JP2015211258A - 現場記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔・高所など人が容易に入れない建屋内の記録対象物の録画データ及び測距データを取得し、組み合わせて3次元の図面データを生成可能な現場記録システムを提供する。【解決手段】本発明の現場記録システム10は、記録対象物を撮像可能な撮像部20と、前記記録対象物の寸法を測定可能な測距部30と、前記撮像部20及び前記測距部30を搭載してパン・チルト可能な雲台40と、前記雲台40を搭載して測定箇所において前記測定対象物を測定可能な領域まで伸縮可能な伸縮部50と、前記撮像部20と前記測距部30に接続して、録画データと測距データを合成して前記記録対象物の3次元の図面データを作成可能な制御部60と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、特に、遠隔・高所の建屋内など外部から視認できない現場の様子を記録できる現場記録システムに関する。
遠隔・高所など人が容易に立ち入ることができない建屋などの現場の様子をあらかじめ録画データとして記録することができれば、その後、建屋の補修メンテナンスなどの作業を効率良く管理することに役立てられる。
例えば、遠隔操作によりソーラーパネルの状態を管理する特許文献1に開示の管理方法は、ポールを伸長させてカメラを上昇させ、遠隔操作による雲台のパン・チルト調整で、カメラによるソーラーパネルの表面状態の赤外線画像と可視画像を表示して点検し、データを蓄積して管理している。
特開2012−222766号公報
前述の現場の様子をあらかじめ記録する場合、記録対象物の画像の他にも寸法などの測距データがわかれば、作業に必要な器具、道具等を選別する際に役立てることができる。
しかしながら、特許文献1に開示の管理方法は、撮像した赤外線画像と可視画像をPC画面上に表示して、データとして保存するのみであり、測距データを取得したり、何ら録画データを加工したりするものではない。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、遠隔・高所など人が容易に入れない建屋内の記録対象物の録画データ及び測距データを取得し、組み合わせて3次元の図面データを生成可能な現場記録システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、記録対象物を撮像可能な撮像部と、前記記録対象物の寸法を測定可能な測距部と、前記撮像部及び前記測距部を搭載してパン・チルト可能な雲台と、前記雲台を搭載して測定箇所において前記測定対象物を測定可能な領域まで伸縮可能な伸縮部と、前記撮像部と前記測距部に接続して、録画データと測距データを合成して前記記録対象物の3次元の図面データを作成可能な制御部と、を備えたことを特徴としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、前記制御部は、前記測距部の測距データに不明瞭な箇所があった場合に、前記不明瞭な箇所の前記測距部の測距データ又は前記撮像部の録画データの再取得を行って補正することを特徴とする。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、前記伸縮部は、前記雲台を地上から垂直方向に伸縮可能なポールを備えたことを特徴としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、前記伸縮部は、前記雲台を前記記録対象物の側面へ向けて水平方向に伸縮可能なポールと、前記ポールを任意の高さで吊り下げ可能な吊下部と、を備えたことを特徴としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、前記伸縮部は、前記雲台を前記記録対象物の側面へ向けて水平方向に伸縮可能なポールと、前記ポールを任意の高さで吊り下げ可能なクレーンと、を備えたことを特徴としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、前記伸縮部は、前記伸縮部を伸縮駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は、前記ポールの支持点を境に前記ポールの伸長側と反対側に配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、上記のように、録画データと測距データを組み合わせて3次元の図面データを生成可能な制御部を備えているので、現場内の様子を視認可能な3次元の図面データを容易に生成することができる。また、従来の3次元スキャナと比べて省スペース、軽量化を図りながら遠隔操作によって測定対象物に接近して、3次元データを取得することができる。
本発明によれば、上記のように、測距データの不明瞭な箇所があっても、再スキャン又は画像によって補正することにより、明確な3次元の図面データとなる3次元モデルを生成することができる。
本発明によれば、上記のように、建屋の下方から上方の内部空間に向けて垂直方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である高所の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
本発明によれば、上記のように、チェーンブロックなどの吊下部で吊り下げて、所定の高さの建屋の側面から建屋内の内部空間に向けて水平方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である高所の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
本発明によれば、上記のように、クレーンで吊下げて、所定の高さの建屋の側面から建屋内の内部空間に向けて水平方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である高所の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
本発明によれば、駆動手段をポールの支持点を境にポールの伸長側と反対側に配置しているので、撮像部及び測距部とのウェイトバランスを取ることができ、鉛直方向又は水平方向に伸長するポールを真っ直ぐ伸ばすことができる。
本発明の現場記録システムの構成概略図である。 現場記録システムの一部拡大図である。 3次元の図面データの説明図である。 本発明の現場記録システムを用いて3次元の図面データを生成する処理フローである。 変形例1の現場記録システムの構成概略図である。 変形例2の現場記録システムの構成概略図である。
本発明の現場記録システムの実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。本発明の現場記録システムの適用対象となる現場は、遠隔・高所かつ人が容易に入れない建屋内など、外部から視認できない内部空間を想定している。また、本明細書中の記録対象物とは、記録する建屋内などの内部空間及びその内部空間内に存在する設備機器などである。
[現場記録システム10]
図1は本発明の現場記録システムの構成概略図である。図2は現場記録システムの一部拡大図である。図示のように、本発明の現場記録システム10は、撮像部20と、測距部30と、雲台40と、伸縮部50と、制御部60を主な基本構成としている。
[撮像部20]
撮像部20は、記録対象物を撮像するものである。本発明の撮像部20は、第1撮像部22と第2撮像部24からなる。
第1撮像部22は、大容量の録画データを撮像することができる。第1撮像部22は、後述する制御部60となるPC(パーソナルコンピューター)に有線通信(LANケーブルなど)を介して接続し、録画データをPC内に保存することができる。また、第1撮像部22は、ズーム機能を有するカメラを全方位首振り機構に搭載した構成を採用している。このため、第1撮像部22は、カメラ本体を中心として全方位を撮像することができるとともに、全方位のズーム撮像を行うことができる。本発明の第1撮像部22は、一例として全方位首振りカメラを用いている。
第2撮像部24は、第1撮像部22よりも容量の小さい録画データを撮像可能であり、録画データをカメラ本体の記録媒体に保存することができる。第2撮像部24は、制御部60となるPCに無線通信を介して接続している。無線通信は、PCと有線を介して接続している無線アンテナを備えている。第2撮像部24は、無線アンテナに無線LANを介して送受信可能な構成を採用している。第2撮像部24は、カメラ本体にズーム機能を備えている。本発明の第2撮像部24は、一例として、ハンディカメラを用いている。
このような撮像部20は、第1撮像部22及び第2撮像部24、又は第1撮像部22及び第2撮像部24のいずれか一方を採用している。
[測距部30]
測距部30は、記録対象物の寸法を計測することができる。本発明の測距部30は、第1測距部32と第2測距部34からなる。
第1測距部32は、所定の間隔を開けた2つのカメラを直線上に並べたカメラ計測により寸法を計測できる。このような第1測距部32は、記録対象物の材質を問わず計測することができる。本発明の第1測距部32は、一例として、ステレオカメラを用いている。
第2測距部34は、記録対象物にレーザを照射するレーザ計測により寸法を計測できる。このような第2測距部34は、奥行き方向の計測精度が第1測距部32と比べて高い。本発明の第2計測部34は、一例として、3次元スキャナを用いることができる。
このような測距部30は、第1測距部32及び第2測距部34、又は第1測距部32及び第2測距部34のいずれか一方を採用している。
[雲台40]
雲台40は、前述の撮像部20と測距部30を搭載可能とし、全方位首振り可能な構成としている。このとき、撮像部20及び測距部30は、いずれも撮像方向及び測距方向が同一方向となるように設置している。また、雲台40は後述する制御部60と有線通信を介して接続し、制御部60からのパン・チルトの制御信号を受信可能な構成を採用している。このような構成の雲台40は、各カメラを記録対象物に応じてパン・チルトさせることができる。本実施形態の雲台40は、長尺な第1測距部32となるステレオカメラの上面に、第1及び第2撮像部22,24となる全方位首振りカメラ及びハンディカメラと、第2測距部34となる3次元スキャナを搭載した小型化の形態を採用している。
なお、雲台40には、後述する伸縮部50の伸縮方向へ向けてレーザを照射可能な赤外線センサー56を搭載することができる。この赤外線センサー56の検出値は、後述の制御部60に入力され、制御部60では挿入方向に干渉物が存在するか否かを判断できる。
[伸縮部50]
伸縮部50は、伸縮可能なテレスコピック状の形態を採用している。伸縮部50は、先端が撮像部20及び測距部30を搭載した雲台40に接続している。また伸縮部50は、油圧、空気圧などの駆動手段54を備えて伸縮可能とし、後述する制御部60と有線回線を介して接続し、制御部60からの伸縮の制御信号を受信可能な形態を採用している。駆動手段54は、伸縮部50と脚部58が交差する支持点59より下部に配置され、撮像部20及び測距部30とのウェイトバランスを取る役割を果たす。本発明の伸縮部50は、一例として、長手方向に沿って伸縮可能なポール52を用いることができる。また、ポール52の先端にフレキシブルな継手(アタッチメント)を取り付け、その継手の上に雲台40を設置する形態を採用することもできる。これにより、ポール52が伸長する方向に障害物が存在する場合に、フレキシブルな継手で雲台40の位置を変化させ干渉物との接触を回避させることができる。また、ポール52は作業者の手作業により、伸縮動作させるようにすることもできる。
[制御部60]
制御部60は、撮像部20と電気的に接続して、録画データを生成するための制御信号を発信するとともに、録画データを入力可能に構成している。また、制御部60は、測距部30と電気的に接続して、測距データを生成するための制御信号を発信するとともに、測距データを入力可能に構成している。この他、制御部60は、雲台40と電気的に接続して、雲台40のパン・チルトの制御信号を発信可能としている。また、伸縮部50と電気的に接続して、ポール52の伸縮の制御信号を発信可能としている。
本発明の制御部60は、入力された録画データと測距データを組み合わせて記録対象物の3次元の図面データとなる3次元モデルを生成して表示・記録するPC(パーソナルコンピューター)である。図3は3次元の図面データの説明図である。本発明の制御部60には、撮像部20の録画データと、測距部30の測距データが入力される。録画データは、測定対象物のカラー画像で表示可能なデータである。なお、測距部30の第1測距部32のステレオカメラで撮影した映像から3次元の点群データを取得する手段としては、例えば、市販の3次元計測用ソフトウェアを用いることができる。測距データは、測定対象物を点群の集まりで表示可能なデータである。制御部60は、まず、同一の記録対象物の録画データと測距データの照合を行う。そして、測距データのうち3次元モデルを生成するうえで不明瞭な箇所、換言すると作業者が作業対象として必要な箇所に不明瞭な箇所が存在する場合には、その不明瞭な箇所に対して、測距部30の再スキャンを行って明瞭な測距データを再取得する。このとき、再スキャンが困難な場合には、撮像部20により不明瞭な箇所をズームなどして明瞭な写真又はスケッチなどの録画データを再取得する。次に、再取得した録画データ及び測距データで不明瞭な箇所を補正して得られた明瞭な録画データ及び測距データを用いて3次元の図面データとなる3次元モデルを生成する。
本実施形態の3次元の図面データは、測距データ(雲台40の角度データを含む)と、録画データと、スケッチにより生成できる。
[作用]
上記構成による本発明の現場記録システム10の作用について、以下説明する。図4は本発明の現場記録システムを用いて3次元の図面データを生成する処理フローである。
現場記録システム10の制御部60から伸縮部50へポール52を伸長する制御信号が発信される。伸縮部50のポール52が建屋の下方から上方へ伸長して、先端の雲台40が建屋内の内部空間へ挿入される(ステップ1)。
雲台40を内部空間へ挿入する際、雲台40のパン・チルトを調整して、雲台40に搭載した撮像部20を挿入方向に向けて撮像する。撮像部20の録画データが制御部60に入力されると、録画データに基づいて、雲台40の挿入方向に干渉物が存在するか否か(干渉物の有無)を判断する。または、雲台40に搭載されて挿入方向へ向けてレーザを照射可能な赤外線センサー56の検出値が制御部60に入力されて、挿入方向に干渉物が存在するか否かを判断する(ステップ2)。干渉物が存在して、内部空間に雲台40を挿入できない場合には、挿入箇所を変えて再度ステップ1の挿入操作を行う。
雲台40が干渉物に接触せずに内部空間に挿入されると、制御部60から雲台40へ搭載した測距部30を測定対象物に向ける制御信号を発信し、雲台40でパン・チルトしながら測距部30による測定対象物のスキャンを行い、記録対象物の寸法を測定した測距データを取得する(ステップ3)。
その結果、制御部60へ録画データと測距データが入力される。制御部60では、まず、同一の記録対象物の録画データと測距データの照合が行われる(ステップ4)。
ステップ4の照合の結果、測距データの一部に3次元モデルを生成するうえで不明瞭な箇所、換言すると作業者が作業対象として必要な箇所に不明瞭な箇所が存在するか否かの判断が行われる(ステップ5)。
そして、その不明瞭な箇所が再スキャン可能な箇所であるか否かの判断が行われる(ステップ6)。
再スキャンが可能な箇所である場合には、雲台40でパン・チルトしながら測距部30による測定対象物の再スキャンが行われる(ステップ7)。
一方、再スキャンが困難な箇所である場合には、撮像部20により、不明瞭な箇所をズームなどして明瞭な写真又はスケッチなどの録画データを再取得する(ステップ8)。
制御部60は、再取得した録画データ及び測距データで不明瞭な箇所を補正して得られた明瞭な録画データ及び測距データを用いて3次元の図面データを生成する(ステップ9)。
このような本発明の現場記録システムによれば、録画データと測距データを組み合わせて3次元の図面データを生成可能な制御部を備えているので、現場内の様子を視認可能な3次元の図面データを容易に生成することができる。
また、建屋の下方から上方の内部空間に向けて垂直方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である人が入れない遠隔・高所な建屋の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
[変形例1]
図1に示す現場記録システム10の伸縮部50は、建屋の下方から上方の内部空間へ向けて垂直方向に伸長させて、高所の内部空間を記録する場合に適した構成である。変形例1の現場記録システム10Aは、地上から所定高さの建屋の側面に形成された開口部から内部へ向けて水平方向に伸長する伸縮部50Aを用いた構成を採用している。図5は変形例1の現場記録システムの構成概略図である。
[伸縮部50A]
変形例1の伸縮部50Aは、第1吊下部70と、旋回制御部72と、発電機74、ポール52と、第2吊下部80と、監視カメラ82と、無線機84と、その駆動手段86と、コントローラ88を主な基本構成としている。
第1吊下部70は、建屋内又は外部の構造物の梁に取り付けて、長手方向が水平方向にとなるように配置したポール52を任意の高さで吊り下げ可能なチェーンブロック、ホイストなどである。このような構成の第1吊下部70は、ポール52を地上から吊り上げて、記録対象物の側面の所定の高さ位置まで移動させることができる。第1吊下部70は、コントローラ88に接続し、コントローラ88からのポール52の移動及び昇降を行う制御信号を受信可能な構成としている。
第1吊下部70は、下部に旋回制御部72を備えている。旋回制御部72は、ジャイロセンサ、回転機構(不図示)を備えて第1吊下部70の動きや風による慣性力によって旋回する吊荷の旋回を打ち消す方向に駆動制御するものである。
発電機74は、第1吊下部70と、旋回制御部72と、第2吊下部80と、監視カメラ82と、コントローラ88などに電力を供給するものである。
ポール52は、水平方向に伸縮可能とし、雲台40を建屋の側面に形成された開口部から建屋内の内部空間に向けて移動させることができる。ポール52は、図1中のポール52と同様に、伸縮可能なテレスコピック状の形態を採用し、長手方向が水平方向となるように第1吊下部70にワイヤーなどにより取り付けている。そしてポール52の先端には雲台40が取り付けられている。雲台40には撮像部20及び測距部30が取り付けられている。また、雲台40は、ポール52の先端と着脱可能に取り付けられている。
ポール52は、第1吊下部70で吊り下げる本体に、第2吊下部80と、監視カメラ82と、無線機84と、駆動手段86と、コントローラ88を設けている。駆動手段86は、装置吊り上げの支持点59に対してポール52の伸長方向と反対側に配置することで、カウンターウェイトの役目を果たして装置の重量バランスを保つ効果がある。
第2吊下部80は、ワイヤー及び自動巻き取りリールの形態であり、ポール52の長手方向に沿って取り付けたワイヤーの先端が、撮像部20及び測距部30を備えた雲台40に接続している。第2吊下部80は、コントローラ88に接続して、コントローラ88から発信されたワイヤー伸縮の制御信号を受信可能な構成としている。このような構成の第2吊下部80は、ポール52の先端に着脱可能に取り付けた雲台40に接続するワイヤーをリールから伸長させると、雲台40をポール52の先端から吊り下げながら、内部空間の床面まで移動させることができる。
監視カメラ82は、上部の第1吊下部70及び旋回制御部72を撮像可能なカメラである。監視カメラ82は、撮像データを無線機84を介して制御部60へ送信可能とし、作業者が制御部60の画面に表示された監視カメラ82の映像を見ながら、第1吊下部70の移動及び昇降時に周囲の干渉物を回避しながら作業を行うことができる。
無線機84は、コントローラ88と制御部60との間のデータの送受信を行うものである。
ポール52の駆動手段86は、ポール52の伸縮側と反対側に取り付けて、ポール52の伸長方向と反対側に進退移動するなどして、ポール52が伸長する際の水平バランスを調整する錘の機能を果たす。
コントローラ88は、第1吊下部70と、旋回制御部72と、第2吊下部80と、駆動手段86と電気的に接続している。コントローラ88は、第1吊下部70へポール52の移動及び昇降を制御する信号、旋回制御部72へポール52の旋回を制御する信号、第2吊下部80へ雲台40を昇降する信号、ポール52へ伸縮する信号、駆動手段86へポール52の伸縮動作及びそれに伴う水平バランスを調整する信号を送信可能としている。また、コントローラ88は制御部60と無線機84を介して接続し、制御部60からの制御信号を受信可能としている。
撮像部20、測距部30、雲台40の構成は、図1に示す構成と基本的に同一であり、無線機84を介して制御部60からの制御信号を受信し、取得した映像又は測距データを送信可能としている。また、支持点59を境にポール52の伸長方向と反対側にポール52の駆動手段86を配置する構成も図1を基本的に同じである。
[作用]
上記構成による変形例1の現場記録システム10Aの作用について、以下説明する。
第1吊下部70により、ポール52を吊り上げて、記録対象物の側面の所定の高さ位置に設けられた開口部まで移動させる。
次に、現場記録システム10Aの制御部60からコントローラ88へポール52を水平方向に伸長する制御信号が発信される。このとき第2吊下部80のワイヤーは、リールからの送り出しを自由にしている。ポール52が開口部から水平方向に伸長して、先端の雲台40が建屋内の内部空間へ挿入される。この際、駆動手段86の移動によりポール52の水平バランスの調整が行われる。
雲台40を内部空間へ挿入する際、雲台40のパン・チルトを調整して、雲台40に搭載した撮像部20を挿入方向に向けて撮像する。撮像部20の録画データが制御部60に入力されて、録画データに基づいて、雲台40の挿入方向に干渉物が存在するか否か(干渉物の有無)を判断する。または、雲台40に搭載されて挿入方向へ向けてレーザを照射可能な赤外線センサー56の検出値が制御部60に入力されて、挿入方向に干渉物が存在するか否かを判断する。干渉物が存在して、内部空間に雲台40を挿入できない場合には、挿入箇所を変えて再度挿入操作を行う。
雲台40が内部空間に挿入された後、現場の状況に応じて吊下げ移動が可能な場合、制御部60から発信されたワイヤー52を伸長させる制御信号が第2吊下部80に入力されると、ポール52の先端に着脱可能に取り付けた雲台40がポール52の先端から吊り下げられながら、内部空間の床面まで移動させることができる。
その後は、図4に示すステップ3〜ステップ9と同様の操作を行い、3次元の図面データを生成することができる。
このような変形例1の現場記録システム10Aによれば、チェーンブロックで吊り下げて、所定の高さの建屋の側面に設けた開口部から建屋内の内部空間に向けて水平方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である高所の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
[変形例2]
変形例2の現場記録システム10Bは、変形例1の現場記録システム10Aと同様に、撮像部20及び測距部30を搭載した雲台40を建屋の側面に設けた開口部から挿入可能な構成を採用している。
図6は変形例2の現場記録システムの構成概略図である。
[伸縮部50B]
伸縮部50Bは、クレーン90と、旋回制御部72と、発電機74、ポール52と、第2吊下部80と、監視カメラ82と、無線機84と、ポール52の駆動手段86と、コントローラ88を主な基本構成としている。クレーン90は、変形例1の第1吊下部70よりも高所の建屋の側面に設けられた開口部からポール52を挿入することができるものであり、本実施形態では、一例としてクレーン車を用いることができる。
その他の構成は、変形例1の現場記録システム10Aに示す構成と同一である。
このような構成の変形例2の現場記録システム10Bによれば、変形例1の現場記録システム10Aと同様に、所定の高さの建屋の側面に設けた開口部から建屋内の内部空間に向けて水平方向に伸長するポールを備えているので、測定対象である高所の内部空間に撮像部と測距部を接近させて3次元の図面データを容易に生成することができる。
本発明の現場記録システムは、遠隔・高所のほかにも、線量が高いなど人が容易に入れない箇所の内部空間の様子を認識する場合に、特に有用である。
10,10A,10B………現場記録システム、20………撮像部、22………第1撮像部、24………第2撮像部、30………測距部、32………第1測距部、34………第2測距部、40………雲台、50,50A,50B………伸縮部、52………ポール、54………駆動手段、56………赤外線センサー、58………脚部、59………支持点、60………制御部、70………、第1吊下部、72………旋回制御部、74………発電機、80………第2吊下部、82………監視カメラ、84………無線機、86………駆動手段、88………コントローラ。

Claims (6)

  1. 記録対象物を撮像可能な撮像部と、
    前記記録対象物の寸法を測定可能な測距部と、
    前記撮像部及び前記測距部を搭載してパン・チルト可能な雲台と、
    前記雲台を搭載して測定箇所において前記測定対象物を測定可能な領域まで伸縮可能な伸縮部と、
    前記撮像部と前記測距部に接続して、録画データと測距データを合成して前記記録対象物の3次元の図面データを作成可能な制御部と、
    を備えたことを特徴とする現場記録システム。
  2. 前記制御部は、前記測距部の測距データに不明瞭な箇所があった場合に、前記不明瞭な箇所の前記測距部の測距データ又は前記撮像部の録画データの再取得を行って補正することを特徴とする請求項1に記載の現場記録システム。
  3. 前記伸縮部は、
    前記雲台を地上から垂直方向に伸縮可能なポールを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現場記録システム。
  4. 前記伸縮部は、
    前記雲台を前記記録対象物の側面へ向けて水平方向に伸縮可能なポールと、
    前記ポールを任意の高さで吊り下げ可能な吊下部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現場記録システム。
  5. 前記伸縮部は、
    前記雲台を前記記録対象物の側面へ向けて水平方向に伸縮可能なポールと、
    前記ポール52を任意の高さで吊り下げ可能なクレーンと、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現場記録システム。
  6. 前記伸縮部は、前記伸縮部を伸縮駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、前記ポールの支持点を境に前記ポールの伸長側と反対側に配置されたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の現場記録システム。
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