル、レストラン等あるいは家庭で使用するラップフィルムにおいてフィルム成形時の押出加工性、巻替用原反の保管時の幅方向低収縮性、製品としての化粧箱からの引き出し性、カット性、容器等への粘着性、低温下での粘着性、ラップフィルムの低収縮性が得られると共に厚生省告示20号に定められたヘプタン抽出量が少なく、したがって脂肪性食品への可塑剤等液状成分の移行が少なく、且つ生産性に優れた食品包装用小巻ラップフィルム用のポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた食品包装用小巻ラップフィルムが得られる。また、脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤の重量平均分子量は、1,600〜3,600と広い分布を持っているため、防曇剤として特許文献1で使用したようなポリグリセリンを使用することなくラップフィルムの低温粘着性を確保することができた。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、(A)ポリ塩化ビニル系樹脂、(B)重量平均分子量1,600〜3,600の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤、(C)可塑化効率が0.90以下の脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤、(D)エポキシ化植物油、(E)グリセリン系防曇剤を含有する食品包装用小巻ラップフィルム用の組成物である。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物において、(A)成分として用いるポリ塩化ビニル樹脂としては、平均重合度700〜1,300程度の重合体が好ましく使用される。この範囲の平均重合度を有する重合体であればラップフィルムを成形するために必要な成形性、耐熱性及び流動性等を有しているので好ましい。
また、塩ビ系樹脂としては塩化ビニルホモポリマーのほか、塩化ビニルモノマーを10質量%以上含有し、これと共重合可能なモノマーとの共重合物、グラフト共重合体、ブロック共重合体がある。そのコポリマーの例としては、エチレン、プロピレン、ポリブテン等のオレフィン系、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル等の飽和ビニルエステル、不飽和アルキルエステル、ラウリルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル、マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、メチルスチレン、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデンを挙げることができる。更に、ポリ塩化ビニルは、例えば、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンの三次元ポリマーとのポリマーブレンド、または、ポリ塩化ビニルのアルコール等による後処理物、後塩素化物等の含ハロゲン樹脂がある。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物に使用される(B)成分の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤としては、重量平均分子量1,600〜3,600のものが用いられる。重量平均分子量が1,600未満のポリエステル可塑剤の場合、十分なヘプタン抽出量低減を達成することが難しくなり、一方、重量平均分子量が3,600を超えるポリエステル可塑剤の場合、十分なヘプタン抽出量低減を達成することができるが、粘度が高く相溶性が悪く熱安定性が劣るため製膜性が低下し、トラブル発生が多くなり生産性が低下するおそれがある。なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定し、標準ポリスチレン検量線より換算して得た値である。
また、(B)成分の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤の粘度は、200〜1,500mPa・sであることが好ましい。粘度が前記範囲にあることにより、他の添加剤との相溶性も優れるため、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物において、熱安定性の低下及び流動性の変動による成形性の低下を抑えることができる。なお、粘度が1,500mPa・sを超えると、ポリエステル可塑剤が、高分子量のため、樹脂との絡み合いの程度が大きく、また自身が高分子量であるためヘプタンでの抽出がされにくいなど、熱安定性や流動性が低下するおそれがある。また、粘度は、BM型粘度計を用いて25℃の条件において、JIS K6901−1986に準じて測定し、得た値である。
本発明に用いられる(B)脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤について更に詳述すると、組成は、脂肪族系ジカルボン酸成分としてアジピン酸、脂肪族系ジオール成分として1,2−プロパンジオール及び末端封止成分としてn−オクタノールを原料として製造されたエステル化合物である。尚、(B)脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤における、アジピン酸、1,2−プロパンジオール及びn−オクタノールの組成比(質量比)は、アジピン酸/1,2−プロパンジオール/n−オクタノール=80〜100/70〜100/70〜100の範囲が好ましい。また、脂肪族系ジオール成分として、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール等の炭素原子数2〜12の脂肪族系ジオールを併用してもよい。
また、(B)脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤において、好ましくは、水酸基価が10〜30mgKOH/gでの範囲であり、エステル基濃度が8〜9mmol/gの範囲であるエステル化合物である。
本発明の樹脂組成物に使用される(C)成分の脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤としては、可塑化効率が0.90以下であれば、特に制限しないが、脂肪族二塩基酸エステル、アセチル化モノグリセライド等が挙げられ、具体的な可塑剤としては、アジピン酸ジオクチル(2−エチルヘキシルを含む)、アジピン酸ジアルキル(C6−C10)、アジピン酸ジアルキル(C7−C9)、グリセリンジアセトモノラウレート等が挙げられる。なお、可塑化効率とは、DOP(フタル酸ジオクチル)の可塑化効率を1.00とした際に、同程度の可塑化効果を得るために必要な可塑剤量を数値化したもので、小さいほど可塑化効率が優れている。
可塑化効率が0.90を超えるものでは可塑化効率が不十分で熱安定性や生産性に劣る配合となり、これを補うために可塑剤量を増やした場合には、ヘプタン抽出量を規定値以下にすることが困難になるおそれがある。また、可塑化効率が0.90以下であれば、可塑化効率が良好で熱安定性、生産性とヘプタン抽出量の両方の特性を満足させる配合系が得られ、好ましい。
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物において、(B)成分と(C)成分を合わせた可塑剤(併用物)の含有量は、(A)成分100質量部に対して、16〜22質量部である。16質量部未満では可塑化効率、熱安定性及び生産性が低下するおそれから、生産には不向きであり、また、22質量部を超えるとヘプタン抽出量を規定値以下にできない場合があり、品質を確保することができないおそれがある。
(B)成分と(C)成分を合わせた可塑剤(併用物)において、(B)成分単独では十分な成形性の改善することは困難であるおそれがあるため、成形性の改善のため、(B)成分の割合は、50〜70質量%である。なお、残部については、すべて、(C)成分でもよく、あるいは、他の可塑剤を含んでいてもよい。従って、(C)成分の割合は、10〜50質量%が好ましく、30〜40質量%がより好ましい。
以上のような可塑剤配合系を使用することで、ヘプタン溶出量を25μg/ml以下とすることできるとともに、(B)成分により他の可塑剤が保持され表面にブリードアウトし難くなるため、原反保管時の幅方向の収縮率が小さく、製品が高温雰囲気に曝された場合の幅方向の収縮率も小さくなり、低温時の粘着が維持された優れた特性を持ち且つ生産性に優れたラップフィルムを得ることができる。
本発明の樹脂組成物に使用される(D)成分のエポキシ化植物油は、樹脂組成物の押出成形性、特に押出成形時の熱安定性を向上させる効果を有している。この(D)エポキシ化植物油の例としては、エポキシ化大豆油やエポキシ化亜麻仁油が挙げられ、好適にはエポキシ化大豆油が挙げられる。
また、(D)エポキシ化植物油の含有量は、(A)成分100質量部に対して、6〜10質量部である。6質量部未満では熱安定性が低下し、ラップフィルムの必要な特性及び生産性が低下するおそれがあるため生産には不向きである。また10質量部を超えるとラップフィルムのにおいが悪くなり、べたつきによるフィルム引出性の低下のため品質が確保できず、生産性にも影響が出るため生産には不向きである。
本発明の樹脂組成物に使用される(E)成分のグリセリン系防曇剤としては、モノグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のグリセリンエステルが挙げられ、これらは単独あるいは2種類以上の組合せで用いられる。好ましくは、ジグリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルの混合物が使用される。さらに、ジグリセリン脂肪酸エステルとしては、好適には、ジグリセリンオレート、ジグリセリンラウレート、ジグリセリンモノオレート等が挙げられ、ソルビタン脂肪酸エステルとしては、好適には、ソルビタンラウレート、ソルビタンステアレート等が挙げられる。
また、(E)グリセリン系防曇剤の含有量は、(A)成分100質量部に対して1.0〜2.5質量部である。1質量部未満ではラップフィルムの必要な特性である粘着力が低下するため品質が確保できない。また、2.5質量部を超えるとラップフィルム製品の寸法安定性及び引出性が低下するため品質の確保ができない。
以上のようなポリ塩化ビニル系樹脂組成物を使用することで、ラップフィルムの品質を確保し、且つ生産性に優れた製品を得ることができる。また、本発明のポリ塩化ビニル系樹脂配合組成物には、カルシウム/亜鉛系金属石鹸やハイドロタルサイトを代表例とする安定剤を添加してもよく、必要に応じ、その他の可塑剤、顔料、滑剤、充填剤、プレートアウト防止剤、抗酸化剤、離形剤、粘度低下剤、界面活性剤、蛍光剤、表面処理剤、架橋剤、加工助剤等を添加してもよい。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物を、インフレ押出機で押出し、ラップフィルムの原反を得、これを巻替機で巻き替え、食品包装用小巻ラップフィルムが作製される。作製された食品包装用小巻ラップフィルムの厚さは、ラップフィルム特性の点から、10μm以下であり、5〜8μmが好ましい。また、作製された食品包装用小巻ラップフィルムのヘプタン抽出量は、溶出量の低減の点から、25μg/ml以下である。なお、ヘプタン抽出量とは、例えば、一定面積の試料をフィルムから切り取り、その表面積1平方cm当たり2mlのヘプタン溶液に25℃の温度で1時間浸漬し、溶液を蒸発乾固させ、その質量を測定することでフィルムからヘプタン溶液への移行量を求めたものである。
以下に具体例により本発明の実施形態を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜2、比較例1〜12)
平均重合度1,050の(A)塩化ビニル樹脂100質量部に対して、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤(アジピン酸/1,2−プロパンジオール/n−オクタノール=90/80/80質量部)(重量平均分子量2,800、粘度800mPa・s)、(C)アジピン酸系エステル可塑剤としてはアジピン酸ジオクチル(可塑化効率0.85)を使用し、更に(D)エポキシ化大豆油を加え、(E)防曇剤としてジグリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エステルの混合物(ジグリセリンオレエート/ソルビタンラウレート=50/50質量部)を表1〜2に示した質量部数加え、安定剤としてはCa-Zn系安定剤を1質量部加えた樹脂組成物を調整した。
尚、比較例2〜3では、重量平均分子量2,800のアジピン酸系ポリエステル可塑剤の代わりに、重量平均分子量1,300又は4,000のアジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用した。
尚、比較例1、4では、アジピン酸ジオクチル(可塑化効率0.85)の代わりに、アジピン酸イソノニル(可塑化効率0.92)を使用した。
次に、この樹脂組成物をインフレ押出機で押出しラップフィルムの原反を得た。これを巻替機で巻き替え化粧箱に詰め込み、幅30cm、長さ100mのラップフィルム製品を得た。
Figure 2015218211
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得られた原反及びラップフィルムについて下記に示した方法で評価を行い、結果を表3〜4に示した。表3〜4は上記のインフレ押出機による製膜性、生産トラブル、原反及び小巻品の評価結果である。
〔フィルム厚み〕
株式会社尾崎製作所製デジタル厚み測定器により、フィルム厚みを測定した。
[常温粘着力]
フィルムを20℃の恒温室に24時間投入し、フィルム同士をゴムロールで貼り付けそれを恒温室中に設置した株式会社東洋精機製作所製引っ張り試験機を用いてフィルム間の剥離力を求めそれを低温粘着力とした。幅は250mmである。
○:粘着力が7.0gf/250mm以上(0.0687N/250mm以上)
×:粘着力が7.0gf/250mm未満(0.0687N/250mm未満)
〔低温粘着力〕
フィルムを0℃の恒温室に24時間投入し、フィルム同士をゴムロールで貼り付けそれを恒温室中に設置した株式会社東洋精機製作所製引っ張り試験機を用いてフィルム間の剥離力を求めそれを低温粘着力とした。幅は250mmである。
○:粘着力が5.0gf/250mm以上(0.049N/250mm以上)
×:粘着力が5.0gf/250mm未満(0.049N/250mm未満)
[フィルム引出性]
化粧箱に入れた小巻製品を箱から引出す時の引出力をAIKO製のプッシュプルゲージで評価した。
○:引出しが軽く、使い勝手が良い
×:引出しが重く、使い勝手が悪い
[フィルム臭気]
製膜後24時間経過したフィルムの臭気を嗅いで官能評価をした。
○:不快になるような臭いが感じられない
×:臭いがきつく不快に感じる
〔原反収縮率〕
原反を室温(25℃)に5日間放置し,放置前後の原反の幅を測定し原反収縮率を求めた。
◎:原反収縮率が1.5%未満
○:原反収縮率が1.5%以上、2%未満
×:原反収縮率が2.0%以上
〔小巻品収縮率〕
小巻品を60℃の恒温層に24時間投入し投入前後のフィルム幅を測定し収縮率を求めた。
◎:小巻品収縮率が3.0%未満
○:小巻品収縮率が3.0%以上、5.0%未満
×:小巻品収縮率が5.0%以上
〔ヘプタン抽出量〕
一定面積の試料をフィルムから切り取り、その表面積1cm当たり2mlのヘプタン溶液に25℃の温度で1時間浸漬し、溶液を蒸発乾固させ、その重量を測定することでフィルムからヘプタン溶液への移行量を求めた。
○:ヘプタン抽出量が25μg/ml以下
×:ヘプタン抽出量が25μg/ml超
〔生産性〕
インフレ押出機にて、樹脂組成物を押出しフィルムの成形を行う際に生じる生産トラブル(穴開き、フィルム切れ、スリット不具合等)の1日当たりに発生する回数をカウントすることで評価した。
○:生産トラブル回数が0〜2回/日程度
△:生産トラブル回数が3〜4回/日程度
×:生産トラブル回数が5回/日以上
〔製膜性〕
インフレ押出機にて、樹脂組成物を押出しフィルムの成形を行い得られたフィルムの外観を観察することで製膜性を評価した。
○:ほぼ均一の厚さのフィルムが得られた。
△:フィルムが得られたが厚みむらが見られたり、長時間の押出でヤケが発生した。
×:厚みむらが更に激しくヤケも比較的短時間で発生する。
[熱安定性]
ラップフィルム用の樹脂組成物を株式会社東洋精機製作所製ラボプラストミルにて一定温度で混練し、ラップフィルム組成物が黒化した時間を測定することにより熱安定性を評価した。
[樹脂組成物の可塑化効率]
ラップフィルム用の樹脂組成物を株式会社東洋精機製作所製ラボプラストミルにて一定温度で混練し、可塑化に要した時間を測定することにより樹脂組成物の可塑化効率を評価した。
◎:可塑化時間が90秒以上、120秒未満
○:可塑化時間が120秒以上、150秒未満
△:可塑化時間が150秒以上、180秒未満
×:可塑化時間が180秒以上
Figure 2015218211
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実施例1、2に示したように、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤(重量平均分子量2,800)、と、可塑化効率が0.90以下である(C)脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤(本実施例ではアジピン酸オクチル)の併用物を16質量部〜22質量部の範囲で使用し、そのうち(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を50質量%以上配合した場合は、ヘプタン抽出量を低く押さえられ、さらに、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用しない配合(比較例1)と同等の製膜性及び生産性を示すことが確認された。なお、比較例1に示すように、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用しない場合は、ヘプタン抽出量が多くなった。
比較例2に示したように、重量平均分子量が3,600を超えるアジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用した場合は製膜性も生産性も不十分であった。また、比較例3に示したように、逆に重量平均分子量が1,600未満のアジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用した場合は、製膜性は良好であったが生産性は悪くなり、ヘプタン抽出量も多くなった。
比較例4に示したように、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤と、可塑化効率が0.90超である脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤(アジピン酸イソノニル、可塑化効率0.92)の併用物を16〜22質量部の範囲で使用し、そのうち(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を50質量%以上配合したものは、熱安定性も生産性も悪くなった。
比較例5は、(A)成分100質量部に対して、(B)成分と(C)成分の併用物の含有量が26質量部であり、また、比較例6は、(B)成分と(C)成分の併用物において(B)成分の割合が40質量%である。
すなわち、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用した場合ではヘプタン抽出量が25μg/ml以下が達成されたが、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を使用しないもの、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤と、(C)脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤の併用物が22質量部を超えるもの及び併用物が16質量部〜22質量部の範囲にあるが(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を50質量%以上使用していない場合はヘプタン抽出量が25μg/mlを超えることが認められる(実施例1、2、比較例1、5、6参照)。
比較例7に示したように、併用物において、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤の割合が70質量%を超えた場合(80質量%)は、可塑化効率が不十分で、生産性、製膜性が悪くなった。
比較例8に示したように、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤と、(C)脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤の併用物が16質量部未満のもの(15質量部)は、同様に可塑化効率が不十分で、生産性、製膜性及び熱安定性が悪くなった。
比較例9に示したように、(D)エポキシ化植物油(本実施例、比較例ではエポキシ化大豆油を使用)の配合量が10質量部を超える場合(12質量部)、フィルム臭気がきつくなるとともにフィルム表面にべとつきが生じ生産性、製膜性の低下が発生する。また、比較例10に示したように、逆に6質量部未満となった場合(5質量部)は、可塑化効率が低下し、熱安定性が低下し生産性、製膜性も低下する。
比較例12に示したように、(E)防曇剤(本実施例、比較例ではジグリセリンオレエート及びソルビタンラウレートの混合物を使用)の配合量が2.5質量部を超える場合(3.0質量部)、原反収縮率及び小巻品収縮率が悪くなりフィルム引出性が低下しヘプタン抽出量が25μg/mlを超えるものがあった。また、比較例11に示したように、逆に1.0質量部未満となった場合(0.5質量部)は、常温粘着力及び低温粘着力が低下する。
低温粘着力については、分子量分布の広い(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤と、(C)脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤の併用物を16質量部以上で使用し、そのうち前者の割合を50〜70質量%の範囲で使用することにより他のポリエステル系可塑剤よりも大きな値を示し、ポリエステル系可塑剤を使用しない系と同等以上の粘着力を得ることができた(実施例1、2、比較例1〜6、8、9参照)。
逆に(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤と、(C)脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤の併用物が16質量部未満やその内前者の割合を50〜70質量%の範囲で使用していないものや(E)防曇剤を1.0質量部未満のものは低温粘着力の低下がみられた(実施例1、2、比較例7、8、11参照)。
なお、常温粘着力については、いずれも良好な粘着力を示した(実施例1、2、比較例1〜12参照)。
また、原反収縮率,小巻品収縮率共に、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を添加し、(E)防曇剤を2.5質量部以下にすることで低減を図ることができた(実施例1、2、比較例2〜12参照)。
フィルム引出性については、(B)アジピン酸系ポリエステル可塑剤を適用量使用すること、可塑剤量を必要以上に多く添加しないこと及び防曇剤量を必要以上に多く添加しないことにより良好な特性を得ることができた(実施例1、2、比較例1〜12参照)。

Claims (2)

  1. (A)ポリ塩化ビニル系樹脂、(B)重量平均分子量1,600〜3,600の脂肪族多塩基酸系ポリエステル可塑剤、(C)可塑化効率が0.90以下の脂肪族多塩基酸系エステル可塑剤、(D)エポキシ化植物油、(E)グリセリン系防曇剤を含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、
    (A)成分100質量部に対して、(B)成分と(C)成分の併用物の含有量が16〜22質量部、(D)成分の含有量が6〜10質量部、(E)成分の含有量が1.0〜2.5質量部であり、
    前記(B)成分と(C)成分の併用物において(B)成分の割合が50〜70質量%であり、
    前記(B)成分が、アジピン酸、1,2−プロパンジオール及び末端封止成分としてn−オクタノールを原料として製造されたものである、食品包装用小巻ラップフィルム用のポリ塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. 請求項1に記載のポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製膜してなり、厚さが10μm以下であり、ヘプタン抽出量が25μg/ml以下である食品包装用小巻ラップフィルム。
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