JP2015215034A - 軸方向変換歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向における大型化を抑止できるとともに径方向における小型化も実現可能な軸方向変換歯車装置を提供する。
【解決手段】軸方向変換歯車装置X1は、第1偏心部10aおよび軸歯車10dを有するクランク軸10と、第1外歯14aを有する第1揺動歯車14と、軸歯車10dに噛み合う第1歯車6a、および第1歯車6a軸方向において第1歯車6aとは離間する第2歯車6bを有する伝達歯車6と、第2歯車6bに噛み合う外歯歯車8a、および入力トルクを外歯歯車8aの軸方向のトルクに変換する軸方向変換歯車8bを有する軸方向変換ユニット8と、第1揺動歯車14の第1外歯14aに噛み合う内歯ピン3を有する外筒2と、を備え、前記軸方向において、軸方向変換歯車8bが第1歯車6aと第2歯車6bとの間に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸方向変換歯車装置に関するものである。
従来、歯車装置として、第1方向からの入力トルクを第2方向に変換する軸方向変換歯車装置が知られている。
このような軸方向変換歯車装置の一例として、図4には、特許文献1に記載された歯車伝動装置が示されている。この歯車伝動装置は、軸方向変換ユニット200と減速ユニット300とを備えている。軸方向変換ユニット200は、第1傘歯車210と、当該第1傘歯車210と噛み合う第2傘歯車220と、当該第2傘歯車220と同一の軸心をもつとともに第2傘歯車220よりも小さい外径を有する入力歯車230と、を備えている。一方、減速ユニット300は、第1外歯車310および当該第1外歯車310よりも大径の第2外歯車320を有する中央歯車と、第1外歯車310に噛み合う外歯車330および偏心体340を有するクランクシャフトと、偏心体340の揺動回転に応じて揺動回転する外歯歯車350と、を備えている。そして、中央歯車の第2外歯車320が軸方向変換ユニット200の入力歯車230と噛み合っており、当該入力歯車230の軸方向において第2傘歯車220が入力歯車230よりも第1外歯車310から遠い側に位置している。この歯車伝動装置では、モータからの入力トルクが第1傘歯車210を介して第2傘歯車220に伝達されることにより、当該入力トルクが入力歯車230の軸方向に変換される。そして、入力歯車230から中央歯車およびクランクシャフトを介して外歯歯車350にトルクが伝達され、当該外歯歯車350が揺動回転する。
また、特許文献2に記載された歯車伝動装置では、図5に示すように、入力歯車230の軸方向において入力歯車230が第2傘歯車220よりも底面B1側に位置している。また、入力歯車230とクランクシャフトの外歯車330とが略同一平面上に設けられている。
特開2010−101366号公報 特開2010−159851号公報
特許文献1に記載の歯車伝動装置では、第2傘歯車220と入力歯車230とが同一の軸心をもつため、当該歯車伝動装置が径方向に大型化することを抑止できる。しかしながら、この歯車伝動装置では、入力歯車230の軸方向において第2傘歯車220が入力歯車230よりも第1外歯車310から遠い側に位置している。このため、第2傘歯車220に噛み合う第1傘歯車210、および当該第1傘歯車210にトルクを入力するモータも同様に、入力歯車230の軸方向において第1外歯車310から遠い位置に配置されることになる。ここで、歯車伝動装置の底面B1は、例えばモータの側面の高さ位置に合わせて設計される。このため、入力歯車230の軸方向においてモータが第1外歯車310から遠い位置に配置されると、これに応じて底面B1も第1外歯車310から遠ざかることになる。これにより、第2傘歯車220と歯車伝動装置の底面B1との間にデッドスペースが生じ、歯車伝動装置が軸方向に大型化する虞がある。
一方、特許文献2に記載の歯車伝動装置では、入力歯車230の軸方向において入力歯車230が第2傘歯車220よりも底面B1側に位置しているため、当該歯車伝動装置が軸方向に大型化することを抑止できる。しかしながら、この歯車伝動装置では、入力歯車230と外歯車330とが略同一平面上に設けられている。このため、入力歯車230と外歯車330との干渉を避けるために、歯車伝動装置の径方向において第2傘歯車220および入力歯車230の軸心と外歯歯車330を有するクランクシャフトの軸心とをある程度離間させる必要がある。そのため、歯車伝動装置を径方向に小型化することが困難である。
本発明は、上記の観点からなされたものであり、その目的は、軸方向における大型化を抑止できるとともに径方向における小型化も実現可能な軸方向変換歯車装置を提供することにある。
本発明に係る軸方向変換歯車装置は、軸本体、前記軸本体に対して偏心する偏心部、および前記軸本体に設けられる軸歯車を有するクランク軸と、複数の外歯を有し、前記偏心部の回転に伴って揺動回転する揺動歯車と、前記クランク軸の前記軸歯車に噛み合う第1歯車、および前記第1歯車の軸方向において当該第1歯車とは離間する第2歯車を有する伝達歯車と、前記第2歯車に噛み合う外歯歯車、および入力トルクを前記外歯歯車の軸方向のトルクに変換する軸方向変換歯車を有する軸方向変換ユニットと、前記揺動歯車の前記各外歯に噛み合う複数の内歯を有する外筒と、を備え、前記外歯歯車の軸方向において、前記軸方向変換歯車が前記第1歯車と前記第2歯車との間に配置される。
上記の軸方向変換歯車装置では、外歯歯車の軸方向において軸方向変換歯車が当該外歯歯車よりも第1歯車側に位置する。このため、特許文献1の歯車伝動装置において生じるデッドスペースに対応する領域に軸方向変換ユニットの外歯歯車が位置することになる。これにより、軸方向変換歯車装置が軸方向において大型化することを抑止できる。また、上記の軸方向変換歯車装置では、外歯歯車の軸方向において軸方向変換歯車が第1歯車と第2歯車との間に設けられている。このため、外歯歯車の径方向において、軸方向変換歯車が第1歯車および当該第1歯車に噛み合う軸歯車と干渉することがない。そのため、外歯歯車の径方向において伝達歯車の中心軸と軸方向変換ユニットの中心軸とを互いに近づけることができる。これにより、軸方向変換歯車装置を径方向に小型化することが可能となる。
また、前記外歯歯車の外径は、前記軸方向変換歯車の外径よりも小さく、前記軸方向変換ユニットは、前記軸方向変換歯車の外縁部の一部が前記外歯歯車の軸方向において前記第2歯車と重なるように配置されることが好ましい。
上記の軸方向変換歯車装置では、外歯歯車の軸方向において軸方向変換歯車が第1歯車と第2歯車との間に設けられており、外歯歯車の外径が軸方向変換歯車の外径よりも小さいため、外歯歯車の軸方向において軸方向変換歯車の外縁部の一部と第2歯車とを互いに重なるように配置することができる。これにより、伝達歯車の中心軸と軸方向変換ユニットの中心軸との離間距離が小さくなり、軸方向変換歯車装置を径方向に小型化することができる。
また、前記第2歯車の外径は、前記伝達歯車の中心軸から前記軸歯車の最外縁までを半径とする軸歯車接触円の直径よりも小さいことが好ましい。
上記の軸方向変換歯車装置では、第2歯車の外径が軸歯車接触円の直径よりも小さく設定される。このため、第2歯車の外径を小さくすることができ、当該第2歯車に噛み合う外歯歯車を有する軸方向変換ユニットを伝達歯車の中心軸に近づけることができる。これにより、軸方向変換歯車装置を径方向に小型化することができる。
また、前記クランク軸、前記伝達歯車、および前記軸方向変換ユニットを回動可能に支持するとともに、前記揺動歯車の揺動回転に伴って、前記伝達歯車の中心軸を軸心として前記外筒に対して相対的に回転するキャリアをさらに備え、前記軸方向変換ユニットの中心軸は、前記伝達歯車の中心軸から前記各内歯の最外縁までを半径とする内歯接触円の内側に位置することが好ましい。
上記の軸方向変換歯車装置では、伝達歯車の中心軸と軸方向変換ユニットの中心軸との離間距離が小さくなるため、軸方向変換ユニットの中心軸を内歯接触円の内側に収めることができる。これにより、軸方向変換ユニットを支持するキャリアが径方向に大型化することを抑止できる。
以上説明したように、本発明によれば、軸方向における大型化を抑止できるとともに径方向における小型化も実現可能な軸方向変換歯車装置が提供される。
本実施形態に係る軸方向変換歯車装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示すII−II線断面図である。 本実施形態に係る軸方向変換歯車装置における各部材の外縁の関係を示した模式図である。 特許文献1に記載された歯車伝動装置の概略構成を示す断面図である。 特許文献2に記載された歯車伝動装置の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1の構成部材のうち主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1は、一方向から入力されるトルクの軸方向を変換しつつ他方向へ出力する減速機として適用されるものである。以下では、図1および図2を参照しつつ、軸方向変換歯車装置X1の詳細な構成について説明する。
軸方向変換歯車装置X1は、主に外筒2と、キャリア4と、クランク軸10と、第1揺動歯車14と、第2揺動歯車16と、円筒体5と、伝達歯車6と、軸方向変換ユニット8と、入力シャフト20と、を備えている。
外筒2は、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1における回転側の部材である。外筒2は、軸方向変換歯車装置X1の上面S1を構成する軸方向端面を有する第1部位2Aと、当該第1部位2Aの軸方向の一側(図1において第1部位2Aの下側)に配置された第2部位2Bとを含んでいる。第1部位2Aは、その中央部において中心軸C1を軸心とする貫通孔を有しており、当該貫通孔に円筒体5が挿入される。第2部位2Bは、第1部位2Aの貫通孔に連通する中空部分を有する筒形状をなしている。第1部位2Aと第2部位2Bとは、外筒2の周方向に沿って等間隔に並んで配置された複数のボルトB1によって互いに締結されている。
外筒2の第2部位2Bの内周面には、多数のピン溝2bが形成されている。各ピン溝2bは、外筒2の軸方向に延びるように配置され、軸方向に直交する断面において半円形の断面形状を有している。これらのピン溝2bは、外筒2のうち第2部位2Bの内周面に周方向に等間隔で並んでいる。
外筒2は、多数の内歯ピン3を有している。各内歯ピン3は、第2部位2Bのピン溝2bにそれぞれ取り付けられている。具体的に、各内歯ピン3は、対応するピン溝2bにそれぞれ嵌め込まれており、外筒2の軸方向に延びる姿勢で配置されている。これにより、多数の内歯ピン3は、外筒2の周方向に沿って等間隔で並んでいる。これらの内歯ピン3には、第1揺動歯車14の第1外歯14aおよび第2揺動歯車16の第2外歯16aが噛み合う。
キャリア4は、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1における固定側の部材である。キャリア4は、外筒2の中心軸C1を軸心として配置され、その一部が外筒2内に収容されている。外筒2と当該外筒2内に収容されたキャリア4との間には、軸方向変換歯車装置X1の軸方向に互いに離間して設けられた一対の主軸受18a,18bが配置されている。主軸受18a,18bは、キャリア4と外筒2との間の相対回転を許容する。
キャリア4は、基部4aと、複数のシャフト部4cと、端板部4bと、を備えている。本実施形態では、基部4aと各シャフト部4cとが一体に形成されており、端板部4bが複数のボルトB2によって各シャフト部4cに締結されている。なお、基部4aと、各シャフト部4cと、端板部4bとがそれぞれ独立した部材であってもよい。この場合、例えば複数のボルトB2によって、基部4aと、各シャフト部4cと、端板部4bとが締結されることになる。
基部4aは、キャリア4の土台部分として機能する部位である。基部4aは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、揺動歯車14,16を挟んで端板部4bと対向している。基部4aは、本体部4dと、当該本体部4dの側面から張り出した張出部4eと、を有している。
本体部4dは、軸方向変換歯車装置X1の底面S2を構成する軸方向端面を有している。本体部4dは、円筒体5の一部、クランク軸10の一部、伝達歯車6、および軸方向変換ユニット8を収容している。具体的には、本体部4dには、第1空間、第2空間、第3空間、およびクランク軸孔が形成されている。第1空間は、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において本体部4dの中央部を貫く空間であって、外筒2の第1部位2Aの貫通孔と連通している。第1空間には、円筒体5の一部が収容される。第2空間は、前記第1空間の軸方向の中間部において当該第1空間を周方向に取り囲む空間である。第2空間には、円筒体5の周囲に設けられた伝達歯車6が収容される。第3空間は、第2空間から径方向に延びるとともに本体部4dの側面に開口する空間である。第3空間には、軸方向変換ユニット8が収容される。クランク軸孔は、第1空間の周囲に形成されており、軸方向変換歯車装置X1の軸方向に延びる孔である。本体部4dのクランク軸孔には、クランク軸10の軸本体10cおよび軸歯車10dが収容される。
このように、本体部4dには、第1空間、第2空間、第3空間、およびクランク軸孔が形成されており、当該本体部4dが第2空間に対して軸方向一側(図1において上面S1側)に位置する一側部4fと、第2空間に対して軸方向他側(図1において底面S2側)に位置する他側部4gと、一側部4fと他側部4gとを繋ぐ連結部4kと、を有している。そして、連結部4kの一部において径方向に延びる第3空間が形成されている。
張出部4eは、本体部4dの側面に形成されている。具体的には、張出部4eには、第4空間が形成されている。第4空間は、軸方向変換歯車装置X1の軸方向に直交する方向において張出部4eを貫く空間である。第4空間には、入力シャフト20が収容される。この第4空間は、本体部4dの側面に開口する第3空間に連通している。
端板部4bは、揺動歯車14,16の両側において基部4aとともにクランク軸10を支持する部位である。端板部4bは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において揺動歯車14,16を挟んで基部4aと対向している。端板部4bには、円筒体5が挿入される貫通孔と、クランク軸10のうち軸歯車10dとは反対側の端部が収容されるクランク軸孔と、が形成されている。
各シャフト部4cは、基部4aおよび端板部4bの軸方向に沿って延びており、当該基部4aと端板部4bとを接続している。具体的には、各シャフト部4cは、基部4aと端板部4bとの間に位置しており、揺動歯車14,16に設けられた挿入孔14c,16cに挿入されている。そして、各シャフト部4cの一端が基部4aに連続するとともに、各シャフト部4cの他端がボルトB2によって端板部4bに締結されている。各シャフト部4cは、中心軸C1から所定距離離間した状態で、キャリア4の周方向に配置されている。なお、本実施形態では、シャフト部4cが6つ設けられているが、これに限らず、シャフト部4cの個数は軸方向変換歯車装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
各クランク軸10は、中心軸C1から所定距離離間した状態で、キャリア4の周方向に等間隔で設けられている。各クランク軸10は、揺動歯車14,16の挿入孔14b,16bに挿入された状態で基部4aおよび端板部4bのクランク軸孔に収容されている。また、各クランク軸10とキャリア4との間には、当該クランク軸10の軸方向において互いに離間する一対のクランク軸受12a,12bが設けられている。クランク軸受12a,12bは、キャリア4に対する各クランク軸10の回転を許容する。なお、本実施形態では、クランク軸10が3つ設けられているが、これに限らず、クランク軸10の個数は軸方向変換歯車装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
各クランク軸10は、軸本体10cと、偏心部10a,10bと、軸歯車10dと、を有している。
軸本体10cは、クランク軸10の軸心を構成する部位であって、軸方向変換歯車装置X1の中心軸C1に沿って延びている。
第1偏心部10aと第2偏心部10bとは、それぞれ円柱形状を有しており、いずれも軸本体10cの軸心に対して偏心した状態で当該軸本体10cと一体に形成されている。第1偏心部10aと第2偏心部10bとは、それぞれ軸本体10cの軸心から所定の偏心量で偏心しており、互いに所定角度の位相差を有するように配置されている。
軸歯車10dは、軸本体10cの軸方向における底面S2側の端部に取り付けられている。軸歯車10dの回転に伴いクランク軸10全体が回転する。
揺動歯車14,16は、外筒2の第2部位2B内に設けられているとともに、基部4aと端板部4bとの間に配置されている。揺動歯車14,16は、外筒2の第2部位2Bの内径よりも少し小さい外径を有している。また、揺動歯車14,16は、その中央部において軸方向変換歯車装置X1の軸方向に貫通する貫通孔を有しており、当該貫通孔に円筒体5が挿入される。
第1揺動歯車14は、第1外歯14a、複数の挿入孔14b,および複数の挿入孔14cを有している。第1外歯14aは、第1揺動歯車14の周方向全体に亘って滑らかに連続する波形状の部位である。第1外歯14aの歯数は、内歯ピン3の数よりも少ない数に設定されている。各挿入孔14bは、各第1偏心部10aが挿入される部位であって、当該各挿入孔14bにおいて第1揺動歯車14が複数の第1ころ軸受を介して各第1偏心部10aに取り付けられている。各挿入孔14cは、各シャフト部4cが挿入される部位であって、当該各シャフト部4cの外径に比して少し大きい径を有している。
第1揺動歯車14は、クランク軸10の回転に伴って第1偏心部10aが偏心回転する際に、当該偏心回転に連動して第1外歯14aが内歯ピン3に噛み合いながら揺動回転する。
第2揺動歯車16は、第1揺動歯車14よりも基部4a側に配置されている。第2揺動歯車16は、第1揺動歯車14と同様に構成を有する。具体的には、第2揺動歯車16は、第2外歯16a、複数の挿入孔16b,および複数の挿入孔16cを有している。各挿入孔16bには、第2揺動歯車16が複数の第2ころ軸受を介して各第2偏心部10bに取り付けられている。
第2揺動歯車16は、クランク軸10の回転に伴って第2偏心部10bが偏心回転する際に、当該偏心回転に連動して第2外歯16aが内歯ピン3に噛み合いながら揺動回転する。
なお、本実施形態では、互いに位相の異なる第1揺動歯車14と第2揺動歯車16との2つの揺動歯車を採用したが、これに限らず、1つあるいは3つ以上の揺動歯車を採用してもよい。
円筒体5は、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において外筒2、キャリア4、および揺動歯車14,16を貫くように配置されている。具体的には、円筒体5は、外筒2の第1部位2A、キャリア4の端板部4b、および揺動歯車14,16のそれぞれの中央部に形成された貫通孔に挿入されるとともに、キャリア4における基部4aの第1空間に収容される。これにより、円筒体5は、その中心軸が軸方向変換歯車装置X1の中心軸C1と重なるように配置される。この円筒体5には、例えば図示しないケーブル等が挿入される。
伝達歯車6は、後述する入力シャフト20から軸方向変換ユニット8に入力された入力トルクを各クランク軸10へ伝達する歯車である。伝達歯車6は、円筒体5を周方向に取り囲むように配置されており、基部4aの本体部4dにおける第2空間に収容されている。
伝達歯車6は、第1歯車6aと、第2歯車6bと、第1延部6cと、第2延部6dと、連結部6eと、突出部6fと、を有している。
第1歯車6aは、中心軸C1を軸心として回転する歯車である。第1歯車6aは、各クランク軸10の軸歯車10dに噛み合っている。
第2歯車6bは、第1歯車6aと同様に中心軸C1を軸心として回転する歯車である。第2歯車6bは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、第1歯車6aとは互いに離間しており、当該第1歯車6aよりも底面S2側に位置している。換言すると、第1歯車6aは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において第2歯車6bよりも底面S2から遠い側に位置している。また、本実施形態では、第2歯車6bは、第1歯車6aよりも大きい外径を有する。
ここで、図3は、軸方向変換歯車装置X1を軸方向に正面視した場合において、外筒2、円筒体5、各軸歯車10d、および外歯歯車8aのそれぞれの外縁を模式的に実線で示すとともに、第1歯車6aおよび第2歯車6bの外縁を模式的に点線で示した図である。また、図3では、中心軸C1から各軸歯車10dの最外縁までを半径とする軸歯車接触円O2を2点鎖線で示している。なお、本明細書において、各軸歯車10dの最外縁とは、各軸歯車10dの外周面のうち中心軸C1から最も遠い側に位置する縁を指す。
図3に示すように、第2歯車6bの外径は、軸歯車接触円O2の直径よりも小さく設定されている。換言すれば、中心軸C1から第2歯車6bの最外縁までの離間距離は、中心軸C1から軸歯車10dの最外縁までの離間距離よりも小さく設定されている。
第1延部6cは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、第1歯車6aの内縁部から第2歯車6b側(図1において下側)に延びる筒状の部位である。
第2延部6dは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、第2歯車6bの内縁部から第1歯車6a側(図1において上側)に延びる筒状の部位である。第2延部6dは、第1延部6cよりも大きい外径を有する。
連結部6eは、第1延部6cのうち第1歯車6aとは反対側の端部と、第2延部6dのうち第2歯車6bとは反対側の端部と、を繋ぐ部位である。連結部6eは、第1歯車6aおよび第2歯車6bの径方向に沿って延びている。
突出部6fは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、第1歯車6aの内縁部から第2歯車6bとは反対側(図1において上側)に向かって突出した部位である。
本実施形態では、第1歯車6a、第1延部6c、連結部6e、および突出部6fが一体に形成されている。また、第2歯車6bおよび第2延部6dが一体に形成されている。そして、連結部6eと第2延部6dとが複数のボルトB3によって締結されることにより、伝達歯車6が構成される。
伝達歯車6とキャリア4との間には、当該伝達歯車6の軸方向において互いに離間する一対の軸受7a,7bが設けられている。軸受7a,7bは、伝達歯車6がキャリア4に対して中心軸C1を軸心として回転することを許容する。
軸受7aは、本体部4dにおける軸方向の一側部4fにおける取付け面に取り付けられている。この取付け面は、一側部4fのうち中心軸C1と直交する方向において突出部6fと対向する面である。これにより、軸受7aが一側部4fの取付け面と伝達歯車6の突出部6fとの間に配置される。
軸受7bは、本体部4dにおける軸方向の他側部4gに形成された取付け部4hに取り付けられている。この取付け部4hは、他側部4gにおいて円筒体5と伝達歯車6の第2延部6dとの間の空間に軸方向に延びる部位である。これにより、軸受7bが他側部4gの取付け部4hと伝達歯車6の第2延部6dとの間に配置される。
このように、本実施形態では、軸受7aが伝達歯車6の径方向の外側に配置されるとともに、軸受7bが伝達歯車6の径方向の内側に配置されており、これらの軸受7a,7bが伝達歯車6を回転可能に支持している。
軸方向変換ユニット8は、後述する入力シャフト20からの入力トルクを軸方向変換歯車装置X1の軸方向のトルクに変換する歯車ユニットである。軸方向変換ユニット8は、基部4aの本体部4dにおける第3空間に収容されている。
軸方向変換ユニット8とキャリア4との間には、軸受9a,9bが設けられている。具体的には、本体部4dのうち第3空間に対して軸方向一側(図1において上面S1側)に位置する一側部4fは、軸受9aが取り付けられる取付け部4iを有している。また、本体部4dのうち第3空間に対して軸方向他側(図1において底面S2側)に位置する他側部4gは、軸受9bが取り付けられる取付け部4jを有している。そして、取付け部4i,4jのそれぞれに取り付けられた軸受9a,9bは、軸方向変換ユニット8がキャリア4に対して中心軸C2を軸心として回転することを許容する。この中心軸C2は、伝達歯車6の中心軸C1と平行に延びる軸である。
ここで、図3では、図2に示した中心軸C1から各内歯ピン3の最外縁までを半径とする内歯接触円O1を1点鎖線で示している。なお、本明細書において、各内歯ピン3の最外縁とは、各内歯ピン3の外周面のうち中心軸C1から最も遠い側に位置する縁を指す。
図3に示すように、軸方向変換ユニット8の中心軸C2は、内歯接触円O1の内側に位置している。換言すれば、中心軸C1から中心軸C2までの離間距離は、中心軸C1から内歯ピン3の最外縁までの離間距離よりも小さく設定されている。
軸方向変換ユニット8は、外歯歯車8aと軸方向変換歯車8bとを有している。
外歯歯車8aは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において軸方向変換歯車8bよりも底面S2側に位置している。外歯歯車8aの外径は、軸方向変換歯車8bの外径よりも小さく設定されている。また、外歯歯車8aは、当該外歯歯車8aの径方向において伝達歯車6の第2歯車6bと噛み合っている。
軸方向変換歯車8bは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において外歯歯車8aよりも第1歯車6a側に位置している。本実施形態では、軸方向変換歯車8bは、傘歯車からなる。軸方向変換歯車8bの外径は、外歯歯車8aの外径よりも大きく設定されている。軸方向変換歯車8bは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、第1歯車6aと第2歯車6bとの間に位置する。また、軸方向変換歯車8bの外縁部8cは、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において第2歯車6bと重なる部位を有している。
入力シャフト20は、例えば外部モータからトルクが入力される部材である。入力シャフト20は、基部4aの張出部4eにおける第4空間に収容されており、軸方向変換歯車装置X1の軸方向と直交する方向に延びている。入力シャフト20と張出部4eとの間には、当該入力シャフト20の軸方向において互いに離間する一対の軸受22a,22bが設けられている。軸受22a,22bは、入力シャフト20がキャリア4に対して中心軸C3を軸心として回転することを許容する。
入力シャフト20は、入力歯車20aと入力孔20bとを有している。
入力歯車20aは、入力シャフト20の端部に設けられている。本実施形態では、入力歯車20aは、傘歯車からなる。入力歯車20aは、基部4aの本体部4dの側面に開口した第3空間を通じて軸方向変換ユニット8の軸方向変換歯車8bと噛み合っている。
入力孔20bは、例えば外部モータの出力シャフトが挿入される孔である。入力シャフト20は、軸方向変換歯車装置X1の軸方向と直交する方向から入力孔20bに挿入された外部モータの出力シャフトからトルクが入力されることにより、中心軸C3を軸心として回転することになる。
このような構成を有する軸方向変換歯車装置X1では、例えば外部モータからの入力トルクによって入力シャフト20が中心軸C3を軸心として回転し、これに伴って入力歯車20aと噛み合う軸方向変換歯車8bが回転する。これにより、外歯歯車8aが中心軸C2を軸心として回転することになり、中心軸C3を軸心とする入力トルクが中心軸C2を軸心とするトルクに変換される。そして、外歯歯車8aと噛み合う第2歯車6bを有する伝達歯車6が中心軸C1を軸心として回転し、これに伴って第1歯車6aと噛み合う各軸歯車10dが回転する。そして、各軸歯車10dの回転による偏心部10a,10bの偏心回転に伴って揺動歯車14,16が揺動回転する。このとき、第1揺動歯車14および第2揺動歯車16は、噛み合い位置が順次移動するように内歯ピン3に噛み合いながら公転する。これにより、外筒2とキャリア4とが中心軸C1を軸心として相対的に変位する。
以上のとおり説明した軸方向変換歯車装置X1では、当該軸方向変換歯車装置X1の軸方向において軸方向変換歯車8bが外歯歯車8aよりも第1歯車6a側に位置している。このため、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において軸方向変換歯車8bと底面S2との間に生じるデッドスペースに外歯歯車8aを配置することができる。これにより、前記デッドスペースを有効に活用することができ、軸方向変換歯車装置X1が軸方向において大型化することを抑止できる。また、軸方向変換歯車装置X1では、当該軸方向変換歯車装置X1の軸方向において、軸方向変換歯車8bが第1歯車6aと第2歯車6bとの間に設けられている。このため、軸方向変換歯車8bの径方向において、当該軸方向変換歯車8bが第1歯車6aおよび当該第1歯車6aに噛み合う各軸歯車10dと干渉することがない。そのため、軸方向変換歯車装置X1の径方向において伝達歯車6の中心軸C1と軸方向変換ユニット8の中心軸C2とを互いに近づけることが可能となる。これにより、軸方向変換歯車装置X1を径方向に小型化することが可能となる。
さらに、軸方向変換歯車装置X1では、外歯歯車8aの外径が軸方向変換歯車8bの外径よりも小さく設定されており、軸方向変換ユニット8は、軸方向変換歯車装置X1の軸方向において軸方向変換歯車8bの外縁部8cが第2歯車6bと重なるように配置されている。このため、軸方向変換歯車装置X1の径方向において伝達歯車6の中心軸C1と軸方向変換ユニット8の中心軸C2とが互いに近づき、これにより軸方向変換歯車装置X1を径方向に小型化することができる。
さらに、軸方向変換歯車装置X1では、第2歯車6bの外径が軸歯車接触円O2の直径よりも小さく設定されている。このため、第2歯車6bに噛み合う外歯歯車8aを有する軸方向変換ユニット8を伝達歯車6の中心軸C1に近づけることができる。これにより、軸方向変換歯車装置X1を径方向に小型化することができる。
さらに、軸方向変換歯車装置X1では、軸方向変換ユニット8の中心軸C2が内歯接触円O1の内側に位置している。このため、軸方向変換ユニット8を支持するキャリア4の本体部4dが径方向に大型化することを抑止できる。
本実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1では、入力シャフト20の中心軸C3と軸方向変換ユニット8の中心軸C2とが直交しており、入力トルクが直交変換されるが、これに限らない。軸方向変換ユニット8は、当該軸方向変換ユニット8の軸方向とは異なる方向から入力されるトルクを当該軸方向のトルクに変換するものであればよい。
また、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1では、入力歯車20aおよび軸方向変換歯車8bが傘歯車であるが、軸方向変換ユニット8が入力トルクの軸方向を変換することができるのであれば、これに限らない。
また、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1では、クランク軸10が複数設けられており、1つの伝達歯車6が複数の軸歯車10dに噛み合っているが、これに限らない。クランク軸10は、1つであってもよく、この場合1つの伝達歯車6が1つの軸歯車10dに噛み合うことになる。
また、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1では、伝達歯車6が中空状の部材であって、当該伝達歯車6の中空部分に円筒体5が挿入されているが、これに限らない。円筒体5を設けない場合には、伝達歯車6が中実状の部材であってもよい。
また、本実施形態に係る軸方向変換歯車装置X1では、外筒2が軸方向変換歯車装置X1における回転側となり、キャリア4が軸方向変換歯車装置X1における固定側となったが、これに限らない。外筒2を軸方向変換歯車装置X1における固定側とし、キャリア4を軸方向変換歯車装置X1における回転側としてもよい。この場合、外筒2の第1部位2Aが軸方向変換歯車装置X1の底面S2を構成するとともに、キャリア4の基部4aが軸方向変換歯車装置X1の上面S1を構成することになる。
X1 軸方向変換歯車装置
2 外筒
3 内歯ピン(内歯)
4 キャリア
6 伝達歯車
6a 第1歯車
6b 第2歯車
8 軸方向変換ユニット
8a 外歯歯車
8b 軸方向変換歯車
8c 外縁部
10 クランク軸
10a 第1偏心部
10b 第2偏心部
10c 軸本体
10d 軸歯車
14 第1揺動歯車
16 第2揺動歯車
20 入力シャフト
20a 入力歯車

Claims (4)

  1. 軸本体、前記軸本体に対して偏心する偏心部、および前記軸本体に設けられる軸歯車を有するクランク軸と、
    複数の外歯を有し、前記偏心部の回転に伴って揺動回転する揺動歯車と、
    前記クランク軸の前記軸歯車に噛み合う第1歯車、および前記第1歯車の軸方向において当該第1歯車とは離間する第2歯車を有する伝達歯車と、
    前記第2歯車に噛み合う外歯歯車、および入力トルクを前記外歯歯車の軸方向のトルクに変換する軸方向変換歯車を有する軸方向変換ユニットと、
    前記揺動歯車の前記各外歯に噛み合う複数の内歯を有する外筒と、を備え、
    前記外歯歯車の軸方向において、前記軸方向変換歯車が前記第1歯車と前記第2歯車との間に配置される、軸方向変換歯車装置。
  2. 前記外歯歯車の外径は、前記軸方向変換歯車の外径よりも小さく、
    前記軸方向変換ユニットは、前記軸方向変換歯車の外縁部の一部が前記外歯歯車の軸方向において前記第2歯車と重なるように配置される、請求項1に記載の軸方向変換歯車装置。
  3. 前記第2歯車の外径は、前記伝達歯車の中心軸から前記軸歯車の最外縁までを半径とする軸歯車接触円の直径よりも小さい、請求項1または2に記載の軸方向変換歯車装置。
  4. 前記クランク軸、前記伝達歯車、および前記軸方向変換ユニットを回動可能に支持するとともに、前記揺動歯車の揺動回転に伴って、前記伝達歯車の中心軸を軸心として前記外筒に対して相対的に回転するキャリアをさらに備え、
    前記軸方向変換ユニットの中心軸は、前記伝達歯車の中心軸から前記各内歯の最外縁までを半径とする内歯接触円の内側に位置する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸方向変換歯車装置。
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