JP2015215074A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を1つのブレーキ装置により実現し、装置の小型化及び軽量化を図ると共にナックルの形状の自由度を向上する。【解決手段】対向ピストン型キャリパ9に、サービスブレーキ時に作動する第一ピストンを嵌装する第一シリンダと、サービスブレーキ及びパーキングブレーキ時に作動する第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bを嵌装する、軸方向両側が開口した第二シリンダ20を設ける。フローティング型キャリパ10を、1対のパッド11a、11b及び第二シリンダ20を径方向外方から跨ぐ状態で、対向ピストン型キャリパ9に対し軸方向に変位可能に支持する。【選択図】図10
Description
この発明は、車両の制動を行う為に使用するディスクブレーキ装置の改良に関し、特にサービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を有する、ディスクブレーキ装置に関する。
放熱性に優れると共に、走行時に於ける制動力の細かな調節が可能である等の理由から、自動車の前輪だけではなく、後輪に関しても、サービスブレーキを行う為のブレーキ装置としてディスクブレーキ装置を採用する場合がある。又、この場合、パーキングブレーキを行う為のブレーキ装置を、サービスブレーキに用いるディスクブレーキ装置とは別に設ける事も行われている。具体的には、例えば特許文献1、2に記載されている様に、パーキングブレーキ専用のドラムブレーキ装置を、サービスブレーキ専用のディスクブレーキ装置の内側に配置した構造(ドラムインハット式構造)や、パーキングブレーキ専用のディスクブレーキ装置を、サービスブレーキ専用のディスクブレーキ装置とは別に設ける構造(ツインキャリパ式構造)が採用されている。
図11は、サービスブレーキ専用のディスクブレーキ装置と、パーキングブレーキ専用のディスクブレーキ装置とを、それぞれ別に設けた従来構造の模式図を示している。図示の構造の場合、車輪と共に回転するロータ1の周囲に、サービスブレーキに用いる対向ピストン型ディスクブレーキ装置2と、パーキングブレーキに用いるフローティング型ディスクブレーキ装置3とを、周方向に離隔した状態で設けている。そして、これら2つのブレーキ装置2、3をそれぞれ、懸架装置を構成するナックル4に支持固定している。具体的には、前記対向ピストン型ディスクブレーキ装置2を構成するキャリパ5を、前記ナックル4に設けられた取付部(ステー)6aに対し支持固定すると共に、前記フローティング型ディスクブレーキ装置3を構成するサポート7を、前記ナックル4に設けられた別の取付部6bに対し支持固定している。
尚、本明細書及び特許請求の範囲中で「軸方向」、「径方向」、「周方向」とは、それぞれロータに関する「軸方向」、「径方向」、「周方向」を言う。
尚、本明細書及び特許請求の範囲中で「軸方向」、「径方向」、「周方向」とは、それぞれロータに関する「軸方向」、「径方向」、「周方向」を言う。
上述の様な構成を有する従来構造の場合、サービスブレーキ専用の対向ピストン型ディスクブレーキ装置2と、パーキングブレーキ専用のフローティング型ディスクブレーキ装置3とを、それぞれ別々に設けている。この為、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を備える1つのブレーキ装置として見た場合、装置全体が大型化すると共に重量が嵩む事が避けられない。又、前記ナックル4には、前記各ブレーキ装置2、3を支持固定する為の取付部6a、6bをそれぞれ設ける必要がある為、前記ナックル4の形状に関する自由度が低くなる。ナックルには、ダンパーを固定する為の取付部や、ロアアームを固定する為の取付部等を別途設ける必要があり、このナックルの形状に関する自由度を確保する事は、ナックル周辺の部材の設計の自由度を確保する上で重要になる。
本発明は、上述の様な事情に鑑み、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を備えるブレーキ装置に関して、装置の小型化及び軽量化を図れると共に、懸架装置の形状の自由度を向上できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のディスクブレーキ装置は、対向ピストン型キャリパと、少なくとも1対のパッドと、フローティング型キャリパと、第一ピストン及び第二アウタ、インナピストンとを備える。
このうちの対向ピストン型キャリパは、車輪と共に回転するロータを挟んで設けられるアウタ、インナ両ボディ部と、このロータの外周縁よりも径方向外方位置で、これら両ボディ部の周方向両端部同士を連結する1対の連結部と、これら両ボディ部に互いに対向して設けられた1組(2個)以上の第一シリンダと、これら両ボディ部のうちのインナボディ部にのみ設けられ、軸方向両側に開口した第二シリンダとを有し、前記ロータを跨ぐ状態で懸架装置(例えばナックル)に固定される。
又、前記少なくとも1対のパッドは、前記ロータの両側に配置された状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し、軸方向に関する変位を可能に支持されている。
又、前記フローティング型キャリパは、アウタ側端部に押圧部を、インナ側端部に基部をそれぞれ有し、周方向に関して前記両連結部同士の間部分に配置され、前記各パッドのうちで軸方向に関して前記押圧部と前記基部との間部分に存在する1対のパッドと前記第二シリンダとを径方向外方から跨ぐ状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し、軸方向に変位可能に支持されている。
又、前記第一ピストンは、前記各第一シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装されている。
又、前記第二アウタピストン及び前記第二インナピストンは、前記第二シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装されており、このうちの第二アウタピストンは、制動時に前記1対のパッド(各パッドのうちで、軸方向に関して押圧部と基部との間部分に存在する1対のパッド)のうちインナ側のパッドをアウタ側に押圧し、前記第二インナピストンは、制動時に前記基部をインナ側に押圧する。
そして、本発明のディスクブレーキ装置は、サービスブレーキによる制動力を、前記各第一シリンダ及び前記第二シリンダ内にそれぞれ圧油を送り込む事で、前記各第一ピストンをこれら各第一シリンダから押し出すと共に、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記各第一ピストンと前記第二アウタピストン及び前記押圧部とにより、前記各パッドを前記ロータの側面に押し付ける事により発生させる。
これに対し、パーキングブレーキによる制動力を、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記第二アウタピストンと前記押圧部とにより、前記1対のパッドを前記ロータの側面に押し付ける事のみにより発生させる。
つまり、本発明のディスクブレーキ装置は、サービスブレーキによる制動力を、前記対向ピストン型キャリパと前記各第一ピストンとを含んで構成される対向ピストン型ディスクブレーキ機構と、前記フローティング型キャリパと前記第二アウタ、インナピストンとを含んで構成されるフローティング型ディスクブレーキ機構との両方の機構により得るのに対し、パーキングブレーキによる制動力を、フローティング型ディスクブレーキ機構のみにより得る。
このうちの対向ピストン型キャリパは、車輪と共に回転するロータを挟んで設けられるアウタ、インナ両ボディ部と、このロータの外周縁よりも径方向外方位置で、これら両ボディ部の周方向両端部同士を連結する1対の連結部と、これら両ボディ部に互いに対向して設けられた1組(2個)以上の第一シリンダと、これら両ボディ部のうちのインナボディ部にのみ設けられ、軸方向両側に開口した第二シリンダとを有し、前記ロータを跨ぐ状態で懸架装置(例えばナックル)に固定される。
又、前記少なくとも1対のパッドは、前記ロータの両側に配置された状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し、軸方向に関する変位を可能に支持されている。
又、前記フローティング型キャリパは、アウタ側端部に押圧部を、インナ側端部に基部をそれぞれ有し、周方向に関して前記両連結部同士の間部分に配置され、前記各パッドのうちで軸方向に関して前記押圧部と前記基部との間部分に存在する1対のパッドと前記第二シリンダとを径方向外方から跨ぐ状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し、軸方向に変位可能に支持されている。
又、前記第一ピストンは、前記各第一シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装されている。
又、前記第二アウタピストン及び前記第二インナピストンは、前記第二シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装されており、このうちの第二アウタピストンは、制動時に前記1対のパッド(各パッドのうちで、軸方向に関して押圧部と基部との間部分に存在する1対のパッド)のうちインナ側のパッドをアウタ側に押圧し、前記第二インナピストンは、制動時に前記基部をインナ側に押圧する。
そして、本発明のディスクブレーキ装置は、サービスブレーキによる制動力を、前記各第一シリンダ及び前記第二シリンダ内にそれぞれ圧油を送り込む事で、前記各第一ピストンをこれら各第一シリンダから押し出すと共に、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記各第一ピストンと前記第二アウタピストン及び前記押圧部とにより、前記各パッドを前記ロータの側面に押し付ける事により発生させる。
これに対し、パーキングブレーキによる制動力を、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記第二アウタピストンと前記押圧部とにより、前記1対のパッドを前記ロータの側面に押し付ける事のみにより発生させる。
つまり、本発明のディスクブレーキ装置は、サービスブレーキによる制動力を、前記対向ピストン型キャリパと前記各第一ピストンとを含んで構成される対向ピストン型ディスクブレーキ機構と、前記フローティング型キャリパと前記第二アウタ、インナピストンとを含んで構成されるフローティング型ディスクブレーキ機構との両方の機構により得るのに対し、パーキングブレーキによる制動力を、フローティング型ディスクブレーキ機構のみにより得る。
上述の様な本発明のディスクブレーキ装置を実施する場合に好ましくは、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記インナボディ部の内部で、前記第一シリンダと前記第二シリンダとを互いに連通させる。
又、本発明のディスクブレーキ装置を実施する場合に好ましくは、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記第二シリンダ内に推力発生機構を設けており、パーキングブレーキによる制動力を、この推力発生機構を駆動し、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させる事により発生させる。
又、上述した請求項3に記載した発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記推力発生機構として、外周面に雄ねじ部を有するスピンドルと、内周面に雌ねじ部を有し、このスピンドルに螺合したナットとを備えたものを使用する。
又、上述した様な請求項3、4に記載した発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記推力発生機構を、電動モータにより駆動する。
又、上述した請求項3に記載した発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記推力発生機構として、外周面に雄ねじ部を有するスピンドルと、内周面に雌ねじ部を有し、このスピンドルに螺合したナットとを備えたものを使用する。
又、上述した様な請求項3、4に記載した発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記推力発生機構を、電動モータにより駆動する。
又、本発明のディスクブレーキ装置を実施する場合には、例えば請求項6に記載した発明の様に、前記各第一シリンダを、1組だけ(2個)設ける。
又、本発明のディスクブレーキ装置を実施する場合には、例えば請求項7に記載した発明の様に、前記各パッドを合計2枚設け、これら2枚のパッドを、サービスブレーキによる制動時とパーキングブレーキによる制動時との両方で、前記ロータの側面に押し付ける(2枚のパッドをサービスブレーキとパーキングブレーキとで兼用する)。
上述の様な構成を有する本発明のディスクブレーキ装置によれば、それ単体で、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を発揮する事ができる為、それぞれ専用の装置を設ける場合に比べて、装置全体としての小型化及び軽量化を図れると共に、懸架装置の形状の自由度を向上できる。
即ち、本発明の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成するフローティング型キャリパを、専用のサポートに対して支持するのではなく、対向ピストン型ディスクブレーキ機構を構成する対向ピストン型キャリパに対して支持する事により、これら対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構とを一体化して、1つのディスクブレーキ装置を構成している。しかも、本発明の場合には、前記フローティング型キャリパを、前記対向ピストン型キャリパを構成する1対の連結部同士の周方向間部分に配置する事で、前記フローティング型キャリパを、前記対向ピストン型キャリパに対して径方向に重畳(マウント)する状態で支持している。この為、例えば前記図11に示した従来構造の場合の様に、サービスブレーキとパーキングブレーキの専用の2つの装置を周方向に離隔した状態で設ける構造や、単に周方向に連続させた構造と比べて、装置全体としての小型化(周方向に連続させた構造に対しては特に、周方向に関する全長の短縮化)を図れる。
即ち、本発明の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成するフローティング型キャリパを、専用のサポートに対して支持するのではなく、対向ピストン型ディスクブレーキ機構を構成する対向ピストン型キャリパに対して支持する事により、これら対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構とを一体化して、1つのディスクブレーキ装置を構成している。しかも、本発明の場合には、前記フローティング型キャリパを、前記対向ピストン型キャリパを構成する1対の連結部同士の周方向間部分に配置する事で、前記フローティング型キャリパを、前記対向ピストン型キャリパに対して径方向に重畳(マウント)する状態で支持している。この為、例えば前記図11に示した従来構造の場合の様に、サービスブレーキとパーキングブレーキの専用の2つの装置を周方向に離隔した状態で設ける構造や、単に周方向に連続させた構造と比べて、装置全体としての小型化(周方向に連続させた構造に対しては特に、周方向に関する全長の短縮化)を図れる。
又、本発明によれば、フローティング型ディスクブレーキ機構のサポートを省略できる為、装置の軽量化及び低コスト化を図れる。又、懸架装置(ナックル)に必要な取付部が、前記対向ピストン型キャリパを支持固定する部分だけで済む為、この懸架装置の形状に関する自由度を向上できる。
又、本発明の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成する第二アウタ、インナ両ピストンを嵌装する第二シリンダを、前記フローティング型キャリパではなく、前記対向ピストン型キャリパに設けている。この為、前記第二シリンダにより、この対向ピストン型キャリパの剛性を高める事ができる為、この対向ピストン型キャリパを大型化せずに、この対向ピストン型キャリパの剛性確保を図れる。反対に、前記フローティング型キャリパに関しては、小型化及び軽量化を図れる。
又、フローティング型ディスクブレーキ機構を、フローティング型キャリパと、第二シリンダ内に嵌装された第二アウタ、インナ両ピストンとから構成している(ダブルピストン構造を採用している)為、制動解除時に、これら第二アウタ、インナ両ピストンをそれぞれ、前記第二シリンダ内に引き戻す事が可能になる。この為、パッドとロータとの間にそれぞれ十分なクリアランスを確保する事が可能になる。従って、本発明によれば、パッドの引き摺りの発生を有効に防止できる。
更に、サービスブレーキによる制動力を、対向ピストン型ディスクブレーキ機構と、ダブルピストン構造のフローティング型ディスクブレーキ機構との両方を作動させる事により得る為、通常のシングルピストン構造のフローティング型ディスクブレーキ装置のみによってサービスブレーキの制動力を得る構造に比べて、制動力の立ち上がり(レスポンス)を良好にする事ができる。又、対向ピストン型ディスクブレーキ装置のみによってサービスブレーキの制動力を得る構造に比べて、制動力及び装置の大きさ(周方向全長)をほぼ同じとしたままで、1個のシリンダ部を省略する事が可能になる。
[実施の形態の1例]
本発明の実施の形態の1例に就いて、図1〜10により説明する。本例のディスクブレーキ装置8は、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能をあわせ持つハイブリッド型で、対向ピストン型キャリパ9と、フローティング型キャリパ10と、1対のパッド11a、11b(アウタパッド11a、インナパッド11b)と、2個の第一ピストン12a、12b(アウタ側第一ピストン12a、インナ側第一ピストン12b)と、第二アウタピストン13a及び第二インナピストン13bとを備える。
本発明の実施の形態の1例に就いて、図1〜10により説明する。本例のディスクブレーキ装置8は、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能をあわせ持つハイブリッド型で、対向ピストン型キャリパ9と、フローティング型キャリパ10と、1対のパッド11a、11b(アウタパッド11a、インナパッド11b)と、2個の第一ピストン12a、12b(アウタ側第一ピストン12a、インナ側第一ピストン12b)と、第二アウタピストン13a及び第二インナピストン13bとを備える。
このうちの対向ピストン型キャリパ9は、前記アウタ、インナ両パッド11a、11bを、軸方向(図1、2の表裏方向、図3、4の左右方向、図5の上下方向)に移動可能に支持する。この様な対向ピストン型キャリパ9は、鉄系合金若しくはアルミニウム合金等の軽合金を鋳造(ダイキャスト成形を含む)等により形成したもので、ロータ1を挟む状態で設けられたアウタボディ部14及びインナボディ部15と、これらアウタ、インナ両ボディ部14、15の周方向片側(図1、5の右側で、車両前進時に於ける回入側)端部と周方向他側(図1、5の左側で、車両前進時に於ける回出側)端部とをそれぞれ連結する連結部16a、16bと、中間連結部17とを備える。この中間連結部17は、前記アウタ、インナ両ボディ部14、15の周方向中間部他端寄り部分同士を連結している。又、前記回入側(周方向片側)の連結部16aと前記中間連結部17との周方向に関する間部分を、前記フローティング型キャリパ10を配置する為の開口部18としている。
前記アウタ、インナ両ボディ部14、15の周方向他側半部の内側には、それぞれが特許請求の範囲に記載した第一シリンダである、アウタ側第一シリンダ19a及びインナ側第一シリンダ19bを、互いに対向する状態でそれぞれ1個ずつ(1組だけ)設けている。そして、これらアウタ側第一シリンダ19a及びインナ側第一シリンダ19b内に、それぞれが特許請求の範囲に記載した第一ピストンである、アルミニウム合金製のアウタ側第一ピストン12a及びインナ側第一ピストン12bを、油密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装している。
一方、前記インナボディ部15の周方向片側半部に、軸方向両側に開口した第二シリンダ20を設けている。本例の場合、前記アウタボディ部14の周方向片側半部には、シリンダを設けておらず、このアウタボディ部14の周方向片側半部(周方向に関して開口部18と整合する部分)のインナ側面には、軸方向に凹んだ収納凹溝21を径方向外端部乃至中間部に亙り形成している。前記インナボディ部15の第二シリンダ20内には、アルミニウム合金製の前記第二アウタピストン13a及び前記第二インナピストン13bを、油密に且つ軸方向に関する変位(互いに反対方向の移動)を可能に嵌装している。前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bは、それぞれが有底円筒状に構成されている。具体的には、この第二アウタピストン13aを、円筒部22aと底部23aとから構成しており、このうちの底部23aをアウタ側に向けた状態で、前記第二シリンダ20のアウタ側半部に嵌装している。又、前記第二インナピストン13bを、円筒部22bと底部23bとから構成しており、このうちの底部23bをインナ側に向けた状態で、前記第二シリンダ20のインナ側半部に嵌装している。又、前記インナピストン13bのインナ側端部には、円環状のアタッチメント24が外嵌固定されている。このアタッチメント24は、前記第二シリンダ20よりも大きな外径寸法を有しており、そのインナ側面が、前記フローティング型キャリパ10を構成する基部46のアウタ側面に当接している。又、前記アタッチメント24は、このフローティング型キャリパ10に対し相対回転不能に係合している。
又、前記第二シリンダ20の内周面のうち、アウタ寄り部分に断面矩形状のシール溝25aを形成しており、このシール溝25aに装着した環状シール部材26aにより、前記第二アウタピストン13aの外周面と前記第二シリンダ20の内周面のアウタ寄り部分との間を密封している。これに対し、この第二シリンダ20の内周面のうち、インナ寄り部分に断面矩形状のシール溝25bを形成しており、このシール溝25bに装着した環状シール部材26bにより、前記第二インナピストン13bの外周面と前記第二シリンダ20の内周面のインナ寄り部分との間を密封している。又、前記第二シリンダ20のアウタ側端面と前記第二アウタピストン13aの外周面との間を、アウタ側ダストカバー27aにより塞ぐと共に、前記第二シリンダ20のインナ側端部外周面と前記アタッチメント24の外周面との間を、インナ側ダストカバー27bにより塞いでいる。又、前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bを、前記第二シリンダ20内に液密に嵌装した状態で、第二アウタピストン13aの先端部(底部23aの外面)を、前記インナパッド11bのインナ側面に対向させており、第二インナピストン13bの先端部(底部23bの外面)を、前記アタッチメント24を介して、前記フローティング型キャリパ10を構成する基部46のアウタ側面に対向させている。又、本例の場合、前記第二アウタピストン13aの先端部を、前記インナパッド11bのインナ側面に形成した図示しないダボに係合させる事により、前記第二アウタピストン13aが、前記インナパッド11bに対して相対回転する事を防止している。
又、前記第二シリンダ20の内側で、前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13b同士の間部分には、後述する電動モータの出力軸の回転運動を直線運動に変更する為の推力発生機構(送りねじ機構)28を設けている。この推力発生機構28は、外周面に雄ねじ部29を有するスピンドル30と、内周面に雌ねじ部31を有し、このスピンドル30に螺合したナット32を備えている。そして、このうちのナット32の外周面に形成した雄スプライン部33を、前記第二アウタピストン13aを構成する円筒部22aの内周面に形成した雌スプライン部34に対し、相対回転を不能に且つ軸方向変位を可能に係合させている。又、前記スピンドル30の軸方向中間部にはフランジ部35を設けており、このフランジ部35のインナ側面と前記第二インナピストン13bを構成する底部23bの内面(アウタ側面)との間に、スラストニードル軸受36を設けている。又、前記スピンドル30のインナ側端部を、前記底部23bの中央部を軸方向に貫通する状態で形成された連通孔37及び前記アタッチメント24の内側を通じて、インナ側に突出させている。
又、前記アウタボディ部14及び前記インナボディ部15の互いに対向する側面(アウタボディ部14のインナ側面、インナボディ部15のアウタ側面)のうち、周方向両端部には、軸方向に張り出した1対のガイド壁部38a、38bをそれぞれ設けている。又、これら両ガイド壁部38a、38bの周方向に互いに対向する側面のうち、径方向中間部に、これら両側面に対してほぼ直交する方向にガイド凹溝39a、39bをそれぞれ形成している。
又、本例の場合、前記インナボディ部15の内部で、前記インナ側第一シリンダ19bと前記第二シリンダ20とを互いに連通している。そして、前記インナボディ部15に設けられた導入口40aから、前記インナ側第一シリンダ19b及び前記第二シリンダ20に、それぞれ圧油を送り込み可能としている。これに対し、前記アウタボディ部14に設けられた導入口40bから、前記アウタ側第一シリンダ19aに圧油を送り込み可能としている。
この様な対向ピストン型キャリパ9は、前記インナボディ部15に設けた1対の取付座41a、41bにより、ナックル4(図11参照)を構成する取付部に支持固定される。本例の場合には、この様な前記対向ピストン型キャリパ9と、前記アウタ側第一シリンダ19a及び前記インナ側第一シリンダ19b内にそれぞれ嵌装された前記アウタ側第一ピストン12a及び前記インナ側第一ピストン12bとにより、対向ピストン型ディスクブレーキ機構を構成している。
前記両パッド11a、11bは、ライニング(摩擦材)42と、このライニング42の裏面を支持した金属製の裏板(プレッシャプレート)43とから構成されている。又、この裏板43の周方向両側の側縁部の径方向中間部に、周方向両側にそれぞれ突出した1対の凸状の耳部44a、44bを設けている。つまり、これら両耳部44a、44bのうち、回入側の耳部44aは、前記裏板43の回入側側縁部の径方向中間部に、回入側に突出する状態で設けられており、回出側の耳部44bは、前記裏板43の回出側側縁部の径方向中間部に、回出側に突出する状態で設けられている。そして、これら両耳部44a、44bを、前記各ガイド凹溝39a、39bに、それぞれ緩く係合させている。これにより、前記両パッド11a、11bが、前記対向ピストン型キャリパ9に対して、軸方向に関する変位を可能に支持されている。
又、前記フローティング型キャリパ10は、鉄系合金若しくはアルミニウム系合金等の軽合金を鋳造(ダイキャスト成形を含む)等により、又はカーボン等の非金属材料により、全体形状を逆U字形に形成したもので、従来構造のフローティング型ディスクブレーキ装置を構成するキャリパからシリンダを省略した如き形状を有している。この様なフローティング型キャリパ10は、アウタ側端部に設けられた押圧部45と、インナ側端部に設けられた平板状の基部(被押圧部)46と、軸方向中間部に設けられ、これら押圧部45と基部46とを連結するブリッジ部47とを有する。又、このうちの基部46の中央部には、前記スピンドル30のインナ側端部を軸方向に挿通させる為の挿通孔48が形成されており、同じく基部46の周方向両端部には、それぞれ周方向に突出した1対の腕部49a、49bが設けられている。これら両腕部49a、49bには、軸方向に貫通した貫通孔50、50がそれぞれ形成されている。又、前記ブリッジ部47の周方向中央部には、径方向に貫通した放熱用の窓部51が形成されている。
この様な構成を有する前記フローティング型キャリパ10は、前記対向ピストン型キャリパ9に対し軸方向に関する変位を可能に支持されている。この為に、本例の場合には、前記両貫通孔50、50をアウタ側から挿通した1対のボルト52a、52bを、1対のスライドピン53a、53bの基端部(インナ側端部)に開口したねじ孔に螺合させる事により、これら両スライドピン53a、53bを、前記両腕部49a、49bに対して結合固定している。そして、これら両スライドピン53a、53bの先端部乃至中間部を、前記対向ピストン型キャリパ9を構成するインナボディ部15に形成した案内孔54a、54b内に、摺動可能に挿入している。本例の場合には、前記インナボディ部15に、周方向に離隔する状態で、インナ側に突出した支持筒部56a、56bを設け、これら両支持筒部56a、56bの内側に、インナ側にのみ開口した前記案内孔54a、54bを形成している。又、前記両スライドピン53a、53bのうちで、これら両案内孔54a、54bからアウタ側に露出した部分を、それぞれダストブーツ55a、55bにより覆っている。
本例の場合には、この様な構成により、前記フローティング型キャリパ10を、前記対向ピストン型キャリパ9に対して、軸方向に関する変位を可能に支持している。そして、この状態で、前記フローティング型キャリパ10が、前記対向ピストン型キャリパ9を構成する前記両連結部16a、16b同士の周方向間部分に配置される。具体的には、前記押圧部45が前記収納凹溝21の内側に配置されると共に、前記ブリッジ47が前記両パッド11a、11b及び前記第二シリンダ20を径方向外方から跨ぐ状態で、前記開口部18の内側に配置される。又、前記フローティング型キャリパ10を前記対向ピストン型キャリパ9に対して支持した状態で、インナ側に配置された部分をロータ1側から見ると、前記インナ側第一ピストン12bが回出側半部に、前記第二アウタピストン13aが回入側半部に、それぞれ配置された状態となる。これに対し、アウタ側に配置された部分をロータ1側から見ると、前記アウタ側第一ピストン12aが回出側半部に、前記押圧部45が回入側半部に、それぞれ配置された状態となる。
又、本例の場合、前記フローティング型キャリパ10を構成する基部46のインナ側面に支持固定された図示しないケーシング内に、電動モータと歯車式減速機等の減速機構とを収納している。そして、前記スピンドル30のインナ側端部のうちで、前記基部46のインナ側面から突出した部分に、減速機構を構成する最終歯車を固定している。これにより、前記推力発生機構28と前記電動モータと前記歯車機構とにより、電動式押圧装置を構成している。そして、この電動モータへの通電に基づいて、前記推力発生機構28を構成するナット32を、前記スピンドル30に対し軸方向に相対変位させる事により、前記第二アウタピストン13a及び前記第二インナピストン13bを、前記第二シリンダ20内で軸方向に変位可能としている。つまり、本例の場合には、前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bを、油圧の導入に基づいて軸方向に変位させられるだけでなく、前記推力発生機構28を利用して機械的に軸方向に変位させる事ができる。言い換えれば、前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bを含んで構成されるフローティング型ディスクブレーキ機構を、油圧式と機械式との2通りの方法で作動させる事ができる。
以上の様な構成を有する本例のディスクブレーキ装置8の場合、サービスブレーキを作動させる際には、前記導入口40a、40bに圧油を導入し、前記アウタ側、インナ側両第一シリンダ19a、19b、及び、前記第二シリンダ20に、それぞれ圧油を送り込む。これにより、前記アウタ側、インナ側両第一ピストン12a、12bにより、前記アウタ、インナ両パッド11a、11bを前記ロータ1の両側面に押し付ける。又、これと共に(実質的に同時に)、前記第二アウタピストン13a及び前記第二インナピストン13bを、軸方向に関して互いに離れる方向にそれぞれ移動させる。そして、前記第二アウタピストン13aにより前記インナパッド11bを、前記ロータ1のインナ側面に押し付ける。同時に、前記第二インナピストン13bにより前記基部46をインナ側に押し付け、前記フローティング型キャリパ10を前記対向ピストン型キャリパ9に対して、インナ側に移動させる。これにより、前記押圧部45を介して前記アウタパッド11aを、前記ロータ1のアウタ側面に押し付ける。この結果、このロータ1が軸方向両側から強く挟持されて、制動が行われる。この様に、本例の場合には、サービスブレーキによる制動力を、対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構との両方の機構により得る。
これに対し、パーキングブレーキを作動させる際には、前記電動式押圧装置を構成する電動モータに通電する(導入口40a、40bには圧油を導入しない)。そして、前記推力発生機構28を構成するナット32を前記スピンドル30に対し軸方向に相対変位させる事により、前記第二アウタピストン13a及び前記第二インナピストン13bを、軸方向に関して互いに離れる方向にそれぞれ移動させる。そして、前記第二アウタピストン13aにより前記インナパッド11bを、前記ロータ1のインナ側面に押し付ける。同時に、前記第二インナピストン13bにより前記基部46をインナ側に押し付け、前記フローティング型キャリパ10を前記対向ピストン型キャリパ9に対してインナ側に移動させる。これにより、前記押圧部45を介して前記アウタパッド11aを、前記ロータ1のアウタ側面に押し付ける。この結果、上述したサービスブレーキと同様に、前記アウタ、インナ両パッド11a、11bにより、前記ロータ1を両側から挟持して、制動を行わせる。この様に、本例の場合には、パーキングブレーキによる制動力を、フローティング型ディスクブレーキ機構のみにより得る。
以上の様な構成を有する本例のディスクブレーキ装置8によれば、それ単体で、サービスブレーキとパーキングブレーキとの2つの機能を発揮する事ができる為、それぞれ専用の装置を設ける場合に比べて、装置全体としての小型化及び軽量化を図れると共に、ナックルの形状の自由度を向上できる。
即ち、本例の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成する前記フローティング型キャリパ10を、専用のサポートに対して支持するのではなく、対向ピストン型ディスクブレーキ機構を構成する前記対向ピストン型キャリパ9に対して支持する事により、これら対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構とを一体化して、1つのディスクブレーキ装置8を構成している。しかも、本例の場合には、前記フローティング型キャリパ10を、前記連結部16aと前記中間連結部17との周方向間部分に配置する事で、前記フローティング型キャリパ10を、前記対向ピストン型キャリパ9に対して径方向に重畳(マウント)する状態で支持している。この為、例えば前記図11に示した従来構造の場合の様に、サービスブレーキとパーキングブレーキの専用の2つの装置を周方向に離隔した状態で設ける構造や、単に周方向に連続させた構造と比べて、装置全体としての小型化(周方向に連続させた構造に対しては特に、周方向に関する全長の短縮化)を図れる。
即ち、本例の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成する前記フローティング型キャリパ10を、専用のサポートに対して支持するのではなく、対向ピストン型ディスクブレーキ機構を構成する前記対向ピストン型キャリパ9に対して支持する事により、これら対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構とを一体化して、1つのディスクブレーキ装置8を構成している。しかも、本例の場合には、前記フローティング型キャリパ10を、前記連結部16aと前記中間連結部17との周方向間部分に配置する事で、前記フローティング型キャリパ10を、前記対向ピストン型キャリパ9に対して径方向に重畳(マウント)する状態で支持している。この為、例えば前記図11に示した従来構造の場合の様に、サービスブレーキとパーキングブレーキの専用の2つの装置を周方向に離隔した状態で設ける構造や、単に周方向に連続させた構造と比べて、装置全体としての小型化(周方向に連続させた構造に対しては特に、周方向に関する全長の短縮化)を図れる。
又、本例の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構のサポートを省略できる為、装置の軽量化及び低コスト化を図れる。又、前記ナックル4に必要な取付部が、前記対向ピストン型キャリパ9を支持固定する部分(取付座41a、41bを固定する部分)だけで済む為、このナックル4の形状に関する自由度を向上できる。
又、本例の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を構成する第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bを嵌装する前記第二シリンダ20を、前記フローティング型キャリパ10ではなく、前記対向ピストン型キャリパ9に設けている。この為、前記第二シリンダ20により、この対向ピストン型キャリパ9の剛性を高める事ができる為、この対向ピストン型キャリパ9を大型化せずに、この対向ピストン型キャリパ9の剛性確保を図れる。反対に、前記フローティング型キャリパ10に関しては、小型化及び軽量化を図れる。
又、本例の場合には、フローティング型ディスクブレーキ機構を、前記フローティング型キャリパ10と、前記第二シリンダ20内に嵌装された前記第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bとから構成している(ダブルピストン構造を採用している)。この為、制動解除時に、これら第二アウタ、インナ両ピストン13a、13bをそれぞれ、前記両環状シール部材26a、26bを利用して、前記第二シリンダ20内に引き戻す事が可能になる。この為、前記アウタ、インナ両パッド11a、11bと前記ロータ1との間にそれぞれ十分なクリアランスを確保する事が可能になる。従って、本例のディスクブレーキ装置8によれば、前記アウタ、インナ両パッド11a、11bの引き摺りの発生を有効に防止できる。
更に、サービスブレーキによる制動力を、対向ピストン型ディスクブレーキ機構と、ダブルピストン構造のフローティング型ディスクブレーキ機構との両方を作動させる事により得る為、通常のシングルピストン構造のフローティング型ディスクブレーキ装置のみによってサービスブレーキの制動力を得る構造に比べて、制動力の立ち上がり(レスポンス)を良好にする事ができる。又、対向ピストン型ディスクブレーキ装置のみによってサービスブレーキの制動力を得る構造に比べて、制動力及び装置の大きさ(周方向全長)をほぼ同じとしたままで、1個のシリンダ部を省略する事が可能になる。しかも、本例の場合には、例えば前記図11に示した構造が、対向ピストン型ディスクブレーキ装置2に4つのピストンを、フローティング型ディスクブレーキ装置3に1つのピストンを有するものであるとした場合に、本例の構造によれば、サービスブレーキ及びパーキングブレーキの制動性能を維持しつつ、1個のピストン(及びピストンシール等の周辺部材)を省略できる。更に、対向ピストン型ディスクブレーキ機構とフローティング型ディスクブレーキ機構とで、1対のパッド11a、11bを共通に使用する為、パッド数を低減する(図11の構造と比較して2枚のパッドを減らす)事ができて、この面からも軽量化及び低コスト化を図れる。
上述した実施の形態の各例では何れも、パーキングブレーキによる制動力を、電動式押圧装置を利用して得る構造に就いてのみ説明したが、本発明はこの様な構造に限定されない。即ち、パーキングブレーキによる制動力を、フローティング型ディスクブレーキ機構により発生させる事ができれば、例えば特許文献3等に開示された構造の様な、パーキングレバーによる駆動構造を採用する事もできる。即ち、パーキングレバーにより、シリンダ部内に配置した推力発生機構を駆動する構造を採用できる。又、推力発生機構の構造に関しても、実施の形態の構造に限定されず、従来から知られた各種構造を採用できる。又、本発明を実施する場合に、対向ピストン型キャリパに設けられる第一シリンダの数は、2個に限定されず、4個、6個等、2個以上設ける事ができる。又、同様に、対向ピストン型キャリパに移動可能に支持するパッドの数は、2枚に限定されず、2枚以上設ける事ができる。又、本発明を実施する場合に、第二シリンダの周方向に関する配置位置は、回入側に限定されず、回出側や周方向中間部に配置する事もできる。
1 ロータ
2 対向ピストン型ディスクブレーキ装置
3 フローティング型ディスクブレーキ装置
4 ナックル
5 キャリパ
6a、6b 取付部
7 サポート
8 ディスクブレーキ装置
9 対向ピストン型キャリパ
10 フローティング型キャリパ
11a アウタパッド
11b インナパッド
12a アウタ側第一ピストン
12b インナ側第一ピストン
13a 第二アウタピストン
13b 第二インナピストン
14 アウタボディ部
15 インナボディ部
16a、16b 連結部
17 中間連結部
18 開口部
19a アウタ側第一シリンダ
19b インナ側第一シリンダ
20 第二シリンダ
21 収納凹溝
22a、22b 円筒部
23a、23b 底部
24a、24b シール溝
25a、25b 環状シール部材
26a アウタ側ダストカバー
26b インナ側ダストカバー
27 アタッチメント
28 推力発生機構
29 雄ねじ部
30 スピンドル
31 雌ねじ部
32 ナット
33 雄スプライン部
34 雌スプライン部
35 フランジ部
36 スラストニードル軸受
37 連通孔
38a、38b ガイド壁部
39a、39b ガイド凹溝
40a、40b 導入口
41a、41b 取付座
42 ライニング
43 裏板
44a、44b 耳部
45 押圧部
46 基部
47 ブリッジ部
48 挿通孔
49a、49b 腕部
50 貫通孔
51 窓部
52a、52b ボルト
53a、53b スライドピン
54a、54b 案内孔
55a、55b ダストブーツ
56a、56b 支持筒部
2 対向ピストン型ディスクブレーキ装置
3 フローティング型ディスクブレーキ装置
4 ナックル
5 キャリパ
6a、6b 取付部
7 サポート
8 ディスクブレーキ装置
9 対向ピストン型キャリパ
10 フローティング型キャリパ
11a アウタパッド
11b インナパッド
12a アウタ側第一ピストン
12b インナ側第一ピストン
13a 第二アウタピストン
13b 第二インナピストン
14 アウタボディ部
15 インナボディ部
16a、16b 連結部
17 中間連結部
18 開口部
19a アウタ側第一シリンダ
19b インナ側第一シリンダ
20 第二シリンダ
21 収納凹溝
22a、22b 円筒部
23a、23b 底部
24a、24b シール溝
25a、25b 環状シール部材
26a アウタ側ダストカバー
26b インナ側ダストカバー
27 アタッチメント
28 推力発生機構
29 雄ねじ部
30 スピンドル
31 雌ねじ部
32 ナット
33 雄スプライン部
34 雌スプライン部
35 フランジ部
36 スラストニードル軸受
37 連通孔
38a、38b ガイド壁部
39a、39b ガイド凹溝
40a、40b 導入口
41a、41b 取付座
42 ライニング
43 裏板
44a、44b 耳部
45 押圧部
46 基部
47 ブリッジ部
48 挿通孔
49a、49b 腕部
50 貫通孔
51 窓部
52a、52b ボルト
53a、53b スライドピン
54a、54b 案内孔
55a、55b ダストブーツ
56a、56b 支持筒部
Claims (7)
- 車輪と共に回転するロータを挟んで設けられるアウタ、インナ両ボディ部と、このロータの外周縁よりも径方向外方位置で、これら両ボディ部の周方向両端部同士を連結する1対の連結部と、これら両ボディ部に互いに対向して設けられた1組以上の第一シリンダと、これら両ボディ部のうちのインナボディ部にのみ設けられ、軸方向両側に開口した第二シリンダとを有し、前記ロータを跨ぐ状態で懸架装置に固定される対向ピストン型キャリパと、
前記ロータの両側に配置された状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し軸方向に関する変位を可能に支持された少なくとも1対のパッドと、
アウタ側端部に押圧部を、インナ側端部に基部をそれぞれ有し、周方向に関して前記両連結部同士の間部分に配置され、前記各パッドのうちで軸方向に関して前記押圧部と前記基部との間部分に存在する1対のパッドと前記第二シリンダとを径方向外方から跨ぐ状態で、前記対向ピストン型キャリパに対し軸方向に変位可能に支持されたフローティング型キャリパと、
前記各第一シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装された第一ピストンと、
前記第二シリンダ内にそれぞれ、液密に且つ軸方向に関する変位を可能に嵌装され、制動時に前記1対のパッドのうちインナ側のパッドを押圧する第二アウタピストン、及び、制動時に前記基部を押圧する第二インナピストンとを備え、
サービスブレーキによる制動力を、前記各第一シリンダ及び前記第二シリンダ内にそれぞれ圧油を送り込む事で、前記各第一ピストンをこれら各第一シリンダから押し出すと共に、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記各第一ピストンと前記第二アウタピストン及び前記押圧部とにより、前記各パッドを前記ロータの側面に押し付ける事により発生させ、
パーキングブレーキによる制動力を、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させ、前記フローティング型キャリパを前記対向ピストン型キャリパに対しインナ側に変位させる事で、前記第二アウタピストンと前記押圧部とにより、前記1対のパッドを前記ロータの側面に押し付ける事のみにより発生させる、
事を特徴とするディスクブレーキ装置。 - 前記インナボディ部の内部で、前記第一シリンダと前記第二シリンダとが互いに連通している、請求項1に記載したディスクブレーキ装置。
- 前記第二シリンダ内に推力発生機構が設けられており、パーキングブレーキによる制動力を、この推力発生機構を駆動し、前記第二アウタピストンと前記第二インナピストンとを互いに離れる方向に変位させる事により発生させる、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ装置。
- 前記推力発生機構が、外周面に雄ねじ部を有するスピンドルと、内周面に雌ねじ部を有し、このスピンドルに螺合したナットとを備える、請求項3に記載したディスクブレーキ装置。
- 前記推力発生機構を、電動モータにより駆動する、請求項3〜4のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ装置。
- 前記各第一シリンダが1組だけ設けられている、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ装置。
- 前記各パッドが合計2枚設けられており、これら2枚のパッドが、サービスブレーキによる制動時とパーキングブレーキによる制動時との両方で、前記ロータの側面に押し付けられる、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ装置。
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