JP6990681B2 - 遮音床下地材、遮音床構造及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遮音床下地材、遮音床構造及びその施工方法に関する。
従来、この種の遮音床下地材として、例えば特許文献1に示されるように、内面に、粘弾性材料としてのアスファルト(制振材)が被着されたハニカム材を上下に開口するように配置し、そのハニカム材の上下両側にそれぞれ板材としてのベニア板を固定した防音床パネルが知られている。この防音床パネルは床梁上の根太間に施工され、防音床パネル及び根太の上にフローリングが敷設されるようになっており、ハニカム材に被着されたアスファルトで制振効果を得るようにしている。
特開平7-82872号公報
しかし、上記特許文献1のものは、主として木造住宅用の遮音床下地材であり、ハニカム材の開口面への制振材の被着を避けることで、ハニカム材と板材とを強固に接着し、その一体化により剛性を高くして重量床衝撃音を吸収するようにしている。
そのため、もう1種の床衝撃音である軽量床衝撃音については、ハニカム材に制振材を被着するだけの構造によって有効に低減することはできず、軽量床衝撃音が問題となるRC造りのマンション等の集合住宅に適用しても、その軽量床衝撃音の低減効果が不十分である。
また、ハニカム材が上下方向に開口しているので、床下地材(防音床パネル)の厚さが厚くなるのは避けられず、施工状態では床面の高さの上昇を招いて、その分、室の天井高さが低くなり、特に既存の床を遮音のために改修する場合には顕著な問題となる。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、遮音床下地材の構造を改良することで、その床下地材の厚さを厚くすることなく、低床タイプの床下地材であっても軽量床衝撃音を有効に低減できるようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、この発明では、板状の緩衝材の上面に複数の根太材を直接又は間接に固定し、その根太材間の緩衝材上側に制振材を配置するようにした。
具体的には、第1の発明に係る遮音床下地材は、住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される遮音床下地材であって、この遮音床下地材は、板状の緩衝材と、この緩衝材の上面の一部に、該緩衝材上面に制振材用スペースを区画するように接着により固定されて緩衝材と一体化された根太材とを備えるとともに、上記根太材と同じ高さを有し、上記緩衝材上面の制振材用スペースに、下面が緩衝材上面に当接しかつ上面が上記根太材の上面と面一になるように収容される板状の制振材を備え、床スラブ上に敷き詰められて施工されたときに、上記根太材及び制振材の上面に床仕上材が、根太材に対し固定された状態で施工可能とされていることを特徴とする。
この第1の発明では、遮音床下地材は、住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される。この遮音床下地材は、緩衝材の上面の一部に根太材が固定されて緩衝材と一体化されたものを備え、この根太材間の緩衝材上面の制振材用スペースに根太材と同じ高さの板状の制振材が、下面が緩衝材上面に当接しかつ上面が上記根太材の上面と面一になって収容されるようになっており、根太材及び制振材はそれぞれ上面を面一にして並んだ状態で緩衝材の上面に配置される。この音床下地材を複数枚スラブ上に敷き詰めて施工するとき、床下地材を床スラブ上に緩衝材が床スラブに当接するように載置し、その上に床仕上材を根太材に対し固定して施工する。この構造では、床仕上材に加わった軽量床衝撃音は、床下地材の制振材で制振されながら緩衝材全体で緩衝されるようになる。このように床スラブと床仕上材との間に床下地材の制振材及び緩衝材が介在されている構造により、軽量床衝撃音に対し高い低減効果が得られる。
また、床下地材は、緩衝材の上面に根太材及び制振材が面一に並んだ状態で配置されたものであるので、その厚さは薄くて済み、低床タイプの床構造に使用することができ、室の天井高さの低下を招来することはない。
第2の発明に係る遮音床下地材は、住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される遮音床下地材であって、この遮音床下地材は、板状の緩衝材と、この緩衝材の上面に接着により固定されて緩衝材と一体化され、上記緩衝材と同じ大きさの板状の剛性板材と、この剛性板材の上面の一部に、該剛性板材の上面に制振材用スペースを区画するように接着により固定されて緩衝材及び剛性板材と一体化された根太材とを備えるとともに、この根太材と同じ高さを有し、上記剛性板材上面の制振材用スペースに、下面が剛性板材上面に当接しかつ上面が上記根太材の上面と面一になるように収容される板状の制振材を備え、床スラブ上に敷き詰められて施工されたときに、上記根太材及び制振材の上面に床仕上材が、根太材に対し固定された状態で施工可能とされていることを特徴とする。
この第2の発明でも第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。また、緩衝材と根太材との間に剛性板材が介在されて一体化されているので、その剛性板材の剛性によって緩衝材の沈み込みを抑えることができる。しかも、剛性のある剛性板材の上面に根太材が固定され、根太材間に制振材が配置されているので、それら根太材と制振材との間の不陸を小さくでき、床鳴り等のリスクを低減して床の耐久性の向上を図ることができる。
さらに、緩衝材に対し制振材の荷重が剛性板材を介して均等に加えられることになり、床衝撃音の低減効果を高めることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記緩衝材が不織布からなることを特徴とする。このことで、第1又は第2の発明の効果を奏し得るのに有効な緩衝材が得られる。
第4の発明は、第3の発明において、緩衝材の不織布は、中実繊維と中空繊維とが混在していることを特徴とする。
この第4の発明では、緩衝材の不織布は中実繊維だけでなく中空繊維も混在していることから、その中空繊維によって緩衝材、延いては床下地材の重さを軽くすることができるとともに、中空繊維の繊維径を大きくして緩衝材の嵩高さを大に確保することができる。
第5の発明は、第1~第4の発明のいずれか1つにおいて、緩衝材の厚さが10mm以上であることを特徴とする。このことで、緩衝材の緩衝効果を安定して確保することができる。
第6の発明は、第1~第5の発明のいずれか1つにおいて、制振材は、アスファルトマットであることを特徴とする。このアスファルトマットは比重が大きく、緩衝材に載置されて制振するのに望ましい制振材が得られる。
第7の発明は遮音床構造に係り、この遮音床構造は、第1~第6の発明のいずれか1つの遮音床下地材が住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工された遮音床構造であって、上記遮音床下地材の根太材及び制振材の上面に床仕上材が根太材に固定された状態で施工されていることを特徴とする。
この第7の発明では、遮音床下地材が住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工され、遮音床下地材の根太材及び制振材の上面に床仕上材が配置され、この床仕上材は根太材に固定されて施工される。この発明でも、第1又は第2の発明と同様に、軽量床衝撃音に対し高い低減効果を有しかつ床材の厚さが薄くて床面高さの低い床構造が得られる。
第8の発明は、第7の発明において、床仕上材が制振材の上面に接着されていることを特徴とする。
この第8の発明では、床下地材上に施工される床仕上材が床下地材の制振材にも接着されて一体化されている。仮に、接着されていない場合には、床仕上材と制振材との隙間に起因して、床仕上材に生じた軽量床衝撃音が制振材を通らない経路が生じ、その床衝撃音が十分に制振されずに伝わるのに対し、床仕上材が制振材に接着されて一体化されていると、床衝撃音は必ず制振材を経由して伝われるようになり、その制振効果を確実に発揮させて軽量床衝撃音をさらに低減することができる。
第9の発明は、第7又は第8の発明の遮音床構造を施工する方法であって、床スラブ上に、複数枚の遮音床下地材のうち上面に根太材が固定されている緩衝材、又は上面に剛性板材及び根太材が固定されている緩衝材を敷き込み、その緩衝材上面又は剛性板材上面の制振材用スペースに制振材を収容した後、遮音床下地材の上に床仕上材を配置して上記根太材に留め付けることを特徴とする。
この第9の発明では、床スラブ上に、複数枚の遮音床下地材のうち上面に根太材が固定されている緩衝材、又は上面に剛性板材及び根太材が固定されている緩衝材が床スラブ上に敷き込まれ、次いで、その緩衝材上面又は剛性板材上面の制振材用スペースに制振材が収容され、床下地材の施工が終わる。しかる後、床下地材上に床仕上材が配置され、この床仕上材は上記根太材に留め付けられる。このことで、軽量床衝撃音の低減効果の高い低床タイプの床構造を容易に施工することができる。
以上説明したように、本発明によると、住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される遮音床下地材として、板状の緩衝材上面の一部に根太材を接着により固定して一体化し、又は緩衝材上面に剛性板材を接着してその上面の一部に根太材を固定して一体化し、その根太材で区画される緩衝材上面又は剛性板材上面の制振材用スペースに根太材と同じ高さの板状の制振材を根太材上面と面一になるように収容し、根太材及び制振材の上面に床仕上材を施工可能としたことにより、軽量床衝撃音に対し高い低減効果を有しかつ床材の厚さが薄くて床面高さの低い床構造が得られる。
図1は、本発明の実施形態1に係る遮音床下地材の斜視図である。 図2は、遮音床下地材の平面図である。 図3は、遮音床下地材の側面図である。 図4は、遮音床構造を示す断面図である。 図5は、遮音床構造の施工方法を示す図である。 図6は、緩衝材としての不織布の繊維を示す拡大断面図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る遮音床下地材の斜視図である。 図8Aは、実施形態2に係る遮音床構造の要部を示す断面図である。 図8Bは、実施形態2に係る遮音床下地材において、剛性板材と緩衝材とが合决り形状で接着された変形例の要部を示す断面図である。 図8Cは、剛性板材と緩衝材とが合决り形状で接着される前の分離状態を示す断面図である。 図9は、不織布の厚さを変えたときの軽量床衝撃音レベルを示す図である。 図10は、不織布の厚さを変えたときのオクターブ帯域周波数125Hzでの軽量床衝撃音レベルを示すグラフである。 図11は、遮音床構造の軽量床衝撃音低減性能を示すグラフである。 図12は、床仕上材と制振材との接着一体化による軽量床衝撃音低減性能の変化を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図1~図3は本発明の実施形態1に係る遮音床下地材1を示す。この床下地材1は、図4及び図5に示すように、例えばRC造りの集合住宅のコンクリート床スラブF上に複数枚が敷き詰められて施工される。床下地材1は、板状の緩衝材2と、その上に接着により一体的に固定されている複数本(図示例では3本)の根太材10,10,…とを備えている。
緩衝材2は、例えば60~96K程度の密度を有する高密度の不織布を板状にカットしたもので、その厚さは10mm以上であることが好ましい。緩衝材2の厚さが10mmよりも薄いと、上側に載置される後述の制振材14等によって緩衝材2が過度に圧縮されて潰れてしまい、軽量床衝撃音の低減性能が不十分となるためである。緩衝材2の厚さは10mm以上であれば、厚くなるほど軽量床衝撃音の低減性能が高くなるが、反面では床下地材1全体の厚さも大きくなって施工時の床面高さが高くなる。そのため、低床タイプの床構造として許容される程度の厚さに抑えておくのがよく、最大で30mm程度が望ましい。本実施形態では、緩衝材2は、例えば厚さ20mm、幅910mm、長さ1820mmの縦長の矩形板形状とされている。
緩衝材2を構成する不織布は、図6に拡大して示すように、主原料として中実繊維4と中空繊維5とが混在し、これらが交絡してバインダーとしての芯鞘繊維6により一体的に接着されている。中実繊維4は、例えば繊維太さ15dtex、繊維長51mm、融点が約260℃のポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなり、中空繊維5は、例えば繊維太さ14.4dtex、繊維長64mm、融点が約260℃のポリエチレンテレフタレート(PET)中空繊維からなる。バインダーである芯鞘繊維6は、例えば繊維太さ2.2dtex、繊維長51mm、融点が約260℃のポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなる芯繊維6aと、その周り全体に配置され、例えば繊維太さ4.4dtex、繊維長51mm、融点が約110℃の低融点ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなる鞘繊維6bとを有する。そして、不織布における中実繊維4、中空繊維5及び芯鞘繊維6の混合割合は、重量比で例えば中実繊維4が45%、中空繊維5が15%、芯鞘繊維6が40%である。
一方、上記複数本の根太材10,10,…は、いずれも緩衝材2の上面に接着剤により固定されている。この接着剤は、例えば酢酸ビニル系接着剤等が用いられる。複数本の根太材10,10,…はいずれも同じもので、板状の緩衝材2の長さ方向に互いに平行に延びる合板製の角材からなり、例えばその幅は45mm、厚さは12mmであり、長さは緩衝材2と同じ1820mmとされている。複数本の根太材10,10,…は緩衝材2の上面に幅方向に一定間隔を空けて配置され、各根太材10の長さ方向両端部の位置は緩衝材2の同方向端部と一致している。1本の根太材10,10が緩衝材2の幅方向一端部に位置し、残りの根太材10,10は緩衝材2の幅方向中間部に配置されている。そして、これら複数本の根太材10,10,…の側方に位置する部分の緩衝材2上面に複数列(図示例では3列)の制振材用スペース12,12,…が区画され、この各制振材用スペース12は例えば幅258mm、深さが根太材10の厚さと同じ12mm、長さが1820mmの断面矩形状の凹溝からなっている。
また、床下地材1は、上記緩衝材2及び根太材10,10,…に加え、制振材14をも備えている。この制振材14は、上記緩衝材2上の制振材用スペース12,12,…に多少の寸法誤差があっても収容できるように僅かの隙間を残して収容される板状のもので、例えばアスファルトマット、ゴムマット、塩ビマット等、比較的重量の大きいマット状のものが用いられる。その中で、特にアスファルトマットが比重を大きくできるので好ましく、その比重は例えば2.6である。制振材14の厚さは根太材10の厚さと同じ(例えば12mm)で、制振材14が制振材用スペース12に収容されたときに、制振材14上面が根太材10の上面と面一になるようにしている。
制振材14は、図示例のように制振材用スペース12と同じ長さの1枚ものでもよく、或いは複数の制振材14,14,…が並べられて制振材用スペース12に収容されるようにしてもよい。
以上により、厚さが例えば32mmの遮音床下地材1が構成されており、図4及び図5に示すように、床スラブF上に載置されて敷き詰められる遮音床下地材1の根太材10及び制振材14の上面に床仕上材17が、根太材10に対しスクリューネイルやステープル等により固定された状態で施工可能とされている。この床仕上材17は例えば厚さ12mmの合板製の板材からなる。
また、このようにして床スラブF上に載置されて敷き詰められる遮音床下地材1と、その上に施工された床仕上材17とで遮音床構造が構成され、この遮音床構造は、遮音床下地材1の根太材10及び制振材14の上面に床仕上材17が根太材10に固定された状態で施工されている。
さらに、上記床仕上材17は床下地材1の根太材10に固定されているだけでなく、根太材10,10間の制振材14に対しても接着されて一体化されている。
尚、上記遮音床構造では、図4に示すように、壁部Wに近い部分の壁際の床下地材1は、壁部Wと例えば60mmの間隔を空けて床スラブF上に載置され、この間隔部分の床スラブF上に、例えばゴムマット20と、その上に積層された上下2枚の合板製の角材21,22とからなる際根太材23が接着により固定されている。この際根太材23は、その上面の高さが床下地材1上面と同じ例えば32mmとなって床下地材1上面と面一になっており、際根太材23と壁部W及び床下地材1側面との間にそれぞれ例えば10mm、5mmの隙間が形成されている。そして、この際根太材23に対しても床仕上材17はスクリューネイルやステープル等により固定され、床仕上材17と壁部Wとの間に僅かな隙間(例えば5mm)が空けられている。
次に、上記遮音床構造の施工方法について説明する。図5に示すように、遮音床下地材1において、上面に根太材10,10,…が固定されている複数枚の緩衝材2,2,…を床スラブF上に並べて敷き込む。尚、壁際では、図4に示すように、際根太材23を床スラブF上に接着して固定する。
このように緩衝材2,2,…が床スラブF上に敷き詰められると、その緩衝材2上面の根太材10,10間の制振材用スペース12,12,…に制振材14を敷き込んで収容する。この制振材14は上面が根太材10,10,…の上面及び際根太材23の上面と面一になる。
次いで、上記根太材10,10,…の上面及び制振材14の上面、並びに際根太材23の上面にそれぞれ接着剤を塗布した後、遮音床下地材1及び際根太材23の上に床仕上材17を配置して、その床仕上材17を上記根太材10,10,…及び際根太材23にスクリューネイルやステープル等により留め付け、制振材14にも接着する。このことで、軽量床衝撃音の低減効果の高い低床タイプの床構造を容易に施工することができる。
したがって、この実施形態においては、床下地材1は、緩衝材2上に根太材10,10,…が固定されて、この根太材10,10,…間の緩衝材2上面の制振材用スペース12,12,…に制振材14が収容されているものであり、根太材10,10,…及び制振材14はそれぞれ上面を面一にして並んだ状態で緩衝材2の上面に配置される。そして、この床下地材1は床スラブF上に緩衝材2が床スラブFに当接するように載置され、その上に床仕上材17が根太材10,10,…に対し固定されて施工されて遮音床構造が形成される。この遮音床構造では、床仕上材17に加わった軽量床衝撃音は、床下地材1の制振材14で制振されながら緩衝材2全体で緩衝されるようになる。このように床仕上材17と床スラブFとの間に床下地材1の制振材14及び緩衝材2が介在されている構造により、軽量床衝撃音に対し高い低減効果が得られる。
また、床下地材1は、緩衝材2の上面に根太材10,10,…及び制振材14が面一に並んだ状態で配置されたものであるので、その厚さは薄くて済み、低床タイプの床構造に使用することができ、既存の床を遮音のために改修する場合でも、床面の高さを低く保つことができ、室の天井高さが低下することはない。
また、上記緩衝材2は不織布からなり、その不織布は中実繊維4だけでなく中空繊維5も混在しているので、その中空繊維5によって緩衝材2、延いては床下地材1の重さを軽くすることができるとともに、中空繊維5の繊維径を大きくして緩衝材2の嵩高さを大に確保することができる。
また、緩衝材2の厚さが10mm以上であることで、その緩衝材2の緩衝効果を安定して確保することができる。
また、制振材14がアスファルトマットであれば、このアスファルトマットは比重が大きいので、緩衝材2に載置されて制振するのに望ましい制振材14が容易に得られる。
さらに、上記床下地材1の制振材14に床仕上材17が接着されて一体化されていることにより、以下の作用効果が得られる。すなわち、仮に、制振材14に床仕上材17が接着されていない場合には、床仕上材17と制振材14との隙間が生じ、その隙間に起因して、床仕上材17に生じた軽量床衝撃音が制振材14を通らない経路が生じ、その床衝撃音が十分に制振されずに伝わる。これに対し、床仕上材17が制振材14に接着されて一体化されていると、床衝撃音は必ず制振材14を経由して伝われるようになる。そのため、制振効果を確実に発揮させて軽量床衝撃音をさらに低減することができる。
(実施形態2)
図7及び図8A~図8Cは本発明の実施形態2を示し(尚、図1~図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、遮音床下地材1において、緩衝材2と根太材10,10,…及び制振材14との間に剛性板材15を配置したものである。
すなわち、この実施形態では、図7及び図8Aに示すように、遮音床下地材1は、例えば厚さ20mmの緩衝材2の上面に剛性板材15が接着により固定されたものとされている。この剛性板材15は例えば合板からなり、その大きさは緩衝材2と同じで、例えば幅910mm、長さ1820mmの縦長の矩形板形状とされ、厚さは緩衝材2、根太材10及び制振材14よりも薄く、例えば5.5mmとされている。このときの接着剤も例えば酢酸ビニル系接着剤等が用いられる。
上記剛性板材15の上面には、実施形態1と同様に、互いに間隔をあけて平行に延びる複数本(図示例では3本)の根太材10,10,…が酢酸ビニル系接着剤等により接着されて固定され、これらの根太材10,10,…により剛性板材15上面に複数(図示例では3つ)の制振材用スペース12,12,…が区画されている。この各制振材用スペース12に根太材10の厚さ(例えば12mm)と同じ厚さの制振材14が僅かの隙間を残して収容され、その制振材14の上面は根太材10の上面と面一になっている。
そして、上記緩衝材2、剛性板材15(合板)、根太材10及び制振材14により厚さが例えば37.5mmの遮音床下地材1が構成されており、図8Aに示すように、この遮音床下地材1における根太材10及び制振材14の上面に床仕上材17が、根太材10に対しスクリューネイルやステープル等により固定された状態で施工可能とされ、その施工により遮音床構造が構成される。この床仕上材17は例えば厚さ12mmの合板製の板材からなる。その他の構成は実施形態1と同じである。
この実施形態2の遮音床構造を施工する場合も実施形態1と同様である。すなわち、まず、遮音床下地材1において、上面に剛性板材15とその上の根太材10,10,…とがそれぞれ一体的に接着されて固定されている複数枚の緩衝材2,2,…を床スラブF上に並べて敷き込む。尚、壁際では、際根太材23を床スラブF上に接着して固定する(図4参照)。
このように緩衝材2,2,…が床スラブF上に敷き詰められると、その剛性板材15上面の根太材10,10間の制振材用スペース12,12,…に制振材14を敷き込んで収容する。この制振材14は上面が根太材10,10,…の上面及び際根太材23の上面と面一になる。
次いで、上記根太材10,10,…の上面及び制振材14の上面、並びに際根太材23の上面にそれぞれ接着剤を塗布した後、遮音床下地材1及び際根太材23の上に床仕上材17を配置して、その床仕上材17を根太材10,10,…及び際根太材23にスクリューネイルやステープル等により留め付け、制振材14にも接着する。このことで、軽量床衝撃音の低減効果の高い低床タイプの床構造が施工される。
したがって、この実施形態2においても、実施形態1と同様の作用効果が得られる。加えて、実施形態2の場合、緩衝材2と根太材10及び制振材14との間に剛性板材15が介在されているので、その剛性板材15の剛性によって緩衝材2(不織布)の沈み込みを抑えることができる。また、剛性のある剛性板材15の上面に根太材10と制振材14とが配置されているので、それら根太材10と制振材14との間の不陸を小さくでき、床鳴り等のリスクを低減して床の耐久性の向上を図ることができる。
さらに、緩衝材2に対し制振材14の荷重が剛性板材15を介して均等に加えられることになり、床衝撃音の低減効果を高めることができる。
この実施形態2の遮音床下地材1において、図8Bに示すように、緩衝材2とその上の剛性板材15とを合决り形状で接着してもよい。この場合、図8Cに示すように、例えば互いに隣接する遮音床下地材1,1のうちの一方(図8Cで左側)の緩衝材2の端部に、該端部を厚さ方向全体に亘り剛性板材15よりも内側(同左側)に位置するように切り欠いた切欠凹部2aが形成され、その切欠凹部2aに対応する上側の剛性板材15に、緩衝材2よりも突出した突条部15aが設けられている。他方(図8Cで右側)の緩衝材2の端部に、剛性板材15よりも突出した突条部2bが形成され、その突条部2bに対応する剛性板材15の端部に、該端部を厚さ方向全体に亘り緩衝材2よりも内側(同右側)に切り欠いた切欠凹部15bが設けられる。このような合决り形状は、緩衝材2と剛性板材15とを面方向にずらして接着することで形成される。そして、図8Bに示すように、両遮音床下地材1,1が突き合わされ、一方の遮音床下地材1における緩衝材2の切欠凹部2aに他方の遮音床下地材1における緩衝材2の突条部2bが、また一方の遮音床下地材1における剛性板材15の突条部15aが他方の遮音床下地材1における剛性板材15の切欠凹部15bにそれぞれ嵌め込まれることで、両遮音床下地材1,1が合决り構造で接合される。
また、このような合决り構造は、1枚の遮音床下地材1を中間部で複数に分割し、それらの分割部同士が合决り構造で接続されるように、緩衝材2と剛性板材15とを面方向にずらして接着してもよい。
このように剛性板材15と緩衝材2とを合决り形状で接着すれば、剛性板材15上面等の不陸を小さくすることができ、遮音床下地材1の沈み込みを抑制できる利点が得られる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、緩衝材2の不織布は、中実繊維4と中空繊維5とが混在しているものとしているが、中実繊維4のみ或いは中空繊維5のみであってもよい。また、緩衝材2は不織布以外のものを用いてもよい。
また、制振材14は、上記のようにアスファルトマット以外のものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、床下地材1の制振材14に床仕上材17が接着されている構造であるが、接着されていなくてもよい。しかし、上述のように床衝撃音の伝導経路を常に制振材14を経由した経路にできる点で、接着するのが好ましい。
次に、具体的に実施した実施例について説明する。
(試験1)
厚さ200mmのコンクリート床スラブ上に、上記実施形態の構成の遮音床下地材に床仕上材を固定した試験体を置き敷きした。床下地材の緩衝材は厚さ3~20mm、幅930mm、長さ1820mm、密度86Kの不織布とした。根太材は厚さ12mm、幅45mm、長さ1820mmの合板製角材であり、4本の根太材を緩衝材上に250mmの間隔を空けて並べて固定した。制振材は厚さ12mm、幅250mm、長さ1820mm、比重2.6のアスファルトマットであり、根太材間の緩衝材上に配置した。よって床下地材は、厚さ15~32mm、幅930mm、長さ1820mmの大きさである。この床下地材の上に厚さ12mm、幅930mm、長さ1820mmの合板からなる床仕上材を配置して根太材に固定し、総厚さ27~44mmの試験体とした。
試験体の中央部をタッピングマシンにより加振し、コンクリート床スラブ下側の残響室に騒音計を配置して伝播音を測定し、試験体の遮音性能を評価した。また、コンクリート床スラブ上に試験体を配置せずに、そのコンクリート床スラブを直接にタッピングマシンにより加振したときの同様の伝播音も測定した(図9中の「スラブ」の欄)。これは遮音床下地材がない場合の伝播音であり、この値との差異が軽量床衝撃音の低減量となる。その結果を図9及び図10に示す。図10は、オクターブ帯域周波数の中心周波数が125Hzであるときの軽量床衝撃音の音圧レベルを示している。
また、緩衝材は密度65Kで厚さ20mmの不織布とし、その他の寸法等は上記と同様にして試験を行い、そのときの軽量床衝撃音レベルの低減量を測定した。その結果を図11に示している。
これらの図に示すように、本発明の床下地材を備えた床構造であると、軽量床衝撃音が低減されており、特に緩衝材(不織布)の厚さが10mm以上であると、その厚さの増大に伴って軽量床衝撃音が比例して線形に低減し、いずれも軽量床衝撃音レベルの等級LL-50が得られている。これに対し、10mm未満では、10mm以上の場合の軽量床衝撃音の低減関係の比例性とは異なっており、低減効果が不足している。
(試験2)
試験体は試験1と同様のものであるが、そのうち、緩衝材としての不織布は、厚さ18mm、目付1200g/m、密度67Kとして、試験体の総厚さは42mmとした。その他の寸法は試験1と同様である。このような試験体を2つ作製し、その一方は、制振材(アスファルトマット)と床仕上材とが接着剤によって接着され、他方は、両者が接着されていないものとした。この2つの試験体について、試験1と同様のタッピングマシンにより加振して下側の残響室に騒音計を配置して伝播音を測定し、試験体の遮音性能を評価した。また、コンクリート床スラブを直接にタッピングマシンにより加振したときの同様の伝播音も測定した(図12中の「スラブ」の欄)。その結果を図12に示す。
この図12によると、制振材と床仕上材とが接着剤によって接着されていない場合には、軽量床衝撃音の低減レベルがΔLL-2であるのに対し、接着されていると、同低減レベルがΔLL-3に下がり、軽量床衝撃音の低減効果が大きくなっている。特に、一般的に周波数が低くなるほど低減が困難とされるため、軽量床衝撃音の評価対象内で最も低い中心周波数である125Hzでは明確に低下しており、制振材と床仕上材との接着が軽量床衝撃音の低減効果に有効であることが判る。
本発明は、軽量床衝撃音に対し高い低減効果を有しながら床材の厚さが薄くて床面高さの低い床構造が得られるので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
F 床スラブ
1 遮音床下地材
2 緩衝材
4 中実繊維
5 中空繊維
6 芯鞘繊維(バインダー)
10 根太材
12 制振材用スペース
14 制振材
15 剛性板材
17 床仕上材

Claims (9)

  1. 住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される遮音床下地材であって、
    遮音床下地材は、板状の緩衝材と、
    上記緩衝材の上面の一部に、該緩衝材上面に制振材用スペースを区画するように接着により固定されて緩衝材と一体化された根太材とを備えるとともに
    上記根太材と同じ高さを有し、上記緩衝材上面の制振材用スペースに、下面が緩衝材上面に当接しかつ上面が上記根太材の上面と面一になるように収容される板状の制振材を備え、
    床スラブ上に敷き詰められて施工されたときに、上記根太材及び制振材の上面に床仕上材が、根太材に対し固定された状態で施工可能とされていることを特徴とする遮音床下地材。
  2. 住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工される遮音床下地材であって、
    遮音床下地材は、板状の緩衝材と、
    上記緩衝材の上面に接着により固定されて緩衝材と一体化され、上記緩衝材と同じ大きさの板状の剛性板材と、
    上記剛性板材の上面の一部に、該剛性板材の上面に制振材用スペースを区画するように接着により固定されて緩衝材及び剛性板材と一体化された根太材とを備えるとともに
    上記根太材と同じ高さを有し、上記剛性板材上面の制振材用スペースに、下面が剛性板材上面に当接しかつ上面が上記根太材の上面と面一になるように収容される板状の制振材を備え、
    床スラブ上に敷き詰められて施工されたときに、上記根太材及び制振材の上面に床仕上材が、根太材に対し固定された状態で施工可能とされていることを特徴とする遮音床下地材。
  3. 請求項1又は2において、
    緩衝材が不織布からなることを特徴とする遮音床下地材。
  4. 請求項3において、
    緩衝材の不織布は、中実繊維と中空繊維とが混在していることを特徴とする遮音床下地材。
  5. 請求項1~4のいずれか1つにおいて、
    緩衝材の厚さが10mm以上であることを特徴とする遮音床下地材。
  6. 請求項1~5のいずれか1つにおいて、
    制振材は、アスファルトマットであることを特徴とする遮音床下地材。
  7. 請求項1~6のいずれか1つの遮音床下地材が住宅の床スラブ上に複数枚敷き詰められて施工された遮音床構造であって、
    上記遮音床下地材の根太材及び制振材の上面に床仕上材が根太材に固定された状態で施工されていることを特徴とする遮音床構造。
  8. 請求項7において、
    床仕上材が制振材の上面に接着されていることを特徴とする遮音床構造。
  9. 請求項7又は8の遮音床構造を施工する方法であって、
    床スラブ上に、複数枚の遮音床下地材のうち上面に根太材が固定されている緩衝材、又は上面に剛性板材及び根太材が固定されている緩衝材を敷き込み、
    上記緩衝材上面又は剛性板材上面の制振材用スペースに制振材を収容した後、
    遮音床下地材の上に床仕上材を配置して上記根太材に留め付けることを特徴とする遮音床構造の施工方法。
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