JP2015216229A - 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート - Google Patents

半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート Download PDF

Info

Publication number
JP2015216229A
JP2015216229A JP2014098068A JP2014098068A JP2015216229A JP 2015216229 A JP2015216229 A JP 2015216229A JP 2014098068 A JP2014098068 A JP 2014098068A JP 2014098068 A JP2014098068 A JP 2014098068A JP 2015216229 A JP2015216229 A JP 2015216229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermosetting resin
resin sheet
substrate
chip
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014098068A
Other languages
English (en)
Inventor
浩介 盛田
Kosuke Morita
浩介 盛田
石坂 剛
Takeshi Ishizaka
剛 石坂
石井 淳
Atsushi Ishii
淳 石井
豪士 志賀
Goshi Shiga
豪士 志賀
智絵 飯野
Chie Iino
智絵 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2014098068A priority Critical patent/JP2015216229A/ja
Priority to CN201480070680.2A priority patent/CN105849879A/zh
Priority to PCT/JP2014/083910 priority patent/WO2015098838A1/ja
Priority to KR1020167018601A priority patent/KR20160101962A/ko
Priority to TW103145235A priority patent/TW201533808A/zh
Publication of JP2015216229A publication Critical patent/JP2015216229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/93Batch processes
    • H01L24/95Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips
    • H01L24/97Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips the devices being connected to a common substrate, e.g. interposer, said common substrate being separable into individual assemblies after connecting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation
    • H01L2924/1815Shape
    • H01L2924/1816Exposing the passive side of the semiconductor or solid-state body
    • H01L2924/18161Exposing the passive side of the semiconductor or solid-state body of a flip chip

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】 ボイドが少ない半導体装置を製造できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 チップ実装基板及びチップ実装基板上に配置された熱硬化性樹脂シートを備える積層物を加熱下で加圧することにより、半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シートに関する。
フリップチップ接続方式の半導体装置の製造技術に関して、特許文献1には、半導体チップがフリップチップ接続方式で実装された基板を金型のキャビティ内に配置した後、キャビティ内に溶融状態のエポキシ樹脂組成物を所定の圧力で注入することにより、チップ下のギャップの充填とチップ全体の封止とを一括して行う技術が記載されている。チップ下のギャップの充填とチップ全体の封止とを一括して行う技術は、モールドアンダーフィルと呼ばれることがある。
一方、大面積の有機基板上に配置された多数のチップを一括して封止する技術、シリコンインターポーザー上に配置された多数のチップを一括して封止する技術に対する需要が、近年増している。
特許第5256185号公報
特許文献1に記載の技術により、大面積の基板上に配置された多数のチップを一括して封止すると、半導体装置内にボイドが生じやすい。キャビティを充填中にエポキシ樹脂組成物の粘度が上昇し、キャビティ全体を充填することが難しいためである。また、特許文献1に記載の技術では、エポキシ樹脂組成物中に配合されたフィラーのうち小粒径のフィラーが流れやすいため、フィラーの偏析が起こりやすい。
本発明は前記課題を解決し、ボイドが少ない半導体装置を製造できる半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シートを提供することを目的とする。
本発明は、チップ実装基板及びチップ実装基板上に配置された熱硬化性樹脂シートを備える積層物を加熱下で加圧することにより、半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。チップ実装基板は、基板及び基板にフリップチップ実装された半導体チップを備える。チップ実装基板は、半導体チップを複数備えることが好ましい。
本発明では、樹脂シートを使用するため、樹脂を注入する工程が必要がない。したがって、トランスファ成型方式のモールドアンダーフィルに比べて、ボイドが少ない半導体装置を製造できる。また、トランスファ成型方式のモールドアンダーフィルに比べて、フィラーの偏析が生じ難い。
本発明の半導体装置の製造方法は、積層物を加熱下で加圧することにより、半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む限り特に限定されない。本発明の半導体装置の製造方法は、例えば、半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程により得られた封止体を加熱することにより、硬化体を形成する工程、及び硬化体をダイシングすることにより、半導体装置を得る工程などをさらに含むことができる。本発明の半導体装置の製造方法は、例えば、封止体を加熱することにより硬化体を形成する工程、硬化体に再配線層を形成することにより再配線体を形成する工程、及び再配線体をダイシングすることにより半導体装置を得る工程などをさらに含むことができる。
半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程では、圧縮成型用の金型を用いて積層物を加熱下で加圧することが好ましい。すなわち、圧縮成型用の金型の内部に配置された積層物を加熱下で加圧することが好ましい。
基板としては特に限定されず、例えば、有機基板、半導体ウェハ基板、ガラス基板などが挙げられる。半導体ウェハ基板としては、シリコンウェハ基板などが挙げられる。
基板の面積は、好ましくは10000mm以上である。本発明では10000mm以上の大面積の基板を採用する場合でも、ボイドが少ない半導体装置を製造できる。基板の面積の上限は特に限定されないが、例えば、200000mmである。
基板の形状としては特に限定されない。基板の形状としては、例えば、多角形状、略多角形状、円形状、略円形状などが挙げられる。ここで、基板の形状とは、基板を平面視したときの形状である。
多角形状としては、例えば、長方形状、正方形状などが挙げられる。
略多角形状には、少なくとも一部の角が丸みを帯びた多角形類似形状、少なくとも一部の辺又はその辺の一部が曲線の多角形類似形状などが含まれる。略多角形状としては、略長方形状、略正方形状などが挙げられる。
多角形状の基板又は略多角形状の基板は、少なくとも1辺の長さが好ましくは100mm以上である。多角形状の基板又は略多角形状の基板の面積は、好ましくは10000mm以上である。
略円形状には、楕円形状、周の少なくとも一部に凹凸部が形成された円形類似形状、周の少なくとも一部に線状部(以下、線状部を直線状部ともいう)が形成された円形類似形状、周の少なくとも一部に波線状部が形成された円形類似形状などが含まれる。
円形状の基板又は略円形状の基板は、直径又は短径が好ましくは150mm以上である。
熱硬化性樹脂シートの50℃〜150℃における最低溶融粘度が10Pa・S〜5000Pa・Sであることが好ましい。10Pa・S以上であると、アウトガスによるボイドの発生を抑えることができる。5000Pa・S以下であると、半導体チップに対して熱硬化性樹脂シートを追従させることができる。また、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを容易に充填できる。
熱硬化性樹脂シートは無機充填剤を含むことが好ましい。熱硬化性樹脂シート中の無機充填剤の含有量が70重量%〜90重量%であることが好ましい。70重量%以上であると、熱硬化性樹脂シートの硬化物の熱膨張係数を低下させることが可能で、半導体装置の耐熱サイクル信頼性を高められる。90重量%以下であると、熱硬化性樹脂シートの流動性を向上させることが可能で、半導体チップに対して熱硬化性樹脂シートを追従させることができる。また、基板と半導体チップのギャップを良好に充填できる。
無機充填剤の最大粒子径が30μm以下であることが好ましい。30μm以下であると、基板と半導体チップのギャップを良好に充填できる。
熱硬化性樹脂シートはエポキシ樹脂を含むことが好ましい。エポキシ樹脂はビスフェノールA型エポキシ樹脂を含み、エポキシ樹脂100重量%中のビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量が20重量%〜70重量%であることが好ましい。20重量%以上であると、熱硬化性樹脂シートの可撓性に優れるため、取扱が容易である。70重量%以下であると、熱硬化性樹脂シートの硬化物のTgを高めることが可能で、耐熱サイクル信頼性を高められる。
熱硬化性樹脂シートはフェノールノボラック型硬化剤及び硬化促進剤を含むことが好ましい。
本発明はまた、積層物を加熱下で加圧することにより、半導体チップを熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、基板と半導体チップのギャップに熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む半導体装置の製造方法に使用するための熱硬化性樹脂シートに関する。熱硬化性樹脂シートは、50℃〜150℃における最低溶融粘度が10Pa・S〜5000Pa・Sであることが好ましい。
本発明によれば、ボイドが少ない半導体装置を製造できる。
積層物を下型上に配置した様子の概略を示す断面図である。 封止体を形成した様子の概略を示す断面図である。 硬化体の概略断面図である。 硬化体の基板上にバンプを設けた様子の概略を示す断面図である。 硬化体をダイシングすることにより得られた半導体装置の概略断面図である。 積層物を下型上に配置した様子の概略を示す断面図である。 封止体を形成した様子の概略を示す断面図である。 硬化体の概略断面図である。 硬化層を研削した後の硬化体の概略断面図である。 半導体ウェハを研削した後の硬化体の概略断面図である。 再配線体の概略断面図である。 再配線体をダイシングすることにより得られた半導体装置の概略断面図である。 真空加熱接合装置の概略断面図である。 ステージ上に積層体を配置した様子の概略を示す断面図である。 チェンバーを形成した様子の概略を示す断面図である。 チップ実装基板及び熱硬化性樹脂シートを格納する密閉容器を形成した様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の外部の圧力を大気圧にした様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の内外の圧力差を利用して封止体を形成した様子の概略を示す断面図である。 封止体の横にスペーサーを配置した様子の概略を示す断面図である。 封止体を平板で押さえつけた様子の概略を示す断面図である。 硬化体の概略断面図である。 硬化体の基板上にバンプを設けた様子の概略を示す断面図である。 硬化体をダイシングすることにより得られた半導体装置の概略断面図である。 積層フィルムを枠状押え部に固定することによりチップ実装基板の上方に積層フィルムを配置した様子の概略を示す断面図である。 チェンバーを形成した様子の概略を示す断面図である。 チップ実装基板及び熱硬化性樹脂シートを格納する密閉容器を形成した様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の外部の圧力を大気圧にした様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の内外の圧力差を利用して封止体を形成した様子の概略を示す断面図である。 封止体の横にスペーサーを配置した様子の概略を示す断面図である。 封止体を平板で押さえつけた様子の概略を示す断面図である。 硬化体の概略断面図である。 硬化体の基板上にバンプを設けた様子の概略を示す断面図である。 硬化体をダイシングすることにより得られた半導体装置の概略断面図である。 ステージ上に積層体を配置した様子の概略を示す断面図である。 チェンバーを形成した様子の概略を示す断面図である。 チップ実装ウェハ及び熱硬化性樹脂シートを格納する密閉容器を形成した様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の外部の圧力を大気圧にした様子の概略を示す断面図である。 密閉容器の内外の圧力差を利用して封止体を形成した様子の概略を示す断面図である。 封止体の横にスペーサーを配置した様子の概略を示す断面図である。 封止体を平板で押さえつけた様子の概略を示す断面図である。 硬化体の概略断面図である。 硬化層を研削した後の硬化体の概略断面図である。 半導体ウェハを研削した後の硬化体の概略断面図である。 再配線体の概略断面図である。 再配線体をダイシングすることにより得られた半導体装置の概略断面図である。
以下に実施形態を掲げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
[実施形態1]
(半導体装置4の製造方法)
実施形態1では、圧縮成型用の金型200を使用する。
図1に示すように、圧縮成型用の金型200は、下型2001及び上型2002を備える。上型2002は、中部2002a及び中部2002aの外周に配置され、中部2002aの厚み方向に延びた外周部2002bを備える。金型200を閉じることにより、下型2001及び上型2002に挟まれたキャビティを形成する。
下型2001及び上型2002はあらかじめ加熱されている。下型2001及び上型2002の温度は、好ましくは70℃以上、より好ましくは80℃以上、さらに好ましくは85℃以上である。70℃以上であると、熱硬化性樹脂シート12を流動させた後、硬化させることができる。下型2001及び上型2002の温度は好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下、さらに好ましくは170℃以下である。
積層物201を下型2001上に配置する。積層物201は、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された熱硬化性樹脂シート12を備える。
チップ実装基板11は、基板11a、基板11aにフリップチップ実装された半導体チップ11bを備える。半導体チップ11bと基板11aは、バンプ11cを介して電気的に接続されている。
図2に示すように、金型200を閉じることにより、積層物201を加圧下で加熱して、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する。これにより、封止体2を得る。
キャビティ内圧力は、好ましくは0.5MPa以上、より好ましくは1MPa以上である。0.5MPa以上であると、充填時に巻き込んだボイドを潰すことができる。キャビティ内圧力は、好ましくは10MPa以下、より好ましくは8MPa以下である。10MPa以下であると、半導体チップ11bへのダメージを抑制することが可能で、高い信頼性を確保できる。
封止体2は、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された樹脂層21を備える。樹脂層21は、基板11aと半導体チップ11bの間に挟まれたアンダーフィル部21a、及びアンダーフィル部21aの周辺に配置された封止部21bを備える。半導体チップ11bは、封止部21bにより覆われている。
キャビティに封止体2を保持することにより、樹脂層21を硬化させて、硬化体3を得る。封止体2を保持する温度、保持時間は適宜設定できる。
図3に示すように、硬化体3は、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された硬化層31を備える。硬化層31は、基板11aと半導体チップ11bの間に挟まれた接続保護部31a、及び接続保護部31aの周辺に配置されたチップ保護部31bを備える。半導体チップ11bは、チップ保護部31bにより覆われている。
図4に示すように、基板11a上にバンプ32を設ける。
図5に示すように、硬化体3を個片化(ダイシング)して、半導体装置4を得る。
(熱硬化性樹脂シート12)
熱硬化性樹脂シート12について説明する。
熱硬化性樹脂シート12の50℃〜150℃における最低溶融粘度は、好ましくは10Pa・S以上、より好ましくは15Pa・S以上である。10Pa・S以上であると、アウトガスによるボイドの発生を抑えることができる。熱硬化性樹脂シート12の50℃〜150℃における最低溶融粘度は、好ましくは5000Pa・S以下、より好ましくは4500Pa・S以下である。5000Pa・S以下であると、半導体チップ11bに対して熱硬化性樹脂シート12を追従させることができる。また、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を容易に充填できる。
最低溶融粘度は、実施例に記載の方法で測定できる。
熱硬化性樹脂シート12の最低溶融粘度は、無機充填剤の含有量、無機充填剤の平均粒子径などによりコントロールできる。例えば、無機充填剤を減量すること、平均粒子径の大きい無機充填剤を使用することにより、最低溶融粘度を低減できる。
熱硬化性樹脂シート12は、熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを好適に使用できる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されるものではない。例えば、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、変性ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂などの各種のエポキシ樹脂を用いることができる。これらエポキシ樹脂は単独で用いてもよいし2種以上併用してもよい。
なかでも、可撓性を付与できるという理由から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましく、23℃で液状のものがより好ましい。ビスフェノールA型エポキシ樹脂のエポキシ当量は、150g/eq〜250g/eqが好ましい。
また、低粘度化させることができるという理由から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂とともに、ビスフェノールF型エポキシ樹脂を使用することが好ましい。ビスフェノールF型エポキシ樹脂の軟化点は、好ましくは50℃以上である。50℃以上であると、常温でのハンドリング性を向上できる。ビスフェノールF型エポキシ樹脂の軟化点は、好ましくは100℃以下である。100℃以下であると、溶融粘度を低下させることができる。ビスフェノールF型エポキシ樹脂のエポキシ当量は、150g/eq〜250g/eqが好ましい。
エポキシ樹脂100重量%中のビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量は、好ましくは20重量%以上、より好ましくは25重量%以上である。20重量%以上であると、熱硬化性樹脂シート12の可撓性に優れるため、取扱が容易である。エポキシ樹脂100重量%中のビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量は、好ましくは70重量%以下、より好ましくは65重量%以下である。70重量%以下であると、熱硬化性樹脂シート12の硬化物のTgを高めることが可能で、耐熱サイクル信頼性を高められる。
フェノール樹脂は、エポキシ樹脂との間で硬化反応を生起するものであれば特に限定されるものではない。例えば、フェノールノボラック型硬化剤(以下、フェノールノボラック型硬化剤をフェノールノボラック樹脂ともいう)、フェノールアラルキル樹脂、ビフェニルアラルキル樹脂、ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂、クレゾールノボラック樹脂、レゾール樹脂などが用いられる。これらフェノール樹脂は単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。なかでも、硬化反応性が高いという観点から、フェノールノボラック型硬化剤が好ましい。
エポキシ樹脂との反応性の観点から、フェノール樹脂の水酸基当量は、70g/eq〜250g/eqが好ましい。フェノール樹脂の軟化点は、好ましくは50℃以上である。50℃以上であると、常温でのハンドリング性を向上することができる。フェノール樹脂の軟化点は、好ましくは120℃以下である。120℃以下であると、溶融粘度を低下させることができる。
熱硬化性樹脂シート12中のエポキシ樹脂及びフェノール樹脂の合計含有量は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは8重量%以上である。5重量%以上であると、充分な硬化物強度が得られる。熱硬化性樹脂シート12中のエポキシ樹脂及びフェノール樹脂の合計含有量は、好ましくは30重量%以下、より好ましくは25重量%以下、さらに好ましくは20重量%以下、特に好ましくは15重量%以下である。30重量%以下であると、硬化物の線膨張係数が小さく、かつ低吸水性が得られやすい。
エポキシ樹脂とフェノール樹脂の配合割合は、硬化反応性という観点から、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量に対して、フェノール樹脂中の水酸基の合計が0.7当量〜1.5当量となるように配合することが好ましく、より好ましくは0.9当量〜1.2当量である。
熱硬化性樹脂シート12は、無機充填剤を含むことが好ましい。
無機充填剤としては、例えば、石英ガラス、タルク、シリカ(溶融シリカや結晶性シリカなど)、アルミナ(酸化アルミニウム)、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化珪素などが挙げられる。なかでも、熱膨張係数を良好に低減できるという理由から、シリカが好ましい。シリカとしては、流動性に優れるという理由から、溶融シリカが好ましく、球状溶融シリカがより好ましい。また、熱伝導率が高いという理由から、熱伝導性フィラーが好ましく、アルミナ、窒化ホウ素、窒化アルミニウムがより好ましい。なお、無機充填剤としては、電気絶縁性のものが好ましい。
無機充填剤の最大粒子径は、好ましくは30μm以下、より好ましくは20μm以下である。30μm以下であると、基板11aと半導体チップ11bのギャップを良好に充填できる。一方、無機充填剤の最大粒子径は、好ましくは5μm以上である。
無機充填剤の最大粒子径は、実施例に記載の方法で測定できる。
無機充填剤の粒度分布において、ピークA及びピークBが少なくとも存在することが好ましい。具体的には、0.01μm〜10μmの粒径範囲にピークAが存在し、1μm〜100μmの粒径範囲にピークBが存在することが好ましい。これにより、ピークBを形成する無機充填剤の間に、ピークAを形成する無機充填剤を充填することが可能となり、無機充填剤を高充填できる。
ピークAは0.1μm以上の粒径範囲に存在することがより好ましい。ピークAは1μm以下の粒径範囲に存在することがより好ましい。
ピークBは2.5μm以上の粒径範囲に存在することがより好ましく、4μm以上の粒径範囲に存在することがさらに好ましい。ピークBは10μm以下の粒径範囲に存在することがより好ましい。
無機充填剤の粒度分布において、ピークA及びピークB以外のピークが存在してもよい。
なお、無機充填剤の粒度分布は、以下の方法で測定できる。
無機充填剤の粒度分布の測定方法
熱硬化性樹脂シート12をるつぼに入れ、強熱して熱硬化性樹脂シート12を灰化させる。得られた灰分を純水中に分散させて10分間超音波処理し、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(ベックマンコールター社製、「LS 13 320」;湿式法)を用いて粒度分布(体積基準)を求める。
無機充填剤は、シランカップリング剤により処理(前処理)されていてもよい。これにより、樹脂との濡れ性を向上でき、無機充填剤の分散性を高めることができる。
シランカップリング剤は、分子中に加水分解性基及び有機官能基を有する化合物である。
加水分解性基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基などの炭素数1〜6のアルコキシ基、アセトキシ基、2−メトキシエトキシ基などが挙げられる。なかでも、加水分解によって生じるアルコールなどの揮発成分を除去し易いという理由から、メトキシ基が好ましい。
有機官能基としては、ビニル基、エポキシ基、スチリル基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、イソシアネート基などが挙げられる。なかでも、エポキシ樹脂、フェノール樹脂と反応し易いという理由から、エポキシ基が好ましい。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのビニル基含有シランカップリング剤;2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランなどのエポキシ基含有シランカップリング剤;p−スチリルトリメトキシシランなどのスチリル基含有シランカップリング剤;3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランなどのメタクリル基含有シランカップリング剤;3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランなどのアクリル基含有シランカップリング剤;N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ基含有シランカップリング剤;3−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどのウレイド基含有シランカップリング剤;3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプト基含有シランカップリング剤;ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどのスルフィド基含有シランカップリング剤;3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどのイソシアネート基含有シランカップリング剤などが挙げられる。
シランカップリング剤により無機充填剤を処理する方法としては特に限定されず、溶媒中で無機充填剤とシランカップリング剤を混合する湿式法、気相中で無機充填剤とシランカップリング剤を処理させる乾式法などが挙げられる。
シランカップリング剤の処理量は特に限定されないが、未処理の無機充填剤100重量部に対して、シランカップリング剤を0.1重量部〜1重量部処理することが好ましい。
熱硬化性樹脂シート12中の無機充填剤の含有量は、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75重量%以上である。70重量%以上であると、熱硬化性樹脂シート12の硬化物の熱膨張係数を低下させることが可能で、半導体装置4の耐熱サイクル信頼性を高められる。熱硬化性樹脂シート12中の無機充填剤の含有量は、好ましくは90重量%以下、より好ましくは87重量%以下である。90重量%以下であると、熱硬化性樹脂シート12の流動性を向上させることが可能で、半導体チップ11bに対して熱硬化性樹脂シート12を追従させることができる。また、基板11aと半導体チップ11bのギャップを良好に充填できる。
熱硬化性樹脂シート12は、硬化促進剤を含むことが好ましい。
硬化促進剤としては、エポキシ樹脂とフェノール樹脂の硬化を進行させるものであれば特に限定されず、例えば、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレートなどの有機リン系化合物;2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールなどのイミダゾール系化合物;などが挙げられる。なかでも、良好な保存性が得られるという理由から、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾールが好ましい。
硬化促進剤の含有量は、エポキシ樹脂及びフェノール樹脂の合計100重量部に対して、好ましくは0.1重量部以上、より好ましくは0.5重量部以上である。0.1重量部以上であると、実用的な時間内で硬化が完了する。また、硬化促進剤の含有量は、好ましくは5重量部以下、より好ましくは2重量部以下である。5重量部以下であると、良好な保存性が得られる。
熱硬化性樹脂シート12は、熱可塑性樹脂を含んでもよい。
熱可塑性樹脂としては、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリブタジエン樹脂、ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、6−ナイロンや6,6−ナイロンなどのポリアミド樹脂、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、PETやPBTなどの飽和ポリエステル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS樹脂)などが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、エラストマーが好ましい。エポキシ樹脂への分散性という理由から、ゴム成分からなるコア層とアクリル樹脂からなるシェル層とを有するコアシェル型アクリル樹脂が特に好ましい。
コア層のゴム成分は特に限定されず、例えば、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、シリコンゴムなどが挙げられる。
コアシェル型アクリル樹脂の平均粒子径は、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは0.5μm以上である。0.1μm以上であると、分散性が良好である。コアシェル型アクリル樹脂の平均粒子径は、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下である。200μm以下であると、作製したシートの平坦性が良好である。
なお、平均粒子径は、例えば、母集団から任意に抽出される試料を用い、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置を用いて測定することにより導き出すことができる。
熱硬化性樹脂シート12中の熱可塑性樹脂の含有量は、1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましい。1重量%以上であると、充分な硬化物強度が得られる。熱硬化性樹脂シート12中の熱可塑性樹脂の含有量は、20重量%以下が好ましく、10重量%以下がより好ましい。20重量%以下であると、硬化物の線膨張係数が小さく、かつ低吸水性が得られやすい。
熱硬化性樹脂シート12は、前記成分以外にも、封止樹脂の製造に一般に使用される配合剤、例えば、難燃剤成分、顔料などを適宜含有してよい。
熱硬化性樹脂シート12の製造方法は特に限定されない。例えば、熱硬化性樹脂シート12を塗工方式で製造することができる。例えば、前記各成分を含有する接着剤組成物溶液を作製し、接着剤組成物溶液を基材セパレータ上に所定厚みとなる様に塗布して塗布膜を形成した後、塗布膜を乾燥させることで、熱硬化性樹脂シート12を製造できる。
接着剤組成物溶液に用いる溶媒としては特に限定されないが、前記各成分を均一に溶解、混練又は分散できる有機溶媒が好ましい。例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、トルエン、キシレンなどが挙げられる。
基材セパレータとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤などの剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙などが使用可能である。接着剤組成物溶液の塗布方法としては、例えば、ロール塗工、スクリーン塗工、グラビア塗工などが挙げられる。また、塗布膜の乾燥条件は特に限定されず、例えば、乾燥温度70〜160℃、乾燥時間1〜5分間で行うことができる。
熱硬化性樹脂シート12の製造方法について、前記各成分(例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、無機充填剤及び硬化促進剤など)を混練して得られる混練物をシート状に塑性加工する方法も好ましい。これにより、無機充填剤を高充填でき、熱膨張係数を低く設計できる。
具体的には、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、無機充填剤及び硬化促進剤などをミキシングロール、加圧式ニーダー、押出機などの公知の混練機で溶融混練することにより混練物を調製し、得られた混練物をシート状に塑性加工する。混練条件として、温度の上限は、140℃以下が好ましく、130℃以下がより好ましい。温度の下限は、上述の各成分の軟化点以上であることが好ましく、例えば30℃以上、好ましくは50℃以上である。混練の時間は、好ましくは1〜30分である。また、混練は、減圧条件下(減圧雰囲気下)で行うことが好ましく、減圧条件下の圧力は、例えば、1×10−4〜0.1kg/cmである。
溶融混練後の混練物は、冷却することなく高温状態のままで塑性加工することが好ましい。塑性加工方法としては特に制限されず、平板プレス法、Tダイ押出法、スクリューダイ押出法、ロール圧延法、ロール混練法、インフレーション押出法、共押出法、カレンダー成形法などが挙げられる。塑性加工温度としては上述の各成分の軟化点以上が好ましく、エポキシ樹脂の熱硬化性および成形性を考慮すると、例えば40〜150℃、好ましくは50〜140℃、さらに好ましくは70〜120℃である。
熱硬化性樹脂シート12の厚みは特に限定されないが、好ましくは100μm以上、より好ましくは150μm以上である。また、熱硬化性樹脂シート12の厚みは、好ましくは2000μm以下、より好ましくは1000μm以下である。上記範囲内であると、半導体チップ11bを良好に封止できる。
熱硬化性樹脂シート12は、単層構造であってもよいし、2以上の熱硬化性樹脂層を積層した多層構造であってもよい。しかしながら、層間剥離のおそれがなく、シート厚の均一性が高いという理由から、単層構造が好ましい。
(変形例1)
実施形態1では、上型2002が中部2002a及び外周部2002bを備える。しかし、変形例1では、下型2001が、中部及び中部の外周に配置され、中部の厚み方向に延びた外周部を備える。
(変形例2)
実施形態1では、積層物201を下型2001上に配置する。しかし、変形例2では、チップ実装基板11を下型2001上に配置し、次いで上型2002に熱硬化性樹脂シート12を固定する。固定方法としては、例えば、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を吸着させる方法などがある。
(変形例3)
実施形態1では、積層物201を下型2001上に配置する。しかし、変形例3では、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を固定し、次いでチップ実装基板11を下型2001上に配置する。固定方法としては、例えば、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を吸着させる方法などがある。
以上のとおり、実施形態1の半導体装置4の製造方法は、積層物201を加熱下で加圧することにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程を含む。半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程では、圧縮成型用の金型200を用いて積層物201を加熱下で加圧する。
実施形態1の半導体装置4の製造方法は、封止体2を加熱することにより、硬化体3を形成する工程、及び硬化体3をダイシングすることにより、半導体装置4を得る工程などをさらに含む。
[実施形態2]
図6に示すように、積層物202を下型2001上に配置する。積層物202は、チップ実装ウェハ61及びチップ実装ウェハ61上に配置された熱硬化性樹脂シート12を備える。
チップ実装ウェハ61は、半導体ウェハ61a及び半導体ウェハ61aにフリップチップ実装(フリップチップボンディング)された半導体チップ61bを備える。
半導体ウェハ61aは、電極601a、及び電極601aと電気的に接続された貫通電極601bを備える。すなわち、半導体ウェハ61aは、半導体ウェハ61aの厚み方向に延びる貫通電極601b、及び貫通電極601bと電気的に接続された電極601aを備える。半導体ウェハ61aは、電極601aが設けられた回路形成面、及び回路形成面に対向した面で両面を定義できる。
半導体チップ61bは回路形成面(活性面)を備える。半導体チップ61bの回路形成面上には、バンプ62が配置されている。
半導体チップ61bと半導体ウェハ61aは、バンプ62を介して電気的に接続されている。
下型2001及び上型2002はあらかじめ加熱されている。下型2001及び上型2002の好適な温度は、実施形態1で説明した温度と同様である。
図7に示すように、金型200を閉じることにより、積層物202を加圧下で加熱して、
半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する。これにより、封止体7を得る。
好適な加熱時間は、実施形態1で説明した加熱時間と同様である。好適なキャビティ内圧力は、実施形態1で説明したキャビティ内圧力と同様である。
封止体7は、チップ実装ウェハ61及びチップ実装ウェハ61上に配置された樹脂層71を備える。樹脂層71は、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bの間に挟まれたアンダーフィル部71a、及びアンダーフィル部71aの周辺に配置された封止部71bを備える。半導体チップ61bは、封止部71bにより覆われている。
キャビティに封止体7を保持することにより、樹脂層71を硬化させて、硬化体8を得る。封止体7を保持する温度、保持時間は適宜設定できる。
図8に示すように、硬化体8は、チップ実装ウェハ61及びチップ実装ウェハ61上に配置された硬化層81を備える。硬化層81は、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bの間に挟まれた接続保護部81a、及び接続保護部81aの周辺に配置されたチップ保護部81bを備える。半導体チップ61bは、チップ保護部81bにより覆われている。
硬化体8は、半導体ウェハ61aが配置されたウェハ面、及びウェハ面に対向した硬化面で両面を定義できる。硬化面には、硬化層81が配置されている。
図9に示すように、硬化体8の硬化層81を研削する。
図10に示すように、硬化体8の半導体ウェハ61aを研削して、貫通電極601bを露出させる。すなわち、ウェハ面を研削して得られた研削面82では、貫通電極601bが露出している。
図11に示すように、セミアディティブ法などを利用して、研削面82上に再配線層83を形成して、再配線体84を形成する。再配線層83は、再配線83aを備える。次いで、再配線層83上にバンプ85を形成する。バンプ85は再配線83a、貫通電極601b、電極601a及びバンプ62を介して半導体チップ61bと電気的に接続している。
図12に示すように、再配線体84を個片化(ダイシング)して、半導体装置9を得る。
(変形例1)
実施形態2では、上型2002が中部2002a及び外周部2002bを備える。しかし、変形例1では、下型2001が、中部及び中部の外周に配置され、中部の厚み方向に延びた外周部を備える。
(変形例2)
実施形態2では、積層物202を下型2001上に配置する。しかし、変形例2では、チップ実装ウェハ61を下型2001上に配置し、次いで上型2002に熱硬化性樹脂シート12を固定する。固定方法としては、例えば、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を吸着させる方法などがある。
(変形例3)
実施形態2では、積層物202を下型2001上に配置する。しかし、変形例3では、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を固定し、次いでチップ実装ウェハ61を下型2001上に配置する。固定方法としては、例えば、上型2002に熱硬化性樹脂シート12を吸着させる方法などがある。
(変形例4)
実施形態2では、硬化体8の硬化層81を研削するが、変形例4では、硬化層81を研削しない。
以上のとおり、実施形態2の半導体装置9の製造方法は、積層物202を加熱下で加圧することにより、半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程を含む。半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程では、圧縮成型用の金型200を用いて積層物202を加熱下で加圧する。
実施形態2の半導体装置9の製造方法は、封止体7を加熱することにより硬化体8を形成する工程、硬化体8に再配線層83を形成することにより再配線体84を形成する工程、及び再配線体84をダイシングすることにより半導体装置9を得る工程などをさらに含む。
[実施形態3]
まず、真空加熱接合装置(以下、真空熱加圧装置ともいう)について説明する。真空加熱接合装置としては、例えば、特開2013−52424号公報に記載の真空加熱接合装置などを好適に使用できる。
(真空加熱接合装置)
図13に示すように、真空熱加圧装置においては、基台101上に加圧シリンダ下板102が配置され、加圧シリンダ下板102の上にはスライド移動テーブル103がスライドシリンダ104によって真空熱加圧装置内外を移動可能に配置されている。スライド移動テーブル103の上方には、下ヒータ板105が配置されており、下ヒータ板105の上面には下板部材106が配置され、下板部材106の上面にはステージ(以下、基板置台ともいう)107が配置されている。
加圧シリンダ下板102の上には複数の支柱108が配置立設され、支柱108の上端部には加圧シリンダ上板109が固定されている。加圧シリンダ上板109の下方には支柱108を通して中間移動部材(中間部材)110が配置されており、中間移動部材110の下方には断熱板を介して上ヒータ板111が固定され、上ヒータ板111の下面の外周部には上枠部材112が気密に固定され下方に延びている。また、上ヒータ板111の下面で上枠部材112の内方には内方枠体113が固定されている。また、上ヒータ板111の下面上で内方枠体113の内方には平板117が固定されている。
内方枠体113は、下端部の枠状押え部113aとそれから上方に延びるロッド113bとを備え、ロッド113bの周りにはスプリングが配置され、ロッド113bは上ヒータ板111の下面に断熱固定されている。枠状押え部113aはロッド113bに対してスプリングにより下方に付勢されている。枠状押え部113aは、ステージ107との間にフィルム13を気密に保持できる。
加圧シリンダ上板109の上面には加圧シリンダ114が配置され、加圧シリンダ114のシリンダロッド115は加圧シリンダ上板109を通って中間移動部材110の上面に固定され、加圧シリンダ114によって、中間移動部材110と上ヒータ板111と上枠部材112とが上下に一体的に移動可能となっている。図1において、Sは、加圧シリンダ114による中間移動部材110と上ヒータ板111と上枠部材112の下方の移動を規制するストッパーであり、下降して加圧シリンダ114本体の上面のストッパープレートに当接するようになっている。加圧シリンダ114としては、油圧シリンダ、空圧シリンダ、サーボシリンダなどが使用される。
加圧シリンダ114が上枠部材112を引き上げた状態から下降させ、上枠部材112の下端部が下板部材106の外周部端部に設けた段差部に気密に摺動し、そこで一旦加圧シリンダ114を停止させる。これにより、上ヒータ板111、上枠部材112及び下板部材106を備える格納容器が形成される。なお、上枠部材112には格納容器の内部(以下、チェンバーともいう)を真空引きし、加圧するための真空・加圧口116が設けられている。
チェンバーを開いた状態で、スライドシリンダ104によって、スライド移動テーブル103、下ヒータ板105、下板部材106及びステージ107を一体として外部に引き出すことができる。これらを引き出した状態で、ステージ107の上に、積層体1などを配置できる。
(半導体装置4の製造方法)
次に、半導体装置4の製造方法について説明する。
図14に示すように、積層体1をステージ107上に配置する。積層体1は、チップ実装基板11、チップ実装基板11上に配置された熱硬化性樹脂シート12及び熱硬化性樹脂シート12上に配置されたフィルム13を備える。
熱硬化性樹脂シート12の外形寸法は、半導体チップ11bを封止可能な大きさである。
フィルム13は、熱硬化性樹脂シート12と接する中央部13a及び中央部13aの周辺に配置された周辺部13bを備える。フィルム13の外形寸法は、チップ実装基板11及び熱硬化性樹脂シート12を覆うことが可能な大きさである。
フィルム13としては特に限定されず、例えば、フッ素系フィルム、ポリオレフィン系フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどが挙げられる。
フィルム13の23℃における引張破断伸びは好ましくは30%以上、より好ましくは40%以上である。30%以上であると、成型時の凹凸追従性が良い。フィルム13の23℃における引張破断伸びは好ましくは300%以下、より好ましくは100%以下である。300%以下であると、剥離作業がし易い。
引張破断伸びは、ASTM D882に従って測定できる。
フィルム13の軟化温度は特に限定されないが、好ましくは80℃以下、より好ましくは60℃以下である。80℃以下であると、成型時の凹凸追従性が良い。また、フィルム13の軟化温度は、好ましくは0℃以上である。
なお、引っ張り弾性率が300MPaとなる温度を軟化温度とする。
フィルム13の厚さは特に限定されないが、好ましくは10μm〜200μmである。
ステージ107はあらかじめ加熱されている。ステージ107の温度は、好ましくは70℃以上、より好ましくは80℃以上、さらに好ましくは85℃以上である。70℃以上であると、熱硬化性樹脂シート12を溶融させ、流動させることが可能である。ステージ107の温度は好ましくは120℃以下、より好ましくは110℃以下である。120℃以下であると、熱硬化性樹脂シート12の熱硬化の進行を抑制することが可能で、粘度上昇を抑えることができる。
図15に示すように、上ヒータ板111及び上枠部材112を下降させ、上枠部材112の下端部を下板部材106の外縁部に沿って気密に摺動させ、上ヒータ板111、上枠部材112及び下板部材106によって気密に囲われたチェンバーを形成する。チェンバーを形成した段階で、上ヒータ板111及び上枠部材112の下降を停止する。
次いで、真空引きを行い、チェンバー内を減圧状態とする。チェンバー内の圧力は、好ましくは500Pa以下である。
図16に示すように、枠状押え部113aを下降させることにより、フィルム13の外周部13bをステージ107に押さえつけて、密閉容器121を形成する。密閉容器121は、ステージ107及びフィルム13を備える。密閉容器121の内部には、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された熱硬化性樹脂シート12が配置されている。なお、チェンバー内を減圧状態にした後に密閉容器121を形成するため、密閉容器121の内部及び外部は減圧状態である。
図17に示すように、真空・加圧口116を開放することにより、チェンバー内の圧力を大気圧にする。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧にする。
図18に示すように、真空・加圧口116にガスを導入することによりチェンバー内の圧力を高める。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧よりも高める。これにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する。これにより、封止体2を得る。
ガスとしては特に限定されず、空気、窒素などが挙げられる。
ガス導入後の密閉容器121の外部の圧力は、好ましくは0.5MPa以上、より好ましくは0.6MPa以上、さらに好ましくは0.7MPa以上である。密閉容器121の外部の圧力の上限は特に限定されないが、好ましくは0.99MPa以下、より好ましくは0.9MPa以下である。
封止体2は、フィルム13と接している。
図19に示すように、封止体2の横にスペーサー131を配置する。
図20に示すように、平板117をスペーサー131に当たるまで下降させることにより、封止体2をプレスし、封止体2の厚みを調整する。これにより、封止体2の厚みを均一化することができる。平板117で封止体2を押す際の圧力としては、0.1MPa〜80MPaが好ましい。
次いで、フィルム13を取り除く。
次いで、封止部21bのうち基板11aから側方にはみ出した部分を切り離す。
図21に示すように、封止体2を加熱することで樹脂層21を硬化させて、硬化体3を形成する。
加熱温度は、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上である。一方、加熱温度の上限は、好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下である。加熱時間は、好ましくは10分以上、より好ましくは30分以上である。一方、加熱時間の上限は、好ましくは180分以下、より好ましくは120分以下である。
図22に示すように、基板11a上にバンプ32を設ける。
図23に示すように、硬化体3を個片化(ダイシング)して、半導体装置4を得る。
(変形例1)
実施形態3では、積層体1をステージ107上に配置するが、変形例1では、チップ実装基板11をステージ107上に配置し、次いでチップ実装基板11上に熱硬化性樹脂シート12を配置し、次いで熱硬化性樹脂シート12上にフィルム13を配置する。
(変形例2)
実施形態3では、積層体1をステージ107上に配置するが、変形例2では、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された熱硬化性樹脂シート12を備える積層物201をステージ107上に配置し、次いで積層物201上にフィルム13を配置する。
(変形例3)
実施形態3では、平板117で封止体2をプレスするが、変形例3では封止体2をプレスしない。
以上のとおり、実施形態3の半導体装置4の製造方法は、積層物201を加熱下で加圧することにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程を含む。
半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程は、積層体1の外周部13bをステージ107に押し付けることにより、密閉容器121を形成するステップと、密閉容器121の外部の圧力を密閉容器121の内部の圧力より高めることにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填するステップとを含む。
実施形態3の半導体装置4の製造方法は、封止体2を加熱することにより、硬化体3を形成する工程、及び硬化体3をダイシングすることにより、半導体装置4を得る工程などをさらに含む。
[実施形態4]
図24に示すように、積層フィルム10を枠状押え部113aに固定する。積層フィルム10は、熱硬化性樹脂シート12及び熱硬化性樹脂シート12上に配置されたフィルム13を備える。固定方法としては、例えば、枠状押え部113aに積層フィルム10を吸着させる方法、接着剤で枠状押え部113aに積層フィルム10を固定する方法、枠状押え部113aにフィルム13を巻きつける方法などがある。次いで、チップ実装基板11をステージ107上に配置する。
ステージ107はあらかじめ加熱されている。ステージ107の好適な温度条件は、実施形態3で説明した温度条件と同様である。
図25に示すように、上ヒータ板111及び上枠部材112を下降させ、上枠部材112の下端部を下板部材106の外縁部に沿って気密に摺動させ、上ヒータ板111、上枠部材112及び下板部材106によって気密に囲われたチェンバーを形成する。チェンバーを形成した段階で、上ヒータ板111及び上枠部材112の下降を停止する。
次いで、真空引きを行い、チェンバー内を減圧状態とする。チェンバー内の圧力は、好ましくは500Pa以下である。
枠状押え部113aを下降させることにより、積層フィルム10をチップ実装基板11上に配置して、積層体1を形成する。
図26に示すように、積層体1を形成した後も枠状押え部113aの下降を続けることにより、フィルム13の外周部13bをステージ107に押さえつけて、密閉容器121を形成する。密閉容器121は、ステージ107及びフィルム13を備える。密閉容器121の内部には、チップ実装基板11及びチップ実装基板11上に配置された熱硬化性樹脂シート12が配置されている。なお、チェンバー内を減圧状態にした後に密閉容器121を形成するため、密閉容器121の内部及び外部は減圧状態である。
図27に示すように、真空・加圧口116を開放することにより、チェンバー内の圧力を大気圧にする。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧にする。
図28に示すように、真空・加圧口116にガスを導入することによりチェンバー内の圧力を高める。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧よりも高める。これにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する。これにより、封止体2を得る。
ガスとしては特に限定されず、空気、窒素などが挙げられる。
密閉容器121の外部の好適な圧力は、実施形態3で説明した圧力と同様である。
図29に示すように、封止体2の横にスペーサー131を配置する。
図30に示すように、平板117をスペーサー131に当たるまで下降させることにより、封止体2をプレスし、封止体2の厚みを調整する。これにより、封止体2の厚みを均一化することができる。平板117で封止体2を押す際の圧力としては、0.1MPa〜80MPaが好ましい。
次いで、フィルム13を取り除く。
次いで、封止部21bのうち基板11aから側方にはみ出した部分を切り離す。
図31に示すように、封止体2を加熱することで樹脂層21を硬化させて、硬化体3を形成する。
好適な加熱温度は、実施形態3で説明した加熱温度と同様である。好適な加熱時間は、実施形態3で説明した加熱時間と同様である。
図32に示すように、基板11a上にバンプ32を設ける。
図33に示すように、硬化体3を個片化(ダイシング)して、半導体装置4を得る。
(変形例1)
実施形態4では、積層フィルム10を枠状押え部113aに固定した後、チップ実装基板11をステージ107上に配置するが、変形例1では、チップ実装基板11をステージ107上に配置した後、積層フィルム10を枠状押え部113aに固定する。
(変形例2)
実施形態4では、平板117で封止体2をプレスするが、変形例2では封止体2をプレスしない。
以上のとおり、実施形態4の半導体装置4の製造方法は、積層物201を加熱下で加圧することにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程を含む。
半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程は、減圧雰囲気下で積層フィルム10をチップ実装基板11上に配置することにより、積層体1を形成するステップと、積層体1の外周部13bをステージ107に押し付けることにより、密閉容器121を形成するステップと、密閉容器121の外部の圧力を密閉容器121の内部の圧力より高めることにより、半導体チップ11bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、基板11aと半導体チップ11bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填するステップとを含む。減圧雰囲気下で積層フィルム10をチップ実装基板11上に配置するので、半導体チップ11b周辺にボイドが生じることを防止できる。
実施形態4の半導体装置4の製造方法は、封止体2を加熱することにより、硬化体3を形成する工程、及び硬化体3をダイシングすることにより、半導体装置4を得る工程などをさらに含む。
[実施形態5]
図34に示すように、積層体6をステージ107上に配置する。積層体6は、チップ実装ウェハ61、チップ実装ウェハ61上に配置された熱硬化性樹脂シート12及び熱硬化性樹脂シート12上に配置されたフィルム13を備える。
フィルム13は、熱硬化性樹脂シート12と接する中央部13a及び中央部13aの周辺に配置された周辺部13bを備える。
ステージ107はあらかじめ加熱されている。ステージ107の好適な温度条件は、実施形態3で説明した温度条件と同様である。
図35に示すように、加圧シリンダ114により上ヒータ板111及び上枠部材112を下降させ、上枠部材112の下端部を下板部材106の外縁部に沿って気密に摺動させ、上ヒータ板111、上枠部材112及び下板部材106によって気密に囲われたチェンバーを形成する。チェンバーを形成した段階で、上ヒータ板111及び上枠部材112の下降を停止する。
次いで、真空引きを行い、チェンバー内を減圧状態とする。チェンバー内の圧力は、好ましくは500Pa以下である。
図36に示すように、枠状押え部113aを下降させることにより、フィルム13の外周部13bをステージ107に押さえつけて、密閉容器121を形成する。密閉容器121は、ステージ107及びフィルム13を備える。密閉容器121の内部には、チップ実装ウェハ61及びチップ実装ウェハ61上に配置された熱硬化性樹脂シート12が配置されている。なお、真空チェンバー内を減圧状態にした後に密閉容器121を形成するため、密閉容器121の内部及び外部は減圧状態である。
図37に示すように、真空・加圧口116を開放することにより、チェンバー内の圧力を大気圧にする。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧にする。
図38に示すように、真空・加圧口116にガスを導入することによりチェンバー内の圧力を高める。すなわち、密閉容器121の外部の圧力を大気圧よりも高める。これにより、半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する。これにより、封止体7を得る。
ガスとしては特に限定されず、空気、窒素などが挙げられる。
密閉容器121の外部の好適な圧力は、実施形態3で説明した圧力と同様である。
封止体7は、フィルム13と接している。
図39に示すように、封止体2の横にスペーサー131を配置する。
図40に示すように、平板117をスペーサー131に当たるまで下降させることにより、封止体2をプレスし、封止体2の厚みを調整する。これにより、封止体2の厚みを均一化することができる。平板117で封止体2を押す際の圧力としては、0.1MPa〜80MPaが好ましい。
次いで、フィルム13を取り除く。
次いで、封止部71bのうち半導体ウェハ61aから側方にはみ出した部分を切り離す。
図41に示すように、封止体7を加熱することで樹脂層71を硬化させて、硬化体8を形成する。
好適な加熱温度は、実施形態3で説明した加熱温度と同様である。好適な加熱時間は、実施形態3で説明した加熱時間と同様である。
図42に示すように、硬化体8の硬化層81を研削する。
図43に示すように、硬化体8の半導体ウェハ61aを研削して、貫通電極601bを露出させる。すなわち、ウェハ面を研削して得られた研削面82では、貫通電極601bが露出している。
図44に示すように、セミアディティブ法などを利用して、研削面82上に再配線層83を形成して、再配線体84を形成する。再配線層83は、再配線83aを備える。次いで、再配線層83上にバンプ85を形成する。バンプ85は再配線83a、貫通電極601b、電極601a及びバンプ62を介して半導体チップ61bと電気的に接続している。
図45に示すように、再配線体84を個片化(ダイシング)して、半導体装置9を得る。
(変形例1)
実施形態5では、積層体6をステージ107上に配置するが、変形例1では、チップ実装ウェハ61をステージ107上に配置し、次いでチップ実装ウェハ61上に熱硬化性樹脂シート12を配置し、次いで熱硬化性樹脂シート12上にフィルム13を配置する。
(変形例2)
実施形態5では、積層体6をステージ107上に配置するが、変形例2では、チップ実装ウェハ61及びチップ実装ウェハ61上に配置された熱硬化性樹脂シート12を備える積層物202をステージ107上に配置し、次いで積層物202上にフィルム13を配置する。
(変形例3)
実施形態5では、平板117で封止体2をプレスするが、変形例3では封止体2をプレスしない。
(変形例4)
実施形態5では、硬化体8の硬化層81を研削するが、変形例4では、硬化層81を研削しない。
以上のとおり、実施形態5の半導体装置4の製造方法は、積層物202を加熱下で加圧することにより、半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程とを含む。
半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填する工程は、積層体6の外周部13bをステージ107に押し付けることにより、密閉容器121を形成するステップと、密閉容器121の外部の圧力を密閉容器121の内部の圧力より高めることにより、半導体チップ61bを熱硬化性樹脂シート12で覆いつつ、半導体ウェハ61aと半導体チップ61bのギャップに熱硬化性樹脂シート12を充填するステップとを含む。
実施形態5の半導体装置9の製造方法は、封止体7を加熱することにより硬化体8を形成する工程、硬化体8に再配線層83を形成することにより再配線体84を形成する工程、及び再配線体84をダイシングすることにより半導体装置9を得る工程などをさらに含む。
以下に、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている材料や配合量などは、特に限定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
熱硬化性樹脂シートを作製するために使用した成分について説明する。
エポキシ樹脂A:三菱化学社製のEP828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキン当量184g/eq〜194g/eq、23℃で液状)
エポキシ樹脂B:新日鐵化学社製のYSLV−80XY(ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポキン当量:200g/eq、軟化点:80℃)
エポキシ樹脂C:日本化薬社製のEPPN−501HY(フェノールノボラック変性型エポキシ樹脂、エポキン当量:169g/eq、軟化点:60℃)
フェノールノボラック型硬化剤A:明和化成社製のMEH−7500−3S(フェノールノボラック型硬化剤、水酸基当量103g/eq、軟化点83℃)
フェノールノボラック型硬化剤B:明和化成社製のH−4(フェノールノボラック型硬化剤、水酸基当量105g/eq、軟化点71℃)
アクリル樹脂:三菱レイヨン社製のメタブレン J-5800(コアシェル型アクリル樹脂、平均粒子径1μm)
無機充填剤A:電気化学工業社製のFB−5SDC(溶融球状シリカ、平均粒子径5μm、最大粒子径20μm)
無機充填剤B:アドマテックス社製のSO−25R(溶融球状シリカ、平均粒子径0.5μm、最大粒子径5μm)
無機充填剤C:電気化学工業社製のFB−3SDC(溶融球状シリカ、平均粒子径3μm、最大粒子径10μm)
硬化促進剤:四国化成工業社製の2PHZ−PW(2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール)
カーボンブラック:三菱化学社製の#20(粒子径50nm)
パッケージを作製するために使用した部品について説明する。
半導体チップ:チップ厚み 200μm、チップサイズ 10mm×10mm、はんだバンプピッチ 400μm(フルアレイ)、はんだ径 100μmの半導体チップ
チップ実装基板A:有機基板(基板サイズ 240mm×190mm、基板厚み 240μmの有機基板)及び有機基板にフリップチップ実装された48個の半導体チップを備えるチップ実装基板
チップ実装基板B:シリコンウェハ基板(基板サイズ 8インチ直径(200mm直径)、基板厚み 200μmのシリコンウェハ基板)及びシリコンウェハ基板にフリップチップ実装された40個の半導体チップを備えるチップ実装基板
チップ実装基板Aにおいて、半導体チップと有機基板のギャップは75μmであった。
チップ実装基板Bにおいて、半導体チップとシリコンウェハ基板のギャップは75μmであった。
[実施例1〜5及び実施例7〜9]
(熱硬化性樹脂シートの作製)
表1に記載の配合比に従い、各成分をミキサーにてブレンドし、2軸混練機により120℃で2分間溶融混練し、続いてTダイから押出しすることにより、厚さ400μmの熱硬化性樹脂シートを作製した。
(パッケージの作製)
圧縮成型機(アピックヤマダ社製の WCM−300)に圧縮成型用の金型を取り付けた。金型を表1に示す温度に予備加熱した。下型上にチップ実装基板Aを配置し、次いでチップ実装基板A上に熱硬化性樹脂シート(縦230mm×横180mm×厚さ400μmの熱硬化性樹脂シート)を配置した。次いで、180秒間、表1に示す圧力で型締めすることにより、封止体を得た。6時間、175℃で封止体を保持することにより、パッケージを得た。なお、パッケージは、チップ実装基板A及びチップ実装基板A上に配置された硬化層を備える。硬化層は、基板と半導体チップの間に挟まれた接続保護部、及び接続保護部の周辺に配置されたチップ保護部を備える。
[実施例6]
(熱硬化性樹脂シートの作製)
実施例1と同様の方法で、熱硬化性樹脂シートを作製した。
(パッケージの作製)
圧縮成型機(アピックヤマダ社製の WCM−300)に圧縮成型用の金型を取り付けた。金型を表1に示す温度に予備加熱した。下型上にチップ実装基板Bを配置し、次いでチップ実装基板B上に熱硬化性樹脂シート(8インチ直径、厚さ400μmの熱硬化性樹脂シート)を配置した。次いで、180秒間、表1に示す圧力で型締めすることにより、封止体を得た。6時間、175℃で封止体を保持することにより、パッケージを得た。
[比較例1]
(粉末状の熱硬化性樹脂の作製)
実施例1と同様の方法で、熱硬化性樹脂シートを作製した。得られた熱硬化性樹脂シートを冷凍粉砕し、粉末状の熱硬化性樹脂を得た。
(パッケージの作製)
粉末状の熱硬化性樹脂を用い、以下の条件でトランスファー成型を行うことにより、パッケージを得た。
金型温度:175℃
注入圧力:6.0MPa
成形時間:180秒
後硬化:175℃で6時間保持
[評価]
熱硬化性樹脂シート、粉末状の熱硬化性樹脂及びパッケージについて、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(無機充填剤の最大粒子径)
熱硬化性樹脂シートを150℃で1時間保持することにより、硬化シートを得た。硬化シートをIP(イオンポリッシュ)法により研磨した。次いで、硬化シートの断面をSEMで観察することにより、無機充填剤の最大粒子の径を測定した。
(最低溶融粘度)
ロールラミネーターを用いて、厚み400μmの熱硬化性樹脂シートを90℃にて2枚積層し、厚み800μmの積層シートを得た。積層シートを直径25mmに打ち抜くことにより、直径25mmの試験片を得た。試験片について、レオメーター(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製のMars III)を用いて、1Hz、歪み5%、昇温速度10℃/分で50℃〜150℃で粘度を測定した。測定された粘度の最低値を最低溶融粘度とした。
(充填性)
流動性、充填性を評価するために、超音波探査装置を用いて、チップ下ギャップのボイドの有無を調べた。全パッケージについてボイドの有無を調べて、ボイドがあったパッケージの個数をカウントした。
Figure 2015216229
200 金型
2001 下型
2002 上型
2002a 中部
2002b 外周部
201 積層物
11 チップ実装基板
11a 基板
11b 半導体チップ
11c バンプ
12 熱硬化性樹脂シート
2 封止体
21 樹脂層
21a アンダーフィル部
21b 封止部
3 硬化体
31 硬化層
31a 接続保護部
31b チップ保護部
32 バンプ
4 半導体装置
202 積層物
61 チップ実装ウェハ
61a 半導体ウェハ
601a 電極
601b 貫通電極
61b 半導体チップ
62 バンプ
7 封止体
71 樹脂層
71a アンダーフィル部
71b 封止部
8 硬化体
81 硬化層
81a 接続保護部
81b チップ保護部
82 研削面
83 再配線層
83a 再配線
84 再配線体
85 バンプ
9 半導体装置
1 積層体
13 フィルム
13a 中央部
13b 周辺部
101 基台
102 加圧シリンダ下板
103 スライド移動テーブル
104 スライドシリンダ
105 下ヒータ板
106 下板部材
107 ステージ
108 支柱
109 加圧シリンダ上板
110 中間移動部材
111 上ヒータ板
112 上枠部材
113 内方枠体
113a 枠状押え部
113b ロッド
114 加圧シリンダ
115 シリンダロッド
116 真空・加圧口
117 平板
S ストッパー
121 密閉容器
131 スペーサー
6 積層体

Claims (10)

  1. 基板及び前記基板にフリップチップ実装された半導体チップを備えるチップ実装基板並びに前記チップ実装基板上に配置された熱硬化性樹脂シートを備える積層物を加熱下で加圧することにより、前記半導体チップを前記熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、前記基板と前記半導体チップのギャップに前記熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記チップ実装基板は、前記半導体チップを複数備える請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記熱硬化性樹脂シートの50℃〜150℃における最低溶融粘度が10Pa・S〜5000Pa・Sである請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記熱硬化性樹脂シートは無機充填剤を含む請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記熱硬化性樹脂シート中の前記無機充填剤の含有量が70重量%〜90重量%である請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記無機充填剤の最大粒子径が30μm以下である請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記熱硬化性樹脂シートはエポキシ樹脂を含む請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記エポキシ樹脂はビスフェノールA型エポキシ樹脂を含み、
    前記エポキシ樹脂100重量%中の前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量が20重量%〜70重量%である請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記熱硬化性樹脂シートはフェノールノボラック型硬化剤及び硬化促進剤を含む請求項1〜8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 50℃〜150℃における最低溶融粘度が10Pa・S〜5000Pa・Sであり、
    基板及び前記基板にフリップチップ実装された半導体チップを備えるチップ実装基板並びに前記チップ実装基板上に配置された熱硬化性樹脂シートを備える積層物を加熱下で加圧することにより、前記半導体チップを前記熱硬化性樹脂シートで覆いつつ、前記基板と前記半導体チップのギャップに前記熱硬化性樹脂シートを充填する工程を含む半導体装置の製造方法に使用するための熱硬化性樹脂シート。
JP2014098068A 2013-12-26 2014-05-09 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート Pending JP2015216229A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014098068A JP2015216229A (ja) 2014-05-09 2014-05-09 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート
CN201480070680.2A CN105849879A (zh) 2013-12-26 2014-12-22 半导体装置的制造方法和热固性树脂片
PCT/JP2014/083910 WO2015098838A1 (ja) 2013-12-26 2014-12-22 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート
KR1020167018601A KR20160101962A (ko) 2013-12-26 2014-12-22 반도체 장치의 제조 방법 및 열경화성 수지 시트
TW103145235A TW201533808A (zh) 2013-12-26 2014-12-24 半導體裝置之製造方法及熱硬化性樹脂薄片

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014098068A JP2015216229A (ja) 2014-05-09 2014-05-09 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015216229A true JP2015216229A (ja) 2015-12-03

Family

ID=54752873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014098068A Pending JP2015216229A (ja) 2013-12-26 2014-05-09 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015216229A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018002820A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 サンアプロ株式会社 エポキシ樹脂硬化促進剤
DE112016005037T5 (de) 2015-11-03 2018-08-09 Denso Corporation Luftströmungssteuersystem
JP2018142611A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 信越化学工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2018188580A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 信越化学工業株式会社 熱伝導性エポキシ樹脂封止用組成物
JP2019199588A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 山栄化学株式会社 溶解性・非溶解性粒子含有硬化性樹脂組成物
JP2021501995A (ja) * 2017-11-02 2021-01-21 廈門市三安光電科技有限公司 マイクロデバイスのパッケージ方法
JP2022039562A (ja) * 2020-08-28 2022-03-10 信越化学工業株式会社 パワーモジュールの製造方法、及びパワーモジュール
WO2022163763A1 (ja) * 2021-02-01 2022-08-04 ナガセケムテックス株式会社 電子部品実装基板の封止方法および熱硬化性シート

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016005037T5 (de) 2015-11-03 2018-08-09 Denso Corporation Luftströmungssteuersystem
JP2018002820A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 サンアプロ株式会社 エポキシ樹脂硬化促進剤
JP2018142611A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 信越化学工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2018188580A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 信越化学工業株式会社 熱伝導性エポキシ樹脂封止用組成物
JP2021501995A (ja) * 2017-11-02 2021-01-21 廈門市三安光電科技有限公司 マイクロデバイスのパッケージ方法
JP7082264B2 (ja) 2017-11-02 2022-06-08 廈門市三安光電科技有限公司 マイクロデバイスのパッケージ方法
JP2019199588A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 山栄化学株式会社 溶解性・非溶解性粒子含有硬化性樹脂組成物
JP2022039562A (ja) * 2020-08-28 2022-03-10 信越化学工業株式会社 パワーモジュールの製造方法、及びパワーモジュール
JP7390995B2 (ja) 2020-08-28 2023-12-04 信越化学工業株式会社 パワーモジュールの製造方法
US11984327B2 (en) 2020-08-28 2024-05-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for producing power module, and power module
WO2022163763A1 (ja) * 2021-02-01 2022-08-04 ナガセケムテックス株式会社 電子部品実装基板の封止方法および熱硬化性シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015216229A (ja) 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート
US9659883B2 (en) Thermally curable resin sheet for sealing semiconductor chip, and method for manufacturing semiconductor package
JP6259608B2 (ja) 電子デバイス封止用樹脂シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
WO2015098833A1 (ja) 半導体パッケージの製造方法
WO2015098838A1 (ja) 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート
WO2014136720A1 (ja) 半導体装置の製造方法及び熱硬化性樹脂シート
WO2015098829A1 (ja) 半導体パッケージの製造方法
WO2015098842A1 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2015098835A1 (ja) 半導体パッケージの製造方法
WO2014162951A1 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2015216230A (ja) 半導体装置の製造方法
WO2014203830A1 (ja) 電子デバイスの封止方法、電子デバイスパッケージの製造方法及び封止シート
TW201621000A (zh) 樹脂組合物、半導體裝置之製造方法及半導體裝置
WO2014156833A1 (ja) 中空封止用樹脂シート及び中空パッケージの製造方法
JP2015065368A (ja) 樹脂シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
JP2015220400A (ja) 電子デバイスパッケージの製造方法及び電子デバイスの封止方法
JP7014195B2 (ja) 封止材、該封止材により封止されている半導体装置及び該封止材を有する半導体パッケージの製造方法
JP2015220401A (ja) 電子デバイスパッケージの製造方法及び電子デバイスの封止方法
JP2015088514A (ja) 電子デバイス封止用樹脂シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
JP2015061017A (ja) 電子デバイス封止用シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
JP6234410B2 (ja) 電子デバイス封止用樹脂シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
JP2015076553A (ja) 電子デバイスパッケージの製造方法及び電子デバイスの封止方法
TW201939680A (zh) 封裝用接著薄片
WO2015045850A1 (ja) 樹脂シート及び電子デバイスパッケージの製造方法
TW201443116A (zh) 中空密封用樹脂薄片及中空封裝之製造方法