JP2015117815A - 遊星歯車機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】段付き歯車である遊星歯車と軸部材を支持する軸受との位置関係により、軸方向の寸法を短縮するとともに動作の安定化を図る遊星歯車機構を提供することを目的とする。
【解決手段】遊星歯車機構1のキャリア40は、遊星歯車軸33のうち大径ギヤ31が位置する一方側の端部を支持する第一キャリア部材41と、遊星歯車軸33のうち小径ギヤ32が位置する他方側の端部を支持する第二キャリア部材42とを有する。遊星歯車機構1の軸部材3は、サンギヤ10の軸方向両側に配置された第一軸受51および第二軸受52により回転可能に支持される。第二軸受52は、軸部材3と第二キャリア部材42との間に介在し、且つリングギヤ20と小径ギヤ32が噛合する軸方向範囲R1と重複して配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動力を変速して伝達する遊星歯車機構に関するものである。
遊星歯車機構として、例えば特許文献1には、遊星歯車に大径ギヤと小径ギヤからなる段付き歯車を採用した構成が開示されている。このような遊星歯車機構によると、遊星歯車においても小径ギヤと大径ギヤの歯数差に応じた変速比を得られるので、全体としてさらに大きな変速比とすることができる。
特開2005−351295号公報
ところで、遊星歯車機構のサンギヤを有する軸部材は、例えばサンギヤの軸方向両側においてハウジングやキャリアなどとの間に介在する複数の軸受により回転可能に支持される。しかしながら、段付き歯車を遊星歯車とする遊星歯車機構では、遊星歯車が少なくとも2歯分の歯幅を要するため、軸部材を支持する複数の軸受の間隔が広くなり、機構全体として軸方向に長くなる傾向にある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、段付き歯車である遊星歯車と軸部材を支持する軸受との位置関係により、軸方向の寸法を短縮するとともに動作の安定化を図る遊星歯車機構を提供することを目的とする。
(請求項1)本手段に係る遊星歯車機構は、外周面にサンギヤを設けられた軸部材と、リングギヤと、複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、を備える遊星歯車機構であって、前記複数の遊星歯車の各々は、前記サンギヤと噛合する大径ギヤと、前記リングギヤと噛合する小径ギヤと、前記大径ギヤと前記小径ギヤを一体的に連結する遊星歯車軸と、を有し、前記キャリアは、前記遊星歯車軸のうち前記大径ギヤが位置する一方側の端部を支持する第一キャリア部材と、前記遊星歯車軸のうち前記小径ギヤが位置する他方側の端部を支持する第二キャリア部材と、を有し、前記軸部材は、前記サンギヤの軸方向両側に配置された第一軸受および第二軸受により回転可能に支持され、前記第二軸受は、前記軸部材と前記第二キャリア部材との間に介在し、且つ前記リングギヤと前記小径ギヤが噛合する軸方向範囲と重複して配置されている。
このような構成によると、第二軸受は、軸部材と遊星歯車の小径ギヤとの間に形成される空間に配置されることになる。この空間は、遊星歯車に段付き歯車を採用した場合に、その構成上形成される。そこで、本手段では、軸部材と小径ギヤとの間の空間に第二軸受の一部または全部を配置することで、軸部材を支持する第一軸受と第二軸受の軸方向距離を短縮することができる。これにより、遊星歯車機構の内部におけるスペースを有効利用し、機構全体として軸方向の寸法を短縮することができる。また、従来と比較して第二軸受を、大径ギヤとの間で駆動力を伝達するサンギヤに接近させることができる。これにより、サンギヤを形成された軸部材をより確実に支持して、動作の安定化を図ることができる。
以下に、本手段に係る遊星歯車機構の好適な態様について説明する。
(請求項2)前記第二軸受における前記大径ギヤとは反対側の端面は、前記小径ギヤにおける前記大径ギヤとは反対側の端面よりも前記大径ギヤ側に位置するようにしてもよい。
これにより、従来と比較して第一軸受と第二軸受がサンギヤを挟んで軸方向に接近することになる。よって、サンギヤを形成された軸部材をより確実に支持できるので、動作のさらなる安定化を図ることができる。
(請求項3)前記第一軸受は、前記軸部材と前記第一キャリア部材との間に介在するようにしてもよい。
これにより、軸部材は、キャリアを構成する第一キャリア部材および第二キャリア部材の両部材により第一軸受および第二軸部材を介して回転可能に支持される。また、第一軸受および第二軸受は、軸部材に設けられたサンギヤの軸方向両側に配置されており、サンギヤと大径ギヤとの間で駆動力が伝達される駆動状態おいても確実に軸部材を支持することができる。よって、遊星歯車機構の動作の安定化を図ることができる。
(請求項4)前記軸部材は、前記遊星歯車機構と外部装置との間で駆動力を伝達する回転軸と結合され、前記軸部材と前記回転軸との結合部は、前記第二キャリア部材が前記遊星歯車軸を支持する軸方向範囲と重複して配置されている。
このような構成によると、従来よりもサンギヤに近接する位置に第二軸受が配置されることに伴って生じた空間を有効利用して、軸部材と回転軸を結合することができる。例えば遊星歯車機構を減速機として用いる場合には、電動モータなどの原動機の駆動軸(回転軸)に遊星歯車機構の軸部材を結合する必要がある。そうすると、この結合部を軸方向の何れかの位置に配置する必要がある。これに対して、本手段では、回転軸と軸部材の結合部を第二キャリア部材の内周側に収容することで、装置全体として省スペース化を図ることができる。また、原動機側では、当該結合部を配置することを勘案した設計とする必要がないので、原動機の設計自由度を向上できる。
(請求項5)前記遊星歯車機構は、前記第二キャリア部材の内周面とは径方向内方に間隔をあけて配置され、回転軸線方向に延伸する筒状部と、前記筒状部をハウジングと連結して固定する固定部と、をさらに備え、前記軸部材と前記回転軸との結合部は、前記筒状部との間に介在する第三軸受により回転可能に支持されている。
これにより、軸部材と回転軸との結合部を確実に支持することができる。また、回転軸を支持する第三軸受を遊星歯車機構の内部に収容することが可能となるので、スペースを有効利用して、装置全体の体格を小型化することができる。
実施形態における遊星歯車機構の軸方向断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1における第二、第三軸受を示す拡大図である。 実施形態の変形態様における遊星歯車機構の軸方向断面図である。
以下、本発明の遊星歯車機構を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。実施形態において、遊星歯車機構は、駆動源である電動モータ(本発明の「外部装置」に相当する)より入力した駆動力を減速して出力する減速装置に用いられた構成を例示する。
<実施形態>
(遊星歯車機構の全体構成)
実施形態の遊星歯車機構1の全体構成について、図1〜図3を参照して説明する。この遊星歯車機構1は、図1に示すように、ハウジング2と、入力軸3(本発明の「軸部材に相当する」)と、出力軸4と、サンギヤ10と、リングギヤ20と、複数の遊星歯車30を回転可能に支持するキャリア40と、第一軸受51〜第五軸受55を備えて構成される。なお、図2おける一点鎖線は、各ギヤのピッチ円を表している。
ハウジング2は、減速装置の外周形状の一部を構成する固定部材である。ハウジング2の内部には、グリースなどの潤滑剤が収容されている。このハウジング2は、駆動源である電動モータ90と隣接する端面部2a(本発明の「固定部」に相当する)と、当該端面部2aの内周縁から回転軸線(図1の二点鎖線)方向に延伸する筒状部2bを有する。この筒状部2bは、後述する第二キャリア部材42の内周面とは径方向内方に間隔をあけて配置されている。端面部2aは、筒状部2bをハウジング2と連結して、筒状部2bを固定する。
入力軸3および出力軸4は、ハウジング2に回転軸線を中心にして回転可能に支持された軸部材である。入力軸3の一端3aは、電動モータ90の回転軸91の筒状端部91aに挿入され、筒状端部91aとセレーション結合されている。これにより、入力軸3は、電動モータ90が出力する駆動力を遊星歯車機構1に入力可能な構成となっている。出力軸4は、遊星歯車機構1により減速された駆動力を出力する。
サンギヤ10は、入力軸3の外周面に設けられている。本実施形態において、サンギヤ10は、入力軸3の外周面のうち所定の軸方向位置に直接形成されている。リングギヤ20は、ハウジング2の内周面のうちサンギヤ10が配置された軸方向位置から入力側(図1の左側)にずれた位置に固定されている。
複数の遊星歯車30の各々は、後述するキャリア40によりハウジング2の内部に回転可能に支持されている。遊星歯車30は、サンギヤ10と噛合する大径ギヤ31と、リングギヤ20と噛合する小径ギヤ32とを有する段付き歯車である。大径ギヤ31および小径ギヤ32は、異なる軸方向位置で遊星歯車軸33の外周面に一体的に形成され、回転軸線(図1の二点鎖線)を中心にして回転する。遊星歯車軸33は、大径ギヤ31と小径ギヤ32を一体的に連結している。
キャリア40は、入力軸3と同軸に配置され、周方向に等間隔に配置された3つの遊星歯車30を回転可能に支持する。キャリア40は、ハウジング2の内周側に回転可能に支持された一対のキャリア部材41,42を有する。第一キャリア部材41は、ニードルベアリングを介して遊星歯車軸33のうち大径ギヤ31が位置する一方側(出力側)の端部を相対回転可能に支持している。本実施形態において、第一キャリア部材41は、出力軸4と一体的に形成されている。
第二キャリア部材42は、第一キャリア部材41と軸方向に対向して配置され、ニードルベアリングを介して遊星歯車軸33のうち他方側(入力側)の端部を相対回転可能に支持している。第二キャリア部材42の出力側の端面には、対向する第一キャリア部材41に向かって延伸する3本の連結部材43が一体的に設けられている。
連結部材43は、3つの遊星歯車30の間を軸方向に延びて(図2を参照)、第一キャリア部材41の入力側の端面に接触している。第二キャリア部材42は、連結部材43の中心部を挿通するボルト44により、第一キャリア部材41に対して固定される。連結部材43の外周面のうちリングギヤ20と対向する面は、リングギヤ20の歯先円に沿う凸状の曲面に形成されている。また、連結部材43の外周面のうち大径ギヤ31と対向する面は、大径ギヤ31の歯先円に沿う凹状の曲面に形成されている。連結部材43は、何れの曲面においてもリングギヤ20および大径ギヤ31と干渉しないように隙間が設けられている。
第一軸受51〜第五軸受55は、遊星歯車機構1の内部において異なる部材間に配置され、それぞれの相対回転を可能とするボールベアリングである。第一軸受51は、環状のカラー61とともに、入力軸3と第一キャリア部材41との間に介在する。第二軸受52は、環状のカラー62とともに、入力軸3と第二キャリア部材42との間に介在する。これにより、入力軸3は、サンギヤ10の軸方向両側に配置された第一軸受51および第二軸受52により回転可能に支持されている。また、カラー61,62の内径は、入力軸3の外径とほぼ同径に形成されている。カラー61,62は、入力軸3に嵌合して固定され、サンギヤ10の軸方向端部により位置決めされている。
第三軸受53は、ハウジング2の筒状部2bと、入力軸3の一端3aと電動モータ90における回転軸91の筒状端部91aとの結合部Sとの間に介在する。第三軸受53は、ハウジング2により固定されることにより、対象である結合部Sを支持している。第四軸受54は、ハウジング2と第一キャリア部材41との間に介在する。第五軸受55は、ハウジング2と第二キャリア部材42との間に介在する。
ここで、第二軸受52は、図3に示すように、入力軸3と第二キャリア部材42との間に介在し、且つリングギヤ20と小径ギヤ32が噛合する軸方向範囲R1と重複するように配置されている。つまり、第二軸受52の軸方向範囲R2は、小径ギヤ32における上記の軸方向範囲R1と軸方向に重複している。また、本実施形態においては、第二軸受52における大径ギヤ31とは反対側の端面52aは、小径ギヤ32における大径ギヤ31とは反対側の端面32aよりも大径ギヤ31側に位置している。
また、入力軸3は、上述したように、電動モータ90の回転軸91と連結されている。この入力軸3と回転軸91との結合部Sは、第二キャリア部材42が遊星歯車軸33を支持する軸方向範囲R3と重複して配置されている。本実施形態においては、結合部Sを構成する回転軸91の筒状端部91aがハウジング2の筒状部2bとの間に介在する第三軸受53により回転可能に支持されている。
このような構成からなる遊星歯車機構1は、回転軸91に結合された入力軸3から駆動力が入力されると、サンギヤ10と大径ギヤ31との歯数差、大径ギヤ31と小径ギヤ32との歯数差、およびリングギヤ20と小径ギヤ32との歯数差とに応じて遊星歯車30が自転運動するとともに、回転軸線の周りに公転運動する。遊星歯車機構1は、遊星歯車30を支持するキャリア40を介して、出力軸4から減速された駆動力を出力する。
(実施形態の構成による効果)
上述した遊星歯車機構1によると、遊星歯車機構1の軸部材である入力軸3は、第一軸受51および第二軸受52により回転可能に支持される。また、この第二軸受52は、リングギヤ20と小径ギヤ32が噛合する軸方向範囲R1と重複して配置されている。つまり、第二軸受52は、遊星歯車30に段付き歯車を採用することにより、その構成上形成される入力軸3と小径ギヤ32との間の空間に配置される。
これにより、入力軸3を支持する第一軸受51と第二軸受52の軸方向距離を従来と比較して短縮することができる。よって、遊星歯車30機構の内部におけるスペースを有効利用し、機構全体として軸方向の寸法を短縮することができる。また、従来と比較して第二軸受52を、大径ギヤ31との間で駆動力を伝達するサンギヤ10に接近させることができる。これにより、サンギヤ10を形成された入力軸3をより確実に支持して、動作の安定化を図ることができる。
本実施形態において、第二軸受52は、その端面のうち大径ギヤ31とは反対側の端面52aが小径ギヤ32における大径ギヤ31とは反対側の端面32aよりも、大径ギヤ31側となるように配置される。これにより、従来と比較して第一軸受51と第二軸受52がサンギヤ10を挟んで軸方向に接近することになる。よって、サンギヤ10を形成された入力軸3をより確実に支持できるので、動作のさらなる安定化を図ることができる。
また、第一軸受51は、入力軸3と第一キャリア部材41との間に介在する。これにより、入力軸3は、キャリア40を構成する第一キャリア部材41および第二キャリア部材42の両部材により第一軸受51および第二軸受52を介して回転可能に支持される。また、第一軸受51および第二軸受52は、入力軸3に設けられたサンギヤ10の軸方向両側に配置されており、サンギヤ10と大径ギヤ31との間で駆動力が伝達される駆動状態においても確実に軸部材を支持することができる。よって、遊星歯車機構1の動作のさらなる安定化を図ることができる。
また、軸部材である入力軸3と回転軸91との結合部Sは、第二キャリア部材42が遊星歯車軸33を支持する軸方向範囲R3と重複して配置されている。このような構成によると、従来よりもサンギヤ10に近接する位置に第二軸受52が配置されることに伴って生じた空間を有効利用して、入力軸3と回転軸91を連結することができる。
本実施形態のように、遊星歯車機構1を減速機として用いる場合には、駆動源である電動モータ90の回転軸91に遊星歯車機構1の入力軸3を連結する必要がある。そうすると、入力軸3との結合部Sを軸方向の何れかの位置に配置する必要がある。そのため、この結合部Sを第二キャリア部材42の内周側に収容することで、装置全体として省スペース化を図ることができる。また、電動モータ90側では、当該結合部Sを配置することを勘案した設計とする必要がないので、電動モータ90の設計自由度を向上できる。
また、入力軸3と回転軸91との結合部Sは、ハウジング2の筒状部2bとの間に介在する第三軸受53により回転可能に支持されている。これにより、ハウジング2に保持された第三軸受53によって、入力軸3と回転軸91との結合部Sを確実に支持することができる。また、回転軸91を支持する第三軸受53を遊星歯車機構1の内部に収容することが可能となるので、スペースを有効利用して、装置全体の体格を小型化することができる。
<実施形態の変形態様>
実施形態において、遊星歯車機構1は、段付き歯車である遊星歯車30について、大径ギヤ31を出力側(図1の右側)に配置し、小径ギヤ32を入力側(図1の左側)に配置する構成とした。これに対して、遊星歯車機構1は、遊星歯車30の大径ギヤ31と小径ギヤ32の軸方向の位置関係を反対にしてもよい。
即ち、遊星歯車機構101の遊星歯車130は、図4に示すように、サンギヤ10と噛合する大径ギヤ31を入力側(図4の左側)に配置し、リングギヤ20と噛合する小径ギヤ32を出力側(図4の右側)に配置する構成を採用することができる。このような構成では、キャリア140は、第一キャリア部材141が入力側に配置され、第二キャリア部材142が出力側に配置される。
そして、入力軸3の出力側の端部は、第二キャリア部材142との間に配置される第二軸受52により回転可能に支持される。このとき、第二軸受52は、リングギヤ20と小径ギヤ32が噛合する軸方向範囲R1と重複して配置される。このような構成によると、従来と比較して第二軸受52がサンギヤ10に接近した軸方向位置に配置される。
そこで、本変形態様では、第二キャリア部材142は、その内周側において出力軸4と一体的に連結される構成としている。これにより、キャリア140と出力軸4との連結部位をコンパクトにできるので、装置全体の体格を小型化することができる。
(その他)
実施形態において、第一軸受51は、軸部材である入力軸3と第一キャリア部材41との間に介在する構成とした。これに対して、ハウジング2と第一キャリア部材41との位置関係によっては、第一軸受51を入力軸3とハウジング2との間に介在する構成としてもよい。
実施形態では、遊星歯車機構1は、入力軸3から駆動力を入力して、第一キャリア部材41と一体に設けられた出力軸4から減速した駆動力を出力する減速装置として説明した。これに対して、遊星歯車機構1は、第一キャリア部材41側から駆動力を入力して、サンギヤ10を設けられた軸部材から駆動力を出力する構成としてもよい。このような態様においても、本発明を適用することで、同様の効果を奏する。
1,101:遊星歯車機構、 2:ハウジング、 2a:端面部(固定部)、 2b:筒状部、 3:入力軸(軸部材)、 10:サンギヤ、 20:リングギヤ、 30,130:遊星歯車、 31:大径ギヤ、 32:小径ギヤ、 32a:端面、 33:遊星歯車軸、 40,140:キャリア、 41,141:第一キャリア部材、 42,142:第二キャリア部材、 51〜53:第一〜第三軸受、 52a:端面、 90:電動モータ(外部装置)、 91:回転軸、 S:結合部、 R1〜R3:軸方向範囲

Claims (5)

  1. 外周面にサンギヤを設けられた軸部材と、リングギヤと、複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、を備える遊星歯車機構であって、
    前記複数の遊星歯車の各々は、前記サンギヤと噛合する大径ギヤと、前記リングギヤと噛合する小径ギヤと、前記大径ギヤと前記小径ギヤを一体的に連結する遊星歯車軸と、を有し、
    前記キャリアは、前記遊星歯車軸のうち前記大径ギヤが位置する一方側の端部を支持する第一キャリア部材と、前記遊星歯車軸のうち前記小径ギヤが位置する他方側の端部を支持する第二キャリア部材と、を有し、
    前記軸部材は、前記サンギヤの軸方向両側に配置された第一軸受および第二軸受により回転可能に支持され、
    前記第二軸受は、前記軸部材と前記第二キャリア部材との間に介在し、且つ前記リングギヤと前記小径ギヤが噛合する軸方向範囲と重複して配置されている遊星歯車機構。
  2. 前記第二軸受における前記大径ギヤとは反対側の端面は、前記小径ギヤにおける前記大径ギヤとは反対側の端面よりも前記大径ギヤ側に位置する、請求項1の遊星歯車機構。
  3. 前記第一軸受は、前記軸部材と前記第一キャリア部材との間に介在する、請求項1または2の遊星歯車機構。
  4. 前記軸部材は、前記遊星歯車機構と外部装置との間で駆動力を伝達する回転軸と結合され、
    前記軸部材と前記回転軸との結合部は、前記第二キャリア部材が前記遊星歯車軸を支持する軸方向範囲と重複して配置されている、請求項1〜3の何れか一項の遊星歯車機構。
  5. 前記遊星歯車機構は、
    前記第二キャリア部材の内周面とは径方向内方に間隔をあけて配置され、回転軸線方向に延伸する筒状部と、
    前記筒状部をハウジングと連結して固定する固定部と、をさらに備え、
    前記軸部材と前記回転軸との結合部は、前記筒状部との間に介在する第三軸受により回転可能に支持されている、請求項4の遊星歯車機構。
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