JP2015214246A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンバイナを用いる場合に、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させて、車両前方景色がより見やすく、かつ、より認識し易くなるようにした車両用表示装置を提供する。
【解決手段】表示情報を投影可能な表示器(2)と、表示器(2)で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せるコンバイナ(1)と、を備えた車両用表示装置において、コンバイナ(1)は底辺(110)から上部に向かって幅が狭くなる形状であり、コンバイナ(1)の側辺(111、121)に車両前方からの光を遮蔽する不透過部(11、12)を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】表示情報を投影可能な表示器(2)と、表示器(2)で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せるコンバイナ(1)と、を備えた車両用表示装置において、コンバイナ(1)は底辺(110)から上部に向かって幅が狭くなる形状であり、コンバイナ(1)の側辺(111、121)に車両前方からの光を遮蔽する不透過部(11、12)を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用表示装置に関する。
従来の車両用表示装置では、ウインドシールドの車室側面に貼り付けられたコンバイナが、ウインドシールドの下部に設置された表示装置から出射された表示光を受けて運転者側に反射させ、その反射により拡大して得られた虚像を車両前方の景色に重ねて運転者が見ることができるように構成されている(例えば特許文献1)。
このコンバイナは、この表面が運転者に対しウインドシールドの外方に1倍を超える設定倍率の、表示光の第1の虚像を看取可能にする円弧状の第1の光学面が形成される。また、背面が表示装置から出射された表示光を受けて運転者側に反射させ、運転者に対しウインドシールドの外方に第1の虚像とサイズおよび位置が一致する第2の虚像を看取可能にする円弧状の第2の光学面を形成している。
しかしながら、上記従来の車両用表示装置には以下に説明するような問題がある。すなわちコンバイナは、この車両前方の景色に、表示する虚像を重ねて見るようにするため、透明な材料から形成されている。またコンバイナは、略長方形に形成されている。この略長方形の外周縁部となる側部(側辺)は表面および背面に対して直角をなし、ある程度の厚みを有している。この場合、コンバイナの外周縁部で屈折方向が急激に変化するため、運転者がコンバイナを通して見た車両前方の景色とコンバイナを通さずに見た車両前方の景色とが、コンバイナの外周縁部で断絶した状態でずれてしまい、運転者にとって非常に見づらくなる。
図7の模式図および図8に示すように、運転者がウインドシールド103の車室内側面に図示しない支持手段で支持したコンバイナ100を介してその前方の景色を見ると、コンバイナ100の外周縁部の側辺100aで屈折による前方の景色のずれ量が急激に変わる。そのため例えば、道路106に引かれた停止線L1は、この停止線L1のうちコンバイナ100を通して見える部分がより下方の位置の停止線L2として運転者の目Eに見えることになる。この結果、本来まっすぐな停止線が、断絶的なずれΔLを生じた二つの停止線L1、L2に分離されて見えてしまう。同様に、車両前方のボンネット107の先端部も、コンバイナ100の外周縁部で断絶的にずれてしまう。なお、図7中にはインストルメントパネル104が、また図8中にはステアリングホイール105の一部がそれぞれ見える。なおコンバイナ100により表示される表示情報は図示を省略している。
コンバイナの外周縁部での車両前方の景色のずれは、避けるが難しい。この場合、ずれが断絶的になっていることが、運転者に前方景色を見づらくし、したがって認識しづらくなっている。
したがって、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、コンバイナを用いる場合に、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させて、車両前方景色がより認識し易くなるようにした車両用表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の発明に係る車両用表示装置は、
表示情報を投影可能な表示器と、
該表示器で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せるコンバイナと、
を備えた車両用表示装置において、
前記コンバイナは底辺から上部に向かって幅が狭くなる形状であり、前記コンバイナの側辺に車両前方からの光を遮蔽する不透過部を設けたことを特徴とする。
表示情報を投影可能な表示器と、
該表示器で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せるコンバイナと、
を備えた車両用表示装置において、
前記コンバイナは底辺から上部に向かって幅が狭くなる形状であり、前記コンバイナの側辺に車両前方からの光を遮蔽する不透過部を設けたことを特徴とする。
また第2の発明に係る車両用表示装置は、
前記コンバイナは台形形状であることを特徴とする。
前記コンバイナは台形形状であることを特徴とする。
また第3の発明に係る車両用表示装置は、
前記表示情報は距離情報を含み、前記表示器は、前記距離情報が小さい程、前記コンバイナの前記底辺に近い領域に前記表示情報を表示することを特徴とする。
前記表示情報は距離情報を含み、前記表示器は、前記距離情報が小さい程、前記コンバイナの前記底辺に近い領域に前記表示情報を表示することを特徴とする。
また第4の発明に係る車両用表示装置は、
前記コンバイナの前記底辺と前記側辺との内角が、60度以上80度以下であることを特徴とする。
前記コンバイナの前記底辺と前記側辺との内角が、60度以上80度以下であることを特徴とする。
第1の発明に係る車両用表示装置によれば、錯視を利用することによりコンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させて、車両前方景色がより認識し易くなる。
また、第2の発明に係る車両用表示装置によれば、錯視を利用することによりコンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させて、車両前方景色がより認識し易くなる。
また、第3の発明に係る車両用表示装置によれば、運転者はコンバイナ内の表示エリアに基づいて表示情報の距離情報を知得することができる。
また、第4の発明に係る車両用表示装置によれば、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させ、車両前方景色がより認識し易くなるとともに、表示情報を表示するコンバイナ上の領域を十分に確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の全体構成を示す斜視図である。本発明の一実施形態に係る車両用表示装置は、コンバイナ1と、表示器2とを備える。
図1は本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の全体構成を示す斜視図である。本発明の一実施形態に係る車両用表示装置は、コンバイナ1と、表示器2とを備える。
コンバイナ1は、透明の材料で形成されており、車両前方のウインドシールド3の車室内側で、運転者の前方に図示しない支持部材により支持されている。コンバイナ1は、表示器2で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せる。
表示器2は、ウインドシールド3の下方のインストルメントパネル4の内部に配置され、表示情報を投影する。表示器2の表示面はコンバイナ1に向けられており、表示情報をインストルメントパネル4の開口4aを通ってコンバイナ1に投影可能である。表示情報は、各種情報であり、例えば車速、燃料の残量、交差点に係る情報等である。
コンバイナ1の厚み(車両前後方向の長さ)は略同一である。コンバイナ1は、図1(及び後述する図3)に示すように、台形形状である。なおコンバイナ1の形状は台形には限られない。例えば台形の側辺を曲線とした形状としてもよい。また台形の上辺(上底)を曲線とした形状でもよい。あるいは台形の側辺及び上辺を円弧として半円形状にしてもよい。あるいはコンバイナ1の形状を三角形としてもよい。すなわちコンバイナ1は、底辺から上部に向かって幅(横方向の長さ)が狭くなる形状であれば、如何なる形状であってもよい。以下、本実施の形態では、コンバイナ1が台形形状であるものとして説明する。
コンバイナ1の側辺には、車両前方からの光を遮蔽する不透過部11及び12が設けられる。本発明の一実施形態に係る車両用表示装置は、概略として、当該不透過部11及び12によるPoggendorff錯視(ポゲンドルフ錯視)を利用することにより、運転者の目Eから見た場合のコンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させることを特徴とする。
ここでPoggendorff錯視について概説する。Poggendorff錯視とは、斜線と、該斜線の一部を覆い隠す部分との関係に基づく錯視である。図2は、Poggendorff錯視の概要を説明するための図である。図2(A)は、斜線51a〜51cと、斜線を覆い隠す長方形52を図示している。図2(A)では、51aと51cとがつながっているように見える。すなわち51aの線分を延長すると51cの線分に重なるように見える。一方で51aと51bとはつながっていないように見える。図2(B)は、長方形52により覆い隠されていた斜線を図示した参考図である。図2(B)に示すように、51aと51bとがつながる。すなわち図2(A)の長方形52により線分の一部分を覆い隠すと、錯視が生じ、断続的なずれのある線分(斜線51a及び斜線51c)を、つながっているように見せることができる。当該錯視がPoggendorff錯視と呼ばれる。Poggendorff錯視は、斜線51aと長方形52の辺521とのなす角が90度未満である場合に生じる。斜線51aと長方形52の辺521とのなす角が小さい程、Poggendorff錯視の効果は大きい。また辺521と辺522との距離が大きい程、Poggendorff錯視の効果は大きい。
図3(A)は、本発明の一実施形態に係るコンバイナ1を正面から見た図である。上述したように本実施形態に係るコンバイナ1は台形形状であり、コンバイナ1の底辺(辺110)と側辺(辺111又は辺112)との内角αは鋭角(90度未満)である。不透過部11及び12は、コンバイナ1の側辺に沿って設けられている。好適には不透過部11の辺112は辺111と平行である。同様に好適には不透過部12の辺122は辺121と平行である。
そして例えば道路の停止線L1が見える場合、コンバイナ1を通さない領域では、ウインドシールド3を通して停止線L1が見える。一方、コンバイナ1を通して停止線L1が見える領域では、停止線が屈折されて見える結果、位置がずれた停止線L2となって見える。ここで不透過部11及び12により、停止線を含む車両前方は側辺近傍において覆い隠される。また停止線L1と不透過部11の辺111とのなす角、及び停止線L1と不透過部12の辺121とのなす角は、停止線L1が底辺110と平行であれば鋭角(角度α)である。そのため不透過部11及び12によってPoggendorff錯視が生じ、停止線L1及びL2は、つながっているように見える。あるいは仮に停止線L1及びL2のずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見えることになる。図3(B)は、コンバイナ1の不透過部11及び12が存在しない場合の参考図を示している。不透過部11及び12が存在しない場合、停止線L1及びL2は、コンバイナ1により屈折して、ずれて見える。
図4は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置を運転者側から見た場合の概略図である。図4に示すように、運転者は、ステアリングホイール5や、ボンネット7が見える他、車両外側の景色を見ることができる。図4ではコンバイナ1による表示情報は省略しているが、表示情報を表示した場合、コンバイナ1により車両前方の位置に表示器2の表示情報の虚像が結像され、運転者は当該虚像を見ることができる。またコンバイナ1は透明であるため、運転者は、当該虚像と同時に車両前方の景色を、コンバイナ1を通して視認可能である。さらに運転者は、コンバイナ1の外側においてコンバイナ1を通さずにウインドシールド3を通して車両前方の景色を見ることができる。図3(A)同様に、停止線L1及びL2は、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視により、運転者にはつながっているように、あるいは停止線L1及びL2のずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見えることになる。
図5は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置により表示する表示情報の例である。図5(A)及び図5(B)にそれぞれ示す表示情報14a及び14bは、距離情報を含む。図5(A)では700m先の左折に係る表示情報が表示されている。一方で、図5(B)では200m先の左折に係る表示情報が表示されている。本発明の一実施形態に係る車両用表示装置は、コンバイナ1の形状が台形形状であるため、コンバイナ1の上部の領域ほど表示領域が狭く、コンバイナ1の底辺に近い領域(コンバイナ1の下部の領域)ほど表示領域が広くなる。そこで、距離情報が小さい程、コンバイナ1の底辺に近い領域に表示するようにする。好適には、当該表示情報14bは、表示情報14aよりも大きく表示する。このように距離情報が小さい情報ほどコンバイナ1の底辺に近い領域に表示することで、運転者はコンバイナ1内の表示エリアに基づいて表示情報の距離情報を知得することができる。
(第1変形例)
図6に本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の変形例を示す。図6(A)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第1の変形例を示す図である。第1の変形例では、コンバイナ1aの側辺が直線ではなく曲線であることを特徴とする。この場合、不透過部11aの辺111a及び不透過部12aの辺121aは、コンバイナ1の側辺に沿った曲線とする。また好適には辺112aは、辺111aに平行な曲線とする。同様に好適には辺122aは、辺121aに平行な曲線とする。図6(A)に示すように、コンバイナの側辺を曲線とした場合も、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視の効果により、停止線L1及びL2は、つながっているように見える。あるいはずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見える。
図6に本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の変形例を示す。図6(A)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第1の変形例を示す図である。第1の変形例では、コンバイナ1aの側辺が直線ではなく曲線であることを特徴とする。この場合、不透過部11aの辺111a及び不透過部12aの辺121aは、コンバイナ1の側辺に沿った曲線とする。また好適には辺112aは、辺111aに平行な曲線とする。同様に好適には辺122aは、辺121aに平行な曲線とする。図6(A)に示すように、コンバイナの側辺を曲線とした場合も、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視の効果により、停止線L1及びL2は、つながっているように見える。あるいはずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見える。
(第2変形例)
図6(B)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第2の変形例を示す図である。第2の変形例では、コンバイナ1bが半円状であることを特徴とする。この場合、不透過部11b及び不透過部12bは、コンバイナ1bの円弧に沿った形状とする。図6(B)に示すように、コンバイナを半円状とした場合も、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視の効果により、停止線L1及びL2は、つながっているように見える。あるいはずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見える。
図6(B)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第2の変形例を示す図である。第2の変形例では、コンバイナ1bが半円状であることを特徴とする。この場合、不透過部11b及び不透過部12bは、コンバイナ1bの円弧に沿った形状とする。図6(B)に示すように、コンバイナを半円状とした場合も、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視の効果により、停止線L1及びL2は、つながっているように見える。あるいはずれが大きい場合であっても、当該ずれが減少して見える。
(第3変形例)
図6(C)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第3の変形例を示す図である。第3の変形例では、コンバイナ1cが五角形であることを特徴とする。この場合、不透過部11c及び不透過部12cに加えて、不透過部15及び16を設ける。図6Cに示すように、コンバイナを五角形にした場合、水平な線に加えて垂直な線に対しても、不透過部15及び16によるPoggendorff錯視の効果により、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを効果的に減少させることができる。そのため例えば図6Cのように道路標識があった場合、コンバイナ1cを通さずに見る道路標識S1と、コンバイナ1cを通して見る道路標識S2とのずれを減少させ、車両前方景色がより見やすく、かつ、より認識し易くなる。なお図6(C)では、コンバイナ1cの形状が五角形である例を示したがこれに限られず、六角形であってもよい。
図6(C)は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の第3の変形例を示す図である。第3の変形例では、コンバイナ1cが五角形であることを特徴とする。この場合、不透過部11c及び不透過部12cに加えて、不透過部15及び16を設ける。図6Cに示すように、コンバイナを五角形にした場合、水平な線に加えて垂直な線に対しても、不透過部15及び16によるPoggendorff錯視の効果により、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを効果的に減少させることができる。そのため例えば図6Cのように道路標識があった場合、コンバイナ1cを通さずに見る道路標識S1と、コンバイナ1cを通して見る道路標識S2とのずれを減少させ、車両前方景色がより見やすく、かつ、より認識し易くなる。なお図6(C)では、コンバイナ1cの形状が五角形である例を示したがこれに限られず、六角形であってもよい。
以上示したように、本発明の一実施形態によれば、不透過部11及び12によるPoggendorff錯視の効果により、コンバイナの外周縁部での断続的なずれを減少させて、車両前方景色がより見やすく、かつ、より認識し易くなる。
なお、コンバイナ1は透明の材料で形成されているとしたがこれに限られず、透光性の材料で形成されていればよい。
なお、コンバイナ1の底辺110と側辺111との内角と、底辺110と側辺121との内角とはいずれもαであり、すなわちコンバイナ1が等脚台形である例を示したがこれに限られず、これらの内角は同一でなくてもよい。
なお、Poggendorff錯視の効果は、コンバイナ1の底辺と側辺との内角αが小さい程、大きい。しかしながらαを小さくすると、コンバイナ1により表示情報を表示可能な領域が狭くなる。そこでαは、60度以上80度以下とすることが好ましい。このようにすることで、コンバイナ1の外周縁部での断続的なずれを減少させ、かつ、表示情報を表示するコンバイナ1上の領域を十分に確保することができる。また不透過部11及び12の幅(辺111及び辺112との距離、及び辺121及び辺122との距離)が大きいほどPoggendorff錯視の効果は大きい。しかしながら不透過部11及び12の幅が広いと、コンバイナ1により表示情報を表示可能な領域が狭くなってしまう。そのため、不透過部11及び12の幅も所定の幅未満とする。このようにすることで、コンバイナ1の外周縁部での断続的なずれを減少させ、かつ、表示情報を表示するコンバイナ1上の領域を十分に確保することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1、1a、1b、1c、100 コンバイナ
2 表示器
3、103 ウインドシールド
4、104 インストルメントパネル
4a 開口
5、105 ステアリングホイール
6、106 道路
7、107 ボンネット
11、11a、11b、11c 不透過部
12、12a、12b、12c 不透過部
14a 表示情報
14b 表示情報
15、16 不透過部
51a〜51c 斜線
52 長方形
110、111、112、121、122、521、522 辺
2 表示器
3、103 ウインドシールド
4、104 インストルメントパネル
4a 開口
5、105 ステアリングホイール
6、106 道路
7、107 ボンネット
11、11a、11b、11c 不透過部
12、12a、12b、12c 不透過部
14a 表示情報
14b 表示情報
15、16 不透過部
51a〜51c 斜線
52 長方形
110、111、112、121、122、521、522 辺
Claims (4)
- 表示情報を投影可能な表示器と、
該表示器で投影された表示情報を拡大反射して車両前方側に結像させ、該結像による虚像及び透過して視認可能な車両前方の景色を見せるコンバイナと、
を備えた車両用表示装置において、
前記コンバイナは底辺から上部に向かって幅が狭くなる形状であり、前記コンバイナの側辺に車両前方からの光を遮蔽する不透過部を設けたことを特徴とする車両用表示装置。 - 前記コンバイナは台形形状であることを特徴とする、請求項1に記載の車両用表示装置。
- 前記表示情報は距離情報を含み、前記表示器は、前記距離情報が小さい程、前記コンバイナの前記底辺に近い領域に前記表示情報を表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
- 前記コンバイナの前記底辺と前記側辺との内角が、60度以上80度以下であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
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