JP2019167967A - 減速機及び減速機シリーズの製造方法 - Google Patents

減速機及び減速機シリーズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑え、軸方向の大きさを小さくすることができる減速機及び減速機シリーズの製造方法を得る。【解決手段】中空の入力軸14aを有する第1減速部1、入力軸14aに設けられるベベルギア41及びベベルギア41と噛合い入力軸14aの軸線O1と直交する軸線O3を中心に回転するベベルピニオン42からなる第2減速部2、第2減速部2を内蔵する筐体3、及び筐体3に固定され入力軸14a及びベベルギア41を同軸で貫通する筒状部材4を有する直交軸減速機100と、第1減速部1に用いる内歯歯車11、外歯歯車10、及びキャリア13と同一形状の部材を用いて構成される平行軸減速機とを含んで構成される減速機シリーズの製造方法であって、直交軸減速機100に用いられる入力軸14aと偏心部の形状が同一で軸方向長さが長い入力軸を用いて、平行軸減速機を構成することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、装置の軸方向の大きさを小さくすることができる減速機及び減速機シリーズの製造方法に関するものである。
従来、特許文献1には、中空の入力軸を備えた偏心搖動型の動力伝達装置が開示されている。入力軸に入力された回転は、動力伝達装置により減速され、第1フランジから相手機械へと伝達される。また、4個のオイルシール(173A〜D)により、装置内部の潤滑剤が封止されている。
また、特許文献2には、偏心揺動型の遊星歯車減速装置である第2減速装置を組み込んだ直交軸タイプの動力伝達装置が開示されている。第2減速装置は、中空部を有する入力軸を備えている。入力軸には、ベベルギアが固定されている。筒状部材が入力軸の内側を貫通し、筒状部材と、キャリアに接続される第2部材との間に設けられたオイルシール(88)によって、装置の内部が封止されている。
国際公開第2006/085536号 特開2013−199981号公報
特許文献2の図面によると、特許文献1で開示される減速機に類似した減速機を組み込んで構成されているものと考えられる。つまり、特許文献1で開示される減速機は、特許文献2における第2減速装置18に対応しており、特許文献2の図1によれば、特許文献1の図1のオイルシール173A,173B,173Dに相当するオイルシールが取り除かれている。
しかしながら特許文献2の発明によれば、入力軸34と筒状部材82との間を封止するために、第2キャリア56の出力側に第2部材22を追加し、第2部材22と筒状部材82との間にオイルシール88が設けられている。つまり、特許文献1で開示される減速機であれば第1フランジ(キャリア)に相手機械を直接連結することができるが、当該減速機に類似する減速機を特許文献2で開示される装置に組み込んだ場合には、第2部材22を追加しなければならない。このため、部品点数が増えてしまい、装置の軸方向の大きさが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、部品点数を削減し、装置の軸方向の大きさを小さくできる減速機及び減速機シリーズの製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の減速機は、筐体と、前記筐体に接続される減速部であって、中空の入力軸と、出力部とを有する減速部と、前記入力軸の一端に固定される入力歯車と、一端が前記筐体に固定され、前記入力軸及び前記入力歯車を同軸で貫通して配置される筒状部材と、前記出力部と前記筒状部材の他端との間に配置されるシール部材とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の減速機は、請求項1に記載の減速機であって、更に、前記減速部は、内歯歯車と、前記入力軸に設けた偏心部に外装されて前記内歯歯車に内接して噛合う外歯歯車と、前記入力軸を軸支し前記外歯歯車の公転運動を出力するキャリア部材とを有する偏心搖動型の減速部であり、前記キャリア部材が前記出力部を兼ねることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の減速機は、請求項1または2に記載の減速機であって、更に、前記出力部は、前記入力軸の回転軸方向において、前記筒状部材の他端よりも突出することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の減速機は、請求項1から3のいずれか1項に記載の減速機であって、更に、前記出力部のインローの内径と、前記シール部材の外径とが等しいことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の減速機シリーズの製造方法は、請求項1に記載の減速機であって、前記入力歯車が傘歯車である第1減速機と、当該第1減速機に用いる内歯歯車、外歯歯車、及びキャリア部材と同一形状の部材を用いて構成される第2減速機とを含んで構成される減速機シリーズの製造方法であって、第1減速機を製造する工程と、第1減速機に用いられる入力軸と偏心部の形状が同一で軸方向長さが長い第2入力軸を用いて第2減速機を製造する工程と、を実行することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の減速機シリーズの製造方法は、請求項5に記載の減速機シリーズの製造方法であって、更に、前記第2減速機は、前記キャリア部材と第2入力軸との間に配置される第2シール部材を備え、前記第2シール部材の配置位置は、前記第1減速機におけるシール部材の配置位置と対応することを特徴とするものである。
請求項1記載の減速機によれば、出力部と筒状部材との間にシール部材を配置するため、シール部材を配置するために専用の出力部材等を追加する必要がない。このため、部品点数を削減することができる。また、専用の出力部材等が不要になるため、減速機の軸方向の大きさを小さくすることができる。
また、請求項2記載の減速機によれば、キャリア部材が出力部を兼ねているため、キャリア部材に直接シール部材を配置することができる。このため、部品点数を削減することができる。また、専用の出力部材等が不要になるため、減速機の軸方向の大きさを小さくすることができる。
また、請求項3記載の減速機によれば、出力部が筒状部材よりも突出するため、減速機を相手側装置と連結する際に、相手側装置と筒状部材とが干渉しにくく、相手側装置との連結作業が容易になる。
また、請求項4記載の減速機によれば、インローの内径とシール部材の外径とが等しいため、インローとシール部材の配置部分とを同一の加工にて形成することができる。このため、出力部の加工コストを抑えることができる。
また、請求項5記載の減速機シリーズの製造方法によれば、第1減速機と第2減速機とで部品を共通化しつつ、軸方向の大きさを小さくすることができる。また、同じ出力(インロー)形状の減速機シリーズを提供することができる。
また、請求項6記載の減速機シリーズの製造方法によれば、第1減速機と第2減速機とでオイルシール位置を同じにすることができる。このため、同じ出力部の形状の減速機シリーズを提供することができる。
本発明の実施形態の一例である直交軸減速機の中央縦断面図である。 本発明の実施形態の一例である平行軸減速機の中央縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の減速機の実施形態の一例である直交軸減速機100の中央縦断面図である。
直交軸減速機100は、第1減速部1と、第2減速部2と、筐体3と、筒状部材4とからなる。第1減速部1は筐体3に連結され、第2減速部2は筐体3に内蔵されている。筒状部材4は、一端が筐体3に固定され、他端が第1減速部1の中心を同軸で貫通して配置される。
第1減速部1は、外歯歯車10が内歯歯車11と噛み合いながら偏心回転する偏心搖動型の減速部である。第1減速部1は、ケーシング12とキャリア13と外歯歯車10と入力軸14aとを備えている。ケーシング12は、内周面に内歯歯車11を一体に設けた円筒状の中ケース15と、中ケース15における軸方向の一方の端面(出力側、図1の左側)に配置される円筒状の外ケース16とから成り、中ケース15と外ケース16とは、中ケース15及び外ケース16に螺合される複数のボルト17,17・・により、中ケース15における軸方向の他方(入力側、図1の右側)から、筐体3と一体に結合されている。外ケース16はクロスローラベアリング18の外輪を兼ねている。
キャリア13は、第1キャリア部材13aと第2キャリア部材13bとで構成されている。第1キャリア部材13aは、外ケース16の内側にクロスローラベアリング18を介して回転可能に軸支されている。第1キャリア部材13aはクロスローラベアリング18の内輪を兼ねている。第1キャリア部材13aにおける軸方向の一方の端面には、相手側装置へ動力を伝達する出力部19が形成されている。出力部19には図示しない複数のボルト孔が形成され、該ボルト孔を利用して、相手側装置と連結される。また、出力部19の内側には、相手側装置との軸心合わせに使用するための円形のインロー部20が形成される。
ケーシング12の内側には、2個のボールベアリング21,21を介して、中空筒状の入力軸14aが、内歯歯車4の軸線と同軸で、第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bに回転可能に軸支されている。入力軸14aにおいて、ボールベアリング21,21の間には、外径及び偏心量δ1が互いに等しく、偏心方向が互いに180度異なる位相となる一対の偏心部22,22が隣接して形成されている。各偏心部22,22には、全周に亘って配設される横断面円形状の複数のころ23,23・・からなるニードルベアリング24が設けられて、ニードルベアリング24を介して、外歯歯車10,10がそれぞれ回転可能に外装されている。入力軸14aにおける軸方向の入力側の端面には、複数のボルト孔が形成されている。入力軸14aにおける軸方向の出力側の端面位置は、出力側のボールベアリング21における出力側の端面位置と、略同一の位置になっている。
第1キャリア部材13aにおける軸方向の他方には、形状が同じ2枚の外歯歯車10,10が配置され、第1キャリア部材13aと第2キャリア部材13bとで2枚の外歯歯車10,10を挟むようになっている。外歯歯車10,10は、内歯歯車11の歯数よりも僅かに少ない歯数を有して内歯歯車11に偏心位置で内接している。外歯歯車10,10には、入力軸14aの軸線O1から偏心量δ1だけオフセットした軸線O2を中心とした同心円上に、複数の円形のピン孔25が、周方向に等間隔で形成されて、このピン孔25に、入力軸14aの軸線O1を中心とした同心円上で当該軸線と平行に架設されるピン26がそれぞれ遊挿されている。このピン26の両端は、第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bに設けられた孔に圧入され、ピン26によって第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bは一体に回転可能となっている。ピン26の外周における外歯歯車10の遊挿部分には、筒状のメタル27が一体に外装されている。
外ケース16と第1キャリア部材13aとの間でクロスローラベアリング18の外側には、オイルシール28が配置されている。また、第1キャリア部材13aと筒状部材4との間でボールベアリング21の外側には、オイルシール29aが配置されている。第1キャリア部材13aにおけるオイルシール29aが配置される部分は、インロー部20と同径に形成されている。オイルシール28及びオイルシール29aにより、直交軸減速機100の内部空間が封止されている。
第2減速部2は、直交軸型の減速部であり、ベベルギア41と、ベベルギア41に噛み合い入力軸14aの軸線O1と直交する軸線O3を中心に回転するベベルピニオン42とを備え、筐体3に内蔵されている。ベベルギア41は、第1減速部1の入力軸14aの入力側の端部に連結されている。ベベルギア41は、複数のボルト43,43・・によって入力軸14aの端部に設けられたボルト孔に固定され、入力軸14aの軸線O1を中心として入力軸14aと一体に回転可能となっている。ベベルピニオン42は、ベベルギア41と噛み合う歯と反対側には、図示しないモータと連結可能な連結部44を備え、ボールベアリング45を介して筐体3の内側に回転自在に軸支されている。
筒状部材4は、例えばアルミ合金などで成型される円筒状の部材であり、筐体3に固定される固定部51と、第1減速部1及びベベルギア41を同軸で貫通する本体部52と、固定部51と本体部52との間をつなぐ中間部53aとからなる。筒状部材4は、固定部51側のみが筐体3に固定され、本体部52側はオイルシール29aのリップが当接するのみであり軸支はされていない。つまり、いわゆる片持ち状態で筐体3に固定されている。
筒状部材4の固定部51は、円形のフランジ部54とインロー部55とからなり、インロー部55が、筐体3に設けられた開口部の内周に嵌合し、フランジ部54は複数のボルト56,56・・によって筐体3に固定されている。なお、筒状部材4の固定部51において、インロー部55の軸方向長さD5は、フランジ部54の軸方向に垂直な面の長さD6よりも長くなっている。また、インロー部55には全周に亘って溝57が設けられ、溝57にはOリング58が配置されている。Oリング58によって、筐体3の開口部と筒状部材4のインロー部55との間が封止されている。
筒状部材4の固定部51と反対側には本体部52が形成される。本体部52の先端部59は、第1キャリア部材13aの内側に達し、先端部59の外周にはオイルシール29aのリップが当接する。筒状部材4の本体部52には、入力軸14aまたはベベルギア41を軸支するベアリング等が設けられず、入力軸14aの内周面から僅かな隙間Aを隔てて配置されている。筒状部材4の中間部53aには、本体部52の内径D1よりも大きな内径D3が形成されている。また、筒状部材4の本体部52のうち、入力軸14aの軸線O1と直交する方向から見て入力軸14a及びベベルギア41と重なる範囲Bには、内径D1及び外径D2に段差や溝等の形状が設けられない円筒状となっている。
筒状部材4の先端部59は、入力軸14aの軸線O1方向において、第1キャリア部材13aの出力部19の端面よりも突出しない。
以上のように構成された直交軸減速機100において、図示しないモータによってベベルピニオン42が回転すると、ベベルピニオン42に噛み合うベベルギア41が回転し、ベベルギア41に連結した入力軸14aが回転する。入力軸14aが回転することで、偏心部22,22がそれぞれ対称的に偏心運動し、各外歯歯車10,10を内歯歯車11に内接した状態で偏心及び自転運動する。このため、各ピン孔25も偏心及び自転運動するが、各ピン孔25はメタル27を含むピン26よりも大径に形成されているので、各ピン26はピン孔25に内接した状態で相対的に偏心運動して偏心成分を吸収し、各ピン26からは自転成分のみが取り出される。よって、ピン26を介して第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bが同期回転し、出力部19から相手側装置に回転が伝達される。このとき、筐体3内に充填されたグリスは、オイルシール28及びオイルシール29aによって封止される。
次に、平行軸減速機200について図2を参照して説明する。平行軸減速機200は、上述した直交軸減速機100における第1減速部1に対応している。
平行軸減速機200において、中ケース15における軸方向の他方(入力側、図2の右側)には、円盤状のケースカバー31が配置される。中ケース15と外ケース16とケースカバー31とは、ケースカバー31側から中ケース15を貫通して外ケース16に螺合される複数のボルト17,17・・により、一体に結合されている。
ケーシング12の内側には、2個のボールベアリング21,21を介して、中空筒状の入力軸14bが、内歯歯車11の軸線と同軸で、第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bに回転可能に軸支されている。入力軸14bにおいて、ボールベアリング21,21の間には、外径及び偏心量δ1が互いに等しく、偏心方向が互いに180度異なる位相となる一対の偏心部22,22が隣接して形成されている。各偏心部22,22には、全周に亘って配設される横断面円形状の複数のころ23,23・・からなるニードルベアリング24が設けられて、ニードルベアリング24を介して、外歯歯車10,10がそれぞれ回転可能に外装されている。入力軸14bにおける軸方向の入力側の端面には、複数のボルト孔が形成されている。入力軸14bにおける軸方向の出力側の先端は、出力側のボールベアリング21における出力側の端面よりも突出している。
第1キャリア部材13aと入力軸14bの先端部分との間でボールベアリング21の外側には、オイルシール29bが配置されている。第1キャリア部材13aにおけるオイルシール29bが配置される部分は、インロー部20と同径に形成されている。オイルシール28及びオイルシール29bにより、平行軸減速機200の内部空間が封止されている。また、ケースカバー31の内周面と入力軸14bの外周面との間には、オイルシール32が配置され、オイルシール32により、平行軸減速機200の内部空間が封止されている。
入力軸14bの入力側の端部に設けられたボルト孔には、用途によって様々なギア、プーリ、またはモータ等の入力側の部材が連結される。
直交軸減速機100におけるオイルシール29aの配置位置と、平行軸減速機200におけるオイルシール29bの配置位置とは、対応している。すなわち、直交軸減速機100における第1キャリア部材13aに対するオイルシール29aの位置と、平行軸減速機200における第1キャリア部材13aに対するオイルシール29bの位置とは、同じである。オイルシール29aとオイルシール29bとは、外径が同じであり、内径が異なる。
尚、入力軸14bの先端部分の形状、オイルシール29bの形状、ケースカバー31の形状、及びオイルシール32を除く平行軸減速機200の構成と、平行軸減速機200の動作とは、上述した直交軸減速機100における第1減速部1の構成と動作と同様なので、詳細な説明は省略する。
このように、上記形態の直交軸減速機100によれば、出力部19と筒状部材4の先端部59との間にオイルシール29aを配置するため、オイルシールを配置するために専用で余分な出力部材等を配置する必要がない。このため、直交軸減速機100の軸方向の大きさを小さくすることができる。
また、第1キャリア部材13aに出力部19が形成されているため、キャリアと出力部19とが一体となっており、オイルシールを配置するために専用で余分な出力部材等を配置する必要がない。このため、直交軸減速機100の部品点数を減らすことができる。また、直交軸減速機100の軸方向の大きさを小さくすることができる。
また、出力部19が筒状部材4の先端部59よりも突出するため、相手側装置と出力部19とを連結する際に、相手側装置と筒状部材4とが干渉しにくく、相手側装置との連結作業が容易になる。
また、出力部19のインロー部20の内径と、オイルシール29aの外径とが等しいためインロー部20と、オイルシール29aのハウジング部分とを同一の加工にて形成することができる。このため、第1キャリア部材13aの構造が簡単になり、加工コストを抑えることができる。
本実施形態の直交軸減速機100と平行軸減速機200とからなる減速機シリーズによれば、内歯歯車11、外歯歯車10、及びキャリア13を共通化することができるため、シリーズ構成において部品を共通化することによりコストを低減させることができる。
また、第1減速機100と第2減速機200とでオイルシールの位置が同じであるため、出力部の形状が同じとなる。このため、同じ出力部の形状の減速機シリーズを提供することができる。
以上のように、本実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態に加えうる変更の例について説明する。
例えば、本実施形態の直交軸減速機100では、入力軸14aの一端には傘歯車を配置したが、傘歯車でなくても平歯車であってもよい。また、例えば、直交軸減速機100では、中ケース15と筐体3とを一体に結合したが、筐体3と接続したが、中ケース15と筐体3との間に、平行軸減速機200に使用するケースカバー31を介して結合してもよい。
[本発明と実施形態との構成の対応関係]
本実施形態の直交軸減速機100は、本発明の第1減速機の一例である。本実施形態の平行軸減速機200は、本発明の第2減速機の一例である。本実施形態のオイルシール29aは、本発明のシール部材の一例である。本実施形態のオイルシール29bは、本発明の第2シール部材の一例である。本実施形態のベベルギア41は、本発明の入力歯車の一例である。本実施形態の先端部59は、本発明の他端の一例である。
100 直交軸減速機
200 平行軸減速機
1 第1減速部
2 第2減速部
3 筐体
4 筒状部材
10 外歯歯車
11 内歯歯車
13 キャリア
14a,14b 入力軸
19 出力部
20 インロー部
28,29a,29b オイルシール
41 ベベルギア
42 ベベルピニオン
51 固定部
52 本体部
53a 中間部
54 フランジ部
55 インロー部
57 溝
59 先端部
O1 入力軸の軸線
O3 第2軸線
A 隙間
B 入力軸と重なる範囲
D1 本体部の内径
D2 本体部の外径
D3 中間部の内径
D5 インロー部の長さ
D6 フランジ部の長さ

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体に接続される減速部であって、中空の入力軸と、出力部とを有する減速部と、 前記入力軸の一端に固定される入力歯車と、
    一端が前記筐体に固定され、前記入力軸及び前記入力歯車を同軸で貫通して配置される筒状部材と、
    前記出力部と前記筒状部材の他端との間に配置されるシール部材と
    を備えることを特徴とする減速機。
  2. 前記減速部は、内歯歯車と、前記入力軸に設けた偏心部に外装されて前記内歯歯車に内接して噛合う外歯歯車と、前記入力軸を軸支し前記外歯歯車の公転運動を出力するキャリア部材とを有する偏心搖動型の減速部であり、
    前記キャリア部材が前記出力部を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の減速機。
  3. 前記出力部は、前記入力軸の回転軸方向において、前記筒状部材の他端よりも突出することを特徴とする請求項1または2に記載の減速機。
  4. 前記出力部のインローの内径と、前記シール部材の外径とが等しいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の減速機。
  5. 請求項1に記載の減速機であって、前記入力歯車が傘歯車である第1減速機と、
    当該第1減速機に用いる内歯歯車、外歯歯車、及びキャリア部材と同一形状の部材を用いて構成される第2減速機とを含んで構成される減速機シリーズの製造方法であって、
    第1減速機を製造する工程と、
    第1減速機に用いられる入力軸と偏心部の形状が同一で軸方向長さが長い第2入力軸を用いて第2減速機を製造する工程と、
    を実行することを特徴とする、減速機シリーズの製造方法。
  6. 前記第2減速機は、前記キャリア部材と第2入力軸との間に配置される第2シール部材を備え、
    前記第2シール部材の配置位置は、前記第1減速機におけるシール部材の配置位置と対応する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の減速機シリーズの製造方法。
JP2018053727A 2018-03-22 2018-03-22 減速機及び減速機シリーズの製造方法 Pending JP2019167967A (ja)

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