JP2015214804A - 床構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート板と床板材とを組み合わせて構成する床構造であって、コンクリート板上面に遮音材、制振マットおよび床板材を重合して配置して構成し、前記遮音材はケイ酸カルシウム板であることを特徴とする、床構造。
【選択図】図1
Description
(1)遮音性を向上するためには、コンクリート板を厚くする必要があった。
(2)厚いコンクリート板は高重量であるため、運搬・建方コストが大きかった。
また、前記コンクリート板を梁上に配置し、前記コンクリート板と前記梁との間に梁上防振材を配置するものである。
また、前記コンクリート板上面に所定の間隔をもって台形状のリブを複数突設し、前記リブと前記遮音材との間にリブ上防振材を配置するものである。
また、前記リブ上防振材は、単一のリブ上においては所定の間隔をもって複数配置するものである。
(1)コンクリート板の上面に、遮音性能を有する不燃性の遮音材を配置するため、コンクリート板を薄くしても床構造としての遮音性能および耐火性能を維持できる。
(2)コンクリート板が薄く軽量となるため、運搬・建方コストを削減できる。
(3)コンクリート板が薄く軽量となるため、大型重機の使えない狭小地での施工が可能となる。
(4)コンクリート板上面にリブを突設することにより、コンクリート板の剛性をたかめ、衝撃音を低減できる。
(5)リブを台形状にすることにより、リブ間の空隙も台形状となり、空隙内の空気伝播音を拡散して共振を防止できる。
本発明の床構造は、コンクリート板1と、コンクリート板1上面に配置する遮音材2、制振マット3および床板材4により構成する(図1、2)。
コンクリート板1は矩形の平板である。
コンクリート板1の内部には、鉄筋などの補強材(図示せず)を配置する。
コンクリート板1はプレキャストコンクリート板であり、剛性が高く、薄型である。
遮音材2はケイ酸カルシウム板である。
ケイ酸カルシウム板は軽量であり、遮音性能を有する。また、不燃性である。
遮音材2が遮音性能を有するため、コンクリート板1を薄くしても床構造全体の遮音性能は維持される。
また、ケイ酸カルシウム板は不燃性であるため、コンクリート板1を薄くしても床構造としての耐火性能は維持される。
遮音材2はコンクリート板1の上面に配置する。
制振マット3は、アスファルトマットである。
アスファルトマットは高比重で可撓性を有し、制振・遮音性能を有する。
制振マット3は、遮音材2の上面に配置する。
床板材4は床仕上材であり、制振マット3の上面に配置する。
<6−1>コンクリート板の剛性による遮音効果
コンクリート板1は内部に補強材を設けるため、高剛性となる。
コンクリート板1が高い剛性性能を有することにより、コンクリート板1により衝撃音を低減する。
本発明の床構造は遮音材2や制振マット3を有する。
遮音材2や制振マット3によって、固体伝播音を低減する。
本発明の床構造を構成するコンクリート板1、遮音材2、制振マット3、床板材4は全て材質が異なる。
本発明の床構造は、これらの異なる材質のものを重合して構成するため、共振を生じにくく、遮音効果が高い。
また、可撓性を有する制振マット3を硬質の遮音材2および床板材4によって挟むように重合することにより、制振マット3の制振効果が大きく発揮される。
コンクリート板1を薄くすることによりコンクリート板1が軽量となり、運搬・建方コストが削減できる。また、大型重機の使えない狭小地での施工も可能となる。
また、コンクリート板1が軽量になることにより、建築物躯体の負担を低減できる。
<1>梁上防振材
本発明の床構造は梁材5によって支持するが、梁材5とコンクリート板1との間に梁上防振材6を配置し、梁上防振材6によってコンクリート板1を支持してもよい(図3)。
梁上防振材6はポリウレタンや合成ゴム等のエラストマーからなる粘弾性を有する板体である。
粘弾性を有する梁上防振材6によって床構造のコンクリート板1を支持することにより、梁材5や柱に伝わる振動を低減することができる。
上記実施例においては、コンクリート板1は平板であったが、コンクリート板1上面に、複数のリブ11を突設した、リブ付きコンクリート板でもよい(図4、5)。
リブ11は、所定の間隔を設けて長手方向に平行に設ける。
リブ11は、断面が台形状に形成する。
コンクリート板1はリブ11によってさらに高剛性となり、衝撃音を低減する。
リブ11の上面にはリブ上防振材7を配置し、リブ上防振材7によって、遮音材2を支持する。
リブ上防振材7はエラストマーからなる板体である。
リブ上防振材7は単一のリブ11上において連続して設けてもよいし、所定の間隔をもって複数配置してもよい。
リブ11上にリブ上防振材7を配置するため、コンクリート板1と遮音材2との接触面積が小さくなり、コンクリート板1に伝わる振動を低減する。
コンクリート板1のリブ11上にリブ上防振材7および遮音材2を配置することにより、コンクリート板1、リブ11、リブ上防振材7および遮音材2によって包囲される空隙8が形成される。
空隙8は断面が逆台形状であり、コンクリート板1の長手方向に連続している。
遮音材2の上面には可撓性を有する制振マット3が配置されているが、遮音材2があるため、空隙8内部に制振マット3が垂れ下がることがない。
床板材4上面からの床衝撃音は制振マット3および遮音材2によって低減されて、空隙8に伝播される。
空隙8は逆台形状であるため、空隙8底面やリブ11の斜面で空気伝播音が反射・拡散することにより、共振を防止する。
11 リブ
2 遮音材
3 制振マット
4 床板材
5 梁材
6 梁上防振材
7 リブ上防振材
8 空隙
また、前記コンクリート板を梁上に配置し、前記コンクリート板と前記梁との間に梁上防振材を配置するものである。
また、前記コンクリート板上面に所定の間隔をもって台形状のリブを複数突設し、前記リブと前記遮音材との間にリブ上防振材を配置するものである。
また、前記リブ上防振材は、単一のリブ上においては所定の間隔をもって複数配置するものである。
Claims (4)
- コンクリート板と床板材とを組み合わせて構成する床構造であって、
コンクリート板上面に遮音材、制振マットおよび床板材を重合して配置して構成し、
前記遮音材はケイ酸カルシウム板であることを特徴とする、
床構造。 - 請求項1に記載の床構造において、
前記コンクリート板を梁上に配置し、
前記コンクリート板と前記梁との間に梁上防振材を配置することを特徴とする、
床構造。 - 請求項1または2に記載の床構造において、
前記コンクリート板上面に所定の間隔をもって台形状のリブを複数突設し、
前記リブと前記遮音材との間にリブ上防振材を配置することを特徴とする、
床構造。 - 請求項3に記載の床構造において、
前記リブ上防振材は、単一のリブ上においては所定の間隔をもって複数配置することを特徴とする、
床構造。
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